- ガーターベルト [garter belt] 【名詞】
- ストッキングのうち、膝上から太ももまでの長さを持っているもの。特にガーターベルトを使って留めるものを「ガーターストッキング」と呼ぶ。腰まで覆わないため、夏場での蒸れが少なく、ショーツの着脱が容易である。
また、パンティーストッキングの欠点とガーターストッキングの欠点を補った「ノン・ガーターストッキング」と呼ばれるものがある。これはガーターベルトを必要としないガーターストッキングである。
- ガーターストッキング [garter stocking] 【名詞】
-
- ガーターベルト用ストッキングをぶら下げるために腰に取り付けるベルト。押さえるものはガーターリングと呼ばれる。
アジャスターやゴムなどで伸縮性を持たせたベルト(ガーターベルト)から(基本的に)4本のクリップが付いた紐を垂らしたもの。これを腰に装着し、垂らしたクリップの先にストッキングの上部を挟み込む。
- 広義の意味で、「ガーターベルト」と「ガーターベルト用ストッキング」を用いたスタイルのこと。一般的には性的衝動を駆り立てるインナーとして認識されているが、パンティーストッキングよりも歴史は古いうえに、ウエストからヒップにかけての蒸れが無く、夏場に重宝するインナーである。また、股下部分に縫い目がないためごろつきがないのも特徴。
パンティーストッキングは比較的新しいストッキングで、親がガーターベルト世代の場合、今日でも、子供にガーターベルトを勧めるという傾向があるため、極一部ではあるが、中高大学生の生徒や学生でも使用しているという事例がある。
基本的にはタンガー(Tバック)と組み合わせるが、普通のショーツと組み合わせても問題はない。場面に応じた組み合わせを用いるといい。
ガーターベルトとショーツ、どちらを上に着るかというのは、ガーターベルト関連では必ず議論になる事柄の一つである。結論を先に書けば、「解無し/どちらでもよい」である。こういった議論ではショーツをしたにするのが正解であると言う主張をする人が居るが、これは正解でも不正解でもない。「正解である」という他方を不正解と見なす主張その物は不正解である。
ガーターベルトとショーツの視覚的バランスはショーツをしたにした方がよりよいとされている。そのため、ファッション雑誌や通販カタログ、コスプレではショーツが下でガーターベルトを上に着用している場合が多い。
しかし、実用面ではショーツを上に穿いた方がよい。ショーツを下にしていた場合、トイレに行くたびにクリップを外し、ショーツを脱がなければならないが、ショーツを上に穿いている場合はショーツを下ろすだけで準備が終わる。パンティーストッキング独特の「蒸れ」や「股下部のずれ」、「はき直しの煩わしさ」といった機能的欠点を避けるためにガーターストッキングを選んでいる場合、ショーツを上に穿く事による利点をより得られる。
ガーターベルトとショーツは視覚と機能、どちらを優先するかで着こなしが変わるため、故に「解無し/どちらでもよい」という結論になる。
風俗店のスナップ写真の場合、ショーツを脱ぐことはありませんよ、と言う暗示のためにショーツを下にして穿いているという部分もある。
音瀬紗は中学校時代から使用している。これは先に挙げた「親がガーターベルト世代」という影響である。
楓 (かえで)【固有人名】
「良縁結ぶは恋ならず」に登場する女性キャラクター。作中に登場する京姫神社に巫女として奉仕している。同作のメインヒロインで、作中の出来事のほとんどは彼女の視点で語られている。一人称視点のため、外見に対する描写はほとんどないが、髪をまとめる描写があることから黒髪ロングの巫女さんを想像すればおおむね正解と思われる。
メインヒロインとしては苗字が設定されていない珍しいキャラクター。その理由は出自によるものだがネタバレとなるため用語集での言及は避ける。
激しく行動しても一切巫女装束を崩すこと無く着こなし、神主に一目を置かれている一方で、整理整頓が苦手という側面もある。しかし境内の掃除は得意であり、スペックに偏りがある。普段着は巫女装束と言っても差し支えが無く、買い物に行く際も巫女装束のままで買い物に行く。馬乗り袴を着ていたら自転車にも乗りそうな勢いである(作中は行灯袴)。
一人称は「私」。
登場作品(強調は主役級の役として登場している作品)
- かつはな [かつはな]
-
- 【単位】
トンカツチェーン店、かつはな亭(後述)をごちそうになる回数を示した単位。2009年に鈴響が後輩のパソコンを修理・復旧した時に思いついた単位である。「1かつはな」は1回かつはな亭でおごれを意味する。
- 【固有名詞・略称】
トンカツチェーン店、かつはな亭を省略した言い方。
- かつはな亭 [かつはな-てい]【固有名詞】
-
- 群馬県に本店を置くチェーン展開をするトンカツ専門店。他のトンカツ専門店と同様、ご飯、キャベツ、豚汁のおかわりが自由である(豚汁なのは群馬県を意識しているか)。
- 薫 [かおる]
- 新潟市を中心に開かれる、日本海側最大のオールジャンル同人誌展示即売会。初回は1983年で、以後20年以上に渡り開催されている。2ヶ月に一度程度のペースで行われ、来場者数は多いときで1万人を突破する。
同イベントの主催は、「コミティアin新潟」も開催している。
- 神 [かみ]
-
- その行動が神の領域に達した人、誰にも出来ない発言や発想をした人に贈られる賛辞の証し。尊称。勇者の上。
- 同人作家が原稿を執筆していると稀に訪れる革命的なアイディアや、圧倒的な執筆速度をもたらす謎の力。人ならざるもの。
その力によってもたらされるものは先に挙げた二つの他にも、不眠不休で活動できる体力、何事にも動じずに原稿を書き進める肝などがある。
その様は神が乗り移ったかのように見えるため、一般的に現象全体を指して「神降臨」と呼ばれる。
- 慣性の法則 [かんせいのほうそく]【名詞】
-
- 【名詞】
ニュートンの運動の第一法則。物体は外力をうけない限り、静止、または等加速度の状態を保ち続ける、というもの。
- 【接続語】
文章などを書き終えた後、今まで文章を書いていた惰性で無駄な文を付け加えるときに使う。
例: 慣性の法則に基づいて書いておきますが
- 神薙雨音 [かんなぎ-れいん]【固有名詞・人名】
- 既に解散したサークル、「雪解け水」の一番新しいメンバーで、所属は「運転手」。
小説も手がけるが、基本的には絵を中心に活動している。キャラを描くより服を考えている方が好きとは、本人の談。
- 管理人ルームファイト [かんりにん-るーむふぁいと]【固有名詞】
- ドキドキ上海日記 を発端に起こったサイトの管理人の部屋を晒す企画。汚れていれば汚れているほどいいらしい。鈴響雪冬も2004年7月1日の参戦予告から8日目の 2004年7月9日
に自分の部屋を晒す。
|参照| 2004年7月9日の日記
- ガタケット [がたけっと]【固有名詞】
-
- 【固有名詞・人名】
参照: 一之瀬薫
- 【固有名詞】
小説「光になりたい」に登場する人物田村由梨絵と行動を共にする、彼女にとって一匹目の盲導犬の名前。性別はメス。品種はラブラドルレトリーバー、毛色はライトブラウン。やや大型で活発な性格。
2006年3月18日、鈴響雪冬はひょんな事から「薫×由梨絵」というカップリングを思いついてしまう。なお、由梨絵の誘い受け。
- 【固有名詞・人名】
参照: 遼風薫
- 擬娘化 “ぎこ-か” 【名詞】
- 人や物を女の子にしてしまうこと。物を擬娘化した場合はビジュアル的な擬人法ともいえる。擬人化との違いは、性別指定と年齢の大まかな指定があること。“娘”となっているので、女性限定で多少なりとも年齢は低めとなる。独特のセンスが問われるため、得意な人とそうでないひとに二極化する。
- 奇跡の谷間 [きせき-の-たにま]
- 現在進行中の事案、または、やらなければいけない事案があるのにもかかわらず、内的・外的要因によってその作業を進行できない状態に突如陥ること。故意に生まれるのではなく、何らかのきっかけによって生じる一時的な時間の隙間。
その性質上、暇とは意味が異なる。
何も作業をしていない(ように見える)だけで暇といわれる事に業を煮やした詩唄い、霜月炎丸、結城あきら、鈴響雪冬の四人は、全く何もすることがないことを意味する「暇」という言葉とは別に、やる事があるのにもかかわらず生じてしまった空白の時間を意味する言葉として、「奇跡の谷間」という言葉を、2006年3月19日に定義した。
- 希望風 [きせつふう]【固有組織】
-
-
結成 |
2004年*月*日 |
解散 |
- |
即売会参加圏 |
青森、東京 |
活動分野 |
一次創作 |
作品分類 |
小説 |
青森県を拠点に活動を展開する同人サークルで、公認の冠は「作家連合」。活動ジャンルは「創作文芸」、または「創作一般」。
作家連合とあるとおり、普段は個人で活動している人達が、コミケなどの大規模イベントで相互扶助する形で一つのサークルとして参加している。創作系同人誌は一人で活動すると色々な面で弱くなりがちである。そこで、それら創作をメインにしている作家達が集まり、団体名でスペースを取ることにより、一人ひとりの負担を軽減したり、他のメンバーの作品にも触れて貰える機会を増やというのが主な目的。
現在のメンバーは、詩唄い、鈴響雪冬、結城あきらの三人。
サイト内で使用した場合、現在はこちらの意味であることが多い。特別に区別する場合「作家連合希望風」と表記する。
-
結成 |
2002年9月1日 |
解散 |
2004年*月*日 |
即売会参加圏 |
青森 |
活動分野 |
二次創作中心 |
作品分類 |
小説・絵 |
青森県で活動をしていた同人サークル。美少女ゲームの二次創作や創作文芸で活動をしていた。基本的に、詩唄い、結城明、夢司悠希の三人で構成され、時期によってメンバー数が大きく前後した。
前者の意味とは「サークル希望風」と表記することで区別する。
- 着物私服化計画 [きもの-しふくか-けいかく]【固有名詞】
- 2004年の夏頃に勃発した企画。趣旨は、日本の伝統衣装である“着物”を普段着にしてしまおうというもの。何のひねりもないそのままの企画。2009年現在は中断中。
もちろん伝統をそのまま再現するのではなく、現代の世の中の動きにあわせてアレンジしていく。『そもそも、昔からそのような流れで伝統は築かれてきた。だからこそ、多少なりともアレンジするのは普通なことであって、伝統を怖そうとしている訳ではない』、というのが鈴響雪冬の考え方の根底にある。
現在では練習も兼ね、浴衣から始めている。夏の部屋着として使っているが、宅配便のお姉さんにほめられたことがちょっとした夏の思い出。
- 擬人化 [ぎじん-か]【名詞】
- 「物」を人に見立てること。多くの場合は女の子になる。擬人法。最近では“萌え擬人化”と同じ意味。
オタク文化の一種で、あらゆる“物”を萌えるべき対象にしてしまうための手法の一つ。多くの場合は、接尾語に“たん”を用いる。
代表的な物には、“ふたばちゃんねる”発祥の“OSたん's”や“Firefox-子”などがあるが、そのジャンルは多岐に及び、多くの物は擬人化されていると思って良い。メロンやポスト、トラックバック、日本国憲法などの擬人化も存在する。以前は画像掲示板などに投稿され、そこを中心に広がるのが主流だったが、今日ではBlogなどのリンクに強いツールが普及しているため、日記に何気なく書いた擬人化画像がニュースサイトに取り上げられ、爆発的に流行する例も少なくない。ようは、萌えられればいいのである。
ここで重要なのは、ビジュアル的に提示しなくてもいいということ。ふと目に入った物に対して、“物 + たん”と考えただけで、一瞬にして擬人化が成立する。オタク同志の会話でも一瞬にして擬娘化が成立するため、素人にはついて行けない節もある。
キャミソール [camisole]【名詞】
女性用のインナーでランジェリーに属する。肩からひもで吊って胸から腰までを覆う袖無しの胴着。肌とアウターを分離させ、べたつきを防ぐのに重要なアイテム。綿が素材になっている物はアウターの汗や皮脂による汚れを防ぐため、服を長持ちさせる。
近年ではその装飾性等が認められ、若い人達の手によってアウターとして用いられるようになり、アウター用キャミソールも登場するなど、その動きは活発である。
小説版「ReSin-ens」で、遼風彩音と音瀬紗が高校の制服の下にインナーとして着用している。音瀬紗が「いまどき珍しい」と評したことからも分かるとおり、インナーとしての使用法は、若年層にはあまり広がっていない。そう言う音瀬紗は「ロング丈スリップ」とネグリジェを寝間着として愛用している。
銀治郎 (ぎんじろう)【固有人名】
「黒と髪と彼女たち」に登場する雄猫。正男と砂沙美の家で飼われている。
砂沙美が拾ってきたため、砂沙美に甘い。砂沙美の髪の上で寝ることがある。人間の言葉が分かるかのような行動を取るときがある。
登場作品(強調は主役級の役として登場している作品)
性別 |
女 |
年齢 |
16歳 |
誕生日 |
- |
身長 |
165cm |
体重 |
- |
3サイズ |
まあまあ |
血液型 |
- |
性格 |
活発、内気 |
職業 |
剣士(ベルガー流)、旅人 |
趣味 |
- |
一人称 |
私 |
小説「流浪の裁縫師」に登場する人物。主人公の一人。獣族と人族のクォーター(1:3)。ファイアランド(ローレルランド王国)出身。ベルガー流の剣士。
ベルガー家は獣族の中でも剣士としてそれなりに有名な家柄だが、あるとき人族と結婚するものが現れ(クイナの祖父)、クイナの一族はベルガー家の片隅に追いやられる。クイナはその孫にあたる。
ベルガー家では相応の歳になったら一人旅を行い、名を馳せて戻ることで一人前と認められるシステムを取っている。クイナも一族の長より旅を命じられ、一人旅を始める。しかし、クイナの旅はクイナの一家を追い出すための方便であり、他の一族のような各町でのサポートは受けられず、本当の意味での一人旅となっている。
旅の途中、竜尾山脈の麓で魔物と戦闘になり、大けがを負う。なんとか追い返すことに成功するが、傷は深く、出血も多いため、これが最後とあきらめかけたところにサーヤ・ストラが差し掛かり、治療を施される。食料も分けてもらい、歩けるようになるまで数日一緒に過ごしてくれたことに恩義を感じ、サーヤの護衛を務めるといいはり、従者となる。
護衛を名乗り出た際、サーヤの性格上、「でもあなた、負けたんでしょ?」と真正面から言われたのはここに付記しておく。クイナとサーヤはこうして出会い、サーヤの目的地であるグレイベア城に行き、二人で住むことになる。
クイナ自身はその出自をあきらめており、仮に名を上げても旅から戻るつもりもなく、どこかで死んだらそれまでだと思っている。そういったこともあり国への帰属意識も薄く、サーヤとの旅が長くなった今では、ノーザリアに帰属したと思っている。
聴覚および嗅覚が鋭いが、人間よりも鋭いというレベルであって、獣族のそれには達していない。一時的に身体能力を限界まで高めるベルガー家の秘技、ビーストは使えない。
剣士としての腕は高い。家柄もあり直接の指導は受けることはなかったが、見よう見まねで覚えたため、ベルガー流の豪快な剣筋とも少し違う、クイナ自身の身体能力に合わせた剣となっている。一族の中ではこれを評価するものも居るが、表には出していない。
犬耳、ショートボブ。肌は獣人の傾向が強く出ており、顔も腕も肌と毛の境目が曖昧。毛の色は黄金色。本家ベルガー流とは違い、装備は軽装で機動力重視。金属は胸当てや間接部を保護する程度。
- 久慈良餅 [くじら-もち]【固有商品】
- 青森県の名菓の一つ。
津軽の上質なお米を製粉し、吟味したこし餡と砂糖を合わせたものを蒸して作ったお菓子。外観は羊羹に似ている。もっちりとした触感と、クルミの風味といった歯ごたえの組み合わせがとてもよく、全体的にほんのりと甘いが、クルミの味がそれに彩りを添えている。鈴響雪冬のベストお菓子ランキングで上位に入る素晴らしいお菓子。
色々な会社が作っているが、一番美味しいのはやはり元祖のお店「(有限会社)永井久慈良餅店」の久慈良餅。明治40年からの創業。
旅館「さつき」の目の前に永井久慈良餅店があるため、「さつき」にて久慈良餅の予約をすると、次の日の朝、温かい久慈良餅を持ち帰ることが出来る。
- クッション [cushion]
-
- 【名詞】
中にパンヤやスポンジを入れた椅子いす用の座布団。最近では厚みを持たせ、部屋の飾りとしたり枕のひとつとして使用する場合も多い。
- 【名詞】
鈴響雪冬の小説本文によく登場し、遼風彩音、時ノ沢夏菜、田村由梨絵の愛用寝具となっている。
- クムドールの剣 [くむどーるの-けん]【固有名詞・商品名】
- PC-98xx時代に作られた、アルファベッド入力専用のタイピングソフトで鈴響雪冬が練習に使っていた。
面白い物語、かつ、こった演出など、今でも人気が衰えない。現在、某有名サイトにおいて、復活へ向けて動き出し、ただいま交渉中との事。もちろん、鈴響雪冬は投票してきた。
- 黒髪ロング [くろかみ-ろんぐ]【名詞】
- 『黒い髪』と『長い髪(ロングヘアー)』を組み合わせた造語。「ロングヘアー」は、主に片下から足首ほどまで届く長い髪のことを指すが、“黒髪ロング”とした場合は、腰の辺りまでの長さとするのが標準系。
黒髪ロングと言えば大和撫子、と言うイメージを持たせるほど、元来黒髪の日本人にあった髪型とされているが、最近では重たい、暗い、と言ったイメージを持たれるらしく、女子グループでロングヘアーの子がいると苛めにまで発展することがあるらしい。その理由の中に『清楚ぶってる』と言うものがあるらしいが、タレン
トのデビューのコピーに『清純派』と書かれていても、ロングヘアーの人がほとんどいないことに彼女たちは気がついているのだろうか。無い物ねだりという可能性も否めないため、ロングヘアーを目指している人は是非とも自分の主調を押し通して欲しいものである。
なお、現実的理由として、髪の手入れがたい変という点や、物理的に重たいため、ロングヘアーを目指す人が少ないのが現状だ。しかしながら、黒髪ロング属性は多くのオタクが所持しており、人気は高い。
一般的に、過度なパーマや、シャギー、レイヤーなどは黒髪ロングの良さを殺しているとされる。
黒髪ロング大好きな鈴響雪冬は、その傾向がもろに作品に現れている。代表的な人物として、水瀬千夏、田村由梨絵、田村由梨子が黒髪ロングである。特に“光になりたい”では、“田村由梨絵”と“如月紫穂”の両ヒロインが黒髪ロングである。
鈴響雪冬の発行した同人誌のタイトル。通算14冊目。短編作品としては3作目。短編5作品を収録しているが、短編連作型のため、分類上は短編としている。
再録作品は存在せず、全て書き下ろしだが、「百合はじめ」のヒロイン二人が一部に登場しているが、同作を読んでいなくても問題ないストーリー展開となっている。
構想自体は古く、サイト内に登場するのは2007年8月31日の日記であるが実際に発行したのはその3年後の2010年8月15日である。執筆そのものは2010年に入ってからであるが、構想の段階が長かったため、当初とできあがった作品が全く違うという珍しい作品となっている。ただし、短編作品を幾つか詰め込んだ作品形態にすることは当初から考えられており、3年という熟成期間の間に鈴響雪冬はこの同人誌について「一人黒髪アンソロジー
~満足するまで作者のターン~」というジャンル名をつけていた。
概要
作 |
鈴響雪冬 |
写真 |
鈴響雪冬 |
価格 |
200円 |
発行 |
2010年8月15日 |
絶版 |
- |
ジャンル |
現代・一人黒髪アンソロジー |
長さ |
短編(約5万3000文字) |
ページ |
44P / 54P(A5) |
表紙 |
FKスラットR・IJ Nホワイト・110 |
遊び紙 |
ビオトープGA-FS(ポルトブラック・45kg) |
本文 |
再生色上質(ラベンダー・厚口) |
主な登場人物
- 失恋と理容師と向日葵
- 放課後と買い物とワイン
- 猫と彼女と夜の空
- 正男(まさお)
- 銀治郎(ぎんじろう)
- 砂沙美(ささみ)
- 寝起きと寝癖と異世界
- 祭りと銭湯と輝く大輪
前後の作品
- 百合はじめ(2008)
- 黒と髪と彼女たち(2010)
- ReSin-ens 遼なる風、彩りの音、肌を掠める風(2012)
- げっちゅきっちゅSummer [げっちゅきっちゅ-さまー]【固有名詞・曲名】
-
作詞 |
上松範康 |
作曲 |
上松範康 |
編曲 |
- |
歌 |
佐藤裕美 |
初出 |
2002年12月20日(ゲーム) |
発売 |
2003年1月22日(CD) |
ゲームブランド「戯画」の作品「AQUA BLUE」のメインテーマ曲。
曲全体に夏をちりばめた楽曲で、アイドルを目指し苦悩する学生をモチーフに作られている。歌詞そのものもそうだが、曲の合間に入る「めらめら」、「げっちゅ」、「やたーっ」といったかけ声が、その曲の電波度や明るさを極端に高めている。
プレイリスト「最終兵器」に登録されている。
鈴響雪冬のプレイリストに「最終兵器」という項目を作るきっかけとなった楽曲。このプレイリストにはテンションが下がったときや自分を奮い立たせるときに使う曲が登録されているが、同曲が最初の登録曲となった。
その活躍はめざましく、同人誌「光になりたい ~下巻~」の締め切りが迫っている中、編集したデータを間違って削除した際、この曲を掛けながら、必至になってハードディスクから削除したファイルの断片を探しだし、Wordファイルとして開けなかったそのファイルを文字コードを変えながらテキストエディッタで読み込み、ファイルの前半のデータを無事救出、そのご救出したデータを編集前のデータに組み込み、後半は記憶を頼りに変更箇所を適応、無事にイベントに間に合った。
また、同人誌「Happy Birthday to Me(Not OSたん)!!! ~プルプルやかまたんと12人の進藤行進曲~」の執筆の際も、締め切りを数日後に控えているのにもかかわらず原稿が半分に及んでいなかったとき、この曲を一曲リピートで流し何とか修羅場を乗り切った。
最近では同人誌「ReSin-ens 遼なる風、彩りの音、夜空に輝く月」の製本作業の際、半日以上付ききりで作業にたるみが出てきたとき、この曲を流して乗り切っている。
他にも学校の課題にも用いられ、まさに「最終兵器」の名をほしいままにしている。
- 小一時間問いつめたい 【台詞】
- 言葉通りの意味。どちらかというと、問いつめるより、一方的に攻め続ける意味合いが強い。
- 小一時間鳴風みなも風に問いつめたい 【台詞】
- ゲーム「Wind」に登場する、代表的キャラクターである鳴風みなもの、その固有シナリオで、主人公の真に対して15分間独壇場で怒りをぶつけるシーンを比喩表現として用いている。どちらかというと、問いつめるより、一方的に攻め続ける意味合いが強い。
- 恋の from A to Z
-
- 詩唄い、幻霧無名、鈴響雪冬の三人が参加した複数サイト合同読者連動型のウェブ企画。主催は鈴響雪冬。2005年9月18日から2005年12月4日まで続けられた。
第一週にA、B、Cそれぞれのアルファベットから始まる単語を読者から募り、第二週の最終日前日から集まった単語の中で好きな(テーマにして欲しい)単語に投票、次の週日にその週の最終日に投票を締め切り、即事開票。そして三週目の最終日までにそれぞれの単語をテーマにした短編小説を書き上げると言う企画。
具体的には以下のようなスケジュールであった。
週 |
月 |
土 |
日 |
1週目 |
A~C募集開始 |
|
|
2週目 |
D~F募集開始 |
A~C募集終了、投票 |
A~Cテーマ決定 |
3週目 |
G~I募集開始 |
D~F募集終了、投票 |
A~C作品発表
D~Cテーマ決定 |
4週目 |
J~L募集開始 |
G~I募集終了、投票 |
D~C作品発表
G~Iテーマ決定 |
5週目 |
O~Q募集開始 |
J~L募集終了、投票 |
G~I作品発表
J~Lテーマ決定 |
… |
… |
… |
… |
10周目 |
Y~Z募集開始 |
V~X募集終了、投票 |
S~U作品発表
V~Xテーマ決定 |
11周目 |
|
Y~Z募集終了、投票 |
V~X作品発表
Y~Zテーマ決定 |
12周目 |
|
|
Y~Z作品発表 |
一般的な「nのお題」と似ている部分があるが、締め切りを設けている点、テーマは読者が選ぶという点、テーマが決まるのは作品提出日の一週間前という点で異なっている。また、読者が参加するという点は大きな違いであり、企画終了後、企画に参加できて楽しかったと言った意見があった。
なお、集まった単語は以下の通り。
- always
- breath
- contact
- distance
- empire
- Forget-me-not
- glitter
- hourglass
- innocent
- jealousy
- kaleidoscope
- Licorice
- marionette
- nocturne
- overture
- platonic
- quadrifoglio
- remember
- shuffle
- through
- unlimited
- vacillate
- wish
- xylophone
- yearn
- Zinnia
-
概要
表紙 |
|
作 |
鈴響雪冬 |
価格 |
100円 |
発行 |
2005年12月25日 |
絶版 |
- |
ジャンル |
現代・恋愛 |
長さ |
中編(短編連作型) |
鈴響雪冬の発行した同人誌のタイトル。
同名称のウェブ企画で作った作品のうち鈴響雪冬が書いた作品のみをそのまま収録している。本来は「詩唄い」の作品も同時収録する予定だったが、両者の作品を一冊に纏めると100ページを超えてしまい、当初予定した、二人分で60ページ100円と言う値を大幅に上回ってしまったため、個人で出すことになった。
5組の組み合わせと五つの物語がそれぞれ関わり合いながら最終的に一つの話に集束するように構成されている。from A to Zと意味を同じくする、恋の「始まりから終わり」までを表現した恋愛小説。
ウェブ版に誤字の修正以外の手を入れず、インターネットへの接続環境がない人や、自己紹介の為に作られた同人誌である。
- 國府田まさみ [こうだ・まさみ]【固有名詞・人名】
-
- 女性
- 14歳
- 10月15日生まれ
- 朝川市立朝川第三中学校
- 3年
小説「アクロス・ザ・タイム」に登場する人物で、同作の脇役。
同作に登場する「國府田衛」も妹。人見知りが激しく、衛以外の人とは滅多に話さず、それを反映しているかのように物静かである。しかし、ある信念を持って衛が所属する同人サークル「Feel
at Sound」で売り子を務め、作中では巫女さんのコスプレを披露している。その理由はウェブ版では明らかにされていないが、冊子版では新たに書き起こされた挿話によって触れられている。
- コピー機 【名詞】
- 主に紙などをコピーするための機械。CMYKの四色により分解してコピーするものを特にカラーコピーとよび、モノクロのものを白黒コピー機と言う。
同人活動においてのコピー本作成において最も重要なもののひとつ。一般的に最新のものほどカラーの再現率が高く重宝される。イベント前日から当日にかけての会場周辺のコピー機はサークルで押さえられていることが多く、なかなか人が引かないことがある。
コピー機を長時間することになるときは、お店や他の人に迷惑をかけないようにするべきとされ、コピーをしに来た人に対しては『お先にどうぞ』といって譲る精神が必要不可欠である。故障が発生したときも自分で解決しようとせず、素直に店の人を呼ぶ事が重要だが、希に店員さんの方がコピー機のことを知らず、とどめを刺す場合があるため、注意しておいた方がよい。
一般的に、コピー本を長く作っている同人作家は、コピー機のメーカー(転じて設置しているコンビニ)にこだわりがあり、鈴響雪冬も例外ではない。鉛筆の線画を出すならローソンに置いてあるリコーのコピー機。くっきりとした黒を出したいのならセブンイレブンに置いてあるゼロックスのコピー機という具合である。
- コピー本 【名詞】
- 本の出版形態のひとつで、同人誌との関連が強い。紙面を作り終わったら版下を出力しコピーして作る。コピーされたものは大抵二ページ綴りに割り振り、それを折ることによって本にする。一部のコピー機では両面印刷が出来るため、一枚で四ページ分を作る器用な人も多い。
漫画やイラストのコピー本を作る人もいるが、雪解け水はもっぱら小説を作っている。大抵は御客さんの少なく、商品の入れ替えをやる真夜中のコンビニに鈴響雪冬はすりにいく。鈴響雪冬曰く、「コピー本の限界を目指す」とのこと。既に値段の限界、ページ数の限界は突破したので、次は何を狙うのだろうか。
- コミケ®
-
- 【固有名詞・登録商標】
コミックマーケットの略称。コミックマーケット準備会の登録商標。
- 【名詞】
同人誌即売会そのものを示す言葉。同人誌即売会に参加する人の中でも年少者が良く用いる。
普通、コミケはコミックマーケットを指し示すため、これは誤りである。しかし、製品名など固有名詞が同種の他商品を指し示すことは、セロハンテープ、サランラップ、ウォークマン、ホッチキスなどに見られるように一般的な現象であり、一方的に間違いであると指摘するのは難しい。また、このような現象が発生するのは「コミケ」が非常に有名であることを示していると考えられる。
スタジオYOUの「コミケ」については事項で解説
- ― コミケ [― こみけ]
- (有)コミケット、コミックマーケット準備会が運営する世界最大の同人誌即売会。略称はコミケ®、コミケット®。別称は聖戦、ジハードなど。
夏と冬の年2回開催され、募集サークル数は3日開催の場合で3万5000。同人誌即売会の頂点とも比喩される即売会で、世界各国からも参加者が集まる。なお、東京ビッグサイト全館を貸し切って開催される同即売会は、室内で開催される1民間団体主催のイベントでは日本最大の室内イベント。その規模故、年に二回開催される同人誌即売会の祭典ではなく、サブカルチャーの祭典としてみられる側面もある。
円滑な運営を行うために、法人となっている(有)コミケットが契約・事務・各種機関への対応を行い、イベント運営そのものはコミックマーケット準備会が指揮を執っている。開催規模とは裏腹にあくまでも個人主催によるボランティアベースの同人誌即売会であり、スタジオYOUや赤ブープに代表される業務として同人誌即売会を行う企業とは一線を画している。その運営には前日の設営をはじめとして当日の運営、撤収まで2400人程度のボランティアが関わっている。
-
概要
開催ジャンル |
オールジャンル |
主な開催地 |
東京ビッグサイト |
その規模ゆえ、コミックマーケットにはいくつかの事象を生み出している。
- 発行ペース
- コミックマーケットに参加する同人作家の多くが、同即売会を節目と捉えており、他のイベントに参加していたとしても新刊はコミックマーケットで発表するといった行動が見られる。
- 基準
- 一般的に「コミケ基準」と呼ばれる、成人向け同人誌の陰部修正基準が、ディファクトスタンダード(業界標準)として用いられる
- オンリーワン保護
- サブカルチャーの祭典として多くのジャンルが集まるため、文字通りオールジャンルとなるが、オンリーワンと呼ばれる、あるジャンルで参加しているサークルが1サークルしかない場合、そのサークルはほとんどの確率で当選する。このため、他のイベントに参加しない人でも、他のイベントでは見つけることができない目的のジャンルのためだけに参加する
- サークル入場チケットの転売
- コミケで発行される新刊目当てのため、できるだけ会場に早く入りたいという買い手の需要と、そのためだけに架空のサークルで参加を申し込みサークル入場チケットを入手するもの、サークル入場チケットを販売して儲けを出したいという供給により、イベント当日までサークル入場チケットがオークションサイトでばらまかれている。
- 徹夜組
- 前項と同様の理由により、禁止されているイベント会場周辺での徹夜を行う人達が存在している。
- 鈍器
- 発行されるカタログは数多くの同人サークルを収録しているため、その厚さが電話帳並みになり、凶器や鈍器、漬け物石などと称されている。一部の玄人は開催日別にカタログを分冊し持ち歩いている。
コミックマーケットはその規模や開催地の都合上、毎回中止の危機にさらされている。爆弾を仕掛けると云った強迫の電話に始まり、東京都の条例改正に伴う修正基準の変更、消防法への対応、会場及び周辺管理団体への対応、事故発生時の全同人誌即売会への偏見の目の発生等々、多くの問題を抱えながら微妙なバランスの上で運営されている。そのため、一人でも問題を起こせば中止になるという危険性があり、すべての参加者のモラル向上が求められている。
- コミックマーケット®
- スタジオYOUが運営する同人誌即売会の一つで、「岐阜コミケ」、「仙台コミケ」などがある。例に見られるように、都市名+コミケという記述形式が用いられている。
コミケは前項の「コミケ」にもあるとおり、コミックマーケット準備会の登録商標であるが、同準備会の二代目代表である故・米澤嘉博の協力によって使用できているという過去がある。
- 「これが運命」【台詞】
- 「トライエース」が発売した「ヴァルキリープロファイル」で、ヴァルキリーがジェイクリーナスに対して発する言葉。
仲間内では、何か(主に理不尽な)事件が起こったときにわざとらしく「これが運命」と言う。基本的に、この言葉を言われた人は、「そんなもので割り切れるかー!」と言い返す。なおこの台詞は、ジェイクリーナスの台詞。