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前日のホテル泊が無くなってからの初めてのイベントになりました。今までは移動距離の都合や前日搬入の問題があったので、前々日に東京入りというのが定番の流れでしたが、今回から前日搬入も当日も家から直接という流れになりました。
実際にかかる移動時間や移動方法、エスカレーターの有無などは前日搬入のおかげで大体つかめているので、新しいルートでも安心でしたけれども。
当日の朝、いつもならホテルのベッドで迎える朝と時間を、自宅で迎えます。朝4時、これがコミケの始まりです。(非常に残念なことではありますが)今回は新刊もなく、事前の準備はほとんど終わっていたので、まったりとした朝です。
5時50分、途中での朝食や飲み物を買ったりする時間も見込んで家を出ます。
当日の設営などは、まあ、毎度のことですのでちゃくちゃくと進めて、20分もかからずセッティング完了。ですが、今回からiPadをスペースに置いてみましたが、バックライトのおかげでこれがなかなか目立ちます。小説サークルでは作品のPDFを見られるようにしているスペースがほとんどですけど、バックライトが目立つと言うことを使ってなにかできたらおもしろいディスプレイになるのではないでしょうか。
今回は朱雀大路によって創作文芸スペースが左右に二分されているのですが、朱雀大路があると言うことは見られるわけですよ、男津波が。
9時30分頃、スタッフさんがやってきて、「みなさんおはようございまーす! 間もなくコミックマーケットが始まりますが、開場直後、男津波による競歩大会が開催されます。(ここで一同苦笑い)危ないですので、スペースの外に出ないで下さい」といった諸注意を演説していきました。
前回朱雀大路に配置された時は、列がいなくなるまで机を押さえて下さいといった注意がありましたが、大通りに面したスペースに対する特別な注意があることに、コミケット準備会の腐心を感じます。
そしていよいよ開場。遠くから聞こえてくるスタッフの叫び声と足音になぜか起立して出迎える創作一般の島(きっと撮影のためでしょう(コミケでは本人の同意が得られない撮影は禁止されていますので、スタッフから注意を受けていましたが))。
こういった列はスタッフが先導して歩くのですが、今回中々おもしろい発言が聞こえてきました。スタッフは一般参加者が走っていかないように棒を持って(ぎりぎり走らない程度の早さで)先導するのですが、スタッフの足が速すぎたのか、列の方から「スタッフさーん。早すぎです><」という声が聞こえてきました。
走ってはいないよ、うん…。スタッフが機敏すぎたんだ。
まあ、そう言った光景をほほえましくみまもりながらイベントが始まりました。
ええ、その通りの意味です。前日、絵描き同士でなにやら盛り上がったようですが、それはこちらのレポートでは書けないので、本人のイベントレポートへどうぞ。
希望風は基本的に前後左右斜めの8方向、どこかのサークルが欠席するというジンクスがつきまとっているような気がするのですが、今回も同じでした。ただ、コミケット公式発表では数百のサークルが震災の影響で欠席を申し出たそうなので、もしかしたらそれ関係なのかもしれません。無事を祈るばかりです。
初めての配置だと思うのですが、通路を挟んで向かい側がギャルゲー配置でした。どこのサークルもスペースの前にポスターを掲げていたりして、普段見ている創作ブーストの違いに驚く一方で、こういうディスプレイもあるんだなと素直に感心してしまいます。
ええ。御多分に漏れず詩唄いがいない時でしたけどね。
ReSin-ensシリーズは一巻から順番にと言うパターンがほとんどでしたので、いきなりの全巻にはビックリしてしまいました。
そして、これは改善をお願いするべき所なのですが、ReSin-ensには値札が付いていないので、全巻の注文という事もあってパニックに陥った私は値段を忘却するという事件に。「ちょ、ちょっとまってくださいね」といって、携帯を取りだし、自分のサイトにアクセスして値段を調べて事なきを得ましたが、あれは恥ずかしい。
ということで、値段をつけて下さい。お願いします(ここでいうな)。
最近、隣接配置に初参加というサークルさんが結構いらっしゃるのですが、ちょこちょこ話をしていて「長いですねー」と言われることも増えてきました。ただ、創作文芸は10年以上活動をしている人が結構いるので、まだまだだと思っています。
でも、こういった新しいサークルを見ると、自分たちももっと頑張らないと、と、気合いを入れられるので嬉しい限りです。新陳代謝も大事ですからね。
この二種類についてはPOPを作っていたというのもあるのかもしれませんが、セットで買っていただけると言うことが結構ありました。POP万歳!
ここ最近は曇り空と言うことが多かった気がするのですが、久しぶりの超猛暑の中のコミケで、スペースで座っているだけでも汗がじわじわじわじわ。当日、設営から打ち上げの前までに飲んだ水分は2リットルになりますが、トイレは一度たりとも行きませんでした。恐ろしや、汗。
16時を拍手で迎えつつも、隣の館で行われている鉄道メカミリの三三七拍子も聞こえることなく、まったりと終了。
荷物を片付けた後、残っていた人達と協力して島一つ分の机と椅子を片付け、開場を後にします。今回も移動経路を変更して見ましたが、今回が一番楽だったかもしれません。しばらく続いた経路探しですけど、これが一つの終着点になりそうです。
荷物をロッカーに預け、乙嫁にはまった鈴響・詩唄い一行は中央アジア料理店へ向かうのでした。
久しぶりにスペースに委託作品がある状態でのコミケでしたけれども、表紙の方向性が違ったり、ディスプレイのやり方が普段と違ったと言うこともあって、スペースの前に来ていただいた方々の動きがいつもと違うように思えました。
そう言ったことも含め、色々と得るものがあったと思います。
ともあれ、当日は希望風にお越し頂きありがとうございました。また次回、お会いしましょう。