2007年8月の日記 -2冊目-

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2007年8月11日 (土曜日)

タイトル未決定

『ReSin-ens 遼なる風、彩りの音』シリーズ、執筆日記 (08:44)

ReSin-ens第二巻、冊子の進捗状況
作業内容 進捗率 前回比
原稿 100% -
修正1 修正 100% -
反映 100% -
修正2 修正 36% +7%
反映 36% +7%
修正3 0% -
表紙 95% -
レイアウト等 100% -
最終調整 0% -

 修羅場中の標準時間より三時間も早く寝て、いつもより一時間早く起きて、メイドを始める前に校正作業。朝日を浴びながらの校正って今までにない感覚ですね。あっ、徹夜で何度かあったかな…。

 既にお気づきかと思いますけど、ここ最近、日記の口調がおかしいのは修羅場の影響です。

引っ越し五年目にして明らかになった事実

 花火大会を毎年やってるんだって。

 八月の第二土曜日(去年までは毎年15日)に
 ………どうりで知らないはずだよ。

 私? 花火より同人ですが、何か。夜空に輝く大輪の花よりも、私の本を心待ちにしている読者の笑顔の方が、私にとって花のごとく感情を豊かにするんですよ。

BGM: promise
歌手: 広瀬香美
出典: promise

ReSin-ens第二巻、冊子の進捗状況
作業内容 進捗率 前回比
原稿 100% -
修正1 修正 100% -
反映 100% -
修正2 修正 40% +4%
反映 40% +4%
修正3 0% -
表紙 95% -
レイアウト等 100% -
最終調整 0% -

2007年8月12日 (日曜日)

はじめてのよんてんぜろ

実は発動は初めて

Dim 修羅場レベル As Single = 4.0

 接続なさったサイトの管理人は、現在修羅場っております。一般的な用事は夏コミが明けるまで、緊急の用事は修羅場レベルが暫定的に4.0未満になるまで、返信をお待ちいただきます。

中間報告 (23:40)

 凄い集中力。追いつめられると人間頑張れる!

ReSin-ens第二巻、冊子の進捗状況
作業内容 進捗率 前回比
原稿 100% -
修正1 修正 100% -
反映 100% -
修正2 修正 75% +35%
反映 75% +35%
修正3 0% -
表紙 95% -
レイアウト等 100% -
最終調整 0% -

 というか、誤字脱字の修正だけじゃなくて、本文の修正までやっている自分を、誰か止めてください。

2007年8月13日 (月曜日)

完成?

中間報告 (01:46)

 誤字脱字だけではなく、表現、特に描写に関する部分の修正もしています。授業の終わりを告げるチャイムが鳴ってから「あと5分だけ」と強引に授業を続ける先生の授業のその部分が、結構重要なことでテストに出る確率が高いように、最後の最後まで修正を加えている描写には、それなりの意味合いを込めています。
 謎解きをするのは楽しいが、謎解きを要求されるのは楽しくない。小説にはそんな見方もあるようですけど、ReSin-ensに関しては謎解きを要求します。それはReSin-ensが「純粋にこの作品を好きな人のためだけに書いている」(もともとこう言う考え方ですけど、この作品に至ってはかなりそれを意識している)という事も含め、この作品を読む人ならそのぐらいはしてくれるだろう、と言う考えの下に執筆しているからです。
 ということで、ReSin-ensを楽しむのなら、描写部分に注目してみてください。登場人物の心情なんかはそこに全て詰め込んであるつもりです。

 ちなみに、パーセンテージ的には82%としていますが、ページで言うと220ページ中、181ページ目の修正中です。

ReSin-ens第二巻、冊子の進捗状況
作業内容 進捗率 前回比
原稿 100% -
修正1 100% -
修正2 修正 82% +7%
反映 82% +7%
修正3 0% -
表紙 95% -
レイアウト等 100% -
最終調整 0% -

原稿に関するミッションコンプリート (23:57)

 誤字脱字に関してはかなりの修正を加えたつもりですが、第一巻より誤字が出るかも知れません…。特に今回は変換ミス系が怖いです…。誤字の検出としては、

  1. 印刷内容を目視で確認
  2. 一太郎で検出
  3. 印刷内容を目視で確認
  4. 一太郎で検出

という形で、四段階の誤字修正を行っていますが、漏れが出るときは漏れが出てしまいます…。とくに小説の文体は、論文などと違ってあえて間違いを犯すところや、砕けた口調を用いたりするので、一太郎の自動検出はさほどあてになりません。
 もちろん、一太郎は予備として使っているので、基本は目視確認です。それでも誤字が見つかった場合は………初版の性だと思ってご了承下さい。

ReSin-ens第二巻、冊子の進捗状況
作業内容 進捗率 前回比
原稿 100% -
修正1 100% -
修正2 100% +18%
修正3 100% +100%
レイアウト等 100% -
最終調整 100% +100%

2007年8月14日 (火曜日)

これからが本当の戦いだ! 「完」
先生の次回作にご期待下さい。

今度のタスクは印刷 (00:00)

ReSin-ens第二巻、冊子の印刷状況
作業内容 進捗率 前回比
本文 25% +25%
表紙 0% -
0% -

 ページ数が多いので、印刷作業は大変ですけど、去年の印刷方法に少し工夫を加えているのでスピードや手間自体はかなり向上しているはずです。すでに4冊分の印刷が完了。一時間辺り5冊は印刷できるかな?

 ひとまず、冊子紹介ページの更新に取りかかります。

お兄ちゃんが大活躍 (01:41)

ReSin-ens第二巻、冊子の印刷状況
作業内容 進捗率 前回比
本文 71% +44%
表紙 0% -
0% -

 新しい印刷方法(出力装置は同じでも、印刷のやり方、データの作り方を工夫した)の威力が凄すぎます。110分でここまで印刷が進むんですよ。表紙抜きの本文は216ページもあるのに。

お前こそ、真の三国無双よっ! (03:00)

ReSin-ens第二巻、冊子の印刷状況
作業内容 進捗率 前回比
本文 100% +29%
表紙 0% -
0% -

 最大の難関、本文の印刷が終了。予定より3時間遅れですけど、いい仕事してます。両面印刷が一番神経を使うのですが、後は片面印刷だけ。片面印刷は紙を給紙トレイにセットして放っておけば印刷が終わっているので、残りは楽勝でしょう。

 おやすみっ!

イベント情報と冊子情報更新

 概要がまとまったので最新版で最終版に更新しました。当日会場でお待ちしております。
 さて、表紙の印刷、表紙の印刷~。

2007年8月15日 (水曜日)

タイトル未決定

私こそ、真の三国無双よっ! (03:00)

ReSin-ens第二巻、冊子の印刷状況
作業内容 進捗率 前回比
本文 100% -
表紙 100% +100%
0% -

 ロウソクは消える瞬間が一番その輝きを増すように、私の元に嫁いでから5年になるプリンターが、なぜか絶好調。給紙用ローラの摩擦係数はどんどん悪くなっていて、給紙ミスが起こる確率はそれなりに上がってはいますが、印刷はまだまだ現役のようです。独立インクじゃないからインク代も安いし。(メーカーに騙されてはいけませんよ。実は独立インクの方がインク代が高いのです。)

 おやすみっ!

C72 サークル参加準備進捗状況
大項目 項目 進捗率 前回比
新刊 全行程 100% -
印刷 ReSin-ens 1巻 95% +5%
ReSin-ens 2巻 100% +90%
ショコラ 100% +10%
製本 ReSin-ens 1巻 0% -
ReSin-ens 2巻 0% -
ショコラ 100% +34%
販促 ディスプレイ関連 80% -

2007年8月16日 (木曜日)

タイトル未決定

ページ数

 ちらほらと書いてきたことをとりあえず自分用のメモとして纏めてみました。

一冊の本を作るときのページ数の目安
(「そうさく畑東京18」より作成)
ページ数 回答者数
~10 2人
~20 23人
~30 33人
~40 25人
~50 20人
~60 17人
~70 5人
~80 3人
~90 0人
~100 8人
~110 0人
~120 1人
それ以上 1人

 20ページ、30ページ、60ページ、100ページ辺りが気になるところですね。漫画系同人誌の標準と思われる24ページ(本文20、表紙4)が「~30」に分布されているので、その項目が一番多いのも納得できます。
 このアンケート。そうさく畑で創作系同人作家に回答をお願いしたもので、漫画と小説がごっちゃになっているところに気をつけてください。

 さて、他のジャンルはどうか分かりませんが、漫画では32ページ前後、小説では60ページ前後が読み応えがあり、感想を言いやすいページ数であると、創作オンリー同人誌即売会「そうさく畑」の運営者、武田氏は述べています。
 ここから先は、私が文章系と言うことも含め、文章に的を絞りましょう。

 創作文芸では、主力とも言えるA5、手軽に持ち運べるB6、(印刷でのページ単価が高いので)作者の強い想いによって実現するA6新書の4種類のサイズがよく用いられます。上の表はページ数だけなので単純比較できませんが、個人的感覚で言えばA5の60ページは読み応えがありますから、A5で60ページというのが大体の目安といえるでしょう。
 A6で60ページは読者に相当ペライ印象を持たれるようで、A6で本を作るのなら最低でも100ページ、目標としては200ページ程度が望ましいようです。A6に作品を収録した場合、A5の2.5~3.0倍程度にページ数が膨らむことを考えると、A5・60ページが150~180になりますから、この感覚というのは結構妥当なようです。

 ちなみに、上では4種類の大きさを取り上げましたけど、漫画(特に男性向けで)圧倒的シェアを誇るB5が含まれていないのはなぜでしょう。それはB5の文芸同人誌というのは即売会では不人気であることがあげられます。
 常識的な観点では、一行の長さが物理的に長くなると、文字を追っているときに隣の行に行ってしまったり、次の行に視線を移動させるときに前の行や次の次の行を間違って読んでしまうという、読みやすさという点で悪化が始まるからです。行長が長くなりやすいB5、特にB5の1段組というのは、文芸同人誌では嫌われるレイアウトに分類されます。なおA4は論外と言われています。
 これはA5に近い市販のハードカバーの本を見ればよく分かることで、A5程度の大きさにも関わらず、上下の余白が広く取られています。これは、ゆとりを持たせるという意味の他にも、行長を短くして読みやすさを向上させるという意味があります。また殆どの方が読んだであろうA5の代表格、国語の教科書では上下の余白は少ないですが、下の1/5程度は本文ではなく脚注で、本文の行長はそれなりに短くなっています。B5より明らかに小さいA5ですら余白を広くとって行長を短くしていることを考えると、B5で1段組というページレイアウトはあり得ない、と言うことがよく分かります。
 創作文芸というジャンルで括ればB5と言う時点で圧倒的に不利ですが、それ以上に1段組というレイアウトは、読者の視点、また、個人的視点でも論外と言わざるを得ません。そのため、漫画との組み合わせで仕方が無くB5にしているという人や、紙の都合が付かないといった理由でB5を用いている人は最低限2段組にしていますよね?

 閑話休題。
 A5で60ページ前後というのは私の中では中編小説に分類され、「巫女のスヽメ(68ページ)」、「恋の from A to Z(A5換算58ページ)」がそれに該当します。作品を読んだ方はお分かりかと思いますが、それなりに長さもあり、起承転結もはっきりとしていて、作品としてわかりやすいかと思います。現金な話になりますが、即売会における売上げを見てもこの大きさの本というのは非常によく手に取られます。
 また、創作と縁が薄い人が多く参加するイベントでは、更にページ数が少ないショコラ(54ページ)がよく捌けるイメージがあります。

 以前日記に書いたかと思いますが、私の中での同人誌の分類というのは、

雪待終夜でのページ数による長さの分類
長さ ページ 読者層
短編 40P前後 短編が好きな人、創作文芸になれていない人
短編集・中編 60P~100P前後 作品を楽しみたい人
長編 200P前後 どっぷりと文章に浸りたい人

と分けています。
 読者層は結構適当に割り振っていますが、スペースに座って様子を眺めている限りは、予想通りの流れになっているようです。と言うことは、先に書いた、「読み応えがある」と、私の意図した「作品を楽しみたい人」というのは綺麗に重なっていると言えます。
 この事から分かるのは、作品を楽しんでもらうためにはやはり60P前後の本を作るべきである、と言うことです。

 私の場合、ある程度の体裁を守るためにも、あまりにも短い作品は短編集という形で収録することにしています。AtoZなんていうのは短いの極み(1作品が数十行で終わることも)ですけど、26作品集めることによって形式上は短編集(個人的には一本の中編作品)になっていますし、ショコラも1作品は2ページ、8ページ、16ページと短めになっていますが、それを幾つか集めることで、短編集(個人的には一本の短編作品)として、一冊に纏めています。
 こうして、ある程度ページ数を増やすことによって、本としての体裁が守られる他、読者から見ても「読み応えがある」だとか「作者が何を言いたいか一通り分かる」といった利点があります。

 武田氏の言う60Pと、私の経験則は主観的には一致しますし、やはり文芸同人誌は読み応えを求めるのならA5で60ページ、と言うのは一つの目安になるようです。B5の2段組なら40~50ページぐらいになるでしょうか。

大きさに即した行間

 文庫と一般的な文芸誌を横並べにしてみれば分かると思いますが、行長の短い文庫は行間が狭めで、一般的な文芸誌は行間が広めになっています。これは行長が長くなることによって発生する、先に挙げた行の読み飛ばしや同じ所を読んでしまう現象を、レイアウトを改善することによって軽減させるための措置です。
 行長が長い冊子を作らざるを得ないのなら、それに即した行間というものが大切になってきますね。

 普通、物事を始めるためにはある程度の勉強が必要ですが、同人誌もそれは同じです。他の人がどんな本を作っているのか、二次創作なら今どのようなジャンルが流行っているのか、や、自分の好きなキャラの設定はどうなっているのか、と言った面で、勉強が必要になります。
 すなわち、きちんと作品を作ろうとすれば、世の中に溢れている本には目を通していることになります。目を通しているはずです。
 この事を踏まえて、本題。
 行長や行間、文字間を含めた文芸誌におけるレイアウトというのは、一般紙をしっかりと読んだり、積極的に参考にするなど、同人誌を作る上で他の表現者がどのような表現をしているのだろうと勉強をしているかどうかがページを開いただけで分かってしまいます。作者自身がきちんと勉強をしていたとしても、読み手はそこまで分からないので、ページのレイアウトというのはその参考になります。
 わかりやすく三段論法にすると、

  1. レイアウトがおかしい
  2. 市販の小説などを読んで勉強していない
  3. (少なくとも技術的面で)作品の品質が読むに値しない

と言えてしまうわけです。

 ただでさえ、本を開いた瞬間に「小説か…」と、中身も読まずに突き返される文章系だからこそ、見た目勝負であるレイアウトぐらいはまともな構成にしたいものです。作品自体がどれだけ面白くても、ページを開いたときの印象で「この本はちょっと」と思われてしまうと、面白い作品も読んで貰えませんからね。

 と、ここで、聡い方は、ページを開くよりも先に表紙が読者の目に入るのだから、面白い作品も大事だけど、それを読んで貰うための、レイアウト、更には表紙作りが大切である、と言うことまで気づけるはずです。
 こういった、作者の「本に対する考え方」と言うのは、文章本体だけではなく、ページのレイアウトや表紙、製本という領域にまで現れてきます。私達、同人作家が作っているのは、「小説」ではなく、「同人誌」なのですから、本全体を作品として捉えなくてはいけませんね。

修羅場日記(8月21日追記分)

 8月12日に初めてとなる修羅場レベル4.0を宣言し、引きこもった私は、原稿の修正、確認、印刷と、様々な作業に追われていました。ここではそんなうち、16日からの日記に補足という形で付け加えていきたいと思います。

 14日の段階で印刷は終わり、15日は紙に重しをした上で寝かせるという作業をしていました。印刷が終わってから二晩が過ぎた16日、いよいよ製本作業を始めるときになりました。
 この日、朝から始まった製本作業は17時の段階でようやくホッチキスを閉じるところまでが終わりました。この後、表紙の貼り付け、化粧裁ちという順番になります。髭のように出ている紐は、糸栞ですね。スピンと言ったりもします。

 あまりにも上の作業に時間が掛かってしまったため、ここから作業方針を転換。ラインの人のように、作業を細かく区切り、一つの小さな作業をひたすら終わらせる、と言うやり方にしました。効率的かどうかは不明ですが、一時間かかって三辺のうち一片の化粧裁ちが完了しました。

 ひとまず、一冊だけ作ってみることに。製本能力も一年前に比べて格段に向上しているのか、何一つ問題もなく無事に完成。今後も失敗作が出なかったため、一冊目の本がそのまま見本誌になりました。事前に印刷していた帯を巻き付けると、それだけで見本誌っぽくなりますね。

 90分掛かって見本誌を含む六冊が完成。一冊当たり15分もかかっています。去年よりも時間が掛かっているのはきっと連日の作業の後なので、集中力に掛けているためです。それに加え、去年は出発当日に製本をしたので、切羽詰まっていたと言うこともありますね。そんなことを考えながらも、今日中に完成させないといけないため、作業は続行。

 3時間で6冊なんてあり得ない。15分かかって1冊だなんてあり得ない。そう思った私は、いよいよここで「最終兵器」を発動。サイトの読者ならお馴染みの、私の好きな曲が詰め込まれた伝説のプレイリストです。締め切り一週間前に「光になりたい」のデータが飛んだときも私を励まし続け、原稿を完成に至らせた伝説のプレイリストです。
 そんなプレイリストが功をそうしたのか、50分で8冊の正本に成功。無事にReSin-ens第二巻が完成しました。あまりの速さに私自身もびっくりです。
 おまけ。大きさを比べるためにと、栞大明神を置いたら、さりげなくパンチラになってしまった写真。あとで確認してびっくりしました。

2007年8月17日 (金曜日)

タイトル未決定

私こそ、真の三国無双よっ! (14:57)

C72 サークル参加準備進捗状況
大項目 項目 進捗率 前回比
新刊 全行程 100% -
印刷 ReSin-ens 1巻 100% +5%
ReSin-ens 2巻 100% -
ショコラ 100% +10%
製本 ReSin-ens 1巻 100% +100%
ReSin-ens 2巻 100% +100
ショコラ 100% -
販促 ディスプレイ関連 100% +20%

 そろそろ集合場所である帝都に向かう時間が来たようです。それでは皆さん。コミケ会場でお待ちしております。

 相変わらず集合時間ぎりぎり………。

修羅場日記(8月21日追記分)

 荷物の詰め込みも終わり、無事に上野行きの電車に乗ることに成功しました。荷物が多いというのと、連日の疲れ、及び、金銭的余裕により、「はじめてのふつうしゃぐりーん」を体験してみることに。移動速度さえ抜かせば、殆ど新幹線と変わりませんね、これ。流石に車内販売の充実度は新幹線の方が圧倒的でした。新幹線の車内販売は、通過駅に関するお土産も購入出来ますからね。
 いつもならこんな風に小説を書くための道具を広げて小説を書くのですが、流石にこの時ばかりは止めました。だって、原稿から解放されたばかりですもの。

 大宮駅通過ー。チューリップの「心の旅」という曲を思い出しますね、何となく。八月も後半となると、19時を過ぎると暗くなるようになりました。写真に写っているのは大磯行きの湘南新宿ラインだと思われます。この時間に横浜方面に向かう人は少ないのか、電車の中はかなり空いていました。それにしても、偏光板がないと車内の様子が窓に映ってしまいますね。

 ようやくタイミングがあったので撮影ー。この「上野行き」というのを写真に収めたくて三十分近く格闘していました。人が写らないタイミングだとか、表示のタイミングを合わせるのは結構難しいですね。
 照明やフラッシュを焚かない関係で、ISO感度を高めに設定してあるので若干写真がノイジーです。普通のコンパクトデジカメだと、ISO100程度が実用限界かも。

 無事に集合を果たし、チェックイン予定時刻ギリギリにホテルへ。この後、ホテルの前の交差点で警察に事情聴取を受ける車(一時停止義務違反?)や、眠気覚ましをする詩唄いの様子などを写真に収めているのですが、大人の事情で省略します。

2007年8月18日 (土曜日)

タイトル未決定

8月18日

 詩唄いの眠っている姿を収めた写真、省略。起きた後にカメラを構えたのですが、なぜか眠っているふり(ポーズ)までしてくれました。ありがとうございます。

 出発準備はOK。夜のうちにお互いの搬入物を最適化し、出来るだけ荷物を軽量化しました。参加日は明後日ですけど今日のうちに、いわゆる前日搬入を行うためにこういった日程になっています。その際に足りなかったものをこれから買い出しに行くことに。

 朝の秋葉原。みんなコミケに行っているのか、開店時間の都合かは分かりませんけど、人がもの凄く少ないです。それにしても、秋葉原駅の改修を含めた都市再生計画であるクロスフィールドが始まってから、秋葉原の街は変容しましたね。一応、都市計画に関わることをしている私からすれば、完全に失敗の類ですけど。秋葉原は民意で今の街並みが築かれたと言っても過言ではないのですから、下手に行政が介入すれば死ぬ事ぐらい、今の秋葉原を見れば高校生ぐらいなら理解できるというのに。でも、駅の改修には賛成です。中央線ホームへのアクセスの悪さは異様です。

 秋葉原と言えば神社でしょ、という私の駄目思考回路が生み出した提案により、秋葉原の氏神である神田神社へ。神田神社と言えば、同社の神主さんが、秋葉原を練り歩く巫女のコスプレを見て絶句し、巫女としての精神を教え込む「巫女さん入門」を催したことでも有名ですね。写真は以前来たときに撮影したからからいらない、と言うことで一枚も撮っていません。
 あしからず。一緒に祀られている二人のお稲荷様を題材に、危ない妄想をしてしばらくネタになってしまいました。

 神田神社まで歩いてきたので、そのままお茶の水まで歩いていくことに。写真はお茶の水でも有名な、聖ニコライ堂。建築史や、建築保存を語る上でははずせない建物です。その手前は、これまたお茶の水で有名な聖橋です。典型的なアーチ構造による橋ですね。

 お茶の水にある私的には馴染みの店である「レモン画翠」にて、前日搬入に必要なものや、私がいつも使っているシャーペンの芯を購入。このシャーペンの芯。使い物にならない近所の文具店にはもちろん置いていなくて、普段は学校の購買で買うのですが、購買も夏休みでお休みということもあり、これだけ文具が揃っているところに来たのだから、とついでに購入しました。
 さて、写真はその帰り道、通りがかりにふと気になってしまった神社。大規模な神社よりも、個人的には、こういった地元に根ざした神社というのが、雰囲気もあって好きです。それこそ、大宮の氷川神社のように大規模な神社が嫌い、と言うわけでもないのですが。その地域を見守るように、こぢんまりとたたずんでいる方が何となく好きです。この辺りは、日本人らしい完成かも。
 ちなみに、神社そのものは名前から判断すると八幡神様を祀った神社のようです。

 コミケ三日目と言う配置日程で、その日の朝カートを引っ張って電車に乗る余裕もないだろう、と言う事情もあり、今回は「はじめてのぜんじつはんにゅう」をしてみることに。流石にこの時間ともなると人は少ないです。それでも、お台場観光や、同じく前日搬入をする人達なのか、ぱらぱらと見かけることは見かけます。それにしても、混んでいるときにしかビッグサイトには来ないので、こんなに人が少ないこともあるのかと素直に感動してしまいました。
 ビッグサイト西館を支える部分には、「オリンピックを東京に」などと書いてありますけど、見た瞬間「だが断る」と言っておきました。
 その帰り道。明るいうちにしかビッグサイトには来ないので、これだけ暗くなると景色も変わるものだなあと、素直に(以下略。)
 こういった風景はしっかりと三脚を立てて夜景モードで撮影したくなりますね。夜景写真は結構好きなのですよ。

 カレキチで夕ご飯を食べ、ホテルに帰還。
 私が搬入しきれず手持ちで持っていく荷物を用意する前に、詩唄いが宝の地図を作り始めたので、それに感化されて私も作ることに。と言っても、東京に来る前に作ってしまっていたので、確認をするだけ。赤の印が希望風の位置。今回はいつも行くサークルが周りに配置されたので随分と巡回が楽になりました。

 宝の地図の確認が終わり、出発準備を開始。搬入しきれなかったものは当日搬入なのですが、予想外に販促グッズが多いため、鞄に詰め込むのに難航しました。地元のおでかけライブへは基本的に自転車搬入でやっているため、殆ど全ての販促グッズは折りたたみ可能なものですけど、数が多ければかさばってしまうのもまた事実。それでも二人で荷物を分担して何とか収めることに成功しました。
 ついでに、イベントに着ていく服も準備。勝負下着、と言うわけでもないですけど、即売会に着ていく服がある程度決まっているのは事実です。夏は水色のシャツ、冬は茶色か深緑色のチェック模様のシャツが多いですよね。ちなみに今回は、今年になって新調したいわゆるフェイクレイヤードの襟付きシャツです。あの会場で綿100パーセントという、冒険的な素材ですけど、殆ど一日中スペースに座っているので大丈夫でしょう。一番下にあるのはホテルが用意してくれたパジャマです。一度も使いませんでしたけど。
 あっ、下着もお気に入りのを用意。

 ここまで用意を終わらせて、明日のためにと早寝することに。そして、いよいよ、イベント当日の火蓋が切られるのです。

2007年8月19日 (日曜日)

タイトル未決定

 この日の日記は、即売会報告という形で纏めて、該当コンテンツの方に掲載してあります。

2007年8月20日 (月曜日)

帰還………

帰宅

 夏コミに参加した方、お疲れ様でした。
 夏コミに参加することが出来ず、毎朝10時にビッグサイトの方角にお辞儀をした方、お疲れ様でした。

 無事に帰宅終了。コミケ期間中の日記は順次書いていきます。イベントレポも。
 イベント後の送料半額期間についても近日中にお知らせ予定です。ひとまず、今月末までを目安にしています。

初出: 2007年8月11日
更新: 2007年8月26日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2007 Suzuhibiki Yuki

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