Top > 読み物 > イベントレポート > おでかけライブ in 前橋 83 桜まつり2008
一言で表現すると、「お品書き」。そんなイベントでした。初めてお品書きを導入したのが2年前の前橋、2月のイベントでしたから、それから二年という月日が経っています。
最初のお品書きというのは、当時の私の技量、イベント直前に突発的に思いついたと言う二つの理由により、斬新ではありましたが、繁雑で分かりづらく、完成度が高いとは言い難いものでした。いえ、言えません。しかしその一方、帯だけでは対処しきれなくなった本の紹介(当時8種類)に変わる新兵器は、イベント当日、非常に評判が良かったと、スペースの中で見ていて思いました。
そして、そのお品書きは時が経つにつれ、「お品書きその物の評判が良かった事による私の本気度の変化」、「私自身の技量の向上」、「本の種類の増加」といった理由により、紙の大きさはB5からA4へ、デザインはより洗練されるなど、多くの変更を加え、ディスプレイの主力となっていきました。
しかし、最後のイベントである2007年の夏コミ終了時、掲載されている同人誌は10冊となり、ついに恐れていた事である、「A4サイズの限界」に達してしまいました。それまでの経験則であった「冊子紹介は最低二行」、「必ず全種類に表紙を入れる」を守った場合、それ以上本を掲載することが出来なくなるのです。今年は夏コミでの新刊発行が希望風全体で3冊。どうあがいてもお品書きは修正しなければなりません。折しも今回のイベントは新刊の制作も、旧刊の増刷もなく、また春休みと言うこともあり時間に余裕があったため、お品書きを新規に作り直すことにしました。
大きなデザインの変更があったときのお品書きを抽出しましたが、それぞれにメジャーバージョンを振り分けると、今回のお品書きはバージョン4となります。
B4にする同時にフォントサイズや行間の再調整を施し、現在のデザインのままで最大13種類、シリーズ物を纏めるなどした場合は、15~17種類ぐらいまでは掲載できるようになりました。作った私自身、見やすくなって何よりです。
書きたいことの八割は書いたので後はさくっと、エコナ揚げ油。
いつもならサークル受付時間前に会場に着いているのですが、荷物を持ったまま受付の体亀裂が無くなるのを待つのも面倒だったので、受け付け開始から10分ぐらい経った10時10分に到着するように家を出発しました。最短の道がイベントで封鎖されていて遠回りしなければならなかったというサプライズもありましたが、15分には開場に到着。予想通り、列はすっかりと無くなっており、スムーズに受付が完了しました。待ち時間を含めると5分ぐらいしか違いがないですから、今度からこっちの方が良さそうです、戦略的に。
準備も整いパンフレットを見ているとあることに気が付きました。創作の面々は相も変わらず殆ど変わらないのですが、何か引っかかるサークルが隣に配置されているのです。サークルカットその物にもサークル名にも見覚えがあるので頭の中をまさぐってみたところ、コミケでよく見かけるサークルだと言うことに気が付きました。しかも今年の夏コミでは同じ島に配置されていました。話しを来ている限り、どうやら群馬がホームのようです。
この一連の流れで、サークルカットって結構頭に残っているものだと思いました。人に覚えられるサークル名やサークルカットを作るというのもなかなか難しそうです。
さて、時間は一気に飛んでイベントも後半に入った頃、女性三人組の一人がスペースの前で立ち止まって他の二人に向かって「ここのサークルっていっつも凄いよね」と語りかけていました。なんだ、このモテ期は。本人がいる前で繰り広げられるディスプレイの賛辞の言葉を恥ずかしながらも甘んじて受け止めつつ、「ついでに中も見てもっと褒めてください」と言えなかった自分にちょっぴりセンチ。
ここのところ、本の配布量自体はあまり変化がないのですが、スペースの前で立ち止まる人や、歩く速度を緩める人は前に比べて断然増えてきています(「どうぞ見ていってください」と私が声を掛けた人に関しては、人数だけでも記録として残していますので、統計結果として分かるのです)。
あとは顔なじみのサークルと新年の挨拶(笑)を交わしたり、あるサークルさんの「次こそは新刊出すぞ宣言」を聞いたり(記録、残っちゃいましたからね?>某サークル)して時間は過ぎていきました。
250SP中、240SPが埋まり、当日の天気も相まって非常に活気のあったイベントだったことと、そんなイベントに参加できたことに感謝しつつ、今回の報告のまとめと致します。