イベントレポート「第七回文学フリマ岩手」

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イベント情報

当日の全配布物一覧

 文学フリマのWebカタログはこちらで確認できます

配置

D-11 雪待終夜
(エンタメ・大衆小説)

概要

  • 期間: 2022年6月19日(日曜日) 11:00〜16:00
  • 場所: 岩手県盛岡市 岩手県産業会館(サンビル)7F大ホール
  • 主催: 文学フリマ岩手事務局
  • SP数: 99 / 130SP
  • イベント公式サイト

参加者

記録

イベントレポート

イベント準備

作品の準備

 今回は委託も含めて6作品という久しぶりの作品数なので、折りたたみ式の什器を復活させました。何と2018年6月2日の「はなけっと2」以来ですから4年ぶりですね。両方とも岩手のイベントというのが感慨深いものです。元々は希望風の作品も扱うために存在していたので、作品数が多くないと出番がないんですよね。この什器は小説と写真と両方並べるときにも使えるので、なかなか便利ですね。

 あと最初の500文字は継続。ですが、先の什器にPOPをつけることにしたら、お金のやり取りがかなり大変になったので、POPを廃止するか、最初の500文字を廃止するかの2択に。最初の500文字はそんなに需要がなさそうな感じがするので、これにて終了かもしれません。

 POPは基本的に使い回しですが、星空写真集のPOPが酷すぎた(というよりも作品に合ってなかった)ので作り直し、委託作品にもPOPを作ってという感じで、2種類は新規になりました。

 最初は手搬入しようと思ったのですが、写真集10冊は流石に暴力的な厚さと重さだったのでおとなしく送りました。

 10年ぶりの文学フリマというのもありますし、仕事が忙しくなるのがわかっていたので5月からじわじわと積み上げた準備で、直前も焦ることなく後は体を岩手に持って行くだけと言うことになりました。

移動

 今回は前日移動ですが、花巻空港からレンタカーを借りて大槌まで行ってるので、日記の方にまとめました。写真61枚という膨大な日記をどうぞ。

イベント当日

会場へ


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)

 盛岡には定宿が二つあるのですが、今回はその中でもよくお世話になる方が会場に近かったのでそちらを押さえました。僅か400メートル、写真を撮りながらでもすぐに到着です。初めまして、産業会館。
 係員の案内に従ってエレベーターに向かいます。正直、この入り口、一般のお客さん迷いそうですね…。


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)


RX100Ⅲ(DSC-RX100M3)

設営

 受付を済ませて会場に入ります。大抵のイベントは入り口から入ったら机の側面が見えるレイアウトになってることが多いと思うのですが、文学フリマ岩手は正面が見えるレイアウトでした。このパターンは大田区PiOが思い浮かびますね。
 後から判明するのですが、入り口の真正面周辺の5サークルが欠席(1サークルは遅刻)というすごくもったいない配置でした。このご時世ですから欠席がでるのは仕方がないのですが、ピンポイントで入り口の真正面に欠席が固まると寂しいですね。

 サークル側から見て左側は予備スペース、右側はまだ誰も来ていなくて、そのさらに右側が今田ずんばあらずさんです。同じイベントにサークル参加するのは多分これも「はなけっと2」ぶりじゃないでしょうか。前日は日本海経由(秋田)で青森(十和田)を回って盛岡まで南下してきているという相変わらず意味不明(褒め言葉)なルートです。正直、リスクが大きすぎるので、せめて前日夜には会場近くまで来ていてほしいものです(苦笑)。


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)

 什器が復活したといっても基本的なことは変わってないのでサクッと準備完了。岩手のイベントで使うと決めていた手ぬぐいもようやく出番が来ました。最初で最後になりそうですが…(後述)。
 こうやって見てみるとやっぱり黒髪がわかりづらいですね。とはいえ、黒髪本ってアピールの仕方が難しいので、誰か教えてください。

イベント百景

2022/6/19 11:10
背後ががら空きで防御力が心許ない………。
(後ろの6サークルが欠席)
2022/6/19 12:45
ぴーなっつ饅頭にピーナッツクリームパン、謎の刺客が…!
(差し入れありがとうございます!)
2022/6/19 13:36
雨が来たぞー!
2022/6/19 14:32
見渡せるぐらいの会場なのにすれ違いが多くて本が買えないw
人がいるっていうときに急襲するスタイルへ移行しました。
後2冊w
2022/6/19 14:34
晴れた!
2022/6/19 15:01
終了間際なのに人が入ってきてすごいなあって思ったけど、16時までだったの忘れてたw
2022/6/19 16:27
文学フリマ岩手、撤収しました。
お疲れさまでした!
次は9月のCOMITIAでお目にかかりましょう!

そして終焉へ

 ずんばさんが5分で片付けられると語っていたので、片付けRTAを観測しましょうと煽ったりして楽しいイベントでした。
 交流がある範囲で、文学フリマとCOMITIAの両方に参加しているサークルがほっっっっっっっとんどないので、久しぶりに挨拶をしたサークルさんも多かったです。初めてちゃんと挨拶をしたサークルもいくつかありました。
 続きはまたTwitterで。東京のイベントは基本的にCOMITIAとコミケにしか参加していないので、文学フリマで交わる世界線はまずないと思うので…。

 ずんばさんの片付けは結局8分ぐらいという観測成果を得つつ私自身の片付けも10分ほどで終わり、宅配搬出まで済ませて会場を後にします。

その後


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)


α6600(ILCE6600) + SEL70300G(FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS)

 一度ホテルに戻って荷物の編成を変更して急ぎ櫻山神社へ。せっかく近くまで来たので御朱印を戴くことにします。6月ということもあって茅の輪が置いてあったので、若を口ずさみながら左二回、右一回とくぐって穢れを落として参拝へ。
 隣接する盛岡城は石垣の修復工事ということで合わせて写真を撮りました。一つひとつに番号らしきものを振ってますね。

 盛岡城を後にしてパルクアベニュー・カワトク cube-Ⅱの地下に移転したCyg art galleryへABTTの作品を提出しに行きました。その場で審査をしてくれると言うことだったので展示されている作品を見ながら待っていると無事に審査を通過しました。出展料もその場で支払って、ついでに前々から気になっていた本を購入。これでCyg関係の用事も無事に終了。

 ということで。


α6600(ILCE6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)


α6600(ILCE6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)


α6600(ILCE6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)

 菜園のベアレンで乾杯です!!

そして終焉へ

 久しぶりのベアレンでビールと料理を楽しみ、翌朝は差し入れで戴いたお菓子類を朝ご飯代わりにして、10時ギリギリにホテルをでて盛岡駅からリムジンバスに乗り花巻空港へ移動し、伊丹へジャンプしました。
 これにて私の文学フリマ岩手は無事に終了です。
 参加された皆さん、お疲れ様でした。またどこかのイベントかTwitterでお目にかかりましょう。

 ペーパーにも書いたことですが、最後に。

 2019年、岩手から大阪に引っ越すことになった私にとって、その前年の12月に開催されたCRUSH!55が岩手で参加した最後のイベントです。文学フリマ岩手は、実に4年ぶりの岩手でのイベントになりました。
 一応、そのCRUSH!で岩手での参加は最後つもりだったのですが、「大槌町ここは復興最前線」の2018を岩手で頒布したいという思いがあり、2020年の第五回文学フリマ岩手に申し込んでいました。しかし、ご存じのとおり、新型コロナウイルスが猛威を振るい、第5回、第6回と立て続けに開催中止となり、遅れに遅れて今回参加した次第です。時の流れは残酷で、当初の目的である「大槌町ここは復興最前線」はすでに完売してしまいました。

 しかし、この度、岩手県にまつわる新しい写真集を発行しました。大槌町の星空写真集、「Lumturo en la nokta ĉielo ~大槌の星空~」です。
 言うなればこれはリベンジマッチです。そしてたぶん、これが最後の岩手でのイベントです。今書いている最中の小説の舞台は岩手ですが、これを岩手で頒布するのは難しそう、というのが正直な感想です。

 最大の問題は移動距離と費用。当日の朝移動も不可能ではありませんが、飛行機が遅延したら遅刻一直線なので、前日入りも必須になり、二泊三日が最低ラインになります。東京に転勤になればあるいは、という感じもしますが、どうなるかわからないですしね。

 ということで、文字通り、またどこかのイベントでお目にかかれたらと思います。その時はよろしくお願いしますね。

初出: 2022年06月27日
著作: 鈴響雪冬
Copyright ©2022 Suzuhibiki Yuki

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