3月の日記

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2015年3月1日(日曜日)

バカもおだてりゃ木に登ると思ったら大間違いよ!?

【写真】スカイツリーの麓から天辺を写した写真。あいにくの曇り空に藍白色が溶け込む。 昨日詩唄いと飲んだ時に、完成してからスカイツリーに行ってないと私が言ったら、じゃあ案内しましょうかという流れでスカイツリーへ。わかりきっていたけど天気最悪ね。
 ということで外の写真はこのほかに数枚あるぐらいなんですけど、完成形をちゃんと拝めたので良かったかなと。あとあと定点観測をしていた歩道橋に行って写真を撮らないと行けませんね。
 しかしこうやって見ると、スカイツリーのプロポーションってやっぱり好みじゃ無いかな。遠目に見た時のバランスは東京タワーが神懸かってると思います。

 さて、折角麓まで来たので、東京ソラマチなるショッピング施設にお邪魔します。
 入り組んだエスカレーターがなかなか面白いですけど、避難動線を考えるとちょっと気になりますね。東京ソラマチの避難階ってどこに設定されてるんだろう…。

 展望台に上るエレベーターがあるホールにはこんなオブジェがおいてありました。いろんな素材、表現で作られたスカイツリーというか塔のモデルなんでしょうけど、一番手前の竹籤で作られたのが一番好きですね。

 11時集合で1時間半ほど歩いて小腹も透いてきたので、スカイツリー天丼の元祖という近所のおそば屋さんへ。地元の人は結構そばを注文していたので、次に来る機会があったらそばを頼んでみたいですね。天ぷらは可も無く不可も無くと言った感じです。お店の天ぷらならこのぐらいかな。でも、「このくらい」が家では作れないんだよね、という会話をしつつお店を後にします。ごちそうさまでした。
 このあともちょっとソラマチをまわって明日(月曜日ですからね)は仕事ということなので早々に解散。私は雨の中1人で秋葉原へ買い出しへ向かうのでした。

2014年3月6日(金曜日)

購入して一ヶ月、ようやく訪れた出番出番

 久しぶりに晴れた夜、満月という悪条件のなか、6等星以下に突入したラブジョイ(C/2014 Q2)彗星をもう一度狙ってみました。ポータブル赤道儀の出番がようやく訪れましたね…。

【写真】カシオペア座と共演を果たすラブジョイ彗星。写真では尾はほとんど確認できない。※α5100(ILCE5100)+SEL2418Z+赤道儀(51sec,F1.8,ISO100,36mm(35mm換算))

 カシオペア座との共演を果たしています。前に取った時は南側の何もないところにぽつんと浮かんでいたので、わかりやすい星座が側にあると写真映えしますね。肝心の彗星はほとんど見えなくなっていて、そろそろ撮影の限界が近そうですが。
 ラブジョイ彗星は3月は北西から西北西の方角に見えるのですが、私の撮影ポイントだとその方角に街があるので撮影条件的にはこの辺が精一杯といったところ。
 グッバイラブジョイ彗星。次は8000年後に会いましょう。

あ、あの、はじめてだから///

 ついに1人カラオケデビューしてしまいました…。

 とりあえず分かったことは、あらかじめ歌いたい曲はリストアップしておくと吉。

2014年3月11日(水曜日)

2011年3月11日14時46分あなたはどこで何をしていましたか

 というハッシュタグがTwitterで流れてきたんですけど、4年前のあの時何をしていたかよりも、4年後の今何をしているかの方が、私は気になるというか、大事なんじゃないかなと思ったりします。

 言い出しっぺなので4年後の今私が何をしているかというと、三陸の沿岸で復興の手伝いをしています。そう言う意味では私にとっての東日本大震災は現在進行形でもあります。ということで、次のお題目へ。

「震災」から4年という言葉

 深い意味はないので深読みされても困るんですけど、「震災」は現在進行形だと思うので、「震災から」のように過去形にしちゃうのは、日本語としておかしいんじゃないかなと思ってます。地震から4年なら分かるんですけどね。兵庫県南部地震による震災(阪神淡路大震災)の影響は未だに続いていますし。

復興におもふ

 東日本大震災からの復興は阪神淡路大震災のそれと比べられることがあり、それと比べて「遅い」と言われている場面を(最近はそうでもないですけど)結構見かけるのですが、被害の現れ方が違うのだから、復興の手法も違って、それによって遅くなっている部分はある程度仕方が無いのかと思います。

 神戸と東北、二つの違いを一言で説明すると、「盛り土をするかしないか」で、神戸の震災復興は盛り土はほとんど行わず、瓦礫を片付けて(地区によっては区画整理で町わりを整理した後で)すぐ家を建てられたのですが、今回の震災復興は多くの地域で盛り土を行った上での工事になるので、それだけで時間がかかってしまいます。まず、土を運んでこなければなりませんし、その土も365日計画数量どおり運ばれるとも限りませんし、山を削り出したらヒ素が出てきたからと調査で数ヶ月工事が止まったりだとか、盛り土と一言で言っても多くの工程が必要になります。
 高台には津波の被害を受けずに残った建物があるため、盛り土工事をしている時も高台へアクセスするための仮設道路を別に作ってからでなくては盛り土はできませんし、新しい道路ができたからとそちらに切り替えた後は、仮設道路を撤去して仮設道路の跡地に盛り土をする必要があるなど、工事展開が複雑になります。
 さらに、現地に再建できる場合は上下水道や電柱をそのまま使うことができますが、盛り土をした上に再建をする場合は上下水道電柱は基本的に作り直しになるため、それらの撤去や新たな敷設もする必要があるなど、手間がかかることが何となく伝わるかと思います。
 その上、盛り土したらすぐに家を建てられるかというとそうでもなく、盛り土による地盤が沈下するのを待ってからになります。普通、地盤沈下を促進させるためにあらかじめ土を多めに盛っておき(つまり重石をのせる)ますが、この期間も半年から一年必要で、手間も時間もかかるというのが東日本大震災からの復興の現状です。

 あと、地区によって事情は違いますけど、ある地区では東京大学の教授が復興にめんどくさい形で絡んできて、それの対処のために復興が遅れたり住民の理解を得られなかったりとか(音瀬みいなの権限により一部削除されました)。申し訳ないけど、今回の復興事業のおかげで私は東京大学がちょっと嫌いになりました。なんなのあの(音瀬みいなの権限により一部削除されました)。東京がらみで言うと、ただでさえ人と資材が足りない中で、東京五輪を開催するために都内のインフラを更新するとかでそっちに人と資材が取られるような状況を作った石原元都知事は(音瀬みいなの権限により一部削除されました)。

 さて、地震から4年が経ち、復興の進み方に関する特集も全国放送レベルではやらなくなりつつあるので、今年撮影した写真を元に、上のことにもちょっと触れつつ何枚か紹介したいと思います。

 三陸鉄道の復旧を描いた漫画「さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録」の背景にも登場するこの本屋さんですけど、写真の日付の通り3年近く残っていましたが、先日撤去が完了しました。本屋さん自身は仮設店舗で営業を行っていますけど、この店舗跡地がどのようになるかは分かりません。ただこの付近は盛り土高が50センチぐらい必要なはずですので、建物を再建する場合はまず盛り土工事からになりますね。

 津波によって地下室などが浸水して取り壊しが決定した釜石市民文化会館ですけど、2月の時点でここまで進んでいます。大規模建築物や地下室がある建築物は構造物撤去に時間と手間がかかるので、何をするにしても大変そうですね…。

 同じく釜石市より。盛り土が必要の無いエリア(または盛り土高がそれほど必要では無いエリア)の再建は本当に早くて、家もぽつぽつと建ちはじめています。後ろのルートインも去年の夏にオープンしましたね。
 盛り土が全く必要無く、なおかつ倒壊を真逃れた建物では地震の起こった一週間後から商売を再開して今に至っている(盛り土が必要な地区の場合は一度立ち退きがあるため、商売が中断される)事例もあり、盛り土の有無というのはここまでスピードに影響があるのかと感じさせられます。

 以上3枚の写真は岩手県釜石市の状況です。釜石市内でも上の3枚は盛り土をしないか盛り土の高さが低いところのエリアなので、再建が進みつつあります。同じ釜石市内でも盛り土が必要なエリアは先日ようやく構造物の撤去が終わったところで、本格的な盛り土工事はこれからという部分から、ようやく土を盛りはじめているかなという感じです。上で書き忘れましたけど、盛り土を行政が行うと言うことは、行政が個人の土地に介入すると同じ意味を持ちますから、土地の権利関係も絡んできて工事が遅れる傾向にあります。盛り土をせずに個人が自分の土地の上に家を建てるのとはやっぱり手続きの数が断然違います。

 釜石市の隣町、大槌町です。大槌町も盛り土をするエリアと盛り土をしないエリアがありますが、ここは平均2.2mの盛り土を行う地区の写真です。大槌町は町長を含めて係長クラスの職員の多くが津波に流されたことから行政が一時的に混乱して、三陸沿岸では復興工事の立ち上がりが遅かった地区の一つですけど、今は三陸の中では一二を争う進捗状況だとおもいます。
 これは大槌町の町方地区と呼ばれるエリアの北側の写真です。盛り土がほとんど完了していて、今は土地を寝かせている段階です。公表されている情報ではこのエリアの北側は今年度末から家を建てることができるようです。

 同じく大槌町の町方地区です。こちらは盛り土を行っている最中という感じですね。

 意図的に盛り土をしない地区とする地区で比べてみましたけどいかがでしょうか。再建手法が違うと何もかもが違ってくるということが伝わったかと思いますし、私もそれを実感しました。

 さて、盛り土の話を中心に進めてきたので、盛り土は悪だということが言いたいかのような日記になってしまいましたけど、それが趣旨ではありません
 別に私は盛り土という手法を選んだことについては、その当時そう言う判断を下したに過ぎないと思って居て、肝心なのは、いかなる方法であれ、人が戻ってくる、または新しい人がその町に魅力を感じて移り住んでもらえる、そんなまちづくりをして欲しいと思います。
 人が住むところに歴史ありということで、歴史を尊重すべき(元の街並みを復元すべき)という声や、津波に流されてまっさらになったのだからこそ新しい町を作ろうという声があり、住んでいる人ですら意見が食い違ってしまっているような状況ですが、最終的に目指すのは、「いいまち」なんだと思います。
 震災復興関係者の中には「復興しても人なんか戻らないよ」という事を呟く人もいます。ですがそれではプロ失格だと思います。まちづくりのプロなんだから、人が戻るまちを考えなさいと。多くの事象が例えそのような未来を物語っているとしても、それを変える知見を持つのがプロであり、その知見を元にやれる限りのことをやるのがプロであり、そんなことを考えている人は復興に関わらなくていいです。さっさと地元に帰って下さい。住民が必要としているのは、一刻も早い再建と、持続可能な故郷の姿なのだと、私は思います。

 集中復興期間が5年と設定されている中で、4月から始まる新年度が最終年度となり、その1年で復興は大きく前進すると思います。もうすぐ年度があけ、新しい年度が始まりますし、そんな区切りが来る前に今日この日が一つの区切りです。一ヶ月、一週間、そういう短いスパンでも「進んでいる」と思って頂けるように、1人の関係者として努力していきます。

2014年3月15日(日曜日)

LENSBABY Circular Fisheye実写レビュー

 ケンコー・KENKOがアメリカのLENSBABY社の全周魚眼を取り扱いはじめたのですが、商品を買う前に実写レビューを探していたのに探せなかった(英語だといっぱい出てきますけどね)ので、後から買う人が迷わないように簡単に紹介してみようと思います。
 話は変わりますけど、今までSONYのEマウント用の全周魚眼はMADOKAしかありませんでしたけど、これで選択肢が増えた感じですね。MADOKAのレビューは沢山あって、評価も定まっているのでそっちを買っても良かったのですが、多分星撮りメインになるとおもうので、明るさは正義ということでこっちにしました。

 光源が映り込むとフレアの輪が映り込むというのはマイナビの記事に書かれている通りです。明るい地表と星空を写すような場面だと気になるかもしれませんが、画像の外周に発生するのでフォトショで範囲指定してさくっと削除はできると思います。ただし、外側だけで無く内側にも筋状のフレアが映り込むのは諦めるしか無いと思います。むしろそう言う細かいところを考えていたら全周魚眼は使えないとおもうので、できあがる写真の雰囲気を楽しみたいところですね。

 まずは絞りの形状ですけど、絞り羽根は6枚で、できあがる円もお世辞にも綺麗とは言えません。まあ全周魚眼は画質はともかく雰囲気(以下略

実写レビューというなの、適当なF値別比較

 さて、撮影結果の写真は公式サイトにもいくつかありますので、ここではF値別の比較でも。

【写真】家のベランダから外を。トリミングしているため写っていないが、上の階のベランダの床が写るほど範囲が広い。 なんじゃこりゃ!? というサムネイルですけど、全周魚眼なので写る範囲が広すぎて分かる人が見たら一発で身バレしそうなので、切り抜きました。写真の青い枠を等倍で切り出した結果が次の画像です。

【写真】F値別の周辺解像度比較図。 F3.5からF8まではほとんど変わらず、F11でやや改善され、F16でピーク、F22は回折現象により劣化していると考えられる。 全周魚眼で周辺解像度の話ってあまり意味は無いと思うんですけど、こうやって比べてみるとF16がピークのようです。開放だとぼけるからちょっと絞って…とやったところで、F8.0ぐらいまではほとんど変化しないようなので、細かなことは気にせず開放でがんがん撮った方がいいとおもいます。MADOKAも周辺の画質についてはF11やF16まで絞らないとダメみたいなので、魚眼の特徴なのかもしれませんね。詳しくは身の回りのカメラに詳しい方にどうぞ。
 ちなみに、発生している色収差はLightroomでの自動補正でほぼ完全に除去できました。

フィギュアを撮るとこうなる

【写真】画面いっぱいに写るシリカ(ALOバージョン)。※α5100(ILCE5100)+LENSBABY Circular Fisheye (0.8sec,F8.0,ISO100,Development in Adobe_Lightroom)

 なにかいい被写体は無いかと探していたらシリカちゃんがみつかったので、(主に背景が)適当ですが撮ってみました。
 光学特性上絞り開放からパンフォーカスになるといいますけど、流石にここまで近いと多少はぼけてくれますね。
 犬の鼻とかを大写しにした写真集がちょっとまえにありましたけど、案の定そんな感じに写ります。あらかじめデフォルメされている「きゅんキャラ」とか「にいてんご」とかは魚眼との相性がいいかもしれませんね。ただ、フィギュア全体に焦点を当てるために被写界深度を深くしようとするとF8ぐらいまで絞らないといけないので、三脚はほぼ必須だと思います。あと、画角が広いので部屋の掃除は必須ですね(笑。

 ちなみにこういう絵を撮るためには、1cmぐらいまで寄らないといけません。フィギュアに限らず外での撮影はかなり神経を使うことになりそうです。画角が180度を超える関係でプロテクターも設置できそうに無いですし。

星空を撮るとこうなる

 ※α5100(ILCE5100)+LENSBABY Circular Fisheye (20sec,F3.5,ISO2000,Development in Adobe_Lightroom)

 フレアのリングについて補足をしておきます。
 画像の外周付近に点光源が来た場合だと思うのですが、フレアがリング状にならずにVの字のように広がります。作品によると思うのですが、場合によっては結構目障りかもしれませんね。このフレアの出方はMADOKAとの違いになるのでしょうけど、気になる場合はフォトショで消そうと思えばあっさり消せます(マスクをかける)。消し方も工夫すれば面白い作品ができあがるかもしれません。

 ということで、ざっくりですけどレビューでした。
 まだレンズが届いてから二日しか経っていないので素材が少ないのですが、ざっくりでも雰囲気が伝わればと思います。

DTM音源

 表だってはやっていないのですが、細々とDTM活動的な事は続けていて、その関係でDTM音源を使いたくなってきたのですが、SC-8850ってWindows7用のドライバが供給されてないみたいで、手持ちのSC-8850さんは漬け物石にしかならないようです。
 そこで新しいDTM音源がほしいのですが、「DTM音源」という言葉が既に死語になっている(いまどきはソフトシーケンサでVSTi音源読み込むのが普通だよね…)のですけど、最低2ポート32ch程度のスペックを持った音源ないかな…。できればSCの音源テーブル使える奴で…。

 それにしてもどうしてローランドはVSC音源の復刻版をiPadだけにしかリリースしなかったんだろう…。あれならSCのテーブル使えるし、T-midiで楽器の自動リマッピングさせてそこそこ再生できるのに…。

2014年3月17日(火曜日)

備忘録

 BIC CAMERA × Vixen 星や月明かりを利用した星景写真 NIGHT PHOTOGRAPH

 Vixenといえば天体望遠鏡メーカーですよね。行ってみたいなー。

 「写真展」というフレーズに反応して思い出すのは、前橋にあるミニギャラリー千代田を借り切って写真展をいつか開く、みたいな構想があった若かりしの想い出。

初出: 2015年03月01日
更新: 2015年03月18日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2015 SUZUHIBIKI Yuki

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