2月の日記

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2011年2月1日 (月曜日)

新年明けましておめでとうございます

 気づけばこの行事、2002年から続けている(写真として残しているのは2005年から)ので今年で9年目なんですね…。よく続けていると思います。

 さて、毎年毎年アイスと栞をセットで写真に収めるだけだとつまらないので、3D元年とマスゴミがあおっていますので、便乗してみようと思います。

 誕生日おめでとう!(交差法)

 ということで、立体視です。カメラの位置の都合で大して浮き出てきませんが、一応立体写真になっていると思います。交差法のいいところは手軽に立体写真を作れるところですね。というか、平行法での撮影の仕方を私が知らないだけですけど。

夏コミのサークルカット

 詩唄いさんからサークルカットが小さくなるといった話を聞いていたのですが、微妙にニュアンスが異なるようです。単純に私の聞き間違えかもしれませんが…。
 このことに気づいたのは年末に行われた冬コミのカタログ(1月2日に100円で購入)を読んでいた時でした。

 コミケのカタログは今までサークルカットを手作業で並べてそれを版下にして印刷を行っていました。その都合上、少し大きめに書いて(従来のサークルカットの大きさ)縮小するという作業を行っていたようですが、今回からDTPに移行すると言うことで、原寸サイズで書いてもらい、それを縮小することなく版下に利用するとのこと。
 従来は縮小することを前提として大きめのカットになっていたのが、そのまま使うようになることにより、相対的にサークルカットが小さくなってしまいましたが、最終的に出力されるサイズは変わらないようです。しかし、相対的にサークルカットが小さくなってしまったと言うことは、アナログで作っている人は書き込むのが大変じゃないかなと思います。

 カタログにはここまでしか記載されていませんでしたが、オンライン申し込みの割合が増えた(現在2/3)ことによる作業手順の変更でしょう。
 今までは、郵送申し込みについてはそれをそのまま版下に、オンライン申し込みについてはそれを印刷してそれを版下にしていた作業を逆転させる、つまり、郵送申し込みについてはスキャナーでデジタル化してそれを版下に、オンライン申し込みについてはそのデータをそのまま版下に使うと言う流れになりそうです。

2011年2月2日 (火曜日)

ジャストシステムの技術力(または完成度の高め方)

 ここ数年のジャストシステムの技術力というか開発力というか完成度の高め方というか商品の魅力ってどんどん落ちている気がします。

 一太郎の発売まで後8日となりました。今年の一太郎は同梱されているソフトからラインナップまで全てを斬新して挑むようなのである程度期待はしていましたが、届いた(会員なので)パンフレットを見てみると、新機能の少ないこと少ないこと。
 尤も、私は一太郎には新機能の実装よりも、描画の高速性だったり、インターフェイスの使い勝手だったり、完成していると思えない各種機能の洗練を願っている立場なので、新機能の実装については特に重視していませんが、改善も含めて今年の一太郎は今までで一番酷いのではないかと思っています。

 特に、一太郎の最上位版に同梱されるポータブル版の一太郎。Firefoxは特定のバージョンならUSBのフラッシュメモリに記録して使えますが、それの一太郎版です。ソフトをインストールしなくても、そのUSBフラッシュメモリをパソコンに接続すれば、どこでも一太郎が使えるということを売りにしています。
 しかしこのポータブル版一太郎。管理者権限でログインしていなければ使えない事が明らかになりました。管理者権限がもらえるような環境なら自分でインストール(一太郎は複数台インストールが認められている)するでしょうし、そう言った環境で使えるということが目玉になるはずのポータブル版一太郎が、これでは非常にお粗末です。特にVista以降、通常はユーザー権限でログインして、必要な時だけ管理者権限に昇格するUACが実装され、全てのユーザーに管理者権限が割り当てられているとは言いづらいご時世なのにもかかわらず、管理者権限が必要とされているポータブル版一太郎に何の魅力があるのでしょう…。
 しかもこの微妙なポータブル版一太郎が声高々「最上位版にのみ同梱されます」とアピールされている時点で、ジャストシステムの技術力の限界を感じます。

 リュウミンフォントの同梱についても、一太郎以外からは使用できないようにプロテクトされているようですし、これもまた中途半端な実装だと思います。オフィス文章は互換性こそが大事なのに、フォントがインストールされていない環境で開いたときに表示内容が変わってしまう(フォントの置き換え)フォントに意味があるのでしょうか。
 しかも、ジャストシステムは「ウェイトを使い分けず、文字を「太字」にして使用した場合、本来の余白の部分がつぶれてしまい、フォントの美しさが損なわれます。結果的に視認性も悪くな り、読みづらくなってしまいます。ウェイトを使い分けることで、強調して見せたい文字も文字本来の美しさは損なわれません。 キリ」(キリは著者挿入)と述べているのに、一太郎がウェイトの切り替えに対応していないというお粗末な実装。ここで言う切り替えに対応していないとは、次のような意味です。

 フォントのウェイトの切り替えにまともに対応しているソフトの場合、フォントを選ぶメニューは

このように表示され(ウェイトが変わっていてもひとつのフォントパッケージとして表示される)、フォントを選んでから別の場所でウェイトを切り替えられるようになっています
 しかし、フォントのウェイト切り替えにまともに対応していないソフトの場合、

と表示され、全てのウェイトがそれぞれのフォント名としてリストアップされます
 しかもこのリスト、123ABCあいう順で表示されるので、一番細いフォントが一番上に来るとは限りません。例ではアルファベットの並びが反映され、中程度→一番太い→一番細い と並んでいます。これでは、パット見た時にどのリュウミンが一番太いとか細いということを確認できません。

 ウェイトの切り替えを実装してくれというのは何度かジャストシステムに要望していますが、未だに実装されないどころか、実装してないのにもかかわらず「切り替えで美しくなるよ!」とアピールされたら、どこまで本気なのか疑いたくなります。

 私から見た今年の一太郎の魅力は、ワイド画面前提のレイアウトになったことぐらいでしょうか…。

おまけのつっこみ

 一太郎2011スーパープレミアムの構成(一部抜粋)

 開発が間に合わないなら毎年出すのをあきらめたら? MS Officeも98が出た頃はWord98にExcel97という構成だった気がしますが、それ以降はきちんとそろえて発表していますよね。あのMSですら数年おきの発表だというのに、そのMSよりも開発力が劣るのだから、毎年発表しなくてもいいのに…。

 前回は一太郎Suite(当時の最上位版一太郎)を購入しましたが、今回は一太郎プレミアム止まりかな。

2011年2月12日 (土曜日)

情報リテラシー

前書き

 一部の人を除いて現在の小学生や中学生の親世代のパソコンに対する触れ方というのは、「仕事で必要だったから仕方が無く覚えた」や「職場でパソコンの導入が始まったからあわてて覚えた」という部類ではないでしょうか。私の見る限り、現在の中間管理職世代がそのあたりになると思います。
 学校の先生なんて言うのもそれと同じで、教える子供達の方が携帯やパソコンに幼い頃から触れているのではないでしょうか。私が携帯を買ったのは大体11年前でしたが、当時は「高校に入学したら携帯電話」という世の中だったと思います。それより数年ほど前、大人達の間で携帯電話が普及しはじめたと記憶しています。

 上が本筋と関連のある話かどうかはともかくとして、1月下旬頃からつい先日にかけて起こった出来事について触れてみようと思います。この手の話題というのは、サイトの管理人だけが集うような場所で酒のつまみに出もしながら語るぐらいが丁度いいと思うのですが、このサイトが世に与える影響力の微妙さや、今まで日記で取り扱ってきた話題と比較しても大差ないと判断して、少しばかり書き連ねてみるとします。

事の起こり

 1月下旬、当サイトのメールフォーム(厳密には簡易コメントフォーム(各ページの末尾にあるコメントフォームですね))から、本当に些細な、それでも穏やかではない発言が投稿されました。ネットに長く居座っておりますとこの程度の発言なんてしょっちゅうであり、いまさら目くじらを立てるほどのものでも無いのですが、ふとアクセスログからその発言を辿ってみることにしました。
 IPアドレスからの逆引きはできませんでしたが、そのIPアドレスを含むIPアドレスを管轄している場所がわかったのでそれについて調べてみると、発信元はとある教育機関のようです。ここで言う教育機関とは学校のような場所ではなく、学習センターとかそう言った趣の場所であると付け加えておきます。
 早速その教育機関について検索すると、その機関のウェブサイトにたどり着くことができました。

 先にも触れましたが、「この程度の発言は気にしない」としながらも、発言元が教育機関だったことに落胆したため、あえて反応をしてみることにしました。

 早速その機関宛てにメールを書くことにします。大体の内容は次の通りでした。

  1. あまりよろしくない発言が届いたこと(送信された文言を含めアクセスログを開示しました)
  2. このような発言は珍しくはないが、教育機関から送信されてきたことに落胆する。
  3. 投稿者の具体的な行動(サイトへ来た経路(リファラ)、時間、投稿したタイミングなど)
  4. その教育機関が発行するガイドラインを引用し、ちゃんと教育してねと応援。
  5. このメールが犯人捜しを要求するものではないこと。このメールを教材として今後も教育に励んで欲しいという胸。
  6. 同様のメールを、施設を管轄する行政側にも送信したこと。

 同様のメールをその施設を管理する行政の窓口にも同時に送信し、この日の作業を終えました。

返信と対応

 数日後、施設から次のような返信が来ました。

  1. 該当のコメントは授業中に送信されたこと
  2. 当該学年の全学級で、道徳の授業「けいたい電話のおとしあな」を実施し、誹謗中傷が人に与える影響や、犯罪に進展する可能性を指導
  3. 学内全職員に対して「児童に対して、情報モラルの指導の徹底」及び「教職員の注意喚起」を指導
  4. 個人の問題ではなく、学校の問題としてとらえ、今後も情報モラルの問題に対して話し合いの機会を設け、一緒に取り組んでいく所存であること。

 おもしろいと思ったのは2番の道徳の授業でしょうか。私の時代には道徳はありましたが、この様な単元はありませんでした。教育の内容はその時代に応じて変化しているものだと実感しました。
 あと、児童としているので送信者は小学生だった(学校教育法では12歳まで。児童福祉法18歳未満)のでしょう。
 指導の中身については触れるつもりはありません。向こうがそう言うのであればそうなのでしょう。こういった教育の効果が得られるのは数年というスパンを見なければなりませんし、今この場で何かを言うことは難しいと思います。

 この事件を通して私が送信者に対して言いたかったことというのは、ネットが匿名ではないということです。
 今日もネットの掲示板で通り魔予告(DSのフリースポット経由で書き込んだのによく見つけたよね)をした中学3年の身柄が確保されました(高校入学できるかな…)。最近の警察は予告された日に実際に警備を行った上で、威力業務妨害で逮捕するというのが通例のようです。一昨年の夏コミもそんな流れでしたね。

 些細な言葉にも言霊は宿る。
 多くの人々が個人サイトやブログ、トゥイッターといったネットのサービスを使いながら言霊を発信する時代です。今一度、自分の書くこと・言うことについて落ち着いて考えることができたいい機会になりました。

最後に

 本来なら、冷静になって「これは一時のイタズラだからスルーしよう」と、スルースキルを発動させるのが私の役目なのでしょうけれども、あえてこの様な対応を取ってみました。その結果は上の通りです。
 書ききれなかった私の思惑もたくさんありますが、ひとつ記録として日記に書いておこうと思います。

 最初に送ったメールのタイトルに誤字があった。死にたい。

2011年2月15日 (火曜日)

Firefox 4.0b11

 そう言えば昔はFirebardだったかな、と当時のことを思い出しつつ、Firefox4.0b11を導入してみました。αではなくβですし、気にせずインストールしました。一応、3.6のプロファイルのバックアップは取ってあります。

 インターフェイスはGoogleのChromeでもおなじみのタブを中心とした構成で、メニューバーはデフォルトでは非表示となっています。メニューから表示しているメニューはブックマークがほとんどですので、ブックマークをツールバーから操作できるように変更しつつ、PrefBarを導入してこんな感じに
 メニューバーがない上に、各種通知領域も細くなったりしており、一度に表示される量が増えているようです。

 私自身はFirefoxのヘビーユーザーというわけでもないので、導入しているアドオンはかなり少ない方だとは思いますが、結構シンプルにまとまりますね。

2011年2月22日 (火曜日)

確定申告

 今年は確定申告を行う必要があるで国税庁のウェブサイトで入力してみたら、年金関係による調整により、還付金が6万近く戻ってくることがわかりました。6万ってかなり大きいですよね。2年前にも割と大きな金額の還付金を受け取りましたけど、そのときは2万円でしたので3倍ですね。
 欲しかった財布も買えそうです。

 この欲しかった財布、長財布なのですが、長財布にしては珍しく小銭入れと札入れが二つずつあるタイプで、半年ほど前から欲しかった物でした。もちろん、これらがあることによって長財布の特徴のひとつ、スリムであるということは多少目を瞑ることになりますが、私の使い方としては二つあると言うことの方が重要でしょうか。
 実際の購入は還付が行われる一ヶ月から二ヶ月先になりますが、いまから楽しみです。

 売り切れフラグについてお待ちしております。

2011年2月24日 (木曜日)

404

 2月に入ってからのアクセスログをまとめてダウンロードして中身を確認。なにやら404が多発しているようなので原因を調査してみたら、バナーのアドレスを変更したことに起因していることがわかりました。実はリニューアルに備えてディレクトリの移動などをちなちま行っていたのですが、その過程でバナーのURIも変更していたのをすっかり忘れていました。
 サイト内からのリンクについては全てソフト任せによるリンク切れチェックを行っているのですが、外部サイトからのリンクについては完全に盲点でした。

 ということで、各種登録サイトにおけるバナーのアドレスを全て最新の情報に更新しました。欠点としては、サイトの更新を行っていないにもかかわらず、サイトの登録情報が更新されて検索ランキングが上位に…。まあこれも、私の不徳の致すところ。

ブックマークの整理が功を奏した

 肥大し続けるブックマークを前にして頭を抱えるのは私だけではないと信じたいものです。定期的に整理しているとはいえ未だに3桁を超えているこのブックマークは、利用していない部分も多いでしょう。
 そんな中、数年前に蒼瀧さんから教えていただいたブックマークの簡単な整理法として、よく使うフォルダはその名前の先頭に番号を入れておくという物でした。

 それを聞いて私は幾つかのフォルダに番号をつけたのですが、その中のひとつが「000 各種管理」です。フォルダを名前順に並び替えてもこのフォルダは常に先頭に来るため、非常に管理がしやすくなりました。ちなみにもう一つのフォルダは010で、定期的に巡回するサイトを登録してあります。
 肝心の000ですが、この中にはサイトの管理に関するブックマークが全て収録されていて、サイトの情報を登録してあるページはもちろんのこと、さくらサーバーのコントロールパネルや私が運営する他のサイトなど、とにかくウェブにおける私の活動を全て網羅するないようになっています。

 これのおかげで、今回の情報更新も非常にスムーズに行うことができました。フォルダの中にあるブックマークを上から順番にクリックして、情報を更新していくだけですからね。

 一番苦労したのは、夢の音楽館の管理者情報の更新で、パスワードがわからなかったこと。脳内ディクショナリーアタックを試すものの、全てハズレ。結果としてログインできましたが、予想外のパスワードでした。バナーのアドレスを更新しつつ、今の命名規則に則って新しいパスワードを設定、無事に404を解決することができそうです。
 ところで、夢の音楽館は最後の更新から丸1年が経過しているようですが、管理人の夢の音さんは元気でしょうか…。

そもそも…

 このサイトのバナーって未だにgif画像なのね…。これを機に全部PNGにすれば良かった…。

27時って言ったら「聞いたことねーww」って言われた

 番組名とかは一切知りませんが、日テレの木曜24時から始まる40分ドラマが何気におもしろくて、毎週見ています。男性と女性のペアが問題を解決していくという筋書きですが、この主役の男性に付き添っている女性のうざさが…っと、本音が不自然にこぼれた。

 ドラマの筋書きとしては、問題が発生、男女が出てくる、問題を解決していく、謎解きで真相がちょっとひっくり返る、といった流れ。このちょっとひっくり返るというところが結構私好みです。

2011年2月27日 (日曜日)

小銭がいらない日

 男物の長財布は一緒に小銭入れを持ち歩く前提になっていることが多く、小銭入れが付いていないか申し訳程度で、女物の長財布は財布ひとつに全ての機能を担うことが目的になっているのか、カードいれや小銭入れが豊富というイメージです。

 次の財布は長財布にしようとして色々考えているところですが(一応候補は決まっている)、その財布は割と小銭入れが充実しています。
 しかし、ちょっと立ち止まって未来のことを考えます。電子マネーがもっと普及してくると、小銭入れの必要性はもっと薄れるんじゃないかな、と。実際、1000円以下の決済をほぼEdyに統一している人もちらほら見受けられますが、そう言う時代はもう一年とか二年先という近いところにあるのでは、と思ってしまいます。
 尤も、近所のスーパーレベルで電子マネーに対応してくれることが前提ですけどね。ただ、これについてもクレジットカードがもっと身近な存在になると、また話は変わってきそうです。

 数年先を見据え、小銭入れについてはあまり考えないようにするか、今の私にあうものにするか、この選択肢は結構難しい。
 現時点で確かなことは、人間は一度でも失敗しないと、本当に正しいもの(自分にとって本当に必要だったもの)は手に入れられないと思うのです。

 財布に入れるお金? さあて、何のことかしら。

初出: 2011年2月1日
更新: 2011年2月24日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2011 SUZUHIBIKI Yuki

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