N-03a 雪待終夜
前回、すなわち11月のCOMITIAで8年ぶりに小説ジャンルへの配置となりましたが、今回も配置は小説です。新刊は写真集ですが(苦笑)。
このレポートを書いている現在、新作の小説をちまちまと書いているところですが、そのテーマが「大槌町の星空」です。そして今回の写真集も「大槌町の星空」がテーマになっています。いつの日か、できるだけ早いタイミングで、この写真集と調節を同時に頒布できるように頑張っています。
私自身、今回の新刊は前の作品「その思いを制服に込めて」からそんなに間が空いていないと思っていたのですが、実は3年ぶりの新刊でした。そして「その思いを制服に込めて」はCOMITIAでは頒布できない作品のため、その前の作品である「大槌町 ここは復興最前線」の2019ぶりの新刊となります。とはいえこれも2019年発行なので、同じく3年ぶりということになりますね。
さて、新刊のあるイベントの時のイベント準備といえば新刊作製ネタなのですが、今回は11月に入稿して1月中頃には届いていたので、あんまり書くことがありません(笑)。新刊に関しては1月から2月の日記を読んでください、ということで。
増刷に関しても日記に書いてしまったので、それも2月の日記を読んでくださいということで。
今回、いつもと違うと言えば、新刊の通販を先行して行ったこと。時勢が時勢なので欠席せざるを得ない方も多いことや、一箇月以上前から手元に新刊があるということもあって、通販の受付をイベント一週間前から行いました。そしてこれはたまたまなのですが、金曜日は午前中から出張で、午後からは在宅ワークになったので、仕事が終わった後すぐに宅配センターに持ち込んで一気に発送した結果、全員COMITIA前日に配送完了となりました。
いわゆるフラゲでしたが、お楽しみ頂ければ幸いです。
前日に事前予約分の発送を終え、あとは私の体を帝都に運ぶだけです。
COVID-19(新型コロナウイルス)のオミクロン株が猛威を振るう中で、今回は久しぶりの午後移動を行いました。いつもなら、せっかく帝都に行くのだからどこかを見に行こう、となるのですが、(前回は庵野秀明展)今回はそういったこともやめ、できるだけ夕方に到着するようにして、夕飯のためだけに外に出る。イベントが終わったらすぐ帰る、というのを徹底しました。
こういう時期だからこそ、一人ひとりの心がけが大事だと思います。冬コミでスタッフ参加者から感染者が出てちょっとした騒ぎになりましたが、そういった騒ぎがなかったとしても、スタッフ、サークル、一般、それぞれに対する周囲の目というのはいつ何が起きるかわかりませんからね。
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
ということで今回は特に打ち上げの予定もありませんでしたので、新しいお店の開拓を行いました。治安が良さそうなお店(うるさい客がいない、グループ客だとしてもおとなしい人が多そうなお店)を選んだ結果、ホテル近くの熟成肉専門店に白羽の矢を立てました。
新刊のネタが振ってきたので今から小説を書きます(本人のメインジャンルは写真)と宣言して新刊を書き始めた相互フォローの新刊作製RTAツイートを拡散したり、通販組の新刊の感想をRTしたりしながら肉を頬張っていると、あっという間にラストオーダー(コロナ禍で時短営業)でした。
お酒はお肉専門店ということもあってワインがメインという感じでしたが、ビールもいわゆるクラフトビールを数種類置いてありましたので、ビール派にも満足できるお店だと思います。ここは打ち上げにも使えそうですね。
お店を出る間際に「ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』」が置いてあったのに気づいてもしかしたら…とおもって調べてみたら、ここのお店ではありませんが、すぐ近くの系列店が紹介されていました。
朝食を済ませ、ホテルに戻って荷造りをしているとプリキュアが始まってしまって「ヤバイ」となりました。COMITIAに参加するときは8時30分にホテルを出るのでプリキュアを見ることができないというのがルーチンに組み込まれているからです。
でも今回は新しいプリキュアが始まって数週間ですし、気になってるキャラが活躍しそうな回だったので諦めて見てから出発することにしました。芙羽ここねかわいい。
心配されていた雨はサークル入場のころには上がりました。久しぶりの逆三角にテンション上がりますね。
今回は西ホールで赤ブーのイベントも開催されると言うこともあって、移動中は女性の方が多かったように感じます。
同じく久しぶりの「ホイホイ」。
2021年の冬コミ(C99)で東西のベルリンの壁が崩壊した後、東から西へ移動する人と、西から東へ移動する人の列の間でお互い手を振り合ったという………。
2年の間に洗練された検温とサークル受付を終え、自分のスペースへ。今回サークル側からみて右隣の方はお休みでした。左隣の方だけに挨拶をしてちゃちゃっと設営します。
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
プリキュアを見てから出発したので到着は10時20分頃になってしまいましたが、10時50分には設営も完了です。
巡回受付に来たスタッフさんに、カバー付きの本に見本誌シールをどうやって貼るかを聞きながら(カバーの方に貼るとのことでした)シールを貼り、受け付けも終了。後は開場を待つだけです。
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
新刊はフルフラットなので、見開きで見本を展示。とにかく青が美しいですね。
今回も隣接スペースでちょっと思う事があったのですが、直接的な書き方にならざるを得ないのでレポートからは割愛しました。
後これはイベントに限らずどこでも見かけるのですが、特に人が集うイベント会場で、鼻出しマスクとか石けんで手を洗わない(そもそも手を洗いすらしない)人は反社ということで発砲許可が欲しいです(笑)。武力行使の許可を。
中休みはちょっと前倒しして13時30分~14時でした。早退するサークルさんが多いかなと踏んだ結果ですが、ようやくピークを過ぎた頃に開催されたと言うこともあって、欠席はともかく参加したサークルそのものはそんなに早退は少なかったように感じます。ただしアダルト島だけは相変わらずめちゃくちゃ早いので、サークル参加者としては非常に困るんですよね。今回もアダルト島だけは8割ぐらい早退してました。
1サークル早退、1サークルは当該作品未搬入、それ以外は全部購入できました。上々の成果です。
今回はこちらから挨拶できたサークルも多かったですし、挨拶に来てくださったサークルも多かったです。そしてお互いに挨拶しに行ってお互いに不在だったという事案もありました。
いろいろ嬉しいお誘いなどもありがとうございます。作品毎のジャンルもそうですし、サークルとしてのジャンルもあって、なかなか腰が重いですが、何かのきっかけがあれば応えられればと思います。
新刊については事前通販でだいぶ購入して頂いただけあって、当日の分は少なめだった印象。それでも両方合わせたら在庫の4割ぐらいは捌けたので出だしとしては十分という感じです。
既刊の小説は動かないのも覚悟していたのですが、11月より小説ジャンルを見に来る人が多かったように感じましたし、同じく11月よりA2サイズのポスターをじっくり読む人も見かけたので、新しいディスプレイの効果が出始めているかなと思いました。
今回、スペースを巡ってて思ったのは、視線の高さにディスプレイする小説サークルが多くなっていることで、見本やPOPを高いところに掲げていると感じました。通路が広くなって距離が遠くなり、視線も高くなっているのかなと思ったので、この点は私も追従したいですね。
買い物を終えてからはスペースでまったりしながら過ごし、残り15分ぐらいで周囲が片付け始めるのを眺めつつ、15時、拍手で幕を閉じます。
3年3か月ぶりの東ホールでのCOMITIAは、ここ数回の実績的に相対的には11月のようなサークル数と、いつもの2月のようなまったりした雰囲気を併せ持った空気という感じでした。
開催に向けて尽力された実行委員会の皆さん、各参加者として様々な対策を行った上で参加された皆さん、お疲れ様でした。
15時を回ってからサクサクと自スペースを片付け、欠席だった隣の席の椅子を床に降ろしてテーブルを畳み、そのさらに隣の2スペースとも欠席だったサークルのイスとテーブルも片付けて会場を後にします。途中、机の天板を下にして床に畳んで置いている光景をいくつも見かけて頭を抱えながら。治安が悪い!(苦笑)
さて、今後のイベントですが、現在確定しているのは6月の第七回文学フリマ岩手(開催され、移動してもいい雰囲気なら)です。5月のCOMITIAは参加しても一般参加かなと思います。8月のコミケはまだ未確定。8月のCOMITIAは例年参加の傾向が高いですが、今回もサークル参加する可能性が高いです。
それではまたどこかの会場でお目にかかりましょう。
ご健勝をお祈り申し上げます。