2月の日記

Top > 読み物 > 日記 > 2017年2月

2017年2月1日(水曜日)

ご挨拶

明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。今年も旧年同様よろしくお願いいたします。

ハッピーバースデイ、美坂栞
α6300(ILCE6300) + SEL70300G(FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS)
0.5sec, F5.0, ISO100, 184mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
background image: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=3175137

 公式素材を背景にするべきだったとTwitterに投稿してから気づいてしまったのですが、撮り直しがきかないので引用元としてURLを掲載します。
 この写真を撮るためだけにアイスを買ってきたのはともかく、三脚を立てて望遠レンズで…という光景はあまりにもアレだったので、写真には撮りませんでした。

2017年2月2日(木曜日)

なぜ通信販売をしなかったのか

 大槌町の写真集を頒布するに当たって、何度か「通販はしないのですか?」と聞かれたことがあります。結果的に通販をする事は無かったのですが、いろいろと葛藤はありましたので、そのことについて触れようと思います。

 まず、大前提として、「通販や委託販売にいい想い出がない」という事です。
 このサイトでは一時期通販を行っていた時期があります。
 いろいろ情報を調べて、丹念に準備をして、「鈴響雪冬」名義で郵便口座を取得(オレンジ色の振込用紙を使える業務用の口座です)して行った本格的なものです。たぶん3年ほど行っていましたが、その間の申し込みは0件。文章系の同人作家の中には通販をしている人が結構いたので、それを見習うような形で始めた自家通販でしたが、私のようなサークルには需要がないという事を思い知ったのです。
 今思えば、自家通販をしている人は創作文芸の中でも大手と言えるような方々ですので、それを見習う事自体、だいぶ無理があったのだと思います。

 次に委託販売です。
 私の同人誌は群馬県を中心にチェーン展開する文真堂のアニメ専門ショップ「アニたま」で委託販売されていました。
 しかし、当時の担当者とはいろいろあって連絡が途絶えています。
 群馬県を離れてしまったので、群馬で活動している作家を応援したいというコーナーの意図から外れている事もあり、委託を取り下げたいというメールを送ったこともありますが、その返事もありません。
 その後、文真堂はトーハンによって買収され、アニたまのコーナーは撤去されたようです。アニたまが無くなったいま、私の委託していた同人誌がどうなったかは知りません。
 売り上げ報告が一度も無かったので、一冊も売れてはいないのでしょうけど、売れ残った同人誌はどうなったのでしょうか。倉庫の片隅で埃を被っていればまだいい方で、コーナー撤去時に処分されたというのが関の山でしょう。

 閑話休題。
 最初に質問があったのは、本の告知を始めた頃でした。
 通販について全く考えていませんでしたが、その方とは面識があり、会う予定も立てようと思えば立てられる方でしたので、お会いするときがあったら対面でお渡ししますという対応になりました。
 結果的に、その件も含めて岩手県内の知り合いにはCOMITIA前日に開催された地ビールフェスタで頒布することができました。翌日のCOMITIAで予想を遙かに上回る反響をいただき、これだけ反響があるなら、委託販売をしても…と思いつつ、在庫がすでに1/3になっている中で、少部数を委託申し込みするという手間を考えるとあまり乗り気ではありませんでした。

 自家通販をするつもりは全く無かったのですが、もし委託や通販をするならBOOTHの完全委託かアリスブックかなと考えているタイミングで、ティアズマガジンへの掲載が決まり、サークル参加か委託参加して欲しいという要望に沿う形で、希望風のスペースで委託頒布する事にしました。
 その頃にはそうさく畑FINALへの参加も決めていたので、手元に残っていた17冊を、COMITIAで7冊、そうさく畑FINALで10冊に分けることにして、結果的に委託や通販に回す量を確保できないため、委託や通販をしないことにしました。
 以前よりメールでお問い合わせがあった分についてもイベント参加スケジュールを案内して、通販できませんと回答したのもこの時期です。

 結果的に、COMITIAで5冊、そうさく畑で10冊、その後の岩手のイベントで2冊を配りきり、完売となりました。東京で2回、神戸で1回、岩手で2回と、頒布エリアも頒布回数も十分だったと思いつつも、手に入れられなかったという声がある事も事実であり、通販や委託をしなかった事を多少後悔しているのもまた事実です。

 多くの人に配りたいと思う心と、通販や委託への抵抗感がせめぎ合っている中で、ティアズマガジンへの掲載を発端にしてコロコロ転がっている間に完売してしまった
 まとめてみると滑稽な話ですが、多くをこの一行で説明できると思います。
 初版10冊とか、20冊頒布するのに数年かけてのんびりやっているような人が、気合いで50冊も印刷したら、初回で2/3も無くなった上にティアマガにも掲載されて通販して欲しいという声もあって………なんて、脳みそ沸騰しますね。ちょっとキャパオーバーな半年でした。

 あと、蛇足になりますけど、同人誌ってやっぱり対面で渡したいと思うのです。
 希望風のスペースでいろんな人と会話をしていると、委託や通販は味気ないなあと思うようになりました。大手のように並ぶ時間もかかるし、並んだところで会話もできそうにないスペースは通販にしますけどね。
 実は、冬コミで頒布された同人誌の中で、どうしても一冊だけ欲しい同人誌(私がSONYのαを買うきっかけになった写真を投稿していた、柿樽そよぎさんの同人誌)があったのですが、それは通販で手に入れました。いざ、通販を使ってみて「やっぱり通販すべきだったかなあ」と一瞬よぎったのでこの日記を書いてみました。

 以前も触れましたが、2016を作成するに当たり、2015を少部数ですが再版する予定です。再版する場合、頒布価格は2016と同じ2000円になると思われます。自主的に委託することや通販を行う予定は今のところありません。やっぱり、通販や委託に対する心理的抵抗感があるのは事実なのです。(万が一、ZINあたりから声がかかったら可能性はあります。)
 ですが、本当に欲しい人の為の努力はもう少しできるようになっていると思いますので、その時はよろしくお願いします。

2017年2月5日(日曜日)

末代までの恥? 自分が末代かもしれないでしょ?

 タイトルは同人誌の国立国会図書館への納本に対して、どこかの掲示板かコメントで見かけて印象に残っていた一言です。

 制作当時から「国立国会図書館に納本した方がいいのかな」と考えていた大槌町の写真集ですが、イベント前の告知も終盤に差し掛かった頃、「こういった自費出費の写真集も貴重な郷土資料・震災資料。大槌町・岩手県立の図書館にご寄贈いただけないものか。そして国会図書館に納本を……。」といったリプライ(正式にはコメント付きリツイート)をいただきました。
 この一言がきっかけで納本用に残していた本ですが、この度、国立国会図書館に送付しました。

クロネコヤマトの専用資材に入れられようとしている同人誌

 ビジネス的な手紙のフォーマットが分からなかったので、「プロコンの同人CDと同人誌を国立国会図書館に納本した話」のページを参考に作りました。テンプレの公開ありがとうございます。

 納本について改めて調べていたところ、岩手県立図書館でも震災関係の発行物を収集していることが分かったため、残っていたもう一冊はこちらに送ることにしました。

 これで自分用の一冊を除いて、在庫は完全になくなりました。発行してから半年ですが、とても濃密な半年でした。ありがとうございます。

2017年2月7日(火曜日)

Garmin Connectのアカウントを削除したお話

やり方だけ知りたい人向け

 「Garmin Connectおよび互換性のあるGarminデバイスのプライバシーステートメント」のページの一番下「個人情報の確認、修正、更新、削除を行う方法」に記載されているメールアドレスに、

タイトル
Account delete request
本文
Hello.
I want to delete my account and registered personal information.

mail
(登録したメールアドレス)

name
(Garmin Connectに登録している表示名)

というメールを送るだけ。
 正式なやり方かどうかは不明ですけど、実際に削除され、ログインもできなくなったので現時点ではこれで十分のようです。将来的にフォームから申請できるようになるかもしれませんが、現時点ではメールのみの対応のようです。
 私は日本語を併記して送りましたが(実際は日本語主体、英語併記)、回答は英語でしたので、英語だけでいいと思います。
 パスワードも書こうと思いましたが、真っ当な管理なら人間でも閲覧できないように符号化されていると思うので、書くだけ無駄だと思って書きませんでしたが、問題無く削除されました。
 日曜日(日本時間)にメールを送って、火曜日には返事が来たので、それなりに対応は早いと思います。

いつもの日記

 クリスマス前までGarminの活動量計「vivosmartR J HR+」を使っていたのですが、いろいろ考えた末にSKAGENのハイブリッドスマートウォッチ「HAGEN」に乗り換えました。
 vivoへの不満はいろいろあるのですが、デザインがダサイというのと、実質二日に一回充電が必要というのは、やはり使いづらかったですね。
 私にとってはvivoの基本機能は時計という位置づけだったので、買う前からデザインは気になっていたのですが、実際に使ってみてやっぱり納得できませんでした。反対にアプリの完成度はSKAGENよりGarminの方がいいので、一長一短という感じはあります。
 デザインさえ気にしなければ、活動量計としての性能は十分だと思います。階段昇降をカウントするセンサーが二ヶ月ほどで壊れたようで、それ以降記録されなくなりましたけどね。ファームの変更で心拍数の計測方法が変わったのか、その日以降と以前で心拍数の比較に意味が無くなったりなど、まだまだ不安定な部分はあると思います。まあ、この点はHAGENも似たようなものでしょうね。

 さて、GarminのvivosmartR J HR+はGarmin ConnectというAndroidアプリと連携して活動量を記録できるのですが、そのアプリは時計を使わなくなってもそのまま残していました。使わなくなってからしばらく経った頃、Garminからプライバシーポリシーを作ったから2月14日から適応するよというメールが届きました。
 そもそも散々個人情報を集めておいてプライバシーポリシーが今まで無かったことが疑問ですが、すでに使っていない製品に対して個人情報を提供するメリットも無いので、これを機会にアカウントを削除することにしました。

 ところが、アプリのどこを見てもアカウント削除の項目が無い。時計とのペアリングや解除、アプリからのログオフはあるのに、アカウントの削除という項目が見当たらないのです。
 困り果ててメールで案内されたプライバシーポリシーのページを見ていると、「個人情報の確認、修正、更新、削除を行う方法」という項目があるではありませんか。
 書いてある内容を読んでみると、どうやらアカウント削除専用のフォームは現時点で用意されておらず、メールによる個別対応のようです。

 一応、ページは日本語なので日本語でメールを書き出しつつ、なんとなく嫌な予感がしたので、Google翻訳による英語も添えてメールを送ってみました。

タイトル
アカウント削除希望 / Account removal request
本文
Garmin担当者様
アカウントの削除を希望します。

メール
(メールアドレス)
表示名
(登録した表示名)


Account removal request

mail
(メールアドレス)
name
(登録した表示名)

 こんなメールを作成し、とりあえず送信してみます。
 メールは日曜日に送りましたが、火曜日には「アカウントを削除したよ」というメールが届いたので、対応は早いようです。返事は英語でしたので、英語を併記していて正解でした。
 削除されているか確認するため、アプリを立ち上げ、一度ログアウトしてからログインしようとすると、ちゃんとログインできなくなっていました。

 今思えば、アカウントの削除だけではなく、明確に個人情報の削除もお願いするべきだったかと思い、上のような例文になっています。英語が得意な人はもっと丁寧なメールでもいいと思います。

2017年2月14日(火曜日)

受領書

 13日に国立国会図書館から、14日に岩手県立図書館から受領書がそれぞれ届き、納本は無事に終了しました。岩手県立図書館は在庫があればもう一冊欲しいとのことでしたが、最後の一冊ですので丁重にお断りしようと思います。増刷する予定なのでその時にでも納本しようと思います。

2017年2月17日(金曜日)

第8回 DAN(デジタルアーカイブネットワーク)ワークショップに参加してきました

 同人サークル辺境屋のミハラテツヤさんの紹介で、DANワークショップに参加してきました。
 デジタルアーカイブとはMLA(博物館、図書館、文書館)の収蔵品や有形無形の文化的資源をデジタル化して保存することで、そこにネットワークがつくことで、それらを共有しようという試みのようです。

 どうしてそんな場所に私が、というのは、私自身も思うのですけど(笑)、震災に関係する記録の保存と共有という、まさにデジタルアーカイブの対象となる事柄に対して、大槌町の写真集という形で接している事から声がかかったようです。
 筑波大学の研究室が主催となって実施しているので、そこのゼミ生はもちろん、大学と協同している人の参加がほとんどの中で、私がいるという光景はとても不思議な感じですね。自己紹介もハンドルネームでしたし。回りから見ても「誰だこの人」みたいな感想だったと思います。
 兎にも角にも、当日のやりとりを聞いていると、デジタルアーカイブに収められた写真やデータから、自治体や企業、個人が、伝承施設やパンフレットなどを作ることができるか、教材として活用することができるかという事が命題になっているようで、実際に活動を起こしているという点でミハラさんの目にとまったようです。

 ワークショップのテーマや講演はいくつかありましたけども、

といったところが主立ったことで、第二部に当たる構築、運用、利活用については、写真集を作った立場、長いことウェブサイトを運営している立場から、多少なりとも発言させてもらいました。

 もっとも、こういう場に今回のような立場で出ることもはじめてでしたし、基本的には専門外の分野ですので、とんちんかんなことは発言したと思いますけど、言いたいことは言えたように思えます。

 デジタルアーカイブについて話を聞いている中で、

というのは割りと致命的だと思いました。
 実は私自身、震災のデジタルアーカイブがある事は今回初めて知りましたし、知っていれば写真集の作りも少し変わっていたかもしれませんね。
 「そもそも震災アーカイブで調べますか? Googleの画像検索で済ませませんか?」という発言は私の本心でもあります。
 知名度が低いというのは、検索結果に出にくいことの裏返しでもあります。「大槌町 津波 被害」で検索して出てくるのは、自治体の発行するPDFだったり、ニュースやYouTubeの動画であって、震災アーカイブのページではありません。もしそこに震災アーカイブのページが表示されていれば、リンクをたどって上位ページに行くこともできますし、そこでアーカイブの存在を知る事もできるでしょう。
 利活用以前に知名度の向上という結論が導かれてしまったのは残念なことですが、知名度が向上して利用率が上がるごとで、事業としての存続価値が認められて予算も付きやすくなりますし、継続的に運用していくためにも、利用される、知ってもらうというのは大事なことのように思います。

 一方で、デジタルアーカイブに期待する点としては、歩みとしての記録を補足できたらと思います。というのも、私の写真集の中には年表を収録していますが、当初は日付がわからない事柄も多々あり、個人のブログやFacebookの記事などを参照にして日付を埋めていました。
 こういった情報があやふやなものを、自治体発表レベルに整理されてしまっていてもいいので(経緯が省略されて最終結果だけでもいいので)、わかりやすくまとめられていれば、情報としての利用価値が出てくるでしょう。研究論文などで個人のブログのURIを表記するよりも、こういったデータベースからの方が信頼性の担保もありますし、URIの維持も個人ブログよりは安心できると思います。

2017年2月26日(日曜日)

本棚再構築 その3

 2011年9月にその1、その2を書いて以来、久しぶりの本棚再構築シリーズです。そんなに頻繁に再構築したくないのが本音ですが、本が増えてきたのでまたやってしまいました。
 前シーズン同様、数回に分けて再構築する予定ですが、今シーズンは去年の8月に一度目の再構築が終わっていて、今日二度目が終わったところです。ちなみに、あと一回は来月の予定です。

 使用する本棚は毎度おなじみ「オーダー収納スタイル」の本棚です。2011年からお世話になっていますけど、注文するごとに値段が上がっているのは社会情勢的に仕方が無いのでしょうね…。もっとも、注文するごとに製品としての進化を感じる(オプションが増えたり色が増えたり、組立補強キットが付いてきたり(ネジなめやすいけど))のはいいことですね。

シーズン1

メタルシェルフを使った本棚。本棚、テレビ台、本棚の順番に並んでいる。

 まず、最初の本棚再構築を行う前の本棚の様子ですね。この光景も6年前ですか。もう懐かしいです。
 メタルシェルフを使った本棚というのは結構長くやっていて、最初は押し入れの中にメタルシェルフを組んでいました。2010年3月にアパートを引っ越したときに押し入れの外に置くようになってから、本格的に本棚として使っています。
 上の写真は、2011年7月に引っ越したときに組み上げた物ですけど、2010年3月からほとんど形は変わっていないので、メタルシェルフを使って作った最初の本棚の姿と言っても過言ではないでしょう。

右端の本棚と真ん中のテレビ台をメタルシェルフから木製の本棚に変更。落ち着いた雰囲気に。

 2011年9月上旬に、メタルシェルフの一部を木製の本棚と入れ替えました。
 メタルシェルフは単体で見ると金属がお洒落に見えるのですが、普通の部屋の中に置くとフローリングとのミスマッチが過ぎるような気がします。壁がコンクリート打ちっ放しだと似合うかもしれませんね。
 その後、下旬に最後の一台も入れ替えて、メタルシェルフの本棚は目に付きにくいロフトベッドの下へ移動し、部屋の目立つ部分には木製の落ち着いた本棚が据え付けられたのでした。

シーズン2

木製の本棚を使った本とテレビのスペース。入りきらなくなった本が床に積まれている。

 2011年9月下旬に完成して以降、5年にわたって使ってきましたが、いよいよ収納量も限界に近づき、床の上に本を積み重ねるようになってきました。これ以上は物理的に収納できないと感じ、ついに本棚の入れ替えを決意します。

本棚の一台を、高さが高くなった本棚と入れ替え。2段分の収納量が追加された。

 2016年8月4日、シーズン2最初の入れ替えです。察しの良い方は気づいたかもしれませんが、大槌町の写真集を入稿した翌々日ですね。入稿できるという前提で既にオーダーしていたのでした!
 今までの本棚は117センチでしたが、今度は178センチと、約60センチ高くなりました。また、背が高くなることによる圧迫感を軽減するために、色も白色になっています。
 もっとも、本の物量が多いため、そちらの方で圧迫感があるのも事実ですけどね。

 そして、24日、シーズン2、二度目の入れ替えを行いました。

テレビ台を入れ替える。低い本棚は残り一台。

 今までテレビ台として使っていた本棚だけは背が低い物でしたけど、今回の入れ替えて本棚と同じ高さにそろえ、収納量を拡充しました。残り一台は来月に入れ替える予定です。

 ちなみに、右上にイラストが2枚飾ってありますが、その右側はReSin-ensのファンアートです。今でも大事に飾ってありますよ!

本の整理を考える

 本が増える度に本棚を大きくしていくというのは、解決策としては下策だと思います。大富豪でも無い限り、部屋の大きさは有限ですし、本棚も限られてきます。空間を上手く使うためには、本の管理も必要になってきます。

 「本を減らしたい」という目で組み上がった本棚を見たとき、ふ、と、一つのことに気がつきました。
 「ここにある本で、読み返したい本はどれか。」
 本を手元に置いておくことの一番の理由は、もう一度読みたいからだと思います。私自身、コレクター気質があることは自覚していますけど、本を残すと言う事は、もう一度読みたいというのが本質だと思います。
 そのような目で本棚を眺めたとき、「一度読んで満足した」という本と「もう一度読みたいときに手元にあって欲しい本」の二つに分けられることに気づいたのです。

 次の本棚入れ替えで今シーズンは最後になりますが、本の整理もあわせてしていきたいです。

初出: 2017年02月01日
更新: 2017年02月26日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2017 Suzuhibiki Yuki

Fediverseに共有