ラスト大陸を治める3つの国、ノーザリア帝国、ファイアランド五王国、エルダーグラン同盟。ある日、北方に位置するノーザリア帝国は大陸の統一を志し、ファイアランド、エルダーグランに戦争を仕掛けた。それを機に三国はお互いに戦争へ突入。ラスト大陸をの覇権を巡る最後の戦いが始まろうとしていた。
この物語は、ノーザリア帝国に住む二人の少女が戦争で大活躍する話………ではなく、ノーザリアの片隅で魔法の生地を作ろうとする、そんな物語である。
この作品はpixivでarohaJ氏が開催しているユーザー企画「pixivファンタジア」の記念すべき10回目、「pixivファンタジア Last Saga」のために投稿していた「流浪の裁縫師」を転載したものです。詳細についてはページ末を参照してください。
リンク先にはpixivへのリンクが含まれています。なお、小説の章分けは各章開始時の戦況に合わせるため、連載当時とは異なっています。(連載当時は2章開始後に投稿したが、作品の時系列が1章終盤の場合、ここでは1章終盤に分類している)
約6万0000文字、読了目安120分。(外伝除く)
この作品はpixivでarohaJ氏が開催しているユーザー企画「pixivファンタジア」の記念すべき10回目、「pixivファンタジア Last Saga」のために投稿していた「流浪の裁縫師」を転載したものです。
「pixivファンタジア」は多くの人が参加する企画であり、参加者間の交流(キャラクター同士の絡み、他の参加者が作った道具や物語の導入など)が活発に行われています。2か月にわたって開催されるイベントでは、その時々、場面で「流行」や「雰囲気」といったものが生み出され、作品は多かれ少なかれそれらの影響を受けます。
また、企画そのものは全4章とエピローグで構成されており、各章の始めと終わりに戦線の状況が提示され、企画の参加者はキャラクターの行動を決定しています(参加する戦線、立ち回りなど)。
以上のことから、「流浪の裁縫師」を単独の作品として取り扱うことは難しく、このサイトに掲載した範囲だけでは当時のニュアンスが伝わらない部分も多々あると思います。できるだけ当時の流れを再現しつつ、参考にした作品にはリンクを行うなどしてわかりやすく表現したつもりですが、以上のことを前提にした上でお読みいただければ幸いです。もしあなたがイラストや小説を書くならば、こんどは戦場で相対しましょう(笑)。
pixivファンタジアへの参加は、最後に小説を書いたのが2013年と6年のブランクがあることから、新作を執筆するに当たってリハビリをしておきたいという思いもあって参加していました。そのため、小説としての体をなしていない部分も見受けられるかもしれませんが、リハビリファンタジアだとおもって見守っていただければと思います。