今年もよろしくお願いします。
例年、新年の目標を書いてきましたが、達成できないことも多い上に、内容も被ってくることが多いのでやめました。
とはいえ、今年は2月の新刊が確定してますし、6月の文フリ岩手にも新刊を間に合わせたいので頑張りたいですね。
ウェブサイトは去年の10月で20周年、同人活動も来月20周年と、まさかの成人式です。ここまで続くとは思っていませんでしたし、同じ頃からサイトをやっていたDTM仲間はどれもサイトを畳んでしまい、今はどのような活動をしているかもわかりません。名前を変えてプロとして活動していたり、というのもあるかもしれませんね。
そういった出会いと別れを繰り返しながら、これからものんびりやっていこうと思います。
改めて、今年もよろしくお願いします。
新刊のプロモーションビデオを作りました。
プロモーションビデオ(52MB・1分56秒)
※音が鳴ります
な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何でつくったのかわからなかった…。
ということで、勢い余って新刊のプロモーションビデオを作ってみました。もともとTwitter用に作ったのですが、せっかくだったので作品紹介ページにも貼り付けました。これが今年最初の更新です。
結構うまく言ったと思いますがどうでしょう?
なにこれ、私が欲しい。
新刊は来週土曜日に到着予定です。ソワソワしています。
新刊を作るためにRAWの下処理ソフトであるDxO PureRAWを購入したのですが、これの処理が本当にすごくて、星空の再現像がはかどります。
ということで、2016年の日記に掲載した岩手県釜石市(釜石港)で撮影した写真で作ったペルセウス座流星群のタイムラプス動画を改めて作ってみました。せっかくなので軌跡を残すパターンにしてみましたがいかがでしょうか。
ペルセウス座流星群タイムラプス・2022年版(10MB・31秒)
流星は消えるのが早いので普通のタイムラプスだと目立たないですが、軌跡が残る処理をすると数秒は画面にとどまるのでわかりやすくていいですね。
この動画を作る前に新山高原の方も軌跡が残るタイムラプスにしてみましたが、天の川が入っていると軌跡が酷いことになるので、天の川が入らないほうがいいですね。もっと言えば、星が適度に少ない方がラプスとしての見やすさに繋がっています。
参考までに前回の動画も貼り付けておきますね。
現像そのものの考え方の違いもかなり動画に表れている感じがします。
ペルセウス座流星群タイムラプス・2016年版(36MB・52秒)
同じ素材を使っていますが、再生時間が違うのは1秒あたりのコマ数の違いです。今年版は20コマ、2016年版は12コマなので、同じ枚数の写真を使っても動画の秒数が変わります。
新刊が、届いたあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!
α6600(ILCE-6600) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
α6600(ILCE-6600) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
α6600(ILCE-6600) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
α6600(ILCE-6600) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
取り乱しました。
今回30冊注文したのですが、段ボールが30冊の重さじゃなくて思わず「おっもww」ってつぶやいてしまいました。
それもそもはず、大体340gあるのでほぼ10kgです。30冊で10kgって…(苦笑)。
大槌2017よりは流石に軽いですが、厚みは2017を余裕で越えて、15mmありますので、なかなか存在感がありますね。
RX100Ⅲ(DSC-RX100M3)
10冊並べてみるとこんな感じ。圧倒的存在感で本棚に立てておきたくなりますね。
ちなみにこの写真を撮るときは何も支えになるものを置いていません。1冊から自立します。ヤバイ。
日記を読んでいる方は片手で足りるぐらいだと思いますが、ここまで読んでくれた方にこっそりとお知らせがあります(Twitterでは来週公開予定)。
新刊にカバーがつきます!!
カバーは普通のオフセット印刷ですので、広色域デジタルオフセット印刷を行った本体より色味は落ちると思いますが、保護用と思って割り切っていただければ。
保護用とは言いましたがむしろ本来の理由は別にあって、ハードカバーはその特性上、表紙に折り目がつくので、カバーで隠したいなと思っていて、勢いで作りました。折り目を隠せて保護もできる!
もっとも、データ自体は去年に作っていて、今となっては「勢い」というほどの気分ではないですね。
どちらかというと、発注を年明けまで引き延ばしたのは現物を見て、ケースと本の隙間を確認してから発注しようと思っていたからです。いざ現物が届いて、ケースと本の隙間が思ったより少なくて、カバーを巻くとキツくなるかなあ…でも発注しちゃえ、というところが今の勢いですね(笑)。
無理矢理入れてやる。
カバーなので横目にしたいな考えていたのですが、グラフィックさんは有料オプションで目の方向を指定できるとのことなので(指定しない場合と同じ結果になっても追加料金はかかる)、画像を見ていただくとわかるとおり横目を指定しています。なので収まりは悪くないと思います。ケースに収納できるかどうかは別ですが。
こちらは来週の土曜日出荷予定(日曜日には届く)とのこと。今から楽しみですね。
すでにイベント案内ページは更新しましたし、Twitterでも新しい告知に差し替えたことでも明らかですが、COMITIA139の配置が決まりました。今回も「小説」です。評論・情報の方にはいませんのでご注意ください。
オミクロン株云々もあるでしょうが、お正月の不摂生がたたったと見られる感染爆発もあり、2月に開催できるかはまだなんとも言えませんが、ひとまず実行委員会からは郵送されてきましたので、主催側には開催の意思があるということで、私もそれについていこうと思います。開催されたら参加します。
後書きにも書かなかったので、あえて書かなくてもいいかなと思ったのですが、まあ日記ぐらいには書いておこうかと思ったので書くことにします。
新刊の写真集ですが、どこにも「被災地」だとか「震災」という言葉が出てきません。
純粋に「大槌町の星空写真集」という作りになっています。
2018の後書きでも感じ取っていただけたと思いますが、個人的に、いわゆる東日本大震災の被災地は次のステップに進むべきだと思います。むしろ、我々外野こそ、価値観を変えていく必要があると思います。
私は「『忘れるな』ではなく『思い出そう』」、「被災地ではなく東北の一地域」という考え方であり、それ以前に「被災地大槌町」という書き方が気にくわないのです。大槌町は大槌町ですし、東北は東北です。いつになったら「被災地」という枕詞がとれるのでしょうか。
最初、こういった思いを後書きに綴ろうかと思ったのですが、紙幅も少ないですし、そもそも「あえてふれない」ことでそれを表現できるという事に気がつき、純粋に大槌の星空について語っています。カバー袖には前書きのようなことを書いていますが、そこにも一切出てきません。
ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんが、作品紹介ページにも「被災地」だとか「震災」という言葉が出てきません。
私が長いこと気になっていたこととして、Googleで「大槌町」と検索したときに右側に表示される「ナレッジパネル(検索キーワードに対する情報の概要))」のイメージ写真が被災直後だったというものがあります。今は蓬莱島の写真になっていますが、被災した学校(現在の役場)の写真だったころ、この画像がいつか変わる日が来ればいいなと思っていたものです。大槌町=被災地、この等式が崩れる日が早く来て欲しいと。
結びつけること、振り返ることは大切なことだと思います。伝承も大事です。
ですが、24時間365日、未来永劫それに引っ張られるわけには行きません。「忘れるなではなく思い出そう」というのはそう言う意味です。
そういった思いもあって、今回の写真集の告知などについて震災を想起させる言葉は使わないことにしています。最初の頃こそ意識していましたが、もはや自然にそれをできているので、変わろうと思えばあっさり変わるものだなと我ながら思います。
もっとも、次の新作小説は「被災地」としての部分も出てくるので、そこは先に言っておきますね。
大槌町に関連する同人誌(写真集)もこれで5冊目となりました。被災地、復興、そういったキーワードから解き放たれた、美しい大槌町の星空を楽しんでいただければ幸いです。
すごいどうでもいい話ですが、今日気がついたのですが、厚さ=2015+2016、重さ=2018、価格=2017、と言う具合に、過去のシリーズを全て踏襲してるので軽い奇跡です。
そういえば今回の新刊も大槌町立図書館への寄贈を行います。どのように扱われるかは図書館へ一任することになりますが、一応郷土資料となるので送付して反応を見ることにします。
場合によってはここは復興最前線2018のように、全世界最速公開になるかもしれません(笑)。
新刊の制作日記としてはこれが最後の更新になるかもしれません。
グラフィックさんにお願いしていたブックカバーが無事に届きました。
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
ブックカバーですが、あくまで保護用という位置づけなので、特別綺麗なオーダーではなく一般的な4色オールカラーのオンデマンド印刷です。ただし、保護用という位置づけですので、耐候性インキ(C版とY版)を使用し、紫外線による退色を遅らせるほか、当然のごとくPP加工を施していますので、ブックカバーとしては申し分ないはずです。
写真で見てわかるとおり、広色域印刷を行った本体と普通の印刷のカバー(むしろ耐候性インキのため再現率が多少落ちている模様)では結構な差がありますし、実は現物はもっと差があります。
カバーが本体の引き立て役になってしまっています(笑)。
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
本当なら関西美術印刷さんでそのままカバー印刷をお願いしても良かったのですが、特殊サイズには非対応(?)にみえたので、グラフィックさんにお願いしました。
といってもグラフィックさんはカバー印刷というメニューはありませんので、A2サイズのポスター印刷として発注して、2面割り付けしています。そのため、カッターで切り離す作業が必要になります。まあ、普段の製本に比べたらものすごく楽なのでどうって事はないです。
都合3時間ほどで40冊分のカバーを切り出しました。その後1時間掛けでカバーの両端を折り、在庫30冊全てにかけ終えました。
α6600(ILCE-6600) + SEL24F18Z(Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA)
じゃーん!
ということで完成です。写真は自分用の一冊。いい感じですね。
最初に2冊だけ完成させて大槌町立図書館に向けて発送しました。COMITIA134から配布した無料小冊子「大槌町 ここは復興最前線 ~2020年3月20日
三陸鉄道、三度目の再出発~」も一緒に同封しました。
収蔵の対象になればそのうち借りられるようになると思います。
今日の時点でBOOTHの「入荷お知らせメールを受け取る」を設定している方は4人いらっしゃいます。興味を持って頂きありがとうございます。
BOOTHの初回入荷は10冊ですのでご注意ください。
部数の割り振りは頒布状況でどんどん変わっていくと思うのですが、今回は欲しい方に届けたいということもあって、COMITIA139に10冊、BOOTHに10冊で割り振っています。6月の文フリ岩手までの頒布枠はこの20冊です。
COMITIA139が終わって余った部数はBOOTHに補充するつもりですが、両方合わせて20冊で一旦締め切ります。
つまり、BOOTHの初回入荷(またはティアの後の補充)を逃すと、文フリ岩手まで頒布がありませんのでご注意ください。
文フリ岩手まで在庫を持たせるのと、新刊小説と同時に頒布する機会を1回でも設けたいという思惑があってのことですのでご了承ください。
以前も紹介したので今回も備忘録的に送付状の文面を例文として公開します。地方の図書館に同人誌を寄贈するという奇異な人の参考になれば幸いです。
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度「雪待終夜」では、「Lumturo en la nokta ĉielo~大槌の星空~」を上梓することになりました。本作は、新山高原(新山牧場、新山展望台)で撮影した星空の写真を中心に収録した、大槌町の星空写真集となっております。
本作は大槌町の郷土資料に該当すると考え、貴館が実施している郷土資料収集および利用者の方々にとって有益なものであることを願い、寄贈いたします。
また、令和元年台風19号により運行停止した三陸鉄道が全線で運行を再開した日の写真をまとめた小冊子「大槌町 ここは復興最前線 ~2020年3月20日
三陸鉄道、三度目の再出発~」も合わせて寄贈いたします。
書籍の取り扱いについては貴館に一任いたしますが、収蔵の対象でないと判断された場合は、大変お手数をおかけしますが、文末記載の返送先住所へ送料着払いにて返送いただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
書籍の取り扱いを図書館側に一任するというのは大事な一文ですが、収蔵対象でなければ着払いで送り返して欲しいと記載するのも大事だと思います。収蔵になれば受領証を送ってくれますが(送ってくれない図書館もあると思いますが)、収蔵にならなければ何も連絡がないからです。
せっかく作った本ですし、捨てられるのはもったいないので、収蔵されなければ送り返して欲しいと明言することは自衛としても大切だと思います。
先日の日記で図書館に送付したと書きましたが、無事に収蔵され、借りられるようになりました。
新たに閲覧・貸し出し対象となる作品は「Lumturo en la nokta ĉielo ~大槌の星空~」と「大槌町 ここは復興最前線 ~2020年3月20日 三陸鉄道、三度目の再出発~」の2作品です。
三陸鉄道~の方は8ページの小冊子なので、どうかなとは思っていたのですが、郷土資料はミニコミ誌でも収集しているとのことでしたので、無事に収蔵となりました。
スクリーンショットは大槌町立図書館のOPACより(2022年1月29日閲覧)
OPACの検索結果画面を見てると、2018だけ登録内容が違っていたのですが、今回「大槌町 ここは復興最前線」シリーズで統一されましたね。少しずつこなれてきた感じがします。
ちなみに2020(三陸鉄道)については、岩手県立図書館に寄贈するための3冊も確保してあるのですが、これを送るためだけに宅急便コンパクトを使うのも何だかなあということで、まだ手元にあります。文学フリマ岩手の時に持って行くつもりですので、今年こそ無事に開催されてください。
さて、これで私が今まで作ってきた大槌町関連書籍は全て大槌町立図書館で閲覧できるようになりました。
同人誌を(国立国会)図書館に寄贈というのは「大槌町 ここは復興最前線」シリーズを作る以前より知っていて、そういうことをやる人もいるんだなあとか、笑い話的に受け止めていたのですが、
こういった自費出費の写真集も貴重な郷土資料・震災資料。大槌町・岩手県立の図書館にご寄贈いただけないものか。そして国会図書館に納本を……。
この引用リツイートがきっかけとなり、その後寄贈するに至りました。
よくあるのは国立国会図書館への納本ですが、地域の図書館に寄贈というのは本当に目から鱗で、そうか、こういうのは寄贈していいのか、寄贈するべきなんだと気づかされました。
個人制作の同人誌というのは、編集者がつかない、本当に独りよがりの作品です。それでもこうして収蔵されるというのは嬉しいものですね。今すぐとは言わず、数十年後に役に立つ日が来ればいいと思います。
まあ、町発行の記録誌ですら復興に関する下りはほとんど無かったので、写真集を作ってよかったなと思います まる
伝わりにくい感情だとは思うのですが、かの写真集は今の大槌町の人には知られなくていいと思ってる節があって、50年とか60年経った頃に当時を振り返りたい人が偶然図書館でほこりを被った本を発見して、鈴響雪冬って誰だってなるのが目標です。
「大槌町 ここは復興最前線」は後になって史料としての価値が出てくると信じている(願っている)ので、今の時点ではこのぐらいの立ち位置でいいと思っています。将来役に立つ日が来れば。そう言う意味で保存してくれる図書館に寄贈し、収蔵されたのはありがたいです。
一方で、星空写真集の方は大槌町の資源として是非気づいて欲しいというか、今すぐにでも有効活用して頂いて、何かのきっかけになればいいなと思います。なので、岩手で直接頒布する機会になる文フリ岩手は本当に参加したい…! 開催されて…!
私的には、み~みさん(サークル「おねがい天国」)の同人誌も郷土資料として一級品だと思うのですが、どうやら収蔵に至らなかったようで、すごくもったいないなあと思います。特にバスの時刻表というのはなかなか残らない(電車はいろんなところが時刻表を出版してるので残る)ので、復興していく中で、どのように地域が繋がっていて、往来することができたのかという貴重な記録なのですが、なかなかこの部分は理解されにくいのかなあと思ったりします。
というか、代行バス、代替バスに限らず、バスの時刻表ってバス会社が出しているものでも途中のバス停はかなり省略されているので、バス停の写真を撮っていない限り残らない記録も相当数あるんですよね…。
昨日ホームセンターに行って梱包資材を補充しました。これで通販の準備も完了です。
さて、新刊の通信販売ですが、2月11日から注文の受付を開始します。0時スタートになるか、朝起きてからになるかは、10日の夜に寝落ちするかどうかで決まります(苦笑)。
11日からの受付ですが、発送はすぐに行いません。19日の午前中にできればいいなと考えています。19日に発送する事ができれば、早ければ20日から届き始めるので、イベント当日に手元に届く計算になりますね。遅くても21日には発送を開始します。
一回の注文で何冊まで注文できるようにするか悩んだのですが、2冊までとしました。最初は1冊まででBOOTHに設定しましたが、今は2冊になっています。申し訳ないですが、これ1冊に戻します。購入したらメールを受信する設定の方がすでに5人になっているので、一人1冊で開始します。また、先日書いたとおり、BOOTHの在庫は初回は10冊でスタートしますのでご留意ください。
なお、11日からの注文受付開始に合わせて「その思いを制服に込めて」の受付も開始します。それ以外の小説については通常通りイベントが終わってから(21日以降)となりますのでこちらもご留意ください。前回のCOMITIA終了後の通販受付でも小説のみの注文というのはなかったので、多分問題ないと思っています。