性別 | 女 |
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年齢 | 19歳(大学2年生) |
誕生日 | - |
身長 | 145cm |
体重 | - |
3サイズ | 小さい |
血液型 | - |
性格 | 探究心にあふれる |
職業 | 学生 |
趣味 | 研究、探求、お酒(18歳から飲める国という設定) |
一人称 | 私 |
本作の主人公。人族。ノーザリア出身。アイスブランド大学、客員研究生(二年生)。
凡庸な家柄出身だが、首都アイスブランドの片隅にある職業専門学校(裁縫)を首席で卒業した実力者。裁縫、裁断、紡織など広い範囲をそつなくこなすが、織物を専門にしている。
主席卒業が示す通り、技術は高いが偏屈な部分もあり、首席卒業者に贈られる開業資金を元手に、アイスブランド大学の客員研究生として織物による魔法の発動や対抗魔法の研究をしている。ただし、自身に魔法を扱う能力はない。
ノーザリア帝国内にいると魔法に接する機会が少ないなら魔法がある国のそばに行けばいいじゃないと、客員研究生となると同時に帝都ではなくグレイベア城に居を構え、エルダーグランの魔法研究施設である魔法院への潜入を試みている。
色白、緩く波打ったセミロング(肩を超える程度)、瞳の色はコバルトブルー。
空色のワンピース風のコート(雪色のインナーの上に重ね着している)にロングブーツ。コートの内側ファーで満たされており、裾や袖から折り返されたファーが見える。
「視界は霧で遮られる。多分匂いもそう。羅針盤も狂う。これはもうお手上げねー」
「さすがクイナ。でも間違ってたときは貴方を差し出して逃げるわ」
「味方のアイスドラゴンで永久凍結もあるかも!」
「さ、クイナ、屋台を引っ張るわよ」
「布きれ一枚で本当にあれに対抗できるものが作れるのかな…」
「間違いなく、パイプだね」
性別 | 女 |
---|---|
年齢 | 16歳 |
誕生日 | - |
身長 | 165cm |
体重 | - |
3サイズ | まあまあ |
血液型 | - |
性格 | 活発、内気 |
職業 | 剣士(ベルガー流)、旅人 |
趣味 | - |
一人称 | 私 |
本作の主人公。獣族と人族のクォーター(1:3)。ファイアランド(ローレルランド王国)出身。ベルガー流の剣士。
ベルガー家は獣族の中でも剣士としてそれなりに有名な家柄だが、あるとき人族と結婚するものが現れ(クイナの祖父)、クイナの一族はベルガー家の片隅に追いやられる。クイナはその孫にあたる。
ベルガー家では相応の歳になったら一人旅を行い、名を馳せて戻ることで一人前と認められるシステムを取っている。クイナも一族の長より旅を命じられ、一人旅を始める。しかし、クイナの旅はクイナの一家を追い出すための方便であり、他の一族のような各町でのサポートは受けられず、本当の意味での一人旅となっている。
旅の途中、竜尾山脈の麓で魔物と戦闘になり、大けがを負う。なんとか追い返すことに成功するが、傷は深く、出血も多いため、これが最後とあきらめかけたところにサーヤが差し掛かり、治療を施される。食料も分けてもらい、歩けるようになるまで数日一緒に過ごしてくれたことに恩義を感じ、サーヤの護衛を務めるといいはり、従者となる。
護衛を名乗り出た際、サーヤの性格上、「でもあなた、負けたんでしょ?」と真正面から言われたのはここに付記しておく。クイナとサーヤはこうして出会い、サーヤの目的地であるグレイベア城に行き、二人で住むことになる。
クイナ自身はその出自をあきらめており、仮に名を上げても旅から戻るつもりもなく、どこかで死んだらそれまでだと思っている。そういったこともあり国への帰属意識も薄く、サーヤとの旅が長くなった今では、ノーザリアに帰属したと思っている。
聴覚および嗅覚が鋭いが、人間よりも鋭いというレベルであって、獣族のそれには達していない。一時的に身体能力を限界まで高めるベルガー家の秘技、ビーストは使えない。
剣士としての腕は高い。家柄もあり直接の指導は受けることはなかったが、見よう見まねで覚えたため、ベルガー流の豪快な剣筋とも少し違う、クイナ自身の身体能力に合わせた剣となっている。一族の中ではこれを評価するものも居るが、表には出していない。
犬耳、ショートボブ。肌は獣人の傾向が強く出ており、顔も腕も肌と毛の境目が曖昧。毛の色は黄金色。本家ベルガー流とは違い、装備は軽装で機動力重視。金属は胸当てや間接部を保護する程度。
「サーヤ。いい匂いしない?」
「そう…としか言い様がないですね…。ファイアランドにも『砲』と呼ばれる武器がありますが、今のは飛翔体が弧を描く砲とは違い、まっすぐに地面に向かって飛翔し、切り裂いたかのように見えます」
「ノーザリアの方々は、あれをスライスして食べるって聞いたことが…」
「わかりました。私もそれとなく聞くことにしましょう。問題は私の出自がばれると面倒なのですが…」
「サーヤ、ご飯ですよ」
ノーザリア帝国が成立する前から存在するガロック裁縫店の8代目。ガロック裁縫店は初の女性当主。クールモリアの2番街の仕立屋といえばこのお店。7代目の頃はオスカー提督の父も良く利用していた。
サーヤとは裁縫学校の同級生にして次席。主席であるサーヤの事を内心では尊敬していたが、魔法使いでもないのに魔法の研究をしようとしているサーヤにたいする周囲の視線は奇異のそれであり、それに流される形でサーヤを疎める側に回ってしまったことを後悔している。