4月の日記

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2014年4月1日(火曜日)

準備失敗

 エイプリルフールは時事ネタを盛り込んだ文章を報道機関のウェブサイト風のデザインにした上でサイトの掲載するのが毎年恒例でした。ですが今回はサイトのデザインを変更していたことをすっかり忘れていまして…。
 ネタが固まったところでさて準備を…と思ったら、過去につかっていたエイプリルフール用のCSS(サイトのデザインを記録しているファイル)が全く使えないことに気がついてしまったのです。
 そんなこんなでやることができなかったエイプリルフールのネタの候補をここに懺悔の意味も込めて置いておきますね。

2014年4月5日(土曜日)

運行再開

 およそ3年にわたり運休していた三陸鉄道の南リアス線が本日復旧しました。沿線地域の人口減少、旅行客の減少、燃料の高騰など様々な問題をたくさん抱えていますが、ともあれまずはおめでとうと。明日は残り半分とも言える北リアス線が復旧し、これにてリアス線は全線復旧となります。
 一方、北リアス線と南リアス線の間を走るJR山田線の復旧は今現在決まっていません。

 沿岸沿いを一本の鉄道で結んでいたここが復活すると面白いと思うんですよね。久慈から大船渡まで、岩手の沿岸をほぼ完全に貫く路線の鉄道での復旧。これは一つのロマンとも言えます。
 その一方で先に挙げた課題は残っています。それに加え、JR山田線の赤字という状況もJRが民間会社ということを考えたら廃止要員の一つでしょう。公共交通なんだから復旧しろという意見もあるかもしれませんが、赤字の公共交通を民間の会社に押しつけるのは理論としてはおかしい話です。JRが提案している路線の復旧まではJRが行いその後の運営は沿線自治体がやるというのが一番理にかなっているのではないでしょうか。

 もしJR山田線が自治体に移管され、その運営が三陸鉄道に任されたら、仙台から大船渡、釜石、久慈まで全部一本で繋いでみたいですね。岩手はその地理の関係上、中央である盛岡から沿岸部に出るまで非常に苦労しますし、仙台から盛岡に行くのもまた新幹線で一本とは言え時間がかかります。
 しかし沿岸には既に線路がありますのでこれを仙台まで延長すれば、仙台から直接岩手県沿岸にアクセスすることができ、観光はもちろんですが物流に果たす役割は大きいのではないかと。そしたらもう自治体はJR貨物に路線料を支払ってもらって営業できるんじゃないかと、素人ながらに思うわけです。
 山田線沿線の自治体がJRに対してお客さんを増やすための計画を提出したというニュースがあったと思いますが、はたしてどこまで練られているのでしょうか…(ちなみに震災前よりは増えないという結果になっていたはずです)。

 閑話休題。
 民間努力(もちろん公的資金の注入があったにせよ)によって復活した三陸鉄道。全線作り直したこともあり乗り心地は震災前より良くなっているという話もあります。一方でJR山田線の復旧は沿線自治体の意志によって左右されています(JR側からは提案が行われていて後は自治体のやる気次第)。民間がここまで頑張ったのだから、そろそろ自治体も力を見せてくれませんか?


 さて、これだけだと物足りないので、ちょっと足を伸ばして写真を撮ってきました。

 1枚目はいい写真だと思うのです、私ながら。

2014年4月19日(土曜日)

たまにはそう言う日もあるよね

雪冬
喜んで、みいな。久しぶりの出番よ。しかも、わざわざ会話形式専用のCSSまで作っての豪華版での登場!
みいな
それ、素直に喜べないところですよね…。
『…しかも見て! 私のアイコンを左右反転させているからちゃんと会話してるように見える! すごいでしょ!?』
雪冬
使う予定だったけど途中で面倒になって諦めた左右反転構想を晒さないで><
みいな
みいな「またそれだけのためにPhotoshopCCを使ったんですね…。月額の使用料金がもったいない…。」
雪冬「超高性能なプリンターを買っておきながら年賀状の印刷にしか使わない人よりはまともよ! なんだかんだ言って毎月一度は起動してるし。」
みいな「年に一度、同人誌の印刷にしか使わないのも同じような状況だと思いますけどね…。まあフォトショに限れば一昨日はそれでTwitterに投稿するビールの写真の傾きを補正してましたね。」
雪冬
も、もうやめて…。
みいな
それはそれとして、どうして急に?
雪冬
(きっちり台本をやりきったわね…。)
たまに日記に出さないと同人誌即売会で突っ込まれるのよ、『最近みいなを見かけないですね』って。
みいな
あら、そうでしたか。
雪冬
うっ、近年まれに見る笑顔。
みいな
大体にして、栞さんの誕生日(2月1日)は毎年祝うのに私の誕生日(3月30日)はスルーですよね? 去年なんて記念すべき10歳の節目でしたのに…。
雪冬
そ、それは…年度末はいろいろ忙しいし………(忘れてたとかいえない…)。
みいな
…まあ、年度末はどうしても、ですね…。
雪冬
どうしても忙しいからね(思考シンクロモードOFFでよかった…)。
とりあえずこれ以上私達の痴態を晒すわけにもいかないので本題へ!
みいな
それもそうですね。10割は雪冬さんの痴態ですけど…。―――それにしてもどうして急に?
雪冬
(さりげなく編集点を入れてる…やるわね…)なんと、みいなのイラストを描いてもらっちゃいました!
某サークルさんのマスコットキャラを描いたよ(*^^)かわいい
みいな
わー!
雪冬
だいぶ美化されてるわね…。
みいな
そっくりじゃないですか! 考えてみたら11年ぶりですよ、私のイラストが登場するの。
雪冬
描く人が居ないからね…。
ともあれ、梶浦さん、ありがとうございました!

編集後記。

みいな
で、どうでした? アイコンを使った会話形式は。
雪冬
編集するのめんどい。あとスクロール長い。さらに言うと計算上はきっちり100pxなのに100pxを指定すると微妙にズレていくのが気にくわないわね…。レンダリングのバグかしら?
みいな
それを踏まえて次の予定はいかがでしょう。
雪冬
………考えておくわ。

2014年4月26日(土曜日)

三陸旅行記(1日目)

 旅行記ですがいつもの火曜サスペンス風タイトルではありません。三陸海岸って温泉少ないですからね…。

陸前高田市(奇跡の一本松)

 奇跡の一本松で有名な陸前高田ですが、そればかりが先攻してそれ以外のことが余り知られていないような気がします。
 陸前高田市は東北地方太平洋沖地震による津波で市街地の全てが流され、1800人近い死者・行方不明者がでました。リアス式海岸の中でありながら最大規模の平野部を持つため、津波による被害が甚大な地域です。
 現在陸前高田市ではかさ上げ工事を行っておりますが、平野が広いと言うことはかさ上げに必要な土の量も非常に多く、近隣の山を削って得る土やトンネル工事で出た土を大量に運び込む必要があります。工事の音頭を取っているURの資料によると1000万m3、ダンプカー200万台分ということで、その規模がうかがえます。
 しかしのべ200万台分にも上る土をいちいち運んでいてはきりがありません。そこで出てきたのが巨大なベルトコンベア(最長3km)で土を運ぶという手法でした。三枚目の写真は橋に見えますが、これもベルトコンベアの一部です。

 さて、次は奇跡の一本松ですが、これについては色々な意見があると思います。ですが、構造物という構造物がほとんど無くなり、白い土が延々と広がる光景を見ていると、一本松がなかったことを考えるのはちょっと辛いかなと。

大槌町

 大槌町については何度か触れているかと思いますが、一通りまとまっているGoogle+の記事はこちら。南側から大槌町に入ると最初に目に入るのが小槌神社です。高台で津波は免れたものの、その後の山火事により本殿の手前まで火が迫りましたが、氏子達の努力により焼失には至らなかったと社史には書いてあります。

 かつての繁華街は御社地と呼ばれ、わき水でできた池と小さな社、それを囲う商店で構成されていたようです。大槌町は御社地周辺から南へ向かって工事展開していきますのでそろそろこの光景も見られなくなるでしょう。ちなみにこの小槌神社での御朱印をもって、私の一冊目の御朱印手帳が埋まりました。

 ちなみにこの写真を撮影しているのは、大槌町を襲う津波の光景が数多く撮影されたのと同じく公民館の駐車場から撮影しています。この写真の左側(北側)は既にかさ上げ工事が始まっており、土が大量に運び込まれていました。

宿泊(浄土ヶ浜パークホテル)

 陸前高田市、釜石市、大槌町、山田町と走り抜け、ここで一泊です。今回はGWということもあり宮古周辺のホテルがほぼ壊滅していたのですが、なんとか浄土ヶ浜パークホテルを取ることができたのでここに一泊します。個人的には部屋食がいいのですが、部屋食のプランはもう満杯だったと言うことでバイキングプランへ。食べているときは余り感じなかったのですが、一部の料理の味付けがちょっとしょっぱいかも。食べ終わった後、凄く水を飲みたくなった気がします。

 全体的には非常に雰囲気のいいホテルでしたので、機会があったら部屋食プランにしてみたいと思います。

2014年4月27日(日曜日)

三陸旅行記(2日目)

浄土ヶ浜

 一応今回の三陸旅行(という名の一度一本松を見ておきたいという親の希望を叶える旅)は昨日の時点で目標は達成していますので、あとはのんびり北上して青森へと戻ります。
 ということで景勝地である浄土ヶ浜へ。ホテルから歩いて5分、素晴らしい距離!

 浄土ヶ浜の名前の由来は「さながら極楽浄土のごとし…」という和尚さんの一言から付いたと言われてますが、確かにこれは真っ白…。岩の上に群生しているのはナンブアカマツですが、まるで日本庭園のような景色です。
 親が言うには砂浜(といえるほど粒子は細かくないけど)の隆起の仕方が昔と違うとのことで、多分これは津波で海底の石が運ばれてきた影響でしょう。

想い出の…?

 北上を続けつつ小腹が空いてきたところで衝撃的な光景が目に入ります。10年以上前に三陸に来たとき、ご飯を食べたお店がまだ営業を続けているのです。観光地というわけでもなく、ただ国道沿いにあるだけのレストランですが、そんな土地にありながら10年以上営業を続けていることに驚きました。メニューはほぼ海鮮ラーメンとウニ丼だけというシンプルな構成ですが、今回は奮発してウニ丼に。

 一階部分は閉鎖していたので昔に比べて規模は縮小していたようですが、このまま続けていてもらいたいです。現在三陸海岸沿いは三陸道路という高速道路(現在は復興道路と呼ばれている)が作られており、完成している部分は無料で開放されているため、これが繋がっていくと国道沿いの車通りは減っていくでしょう。そうなったとき、このお店がどうなるか凄く気になります…。もっとも、完全開通したら高速道路として使われるので一定の交通量は戻ってくるとは思いますが…。

おまけ

 改めて完全復旧おめでとう、と。

色々とスマートじゃない

 Google+でのやり取りで気が付いたのですが、ネットプリントの動作環境がIE7以降となっているようです。

■プリント予約時の利用環境
ネットプリントサービスは、以下の環境にてご利用できます。
ブラウザー Internet Explorer 7以降

 ネットプリントはMicrosoftによるWindows XP及びOffice2003のサポート終了によりOffice2003のファイルの登録受付を終了したと先に紹介したページでアナウンスしています。

Microsoft社のWindows XPおよびOffice 2003サポート終了に伴い、2014年4月9日をもちましてMicrosoft Office 2003フォーマットのサポートを終了させていただきました。Office 2007以降フォーマット、もしくは、DocuWorks/PDF文書に変換してのご利用を推奨いたします。

 と、このように表明しておきながら、利用環境の部分についてはIE7以降となっています。あまり報じられていないように思いますが、IE7のサポートももちろんXP終了と同時に終わっており、それ以降のブラウザについてもそれぞれサポート期限が明確に定められています(IE8~10はWindows7のサポート終了まで、IE11はWindows8.1のサポート終了まで)。
 XPとOffice2003が終了したよ。だからOffice2003のサポートを終了するよ。と言っておきながらIEについては7からとしているのがちょっとダサい。

 ついでに言うと利用環境がIE7とIEだけに限定しているのがちょっとダサい。いまどきIEだけに限定しているところもダサいし、ネットプリントのサービス開始当時からfirefox等のサードパーティ製のブラウザでも問題なく動いているし、新進気鋭のブラウザともいえるChromeでも問題なく動いているのがちょっとダサい。動作していることを知っていながらIE以外のサポートをしたくないというあたりが(邪推だけど)やっぱりダサい。
 言ってしまうと、「ネットプリント」って言っておきながらIE7~と表記しちゃうあたりが今の時代に沿ってなくてダサいw

 さらに言うと、このネットプリント、モバイル用のサービスをブラウザベースとアプリベースで提供しているのに、それを紹介するページがとてもダサい。

ネットプリント モバイルサービス

 文章で突っ込むのも面倒になってきたので箇条書きで

 さらに言うとモバイルに対応しているのに、最初に紹介した動作環境のページにモバイルについて一切触れられていないのがやっぱりダサい

 一言でいうと、スマートなサービスなのにそれを紹介するウェブサイトが全くスマートじゃない。

 個人的にはサービス開始当時からいろいろ便利に使わせてもらっているので応援したいサービスなのですが、それ故にこのいろいろなダサさをどうにかしてもらいたいです。というかモバイルページやアプリへのリンクをしていないというのは使いやすさに直結する問題だと思うんですよね。

初出: 2014年4月1日
更新: 2014年5月11日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2014 SUZUHIBIKI Yuki

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