8月の日記

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2014年8月13日(水曜日)

お盆休み?

 何それ美味しいの?

 という話を今更してもしょうが無いんですけど、お盆休みのある職場にいたことがないのでないのが普通というか、夏休みを自由にカスタマイズできるメリットの方が大きいのでこれはこれでありかな、と。
 むしろお盆という夏休みを消化する人が多いときに働いて、お盆明けにぶつかることが多いコミケやらシルバーウィークやらに夏休みを優先的に消化するという処世術。

 そもそもサービス産業がこれだけ増えた世の中で「お盆休み」という名が付く休みをもらえる人ってどんどん減ってきてると思うんですよね。

迎え盆の朝は

 町中にお線香の匂いが漂っていた…。

2014年8月14日(木曜日)

ffdshow encoderとDecoder

 最近のMPC-HCはLAV SplitterとLAV Decoderが同梱されるようになっていて、別途動画再生用のスプリッタ(動画を映像と音声に分離し、それぞれデコード処理を行う準備をする物)やらデコーダ(圧縮記録された映像や音声を再生できるようにする物)を入れる必要はほとんど無いのですが、デコーダの画質については(設定を追い込んだ)ffdswhowのほうに分がある感じがします。

 ということで新しくパソコンを組んだ初日にffdshowを入れたのですが、どうもおかしい。不自然なブロックノイズが大量発生するのです。
 なぜ不自然な、とつけたかというと、エンコードされた動画そのものにはブロックノイズはほとんど確認されていないのに、ffdshowを介して再生するときにだけこのブロックノイズが発生するのです。そのうえ動画再生開始時にプレイヤーもろとも落ちるという挙動不審さも相まって、これはもうffdshowが何か悪さをしているな、と。

 で、パソコンを組んでから一ヶ月もの間、設定を変えてみたり検索に精を出したりと、色々やってはみたものの全く解決せず、最近ではWMPで再生していたのですが、今朝、ひょんな事から解決したのです。

 MPC-HCを使っている人にはよく見る→クリックメニューだと思うのですが、このフィルタの所に変な項目が見えることに気がつくかもしれません。
 そう、動画再生時には不要なencoderという文字が見えます。動画再生に必要なのはデコーダでありエンコーダではありません。にもかかわらずこれがロードされているというのは何か不自然です。

 ということで、MPC-HCの中の追加のフィルタを読み込むところでこのencoderのチェックボックスをオフにしてみました。するとどうでしょう、ブロックノイズは完全に消え去るわ、エンコードされた動画は「僕が考えた最強のffdshowフィルタ設定」が適応されたくっきり・すっきり画質だわ、突然のモテ期が来るわで大満足です。

 私は動画関係はそんなに詳しくないのですが、動画の高画質化には二通りの方法があって、一つはソフトウェアデコーダのほうで各種フィルタを用いる方法と、ハードウェアエンコーダ(パソコンのグラフィック処理機能)のほうで処理する方法があります(ほかにもあるかも)。ただ後者の方法は最近あまりメジャーではないような気がします。一昔前はCPUの性能よりGPUの性能の方が遥かに高かった(いまもその力関係は変わっていませんが)ので、ソフトで処理させるよりハードで処理させた方がよかったのですが、今はCPUの性能も追いついてきた上にデコーダもマルチスレッドに対応し初め、いまさらハードで処理させることもないように思えます。
 ただこの考え方も基本的には常時給電できるパソコンでの考え方で、スマフォやタブレットはハードウェアデコーダのほうが消費電力が少ないのでハードの方に分があると思います。現にタブレットではハードウェアデコーダを使う用に設定をしていますし。

 なんにしても、これで快適な動画ライフを過ごせそうで良かったです。

2014年8月27日(水曜日)

COMITIA109

 ようやく告知できました。どうしても自分が申し込まないイベント(今回も詩唄いの申込みによるファンタジー配置)は後手後手になってしまう感じが漂ってますね…。
 詩唄いに「お品書き作る?」と聞いたら「今回は自分で作るからいらないよ」という回答をもらったのですが、告知用にはやっぱり必要だなーと思って、あわてて作りました。本当は日曜日に作る予定だったんですけど、土日とも休日出勤してしまい、イベントまで一週間を切った今日になってようやく完成しました。
 いつもならイベント用のページを作ってそちらできちんと紹介するのですが、今回はそのお品書きの画像をもってイベント告知といたします…

お品書き

 Webでの告知に特化したお品書きを作り始めた経緯は詳しくは覚えてないんですけど、作り始めた時期やその時のイベントの態勢から振り返ってみると、「夏コミで告知の重要性を思い知った」ことと「(最初に作ったイベントが)詩唄いの申込みだし、自分がする事もほとんど無いから告知でも手伝おうかな」という部分があったと思います。
 「お品書き」という形ではそれ頃雪解け水時代から作っていましたけど、Webでの告知に特化したお品書きというのは去年のCOMITIA105が初出で、その時の状況は先に書いた通りです。

 お品書きを初めて作るに当たって、Googleの画像検索を活用したりして色々と探してみましたけど、その中から自分の中で大事にしようと思ったことは

といったところ。
 文字を大きくしたり、紹介文を完結にしたりするというのは長年作ってきた本の帯で大分分かってきた部分ではありますけど、お品書きはそれこそ画像一発勝負なので、その辺は特に意識しました。

 あと、個人的に大事にしたかったのはSNSへの投稿とそれを閲覧する環境を意識した画像サイズ(および縦横比)です
 イベント前になるといろんなサークルからお品書きの画像が流れてきますが、異様に縦長の画像だと画面内に全体が収まるように縮小されてしまって何が何だか分からなかったり、画面いっぱいに拡大しても文字が読めなかったりといった事例もありました。ですので、スマフォでも表示できて、小さな画面の中でもちゃんと情報を読み取れることを意識したサイズになっています。

 最初に作ったお品書きは1024*576pxというサイズで、これは16:9を意識しています。ピクセル数も最近のスマフォでは十分等倍以上で表示できるサイズです。しばらくこのサイズを貫いてきたのですが、今回はほぼ4:3である1020*760pxになりました。これは横長の画像は横画面の時は見やすいけど、それ以外の時は縮小されて見にくくなってしまうことに気づいたからです(特に私は横持ちがメインなので気づかなかったんですよね…)。

 折角お品書きを作っても、それを受け取る人が情報を読み取れなければ何の意味もありません。いろんなお品書きを見ていると、文字が小さすぎて内容が分からないものも結構見かけます。画像一枚勝負のお品書きだからこそ、こういう所には気を遣って作っていきたいですね。
 でも、これって別にお品書きについてだけの特殊なことではなく、イベントでのディスプレイでも言われていることだと思うのです。使う場所が変わっても最終的には「見てもらえる(情報を手に入れてもらえる)」というのがお品書きだったりディスプレイだったりの本質ですし、本質が同じなら手法的な部分は結構似てくると思うんですよね。

おまけ

初出: 2014年8月13日
更新: 2014年8月27日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2014 SUZUHIBIKI Yuki

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