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そうさく畑 東京17

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雪解け水史上、初となる、東京圏進出、ということでしたが、創作のみ、と言うのもあり、終始穏やかに時が進みました。
まずは、来てくださった方、ありがとうございます。
それでは、イベント報告。

当日は午前3時に起床。
夜中にシャワーを浴びるという、何とも近所迷惑な事をしつつも、夜のうちに用意した『早朝食』を食べ、荷物を確認…。
実行委員会側からもらっている当日の参加要項を見直していると…なんだか違和感が…。
『見本スペースには帯、またはカバーを付けた本を…(以下略』
………。
用意していないことに気が付いたのが、出発10分前…。
しかし、そこは、24時間常時起動PC。
プリンターの電源を入れて、ウォームアップを待っている間にフォトショップ7.0を起動。
B5のテンプレートを適用して、グリッドをひいて四分割して、適当にフォントを選んで、番地とサークル名を書いて、印刷。
本の名前は会場で印刷することにしました。
結局、当日も色々と準備に(栞の追加、ペーパーの追加印刷)追われましたが、何とか間に合いました。
荷物と杖を持ち、いざ逝くのは、帝都。
…その勢いもドアを開けた瞬間一瞬でデフレスパイラル…。
雨が降っています。
………ただでさえ荷物が多いのに(リュック(7キログラム)&紙袋(2キログラム))、さらに傘を持てとおっしゃいますか…孔明さん…。
これは司馬懿を火薬責めで殺そうとしたのに突然の雨に降られて作戦失敗したような気分ですね(三国志より)。
しかし、ここでいじけてもしょうがないので、紙袋にビニール袋をかぶせ、雨から保護し、自らは傘を片手に出発。
途中のコンビニで朝食になるパンを購入して、駅に向かいました。

駅に着くと、予定の電車より一本速い電車が、上野直通だと言うことが発覚し、早速乗ることにしました。
(朝早い時間と夜の時間は、両毛線と高崎線が接続するこのシステム、うれしい物です。通勤用、と言うことでしょうか…)

移動はMDプレイヤーを聞きながら(先日買ったイヤホンを使い)、小説を書きながらまったり進行。
途中、いつものように籠原で5両電車を増結し、15両編成になったことで、私の乗った車両はさらに前の方に…。
(前や後ろなどは人があまり乗らないですからね…)
大宮に着く頃には時間は8時…人も大分増えてきたので、ここから読書に切り替えます(村上さんの「野生の風」)。

上野に到着し、電車を乗り換え、蒲田駅へ到着。
準備会から渡されていた紙に地図が付いているので、それを頼りに移動。
………したはずなのに、道を一本間違えました(苦笑)。

イベント会場にたどり着いたのは、朝の8時50分頃…。
スタッフの方々と共に入り、設営を開始します。
………ご存じの方もいるかと思いますが、私の初めての同人イベント参加は設営という役職でしたから、設営は得意です(ぉ。
………あのメンバーがそろえば、テント(運動会などで使うタイプ)は2分で組み立てられます。
以前なら机を同時に二つ持ったりすることが出来たのですが、今回は…まぁ、とりあえず、まったりと…。

気が付けば、机を並べたり、パンフレットを運んだりと、他の人の作業を見ながらやりましたが、一時間ほどで作業は終了。
ユートリー換算二つ分の会場のスペースの準備が完了しました。
お手伝いの報酬としてパンフレットを無料でもらい、一般サークルの入場前に準備を開始します。
…席に着いたところで、携帯電話を見たら…新着メールが一件。
早速見てみると…MOE2さんからのメールでした。
………ふむ…もう着いた………えぇー(AA略)
窓の外を見ると、教えられていた通りの格好でMOE2さんが立っているではないですか。
会場の外にでて挨拶。
なんだかんだと話している間に、MOE2さんを会場内に拉致することに決定(w
MOE2さんがスペースの設営を手伝ってくださるとのことで、早速サークルのチケットを渡しサークル入場して頂きました。
まだ完成していない見本誌の準備をしつつ、9番地(お隣)のサークルさんと会話も弾みます。
どうやら、イベント自体が初参加の様子で…私も…まぁ、このイベントにサークル参加するのは初めてですから同じ初心者同士がんばりましょう、ということで意気投合。
雪解け水としては初めて一般入場前にスペース設営の準備も終わり、後は会場を待つのみ。

当日、イベントの設営から参加していた、サークル『水羊書房』の『広海ゆう』さんが、文芸リローデッド(創作文芸の祭)の打ち上げの参加申込用紙を持ってきました。そう言えば、広海さんは協賛サークル…でしたね。
もらうときに、『ぐ○○の人です』で通じてしまうところが…何となく複雑な心境ですが………(笑)

何処のイベントもそうなのでしょう、会場を拍手と同時に迎えます。
他のイベンターの開催するイベントとは違い、走り込む人も誰もいなく、ゆっくりとイベントは始まりました。
…ここが創作だけの良さ、なのでしょうか…。
オールジャンルは一部の男が騒ぐので…。

その後もイベントは緩やかに進行…見本誌システムとはおもしろい物で、突然お客さんがやってきて、この本を下さい、と言います。
…わかっているのですが、いざ、やられる側となると、驚きますね。
何時も参加するイベントでは、開場してから一時間ほどしなければ本は売れ始めないのですが、ここでは………僅か15分で一冊目が売れます。
…その事実に驚き、なおかつ、見本誌スペースで本を読んできたらしく、いきなり、この本下さい、と………。
どうもありがとうございます。

そうそう…確か、一番目か二番目に来てくださった方で、『まだ音楽続けているのですか?』と聞かれたのですが………もしかして………あの人…。
今更になって顔を思い出すのですが…私の先輩のような………。
事実確認するのを忘れましたけど………そう言えば、かなり似ている………。
そう言えば…何時かの八戸イベントでも、会場直後にスペースに来ていましたけど………。
………………………当日思い出さなくてごめんなさい………泣いて謝ります…。
…かっこよくなってますね…(ぉ

スタジオYOUのイベントとは売り上げの傾向も違い、皆さん創作ねらいなので、たとえ高くても話がおもしろければ買うようですね。
光になりたいの当日売り上げぶんは、全部、上下セットで売れました(自分の作品をおもしろいと言っているわけではない)。
…紛らわしい値段でごめんなさい。
上巻・300円、下巻・350円、と言うのが雪解け水基準に当てはめたときの値段でしたけど、分冊割引(やむ終えず、上下巻などに別れた場合、後から発売した本を値下げするシステム)により、下巻が250円…ということで、550円、という中途半端な値段なのです…。

むぃ…戦略的な話になって申し訳ないですが、イベントによって持ち込む本の種類を変えた方が良さそうなことは確かなようですね、同じ創作でも…。
考えておきましょう。

人の流れが穏やかになる昼下がり、『ご町内の皆様~』の放送に合わせて、実行委員長の武田さんがお茶とせんべいをスペースに配りに来てくださいます。
このあたりは、交流重視のそうさく畑ならでは、と言うことでしょうか…。

【雪冬】「あの…申し込み遅れてしまってすいません(初めてのイベントで失敗…)」
【武田さん】「一日二日なら何とかやっていけますから…」

…本当にごめんなさい…。
次は間に合わせます。と言うより、余裕を持って申し込みします………。
無駄に、『翌朝モーニング10』という特急郵便サービスを使わなくてもいいように努力します………。

MOE2さんが売り子を引き受けてくださる、というありがたいお言葉に従って、私も他のスペースを回ることに…。
あまりゆっくり見てしまうのも申し訳ないので、そのへんはきびきびと行動。
結局、15分ぐらいでしょうけど、以下の本を買わせて頂きました。

以上、9冊です。
前回より購入部数は少なくなりますね、やはり。(前回のイベントレポは記入していません)

最初から最後までイベントは穏やかに進み、釣り銭が足りなくなることも(当たり前)無く、無事終えることが出来ました。
荷物を一つにまとめようとするのですが、それは叶わぬ夢、と言うことで、帰りも二つになりました…。
片づけを多少手伝いつつ、用事があるので、撤退。
お疲れ様でした、というスタッフとの呼び合い、これがあることが、自主開催イベントの大きな魅力ですよね…。
これだけで、参加してよかったな、と思えます。
その後、MOE2さんとまゆるりさんと一緒に千葉県(?)の某所で話をしつつ、上野に戻り、帰宅。
出発5時、帰宅24時03分という、過去最長の記録になりました。
どうもありがとうございました。

そうそう…イベントが終わって駅に向かうとき、MOE2さんと並んで歩いていて思ったのですが、歩く速度…格段に落ちていますね…。
少しだけショックでした…。

初出: 2004年4月8日
更新: 2007年2月5日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2004-2007 Suzuhibiki Yuki

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