2月から3月にかけて開催されるComicVket3に当選しました。
詳細はまた改めて告知しますが、「大槌町 ここは復興最前線」を前面に押し出した展示を行う予定です。
ここからは個人的な振り返りというか、雑多な話。
話は数か月前、7月に遡ります。
当時、VR機器を購入したので、VR関係のアカウントを色々取得していこうという中で、そういえばバーチャルマーケットだとかclusterのアカウントは以前作ったことがあるという事に思い足りました。
というのも、2020年8月に開催されたComicVket1に一般参加しているのですが、断片化された記憶を元に再構築を試みた結果、当時はcluster会場に入ったようなのです。私の記憶が正しければ、このときはロボットアバターを使ったのですが、このロボットアバターの形状が、現在でもclusterで使用できるロボットアバターと同じです。
バーチャルマーケットのアカウントについては、ComicVket1なのかバーチャルマーケットなのかは覚えていませんが、欲しい作家の本がバーチャルマーケットストアに出品されていたので、その時に取得しているはずです。(ちなみにこの作者の本がダウンロードできない不具合があり、その報告にディスコードが必要だったのでディスコードのアカウントも当時取得しています。ディスコードはNEOKETにサークル参加する上で必須だったのですが、バーチャルがらみの出来事が全て2020年8月に繋がって行くのが不思議です。)
しかし、いくつかあるメールアドレスでそれらしい単語を検索しても見つかりません。不思議に思いつつも、ものは試しとバーチャルマーケットにメールアドレスを入力したところ、βのアカウントを正式版に移行しますかと確認されました。やはり当時アカウントを作っていたようです。
アカウントを移行すると、当時購入した作品も無事引き継がれました。尤も、当時購入した作品はDRMフリーかつダウンロード済みなので引き継がれていなくても特に問題はないのですが。
次にclusterのアカウントの調査ですが、これもメールを検索しても見当たりません。
仕方がなく新しくアカウントを作ろうと思って調べてみると、clusterはメールアドレスでアカウントを作ることができず、GoogleアカウントやTwitterとの連携が必要なようです。最初はTwitterから連携しようとしたのですが要求権限が多すぎる(ほぼ全て)のが気持ち悪かったので、Googleアカウントから連携しました。
アカウントを連携してclusterのマイページに飛んでみると、2020年に入力したと思われる形跡(名前だとかアイコン)がいくつもありました。やはりこちらも当時作っていたようです。
ふと気になってTwitterで自分のツイートからclusterを検索したところ、2020年にもTwitter連携をするときの権限が多すぎることに触れており、当時の私はGoogleアカウントで連携したのでしょう(笑)。
Googleアカウントは定期的に連係の見直しを促すメールが来るので、その時に一度連携を解除しており、今回改めて連携した結果、当時作成したアカウントにログインできた、と考えるのが自然でしょうか。
ということで、バーチャル空間で開催される同人誌即売会は2020年8月には片足を突っ込んでいたのですが、2年超の時を経ていよいよ本格的に足を踏み入れていくことになりそうです。
この話を以前もしたかは覚えていないのですが、 コロナ禍もあって2020年頭から急速に増えたオンライン即売会は、ハレとケの「ハレ」とか、人と作品が一堂に会するイベントとして弱いので、リアル即売会の代替にはならないと考えつつも、VRのような体験が伴ってくると話が変わってくるという立場でした。
2020年3月にTwitterハッシュタグのキャンペーンとして始まり、4月にはオンライン即売会として生まれ変わった「エアブー」、2020年5月リリースの「pictSQUARE(ピクスク)」。
あるいはTwitterのタイムラインをイベントのように盛り上げようとして行われた「エアコミケ」や「エアコミティア」。(エアコミケについてはオンラインカタログに通販のリンクを張れるアップデートが行われた)
オンライン即売会あるいはオンラインキャンペーンは、様々な開催方法を模索する中で生まれてきたものであり、それそのものを否定するつもりは毛頭もないですが、私も含めて、リアル即売会に参加したことがある人の多くが、「なにか違う」と感じていると思います。
もちろん、オンライン即売会は距離、交通費、ホテル代、開催時間といった意味で、参加の敷居を下げ、結果的にコロナ禍に関係なくリアル即売会に参加できなかった人に裾野を広げたというメリットはあります。ですので、仮に物事が落ち着いてもオンライン即売会は開催を望まれるでしょうし、一つの方向性でしょう。
つまり、オンライン即売会は別の切り口であって、リアル即売会の完全な代替にはならないのです。
昨今の印刷代が高くなったという話題の中でも「電子書籍で売ればいい」という声をちらほら見かけますが、同人誌即売会は本を売るだけではないですし、むしろ本は脇役であって、本を介した交流が主体とも言えます。
一方で、これらとは別の系統で2018年から行われていたイベントがあります。
VRSNSであるVRChatやcluster(現在はcluster会場はない)を中心に開催されている「バーチャルマーケット」です。バーチャルマーケットは開催されているプラットフォームの関係上、アバター関連の出展が多いイベントですが、2020年3月に開催されたComicVket0はバーチャルマーケットの仕組みを流用してお試し開催され、8月にComicVket1として開催されました。
言うなれば、リアル側から立ち上がったのがエアブーやエアコミケで、バーチャル側から立ち上がったのがComicVketやNEOKETでしょう。
どちらも一長一短ですが、イベントの「交流」や「一堂に会しているという雰囲気」という側面においては、ComicVketやNEOKETの方がより「それらしさ」があると思います。NEOKETでは色々と制約というかイベントとしての課題や不具合はありましたが、バーチャル空間内で決済まで完了させることができました。
個人的に、交通費やらホテル代まで払って同人誌即売会に参加するというのは、最初にも書いたとおり、単に作品を売買したいのではなく、一堂に会した場所で交流したい、あるいは会場の空気を吸いたいというところがあります。ComicVketやNEOKETはその空気感を味わわせてくれるかもしれません。
デスクトップモードは没入感に欠けるため、VRのほうがよりよいと考えていますが、現状、VRは導入の難易度が難しく、人口もそれほど多くないと考えられます。
例えばこれが、Oculus QuestのようなスタンドアロンのVR-HMDがそれ単体で5G回線に接続されるようになれば、パソコンも不要になり敷居が下がると思いますが、もう少し先の未来でしょう。
即売会への参加方法としてVRが認知されるのは後数年先かもしれません。
仮にVRChatにおける日本人人口を23万7,886人~30万5,853人
(VRChatのユーザー数推移分析)とした場合、まだコミケの参加者数に到達しません。数字単体で見れば大きく見えますが、比較してみるとまだまだ少ないことが分かります。
仮にVR人口が今よりももっと増え、VRの即売会にたくさんの人が来るようになったとしても、リアル即売会が終わった後のサークル参加者同士の打ち上げを代替する手段はないので、リアル即売会に参加し続けるのは変わらないと思いますけどね。
ちなみに私のTwitterアカウントの周辺を見ると、フォローしている人でVRをやっている人は2人、相互フォロワーで1人という感じで、めちゃくちゃ少ないです。多分興味を持っている人は数人いるのでしょうが、発掘できないでいます。
フォロワー限定でオンラインイベントの案内(参加方法とかツアーとか)をやってみたら、参加する人いるのかなあ…?
これから書く予定のNEOKETのイベントレポートでも触れるのですが、「大槌町 ここは復興最前線」の電子版は年単位で動いていません。BOOTHだけでみたら2年以上販売数0です。BOOTHで購入する場合、サークル狙い撃ちというか、知っているサークルの本を買うというスタイルが多いと思うのですが、これはつまり、すでに私を知っている人はもう手に入れてしまっている(あるいは興味が無い)という現実です。
私が委託やオンライン即売会に参加するのは「知らない誰かに届ける」のが目的だということはABTTでも触れましたが、BOOTHではそれが全然できていませんでした。
しかし、先日のNEOKETで2冊販売することができました。2年間動いていなかった販売数が、たった2日のイベントで2冊です。0に何をかけても0になりますが、この出来事は値千金でした。まだやれることがある、まだ私を知らない人がたくさん居る(NEOKETの一般参加者数は発表されてませんけど、ユニークユーザーは1000~2000人ぐらいだと思います)ということがわかりました。
そういったことも踏まえ、当面は、オンライン即売会、とくにバーチャル空間で行われるイベントは、電子書籍のみになってしまった作品にフォーカスしていくことにしようと思います。
ということで、ComicVket3では「大槌町 ここは復興最前線」を前面に押し出した設営を行う予定です。
さて、設営と言えばポスター、ポスターと言えばキャッチコピーです(そうでもない)。
「大槌町 ここは復興最前線」はキャッチコピーがとてもよくできたと自負していて、短縮版は「震災復興の『今』」、ロング版はいくつかあります。短縮版は当初からポスターに使っていて、ロング版はWebの画像で使っています。ロング版のキャッチコピー(というよりも解説文)は最初の頃は写真が何枚収録されている~だとか、復興周回遅れとまでいわれた街が~みたいな少し長めの文章が付いていたのですが、2019年にWeb用の画像で初登場し、2018を発行するとき(2019年8月のCOMITIA)に、ポスターという形で現実に顕現しました。
2019年は言葉の入れ替え、2020年はシリーズが完結して、「今」ではなくなったことを受けて変更したバージョンです。
そして2022年12月、これから改めて「大槌町 ここは復興最前線」シリーズをアピールしていく中で、当初のキャッチコピーを踏襲しつつ、「今」ではなく「記録」である事を踏まえて、新しいキャッチコピーを考えました。
脚色も、台本も、感想もない。
メディアが伝えない
震災復興の「記録」
いろいろ悩んだのですが、感動はそれぞれの人が抱くものですし、物語はやはり存在する(その物語が脚色をはらむのかどうかは別として)ので、言葉を二つほど入れ替えました。今日記を書いていて「メディアが伝えない」は「メディアが伝えなかった」でもいいかもしれませんし、「写真で綴る」とかでもいいかもしれません。もう少し悩むことにします。
去年に引き続き今年もやろうと思います。
ということで早速今年映画館で見た(厳密には去年これと同じ記事を書いてから見た)映画一覧!
お気に入りの三本は、「トップガン マーヴェリック」、「すずめの戸締まり」、「大河への道」。次点で「PLAN 75」です。
もう何から何まで最高の映画でしたね。俳優も音楽も映像もシナリオも何から何までずるかった。今年ナンバーワンの映画です。
これに関してはもう日記で書いてしまったので今頃何か書くこともないのですが、よくやってくれたなあと思います。多少抽象化してでも物語で紡いでいく事の大切さがわかります。
伊能忠敬を扱った映画です。地図を広げるシーン(実際は全てを一度に広げたわけではない)と、それを見た徳川氏の台詞は思わず涙が出ましたね…。
いわゆる保湿クリーム。この季節大活躍ですね。同じメーカーのかかとだけの靴下みたいなのも購入しました。靴下苦手の民なので、かかとだけで済むなら大歓迎です。
今まではSEIKOの目覚まし時計をおいていたのですが、目覚まし部分をほとんど使わなくなってしまった(テレビと照明を自動ON+スマホのアラームで十分)ので、もっと時計としてのデザインを重視したくて購入しました。
シンプルで見やすくてとてもいい感じです。ムーブメントも日本製で全然ずれないです。
今年最大の影響をもたらしたのはこれですね。正直、VRHMDとしての出番はそんなにないのですが、これがなかったらNEOKETに参加する事もなかったでしょうし、バーチャルマーケットを見に行くことも、ComicVketに申し込むこともなかったと思います。
VRの世界に入り浸っているわけではないですが、行動を変容させるきっかけを作ったディバイスです。
日傘です。大阪の夏は暑いので本当に助かっています。晴雨兼用で折りたたみなので夕立が多い夏に大活躍でした。
私はヒートショックを防ぐために玄関まで暖める人なのですが、リビングにあるエアコンからサーキュレーターで空気を送り込むだけではどうしても限界がありました。結露は温度差があるところに発生しますが、暖め切れていないので玄関扉が水滴でびっしりで、カビも生えてくる始末でした。
オイルヒーターは細かな温度調整が苦手ですが、ゆるゆると運転するにはちょうどいい暖房器具なので、今回思い切って導入しました。導入して最初の電気代は来月明らかになります。ドキドキ。
今のところ、今までで玄関扉に発生していた結露は全く発生せず、お風呂場からトイレまで暖かくて非常に快適です。20度のECOモードで、仕事に行くときだけオフにするような形(オンタイマー8時間)で運転していますが、設定温度はもう少し下げても良さそうです。
北国の人は寒さに強いというよりも、寒さを我慢する必要はないと思ってるので、むしろ暖房ガンガンかけます。昔ながらの家だと流石に効率悪いのでそこまでやる人はいないかもしれませんが、築浅の建物は高断熱+全室暖房とか普通に導入してると思います。寒い部屋でコタツで過ごすとか信じられない。
5年弱使用したバッファローのWi-Fiルーター(WXR-1901DHP3)から乗り換えです。元々Wi-Fiルーターは4~5年ぐらいが交換の目安だと考えているので、そのタイミングでの買い換えとなりました。
5年ぐらい経つと技術的にも次の段階に進みますし、ネットへの繋がりが悪くなったり(突然切断されて再起動が必要になる)という症状が出てくるイメージですね。
何台か続けてバッファローだったので次もバッファローでもよかったのですが、安定性が今ひとつだったのでNECに乗り換えました。昔のNECと違って設定画面もだいぶ見やすくなってお勧めしやすくなったと思います。
最初はASUSにしようと思ったのですが、対応しているIPv4 over IPv6方式が家で使っている方式と合わなかったのでNECにしました。NECも機種によって対応方式が違うのでちゃんと調べないといけないですね。といっても、ちゃんと方式と機種を表にしているだけとてもいいメーカーです。
メーカーと言えば、TPLinkはPR記事を大量に打っている関係で検索でもたくさん引っかかりますが、メーカーとしては見かけだましの機種が多く、過去にはDDOS攻撃まがいのことをやっていたりと、お勧めできません。TPLinkを進めている個人ブログの記事はそれだけで信頼できないのでいい目安になると思います。
ITmediaとかはいわゆる「案件」なので、記事を載せないといけなくて可哀想です。同情します…。
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
ふと思い立って京都の西側に行ったときの写真。眺めている人がいて完成している構図が好きです。
α6600(ILCE-6600) + SEL70300G(FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS)
実家に帰っているとき、城ヶ倉大橋で撮った写真。台風が近づいてきているなか、雲の形がどんどん変わる中での一枚。
α6600(ILCE-6600) + KF-M400SE NII + KF-2xRC
皆既月蝕+天王星蝕の写真。赤道儀のバッテリー切れでHDR合成がちょっと甘いですが、天王星も写っていて満足です。
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
金刀比羅宮の帰り道の写真。今年の一枚を選ぶならこれです。ずっと眺めていられる景色でした。雰囲気が伝わればと思います。
毎年とまではいかないのですが、冬コミが終わりに向かうツイートを見ているうちに1年を振り返りたくなり、そのままTwitterに2022年を振り返ってというようなツイートを投稿するのですが、その内容を日記向けに書き直してみました。案外とこういうスタイルもいいかもしれませんね。
メインジャンルである小説の新刊を出すことはできませんでしたが、写真集は出すことができました。2022年も新刊あります!
同じような仕様の本を作ることはもう無いと思いますが、これは本当に作ることができて良かったなあと思います。在庫は半分切ったかな?
来年こそ小説新刊の予定です。進捗は6割と言ったところですが、来年は自分の仕事としては最上位とも言える国家資格に挑みたいと思ってるので、勉強時間とのやりくりが大変なのが目に見えているのでちょっと難しいかもしれません。
2022年の撮影枚数は約5800枚でした。大槌町の写真を撮影していた頃は1万枚は優に超えていたのですが、あの時期は特異点というか、撮るために行動していた部分もあるので、本来の私はこのぐらいなのかなと思います。ちなみに2021年は5300枚なので、5000枚前後が平均値かもしれないですね。
お気に入りの4枚については25日の日記を見てください。
私にとって写真はイコール「旅」でもあるのですが、もう少し時勢が落ち着いて欲しいです。
これはもう本当に私自身も予想外というか、9月17日にふと思いついた事が、10月2日には具現化してしまうと言う恐ろしい展開の早さでした。しかも9月後半て仕事がメチャクチャ忙しくて、仕事を終えて戻ってきて食事やらなんやらが終わったらもう24時越えているというような状態で、そこから作業を進めてしまうのですから、すごい力だなあと思いました。
そこからさらにNEOKETへ参加し、来年2月のComicVketまで参加が決定しているというのもびっくりしています。来年はこういう方向での活動もしていきたいですね。まだ見ぬ読者に本を叩きつけに行きます。
2月のCOMITIAは欠席(一般参加するかはまだ未定)で、サークルとして参加するのは5月かなと思います。申し込みジャンルは…新刊はまだ間に合わないと思うので、あえて評論とか旅行とかで、写真メインでもいいかもしれないですね。
あまり来年の話をしすぎても鬼が笑うのでここまでにしましょう。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。