2020年5月の日記

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2020年5月6日(水曜日)

エアコミケお疲れ様でした

 前日設営日も含めて五日間のエアコミケお疲れ様でした。実際の参加日に左右されずにツイートできるということもあって、どうしても1日目が一番盛り上がり、だんだんおとなしくなっていく、というような雰囲気でしたが、4日目参加サークルとしてはそれなりに臨場感があって楽しめたかな、と思います。
 さて、初めての試み(そして最後であってほしいと思いますが)でしたが、幾つか思うことがあったので備忘録的に書き残しておこうと思います。

ツイート主体の限界

 まずTwitterが舞台になっていると言うこともあって、そもそもTwitterをやっていないサークルや、Twitterでアピールしづらいサークルは相当苦戦したんじゃないかな、と思います。Twitterの構造もあって、拡散するサークルとそうでないサークルの差はどんどん広がっていきますし、とはいえエアコミケ公式のRTはどんどん流れてくるしで、疎外感を覚えたサークルもあったかもしれません。
 900×450という共通のエリアで横一列に並ぶ設営と、フォロワー数に左右される告知ではどうしても差が開いてしまいますし、そもそも本を選ぶ側としても、「事前収集では全く眼中になかった作品が突如として目に飛び込んできて買ってしまう」という、リアルな場での楽しみはやはり得られなかったのではないかなと思います。

 もちろん、リツイートで回ってきた本の中で「おっ」とおもってそのままBOOTHで決済した本は何冊かありますが、それも何冊というレベルで、仮にコミケに二日間参加したときに手に入れる本には到底及ばないというのが感触としてはあります。

ウェブカタログ

 今回はCircle.msがエアコミケカタログということで、いつものネット版の配置図をさらに強化したような配置図を提供していましたが、個人的には10分ぐらいで触るのをやめてしまいました。急ごしらえなシステムなので仕方がないのですが、サークルカットと通販リンク、同人誌の表紙が画像で並んだ一覧(Webカタログ「4日目西「く」周辺」より)というのはやはり食指が動かないというか、サークルチェックをしているという実感にも浸りづらかったように思います。
 そもそも、全てのサークルが頒布作品情報を登録しているわけでもないので、そう言う意味でも使いづらかったという印象です。

通販の限界

 個人的にこれがネックでした。数々のイベントが中止になる中で、メロンブックスやとらのあななどの同人誌通販サイト、DLsiteやFANZA、BOOK☆WALKERなどの電子配信に強いサイトなどがいろいろ強化策を打ち出し、今回初めて同人誌を委託したというサークルも多いと思います。しかし、これらのサイトには苦手なジャンルがあって、例えば私の活動ジャンルである創作文芸の同人誌は極端に少ないのが現状です。

 さて、昨今は創作文芸の同人誌もBOOTHで購入できるようになってきました。
 しかしこのBOOTHが曲者で、サークル単位の決済になるので、本が欲しいサークルが複数にまたがっていると、その分送料・手数料がかかります。5サークル1冊ずつ欲しい本があった場合、本の値段よりも送料の方が上回るなんて言うことになります。
 メロブや虎が得意なジャンルならそこから一気に購入できますが、そう言うジャンルではない場合、一回ずつ購入する必要がありますし、送料・手数料もその都度かかりますし、荷物もバラバラに届くことになります。これは通販ならではの問題だなあ、という印象を受けました。

 ならば送料もかからずに受け取りも大変ではない電子販売はどうだろうとなりますが、ここでも創作文芸の電子書籍との相性の悪さが邪魔をします。手軽に作れるようになったPDFは表示ディバイスの影響を受けますし、リフローのEPUBで配信しているサークルは多くはありません。そもそも創作文芸の電子書籍、というカテゴリ時代がまだまだ作品が少ないというのが実情です。
 もちろん、私自身が小説は紙で読みたいというタイプでもあるので、電子に食指が伸びないというのもあります。

 そういった事情が折り重なって、通販の限界を感じた次第です。


 さて、そんなこんなでエアコミケが幕を下ろしたわけですが、やはりリアルな場はいいなと感じることができたイベントでした。場という概念はVRが発達したらどうなるんだろうと感じることはあるのですが、現状ではまだ、一か所にアマチュアからセミプロ、プロまで3万3000サークルを押し込んで3日間あるいは4日間開催するという場に敵う者はないかな、と。
 印刷業界、紙業界も苦境に立たされていますし、同人誌即売会、という場所が戻ってくればいいなと思います。

 ちなみに、雪待終夜のエアコミケどころかGW期間中の頒布実績は1冊でした。買ってくれた方、ありがとうございます!

2020年5月24日(日曜日)

Text-Revolutions Extra(テキレボEX)始まってます

 5月18日から通信販売型同人誌即売会「Text-Revolutions Extra」(以後:テキレボEX)が始まりました。

 雪待終夜の同人誌はこちらに掲載されていますので、どうぞご利用下さい。

購入期間は5月31日に終了しました。

 小説を通信販売に載せるのは本当に久しぶりですし、今後も続けるかどうかは未定なので遠方の方は是非。

 テキレボEXにおける「通信販売」はメロンブックス、とらのあな、ComicZIN、アリスブックスなどの一般的な通信販売とも、個人対個人(BOOTHも含めます)の通信販売とも性格が異なりますので改めて説明します。

 まず、端的に言うと、開催期間である5月18日~31日というのは「読者」からの注文受付期間です。この前提が分かっていれば後の話は簡単です。イベントの流れはこんな感じです(私も初参加なので細部は違っているかもしれません)。

  1. 開催期間中に「読者」からの注文を受け付け、終了後にサークル・作品毎に集計します。
  2. 「主催」から各「サークル」に対して注文に応じた同人誌の納品依頼が来ます。
    例えば、AさんとBさんがそれぞれXという本を1冊ずつ注文した場合、サークルにはAを2冊と納品依頼が入ります。
  3. 各「サークル」は依頼された作品と必要な部数を「主催」へ納品します。
  4. 「主催」は各「読者」からの注文に合わせて本を仕分けして各「読者」に発送します。
  5. サークルから納品されたX2冊をAさん1冊、Bさん1冊に仕分けして発送します。

 このような流れになっています。これによって、次のようなメリット、デメリットがあります。

同人誌の発送は6月18日から行われる
 5月31日に注文を取りまとめてそこからサークルに納品依頼を出し、納品された本を仕分けして発送するので、発送開始が遅くなります。
送料手数料は1回だけ発生
 サークルが複数にわたる注文してもテキレボEX側でまとめて発送するため、送料手数料が1度しか発生しない。何回かに分けて注文した場合は最初の決済番号を書くなど条件があるので注意。
注文しても手に入らないことがある
 在庫の管理はサークル側で行っており、テキレボ側からサークルに納品依頼があったときに初めて在庫不足が判明するため。手に入らない分については手数料等を差し引いた金額が返金されます。
 私のサークルの本に関して言えば、大槌町写真集は在庫17冊です。小説については今までの頒布実績から言ってイベント3回分ぐらいの在庫がありますが、もし足りないようであれば時間が許す限り印刷・製本して納品したいと考えています。

 ざっくりまとめると、届くまで時間がかかるよ、送料手数料は1回だけかかるよ、売り切れで買えないことがあるよ、という感じ。「届くまで時間がかかる」と書くと一瞬躊躇しますけど、夏コミとか冬コミの新刊をメロブで予約すると届くまで一か月ぐらいかかるのと同じだと思えばまあそんなものかな、と。
 読者もサークルも主催も所々アナログな処理をしているので細々とした注意事項が多いです。手順をよく読んでお申し込みをお願いしますね。

 テキレボ主催の方からも注意喚起がありましたが、主催側としては開催期間中であればカートの中身が保持されるように皆さんの端末に指示をしています。ただ、その指示を守るかどうかは皆さんがお使いの端末の設定次第なので、ブラウザを閉じるとカートの中身が消去される場合があります。(詳しい人向けの補足:Cookie)
 回避策としては、作品名をメモしておく、作品のページをブックマークしておいて、最後にまとめてカートに入れて決裁まで済ませる、という方法が考えられます。詳しい方であればCookieの保存設定を変更するのもいいでしょう。

 テキレボはその性質上、文章系同人誌がとても多いイベントです。そしてこれらの文章系同人誌はなかなかメロンブックスなどではお目にかかれません。創作文芸であればなお顕著です。
 また、今回のエアコミケでBOOTHを使って複数のサークルから本を購入した方であれば実感したと思いますが、メロンブックスにない本をサークルから購入しようとすると、サークルの数だけ送料・手数料がかかるので、結構馬鹿にならない費用になります。それが1回で済むのがテキレボEXのメリットです

 イベント期間はまだ一週間あります。
 一週間もあるので欲しい本はどんどん増えますが、テキレボの購入費用は実質無料なのでダメージゼロです。というのも、東京のイベントに参加するときは、交通費にホテル代、自重しない打ち上げなので10万とは言わないものの、5万は軽くかかってるので、そう考えたら実質無料ですよね。
 実質無料ですから皆さんもじゃんじゃん本を買いましょう! 私もイベント開始前の時点で既に14冊購入候補がありましたが、既に20冊を越えそうな勢いです。

2020年5月25日(月曜日)

テキレボEXで買う予定の本とかおすすめの本とか

 テキレボEXで購入することができる作品はすでに2700作品を越えているそうです。イベントがどんどん中止になり、今後の再開もまだわからない中で、いかにサークルが本を頒布する場所を求めているかというのがなんとなく伝わってきますね。そもそも参加登録も通常のテキレボを含めても過去最速だったようです。
 さて、2700作品もあるとあと一週間でも探しきれないですし、テキレボの公式ハッシュタグも検索結果がすごいことになっていますので、個人的に購入予定の本とか、おすすめの本を紹介していきます。

 購入期間は5月31日に終了しました。仕様上、注文が可能ですが後から否決されますのでご了承ください。

「潮風ふわり」シリーズ(現在6巻) (居酒屋くろいねこ/居酒屋くろいねこ)
 「大槌町ここは復興最前線」の2017を読んだ方はご存じかと思いますが、「みちのく潮風トレイル」というロングトレイルコースが東北の太平洋沿岸(青森県八戸市から福島県相馬市まで)に整備されています。それを実際に歩いた方の随筆です。東北が大好きということで、それが伝わってくるのと、いかにも「旅をしている」という雰囲気があってとても好きなシリーズです。1~3巻までは所有しているので今回は4~6を購入するつもりです。
うたへうたえ(うらひと/えゑいめんどくさい)
 こちらは今回初めて知った本。百合×バンドという本は以前Twitterで紹介しましたが、さらに短歌が組み合わされているようです。
陽のあたる世界でお茶会を(ひじりあや/CafeCappucci)
 こちらは新刊なのでもちろん読んだことはありませんが、とても気になる紹介文があったので目に入りました。
 ケーキを食べたり、ケーキを食べたり、カカオ豆からチョコレートを作ったり
 ほら、気になるでしょ? 私の作品を読んでいたらどこか親近感を覚えませんか?
TRANSPORTER Compilation Film(みすてー/MisticBlue)
 いわゆるスチパンものに該当するのでしょうか。トランスポーターの名の通り、荷運び屋がやっかいな荷物に出会ったことから大きな潮流に巻き込まれていく、そんなお話です。元々は「TRANSPORTER」シリーズとして全5巻で発行されていた小説を1冊にまとめた総集編(加筆・改稿あり)です。実は4巻まで持っていたのですが、5巻も本作も手に入れることができず、お預けになっていました。
「リンネの送者」シリーズ(汐江アコ/まりあ骨董)
 巫女さん(女装男子)と関西弁クォーターの凸凹コンビがいろいろ頑張るお話。巫女さんの方はこの世に残されてしまった魂を送り返すというお仕事をしていて、それを見てしまったのが関西弁クォーターがいろいろ絡んでいくという感じ。こちらは1巻は持っているので2、3巻を購入する予定。巫女さんが出てくる物語なら大歓迎ですよ!! 女装も可。
掘削日和(コイデマワル/カシパンドローム)
 駿河湾を試験掘削する地球深部掘削船「ちきゅう」に乗船した日記、もうこれだけで読みたくなりません?? 読みたくなりますよね。
「ローカル食アンソロジー東北編」シリーズ(現在3巻)(砂原藍 ほか/暁を往く鳥)
 東北6県の食べ物をテーマにしたアンソロジーシリーズです。青森から福島まで6県のご当地の食べ物が出てきます。作者もその県の出身者など、こだわり故に美味しそうなんだな、これが。寝る前に読むと危ないですよ。
金沢行ったらこれ食べよ!(サトル、ユノ/和菓子note)
 金沢旅行の前に知りたかった本(笑)。駅で見かけるお土産は「とりあえず金粉使いました」みたいなお土産ばかり目に入ったので、もう一度金沢に行く機会があったらこれを見てお土産を買いたいですね。
Hello HCMC -Ho Chi Minh City PhotoBook-(てらひで/寺見屋ラボ)
 ベトナム第二の都市、ホーチミンの写真集。観光地だけではなく、巨大都市としての風景、市場、食事、日常などを捉えた写真が収録され、ホーチミンを旅したかのような感動を得られる良作です。
ゆきのふるまち(くまっこ/象印社)
 毎週雪が降る街に住む三人の少女の物語。美しい世界に降り積もる繊細なお話がよい。どこか悲しい物語だけども、心温まる作品。

 ということで、購入予定の20作品超の中から、または所有している作品から幾つかピックアップしてみました。気になる本はありましたか?

 さて、最後に改めて。
 雪待終夜の同人誌はこちらにございますので合わせてどうぞ。小説の通販は8年ぶりぐらいだと思いますし、今後も行うかどうかはまだ決めかねているのでこの機会にどうぞ。

 上にも書きましたが、購入期間は5月31日に終了しました。システム上注文は可能ですが本は届きませんのでご注意ください。

2020年5月30日(土曜日)

よし。旅を、しよう「京都府『天橋立』」 1日目

 特措法に基づいて4月7日から5月6日まで緊急事態宣言が発せられ、その後5月末まで延長されつつも、方針変更により一部自治体から解除が始まり、京都そして大阪は5月14日に解除となりました。宿泊施設の多くが6月から営業を再開すると発表する中で、一部施設は5月末の土日(30日、31日)から営業を再開する所も出始めていました。
 決断したのはいつの頃でしょうか。14日の解除の時点でその気持ちはあったと思いますが、今回宿泊するホテルの予約を取ったのは28日と、本当に最後の最後まで迷ったことがわかります(この日記は後から書いています)。

 さて、時期が時期だけに、Twitterにはほとんど投稿しなかった旅の模様を振り返りましょう。

天橋立

 大阪から天橋立へ向かうルートはいくつかありますが、コロナ禍による大幅減便を踏まえて、今回は新大阪から京都に出て、そこから特急「はしだて」で天橋立へ向かうルートになりました。最初別のプランでしたが、そちらは運休だったので急遽変更したという経緯があります。
 新大阪と言えば、新幹線改札の先にあるセブンイレブンは携帯できるアルコール消毒液を売っているのに在来線側のセブンイレブンでは見つけられませんでしたね。格差社会でしょうか(違います)。


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/30sec, F8.0, ISO200, 24mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 天橋立駅の跨線橋。景色の反射が美しいです。


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/30sec, F8.0, ISO200, 24mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 泊まる予定のホテルへ荷物を預けて、早速展望台へ向かいます(天橋立ビューランドは5月23日より営業再開)。リフトの入り口では消毒のお願いと検温を実施。もう当たり前の景色ですね。


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/80sec, F11, ISO200, 69mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 世界よ、これが日本三景だ。
 実は天橋立が最後に訪れた日本三景となりました。これにて日本三景コンプリートです!
 天気は曇り空、霞がかった、少しふんわりとした景色ですね。


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/160sec, F11, ISO400, 77mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 縦構図。天橋立は縦の方が締まりますね。

 お昼ご飯にアサリのカレーを食べて展望台を降り、天橋立をてくてく歩いて北側へ向かいます(約4km)。地元の人が原付で颯爽と走り抜けていく景色はなんとも不思議な感じでした。天橋立は実質道路(笑)


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/160sec, F11, ISO320, 69mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 天橋立を歩いて抜けると、元伊勢・籠神社が見えてきます。元伊勢とは伊勢神宮が現在の三重県に遷る前に一時的に鎮座していたと伝えられる神社で、全国にいくつかありますが、籠神社はその中のひとつです。
 写真をよく見ると5月末ですが、夏越の祓えの茅の輪がすでに設置してありますね。祭祀は6月末日に行いますけど、茅の輪自体は6月中には設置している事が多く、今年はさらに疫病退散や参拝者の分散ということで5月から7月にかけて設置している神社も多いようです。
 5月といえどせっかく置いているのですから、「水無月の~」と心の中で和歌を詠いながら左右左と回ります。


α6600(ILCE6600) + SEL1670Z(E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/60sec, F11, ISO320, 24mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 水が止められている手水舎。もう見慣れてしまいましたね、この光景も…。清めのための手水なのにコロナ禍で封鎖されるとは何とも悲しいものです(厳密には穢れですが)。


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1/60sec, F4.0, ISO320, 29mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 参拝を済ませて天橋立ケーブルカーへ乗ります。めちゃくちゃ斜め!(坂を上り始めたら水平になるようになってます)


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1/200sec, F11, ISO120, 23mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 世界よこれがry

 雲もだいぶ薄くなって、いい感じの空になってくれました。昇り龍という感じはしませんけど、全体の景色としてはこっちの方が私は好きです。風がない日に又覗きをすると水面に空が映ってまさに天空に架かる橋になりそうですね。

 写真を満喫してゴンドラを下り、籠神社の奥宮である眞名井神社へ向かいます。


α6600(ILCE6600) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
1/30sec, F8.0, ISO500, 24mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 ここは素晴らしい神社でした。個人的な好みで言うと、両側を木々で囲まれているような、奥まった場所にある神社が好きなのですが、ここはまさにそれ。観光客もほとんど訪れない、凜とした雰囲気が漂ういい神社です。写真でもわかりますが、ご神体がちょうど見えなくなるように作られた様は(どの神社でも共通するとは言え)よくできているなあと感心しますね。


α6600(ILCE6600) + SEL70300G(FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS)
1/320sec, F11, ISO1600, 258mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 帰りも同じように天橋立を歩いて戻ります。犬の散歩だったり地元の人の自転車だったりと、本当に生活に密着した景色ですね。レンタサイクルもあるので観光客も自転車に乗っていますが、この時間になると地元の人が多い印象です。


α6600(ILCE6600) + SEL70300G(FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS)
1/1600sec, F18, ISO100, 417mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 ふと横に目を向けるとモーターボートが金波の中を走り抜けていく光景が目に入ったのでタイミングを見計らってパチリ。


α6600(ILCE6600) + SEL24F18Z(E 24mm F1.8 ZA)
1/80sec, F3.2, ISO1600, 36mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 ホテル(天橋立ホテル)にチェックインを済ませ、ひとっ風呂浴びたら後は食事とお酒です。食事処は全て半個室でとても快適でした。一人客も何人か見かけましたけど、基本は家族旅行という雰囲気ですね。


α6600(ILCE6600) + SEL24F18Z(E 24mm F1.8 ZA)
1/40sec, F3.2, ISO2500, 36mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 最後に入れた地酒の酒呑童子(ハクレイ酒造)を飲みきれなかったのでお部屋にお持ち帰り。日本酒はやっぱり辛口が好きです。

 4月頭に赤目四十八滝を見に行って以来、二か月ぶりの旅の一日目はこうして更けていくのでした。

2020年5月31日(日曜日)

よし。旅を、しよう「京都府『天橋立』」 2日目

 朝からひとっ風呂浴びて朝食を済ませ、もう一度天橋立へ。天橋立は関西からの日帰り旅行地という側面が強いのか、人が増えるのは午後から夕方までという雰囲気で、朝は本当に人が少ないです。もちろん、コロナの影響もあるとは思いますが。


α6600(ILCE6600) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
1/125sec, F11, ISO100, 15mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 静かな雰囲気が漂う天橋立。よく見ると自転車や原付のタイヤの轍があります。


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1/2500sec, F5.6, ISO640, 450mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 かわいい花が咲いていたので超望遠で疑似マクロ撮影。ハマヒルガオという海岸に咲くヒルガオの一種だそうです。ヒルガオは蔓植物のイメージが強いですが、この種類は匍匐性植物で、地べたに寝るように花が咲いていました。

 朝の天橋立も満喫しましたし、一路大阪へ戻ります。お昼は駅弁でもあればいいのですが、天橋立駅には駅弁屋はありませんし、かといってコンビニ弁当は味気ないですし………おや?


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1/30sec, F8.0, ISO125, 21mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 駅前のお魚屋さんっぽいお店に気になる張り紙が。注文して10分程度で弁当ができあがると。出発時間まであと20分、ギリギリいけるか!?
 中に入ると先客が一人。大将が一人でやっているようで、奥で調理している音が響いています。これは先客の分ができてからじゃないと注文できないな…と思いつつ数分待っていると、対象が出てきて前のお客さんにお弁当を手渡します。すかさず私も弁当を注文。時間はすでに15分前とギリギリでしたけど、前にひとつ作って調理場ができあがっていたのか、5分も経たずに出てきました。

 来るときは京都から天橋立まで直通でしたが、帰りは福知山で福知山線(特急「こうのとり」)に乗り換えます。特急列車ですのでテーブル完備。時間もちょうどお昼。ということで、オープン。


α6600(ILCE6600) + SEL24F18Z(E 24mm F1.8 ZA)
1/200sec, F3.2, ISO100, 36mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 優勝!
 (海鮮工房 はしだて物産

 丁寧にほぐされたカニと寿司飯がよくあう弁当でした。ごちそうさまでした。

初出: 2020年05月06日
更新: 2020年10月31日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2020 Suzuhibiki Yuki

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