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おでかけライブ in 前橋 78 今年もヨロシク2007

イベント情報

配布作品

無料配布物

ペーパー (【PDF】 サークル雪待終夜情報紙 No.2 [1.07MB]
 雪待終夜ペーパー、第二弾。段々作りなれてきました。
 毎度恒例の栞です。同人誌を買って下さった方に一冊あたり一枚、添付しました。

記録

即売会報告

 私の活動方法から言えば珍しい、二ヶ月連続イベント参加。もともと、「本が出来たらイベントに参加」という方針でしたので、新刊がない状態での高崎参加、そして新刊がある状態での前橋参加という事情も会場も若干違いますが、連続でイベントに参加するのは久しぶりです。
 調べてみたところ、前橋のイベントは前橋54の頃からサークル参加しているようで、気が付いたら20も数字が進んでいることに驚きました。如何せん、前回の前橋は一年前になりますので。

 今回のイベントで一番大変だったのは、やはり新刊。プランとしては去年の11月ぐらいから立ち上がっていたような気がしますけど、目標としていた12月までの完成には間に合わず、結局、イベント前日に原稿が完成する展開になってしまいました。
 上に書いたとおり、イベント合わせでの原稿と言うことをあまり経験していないので、けっこうびくびくでした。
 それでも何とか印刷も終わり、新刊のPOPやペーパーをこなせた辺りは、自分でも驚きです。新刊のポップなんて言うのは、家を出発する1分前に印刷が完了するという、とんでもないスケジュールでしたけど。(別の見方をすれば、POPが完成した瞬間に準備完了。)

 さて、会場で貰ったパンフレットで驚いたのが、創作サークルの数。前回の高崎と同じく、なぜか異様に数が増えています。この事については後々、お隣のサークルさんから聞くことができたのですが、私が前橋を欠席している間に、創作サークルが二つ加わり、私が前回の前橋で見た創作サークルに加え合計三サークルがほぼ常時、前橋・高崎のおでかけライブに参加しているそうです。
 以前の前橋では、創作サークルでイベントに参加すると、創作=雪解け水というスペース配置だったので、一種の悟りのような心境でイベントに参加していましたけど、これだけ仲間が増えると、隣のスペースと創作の話で盛り上がるというのも夢ではないかも知れません。
 今回のスペース配置で良かったのは、創作スペースが、中央通りで二つに分かれていたと言うこと。2SPと4SPぐらいに別れていたような記憶がありますが、わたしは2SPの方に配置されていました。これがきっかけというのもありますけど、おかげで隣のスペースの方と話をすることが出来ました。夢にまで見た(笑)、前橋で創作スペース同士の会話です。四年間頑張って参加した甲斐がありました。

 話は時系列に戻して、会場でのセッティングを進めているときの話。前回の報告にも書いたとおり、新しい作品はPOPと平積みといった構成でディスプレイをするのですが、今回、肝心のPOPスタンドを自宅に忘れて来るという大失態。見やすいようにと、市販品を若干改造した力作なのに、それを忘れて来たことがショックでした。時間がないときに焦って準備をすると、こういった「最近使い始めたもの」、総じて慣れていないものを忘れてきてしまいがちになるかも知れません。
 ただ、ありがたいことに、家を出発する直前に「いらないと思うけどなあ」と呟きながら鞄に入れた両面テープを持っていたので、それで固定しました。イベント当日でも、ホッチキスやテープというのは持ち歩いていた方がよさそうです。今となっては値札を使わないのですけど、一応持っていくようにしています。前回の高崎ではこの値札がいいコミュニケーションツールになりましたし。やはり、備えあれば憂いなしです。
 何とか開場五分前に準備も終わり、残りの時間はペーパーを折ることに専念しました。

 イベント開始から少し経った頃、あるお客さんに「創作で勝負するのは大変ですよね」といった趣旨の言葉をかけられました。大変なのは大変ですけど、1300円(参加費)で自分の表現を発信できる場所があるなら活用するしかないですね。それに、もはや、悟りの境地です。というか、一人禅問答です。
 地方イベントでの創作サークルというのは、「申込用紙での扱いが酷い」、「配置が余り物扱い」、「見向きもされない」、といった創作三原則でもあるのかと聞きたくなるような状況ですけど、そう言ったイベントならではの楽しみ方もあるもので。
 いつも例としてあげるのは、新しい読者の確保でしょう。創作で列を作れるイベントというのは、その列には創作好きが集まるでしょうけど、替わりにジャンル外の人が来づらくなります。反面、創作が一つといったイベントでは、他のジャンルの間に紛れ込むように配置されるのですから、ジャンル外の人が来る可能性はぐんと増えます。そう言った人に本を手にとって貰って、手元に置いて貰えるどころか、次のイベントで続編を買っていって貰える、といった流れになったら、それはもう、地方イベントでの創作の楽しみ方になると私は思っています。
 ですので、この境地に達するまで時間は掛かりましたけど、初参加の時から創作でしたから、今となっては十分に愉しんでイベントに参加しています。ですので、「辛い」と思ったことは、最近ではあまりありません。
 それに、今回のように、創作に興味がある人には率先して声を掛けて貰えるのも、地方イベントでの楽しみなのですよ! ここ最近はほぼ毎回、創作ジャンルの人やそう見受けられる方に優しい声を掛けていただいたり、「頑張ってください」と言われているので、毎回励まされています。

 ちょっとしたサプライズ。
 前回、巫女のスヽメを購入していただいた方が、スペースに来て、感想を述べていくのと同時に、自分のサークルの本を置いていってくださいました。何でも、黒髪本みたいだよ! 前回も気が付いたら便せんを貰っていたので、ここぞとばかりに、贈呈用同人誌としての立場を確立しつつあるAtoZを進呈。会話も弾み、その方がスペースから立ち去ってから、袋に詰められた同人誌を取り出してみました。
 一緒に入っていたペーパー。そして、スケッチブックを剥いだ紙。
 そのうちのスケッチブックを袋から取り出して。
 轟沈。
 この時ほど、日本語に『轟沈』という言葉があることを素敵に思いました。なんか巫女さんが居るよ! 文字通り、机に突っ伏しました。今度、スケブ持っていこうかな。

 なんていうかもう、前橋最高です(安っぽい奴だ)。


 高崎に続き交流がメインというイメージのイベントでしたけど、イベントの空気も良く、最後まで楽しく過ごすことが出来ました。イベントの中盤、前々日からの激務の影響で2分ほどタイムスリップする現象が十数回発動しましたけど、何とか乗り越えました。本格的に寝ると、寝言を発したり、壁を殴ったりすることがあるので、軽い眠りで良かった。でも、周りからは滑稽に見えたんだろうなと、ちょっと今更ながらに恥ずかしい気持ちです。
 イベント会場で次回の高崎(2月11日)を申し込んだので、次は2月11日のイベントになる予定です。

 それではまたどこかのイベントでお会いしましょう。

 文章が長ったらしいのと、いつもよりテンションが高いのは、梅酒を飲んでいる所為じゃないんだからね! (テンプレ)

初出: 2007年1月23日
更新: 2007年2月22日
著作: 鈴響 雪冬
Copyright © 2007 Suzuhibiki Yuki

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