10月の日記

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2016年10月2日(日曜日)

リニューアル(構造的に)

 今の形のサイトになったときに、サイトの構造も一部変更しているのですが、そのとき、変更対象だったにもかかわらず放置されたコンテンツがあります。それがこの日記です。
 ファイル数1900オーバーの日記を別のディレクトリに移動するというのは、削除、再アップロードというプロセスを考えるとなかなか腰が重かったのです。ですが、調べてみると一部のFTPクライアントはディレクトリの移動に対応しているということで、それならこのサイトも削除、再アップロードではなく移動で対応出来るのでは、と気づいたのです。

 そんなこともありまして、10月15日の15周年を前に、日記ディレクトリの適正化と常時HTTPS化を行うことにしました。そして今日、ディレクトリの移動を………あれあれ? 移動したと思ったのにディレクトリが消えちゃったよ?

 ということで、結局日記ファイルを全て上げ直しています(´・ω・`)

常時SSL化

 Googleが常時SSLを行っているサイトを検索結果に考慮しているので………というようなSEO的な理由ではなく、メールフォームだけSSLにしていると、そこだけHTTPSから始まるURLで記入しないといけないのが面倒という理由だけで、全てのコンテンツを常時SSLに変更しました。HTTPで接続しても自動的にHTTPSに変更されます。

2016年10月7日(金曜日)

「君の名は。」を見て

 8月26日に公開された「君の名は。」ですが、予告通りその翌日の27日に見てきて、そのあともう一度見ましたが、一言で言えば「新海やるじゃん」に尽きますね。
 「ほしのこえ」あるいは、PV制作の頃からずっと追いかけてきて、終わった後の「ちょw」という感じも好きでしたが、今回のような終わり方も凄く好きです。振り切ったなあ、と思います。
 「君の名は。」のラスト10分、どこで終わりが来るかハラハラしながら(笑)見ていましたが、まさかそこまで描くとは…という気持ちです。

 今回の作品についてはインタビューがたくさんありすぎて、どれに書いてあったかはもう覚えていないのですが、「若者向け」を意識しているということなので、いつものように含みのある終わり方ではなく、わかりやすい終わり方を意識しているのだと思います。
 最近の劇場作品にしては珍しく、2時間を大幅に割り込んでいる(107分)というのも、その辺の現れと本人も語ってましたね。「言の葉の庭」で物語を短い時間に濃縮するという事を試しているように感じましたが、今回にもそれが活きているように思えます。「ゆきちゃん先生」は前作ファンには笑いどころだと思います。

 大満足な作品なのですが、今までの新海さんの作品よりも遙かに盛り上がりすぎてて、私自身も濁流にのまれている気持ちになっているのが不思議です。前作「言の葉の庭」なんて23館で上映スタートでしたけど、今回は300館オーバーでのスタートですからね。新海さんの描くポスターがどこを見ても貼ってあるという光景が信じられなかったりします(笑)。

 今回、新海さんの作品としては初めて小説が映画よりも先に発売されましたけど、それについては発売と同時に購入して、映画を見終わるまで封印しておきました。映画を見終わった後小説を読んで、いつもなら映画と違う結末になる(後日譚が入る)小説が、今回は映画と完全にシンクロしていて、やりたいこををやりきったのかなあと思いました。もう映画で言いたいことは全部いったから、小説で書くことはない、(本人は意図していないかもしれませんが)そんな気概を感じました。

 「新海さんらしくない」といった意見も結構あるようで、確かに今までは「別れを経た成長」がストーリーの大きな流れだったと思います。
 今までの新海さんの作品は、中学生や高校生が登場し、別れを経て成長する、という物語を、それよりも少し上の世代(大人)が見ている、という構図だったと言えます。つまり、視聴者にとってはすでに終わった過去であり、経験してきた成長でしょう。一言で言えば大人向けの作品です。
 一方で今回は、中学生や高校生が登場し、一つの物語を結実させる、という物語を、同世代が見ているという構図です。つまり、視聴者にとっては現在進行形であり、成長をするのはまだ先の話、まだ必要の無い話なんだと思います。一言で言えば子供向けの作品です。
 大人が「こんなこともあったよね」と懐古しながら見る作品ではなく、中学・高校生が「こんな青春をしたい」とわくわくしながら見る作品なんだと思います。つまり、いい年こいた大人が「新海さんらしくない」と言ったところで、そもそも対象者の範疇に入ってないので、どうでもいいと思います。
 女児向けアニメのプリキュアに対して大人が文句を言う、みたいな感じがします。
 こういう作品は、童心に返って素直に見た方が楽しめると思うのです。

 今回の作品について、強いて言うことがあるとすれば、「言の葉の庭」で表現された「反射光の美しさ」が、今作では見られなかった(まあこの長編をあの表現で書き切るのは無理でしょうけど)のがちょっと残念でした。映像としてみた場合のクォリティについては、前作の方が上だったかなと思います。
 もちろん、作品の長さや作り方によってその手法は変わるべきであり、前作は環境音と風景の美しさを堪能する作品であり、今回は物語を楽しむ作品だと思っているので、それは監督の裁量でしょう。

 さて、俄然楽しみになる次回作ですが、上げたハードルの下をくぐるような作品を期待します(笑)。いくつかは若者向けに振り切った作品を作ると何かのインタビューで答えていたと思うので、たぶんそういう作品が来るのではと思いますが、ガルパンの次回作(OVA? 映画)が先か、新海さんの作品が先か。

 それにしても、関連書籍がありすぎて読むのが追いつかないのですが、どうしましょうか。

2016年10月11日(火曜日)

火曜日のたわごと

 「復興で儲かってるんでしょう?」とか「景気いいよね」などと、空リプ以外にも直接言われたこともありますけど、一言で言えば赤字です。仕事単体で見れば黒字ですが、社員寮やら現場事務所の固定費、交通費などの必要経費を諸々含むと赤字になります。うまいことやって黒字化を達成している会社もあるかもしれませんが、業界的には「復興事業は金にならない」とよく言われます。

 私自身はないけど、自治体の担当者に、無策に「急げ急げ」言われて昼休み返上・夜間作業を強制させられてる現場とか、端から見て凄く可哀想。
 夜間作業を強制させておきながら、その分の経費の補填はもちろん行われません。当然残業代の出費は会社持ちになる(つまり赤字)のですが、問題はそこではなく、「赤字を自治体が主導している」という点と、仮にその結果「発注金額が最低賃金単価を下回る」事になったら、自治体はそれを強制させているということになりかねないんですよね。
 清掃や警備みたいにほぼ人件費みたいな仕事だとそう言う危険性が高いのですが、復興事業にもそう言う現象が起こってそうです。

2016年10月15日(水曜日)

15周年

 Webサイト「空の彼方へ… ~Wing of Wind~」は、2016年10月15日に開設から15周年を迎えました。

 Webの世界というのは情報の入れ替わりが激しく、数年前の情報すら探すことができないことが多々あります。そんな中、2001年10月15日に生まれたこのサイトは15年という月日をWebの中に刻んできました。
 Windows XPのOEM提供開始日が2011年10月25日ですので、XPよりも先輩と言うことになります。他にもWikipedia、Bフレッツ、ふたば☆ちゃんねる、楽天トラベル、Google画像検索、リクナビ、NAVITIMEなどのサービスが同年に始まっています。

 15年という月日の間にアドレスは2度変わり、ペンネームも変わり、サイトの方向性も私の人生の変容と共に変わり続けましたが、「空の彼方へ」という場所が、Webの中に存在し続けてきたことは確かです。
 2000年以降、掲示板、HTML、ブログ、ミニブログ、SNSと、Webの世界の主流は変わり続けていますが、「空の彼方へ」は変わらずここにあります。

 このサイトがこれからどうなるのか、それは私にもわかりません。これまでもそうだったように、私の人生と共に変化し続けるでしょう。
 願わくば向こう15年もその先も、Webという世界が広く一般に公開された自由な世界でありつづけますように。

 空の彼方へ… 管理人 鈴響雪冬

4時起き

 とあるコンテストに応募する写真のために4時に起きたのですが、曇っていたので二度寝。
 いつもの珈琲屋さんにその話をしたら、「僕今日徹夜だったんですけど、その後晴れましたよ」と言われてショック。日曜日も頑張ろう…。

2016年10月23日(日曜日)

4時起き終了

 100%満足ではないものの、まあまあの写真が撮れたので4時起きは終了します。

COMITIA118とそうさく畑

 本日はCOMITIA118が開催されます。今回は委託参加ですが、自分の同人誌を委託するのは数年ぶりなのでちょっとドキドキです(笑)。

サークル希望風のスペースの様子
撮影者:詩唄い(Twitterより

 本日はサークル希望風と私の委託作品をよろしくお願いします。

 ちなみに、今日の売上と在庫はそうさく畑の翌日に受け取ることになってるんですけど、そうさく畑の在庫を抱えた帰り道にCOMITIAの在庫を渡されるとか、翌日仕事休みたい案件。

製本が1ミリも進まない日曜日

 そうさく畑に向けて「良縁結ぶは神ならず」の増刷をしようと思い、先週の土曜日に本文を印刷し、昨日は表紙を印刷して、さあ、いよいよ製本だ! と思ったのですが、ふと嫌な予感が頭をよぎります。
「遊び紙の在庫ってあったっけ」

 雪待終夜の同人誌は、本文用紙二種類(長編用の薄い紙と短編用の厚い紙)と、表紙一種類は固定なのですが、遊び紙は本によって変えているので、遊び紙の在庫が印刷数を左右します。表紙の在庫と本文用紙の在庫は確認したけど、遊び紙の在庫を確認したら―――案の定在庫0でした。

 製本作業が1ミリも進まない日曜日に涙しつつ、紙名手配に見積もり依頼を出しました。製本は来週に持ち越しですね。

2016年10月30日(日曜日)

大どんでん返し

 広島がまけてしまって悔しいです。日ハムはこの間優勝したんだからいいじゃないですか。

 という戯れ言はともかく、いよいよ来週に迫ったそうさく畑に持ち込む本の製本を行います。最初は「良縁結ぶは神ならず」の増刷だけだと思い、二週間前の日曜日に印刷を行っていたのですが、木曜日になって「洋菓子専門店ショコラ~」の在庫が2冊しかない事に気づいてあわてて印刷しました。

 久しぶりの製本でしたが、良縁とショコラの増刷分10冊の製本は夕方に無事終了。宅配搬入で使う段ボールに本をしまいます―――あれれー? 「黒と髪と彼女たち」の在庫が一冊もないよ??

 不幸は重なります。
 本文の在庫がないだけなら印刷すれば解決ですが、遊び紙の在庫もなくなっていました。多分、以前増刷したときに遊び紙がある分だけ増刷をしたのでしょう。そして、去年の12月に参加したCRUSHで完売していたことをすっかり忘れていたのが災いしました。
 本によって遊び紙を変えているので、黒髪本の遊び紙は黒髪本専用です。しかし、遊び紙の在庫は良縁とショコラ、ReSin-ensの分しか残っていません。ReSin-ensの遊び紙である「星物語(ネイビー)」は、黒髪本で使っていた黒色の遊び紙と色は近いですが、厚みが全然違うため、本文用紙との釣り合いがとれません。
 かといって、今から遊び紙を、しかも20枚だけといった数を注文する勇気はありません。木曜日までに届かないということは無いと思われますが、20枚だけのオーダーは勇気が要ります。

 結局、色々悩んだ結果、星物語をつかって製本することにしました。
 ということで、そうさく畑に持ち込む黒髪本は、特別に星物語をつかった製本となります。

 それにしても、今日気づいて良かった…。

初出: 2016年10月02日
更新: 2016年10月30日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2016 Suzuhibiki Yuki

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