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灯陰の冒険者シリーズ第2巻は、中世の経済(貨幣)の本です。ファンタジー作品の主な舞台となる中世は知っているようで知らないことが数多くあります。前作「灯陰の冒険者」では統治制度についての解説を行いましたが、今作では中世貨幣経済についてのお話です。
京姫神社―――それは、恋の女神、色瀬京姫神を祀る神社。今日もその神社には片思いやらカップルやら結婚間際の人達が悩みを抱えてやってくる。そして神主も…。
ひょんなことから京姫神社に奉仕することになった巫女の楓は、彼ら・彼女達の悩みを聞いているうちに居ても立っても居られなくなり………。
イベント前日の様子は日記にまとめてありますので、そちらをどうぞ。阿鼻叫喚の前日からお楽しみ頂けます♪
4時22分に床につき、目覚めたのは5時半。予定では2時には眠れていたはずなのにどうしてこうなった………。
4時に寝たのは荷造りを済ませるためでもニコニコ動画で時間を浪費していたのでも無く、単純に製本が終わらずにその時間までかかっていたというのが事実です。ということで目覚めてからすぐにシャワーを浴びてそのまま荷造りへ。出発は6時40分。時間にゆとりはありません!
といってもイベントで使う荷物はいつも一ヵ所にまとめてあるのでそれをカートに移すだけで終了。夜に印刷した本をビニールに詰めるところから荷造りが完了するまでおよそ10分の早技です。流石にPOPを加工する余裕は無かったのでカッターマットも荷物に入れて会場で仕上げることにします。写真はB3のポスターを折って入れたところ。巫女さんを縛っているように見える背徳感のある写真ですね…。
いつもなら会場内のコンビニで調達する飲み物も朝ご飯も今回は全て事前に済ませてあります。というのも今回は猛暑と言うこともありハードな環境になりそうなので、飲み物は必要と思われる量をあらかじめ確保しておく、朝ご飯は家でしっかりとれる物にするという編成にしました。
今回はいつもより多少入場が遅かったため既に両隣は設置を済ませていて、間にお邪魔するような形になりました。といっても例年どおりの早さの入場だった場合、私の睡眠時間は確実に0だったので救われました。
荷物を降ろして少し汗が引いた頃、いよいよ設営開始。この時点で今回の秘密兵器である卓上扇風機を使い始めます。今回はこれが無ければ本当にしんどかったかもしれません。
写真には既にスペース前のポスターが表示されていますけど、ポスターを実際に貼ったのは開場直後の男津波が引いた後です。また写真には新刊のPOPが写っていますが、これも設営が終わった後、スペースで作った物です。
ちなみにこのポスターもPOPも今日の午前2時頃に作った物なのですが、「良く間に合った」と「作って良かった」というのが感想です。それについては追々。
途中、ゆりかもめが混雑していて入場規制を行っているという放送が流れていたのでタクシー乗り場に行ったら酷い列に。じゃあ道すがらタクシーでも拾おうかとゆりかもめの駅に向かったら、え、めっちゃ空いてる…! 「なるほど、これが高度な情報戦か…」と呟きながらがらんとしたゆりかもめで汐留へ戻ります。
詩唄いの方はこれからオフ会があると言うことなので、飲み会は来週のコミティアが終わってからということで本日は解散に。仕事の都合で月曜日に休みを取れなかったのでこれでよかったなあと思いつつ、自宅へ戻ります。
夏コミの一週間前から「しばらく暑くなる」というニュースが流れていたので、今年は暑さ対策に力を入れていました。もちろんそれ以前から暑さ対策には気を配っていて、今年は服も例年と違っていたり。具体的な暑さ対策は以下の通り。
とまあ、今年になって暑さ対策装備が増えたこと増えたこと。というか今までが酷かったとも言うんですけどね。
こんな感じの装備編成ですけど、スペース設営からイベント終了までの間に消費した水分は2.5L。外に出ない上に、ほぼ座っているだけの私でもこれですから、一般参加で本を探し回って…という人はもっと水分を取った方がいいかもしれません。
蓋を開けてみれば過去最も本をお渡しすることができた夏コミ。事前の広報については後日日記にまとめるとして、ジャンル関係なく広報活動は力を入れた方がいいなあというのが実感です。作りたい物があるから創作をするとはいいますけど、それをお披露目するのならやっぱりいろんな人に見て貰いたいというのが本音だと思うのです。だからこそ、売れないよりは売れた方がいいし、手に取ってくれる人が多ければ多い方がいいのです。
イベント当日、朝4時まで製本をする(単純に部数が多かった)という酷いイベントでしたが、結果的にそれだけ用意していて良かったなあと思えました。
去年の夏コミから見て新刊が一冊しか増えていないというのがちょっと心残りですが、まずは新刊を出せたことを素直に喜ぼうと思います。
当日お越しいただいた方、スタッフ参加者の皆様、また、Twitterで励ましてくださったり、告知のツイートをリツイートして下さった方、修羅場について罵って下さった皆様、本当にありがとうございました。