著作権法改正、三度目ぐらいの電子書籍元年、黒子のバスケ脅迫事件など同人界隈に大きな影響をもたらした事件がいくつもあった昨年度。社会全体で見ても、世界各国の首脳が入れ替わり、日本国内でも自民党政権が復活するなど、今後の各所の動きに目が離せない状況で新年を迎えることになりました。
私自身も今までの行動の成果としていくつかのものが実り始め、今年はそれを足がかりに活動していければと、自分自身の行動に目が離せない新年となりました。
幸い、巳年はその字形の由来より、「起こる、定まる」といった意味と、脱皮をすることから「復活と再生」をつかさどる年となるようです。今年一年、再生に胸を膨らませつつ、起こることを大切にしていけたらと思います。
鈴響雪冬 2013/1/1
元旦といっておきながらこの文章は夜に書いているのですでにタイムオーバーですけど、それはそれ、これはこれ。
まずは毎年のように去年の目標の達成率を見てみましょう。
これについては、無事に達成することができました。3年も目標として掲げてきましたが、ようやくといったところでしょうか。達成したけど致命傷、そんな感じです。本当に長らくお待たせいたしました。
本来であれば一太郎の導入を行い、EPUB出力をして~といったもくろみはあったのですが、ReSin-ensの原稿にすべての時間をとられてしまい、こちらについては達成することができませんでした。ReSin-ens執筆中に一太郎のバージョンアップを行いたくなかったという点もあったり、なかったり。
実行まではたどり着けませんでしたが、現在時期デザインのCSSを記述中で、完成度は7割ほどといったところ。春までには達成できる見通しといったところでしょうか。
目標を立てた経緯が同人誌にかかりきりになっていてサイトのコンテンツがおろそかに~というものでしたが、今年もReSin-ensに時間を大量に消費してしまい、サイトでの新作公開はReSin-ensの外伝や掌編をいくつか公開するにとどまってしまいました。
2012年の達成率を見たときに、感情的にはReSin-ensを発表できたことで他が霞んでしまったというのが実情でしょうか。新年は一つひとつの目標を着実にこなしていければと思います。
そういったことを踏まえて今年の目標をドーン!
以上、五つの目標となりました。もちろんこのほかにもリアルでの目標もありますが、去年についてはリアルの目標はすべて達成することができました。今年ももちろん私生活も大切にしつつ、自分の好きなことに打ち込んでいければと思います。
それでは、今年一年、よろしくお願いいたします。
優雅な休日の昼下がりを過ごしていたら詩唄いさんから「おーい、いそのー秋葉でハニトー食おうぜ―」と誘われたので即断即決で秋葉原にあるお店に食べに行ってきました。
…が、デジカメを忘れたので写真はNexus7のインカメラで撮影という酷い結果に。
詩唄いさんの方が先に注文した後、店員さんが「ご一緒ですか?」と聞いたので会計のことだと思って「別々で」と答えたあと、私も注文して二人で席に着いたのですが、運ばれてきたハニートーストを見て店員さんが確認したのがよく分かったような気がしました。
こいつ…意外と…でかいぞ…!
苺のが詩唄いさんのでチョコのが私です。これが一つのテーブルに乗ったのですが、端から見なくても異様な光景でした。
まあ、美味しくいただいたんですけどね(´∀`*)
当初の目的であるハニートーストを食べながら夏コミの打ち合わせは無事に終了。新刊の予定やサークルカットの方向性も決まりましたし、いよいよ一年が始まりますね。
大雪大雪と騒いでいますけど…あ、北国出身は黙っておけですか、はい。
いやまあ、冬は北国が関東に向かって「その程度の雪でwww」と罵りますけど、夏は関東が北国に向かって「その程度の気温でwww」と罵るので、ちょうどいいんでしょうね。
ちなみに北国出身の人って雪の現実をよく分かっているので雪に対して冷めた目を持っている傾向があると思うのですが(私の回りにも多いですし)、私自身は「雪が降ってくる」ということはすごく好きです。まあハンドルネームやペンネームでお察し下さいといったところですけど、やっぱり雪が降るというのは嬉しい物です。
あ、でも、降った後の雪が微妙に解けて変な形で固まったりだとか、つるつるの状態で固まってしまって路面が大変なことになるなど、雪による弊害はお断りします。
4年にわたって刊行されてきた百合アンソロジーのつぼみが21巻で休止することになりました。1巻からずーっと読み続けていたので残念に思う反面、百合ジャンルってこういう傾向があるのかなあと思ってみたり。百合関係で脈々と続いている雑誌って、私が知る限りは百合姫だけなのですが、これだって元々は百合姉妹という雑誌のリニューアルバージョン(百合姉妹の編集長が異動を命じられたため、跡継ぎが別の出版社に移籍して発行した)で、それからようやく今に至るという感じですよね。(ちなみに百合姉妹は全巻揃っている)
ただ、ここ最近の傾向として、COMITIAでは百合ジャンルが新規にジャンルとして設立されましたし、今後は堅調なジャンルとして独立していくのかもしれません。
さて、21巻まで読んできた「つぼみ」ですけど、連載作品の多くが人間関係が複雑な作品であり、隔月(途中までは季刊)だと思い出すのが辛いという作品が多かったように思います。ただ、そんな中で個人的にスマッシュヒットだった作品が、「エビスさんとホテイさん」で、これは単行本まで購入してしまいました。「つぼみ」の連載作品で単行本になった作品は結構あると思いますが、後にも先にも購入したのは「エビスさんとホテイさん」だけでしたね。シンプルなストーリー展開と単行本一冊に収まるコンパクトさ、そして何よりツンデレなホテイさんが可愛いので是非お勧めします。
これが連載されていた時のつぼみが一番楽しみだったなあ…。
震災以降、ずっと頭から離れないことが一つありまして、それは実家に住む人がいなくなったら私はあの実家をどうするのだろう、ということ。親が仕事を辞めてから特にそのことを考える頻度は増えたかもしれません。私の狭い交流範囲の中にはまだそう言う決断を迫られた人はいないのですが、そう言う状況にある人もそもそも少ないような気がします。
例えば今、親が亡くなったら私はあの実家を手放すしかないでしょう。仕事は東京だし、固定資産税を払う余裕もない。従姉妹は結婚したばかりだったり親が仕事を辞めたりと金銭的にもゆとりはない。そういう状況で私にできることは何もないのだなあと。
今の仕事を辞めて地元就職する? でも青森に今の仕事のようなことをやっている会社ってほとんど無いよね?
いつまで親を実家に一人残しておくの? こっちに呼ぶの?
色々な考えが出ては結論も出ずに深海へと沈んでいく。
結局、なるようにしかならないのかもしれません。多分この問題は、今の私にはまだ解決できない、大人の問題なのだと思います。
漫画「げんしけん 二代目」がアニメ化するという話を聞いて、不意に、今日の仕事中に「同人活動を初めて何年経つんだっけ」と考えたことを思い出しました。
過去ログだけは立派なこのサイトで情報を探してみると、初めての同人誌は2003年4月1日。もうすぐ10年が経とうとしていることに気がつきました。雪待終夜の前身である雪解け水の結成自体は2002年の2月11日なので、いわゆる同人活動としては11年になろうとしていますが、切りがいいので10年の方を採用したいと思います。
10年経ってもやっていることは当時から何ら変わっていないのですが、こうして一つのことについて10年も続けることができたというのは、すごいなあと、自分でも感心してしまいます。
10年経っても相変わらずしょんぼりな私ですが、これからもよろしくお願いします。
日テレのジョジョ特集(と見せかけたジョジョ立ち特集)に端を発する、結論ありきの番組作りに対する視聴者(往々にしてそのテーマに詳しい人からの)の反感というのは何度となく繰り返される悲劇ですけど、それで思い出したことがひとつ。
いきなり脱線しますが、リアルタイムであのジョジョ特集を見ていた私自身、ジョジョは全く知らないけど、酷い企画だなあという感想を抱きました…。
閑話休題。
学生の頃、技術史を専門とする教授が自身の体験として次のようなことを語っていました。
江戸時代の著名な数学者について、他の出演者とそのゆかりの地を巡りながら歴史を紐解いていくという番組に出演した時のこと。
全てアドリブで進めるわけには行かないのであらかじめストーリーが用意されていたが、そのストーリー(=結論)が、既に学会では否定された説に基づいて作られていることに気づいてしまった。
そこでその教授は、「これでは間違ったことを教えてしまうのでストーリーを変更してほしい」と申し出たところ、「すでに決まっているので」といわれてストーリーを変更できず、古い説に基づいたことしか言わせてもらえなかったと嘆いていました。
番組の作り手はストーリーを尊重したいのかもしれないけど、それによって生じた問題は多岐に及ぶと思います。
他者の信用を勝手に失墜させ、視聴者には間違った知識を与え、作り手だけは「番組を作った」という満足をえる。
もちろん、創作の自由は大切なことです。私自身、一人の文章書きとしてはそこは強調しておきたいところです。
ですが、その創作(極端に言えば恣意的にねじ曲げられた情報)を流すことは、ニュース番組の1コーナーやドキュメンタリーでやることなのでしょうか。
それとも、ニュースやドキュメンタリーの画面に、得意のテロップでこう書いておきますか。
「この番組(ニュース)はフィクションです」。
虚構テレビの誕生である。