Top > 読み物 > イベントレポート > COMITIA94 拡大Special
いつもより大分早く東京に集合。ここ数回の東京イベントは前々日の夜か前日の夜というのが中心でしたので、昼間に東京で合流というのは久しぶりになります。というのも詩唄いさんの方でなにやら用事があるということで、それに合わせて、ですね。
荷物を預けようと思ったところで早速出鼻をくじかれます。APECの開催日程と被った結果、山手線内の主要なロッカーはほぼ全て封鎖されており、荷物を預けることができないようになっていました。しかし、東京駅は数年前に有人手荷物預かり所が復活していたためそこに荷物を預けて事なきを得ます。
両国で詩唄いさんの用事を済ませ、神田駅で蒼瀧さんと合流。神田駅は「窓辺に座る小さな妖精」でもお世話になる駅なので何かと懐かしいです。
三人揃ったところで詩唄いさんが調べてくれたベトナム料理のお店で昼ご飯と相成りました。詩唄いさん自身は失敗だったと言っていましたが、私自身は食べたことのない味でなかなかおもしろかったです。醤油や味噌などをベースにした日本食ではなく、偶にこういうのを食べてみると味覚の幅が広がりますね。
ご飯を食べ終わったら秋葉原駅へ。新しい駅ビルが完成して駅の雰囲気が大きく変わりましたね。再び「窓辺に座る小さな妖精」の話を持ち出せば、このビルの工事しているところから描写しているので、完成系を見ることができたのはうれしいことです。クロスフィールドを中心とした駅前再開発はこれで大部分が終了したはずですが、これから秋葉原はどうなっていくのでしょうか。
写真の都合で数時間時間は飛んでドイツビアホールへ舞台はシフトします。
まず、簡単にまとめると、久しぶりにおいしくお酒を飲めたような気がします。18時50分に店に入った写真があり、最後の写真が21時44分と、時間にしては3時間ですが、レシートの長さや金額はトップクラスだったと思います。もちろん金額については単価が単価(ビール一杯1000円など)でしたけど、よくもまあこれだけ飲み食いしたなと思います。それもひとえに店の雰囲気が良かったからなんですけどね。あと私好みの店員さんとか(以後の文章はみいなにより検閲のうえ削除されました)。
なんだかんだ飲んでみるわけですが、やっぱり黒ビールが好きなんじゃないかな私は、と思い始める今日この頃。
ひたすらのんでグダグダになった三人はホテルと自宅へそれぞれの道を歩み始めたのであった。
昨日の記憶がないと言い始める詩唄いさんを横目に朝の準備を始めます。意識があったら合流すると言っていた蒼瀧さんからも連絡はこず、コミティア当日の朝が始まります。
今回はホテルの都合上、いつものホテルが取れなかったので第二候補(会場に近いけど部屋が狭いので荷物を置くのに苦労するホテル)ですので、比較的余裕があります。それぞれの部屋で荷物を準備して、示し合わせていざ会場へ。
今回も他のイベントと同時開催だったようで、季節柄おなじみの就活イベントは見慣れた光景ですね。リフォームに関するイベントも同時開催だったようで、イベント終了後にサークル宛に配られるイベントレポートに「マンションの管理組合長として参加してきました」というレポートも掲載されていました。
そんな中、コミティアは西館全館開催。今回はホールも活用して出張編集部などを入れていますが、だんだん会場の使い方が上手くなってきたような気がします。
会場に入るといつも通り私主導で準備が始まります。日記でも紹介した秘密兵器を使ってディスプレイをセッティング。耐久に難があるという不安を抱えつつの運用になりましたが、イベントが終了するまできっちり仕事していただけました。
新刊は詩唄いさんの「足跡のカケラ」、準新刊として私の「黒と髪と彼女たち」と詩唄いさんの「ReSin-ens 「 」」の3冊という大所帯。うち2冊はPOPをつけてアピールします。
こうやって改めて見ると、長編はカラーが目立つ気合いの入った表紙、短編はシンプルにまとめた表紙というように統率は取れているのですが、短編の種類を拡充してきた(短編を強化しようという目標を希望風で立てていた)ためか、スペース全体が味気なくなってきました。短編だからシンプルに、という発想もそろそろ考え直す時が来たのかもしれません。短編だから、長編だからではなく、作品にあった表紙を作るというのも同人誌の醍醐味ですからね。
話を戻してコミティアの準備へ。
ディスプレイのセッティングが終わった頃に巡回受付の方がいらしたのでコミティア初売りとなる3種類を渡して無事に受け付け終了。後は会場となる11時を待つだけになりました。
イベントは拡大開催の割りにまったりとした印象です。
イベントが終わった後各所のレビューを読んだのですが、おおむねどこのサークルも似たような印象だったようです。共通しているのは、
といった具合。
今回は別の会場でのオンリーイベントなども重なったようで、そちらとも一般参加者を分かつような格好になったようです。話によると秋のコミティアは島中への人の流入が少ないと感じている人もいるようなので、11月のコミティアというのはこれが普通の格好なのかもしれませんね。
冬コミと夏コミの間にあって他のイベントと日程もぶつかりづらい5月コミティアと違い、11月のコミティアというのは難しいのかもしれません。
まったりとしていたので、いろんな所に目を向けることができたのですが、まずBGM。コミティアといえば少し懐かしい感じのする洋楽がBGMとして流れているのですが、このプレイリストを作っているサークルがいるということが新たな発見でした。毎回同じサークルが担当しているようです。
同じ流れでやはりディスプレイ。これについては什器ではなく同人誌のデザインというレベルになってくるのですぐに何とかできるわけではないですが、ひとつの課題として胸に留めておきたいと思います。
イベントの終盤、Feather Forestの羽森さんがやってきました。
【羽森さん】「なにかお奨めのサークルとかってありますか? いま知り合いのサークルのお薦めをあさっているんですよ。」
【鈴響】「ここです(自分のサークルスペースを指さしながら)」
【羽森さん】「そう返してくるサークルは今まで無かった…。」
自分の作品をアピールできることも大事だと思うよ!
ほかにもオレンジ色のゼリーの鈴北さんもいらっしゃって新刊の交換会。頂いた本の「禍姫」が異様に気に入って、会場の中で4回ぐらい読んでました。
そんなやりとりをしつつ、終始ゆったりとした空気でコミティアは終了したのでした。
蒼瀧さんと合流し、いつものように土風炉の秋葉原店へ。イベントが終わった後、テーブルに酒と食べ物をひたすら並べているグループがあったらそれはきっと希望風+α。
昨日の飲みで懲りたのか、二人はお酒なしということで、私だけ最初のいっぱいを頂き、あとは反省会+打ち上げ+仕事の愚痴といういつもの流れに。この飲み会が個人的には一番大好きですね。
飲み始めてから一時間が経った頃でしょうか、予約していたと思われるグループがやってきて謎のプレゼント交換会。その中の一人がラブプラスをもらったようですが、そのラブプラスについて執拗に取り上げてパッケージの説明文を読み始める人がいて、私達もそうですがそのグループの人達も迷惑そうでした。なかなかおもしろい光景です。何となくリア充がいう「俺けいおんとか大好きだしww」というセリフのイントネーションを理解しました。
11時チェックアウトのホテルで10時30分まで居座る客室清掃係泣かせの客を演じた後、秋葉原で昼食。これもいつもの親子丼専門店です。写真はいつも同じ写真なので割愛します。
秋葉原の散策が終わったら東京駅でコーヒーを飲むというのがいつもの流れなのですが、今回はちょっと特別なお店に行ってみました。
本屋と併設されているコーヒー店(こういう形式のお店が一番好きです)なのですが、ここのお店で、期間限定で青森に本店があるコーヒー店の青森ブレンドを飲むことができます。今回はそれを飲みに来ました。
メリオールをまともに見るのはこれが初めてかもしれません。知識の上では知っていたフィルターが荒いために粉っぽさが出るというのを実際に確認できた貴重な体験になりました。詩唄いさんが言っていた「本店より苦みがある」というのもここに起因しているのかもしれません。
コーヒーを飲みながら今後のイベントや今回の遠征で決まった大事なことを再確認しながら、今年一年の同人活動に幕を落としました。