海洋訓練船「日本丸」といえば、現役を引退した船が横浜みなとみらいに展示されていますけど、それの後継機が宮古港に停泊していると言うことでちょっと行ってきました。
α5100(ILCE5100) + SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CS
5.0sec, F2.8, ISO200, 15mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
この日がSAMYANGの超広角の初出勤だったと思います。思ったより映りがよくてビックリ。Lightroomようのレンズプロファイルがみつけられないのが問題かなあ。
α5100(ILCE5100) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
2.5sec, F5.6, ISO400, 18mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
動いていないように見えて、波の影響で僅かに動いているので、近寄ると2秒~3秒が限界というイメージでした。
それにしても、帆船ってかっこいいですよね。
いわてぐるっとIngress(IGI)の開催は10月31日~11月1日(沿岸部は一日目)ですが、現在のポータルのLive状況を見ていると、イベント当日に間に合わせるためには、今月中頃までの申請が限界に近いと思います。しかも、今年に入ってからは、ポータルの審査が申請順ではなくエリアごとに変更されているため、申請からLiveまでの日数が不安定になっています。
(参考までに、私自身の今年に入ってからのポータルの合否通知到達日数は、最短40日、最長170日です)
そのため、今日申請しても、エリアによっては間に合わない可能性が高いです。IGIとの共同を考えている地域があれば、お盆前までに一通りの申請は済ませる必要があると思います。
また、ここ最近、隣接したポータルの却下率が高くなっているように感じます。直近の隣接ポータルで却下された事例を見ていると、既存のポータルと30~40m程度離れていないと却下されているように思います。
ゲーム的にもイベント的にもポータルの密集地があるといいんですけどね…。
今年に入ってからの沿岸部でのポータル申請がおよそ100件、そのうち半分は合否通知が届いたりリジェクトされる可能性が高いポータルなので、ポータル候補 としては残り50件、当日までに半分が審査され、そのうち半分が通過するとしたら、Liveしているのは10件程度、かなぁ…。?
自治体とIngressのコラボレーションとまで言うかどうかはともかく、ここ半年の間に、自治体を含む各種団体がIngressを使って「まちおこし」をするという事例が見られるようになってきました。そしてその傾向は少なくとももう半年から1年ぐらいは続いていくだろうと思います。
そういった活動に対して、一人のプレイヤー(エージェント)として感じていることをそろそろまとめておこうかなと思い、筆を執った次第です。
まあ実際はそんなかっこいい理由ではなく、今後、私自身がそういった活動にかかわる可能性もわずかながら出てきているので、そういったイベントに参加した経験から、「もうすこしこうすれば…」と思ったことをまとめておきたいだけです。そして、あくまでも主観的な立場で書くため、内容が偏っていたり、普遍的な内容ではないとは思いますが、その辺は生暖かい視線で見守って下さい。
本筋とずれますけど、最初に触れておきたいことは、「Ingressはやがて終了する」ということです。
プラットフォームとして解放してポータルの情報を使えるようにするだとか、Ingressの資産を使った別のゲームを作るだとか、そういった話は各種インタビューから聞こえてきますけど、どんな(オンライン)ゲームでもやがて終焉を迎えますし、Ingressも例外ではないはずです。むしろIngressは、オンラインゲームとして見た場合すでに長生きしているといえる(3年続くMMOなんて滅多にない)ので、終わりを見据えた活動が必要でしょう。そもそも、毎月第一土曜日のファーストサタデイ(FS)というイベントで新人プレイヤーのレベルアップを促進するというのは、ゲームの寿命を早回ししているという面でもありますからね。
一応、最近レベルアップに必要な実績メダルが多数実装されていることから、現在未実装となっているLv17以上のLv(Access LEVEL)が近いうちに実装されるとは思いますが、長めに見積もっても2016年中にサービス終了の告知があるような気がします。少なくとも、ポータル情報を活用した別のゲームを今年中にリリースする予定になっているので、今年中に一つの形になるものを残す必要があると思います。
さて、「Ingressの終了」が何をもたらすかというと、簡単に言えば、開催日になったらIngressが終わっていた、Ingressを利用したキャンペーンがそれ以降意味をなさなくなる、Ingress目当ての来客の終了という事です。後ろ二つについて例えて言うなら、エコポイントが終わった後の家電量販店の惨状、でしょうか。
既存のIngressを使ったイベントやキャンペーンは期間限定であることが多いように思えますが、半年だとか一年といった先を見据えたキャンペーン活動の計画や生涯続くような内容は危なっかしいと思います。むしろIngressではスピード感覚が求められている部分があると思うので、思いついたら即実行とまではいかないものの、2~3ヶ月ぐらいのスパンがちょうどいいのではと思います。
ちなみに、自治体×Ingressの先駆けといえる岩手県の第一回目のイベント、「ポータル探して街歩き」は10月24日告知で11月9日開催、その次の「ハック&キャンドル」は12月24日告知で2月14日開催と、非常に短いスパンで告知から開催が行われていることがわかります。もちろん、構想そのものはそれ以前より練っていたと思いますが、このスピード感はなかなかのものだと思います。
自治体による活動をすぐにキャッチして放流しているサイトや、そういった活動を率先して支援するプレイヤーもいますので、広報期間を長めに…と考えるよりは、順次行動した方がいいと思います。ただし、対象者を地元や周辺プレイヤーにするのか、全国まで広げるかで変わってきますし、交通の便(一日で往復できるか否か)でも変わってくると思います。
閑話休題。
Ingressがやがて終わると言うことは、終わることを念頭に置いた活動が必要になると言うことです。
Ingressで集客をするというのはおおむねどこでも成功しているように思えますが、その次のステップ、たとえば訪れた人がその地域を好きになってもらったり、元から住んでいる人に地元愛に目覚めてもらったりという領域を最終的に目指さなければならないでしょう。
どうしてもひいき目になってしまうのですが、最近の事例を一つ取り上げると、全世界で展開されたIngressの公式イベント「ペルセポリス」の翌日、東北各地で開催された公式イベント「ミッションデイ」の盛岡会場では、現地の運営(ミッションデイは現地プレイヤーの運営によるところが大きい)によって、特定の条件を満たすとプレゼントがもらえるというキャンペーンが行われました。その条件とは、「SNS等を使って岩手の魅力を発信する」というもの。つまり体験記をネットにあげて、魅力を発信していると思われる記事にはプレゼントをあげるよ、というものです。
これまでIngressを使用した自治体や団体による試みの多くは、Ingressのプレイヤーにしか影響を与えませんでした。もちろん、観光地へプレイヤーを呼び込み、プレイヤーが発信した情報を元に一般人も訪れるという流れは極僅かにはあったでしょうけど、これほど明確に情報発信を促進するような活動をした団体は無かったと思います。
Ingressを活用した取り組みは「Ingressでどうやって人を呼ぶか」ではなく「Ingressを目的に訪れた人に何を提供し、どのような効果を得るか」にシフトしていかないといけない時期に来ているのではないでしょうか。そのことは同時に、やがて公開されるというポータルの情報をどうやって活用するか、という部分にも活きてくると思います。
Ingress研究会から始まった岩手県庁の研究会もゲームノミクス研究会にすでに名前を変更し、Ingressというフィールドをすでに飛び越える準備に入っています。これから活動する自治体やIngressという枠にとらわれることなく活動していくことを見据える必要があるでしょう。
前置きが長くなりましたが、そういったことを考えつつ、「まずは何をするべきか」ということを、一人のプレイヤーとして考えてみたいと思います。
Ingressを利活用する団体が増えてくると、Ingressのおいしい部分だけを利用しようとする団体が必ず出てきます。
「Ingressっていま流行ってるんでしょう? よく知らないけど、事例はたくさんあるし、なんとかなるでしょ」といった具合でしょうか。
練り込まれていない(リアルの)イベントや、ゲーム内のミッション、運営の裏に見え隠れする思惑というのは、案外簡単にわかってしまうものです。
「らき☆すた」の聖地である鷲宮での各種イベントが成功を収めているのは商工会の中に大ファンがいたというのが大きいでしょうし、とある自治体のタイアップがあまりうまくいっていないように思えるのは、自治体側の思惑が強すぎて商業臭さが見え隠れするからでしょう。(もちろん、作品としておもしろいといったのは大前提です。)
年間100本以上のアニメが作られる中で、(100本以上のアニメ全てに元ネタになった土地があるわけではないですが)聖地として人気を博すのは1~2作品といったところ。聖地巡礼を活用した観光振興は難しいものです。
もちろん、アニメの聖地巡礼とIngressのプレイヤー層は違いますが、参加する当事者が「行ってみたい」「楽しみたい」と思っていることに大きな違いはなく、仕掛ける側が「来てほしい」「楽しんでもらいたい」と思っているのも大きな違いはないはずです。
Ingressを利活用するならば、まずは自信がIngressを好きであること。そして「Ingressを利活用する」という手段と、「Ingressで楽しんでもらおう」という目的を混同しないようにしなければならないと思います。
Ingressを楽しむということを考えるときに、
■1.自分が楽しめる
■2.自分の陣営が楽しめる(自陣営への貢献)
■3.両陣営(Ingressプレイヤー全体)が楽しめる(ゲーム全体への貢献)
という3つのステージがあるように思っていました。しかし、イベントに参加して思ったのは、
■4.地域社会(非Ingressプレイヤー)を盛り上げる
というステージもあるのだなという事です。
女川、石巻で、ゲームを通じて地域を盛り上げようと努力している方たちの姿を目にしました。
石巻を盛り上げようとするイトナブ石巻さんや、ミッションデイのイベントを開催した現地のスタッフの方々、地域のお店の方々。
被災地の復興する姿と重なり、思うところがありました。
この形をお借りすると、まず自分が楽しめる。そしてイベントとして考えるなら、地元人が楽しめる、来訪者が楽しめる、地域社会を盛り上げるという流れになるのではないでしょうか。
ポータルを増やすことはもちろん大事ですが、ポータルの密度を上げることも念頭に置くべきです。
Ingressはポータルからポータルへ移動することが大前提のゲームですが、今いるポータルから次のポータルまでの距離が数十メートルから百メートル程度なら「じゃあ、ちょっと歩いてみようか」となりますが、次のポータルまでの距離が数百メートルからキロメートル単位になると、次のポータルまで移動しないか、自転車や車移動になってしまいます。
町を回遊することがその町にとってどれだけのメリットがあるか、きちんと説明できる人はそんなに多くないと思いますし、都市計画が本業の私もうまく説明できる自信はありませんが、「地域の魅力に気づいてもらう」という観点に立てば、歩いてもらうのが一番なのは確かだと思います。
密度が高すぎるとスマフォの画面ばかり見つめてしまう可能性は否定できませんが、それでも車移動になってしまうよりは歩いてもらう方がいいでしょう。歩くことで新しい発見があるでしょうし、積極的なプレイヤーなら新たにポータル申請をするでしょう。町を歩いてもらうことでポータルを大量に発掘した岩手県の事例を今更取り上げる必要はないでしょうけど、「地域を見つめる・見つめてもらう」というのは、最も大事なことだと思います。
そういえば、前述したSNS投稿祭りというのは写真の使用を推奨していましたが、写真を撮るという行為は、一度立ち止まって景色を見るという動作を必要としますので、スマフォ(スキャナー)から目を外して周囲を見てもらうという観点からも、よくできた仕組みだと思います。運営側がそこまで意図していたかはわかりませんが。
ポータル申請は、「善は急げ」です。ポータル審査の方法が申請順からエリア別に変更されたため、一概には言えなくなってきていますが、2014年後半に申請したポータルは採用・不採用の通知が来るまで230日程度、今年申請した分については早いものは60日程度で可否の通知が届いていますが、それ以上かかっているのも数多くあり、未だに時間が掛かっているのが実情です。
このことからも、申請は急がば急げで間違いないでしょう。また、賛同するメンバーが複数人いるなら、複数人で同じポータル候補を申請してもいいと思います。現状、Seer実績はカウントされていませんし、それなら同時申請によるポータル承認の高速化というジンクスを信じた方がいいでしょう。最近、ポータルの承認が雑になっている(以前なら通っていたようなポータル候補が通らない)感じはあるので、それを踏まえても複数人での申請がお勧めです。
東北太平洋沿岸地域の中で、元の町並みをIngressのスキャナー上に表示するというプロジェクトを行っている地域もありますが、その場で撮った写真でしかポータル申請ができなくなったため、いまからそのようなプロジェクトを起こすのは難しいと思います。「○○跡地の碑」のような形になっていれば申請は可能ですが、盛土工事を伴う復興事業を展開している地域では除却されている可能性が高いでしょう。
ならばいっそのこと、仮設店舗の看板を申請するという事も考えられますが、ただの看板は今後リジェクト対象とするみたいな話もあるので、注意が必要です。(次項でちょっと触れます。)
また、自治体としてポータルを増やすのを促進する場合、ポータル情報の正確性や質の高さを念頭に置く必要があると思います。闇雲にポータルを増やそうとして手当たり次第申請したと思えるようなポータルは、Ingressのプレイヤーならすぐに気がついてしまいますし、まちおこしとしても上質なものにはなり得ないと思います。
もし、既存のポータルが少ない、増やせそうにもないという場合は、ポータルが少ないことを前提にしたイベントにする必要があります。たとえば、都市部で開催されるイベントに多い「場を用意してポータルを巡ってもらう」という形ではなく、「規定のコースと交通手段を用意して、ツアー形式を取る」というような形や、「近隣の市町村とタイアップ」する形が考えられます。ただし、これらの形を取る場合は、6番で触れる関係者間の調整が必要不可欠になるでしょう。
また、このような形を取らざるを得ない地域の場合、電波の状況も芳しくない場合があります。特定のキャリアで通信ができない場合は、そのことに触れておく必要があるかもしれません。
また、最近、近接したポータルの申請が通らない傾向が強いと感じています。直近の、ポータル近接で申請が却下された事案を見ていると、40m程度離れていないと申請が通らないように思います。以前であれば、神社であれば鳥居や狛犬、手水舎や拝殿など、それぞれを登録することもできましたが、今後は、よほど大きな神社でもない限りこういった申請は難しくなるでしょう。
説明文が書かれているポータルは多くはありません。あくまで体感ですが、1割程度だと思います。そして、自宅で説明文をじっくり考えてポータル申請という行動をとれなくなった今(iOS版はリリース当初からできません)、説明文が付与されたポータルの割合はどんどん減っていくと考えられます。
Ingressのミッションではミッションの中で独自にポータルに対して説明を付け加えることが出来ますが、今のところ、クリアしたミッションの中身を後から確認することはできないので、ポータルにもきちんと説明文を加えておくべきでしょう。(持ち帰る人がどの程度いるかはわかりませんが)ポータルキーの中に説明文が残れば、それはミッションと違って後から読み返すことが出来ます。また、そこで作られた説明文は、Ingressの外でも活用出来るでしょう。
自治体が率先してイベントをやると言うことであれば、対象エリア内の説明文がないポータル全てに説明文を追加する、英語での説明文を追加するぐらいの勢いがほしいと思います。
神社や仏閣、道祖神や各種石碑の場合、説明文には困らないでしょう。それらのポータルに地域の風習が関係する場合、それを書いたり、語源を書き込んだりするような事もできるはずです。お年寄りが知っていても若者が知らないことであれば、地元のプレイヤーにも新鮮な情報として目に映るでしょう。
昨今、「ポータルの申請が雑になっている」という話を聞きます。これは先に挙げた申請そのものもそうですが、ポータルとしての存在意義にも同じ事がいえるでしょう。ポータルを増やすことばかりに目が行ってしまい、ポータルになるべきものかどうかの判断が二の次になっているのです。一方で、一目見ただけではポータルになる得るかどうかわからないものにも、その歴史をたどると一躍ポータル候補になるものがあるはずです。その歴史を説明するためには、説明文しか手段がありません。
ここから先は夢物語ではあるのですが、自治体主導でIngressを活用する場合、「こんなこともできるかな」という事を一つだけ書いてみようと思います。
ポータルの代表例は神社や仏閣、各種史跡ですが、お店の看板がポータルになっている例があります。その看板の歴史(デザインされた時期や意図)を取材して、それを盛り込んだ説明文を作ることが出来たら、そこに物語性が生まれてくるのではないでしょうか。地元の人も知らないような情報は、外から来た人にはもちろん新鮮ですし、地元の人にとっても地域の再発見に繋がるでしょう。特に店の看板と言ったポータルは粛正予定とのことなので、今のうちに説明文で武装しておけば、対象から外れる可能性もありますね。
沿岸部でよく見かける大漁旗は基本的に職人による手作業ですし、それをモチーフにした看板はポータル候補としては十分な芸術性や歴史を含んでいると私は思います。
自治体や団体によるイベントの多くがIngress内のミッションを活用して行われていると思います。そのミッションの説明文は順番の説明だけではなく、そのエリア(ミッションが意図する内容)の説明や歴史も書いた方がいいでしょう。また、通りやエリアに独特な名前がつけられている場合は、その名前の由来も書いておくといいと思います。たとえば、「○○通りにある明治から大正にかけての建築群を巡るミッションです」という文面は、「□□通りの名前は××が元になっています。その○○通り沿いには**という理由で明治から大正にかけての建築物が多数残ります。これはその建築群を巡るミッションです」と置き換えることができるでしょう。(逆に言えば、こういった説明文を考えられないようなミッション、たとえば一定の範囲内にある全てのポータルを巡るだけのミッションなどは、自治体や団体主導のミッションとしてはあまり質がよくないと思います。)
ポータルキーはインベントリの所有制限の都合上、捨てられたり、リンクづくりのために消耗されたり、溶かされたりしますが、ミッションメダルとその説明文は、プレイヤーの実績としてプロフィール画面に残り続けます。ミッションメダルをタップしたとき、ミッションの内容だけではなくミッションで巡った名所などを思い出せるような作りになっていると、いいのではないでしょうか。
なお、ミッションを作った方ならわかると思いますが、ミッションを修正したとき、メダルは各エージェントの画面に更新内容が反映されますが、ミッションの説明文はクリア時点の説明文のままであり、修正は反映されません。ミッション説明文は慎重に考えた方がいいでしょう。(ただし、プレイヤー自身が当該のミッションをリプレイしてすぐにリタイアすれば、説明文は最新のものに置き換わります。ちなみにクリアすればメダルが先頭に移動します。)
一方で、ゲーム内の表現では難しい部分があるのも確かで、岩手県庁のゲームノミクス研究会の資料でも、ゲーム内での記述に限界があるため、冊子を作る事にしたと述べていますし、こういった手法を真似るのもありでしょう。
遠征を伴うIngressで意外と困るのが「リアルXMの補給(つまりご飯)」と「駐車場のありか(車での移動を伴う場合)」です。これは、Ingressに限らず、一般的な観光でも同様ですが、Ingressの場合はポータルが駐車場が整備された観光地にあるとは限りませんので、食事や駐車場に困るような場面が結構あります。また、東日本大震災の被災地に限って言えば、店舗等が工事のために仮設店舗へ移動している関係で、ネット上の既存の情報が役に立たない場面が多々あります。地元住民向けのパンフレット等には「○○商店は××で営業中」といった情報が書いてありますが、観光客がそういった情報を事前に手に入れる手段はほとんどありません。
こういった情報を最も持っているのが自治体や商工会です。地域の状況を積極的に発信することで、「行っても食事に困らなそう」だとか「駐車場もありそう」と思ってもらうことができるでしょう。また、公衆トイレの位置も必要な情報かもしれませんね。
ポータル情報と食事処や駐車場をまとめた地図を作るというアイディアもあるかもしれませんが、それを常時配布し続けるような形態を考えている場合はお勧めしません。ポータルは(基本的に)増え続けますし、お店や駐車場は営業形態が変わる可能性があります。被災地の場合は仮設営業から店舗営業になったり、仮設住宅から別の仮設住宅に移動したり、工事の関係で移転したりと、状況がめまぐるしく変化します。地図をこれに合わせて更新し続けるだけの人員や時間を確保できるかを考えてからにするべきです。
一方で、特定の期間で行われるイベントで配布する地図は、ポータル情報とその他の情報をまとめた地図を積極的に用意するべきです。レンタサイクル、路線バスや駐車場、食事処、(ポータル化されていないけど見所といえる)観光名所、協賛店舗など、書き込むべき情報はたくさんあるはずです。
ちなみに、ペルセポリスの翌日、東北各地で開催されたミッションデイの女川会場では、食べどころを巡る専用のミッションが用意されており、ご飯が食べたくなったらそのミッションを巡れば食事にありつけるという導線を用意していました(厳密には、食べどころに関するミッションクリアがミッションデイクリア条件の一つであった)。
自治体や団体が開催した既存のイベントは少なからず摩擦を生んできました。それが一方的な勘違いから生まれた事例もあるとは思いますが、地元コミュニティや地元COMMなどで、事前にお知らせをしたり、協力を呼びかけたりするべきでしょう。
地元プレイヤーにとっては知らない間にIngressのイベントが計画されていたことに抵抗を示す事もあるでしょうし、いずれか一方の陣営から(意図しているか否かにかかわらず)ミッション構成や運営の構成に言いがかりをつけられる可能性もあります。前者には事前の告知、後者には青と緑両陣営で構成される運営組織の結成が求められます。運営側に片側の陣営しかいなかったり、偏っている場合には、反対陣営の人にアドバイザーという立場でもいいから何らかの形で協力をお願いする必要があるでしょう。運がよければ運営に協力してもらえるかもしれません。
次の文章は、文章全体の趣旨はここの趣旨と違うのですが、一部に思うところがあるので引用します。
岩手県の観光担当者の方はいろんなハンデを乗り越えて事業を形にした時点でたたえられてしかるべきだと思います。ですが、この事業を地元のAgentの視点から見たらどうでしょうか?
私は最初にこの事業計画を聞いたときに残念ながら担当者には十分に事業を練る時間もIngressを実際に遊んで仕組みを理解する時間も無かったのだなと思いました。
当日立ち寄り予定の案件について、どうやって事業以前に申請がされていなかったと判断することができますか?おそらく、大部分は地元Agent、もしくは旅行者Agentによって申請されていたはずです。私は個人的に事業時点での岩手のPortalが格段に少ないとは思っていなかったのですが、仮にIngressを楽しむには少なすぎると言う状況であったなら、その場にきたAgentのすることは「申請」だったはずです。
そういった他人に迷惑をかける可能性もさることながら、そもそもその計画は配慮なくして実現可能だったのか、と言う話もあります。最悪計画中にその案件が生える可能性だって前日に生える可能性だってあったのです。二匹目のドジョウを狙う自治体が現れていないことには鮮度が落ちているという以外の理由もあると私は見ています。
この事業については「格段の配慮」が行われたことが美談として取り上げられています。
これはつまり、配慮の陰に隠れて泣いている先駆者が、たぶんいただろうと想像される状況だったということです。
もう一つ引用。
ぶっちゃけ、昨年(2014年)11月の某イベント終了後には、先に申請していたのにもかかわらず duplicate メール来まくり、さらには、 duplicate メールさえ来てないモノもあるような状況で銀眼相当を失い少々イラつきましたが、結果的にポータルも大量発生しましたし、後に聞いたところによると、処理方法も特別な方法だったようでアレはアレで仕方がなかったようですね。
この方もそうですが、隠れて泣いている先駆者がここにもいます。先駆者と言えるほどのものではありませんけど、「ポータル探して街歩き」よりも前に申請していたのにもかかわらず、「格段の配慮」でイベントでの申請が優先処理された結果、いくつかの申請がデュプリケイトで却下されています。今となっては貴重なSeer実績候補がこれによりつぶれたのは間違いありません。
旅行者による申請ですらこれですから、地元プレイヤーによる申請は大量にデュプリケイトによる却下が行われたでしょう。
企画担当者が地元の有力プレイヤーならまだ理解を得られやすいかもしれませんが、つい最近始めたような人が立場を利用してイベントを企画し、それが表面的に大成功を収めた場合、その地域で長らく活動しているプレイヤーはどのように思うでしょうか。そういったことを防ぐためにも、地元プレイヤーへ理解を求める場を設けたり事前の告知は必要でしょう。
Ingressはリアルのレイヤーの上に成り立つゲームですので、リアルでの関係者、すなわち地元の関係者への根回しも必要です。ポータルになっているからといって、大人数で押しかければ必ず何かしらの問題が出てきます。事前に確認を行い、ミッションから外すことや、場合によってはポータルの削除申請を行う必要があると思います。
地元関係で追加すれば、既存イベントとのタイアップを考える必要もあるでしょう。関係者間の調整が大変にはなりますが、Ingressの相乗効果を狙う上では大きな要素になるはずです。前書きで交通の便が悪い地域について少し触れましたが、そのような地域にとってはこの形が一番だと思います。
イベントを企画してもそれを発信する手段が無ければ誰にも気づいてもらえません。公式サイトはもちろんのこと、公式Twitterや公式Google+など、使えるチャンネルは全て使うべきでしょうし、関係各位による再共有やリツイート、各種情報サイトへのたれ込みなど、やれることはたくさんあります。
そういったことは当然行うべきですが、最近特に気になっていることについて最後に触れておきたいと思います。
Google+に限らず、「Webあるある」ネタですが、キャンペーン用にサイトを立ち上げてキャンペーンが終わると更新が停止して、ドメインの使用期限が切れて、アダルトサイトの運営にそのドメインを取得されてしまって、過去のキャンペーンの情報を調べようと思ってリンクを踏んだらアダルトサイトになっていたという事例がWebには腐るほどあります。
Google+に当てはめれば、公式アカウントを作ってから2・3回は投稿したけど、それっきりというアカウントが大量にあります。(そういう意味で最近ホットなアカウントは「蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ」です。これからどうなることやら…。)
あなた(運営)が今作ったGoogle+のアカウントやコミュニティはIngressが終わってからも活用する予定がありますか? そのために、普段からIngress以外の情報も発信していますか? Google+はSNSです。Ingress専用のツールではありません。
Ingressが終わってから見向きもされなくなるようなアカウントやコミュニティは、結局のところ、冒頭で触れた、Ingressがやがて終わることを考慮していない、その場限りの物であると言わざるを得ません。Ingressをプレイする上での魅力は発信できたけど、地域の魅力は発信できずに終わるというのは、「まちおこし」としては失敗しています。
少し前にGoogle+に投稿しましたが、Ingressの画面のスクリーンショットだけじゃなく、Ingressで拠点(ポータル)として扱われている彫刻や社寺建築の実際の写真を投稿するだけでも、魅力の発信ができると思います。「○○を頂点に巨大CF作りました!」といって投稿されるポータル表示画面やCF作成成功時のスクリーンショットだけではなく、そこにその周辺の風景写真を付け足したら、それだけでちょっとはSNSっぽい投稿になると思うんですよね。
Ingressの画面だけだとIngressプレイヤーにしか伝わりませんが、それ以外の写真があれば、「こういう場所もあるんだ」という地域の発信に繋がって行くと思います。
地域の魅力を発信する、まちおこしをするという大義名分を掲げるならば、Ingress以外の情報も発信するべきでしょう。
幸いにも、Google+は最近になってコレクションという仕組みを導入しており、これを使うことでブログのようにカテゴリを分けて投稿をすることができるようになりましたし、活用しない手は無いと思います。
とりあえず、猫の写真と飯の写真は鉄板、ここテストに出ますよ。
前項で「最後に」という言葉を使っていますが、ここでもう一つだけ、最近私の頭から離れない投稿を紹介しようと思います。
"The world around you is not what it seems."
(あなたの周りの世界は見えたままとは限らない。)この言葉の通り、見る者の立場、環境、関わり方によって変わってくるものだと私は思う
例えば、プレイヤー
ある者にとっては、散歩や旅行のお供
ある者にとっては、交流を助けるツール
ある者にとっては、リアルを侵食するネットゲー
ある者にとっては、他に変えがたい趣味じゃあ運営(NIA)にとっての
Googleにとっての、Ingressってなんなのか?
その辺をもう少し考えてみると、見える世界が変わると思うよープレイヤーもそうじゃない人も
相手の視線から考える事は、とても大切と昨今のIngressの有効活用を悩んでる皆様を見てて、攻略サイト管理人は思いましたとさ
この投稿を見てからというもの、Ingressって何だろうという部分については未だ答えが出ていません。ただ、相手の視点から考えるというのは大切なことで、それについては今までの流れで触れてきたと思います。
思いついたことを思いついた順番に書いたので、前後で矛盾している部分や、全体的な話と局所的な話が入り交じっていますがそこはご了承下さい。また、この内容については私自身が考えたことであり、NIA Opsやその関係者から聞き出した情報ではないため、完全に憶測です。
内容について賛否両論はあると思いますが、思うことがあれば、私に直接言うのではなく、SNS等で発信して頂けたらと思います。私と1対1のやりとりでは何も生まれませんし、たくさんの情報が集まり淘汰される方がよりよい成果を得られると思うからです。そして、そのことによって、未だに正解が見つかっていない(地域によって実情が異なるので正解が無いともいえるが)地域活性に繋がるヒントが見つかっていくと思います。
地域活性は長い道のりです。そしてIngressは直接的な効果はもたらしません。
ですが、きっかけにはなります。
孫引きになりますが、「イングレスは最後の一押し」なのです。
「ミッションデイin盛岡」の日記でも書きますが、Ingress(とそれを利用したイベント)が無かったら行かなかった場所やイベントが確かにあります。何となく行きたいと思っていたけどきっかけがなかった場所やイベントも、Ingressをやれるなら行ってみようというきっかけになります。
Ingressはあくまでもきっかけであり、道具であり、それを活用するのは人間(≒運営)です。
最終的な目標は自治体によって多少の違いはあると思いますが、おおむね「地域振興」に収束すると思います。その目標を見失うことなく、その目標を達成するに当たってIngressをどのように活用出来るか、活用するためにどのような準備が必要かを、運営という立場だけではなく、プレイヤーの立場として考えて頂ければと思います。
「青森と言えばねぶた祭」と思っている人も多いでしょうけど、それは津軽文化圏の祭りであって、南部文化圏は「三社大祭」だからお覚えておくように。ということで、ねぶた祭って一度しか見たことがなかったりするんですよね。三社大祭は一度も見てないけど(マテ
結局、地元の人にとって祭りというのは地元のものを指すのであって、南部出身といえど、大事なのは三社大祭ではなく地元の秋祭りだったりするのですよ。祭りというのはどこか遠いところに出かけて見に行くよりも、地元のものを見に行くというのがやっぱり素直なんだと思います。祭りが根付いているからこそ、よそはよそ、うちはうち、という感じになるのかと。
ということで、ねぶた祭を見るのって20年ぶりぐらいだと思うのですが、ねぶた祭に行ってきたよ!
写真も500枚強あるんですけど、ねぶた祭の写真はねぶた写真コンテストの入賞作を見てもらえば十分だと思うので、ちょっと別路線から。
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ヨーダ様かっこいい!
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BGMが聞こえてきそう。
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C-3POとR2-D2は外に展示されてました。これ、夜に撮ったらもっと綺麗だったんだろうなーって思います。
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若手ねぶた絵師による「ラブライブ!」ねぶた。2割ぐらいはこれを見に来るという目的でした。二頭身だと立体感が出なくて、ねぶたにするとちょっとのっぺりしちゃう感じですねー。可愛いけど。
先日のミッションデイの際に告知された「いわてぐるっとIngress」通称IGIですが、それのちょっとした打ち合わせに参加してきました。どこまで書いていいのか難しいところですけれど、イベントの存在そのものは既に告知されていますし、こういうのは目だったもの勝ちだと思うので、打ち合わせで感じたことを備忘録としてメモしておきます。
初回打ち合わせと言うこともあって、問題点はまだまだ山積しているイメージでした。ここから魅力あるイベントにしていけるかは、腕の見せ所という感じですねー。
大曲の花火大会って言ってしまうけど、正確には花火競技大会ということで、いわゆる試合です。全国の花火師達が日本一を目指して腕を見せつけあうのです。人口4万の旧大曲市(現:大仙市)に80万人の観客が集まると言えば、そのスケールがおかしいことに気がつきますね。というか80万人って…。
さて、そんな大曲の花火競技大会に行ってきましたよ! 有料観覧席で!
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まずは10号割りもの(1尺玉)を二発打ち上げます。大曲の花火競技大会は、10号玉2発と創作花火で構成されています。都内ではまず打ち上げることができない10号玉(高さ330m、直径320m)を全ての競技団体(花火師)がバンバン打ち上げていきます。この花火、よく見ると色が5色に別れていますが、非常に高度な技だそうです。
花火の軌跡が一瞬心電図のように脈打ってるところがありますが、これは花火の衝撃波が地面に伝わって三脚が揺れているからです。何というスケール!
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自由花火の部から1枚。これ系の花火は、真っ暗な中に音が「ドンっ」って鳴って、その数秒後に小さな花火が一気に開くので、一瞬「あれ?」って思います。つまりこの花火(赤い部分)は一回で打ち上がってます。
α5100(ILCE5100) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
6.0sec, F6.3, ISO640, 20mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
色が派手な西洋花火と対を成す日本の花火。全体的に暗いので写真を撮るのが大変ですけど、この渋さは癖になりそう。
α5100(ILCE5100) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
8.0sec, F4.0, ISO200, 20mm(35mm equivalent focal length)
Built-in applications 'ライトトレイル'
Development in Adobe_Lightroom
競技の間には「しかけ」と呼ばれるスポンサー付きの花火が打ち上げられます。SONYの一部のカメラでしか使うことができない「ライトトレイル」という機能を使って撮影しています。要は明度差合成をカメラの中でやってしまうアプリなのですが、合成の成果をプレビューしながら撮影できるので、例えばシャッター速度1秒で撮った写真をカメラの中でどんどん明度差合成していって、この辺で…と思ったところでレリーズを離すだけで、こんな写真が撮れます。
「仕掛け」や「大会提供」はこのアプリを使うと白飛びせずに撮ることができました。
α5100(ILCE5100) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
5.0sec, F4.0, ISO200, 15mm(35mm equivalent focal length)
Built-in applications 'ライトトレイル'
Development in Adobe_Lightroom
遅く来る人でも大会提供までには到着、早く帰る人も大会提供までは見ていくと言われる「大会提供」。花火大会側が用意する超巨大プログラムです。打ち上げスペースは幅800m程度ありますが、それを全て使って一気に花火を打ち上げます。この写真、35mm版換算15mmのトリミング無しの写真ですが、フレームに収まっていないというのでスケールを察して下さい。
どうしても大会提供が有名なんですけど、競技大会の花火も凄くかっこよかったので、もっとそっちにもスポット当たって欲しいなーって思います。
α5100(ILCE5100) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
13sec, F7.1, ISO200, 15mm(35mm equivalent focal length)
Built-in applications 'ライトトレイル'
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花火大会の終わりを告げる10号玉30連発(!?)です。惜しげも無く10号玉が打ち上げられていきます。
花火大会も終わり、観客席にいた人達がおもむろに立ち上がるとサイリウムを振って「素敵な花火をありがとー!」などといいながら花火師達に感謝を告げます。
それにしても、こんな花火大会を見ると、普通の花火大会に満足できなくなりますね…。
タイトルは一関LSですが、あくまでもメインは「全国地ビールフェスティバル in 一関」であって、Ingressのイベントは「地ビールフェスティバルに行きたいけど、1人で行くのもなー」って思っていた私の背中を押しただけですのでお間違いないよう。まあ、Ingressをやった後のビールって最高に美味しいんですけどね!
α5100(ILCE5100) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/60sec, F9.0, ISO100, 20mm(38mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
一ノ関駅前には「三賢人(大槻玄沢・大槻磐渓・大槻文彦)」の銅像があるんですけど、その後ろがビールの看板で、「これはもうだめだな(笑)」と。(ちなみに、一関市ですが、駅は一ノ関です。)
一関LSの開始時刻は10時30分ですが、事前情報で一関は敵勢力であるレジスタンス(青)が優勢ということで、新幹線にリアル課金をして9時半に上陸しました。早めに来てする事といったらこれしかありません。
今回の裏の目標はA11になる事でしたので、手持ちの武器を使って焼き払っていきます。
駅前から真っ直ぐ西へ歩いて行くと磐井川が見えてきました。
α5100(ILCE5100) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/60sec, F7.1, ISO100, 24mm(38mm equivalent focal length) + HDR±1.00EV
Development in Adobe_Lightroom
怪しげな雲行きです。果たして天気は持つでしょうか。
のんびり歩いていたら時間も大分経ってしまったので、受付をするために「なのはプラザ」へ向かいます。一瞬魔法少女かと思ったのは私だけじゃないはず。
なのはプラザの前の通りは、蔵の街一関を思い起こさせる景色ですね。一関も城下町ですけど、カスリン台風と翌年のアイオン台風によって壊滅的な打撃を受け、その復興の過程で現在の整然とした街並みになっています。そんな近代的(悪く言えば没個性)な街並みに唯一残った蔵が一関を「蔵の街」として成立させているというのは何とも言えないですね。
ファサードとして蔵の形状を残していくのも一つの手法ですけど、川越の蘭山記念美術館(Google StV)のような現代的な解釈をもった建物が出てくると嬉しいなーと思います。
α5100(ILCE5100) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
1/60sec, F7.1, ISO250, 24mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
受付を済ませると早速街に飛び出します。駅前のミッション(スタンプラリーみたいなもの)をさくっと二つ済ませ、「一関FS用ぐるっと市街地町歩きAルート(Ingressと紐付いているGoogleアカウント必須ページ)」をスタートします。写真は一関協会ですが、1929年建築ということで築86年の建物ですね。洪水からも難を逃れて現在に至るようです。
α5100(ILCE5100) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/60sec, F7.1, ISO320, 24mm(38mm equivalent focal length) + HDR±1.00EV
Development in Adobe_Lightroom
街中に点在する蔵ですけど、蔵を活用している事例が多々あるので、「建築は保存じゃなくて活用すべき」という立場の私としては結構ほくほくです。建物を保存するというのは大事なことですけど、収入が上がらない状態で建物を保存したところで、保守費用とかどうするの、と思うわけです。建築物はがんがん活用して、売上も上げてもらって、継続的に建物を保存できるようにしていかないと、ただの化石になってしまうと思います。横浜の赤レンガ倉庫なんて活用の最たる例ですね。
さて、一関と言えば「蔵ビール」と呼ばれる地ビールです。上の写真はその蔵ビールの付属施設の一つで、ちょうどミッションの通り道(Ingress Mission Mapより)になっています(24番)。
α5100(ILCE5100) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/30sec, F4.0, ISO500, 27mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
ということで、お先に失礼!
ソーセージもってきなさーい!
食べ物も持ってきなさーい!
………ふぅ。
自分のお土産に4本と親のお土産に4本のビールを購入し、クロネコヤマトに託すとミッションに戻ります。
ミッションを進めていると、一関の謎スポット(私が勝手に呼んでいるだけ)である「浦しま公園」が見えてきます。一度この公園の入り口の前を通って居るのですが、その時は経路の都合でスルーしていたので、今度はちゃんと入ってみます。
α5100(ILCE5100) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/60sec, F7.1, ISO400, 24mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
公園…入り口………?
α5100(ILCE5100) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
1/60sec, F9.0, ISO200, 15mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
いやいや、おかしいから、これ!
公園という名前ですけど、ほとんど庭園ですよね、これ。元々は一関藩主・田村家の迎賓館跡を利用した公園とのことで、街中にこういうのを作れるのも歴史的な経緯なんだろうなあと思います。東京都内が特に顕著ですけど、参勤交代の時に諸大名が使った屋敷の後は明治政府に移管されて(つまり公共用地)、公園や学校に生まれ変わっているわけですからね。
それにしてもこれにはビックリしました。
公園という名の庭園という謎スポットを出て、ミッションのゴールを目指します。
今回のイベントのクリア条件はミッション5つでしたので、更にあと二つのミッションを済ませてひとまず第一目標はクリア。この時点で集合時刻まで一時間ほど残していましたので、個人的な目標である一関八幡神社へ向かいます。
α5100(ILCE5100) + SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)
1/60sec, F8.0, ISO800, 15mm(35mm equivalent focal length)
Development in Adobe_Lightroom
し、渋い!
境内は端正な佇まいが印象的です。
一通りお参りを済ませて、御朱印を頂き、この神社の参拝を持って三冊目の御朱印帳が埋まりました。
神社を出ると報告開始時間まで10分という所まで来ていました。よし、そろそろ戻ろうかな…というところでA11到達! ありがとう、一関!
受付会場に辿り着くと、既にほとんどの人が戻っていました(後ろから三番目ぐらいだったかな)。粗方人が揃った段階でミッションの成果を報告、クリア記念のバッジをもらっていきます。Ingressの景品ってバッチが多いですけど、同人グッズ感あって結構好きです。Ingressでは各種実績がメダルになるので、バッジとの相性がいいというのもあるんでしょうね。
それにしてもこのバッジ、駄目な三賢人だ。
元々このバッジの絵柄のミッションを用意する予定だったのですが、ここ最近、ミッションを申請してから承認されて公開されるまで時間がかかっているため、今日のイベントまでに間に合わなかったようです。このバッジ、結構好きなのでもしミッションが公開されたらもう一度一関…と思うのですが、一関まで電車乗り継いで3時間かかるんですよね…(遠い目)。新幹線一本で一時間強の八戸勢より私の方が時間かかってるんだからねっ!
と、当日朝6時出発だった思いの丈をここに残しておきます。
当日参加していた八戸勢でございます。
当日は新幹線は使わず、朝5時から動き始めて車で高速を南下しながらmissionをこなし、そのあと盛岡駅前でmissionを6つクリアしたあと、10時半頃に一関入りしました。
なん…だと…。
これはこれは飛んだ勘違いを失礼しました…。
当日のクラスター戦で猛威をふるった八戸勢は、やっぱりガチ勢でした。
(´-`).oO(八戸勢怖っ。近寄らんとこ(褒め言葉))
さて、一関LS最大の景品は、80ポータルを巡る大規模ミッションをクリアした人には地ビールフェスタで使えるビールチケットがプレゼントされるのですが、クリアした人の大半がビールを飲めない(車の運転などで)ということで、なぜか私が余ったチケットをもらうことに。
というか、みんなビールを飲みに来たんじゃないの!? 何か間違ってるよ!? (※個人の感想です)
私なんて地ビールフェスタに心置きなく参加するためにホテルまで取ってるのに…(しかも一関でとれなかったので盛岡のホテルを取り、一関から盛岡まで新幹線移動)。
エンライテンド(緑)陣営が用意したブルーシート(青CF)の上にみんなで座って、乾杯です。考えてみたらIngress関係で飲み会というかクロスファクションって初めてだなーと。
飲めないという人達を差し置いて、飲み比べしてみたり(デジャヴ)。
ビールを売っている各ブースはこんな感じ。たくさんのブースが出ていましたけど、会場が狭くて移動が大変でした。私自身は結局10銘柄ぐらいしか飲めなかったのがちょっと心残りです。ペールエールセットとかIPAセットみたいな形で、複数ブルワリーの同系統ビールが一度に飲めたりすると面白かったかなーと。
あと、コップに注いでしまうと、何のビールか忘れてしまうのもちょっともったいないかなーと。ブランドロゴがついたガラスのジョッキにするのは洗浄の都合もあるので難しいでしょうけど、ベアレンビールみたいにロゴが印刷されたプラスティックのコップとかあると、せめてブルワリーだけでもはっきりするのかなーと思います。あとロゴがついてる方が写真映えするのでお勧めです(笑)。
そういえばちゃんと自己紹介してなかったなあと思い「******(エージェント名)です」と名乗ったら、「******ミッションを作った人ですよね」と言われてビックリ。あのミッションはメダル作りに命をかけていたので、覚えてもらえて嬉しかったです。このあと、三つのミッションをリリース予定ですのでよろしくお願いします(宣伝)。
さて、穏やかな飲み会で済めばいいのですが、そこはIngressのエージェント(プレイヤー)。会場のすぐ側にはポータルが幾つか点在しており、なぜか突然のクラスター戦(ポータルの奪い合い)が勃発。最上位とも言えるレアアイテム群のAXAシールドやら、VRMH、VRHSが贅沢に使われるという謎の展開に。私自身も使い切れなかったX8を大量放出して応戦します。
クラスター戦が一段落し、時間の都合で何人かのエージェントが会場を後にして、のんびり飲み会モードになった頃、あと1人Lv8以上のエージェントがいればLv8ポータルの条件が揃う(Lv8ポータルはLV8以上のエージェントが8人揃わないと作る事ができない)というところに、「(地元の人から見て)見慣れない名前のエージェント(Lv8以上)が駅からこっちに向かってる!」という事件が勃発。早速イベントの発起人である吉田さんがスクランブル発進して、捕獲に向かいました。
数分後、八王子から地ビールフェスタのボランティアに来たというエージェントを迎えて乾杯へ。名刺交換まで行われ「なんなのこれ(褒め言葉)」状態に。
こういうメンバーで集まった時ってどういう話題になるんだろうとちょっとドキドキしていたのですが、Ingressは公式非公式問わずたくさんのイベントが行われているので、イベントに参加した・しない、参加する・しないといった話題で盛り上がります。
地ビールフェスティバルも終わり、私自身も電車の時間が近づいてきているのでお暇することに。なにやら二件目に行きそうな勢いの地元のエージェントに別れを告げ、一ノ関駅へ向かいます。一ノ関駅で来た道をおもむろに振り返ると、
α5100(ILCE5100) + SEL1670Z(Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS)
1/25sec, F4.0, ISO3200, 24mm(35mm equivalent focal length)
Edit in Adobe_Photoshop
Development in Adobe_Lightroom
あ、やっぱり駄目だ、この三賢人。
終わってみたら結構楽しかった一関。地ビールフェスタそのものは一ヶ月以上前からその存在を知っていたのですが、「1人で行くのはちょっと…」という想いがあり、行くつもりはなくなっていました。ですが地ビールフェスタの一週間前、一関LSが開催されると言うことを知り、一瞬悩んで切符の手配からホテルの手配まで一気に済ませました。
同ファクション(陣営)での飲み会は実は今月17日のIGIに関係する打ち合わせの後にやっているんですけど、CFMは今回が初めての体験でした。Ingressを肴に飲むというのも結構面白いなあと。
岩手県では秋までの間に、大槌町FS、盛岡市FS、IGIとイベントが目白押しですし、機会があれば参加してみたいと思います。
一関の現地エージェントの皆さん、一関に乗り込んできた他の地域のエージェントの皆さん、どうもありがとうございました。
あと、三賢人は賢人です。すいませんでした。