大槌町 ここは復興最前線 〜震災復興記録写真集2017〜

  1. Home
  2. 同人サークル
  3. 作品紹介
  4. 大槌町 ここは復興最前線 〜震災復興記録写真集2017〜

津波とその後の火災で甚大な被害を受けた大槌町が、新しい待ちを築き上げていくその姿を記録するオールカラー写真集

現在制作中のため、当ページの記載内容は全て予定のものです

600枚を越える写真で記録する大槌町の「今」

メディアで扱われない復興現場の「今」を記録する


8・9ページ(上町の2017年4月)

 7年の月日が流れ、徐々にメディアから姿を消しつつあるその姿。もちろん、それを悪いことと決めつけることはできません。忘れたい人、思い出したくない人も数多くいるでしょう。

 一方で、「今」を知りたい人もいます。ですが、その人はどうやって「今」を知ればいいのでしょうか。現地に見に行く、知人に聞く。それができる人ばかりではありません。
 今を知りたいのに、今を伝える人がいない。今を伝えるメディアがない。
 それなら趣味で現場の写真を撮り続けている私が本にしてしまおう。そんな思いでこの写真集を作りました。

大槌町・町方地区の復興の歩みを1年にわたって撮り続けた写真


10・11ページ(上町の2017年4月)

 町方地区はかつて大槌城や大槌代官所が設置された町の中心部を含む地域です。本書はその町方地区の復興の様子を1年にわたって撮影した写真で構成しています。
 2017年4月から宅地造成終了となる2017年11月までに撮影した写真、2017年度末となる2018年3月の写真、そしてそれからの大槌を写した写真を収録。「今」を伝えるための本ですので、一部の例外を除き、2017年度から2018年度の写真で構成しています。

 この写真集は一般的な風景写真集とは違います。しかし、そこには、たゆまず現場は動き続けているという純然たる事実、人々の歩みが記録されています。

全ての写真にキャプションつき 復興の歩み、まちづくりを記録した資料として


20・21ページ(本町・大町の2017年4月)

 私は工事の専門家ではありません。膨大な工程で構成される「まちづくり」のほんの一握りを知っているに過ぎませんが、わかる範囲で写真の中で行われている作業内容や、進捗状況をキャプションとして記述するように努めました。

 現場写真については、上町、本町・大町、末広町に分け、それぞれ月別に整理。ページをめくるごとに復興が進んでいく構成になっています。付録として復興にまつわる年表、町方地区の簡単な図説、定点観測の写真なども収録しています。

内容抜粋

表紙(三陸鉄道リアス線として復旧することが決まったJR山田線)
表紙(予定)

「まえがき」と「目次」
2・3ページ(前書きと目次)

30・31ページ(末広町の4月)
30・31ページ(末広町の2017年4月)

末広町の2017年7月の様子を掲載したページ。
42・43ページ(末広町の2017年7月)

上町の2017年8月の様子を掲載したページ。
50・51ページ(上町の2017年8月)

詳細

 「まちづくり」とはなんだろうか。
 町づくり、街づくり、マチづくり、まちづくり。色々な書き方があり、その言葉を使う者は、その微細な意味の違いを酌み取り、あるいは感じ取り、あるいは意図を込め、そう呼んでいるのだろう。
 ここではそれらを包括する広義の「まちづくり」について考えようと思う。

 改めて、「まちづくり」とはなんだろうか。
 私は、「住民主体、または住民と行政が一緒になって行う、生活をよりよくするための継続的な活動」が「まちづくり」であると考える。
 復興事業に限らず、面的なインフラ整備、宅地整備というものは生活の舞台を整えたり生活を豊かにするものであって、「まちづくり」のほんの一部に過ぎない。そこに人々が生活し、課題を見つけ、それに立ち向かっていくその一連の流れ、その過程で生み出される文化や景色が「まちづくり」なのである。

 では、「復興」とはなんだろうか。
 復興を「元の生活に戻ること」「人々の営みが安定すること」と定義するならば、やはり復興事業はその基盤を用意したに過ぎない。基盤が整備され、人々がその上で生活し、そこに新たな文化や景色が生まれる。そうしてようやく復興は終わるのだ。

 2019年9月25日にラグビーワールドカップの試合が三陸沿岸の都市、釜石市の「釜石鵜住居復興スタジアム」で行われ、2020年7月24日には、かつて復興五輪を掲げ、今は跡形もない東京オリンピックが開催され、2021年3月31日に復興庁が廃止された後も復興は続いていく。
 この写真集は「震災復興記録写真集」と大それた名前を掲げ、今回でシリーズ最終巻を迎えることになるが、復興の道のりのほんの一部しか記録できていない。むしろ基盤整備が終わった今、ようやく復興が始まると言えるだろう。

 復興事業は「復興」のほんの一部に過ぎない。しかし、確かにそのために人は知恵を絞り、重機を操り、山を切り崩し、土を盛り、新たな生活の場所を築き上げた。ここから真の復興が始まるのだ。
 この写真集は、大槌町が、そこに住まう人々が、そこに関わる技術者が、歩んできた道を記録した写真集である。

収録内容

 岩手県大槌町が東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から復興していく姿を追った写真集です。
 2017年度中に撮影したおよそ7000枚の写真から500枚、その後の様子を100枚程度選出して収録。

目次

 目次は予定のものです。写真の選定状況、ページ数によって収録内容が変更される可能性があります。

本の仕様など

A4・160ページ前後・オールカラー・3000円程度

大槌町 ここは復興最前線 〜震災復興記録写真集2017〜
ジャンル  情報・評論(写真集)
発行日 2018年秋〜2019年春
仕様   頒布価格 3000円前後
大きさ A4縦
ページ数 160ページ前後
作者   写真 鈴響雪冬
文章 鈴響雪冬
装幀 鈴響雪冬
印刷・製本   表紙 4色フルカラー
本文 4色フルカラー
印刷・製本 株式会社グラフィック(予定)
印刷方式 オンデマンド印刷(予定)
製本方式 並製本・無線綴じ (予定)

注意事項

 この写真集は自費出版です。大槌町、都市再生機構、町方復興CMr、各種施工業者の業務や職員とは一切関係ありません。業務の妨げとなりますので、各所への問い合わせ等はおやめ下さい
 問い合わせについては当サイトのメールフォームよりお願いします。

初出: 2018年06月16日
更新: 2018年08月01日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2018-2018 Suzuhibiki Yuki