明けましておめでとうございます。
去年を漢字一文字で表現すると「激動」だったと思います。一文字じゃないって? テンプレだからスルーして。
私生活の上では仕事上の立場が変わったというと大きくなるのですが、立ち位置が多少変化したため、まさに激動の一年だったかな、と。東北人としては復興の仕事に携われるのは故郷を取り戻すことでもありますし、この様な国に生まれた以上、生きているうちに似たような事がもう一度起きるのは容易に想像できるので、知識を継承して行ければと思います。
さて、それに端を発した、と自分で言い訳してしまっていて、それが悪い事だとは分かっているのですが、去年一年は新刊を一冊も作れない…どころか、サイトのメインコンテンツの更新すら行わなかった一年となりました。時間はあるんです。ただ、10月の日記で触れたとおり、「失われた習慣を取り戻すことは難しい」に尽きると思います。
でも、そろそろ動き出さないと考えます。例えば同人で言えば昔のように24時からの原稿執筆タイムの復旧や、自宅以外での製本環境の構築でしょう。その他にもいろいろあるとは思うのですが、今年まず手をつけないといけないのはこの辺だと思います。
今年一年、また私的には激動の一年になると思うのですが、私事や仕事があってこその同人ですし、趣味があるからこそそれ以外の部分も充実するということを肝に銘じつつ、今年一年を過ごしていきたいです。
2015年1月1日 鈴響雪冬
反省を踏まえて2015年の目標を定めてみたいと思います。最近は目標が目標じゃ無くなって来ている感じがしているので原点回帰しようと思います。
以上昨年に引き続き5つの目標となりました。もちろんリアルでの目標は別にありますが、それもこれも大事にしながら今年一年を過ごしたいと思います。
それでは皆さん、今年も良い年でありますよう。
【悲報】5年連続大吉の夢破れる【今年は吉】
あれがデネブ、アルタイル、ベガは夏の大三角ですのでご注意下さい
※α5100+SEL1018(10sec・F4.0・ISO800・15mm(35mm換算))
帰省している間、毎日のように空を眺めていたのですが、唯一晴れたのが12月28日だけでした。その28日の午前1時、空が晴れていることに気づいた私は、悩みつつもカメラを持って外へ。その判断は結果的にその後の空模様を考えたら正解だったと思います。
写真は北の空。超広角レンズで撮影すると星が1px角のような点になってしまうので、フォトショップで多少加工を行っています。でもフォトショで加工をするよりレンズにソフトフィルターを噛ませた方がやっぱり綺麗なような気がしますね。
元画像は横幅6000pxあるのを1020pxまで狭めているため、星の明るさの感覚が肉眼で見た時と違って見える気がします。北斗七星は割と綺麗に再現されていますけど、カシオペアはちょっと怪しい感じ。
※α5100+SEL1018(10sec・F4.0・ISO800・15mm(35mm換算))
同じ時間帯の西の空。これも縮小した関係でちょっと星の明るさ(大きさ?)が怪しい感じです。オリオン座は南側に見える代表的な星座ですけど、時間が遅いので西の空に見えています。
あからさまにフォトショで加工するとファンタジックな色が強くなってこれはこれで面白いかも。自然な見た目もいいですけど、手を入れるなら大胆にというのは面白いかもしれませんね。じつは作業途中でちょっと違和感を覚えて効果を薄くしたんですけど、見慣れてくればもっと大胆に効果を入れることができそうです。
※α5100+SEL1018(10sec・F4.0・ISO800・15mm(35mm換算))
8日の日記で取り上げた写真をもういちど弄ってみました。今度は割といい感じになってる気がします!
ということで、備忘録として星空の写真をソフトフィルターをつかったかのように加工をした手順を残しておこうと思います。
どうしてこんな日記を書こうかと思ったかの理由ですけど、広角レンズで撮った夜空の写真は星が点のように写ってしまい、星空の写真としては寂しいので、レンズフィルターの一種「ソフトフィルター」を使って撮影したかのように星を大きくしたいのに、ネット上にはそれっぽい情報があまり出てこない(または私が探せない)ので、いろんなサイトのやり方をつまみ食いしたら割といい感じになったけど、このままだと忘れてしまうので日記に残しておきたいと思ったからです。
つまり、適当にデジカメで撮った星空の写真をなんか綺麗にする方法、ってことです。
※α5100+SEL1018(10sec・F4.0・ISO800・15mm(35mm換算))
上に載せた写真の加工をする前の元写真です。星がとても小さくて目立ちません。広角レンズは広い範囲を写すことができますが、その分星が圧縮されたようになり、非常に小さくなってしまいます。
こうならないようにあらかじめソフトフィルターというフィルターを使って写真を撮ることもできますが、あらかじめ用意できていない事もあると思いますし、そもそもフィルターを取り付けられないカメラを使っている場合もあります。
そこで今回は、点のようになってしまった星空を、ソフトフィルターを使って撮影したかのように星を大きく目立たせるようにPhotoshopで加工してみたいと思います。
あくまでも私自身の備忘録なので細かい説明は求めないで下さい(酷 。
あと、星空のレタッチを本格的に勉強したわけででも無く、ネットに散見される情報を色々試した中で、私の目標に近い仕上がりになった結果だけを流れにまとめただけなので、もっと効率のいいやり方もあると思いますので、教えて下さい(マテ 。
使用するソフトは写真現像用ソフトであるLightroomと、写真レタッチソフトであるPhotoshopです。月額950円ぐらいで使えるので、写真を撮る人は買っておいて損は無いと思います。
加工をしたい写真をLightroomでそれっぽく現像します。レンズプロファイル補正とノイズ除去ぐらいでいいと思います。青っぽい星空の写真が好みの場合は、ホワイトバランスを蛍光灯にしてあげるとそれっぽくなると思います。今回は蛍光灯にして現像しています。
Lightroom上で画像を右クリックして「他のツールで編集」からPhotoshopへ。多分16bitチャンネルで取り込まれているはずですが、とりあえずこのまま進めます。リサイズなども行いません。ここから先は、ソースになる画像の幅が6000px、高さ4000pxを前提に進めます。
イメージ>色調補正>レベル補正 で、全体的に明るくします。ここはコントラストを上げるのでは無く、明るくするというイメージで作業をして下さい。背景レイヤーをそのまま補正してOKです。スクリーンショットではそれほど明るくないですが、極端な話、夜空の部分がグレーになるぐらいでも大丈夫だと思います。
レベル補正を行った背景レイヤーを複製します。普通は複製したレイヤーに対してレベル補正したくなるところですが、ここは直接背景レイヤーを補正します。
手順4で作成したレイヤーをガウスで思いっきりぼかします。原型が無くなるぐらいに一気にやります。例では200pxで処理をしています。
手順5で弄ったレイヤーのレイヤーモードを「減算」に切り替え、不透明度を適当に弄ります(例では50%)。不透明度を調整すると星空のコントラストが変化すると思うので、気に入った見え方になったら画像を統合します。
手順7で統合した画像を レイヤーを複製>保存先:ドキュメント:新規 で、新しいファイルとして開きます。
手順8で新しく開いた画像を イメージ>モード>8bit で8bitモードへ切り替えた後、 フィルター>フィルターギャラリー>表現手法>エッジの光彩 で目立つ星だけ取り出します。
エッジの幅で星の大きさ、エッジの明るさで星の明るさ、なめらかさで先の二つの対象をどこまで広げるかを設定できます。星の大きさはソース画像の大きさで変わってくると思います。星の明るさは白飛びしない程度に、なめらかさはノイズと星の境目を見極めながら設定しましょう。代表的な星座が全部確認できるようになるぐらいがちょうどいい数字だと思います。
手順9で作成した画像を、手順8までで作業していた画像へ別レイヤーとしてコピーします。便宜上、加工したレイヤーと今後は呼びます。
手順9のウインドウのレイヤー一覧から目的のレイヤーをクリックして、Shiftを押しながら手順8のウインドウへドラッグアンドドロップすると、元の位置へ重ねられるはずです。
加工したレイヤーをガウスでぼかします。ここでぼかした大きさが、ソフトフィルターによって大きくなる星の大きさになると思って下さい。後から多少は修正できるのでそれっぽい見た目になったらOK。
加工したレイヤーの不透明度を調整します。星空と一緒に地上の風景を写している場合は地上の部分もぼけておかしく見えると思いますので、マスクを使って隠したほうがいいでしょう。例では不透明度60%、地上部分はマスクをして加工したレイヤーが反映されないようにしています。
背景レイヤー、加工したレイヤー、背景レイヤーのコピー という具合にサンドイッチします。背景レイヤーのコピーのレイヤーモードは覆い焼きカラーにします。背景レイヤーのコピーを重ねると印象が変わると思うので、加工したレイヤーの不透明度をもう一度調整して完成です。
調整レイヤーを更に重ねて背景を暗く、星を明るくといった具合にコントラストを高めてもいいと思います。
また、背景レイヤーをコピーして重ねることで、地上部分を写している場合はそこの明かりが不自然に目立ってしまうため、その部分をマスクで隠してもいいと思います。
レイヤーを統合して目的のサイズへ画像をリサイズしたら完成です。
統合やリサイズによって印象が変わる可能性がありますので、その場合は手順11ぐらいまでもどって調整を行います。
※α5100+SEL1018(10sec・F4.0・ISO800・15mm(35mm換算))
さて、調整前の写真はこんな感じでした。手順1のLightroomで現像を行った後、Photoshopで幅1020pxへリサイズしただけの仕上がりです。
広角レンズならではの空の広さですが、それ故に星が点のようになってしまい、あまり目立たなくなっています。写真の意図によってはこれでいいと思いますが、ここでの私の意図はオリオン座の浮かぶ西の空を撮りたかったので、オリオン座が目立たないと意味が無いのです。
※α5100+SEL1018(10sec・F4.0・ISO800・15mm(35mm換算))
上で紹介したレタッチを行った写真がこちら。
手順13で重ねた背景レイヤーのコピーの地上部分をマスクで隠しておくともう少し自然な感じに仕上がったと思うのですが、ソースファイルはすでに無いのでこれで我慢。
サムネイルでも分かるぐらいにオリオン座がめだっていていい感じ。