創作文芸ジャンルでよく見かけるディスプレイが本の帯やPOPに説明文を書くことが上げられると思います。何度か日記にも書いたとおり、私が最初に同人誌に帯を巻くという発想を知ったのは、「そうさく畑」でスペースナンバーと価格を記載した帯を巻くことがルールになっていたところからですが、「そうさく畑」に限らず、COMITIAを眺めていると、文芸スペースは帯の採用率が高いなあと感じます。
それもそのはずで、よく言われていることではありますが、文芸の同人誌は見た目で中身を判断しづらいという傾向があるため、帯で作品をアピールするという流れになるのでしょう。実際、即売会でのディスプレイについてやりとりしている掲示板では、文芸サークルが帯を巻くようになってから売上が伸びるようになったという趣旨の発言をよく見かけます。
ですがこの帯(またはPOP)、サークルによってけっこう作りが違っていて、付箋紙のような物に走り書きしてあるサークルから、アクリルのPOPスタンドに納めていたり、パソコンで作成していたりといった作り方から始まり、1行でずばり言い切るか、複数行の説明文調で書くかといった表現方法に至まで、それこそ千差万別です。
ただそう言った手法・デザインをさしおいても気になっているのが、「見やすさ」です。手書きの文字が読めないとかそう言うことではなく、そもそも文字が小さすぎて読めないといったものから、説明文が長すぎて読み切れないというものまで、とにかく「見やすさ」が気にかかっていました。
私自身も、今採用している帯の見やすさが良いとは思っていなくて、何度も作り替えてきてはいるのですが、しっくり来ていないのもまた事実です。
そんななか、群馬にいた時からお世話になっている(厳密に言うと最初に出会ったのはCOMITIA)鈴北千家さんが日記に衝撃的な写真を掲載しているのを見つけてしまったのです。
いえ。多くの人にとって「本の帯」というとこの様な写真をイメージすると思うのですが、ずっと文芸スペースの中にいたことと、「本を説明すること」に気を取られていて、帯の本質が「本をアピールすること」であると言うことを忘れてしまっていたため、この写真を見た時に「そうだよ、こういうのでいいんだよ!」と、気持ちを改めてリセットすることができたのです。
幸いと言ってはなんですが、今回のCOMITIA100では特に新刊もなく準備期間はわりとゆとりがあるので、帯を作り直すことにしました。(ゆとりがあると言っておきながら作業そのものを前日にやっているのは仕様です。)
次のイベントである夏コミ(当選すれば、ですが)ではReSin-ensの3巻を出す予定ですし、COMITIAで実験してコミケに反映させるという流れは今までもやってきたことなので、タイミングとしてはちょうど良いのではないかと思います。
一昨年の12月にパソコンを作り替え、今年に入ってからプリンターを買い換えましたが、この「新しい環境」になってから一度も同人誌を印刷していませんでした。しかし今回、おかげさまで好評な黒髪本の在庫が大分減ってきたこともあり、黒髪本を増刷することにしました。
これが新しい印刷環境だっ!
普段はしまってあるプリンターを机の脇に設置すると、そこはあっという間に印刷所へ。
やっぱり回りくどいやり方をせずともA4幅に拡大無しの縁なし印刷できるA3プリンターは、色々と楽ちんなのです…。
本に収まっているのが新しいデザインの帯で、下に置いてあるのが前の帯です。
パッと見た時の文字数の少なさや全体的な見やすさは今までに比べて大分よくなったような気がします。なんと言っても作ってて楽しかった!
最初に作ったのが黒髪本とショコラだったので、まだ固い感じですが、百合はじめとReSin-ensのほうは、本の紹介ではなく本のアピールの方に梶を切れているのではないかと思います。
このほかにも今まで試したくても材料が揃っていなかった部分があったのですが、昨日の早朝買い出しでそれを実現できる物を見つけたので試験的にやってみる予定です。
それでは、当日、COMITIAの会場でお会いしましょう。
今のパソコンを作ってから一年半、ちらほら買い換えたい部品、買い換えないといけない部品が出てきています。
ざっとリストにまとめるとこんな感じ。
グラフィックボードについてですが、現在数日に一度起きているハングアップのエラーログを見てみると、どうやらグラボが起因になっているようです。割と酷使しているので思い当たる節もちらほら…。
メモリは3月の日記にあるとおり、6枚中2枚が死亡してしまっているので早くどうにかしたいところ。
HDDは一年に一度乗り換えていくのが今までの流れだったのですが、去年のHDD高騰でその周期がずれ込んでいます。
GeForceGTX 6xx系列の型番Tiを早く! 5xx系列は買いたくないんです。
今日の1時39分に、種子島宇宙センターからH2Aロケットが打ち上げられ、無事に成功しました。21回打ち上げて20回成功となり、成功率は実に95%超! H2ロケットの2連続失敗という歴史を経て確実に成長していると思います。
さて、打ち上げの中継は一部のCATVとインターネットのサイト(USTREAMやニコニコ動画)で行われたのですが、私はTwitterのアカウントと紐づけてあるUstで視聴することに。中継があること自体はネトゲ仲間から教えてもらっていて、その人とはネトゲでチャットしながら。その他の方々とはTwitterのタイムライン(友達として繋がっている人の発言がまとめて表示されるエリア)上で、いっしょに打ち上げを見守りました。
打ち上げを見守った人は合計6人。それぞれがそれぞれの自室で、インターネットで公開されている中継映像を見ながら過ごしたのでした。
よく、メールは非同期コミュニケーション、チャットは同期コミュニケーションなどと分類されますが、チャットは一対一の場合は送信・返信のプロセスをきわめて短い間隔で行っているので、同期・非同期とはまた違うような気がします。それに対して、動画の生中継とそれにリアルタイムでコメントを書き込んでいくというプロセスは、コミュニケーションとよべるかどうかはともかく、確実に同期しています。
一度もあったことのない人達と、ロケットの打ち上げ中継という動画を魚に「いっけー!」や「おめでとう!」と叫び合う。間にあるのが空気ではなく通信ケーブルになったパブリックビューイングに近いのかもしれません。
訳のわからない文章になりましたが、ネットでロケット打ち上げを見られるようになる時代だよというお話。はやぶさのときもそうでしたが、今回も民放による中継はありませんでした。まあ、天候によって当日まで打ち上げされるかどうかわからないもののために番組の枠を確保しておくのも難しいのかなと、好意的に解釈しておきましょう。何年か前に、巨人が優勝を決めた試合を日テレが放送しなかった(放送権は持っていたけど直前に放送しないことを決定した。代わりに放送したお笑い番組の視聴率は一桁)という事件があったような気がしましたが、各局一様にお笑い番組を放送するよりも、どこか一局だけ打ち上げを放送した方が、番組をえらぶ楽しみがあると思います。思えば、昔は、どこの局を選ぶかで悩みましたけど、いまはどこも同じだからどうでもいいやとなってしまいますね。
おっと、いけないいけない。気がついたら愚痴になっていた。
今回のH2Aには、三菱重工初受注となる商業人工衛星を搭載していて、無事に打ち上げることができました。今後、日本のロケットが他国の衛星を打ち上げるという商用利用に弾みが付くかもしれませんね。
国内の大学がつくった人工衛星をロシアのロケットが打ち上げたというあの報道を聞いた時は無性に悔しかったものがありますが、これからはそう言う時代でもなさそうです。
最後に。夜間打ち上げというのは2年ぶりのようですが、前回の打ち上げ当時の映像ですごく綺麗な動画があるので紹介しておきます。
今の予報だと曇り空だし、日食グラスは買わなくて良いよねと油断していたサイトの管理人は私です。
それでも、デジカメ内蔵のNDフィルターと天然のNDフィルターでなんとか撮影できましたよ。
むしろ、普通に日食グラスで見るのと違って色味があって面白いと思うのですよ。