Top > 読み物 > 日記 > 2010年5月 -1冊目-
連休に突入した皆様、ごきげんよう。
連休に訪れる人の相手をしなければならない接客業などの皆様、お疲れ様です。貴方たちが居るから他の人達が楽しむことができるのです。一般の人は感謝しなさいよっ!
閑話休題。
詩唄いさんとの国際電話で、日程がいい具合に重なったのでコミティアへ一般参加することになりました。この突発的な感じが好きです。いつも使っているホテルを予約することができなかったので、第二候補のホテルに。このホテル、立地条件がいいので結構便利なのですが、その分普段は値段が高めです。しかし、元々休日の割引率が高いのと、不景気によるホテル業界全体的な値下げ傾向により、通常時の半額ぐらいで部屋を取ることができます。強いて言うなら部屋が狭いので、コミケのように大荷物での移動をする時はちょっと候補として取り上げるのに悩むぐらいで、今回の場合は一泊するだけですし、一般参加なので問題ないでしょう。
いつも使っているホテル、最近部屋をとれないことが多い気がするけど、予約が遅いからかな?
コミケの時に使っているホテルは駅から10分と少し遠いホテルなのですが、秋葉原の隣の駅なので使い勝手が悪くないですし、料金も安めなので学生時代からお世話になっていました。何より、シングルルームよりツインルームの方が多いので、ツインを取りやすいというのも便利なところ。ただ、コミケやコミティアで使う場合は当落がわかった時点で予約を入れるので(コミケの場合2ヶ月前、コミティアの場合も1ヶ月前には予約を入れる)、いつも空いているのです。
ここ2回(11月と今回)は予約を入れたのが直前になった関係で部屋が取れなかった………そう信じたいです。このホテルは便利だからこそ、ここを使いたいのです。
さてさて、知り合いのサークルは受かっているのかしら?
コミティアの会場から戻った後、ホテルにチェックインをすませ、疲れていたので小休止。それなりに歩いたので、流石に疲れました。一時間ほど待ったりして、詩唄いが行きたいと言っていた飲み屋へ。こうやって東京で知っている店を増やして、いつか全員で飲みたいものです。
やってきました、歌舞伎町の某お店。日本のビールと違って新鮮でしたけど、これがかなりおいしいです。私としては黒ビールのKöstriBerが飲みやすかったですね。
ホテルで一泊を過ごし、荷物を東京駅に預けたらまずは東京スカイツリーへ。東京タワーすら行ったことがない私ですが、スカイツリーは気になると言うことで、行ってきました。
下町の真ん中に立っているので相対的に大きく感じるのは間違いないのですが、それでも高い。信じられるか? スカイツリー、さらに2倍の高さになるんだぜ?
写真は割とワイドショートかで取り上げられている、俗称「鏡ツリー」の撮影ポイントよりもさらに東へ行ったところにある歩道橋から撮影しています。普通のデジカメだとこのぐらい下がらないと画角に収まらなそうです。広角気味な携帯電話のカメラだと普通の撮影ポイントでも十分撮影できそうです。ちなみにテレビで良く紹介されている撮影ポイントは結構人が多い上に、交通量もある橋なので、ちょっと撮影には向いていないかもしれません。
ひとしきり撮影を楽しんだら後は秋葉原散策です。休日と言うこともあり観光客やいつもの陸士官学校の方々が往来している秋葉原です。何度も訪れた秋葉原はよく言えばいつもの光景、悪く言えば見慣れた光景で、一階という部分で見ればほとんどの店は見てしまったと思います。二階より上にある店はまだほとんど見ていないので、見るところはまだまだたくさんあるとは思いますけどね。それに、私達が見るとしたら結局パソコンや本といった物になるので、電子機器や、グッズ類の店はほとんどスルーしていますし、例の牛丼屋さんとか行ったことがないですからね。
ひとしきりお店巡りを楽しんだ後、16時には秋葉原を後にして、二人とも自宅へ戻っていくのでした。次は夏コミの時になるのかな?
\(^o^)/
さて、農水大臣はどうやって責任を取るのかしら。
相次ぐ故障を乗り越え、地球帰還をめざす小惑星探査機「はやぶさ」は27日未明、地球の約250キロ・メートル上空を通る軌道に入った。
この結果、地球帰還の可能性はかなり濃厚になった。
はやぶさは、この軌道に入るため、連続100時間弱のエンジン噴射を続け、無事完了した。6月初めにもう1度エンジンを噴射し、地上に落下するための軌道に入る。
記事を作っては削除するという、インターネットの有効利用という言葉の逆を行く読売新聞にしてはいい記事を書いているので、掲載期限が切れて削除される前に引用。到着予定は6月13だそうで、この日が楽しみですね。
到着に備えて日本の技術力の予習だっ。
さて、電子書籍端末というよりは、小型のポータブルコンピュータというべきiPadが発売されました。「電子書籍」という枠組みで見た時には、日本のメーカーが発売している(た)端末の方が遥かに優秀でしょう。記録液晶の採用やバックライト不要の駆動方式による長時間稼働や、点滅しない事による早さなどに部があるでしょう。
この日記でも電子書籍そのものは何度か取り上げていて、サイト内検索をしてみると3回ほど登場します。最初に電子書籍について登場したのが2004年7月とのことですから、iPadなんかよりも遥かに昔に電子書籍って言うのは日本にも(もちろんアメリカにも)あったわけです。
では、何がすごいか。
これについては少し別の角度から見てみましょう。
身近な端末と言うことで携帯電話を取り上げてみますが、現在の携帯電話、とにかく高機能で、すべての機能を使いこなしている人はまずいないでしょう。ネットにカメラはもはや当たり前。ワンセグの受信や、音楽プレイヤー、電子辞書に、アプリケーションのインストールがもたらす多種多様な機能。とにかくたくさんの事ができます。
ですが、これを使った生活をどれだけ思い浮かべることができるでしょうか。DoCoMoが供給を開始したスマートフォン、Xperia。首都圏のJRの車内広告でもその機種を見かけることがありますが、その広告はどんな物だったでしょうか。少なくとも私の記憶にあるのは、本体の写真の横に、ウェブもメールもカメラもワンセグも、といった文面があるだけのシンプルな物でした。
しかし、これを活用した生活が思い浮かぶかというと、そうでもありません。
皆さんがおわかりの通り、携帯電話の機種の違いによる機能の違いというのは大して多くありません。もちろん、普及モデル、簡易モデル、上位モデルといった大きな違いはありますが、供給されている機能は大して変わらないのです。
しかし、そこに登場したのがiPhoneです。ワンセグも使えない、フェリカが使えない、マルチタスクができないなど、「ないない」づくしたったこの端末は、あっという間に話題をさらっていきました。
それはなぜか。
私はこう考えます。AppleやSoftBankは機能を提供したわけではなく、新しいライフスタイルを提供したのだと。
最近Microsoftなんかもそうなってきていますが、実際に使っているところの風景をCMとして流している場面をよく見かけます。AppleやMicrosoftは新機能ではなく、新しいライフスタイルを提供、または紹介することに力を入れているように感じます。
ワンセグを受信できるようにした。ではなく、ワンセグを受信できることによってこういう生活が考えられる。
フェリカに対応した。ではなく、フェリカに対応したから、こういう生活ができるようになる。
貴方が広告の受け手として見た時、どちらの方がより楽しそうでしょうか。より興味が持てるでしょうか。
多くの一般人というのは機能が供給されても、その機能の使い方に考えを巡らせて、「こういう使い方ができる。最高!」という発想に辿り着くことはありません。多くの場合、受け身なのです。
そう言う人達が市場の大多数を占めているわけですから、これからはライフスタイルを提供した方がいいでしょう。この端末はこういう機能を持っている、ではなく、こういう機能を使えばこういう生活ができるよ、といったように。
機能としては変わっていなくても、それによって提供されるライフスタイルが明確になるなら、消費者はその商品を手にするでしょう。今持っている携帯電話でも可能(ということに気づいていない)なのにもかかわらず。
数年前からちらほら登場しているネットワーク家電としてのデジカメ。撮った写真をどのように公開していくかという課題に真っ向から挑んだ意欲作だと私はとらえています。こういった新機能が盛り込まれた商品を今後どのようにアピールしていくか、それが消費低迷を勝ち抜いていくこれからのキーワードのように思えます。
そう言う点で、日本の電子書籍端末、ΣBookやリブリエは失敗したのです。
もちろん当時の通信インフラや技術力という点で大きな違いはあるでしょう。これほどまでに無線通信機能が発達し、持ち運びディバイス用の小型CPUが強化され、カラー液晶の量産が可能になり、低電力で高効率な電気消費など、当時との違いはあまりにも大きいです。
見方を変えれば、日本では電子書籍は早すぎたのでしょう。(アメリカでは本の単価が高いため、電子書籍にすると7割から8割オフの値段で買えるが、日本では4割オフ程度にとどまるといった、書籍の単科の事情もあるでしょう。)
日本の出版構造が腐っているが故に、電子書籍への対応はまだまだ遅れています。
E Inkのスタッフは、「取り次ぎが絡む複雑な流通体系もあり、日本の出版社などが電子書籍向けにコンテンツを開放しない」と話していた。日本でKindleと同様のビジネスモデルを採るのは難しそう。日本の電子書籍専門端末は、このまま死滅してしまうのだろうか
ソニーとパナソニックが電子書籍から撤退した時の記事の締めくくりの文章がこれです。あれから2年、日本の出版業界はどこまで変わったのでしょうか。
それはそうとして、コミケなどのイベントに参加していると、徹夜で列に並ぶとか最高に迷惑な行為のひとつなのですが、どうしてマスコミってのは深夜から人が並んでいると「すごいね」とあるのでしょうか。
まあ、それを活用した、予約整理券を並んで買わせるとか、商品を並んで買わせるとか言う戦法を採るも上手いよね! 正規代理店のビッグカメラは予約券で商品を買える時間帯を分散させて列ができないように対応したというのに。