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被災前の美しい景色の写真、地震や火災が町を襲う写真、被災直後の写真は、新聞社、自衛隊、自費出版など、様々なところから出版されています。そして、三陸の書店はもちろん、道の駅や土産物店には、必ずと言っていいほどこれら本やDVD・BDを取り扱ったコーナーが設置されています。大きな書店であれば東北から遠く離れていた場所でも手に取ることができるでしょう。
それでは、それからの景色はどうでしょうか。
町民や技術者が一歩一歩歩んできた姿を、どれだけの人が知っているでしょうか。
復興の歩みはなかなか伝わりません。伝えてくれる人もほとんどいません。
この本は、そんな人々の歩みを271枚の写真で綴った、大槌町の復興記録写真集です。
写真で記録する大槌町の「今」
「復興事業」が終わった後の復興の今を記録する

6・7ページ(上町の2020年3月)
復興土地区画整理事業を中心にした復興事業が終わり、メディアから姿を消しつつあるその姿。
忘れたいと思う人、思い出したくない人がいる一方で、「今」を知りたい人もいます。ですが、その人はどうやって「今」を知ればいいのでしょうか。
知りたいのに、伝えてくれる人がいない。
それなら、たまたま写真を撮り続けている私が本にしてしまおう。そんな思いでこの写真集を作りました。
大槌町・町方地区の復興の歩みを記録した写真

8・9ページ(上町の2020年3月)
公共事業としての「復興事業」は終わりましたが、生活・文化を築き上げていくという「真の意味での復興」は始まったばかりです。
この写真集では、町方地区という、大槌城や大槌代官所が設置されていた時台もある大槌町の中心市街地の、そんな様子を収録しています。
収録範囲は、2020年、2022年、2023年に岩手を訪れた際に撮影した写真です。従来のように月数回撮影した写真ではありません。
全ての写真にキャプションつき 復興の歩み、まちづくりを記録した資料として

32・33ページ(本町・大町の2022年6月)
私は工事の専門家ではありませんが、可能な範囲で作業内容や進捗状況をキャプションとして記述しました。
現場写真については、上町、本町・大町、末広町に分けて紹介。そのほかにパノラマ写真、年表もこれまで通り収録しています。
内容抜粋

2・3ページ(目次ページ)

16・17ページ(三陸鉄道リアス線運行再開)

36・37ページ(本町・大町の2022年6月)

58・59ページ(定点観測「古廟橋」)
詳細
岩手県大槌町が東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から復興していく姿を追った写真集です。
町方地区の歩みの他、令和元年台風19号災害で運休になった三陸鉄道の全線運行再開の日の様子も収録しています。
シリーズの2015から2017のような、月に数回撮影した写真ではなく、用事があって大槌に赴いた際に撮影した写真を収録しています。
本の詳細
A4・86ページ・オールカラー・2000円(標準価格)
頒布価格は委託手数料や消費税等の関係によってこれより高くなることがあります。あらかじめご了承下さい。
大槌町 ここは復興最前線 ~復興事業のその先へ2020-2023~
ジャンル |
情報・評論(写真集) |
発行日 |
2024年8月18日(COMITIA149) |
仕様 |
頒布価格(標準価格) |
紙の本: 2000円
電子版: 1800円 |
大きさ |
A4縦 |
ページ数 |
86ページ(表紙4ページ含む) |
作者 |
写真 |
鈴響雪冬 |
文章 |
鈴響雪冬 |
装幀 |
鈴響雪冬 |
印刷・製本 |
表紙 |
4色フルカラー |
本文 |
4色フルカラー |
印刷・製本 |
株式会社グラフィック(予定) |
印刷方式 |
オンデマンド(予定) |
製本方式 |
並製本・無線綴じ |
収録写真の詳細
岩手県大槌町が東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から復興していく姿を追った写真集です。
本編
写真集の本編となる2020年(3月19日、20日)、2022年(6月18日)、2023年(10月13日、14日)の写真を229枚収録。
本編の目次と収録範囲
目次 |
収録範囲 |
上町、本町・大町、末広町 |
2020年3月19日、20日 |
三陸鉄道運行再開 |
2020年3月19日、20日 |
上町、本町・大町、末広町 |
2020年6月18日 |
新しい景色 |
2020年6月18日 |
上町、本町・大町、末広町 |
2023年10月13日、14日 |
おまけ
定点観測の写真などを42枚収録。
おまけページの目次と収録時期
目次 |
収録範囲 |
定点観測 |
最大で2014年1月~2023年10月 |
パノラマ |
2015年3月~2023年10月 |
注意事項
この写真集は個人製作の同人誌です。大槌町、都市再生機構、町方復興CMR、大槌復興CMR、三陸鉄道、各種施工業者の業務や職員とは一切関係ありません。業務の妨げとなりますので、各所への問い合わせ等はおやめ下さい。
問い合わせについては当サイトのメールフォームよりお願いします。
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紙の本の在庫によって作成する時期は変動します。
- 12月30日 BOOTH(PDFデータ)
- 未定 そのほか国内主要ストア(各ストアに適合する形式)
図書館での閲覧・貸し出し
この同人誌は以下の図書館等で閲覧や貸し出しができます。開架場所は2024年12月21日時点の情報です。最新の情報は各図書館のOPACをご利用下さい。
- 岩手県大槌町 大槌町立図書館 東日本大震災(大槌)
- 閲覧および貸し出しが可能です。
- 岩手県盛岡市 岩手県立図書館 3F 震災関連資料コーナー
- 閲覧および貸し出しが可能です。
- 東京都千代田区 国立国会図書館 東京・本館、京都・関西館
- 閲覧が可能です。
誤字脱字の訂正について
第1版
ページ |
誤 |
正 |
78ページ下段 |
2022年6月22日
民間の伝承施設「大槌伝承の館」がオープン。 |
(削除) |
45ページ、66ページの誤字(解説文の誤り)については、第1版の全冊に対してシールによる訂正を施しています。
第2版(電子版のみ)
既知の誤字脱字はありません。