2019年8月の日記

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2019年8月2日(金曜日)

新刊「大槌町 ここは復興最前線 ~そして空と海と山に抱かれた街2018~」制作日記

 新刊が、届きました!

 前にも書いたとおり今回は広色域印刷オプション「スーパーリアル」(2割増し、sRGB入稿)を使っているのですが、オフセット印刷というのも相まってかなりきれいに仕上がっています。表紙の青はもちろんですし、本文で何度か登場する三陸鉄道の車体の赤もきれいに表現されています。最終巻にふさわしい仕上がりになったと思います。
 皆さんが気になる重さですが、2017の604グラムを大きく下回り、327グラムになりました。会場に60冊、自宅に40冊にしたのですが、1箱(前回は2箱)で届いてびっくりしました。

 さて、明日、8月3日からは盛岡市のCyg art galleryで開催される「ART BOOK TERMINAL TOHOKU 2019」で2017を購入することができます。
 札幌の「かの書房」さんに委託したときもそうですが、Cygも委託費用が莫迦にならないのが本音(4割が書店取り分)です。ですが、同人誌即売会の枠を越えて新たな読者が見つかることを願っています。

 そして、同時に2017の電子書籍版の配信が始まります。8月1日など切りがいい日付でもよかったのですが、ABTTと同じ日付にした方がいいかなと思い、8月3日になりました。BOOTH、BOOK☆WALKER、BCCKS以外の10ストアは順次配信が始まっていきますのでよろしくお願いします。

2019年8月5日(月曜日)

震災記録誌「生きる証」

旧庁舎で何が 岩手・大槌町、震災記録誌やっと発行

 河北新報の大槌町に関する報道姿勢はちょっと偏向が行き過ぎている感じがします。震災記録誌は別に旧庁舎のことだけを扱っているのではなく、東日本大震災に直面した大槌町がどのような被害を受け、どのようにして今まで歩んできたかを記録した本です。

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた岩手県大槌町の震災記録誌「生きる証」が5日、発行される。多数の職員が犠牲になった旧役場庁舎周辺で何が起きたのか、生き残った職員らの証言を集めた。編集を巡るトラブルや旧庁舎解体の是非で町を二分する論争が続いた結果、岩手県内の沿岸12市町村で最も遅い発行となった。

 見出しの「やっと発行」も悪意がある表現だと思っていて、「ついに発行」で十分意味は通ると思います。「やっと」と表現するのは編集の悪意を感じます。記事では「編集を巡るトラブル」と簡潔にまとめられていますが、前回受注した業者が締め切り破りをぶちかましたので契約解除になったんですよね。そういうこともあって遅れてしまいました。ただ、個人的に時間が空いたことで語ることができる人も増えたでしょうし、時期としてはちょうどよかったのではないかなと思っています。
 ちなみに岩手日報の記事も引用しておきます。岩手県内の震災報道に関して岩手日報ははやり抜きん出ているというか、絶妙なバランスを保った報道をしていると思います。

 大槌町は5日、東日本大震災で旧役場庁舎が津波に襲われるなどし、町職員39人が犠牲になった状況や対応をまとめた記録誌を発刊した。職員らの証言により幹部の満足な検討や指示がないまま災害対策本部(災対)を防災手帳のマニュアルにある高台の公民館でなく、旧庁舎前に置いたことが判明。対応の不備が改めて浮き彫りになった。町は悲惨な経験を教訓とし、防災体制強化に役立てる。

 こちらも最初は旧庁舎にスポットを当てた書き方になっていますが、河北新報よりはもっと総論に近いような書き方ですね。

 さて、紙の本は後で注文するとして、公開されたPDF版を一通り閲覧してみました。他の自治体の震災記録誌は読んだことがないですが、大槌町のそれはかなり高いレベルでまとめられていると感じました。特筆するのは応援職員やボランティアに対するお礼というか、そういった方々の活躍まできちんと記載されていること。後世になっても、こういう方々に手伝ってもらったんだと町民が振り返れる中身になっています。まさに記録誌ですね。

 私が気になるのは復興に関することですが、思った通り復興に関する記事はとても少ないです。初期のワークショップに代表される住民との意見交換の部分はページを割いて紹介されていますが、その後の工事や町が立ち上がってく部分に関してはほとんど記載がないといっても過言ではありません。改めて「大槌町 ここは復興最前線」シリーズを作ってよかったなと感じました。

大槌町東日本大震災記録誌の発行についてのお知らせ

伝わりにくい感情

 復興に関する部分が少ないと言うことは上で触れたとおりで、その点において写真集を発行して良かったなあと改めて思います。2015の後書きに書いたとおりになりましたね。

 さて、伝わりにくい感情だとは思うのですが、かの写真集は今の大槌町の人には知られなくていいと思ってる節があって、50年とか60年経った頃に当時を振り返りたい人が偶然図書館でほこりを被った本を発見して、鈴響雪冬って誰だってなるのが目標です(笑)。
 知りたいと願った人に届いて欲しいという思いはずっとあって、だからこそこっちからアピールするようなことはしてないです。 知りたいと思えばそこにある、そういう形を目指したいです。商業誌だと駄目な発想でしょうけど、これは同人誌ですしね。好きなようにやらせてもらいます。町立図書館、県立図書館、国立国会図書館で物理的に3か所に分けて完全バックアップですからね。


2019年8月7日(月曜日)

無くしたと思って買うと出てくる

 タイトルの通りです。
 今使っているはさみは同じモデルを2回連続(初代を買ったのは中学生の頃だったと思う)で使っているのですが、先日から行方不明になっています。イベントも近いですし、ハサミが無いと苦労するのでそろそろ買おうと幾つか店を巡って数店舗目で同じハサミを見つけたので買ってきました。

 それから3時間後。おつりを確認しようと携帯金庫を開けたらお札と一緒に眠っていたハサミ(2代目)が発見されました。

2019年8月8日(火曜日)

ご紹介ありがとうございます

自在な発想で「本の形」表現 盛岡で東北ゆかりの作家ら作品展

 8回目の今回は、小学生から60代以上の73人・組による87冊と、招待作家6人6冊を紹介する。

 大槌町の復興の様子をカメラに収めた写真集や、盛岡の閉店した店を詠んだ短歌集、

(※強調は著者による)

 紹介ありがとうございます!!

 すごくどうでもいい話ですが、岩手日報社の書籍の方のTwitterアカウントから「大槌町 ここは復興最前線」に「いいね」をもらったことがあり、今回このように記事になったので、岩手日報は私の本を認知したと言うことでよろしいですね(何)が。

全世界最速公開

 大槌町立図書館にてCOMITIA129新刊「大槌町 ここは復興最前線 ~そして空と海と山に抱かれた街2018~」の開架が始まりました。全世界最速公開です!
 というか早すぎませんか?(笑)

2019年8月11日(日曜日)

大槌に「鈴響雪冬」を刻みつける

パネル完成!

 大槌の末広商店街の自転車屋さん、チャリカフェ(内金崎自転車商会)のクラウドファンディングに参加していたのですが、お店に飾られるパネルが完成したとのこと。多くの本名に交じって「鈴響雪冬」というあからさまなペンネームが混じってるのはなかなか目立っていいですね。
 いつか行く日があれば立ち寄ってみたいものです。

コミケ3日目

 久しぶりにコミケに来ています。
 入場でいろいろあったようで、本当にお疲れ様でした、と。

 久しぶりのコミケですが、幾つか大きなイベントがあってまずは「エディトリアルデザイナーのPOO松本さんに同人誌を渡すこと」そして「文月なのかさんの同人誌を買うこと」、この二つが最大の理由です。

 前者は同人誌レビュー企画というものをやっていて、同人誌の紹介とデザイン的な改善点を教えてくれるというもの。以前、Twitterでのやりとりで「俺は大槌写真集見てみたかったけどな」とコメントを頂いて、それにのってみました。以前から参加してみたいと思っていた企画というのもあるのですが、最大の理由は同人誌を大々的に取り上げてもらえる、つまり告知してくれるということ。デザインのアドバイスも重要ですが、もはや最終巻まで作ってしまったこのタイミングで参加を表明するのは、もう理由の9割が同人誌を紹介してもらえることといっても過言ではないでしょう。
 在庫が少ない上に3000円の同人誌をただで渡すことになるのですが、本の存在を広げるチャンスがあるならそれにのるしかありませんね。
 今日、3日目はPOO松本氏が参加される日なので、スペースまで本を持って行きました。ちゃんと覚えて下さったようで、「本当に持ってきた!」と喜んで頂けました。後は9月中旬となるレビュー企画を待つだけですね。

 後者は、サークルAUROREの文月なのかさんの同人誌、「みみっこ小隊シリーズ」を購入すること。サークルAUROREの同人誌は20冊近く持っていて、長く買い続けているサークルの一つ(もう一つはつむぎゆうさんの懐中天幕)ですが、AUROREの方はコミケにしか参加されないので(以前コミティアに参加したときは早退で出会えなかった)今回は久しぶりにスペースにお邪魔できました。スペースの上にある本を全部購入し、手持ちのいぬみみ小隊シリーズの続巻が出ていないことを確認してスペースを後にしました。久しぶりにみみっこ小隊シリーズを楽しめそうです。


 ペットボトルの半分を凍らせるテクニックをホテルの冷蔵庫(冷凍庫がない)では使えないのですが、そのことをつぶやいたら、魔法瓶に氷だけ詰めて持って行き、飲み物を魔法瓶に移し替えていくというテクニックを教わりました。これがなかなか便利なので、明日も使おうと思います。

 なお、今日の水分補給は、水1リットル、お茶700ミリリットル、アクエリアスの経口補水液250ミリリットルでした。つま先から頭のてっぺんまでMIZUNO、mont-bell、ワークマンでカバーした科学技術の結晶セットでもこんな感じです。
 数週間前にmont-bellの「ステンレスメッシュハット」がいいよという情報を得たので買ってみたのですが、これを被るだけで直射日光の熱さをかなり軽減できました。帽子は似合わないので苦手なのですが、これは買ってよかったと思います。
 ワークマンについても「遮熱ダブルメッシュカーゴパンツ」がいいよと言う情報を得たので購入したのですが、これも風通しがよくて本当に涼しいです。サークル参加で使う必要は無いかなと思うのですが、外で並ぶことが事前に分かってるイベントで必須装備と言えそうです。

2019年8月18日(土曜日)

お風呂上がりの一冊「山田線とリアス線 二泊三日のまとめと記録」 By み~み / お願い天国

 何度か紹介してきた、写真以外全部手書きのハイパワー同人誌。いわゆる評論・情報系同人でこれだけの熱量を誌面から感じる本はほとんど見たことがない。「二泊三日シリーズ」と仮に呼びますが、コピー本で3冊に分けて作られた本を1冊にまとめた本ですね(大量に加筆されてますが…)。

 中身を端的に紹介するなら、二泊三日で岩手の三陸沿岸を公共交通機関(ここポイント)で旅した記録と沿線のガイド、といったところでしょうか。とにかくお店や見所といった情報量が半端ない。たぶん地元の人すらちゃんと見たことがないモノまで書き込まれてます。R45沿いにある供養塔とか通過しちゃうでしょ。私自身、沿岸に5年ちょっと住んでましたけど、知らないことが結構あるな、と。

 んで、今もこのガイド(特に移動時間)が有効かというと実はそうでもない。バスのコースは変わってしまったし、人員不足で本数も減っている。当時と同じ行軍を今はできない。そういう意味で、この本は旅の記録という個人の範疇にとどまらず、三陸は当時どのように繋がっていたかという記録という側面を持っていると思います。

 み~みさんの本(これに限らず)は私の写真集とは対局…とは言い過ぎかもしれませんが、全く別の視点で書かれているので、私の写真集を持っている方にもお勧めです。実は共通点もあるのですが。

 ここまではTwitterで書いたところ。ここからは日記オリジナル。

 さて、このガイド、もう一つ特筆する点があって、その範囲が三陸というところ。

 市町村も観光客が欲しいから色々ガイドとかウェブサイトとか作るんですよね。活動母体が市町村だったりそれぞれの観光協会だったりするから、釜石市とか大槌町とか山田町とかそういう範囲だけで。悲しいことですが。
 でも旅をする人は違う。
 釜石だけ見て帰るなんていうことはなく、「せっかく釜石まで来たから」ってなる。東京に来たからといって東京タワーだけ見て帰るなんていうことはしないですよね。ちょっと足を伸ばして別のも見る。お台場行ったり銀座に行ったり。私みたいに三陸鉄道で大船渡(盛駅)まで行ってレンタカーを借りて穴通磯を見て五葉温泉でのんびりしてレンタカーを返却してバーガーハーツでハンバーガーとビールを飲んで三陸鉄道で帰る、みたいな大船渡市内プチ旅行を楽しむ人もいるかもしれないけど、それは近場に住んでいるからであって、遠くから来る人はそうじゃない。
 地方自治体の作るガイドのライバルは他の自治体のガイドじゃなくて「るるぶ」とか「じゃらん」にならないといけないわけですけど、そこを認識している人がどれだけ居るか。
 宮古やら山田やら大槌やら釜石がそれぞれに動いてそれぞれに作る。結局それは自己満足に終わっていて、観光客の動線のことを考えていない。そういう考えが影響するのか、「三陸ジオパーク」は「地方自治体間の温度差がある」とか「連携が足りてない」とか言われて、「条件付き再認定」という格下げをうける。
 三陸縦貫道(復興道路)も繋がり、三陸鉄道も繋がった中で、沿岸の自治体は沿岸全体をどうやってアピールしていくかを本当にまじめに考えないといけない。食べ物でもいいし奇岩でもいい。ダークツーリズムでもいい。官民共同とか産官学なんていうけど、地域全体としてそもそもまとまり切れているのかと。

 8時半の新幹線で東京を出発すると沿岸の町である釜石に着くのは14時(始発の新幹線だと東京→盛岡で「リゾートあすなろ」で宮古か、新花巻から「はまゆい」で釜石という手も。いずれも午前中に到着)。そこから三鉄に乗って、途中駅で降りて次の汽車が来る1時間か2時間ぐらいで回れるコースをつくって、また三鉄に乗って別の駅で降りて…で、18時ごろに宮古について一泊して次の日は太平洋から昇る朝日やら浄土ヶ浜を見て、宮古からJRなり106急行(高速バス、今年7月から一部事前予約可能に)で盛岡に戻って新幹線に乗って帰ってもらう。または内陸でもう一泊して別のところを見てもらう。
 そういう動線を考えないといけない。
 三陸鉄道は経営していかないといけないのであれこれ考えるでしょうけど、自治体やら観光協会やらも自分たちのプランを持ち寄ってその場に参加しないといけない。物言う株主ではないけれども、三鉄の株を持っている、責任を持っている事を肝に銘じて、岩手沿岸一体となって考えないといけない。
 とまあ、長くなったのでブツ切りしますけど、そういうことを考えさせられる本だったなと。
 前述したとおり、この本をそのままガイドとして使うのはもう物理的に不可能な部分もあるのですが、これを下地に旅行の計画を立てるとマニアックな旅ができると思いますし、自治体や観光協会も参考になる部分があるのではないかな、と。大槌とか釜石の学校は地域を勉強する科目がありますけど、その資料としても使えるレベルじゃないかなと個人的には思ったりします。

初出: 2019年08月02日
更新: 2019年08月18日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2019 Suzuhibiki Yuki

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