2018年4月の日記

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2018年4月1日(日曜日)

エイプリルフール

 鈴響雪冬と行く三陸沿岸復興現場見学会。
 三泊四日かけて三陸の幸を食べながら沿岸の復興状況と解説を聞ける見学会です。
 好評予約受付中!

 微妙に需要ありそう(笑)。

2018年4月2日(月曜日)

春の街歩きin浪江 〜Ingress〜

 イベントの告知から一ヶ月音沙汰がなく、開催を諦めたかと思っていたのですが、ミッションデイ形式(ミッションをやりながら街を歩こう)になるようです。このイベント、告知が少なすぎて色々不安なんですけど、大丈夫かなあ…。

 場所が場所だけに色々不安に思ってる人は多いと思うんですよね。もちろん、我々エージェントはプロですから調べられることは自分で調べるんですけど、その一方で全く情報提供がないのは主催としてはちょっと気になるのです…。岩手のイベントの時も似たようなことを言ってますね、私(苦笑)。

2018年4月12日(木曜日)

春の街歩きin浪江 〜Ingress〜

 浪江の街歩きについて放射線の方面から苦言を呈している人が居るのですが(そういう反応が出てくるのは仕方がない)、その投稿に対してコメントバトルが行われてて、「なんだかなあ…」という気分に。そこでやり取りしてる情報(モニタリングポストの情報とか)、どうしてイベント公式ページ(コミュニティ)の方に流さないのかなあ。

 あと、いくらその人が憎いからと言って、捨てアカウントを作ってイベントを擁護したり、わざわざ名指しで「彼の情報は間違ってる」とイベント公式ページに投稿するとか、いくら何でも見てられない。苦言を呈している人に対して賛同している人はほとんどいないように見受けられる(+1が0から数個)のに、わざわざ乗り込んでいってコメントバトルとか、そういうことをやっているから誤解を生むのでは、と思ってみたり。

 6つのミッションを用意しているのであれば、そのミッションメダルやコースに込めた意味、お勧めルートを紹介する。駐車場の案内をする。電車のお勧め時間を案内する。トイレとして使える場所を案内する。いろいろやるべき事はたくさんあると思うのです。まあ、個人的に行きたいから行くのですけど、行きたいイベントが落ちぶれていくのは残念でしょうがないです…。

 ひとまず前日は仙台に一泊してミッションを幾つかこなしてメダルを整列、翌日は朝から電車で浪江に移動してミッションをプレイ、その後電車で仙台に戻って一泊というプランで確定ですね。

2018年4月15日(日曜日)

春の街歩きin浪江 〜Ingress〜

 無事に戻ってきました。今まで参加した街歩きの中では最もガツンと来るイベントでした。ということで写真を中心に振り返ってみたいと思います。

 浪江駅のホーム。ホームとホームの間に橋が渡されている。

 駅を出たところ。右側に復興理念を書いた看板が。2017年4月1日は避難指示が解除された日の翌日。その前日まで浪江駅周辺は「避難指示解除準備区域」として「避難指示」が出されていた。私が赴いたのはその一年後と言うことになる。

 浪江駅。

 県道253号(陸前浜街道)。

 県道253号(陸前浜街道)の公園(新町ふれあい広場)に設置されている放射線モニター。0.080μGy/h(マイクログレイ毎時)。細かな計算は省略するが、0.080μGyを全身に浴びる=0.080μSv(マイクロシーベルト)となる。写真は/h(毎時)なので注意。
 なお、私が現在住んでいる町の放射線量は2017年平均で0.07μSv/hなのでほぼ同等である。
 浪江町の駅前や公園など、至る所にこの様な放射線モニターが設置されていたが、この日私が見た中で最も大きな値は0.175μGy/h(≒0.175μSv/h)であった。

ベクレル(Bq):放射性物質が放射線を出す能力(放射能の強さ)を表す単位。
シーベルト(Sv):放射線を受けたときの人体への影響を表す単位。
グレイ(Gy):放射線のエネルギーがどれだけ物質に吸収されたかを表す単位。

 浪江町役場(本庁舎)。2017年4月1日、全ての機能が本庁舎に戻り、4月3日から全面的に業務を再開している。それまでは二本松市の浪江町役場二本松事務所を中心拠点としていた。

 浪江町役場のすぐ側にある仮設商店街「まち・なみ・まるしぇ」。2016年10月27日にオープン。全ての店舗が毎日営業しているわけではないようだが、人の活動が見える。この日は月に一度の「まるしぇの日」で、ステージイベントなども行われた。

 奥に見えるテントは「まるしぇの日」に使われるステージ。

 国道114号(富岡街道)。監視カメラの存在を知らせる看板と監視カメラ。

 国道114号(富岡街道)。新しく開店したお店。

 人の気配がないアパート(多分レオパレス21)。

 請戸川の桜並木。あと一週間早かったら満開だったに違いない。

 奥の山、新緑が芽吹きつつある。さらに奥の山はこれから芽吹くだろう。自然はいつもそこにある。

 通行規制を知らせる看板。浪江町で人が居住できる区域は町の東部に当たる駅周辺だけで、中部、西部は帰宅困難区域として避難指示が出されたままである。

 県道167号。駅前通りと言ってもいい場所。

 放置された建物。東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)において建物倒壊をもたらしたのは地震そのものではなく津波であることがよく分かる。

 2017年4月4日に業務を再開した浪江郵便局。

 草が伸びきった公園。

 2013年のB1グランプリでゴールドグランプリを獲得した「浪江焼麺太国」の「なみえ焼きそば」。こってりソースと太麺がよくマッチしている。「まち・なみ・まるしぇ」にて。

 昼飯も済ませ、駅に戻る途中の景色。歩いている人はほとんどおらず、たまに車とすれ違う程度。

 駅前のロータリー。左奥ではなにやら建物を作っている様子。

 駅の路線図。浪江駅から先は運行していない。浪江駅を訪れる人は電車に乗る人というよりは、元々浪江に住んでいた人が今どうなったかを見に来ているような雰囲気の人ばかりだった。車で乗り付けて写真を何枚かとって帰って行く、そんな景色。

 仙台方面の列車が到着した。さあ、帰ろう。

 写真を現像していたら序盤で枚数を使いすぎたので後半ちょっと駆け足になりましたが、浪江町は今こんな感じです。
 よく「時間が止まったかのような」と表現されますが、歩いてみた感想は違います。時間が止まっていたのではなく、むしろ時間は無情にも動き続け、ただそこに人の営みがなかっただけなんだと。
 一方で、人の営みを感じさせる、動きを感じさせるものも確かにあって、本当にこれから始まっていくのだと思いました。


 帰りの電車、原ノ町駅で乗り換えだったのですが、強風の影響で電車が止まってしまい、原野駅から仙台方面は完全に沈黙。しばらく駅で待っていたのですが再開する様子もないのでバスを調べてみたら、仙台行きの高速バスの最終時刻がすぐに迫っているではありませんか。
 思わずバス乗り場まで走ってチケットを購入、5分後にやってきたバスに乗って仙台まで戻りました。こういうのも旅ですね。

2018年4月18日(水曜日)

お風呂上がりの一冊「サザンと彗星の少女」by 赤瀬由里子

 無料試し読みで20ページぐらい読んでみて気に入ったので即座に予約した本が届いたので一気読み。

 一昔前のスペースオペラという感じでしょうか。でもこの一昔というのは私にとっては新鮮な時代なので一気に読みました。私の中ではもう今年一番のコミックと言うことでいいと思います。
 ストーリーとしては良くあるというかストレートな作品だと思います。SFチックな作品というよりは、まさにスペースオペラという愛をモチーフにした群像劇ですね。こういう作品好きだなあ。

2018年4月21日(土曜日)

北上展勝地

北上展勝地。黄色の水仙、北上川、青空、ソメイヨシノ、白い橋が絡み合う風景。
α6300(ILCE6300) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/320sec, F4.0, ISO100, 43mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom

 去年に引き続き北上展勝地に行ってきました。今年は朝一に行ったので駐車場も楽々。午前中いっぱい楽しんでチーズケーキを食べて帰宅しました。トロイカのチーズケーキ本当に美味しいです(NO IMAGE)。

 それにしても、世間に出回るピンクピンクに色調補正されたソメイヨシノの写真を見ていると、あの淡い色味を理解できない人が増えてきたのかとか、そこまでするぐらいならソメイヨシノじゃなくて別の桜にすればいいのにとか、色々複雑です。

2018年4月27日(月曜日)

今の視点よりも将来の視点を

地方にとって「線路は血管、鉄道は血液」鉄道なくして街は栄えない

 私は、現地を訪問した際には、鉄道インフラに着目することにしている。昨年、熊本地震から1年の取材では南阿蘇鉄道の現状を目の当たりにし、東日本大震災の発生から6年を迎えた今年は、岩手県大槌町で山田線の今年度末からの再開(三陸鉄道リアス線として運行)に期待する声を聞いた。そこで感じ取ったのは「線路は土地にとっての血管であり、鉄道は血液である」ということだった。

 車社会である地方にとって、鉄道利用者の中心は車の免許を持っていない子供や生徒、高齢者ら。その世代の人たちが使うことのできる移動手段が奪われることは「その場所に住むな」と言われているようなもの。もちろん、鉄道が廃止されてもバス路線などで代替されることもあるが、鉄道がなくなることは、沿線から住民が消えることを意味する。

 真っ先に思いついたのは高齢化が進み、免許の自主返納が進んだとき、どのような交通網が望まれるか、と言うこと。次に思いついたのは、外貨の取得源となる観光客にとってバスと電車、どちらが交通網として使い勝手がいいかと言うこと。

 地域の足としてのバスは確かに便利なんですよ。ですが、路線が長いと遅れる確率は高くなりますし、冬場はもっと不安定になります。荷物が多いときは電車の方が楽だと思う場面もあります。
 また、観光客にとって、時刻検索ができる電車は非常に便利。都内の路線はバスに対応していることも多いですが地方はそうもいきません。バス停も、バス会社によって場所が異なることもあるほか、上りと下りで位置が全く異なることもあります。初めて降り立った町でバスを使う勇気は私にもありません(路線図が分かりづらいとか、バス会社にも非があるように思います)。

 鉄道会社の収入は定期券の収入が柱になっているようですが(都会の鉄道会社の場合は賃貸事業も)、高齢化が進む=学生がいないという状態は鉄道を運営する上では大きな課題です。上下分離によって鉄道事業者としての負担は軽くなっても十分とは言えないでしょう。地方の鉄道は本当に大変ですね…。

初出: 2018年04月01日
更新: 2018年04月27日
著作: 鈴響雪冬
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