10月の日記

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2012年10月1日(月曜日)

積み重ね

 本日までで、2002年の日記の変換が完了しました。残りは2003年の10月までですが、ここからは文字数も増えてきて手間になると思うので、進行は遅れていきそうです。まあのんびりと、今月中をめどに変換できればと思います。

 さて、過去の日記を振り返ると、若さ故の過ちというか、口調が荒いというか、生意気というか、まあとにかく、ネットデビュー直後にありがちな言動が多いのは一言で言えば黒歴史ですw

 ですが、そんな中にも、今も変わらぬ考えがあったり、また逆に、当時とは正反対の意見になっていたりと、自分自身がこの10年間でどういう道を歩んできたのかが何となく読み取れて、思わぬ収穫に繋がっています。
 過去の積み重ねが今を作る。
 10年前の日記をそのまま残しておく事への是非は私の中にももちろんありますが、こういう発見をすると、取っておいて良かったなあと思います。

2012年10月7日(日曜日)

Nexus7で同人誌の原稿

 Twitterをごらんの方はご存じかもしれませんが、昨日、ドイツのビール祭り(正確には収穫祭)「オクトーバーフェスト」の日本版(ドイツ大使館協賛)に行ったのですが、電車移動が長くなると言うこともあり、初めてタブレットを実践投入してみましたので、簡単にレポ。
 Nexus7のハード的なスペックについてはIT関係各社のレポートが詳しいでしょうからそちらへ。個人的には、複数の機種を店頭で触った中では今のところ一番まともに動いているような気がします。

最初に

 私は電車の中で原稿を書くというのが結構効率的(気が散らない)なのですが、現在電車の中ではノートとシャーペンという形で原稿を書いているので、混雑してくるとできなくなりますし、何より周囲の目が痛いのが辛いところ。
 群馬に住んでいた頃は東京に遠征する時は必ずと言っていいほどノートを持ち込んで原稿をしていたのですが、東京に引っ越してからと言うもの、毎日電車の中で30分以上過ごすというのに(しかも帰りは座っている状態)混雑の余り原稿ができないというのが辛いため、昨年中頃からモバイル機材を使った原稿環境の模索を始めていました。
 経緯や候補になった機材については日記で何度か触れているので省略するのですが、この度、「電車の中で人目をさほど気にせず原稿を書くことができる環境」を目指して、タブレットを購入したのでした。

原稿環境の構築1 テキストエディッタ「Jota Text Editor」

 初のガジェットにして初のAndroidと言うこともあるので、基本的にはグーグル先生のお世話になりつつ情報を集めていきます。最初に導入したのはテキストエディッタのJota Text Editor。テキストエディッタの鉄板のようです。
 個人的には背景を黒にできたのと、フォントサイズ・行間の調整ができたのがすごく大きいです。Nexus7はバックライトを使用する普通の液晶なので目が疲れやすいのですが、背景を黒にすることである程度軽減できるかと思います。
 フォントサイズと行間はいかに画面を目元から離して操作できるかという部分に直結するので、これが手軽に調節できたのは助かります。

原稿環境の構築2 日本語IME「ATOK for Android」

 Nexus7の購入特典としてGooglePlayのチケット2000円分がもらえるので、それを元手にATOKを購入します。PC版の購入者には無償でプレゼントして欲しいのになあと思ってみたり。

 ATOKはATOK syncを使うことによってパソコン版のATOKと辞書や変換履歴を同期できるのですが私のバージョンのATOKはまだATOK syncが無い頃のものなので手動で辞書を移動します。と言っても、パソコン版ATOKの辞書ユーティリティーから辞書をテキスト形式でエクスポートして、Android側で一括登録するだけですけどね。

原稿環境の構築3 エクスプローラー「ESファイルエクスプローラー」

 これらを満たすための方法として私が考えたのはパソコンのファイルをNexus7から閲覧できるようにすると言うこと。私の家には無線LANがあるのでこれを利用します(Nexus7が来るまで無線LAN対応機器が無かったなんて言えない)。
 ネットワーク経由でパソコンに接続できて、日本語のファイルにも対応しているということで、ESファイルエクスプローラーを選択。
 Nexus7からPCのマイドキュメントにアクセスして、原稿のファイルをNexus7側へコピー。
 コピーしたファイルをタップしてJota Text Editorを指定して起動すれば、モバイル原稿環境の完成です。

モバイル原稿環境はこうなった

 7型タブレットを横に持って親指でQWERTY入力というのが理想型でしたが、目標の形に収まったような気がします。一箇所読点の位置がおかしいのは誤爆ですねw

電車の中での使用感

 椅子に座っていることを前提にした環境でしたが、横持ちは左右にゆとりがある時しかできないという印象です。ただし、これは想定内なので特に問題なし。縦持ちにした時は2タッチ入力(ベルうちとも言う)かQWERTY入力で対応できそうです。
 縦持ちのQWERTY入力は私のタップだと誤爆が多いので2タッチ入力のほうが早くて正確かもしれません。フリック入力? なにそれおいしいの。

 まだ二時間ほどしか試していないのですが、ノートとシャーペンを使わず屋外で原稿を書くというのはできている印象。入力をしつつ思ったのが、次のようなスタイルの使い分けができること。

Nexus7+bluetooth接続のキーボード
 新幹線などのゆとりあるスペースで入力する場合。
Nexus7(横持ち)
 左右にゆとりのある状態や、ロングシートの端にいる時のでの原稿入力。ソフトウェアのQWERTYキーボードを表示した状態。
Nexus7(縦持ち)
 左右に人が座っている状態での原稿入力。昔ながらの2タッチ入力か、QWERTYキーボードでの入力。今のところどちらの入力方法もほぼ同じ速度ですが、2タッチ入力は濁点・半濁点、英文字や数字に弱いのが弱点。

 再来週の今頃、新幹線に乗る予定があるので、キーボードを調達できたら1番目の方法、それ以外なら2番目の方法を用いた状態で、長時間の原稿入力を試してみたいと思います。

2012年10月12日(金曜日)

(CM前)モバイルWiFiがついに―――!?

 Nexus7はG3やG4(≒LTE)に非対応ですので、外出先でNexus7を使ってネットに接続するためには何らかの形でWiFiに接続する必要があります。私のケータイの料金プランはいわゆるパケ放題ではないのでネット環境をケータイではなくタブレットの方に持たせようかなというのがずっと前からの構想でした。
 例えばedenTABを導入した時はb-mobileの安いプランで常時接続というのも考えたのですが、通信速度と値段の兼ね合いが気になっていました。これはもう、主観の話なので一般から見たらどうなるかは不明ですけど。

 ということで幾つか手段のある中で、

という条件の下で辿り着いたのが、イーモバイルのプリペイドプラン(EMチャージ)。あらかじめチャージした金額の中で、1時間なら315円、一日なら630円と、特定の区切りでネットを使うことができる料金プランです。月額基本料は一切かからず、本当に必要な日に必要な時間だけ使うことができます。
 例えば、月に二回(二日)ほどタブレットを持って遠出すると考えた場合の月額使用料は1300円弱。1万円チャージしたらしばらくは遊んで暮らせます。さらに実家に帰る時は一週間(2205円)などと細かく使い分けられるのが魅力的。

 さて、このEMチャージ、端末の購入からチャージまでを含めると意外とお高いのですが、古い機種の在庫を捌くためにイーモバイルが行っている、WiFiルーター+1万円のチャージで1万円というアウトレット価格で提供されているものを利用します。去年の今頃、ネットでも話題になったような気がしますね。


 で、これが本来なら、今日届くはずだったので、明日は秋葉原へ出かけようと思ったのですが、信頼と実績の佐川急便たんがやらかしてくれたので、荷物は明日の夜へお預け。
 この私の盛り上がった気分をどこにぶつければ…!

2012年10月13日(土曜日)

微調整

 サイトのCSSをちょこっと修正。今までできないと思っていたことができることが分かったので、それに合わせて一部CSSの記述を見直しました。真っ当にアップデートされているブラウザならきちんと表示できていると思います。

 今回の修正のメインは上に絡むことですが、一部メニューの当たり判定を広げてタブレットやスマフォなどのいわゆるタッチパネルタイプの端末からアクセスをしやすくしてみました。
 年内のリニューアルを控えているのにどうしていまさらCSSを…と思われるかもしれませんが、今まで同様、ベースになるのは今のCSSですので今のうちに修正しておくことは損ではないのです。

(CMあけ)モバイルWiFiがついに―――!?

 今日は佐川さんが頑張ってくれたので無事に商品が届きました。明日外出することを考えて、日付を超えてから設定を行います(EMチャージの1日という単位は、設定した時間から24時間ではなく、設定した日)。
 各種設定はすませておいたので、24時を回った瞬間にイーモバイルのサイトにアクセスを行い、1日プランを選択して実行ボタンを押すだけのお仕事。幾つかのサイトを回ってみて実際に接続できていることを確認したので、夜が明けたら買い出しがてらモバイルWiFiの実践投入を図ってみたいと思います。

2012年10月14日(日曜日)

Nexus7実地テスト

 ということで、一日延期になってしまいましたが、買い物ついでにNexus7を持ち出して原稿を書くことができるかというテストをしてみましたので、軽くレポート。

 当日の移動経路はざっくりとGoogleのマイプレイスにまとめましたのでそちらを参照

あれ…電車、混んでる?

 いつもより一時間ほど出発が遅かったためか(秋葉原に行く時は10時着ぐらいを目安に動いている)電車は少し混んでいて、一度も座ることなく秋葉原へ移動することになったため、Nexus7を触っている余裕はありませんでした。

出だしから一駅乗り過ごして

 気がついた時には秋葉原に着いていてもうすぐドアが閉まると言うところでした。ここであわてて立ち上がって電車を降りることに何か恥ずかしさがあった私は次の神田から歩いてみることに。神田→秋葉原というルートは一度も歩いたことがないのですが、いざとなれば高架沿いに歩いていけば辿り着けるだろうと神田駅を降りました。
 神田から秋葉原のルートは思った以上に単純ですんなりと到着。折角神田川の南側にいるので、当初の目的通り柳森神社へ向かいます。柳森神社は道路から階段を下りたところにあり、高低差は2メートルぐらいでしょうか。都会の神社は大体似たようなものですが、ビルの合間にあるためそこだけぽっかりと空いて見えるのですが、ここはさらに2メートル降りたところにあるので、うっかりとしていれば見落としてしまいそうな神社でした

柳森神社→ヨドバシカメラ

 いつも神田川を渡る時は万世橋を通るのですが、新幹線が通る橋の脇に歩道橋が架かっていたのでそちらを使ってみました。ビルに囲まれた川が印象的。

ふらふらと買い物

 ヨドバシカメラで品定めをした上でPCパーツエリアへと移動し、類似品の値段やスペックを調べて回ります。使い勝手の良さそうなBluetoothのキーボードも同時に探していたのですが、安いのはタイプ音が目立ちそうなものしかなかったので諦めました。
 一時間強ふらついて結局ヨドバシカメラでポイントを使って目的のものを購入し、お昼ご飯を食べるために移動します。

 道中、ポケットWiFiを使いながらTwitterなどを参照していたのですが、Androidの仕様なのか、「切断」を選択すると、SSIDから入力し直しになる(安全のためにポケットWiFiはステルスSSIDにしていた)のが面倒だったのですが、WiFi機能ごとオフにするとWiFiの設定が残ることが分かったのは一つの発見。
 またイーモバイルの3G回線が安定していないのか(ビル街ですからね…)一度切断してしまうとなぜか接続できなくなる場面がちらほら。幾つか試してみましたが、一番すんなり決まったのはポケットWiFiの再起動や、Nexus7側でWiFiをオンオフすること。完全に切断した後の再接続要求はすんなり通ったのが印象的です。

お昼→水天宮へ

 小雨模様と言うこともあり、水天宮に行くかどうか悩んだのですが、こういうタイミングじゃないとしばらく行くこともないだろうと言うことで気合いを入れて水天宮へ。Nexus7から移動経路を調べると3キロ弱ということで、しばし移動タイム。
 休日のオフィス街ということで歩いている人も車もほとんど無く、本当にここが都内かと思ってしまうような時間が続きます。
 十数分ほど歩き人形町へ突入すると観光客や買い物客が増え始め、活気が出てきました。こういう部分は実際に街を歩いてみないと分からないことなので結構楽しかったです。

水天宮

 オフィス街と言うこともありどこもかしこもビルだらけなのですが、水天宮が面している交差点だけはぽっかりと空いていました。角地というのは建築基準法で建蔽率の緩和措置がとられているのでより高いビルを建てられるのですが(高さ制限は別途ある)、そこにこういう神社があると日当たりがすごく良くなりますね。
 肝心の水天宮ですが、子供に関する御利益があると言うことで、どこもかしこも赤ちゃんだらけ。そして強面の警備員がカメラをたくさん持たされている光景がなんともまあ和み空間。自然と頬がほころんでしまいます。
 拝殿は近頃塗り直したのかすごく綺麗な朱色で、曇り空の中でも色鮮やかだったのが印象的

水天宮→(赤木屋珈琲)→東京駅

 水天宮を出発したのは16時半頃でしょうか。思った以上に長丁場になりましたが、ここからは帰路へ。地下鉄に乗って秋葉原まで戻るか東京駅まで歩くか悩みましたが、折角ここまできたので近頃復原されたという東京駅を見てみようと東京駅へ向かうことに。
 道中、赤木屋珈琲というお店が一周年記念ということでセールをやっていたのでふらりと立ち寄って赤木屋ブレンドを200グラム購入。グァテマラベースのスパイシーな珈琲でした。
 どうやらこの珈琲屋さん、近隣の再開発のため赤木屋証券の自社ビルの取り壊しが決定したため、証券会社が仮ビルで営業している間、近所の人に奉仕しようと3年間限定でオープンしているとのこと。証券会社ということもあるのか、利益よりも品質重視と言うことで豆や焙煎機に結構こだわっているようです。
 カウンターに立っていた二人の店員さんもネクタイ姿で何となく上品な感じが漂っていました。

復原された東京駅

 赤木屋珈琲を後にして、東京駅八重洲口方面を通り過ぎ、丸の内方面へ。建設当時の姿に戻った東京駅の姿がそこにはありました
 確かに綺麗。駅舎はすごく綺麗。
 でも、駅舎の前にある薄黄色の円筒状の構造物(換気口)がすごく邪魔で、空間全体としてみた時の美しさには欠けるかなという印象。
 最近の技術でこの手の換気口はもう少し小型化できるようですし、これを機に作り直してくれたら嬉しいなというのが素直な感想でした。

帰り道

 東京駅から自宅までの間はずっと座ることができたので、ようやくここでNexus7の原稿テストです。何度かやっている間に入力にもなれ、誤字は大分減った印象。それでも物理キーボードに比べたら大分多いですけどね。この辺りはもう少し慣れれば減ってくるのではないかと思います。

 WiFi通信を適度に使いつつ、帰りの一時間ほどは原稿に使い、消費したバッテリーはおよそ15%。使用時間が少なかったこともあり余り参考にはなりませんが、この調子なら軽く数時間は原稿作業をすることができそうです。
 むしろポケットWiFiのバッテリーの方が危ういぐらいで、これはモバイルチャージャーの導入で何とかなりそう(購入済み)。
 次回の長時間移動は今週末で、新幹線に3時間ほど乗ることになるので、そこでガッツリとチャレンジしてみたいと思います。

2012年10月17日(水曜日)

裾野は狭くなる一方

 大抵の業界に当てはまることですが、裾野が広いほど頂点も高くなると言えるでしょう。

 風の噂には聞いていましたが、多分DTM界隈最大手だった初代CMC、Computer Music Centerの遺産を受け継いだ「CMC しんせさーち支店」が著作権法改正を機にサイトを閉鎖し、10年以上の歴史を持つDTMコミュニティEternalWindも方向転換(JASRACがらみではない)し、DTM作品の検索を司るサイトと、投稿を司るサイトが一つずつ消えたことになります。
 私の記憶が正しければ両サイトとも(CMCは初代から換算して)10年以上運営していた長寿サイトでしょう。
 まあもっとも、アマチュアのDTMer達はYouTubeやニコニコ動画といった映像とのコラボレーションや、Sound Cloudのような投稿の場所もできてそちら側へシフトしてきていると思いますが…。

 ただ、10年ほど前のJASRACによるMIDIの締め出しのように、今回の刑罰化によって必要以上の自主規制がもたらしたものは結局の所、音楽を楽しんでいる層の減少だとおもいます。エイベックスやSONYミュージック、EMI、日本レコード協会などの大手音楽サイトが10月1日からサイトへアクセすると違法ダウンロードは刑事罰が科せられますといった警告を真っ先に表示するようになったことが話題になりましたが、こういう行動が、素直に楽しみたいという人の気持ちを削いでいることに気がつかないのでしょうか…。

 音楽は無くならないよ。でも、音楽業界は死ぬかもね。

 このサイトも長いことCMCにお世話になってきましたが、本日閉鎖を知ることになったため、インデックスページからCMCのクローラー向けのメタタグを削除することにしました。なんだかとても寂しいので、日記にメタタグをコピペして残しておこうと思います。
 CMCというシステムを構築し長きにわたって運営してきた窪田しのぶさん、かおるさん、そしてそのデータを受け継いで4年間運営してきたわぴこさん、今までお疲れ様でした。

<meta name="cms_year" content="0">
<meta name="cms_id" content="26">
<meta name="cmc-title" content="空の彼方へ… ~Wing of Wind~">
<meta name="cmc-author" content="鈴響雪冬">
<meta name="cmc-ban" content="http://snowysnow.sakura.ne.jp/miina-system/bana/bana-sora.gif">
<meta name="cmc-intro" content="SC-8850、FM音源、YMFなどを使いI've作品をはじめとした、18禁ゲームやのコピーやアレンジ曲を作りながら、オリジナルの曲をも公開しています。丁寧な打ち込みを心がけ、MP3での公開もしています。">
<meta name="cmc-key" content="
Kanon AIR みずいろ 夜が来る! みずいろ こみっくパーティー Canvas それは舞い散る桜のように それ散る
|Pops JAZZ Rock
|【コピー】
|風の辿り着く場所 鳥の詩 みずいろ (A Night Come's!) 月の童話
 世界が俺を呼んでいる (Autmun Destiniy) Days
 (Last regrets X'mas Floor Style) トランペット吹きの休日
|【アレンジ】
|(青空[Blue-sky]“Flute&Harp”Duo Arrange) (鳥の詩 Xmas Season Edition Ver-2004 [English-Style] 英語版)
 (こみっくパ~ティ~ Music Festival -For SC-8850-)
 (Days FM音源Ver) (days 漢[OTAKU] Remix)
|【オリジナル】
| 無限大の未来へ 貴方への花束 雪の中のブーケ
 (珈琲の美味しい店♪ モカ珈房) (Cool Night)
 (The time which never stop ~決心~)  時を超えて繋がる想い
 先手必勝 決められていた未来
">
<meta name="cmc-update" content="2006/11/29 20:34:00">
<meta name="cmc-new" content="【アレンジ】(更新)days 漢[OTAKU] Remix、【コピー】(更新)トランペット吹きの休日">

2012年10月23日(火曜日)

 毎年であれば15日の日記で触れるような事柄ですので少し遅れてしまいましたが、11周年を迎えた私の心境を書きつづっておきたいと思います。

11年という時を経て。

 今年の3月、親が仕事を辞めた。定年という歳ではない。周囲からの期待もまだ高い中での自主的な退職だ。一番の理由は肉体的な限界であろう。万歩計を持ち歩いていたら、9万9999歩を超えて0に戻っちゃったと喜んで話すような職場である。
 実はこの退職の話は、今に始まったことではない。数年ほど前から退職を考えていたが、上司からのお願いと私の行く末が定まっていないことから、それらに区切りが付いたらやめるという事になっていたのだ。昨年の五月から始まる三ヶ月間は私にとって大きな人生の転機であったが、それによって親は退職を決断したのである。

 現場にいたいと願う親と、周囲の期待から管理職へと上っていく現実。そんな中で自分のやりたいことを見つけてやりがいにしていた親を私は尊敬する。退職の知らせが広報に掲載された時、同業他社からスカウトの話が電話で押し寄せ、その日一日仕事ができなかったという話もある。
 それらの話を振りきって仕事を辞め、「一年は休業するよ」と言っていた親は、数ヶ月後、同種の職場に嘱託員として働き始めた。仕事がしたいというわけではない。自分のやりたいことや夢に向かって歩み続けたいだけなのだ。

 人生には多かれ少なかれ「区切り」というものがあると思う。身近なところでは誕生日であろうか。結婚記念日やコミケでもいい。「**周年」や「毎年恒例の**」というのは、多くの人にとって一つの区切りであろう。
 10月15日。
 これはこのサイトがウェブ上に産声を上げた日付である(厳密には10月頭にはウェブ上にあったが、各種広報を始めたのはこの日であり、開設日と言うことにしてある)。自分の誕生日が来る度に今年は何歳になるかと確認してしまうが、サイトの年齢は忘れない。
 2012年10月15日、このサイトは11周年を迎えた。

 11年と言う時は、年長者にとってもある程度重みのある年月ではないだろうか。11年もあれば小学生は高校生になる。高校生は社会人になっている。十二支は一周とは言わないが、ほぼ回りきった格好だ。
 そしてそれは私にも当てはまり、11年という月日の間に多くの変化があった。学生から社会人へ。それだけでも大きな時の流れである。地方のイベントしか知らなかった私がコミケに参加するようになったのもこの11年の間の出来事だ。大工を志していた私が建築士を目指すようになり、やがてまちづくりへと舵へ切っていくのも、この11年の間の出来事である。
 ニュースで振り返れば、食肉偽装(2001年)、アメリカの同時多発テロ(2001年)、米軍のイラク侵攻(2003年)、JR福知山線脱線事故(2005年)、耐震偽装問題(2006年)、リーマンショック(2008年)、郵便局の民営化、東日本太平洋沖地震(2011年)、スカイツリー完成(2012年)など、今なお記憶に残る出来事も多い。
 そう。11年という月日は莫大な時間なのだ。

 11年間もサイトを運営していると、サイトを閉鎖しようと考えたことがあると思われそうだが、それについては一度もない。しかし、続けていても意味はあるのかと思ったことはある。毎年11月頃にレンタルサーバーの使用料を支払うことになるが、数年ほど前、「利用料金を支払ってまでサイトを続ける意味はあるのだろうか」と思ったのだ。
 最初はKDDI(現在のau)のレンタルスペースで開設したサイト。ismusicの無料レンタルサーバーを併用するようになり、その二つを統合するかのようにパルフェへまとめて引っ越し、現在のさくらインターネットへ辿り着くまで、都合2回の引っ越しを行った。そう言うタイミングで閉鎖するという道もあったのかもしれない。
 ましてやパルフェやさくらインターネットは有料サーバーである。今思えば、当時の私はよくぞ英断したと褒めてあげたい。
 そんな区切りを経てきた私ですら、数年前、そんなことを考えた時期があったのだ。

 別に明確な理由があったわけではない。ただ、「惰性で続けているのではないか」と、自分の活動に疑問を抱いたのである。
 その時の私がどういう経緯で次の年のサーバー利用料を振り込んだかは定かではないが、今ははっきりと言える。私はまた一年、このサイトを続ける、と。

 自由に使える時間は確かに減った。しかし、例えば同人活動において多くの人が同じ環境である。仕事をしながら同人活動をしている人は数多いし、むしろ割合としては、専業同人や学生よりも遥かに多いだろう。
 そう、結局は時間の使い方、気持ちの持ちようなのである。続けられないと言う理由は、今の私には無い。
 それに、私には「ある」のだ。
 このウェブ上で、または即売会というリアルな場所で、「表現したい」と思うこと、「伝えたい」と思うこと、「やりたい」と思うことが、山ほど、たくさん。

 これからも多くの節目や区切り、転換点が訪れるだろう。でも、今はまだ、それを乗り越えるだけの意志がある。理想と現実の狭間の中で自分のやりたいことを見つけて今なお邁進する親のように、私自身も自分のやりたいことを突き詰めていきたいと思っている。

 最後に。
 11年前からこのサイトを訪れている方々から始まり、今日初めてこのサイトを訪れた方々へ。今までお世話になりました。そして、これからもよろしくお願いします。


 2012年10月23日0時40分、「空の彼方へ… ~Wing of Wind~」管理人、鈴響雪冬より。

2012年10月28日(日曜日)

M3

 DTMをやっている頃はサークル参加するのが夢でしたが、この度一般という形で参加することができました。知り合いの音楽サークルに挨拶しつつアンビエント系と和ロックのCDを何枚か。実演スペースの盛り上がりや映像スペースの華やかさ、一般サークルスペースの熱気など、普通の同人誌即売会には無いものもたくさんあって、これが音楽系イベントなんだなあと勝手に感心してしまいました。
 また行きたくなるようなイベントでした。

CSS再び改訂

 CSSを再びマイナーアップデート。H1回りの表示ががらりと変わりました。多分、予定しているデザインの変更を経てもこれ以上の大きさになることは無いと思います。

 次回のリニューアルはコンテンツの再配置が最大の目的ですが、デザインについても現在のものをベースにPCからの閲覧だけではなく、スマフォやタブレットからの閲覧も快適になるようにと考えています。

2012年10月30日(火曜日)

3つ

 去年の11月のCOMITIAから始まって先日のM3までの一年間で、身の回りで3つのサークルが同人誌即売会デビューを果たしました。…といっても、それまでの間に他のサークルのお手伝いなどで参加していたり、ネットで作品を公表していた方々なので、厳密な定義では自分のサークルで自主的に、と言うことになるのでしょうか。
 その方々とは、もうネット上では3年以上のおつきあい(もうすぐ4年)になっていて、元々何かを作ることに精力的な方々で、よくその手の会話をしていましたけど、同人誌という場所でこうやって繋がりができていくというのはやはり感慨深いものです。もちろん、私はその方々の作品が好きなので、本やCDという形でそれを手元に置いておくことができるうれしさというのもありますが。

 類は友を呼ぶとはいいますが、こうして仲間が増えるとやっぱり嬉しいですね。

 お互いに活動ジャンルも違えば表現媒体も違いますけど、同じ同人サークルとして今後は付き合っていければ幸せなのかなあと思います。

最近再生した曲(最新5曲)

foo_ftpput (FTP Uploader) / Powerd by きたへい

初出: 2012年10月1日
更新: 2012年11月5日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2012 SUZUHIBIKI Yuki

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