イベントレポート「関西コミティア56」

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イベントレポート

イベントが始まるまで

 関西のイベントにサークルとして参加するのは「そうさく畑Final」以来ですね。
 会場のOMMは先々週の文学フリマ大阪で把握していたので(コミティアでの搬入のリハーサルもかねていた)迷いなくたどり着きます。
 スペースについて驚いたのは、8月の東京COMITIAで隣だったサークルが今回も隣だったこと。こんなこともあるんですねと笑いながら挨拶をすませます。そしてそのサークルの更に隣には、POO松本氏のサークルが配置されているのもすごい偶然です。というのも、関西コミティアのほぼ二週間前の9月16日、9月10日から開催されていた、POO松本氏のところに持ち込まれた同人誌のデザイン(や内容)をすべてレビューするという企画の最終日、極私的C96十四傑の三作品目に「大槌町 ここは復興最前線」の2017を選出していただいたのです。こういう偶然ってあるんですね。
 評論ジャンルは決して小さなジャンルではないと思うのですが、関わりのあるサークルが隣近所に配置されるとおもしろいなあと思うわけです。

大槌町ここは復興最前線の2017、2018を平積みにしてポスターを掲げただけのシンプルなスペース
RX100III(DSC-RX100M3)

雪待終夜と印刷されたスペースの前垂れ
RX100III(DSC-RX100M3)

 一般の通路側から見て左側、鉄道系のサークルさんですが、駅名標や路線図をもした配置案内が面白いですね。サークルの特色が良く出ているなと感心します。

打算

 さて、ここで私には一つの打算がありました。それはPOO松本氏の本を目当てにきた人が、氏の企画で紹介された本に気づいて買っていくのではないかという打算が。結果から言うと現実はそんなに甘くないのですが。東京COMITIAと違うと感じたのは、無言で買っていく人が多いという印象。そうさく畑Finalの時も思ったのですが、東京の時は結構な割合で内容や現地に行ったという話を聞いたのですが、関西圏ではそういった話になることがないので、単純に距離の違いなのか、サンプル数が少ないのかは不明ですが(たぶん後者)不思議な感覚になります。

イベント百景

 場所が変わってもCOMITIAはCOMITIAなので雰囲気としてはまったりしています。地方の少し大きめの同人誌即売会という感じがして、こういう雰囲気は嫌いじゃないです。
 会場がコンパクト(申し込み数超過でぎゅうぎゅうともいう)なので回りやすいですし、気になっていたサークルの本はほとんど確保できた記憶があります。
 当然POO松本氏の同人誌は夏コミで購入していたので、今回は挨拶がてらレビューのお礼を伝えに言ったのですが、その際にデザインのワンポイントアドバイスをいただきました。n傑に選ばれるとこの同人誌のここを見習うという話になるのでデザインに対するアドバイスがないのですが、まさかこの場でその話になるとは思わずうれしかったです。ちなみにその内容は「一言だけ言わせて」と前置きした上で、「俺なら磯ラーメンを見開きにする」というものでした。
 2017の最後に磯ラーメンの写真を持ってきたのは2015から続く飯テロの流れである種のオチなのですが、飯テロの継承としか考えていなかった私と違って、氏は写真集全体としての締めくくり(あるいはオチ)としてその写真を見開きにすると言うアイディアでした。2015を作ったときは明確に飯で締めようと思っていましたが、3冊目ともなるとその意識も薄くなってしまいます。毎回ちゃんと考えるということの大事さを認識したレビューでした。

 氏のレビューに参加して一つだけ変わったこと、思い返せばそれが始まりだったことが一つあって、関西COMITIAで初めてメロンブックスから営業さんが委託しませんかと来訪されました。このときは氏のレビューの直後だからと思ったのですが、その後東京のCOMITIAで二回も声をかけられてるので、レビューの影響力を認識しました。
 とはいえ、2017の在庫はもう限りなく少なく、シリーズの最終巻である2018だけを委託するのもなんだか違うような気がしてその場はお断りして、それ以降も断り続けています。BOOTHで通販をしていて感じていますが、自家通販で十分間に合う規模(10冊もでない)ですので、そちらで十分かなと。新たな販路で今までと違う層に届けるという考えも当然あると思いますが、違う層ということは過去作品を持っていないことになるので、過去作品を含めて考えたら電子書籍しかないかなと思います。

 イベントのレビューとはだいぶかけ離れてしまいましたが、後から思い返してみると、思ったより本がでなかったという印象が強くて(そうさく畑Finalよりもでないのは予想外でした)、イベントそのものの記憶が曖昧になってしまいましたね。
 ということで今回は終わりです。またどこかの会場でお目にかかりましょう。

初出: 2020年02月14日
更新: 2021年02月23日
著作: 鈴響雪冬
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