2007年2月の日記 -2冊目-

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2007年2月15日 (木曜日)

タイトル未決定

一ヶ月のずれ

 今頃になって、九十九電機が、お勧め電源一覧というページを作った。あと一ヶ月早ければ…。

 それにしても、そのページで、VISTA時代の標準電源といった感じで紹介されている電源があるのですが、735Wって………。そのうち、グラボにもAC100Vを直接供給する日が来るのでは、と思ってしまいます。
 まあ、外付けのグラボなんかは、実際に100V直接供給でしょうけど。

2007年2月16日 (金曜日)

機械というレベルですらない

まだまだ現役

 私の学業人生の中で最難関の教科を何とか突破し、そのことを親に電話したときの話。
 喜び勇んでその教科の合格を勝ち取ったことを報告すると、親も喜んでくれました。そして、親の一言。

「この間のテストで59点で赤点だった(資格試験の勉強中)けど、頑張って次のテストで89点取ったんだ」

 なんていうか…もう…良くやるよ。合格ライン60点のテストで60点取って合格した私とは大違い。ビバ! 隔世遺伝!
 以前も書いたかも知れませんけど、帰省したら「大学の助教授になっちゃった、てへっ☆」とか笑いながら言えるって、凄いなって思う。そして、身近なところに目標があるって、大事だと思う。

 そういえば、今の学校の面接で「尊敬する建築家は?」と聞かれて「祖父」と答えたとき、「もっと世界的に有名な人で」と言われました。
 尊敬する対象者は個人の自由であって、それが家系の中の人物であっても私は問題ないと思います。特に「家族」が疎んじられるこの時勢において、素直に自分の家族の一人を尊敬できると公言できるということはそれだけでも凄いことだと自己認識します。
 その当時、「もっと世界的に有名な人で」と聞かれたときは上手く答えられなかったのですが、今だったらこう切り返すでしょう。

「身近な所に尊敬できる人が居ることは素晴らしいことですし、私はこの環境に誇りを持っています。」

 それに、雲よりも更に上にいる人を尊敬したとしても、尊敬以外の事柄についてあまり得ることがないと思ってしまうのです。わかりやすく書いてしまえば、あまりにも遠いところにいすぎて、実態がつかめない、といったところでしょうか。

 また、楽曲においては最も顕著ですけど、アーティスト単位で物事を好きになると言うことは滅多にないので、「尊敬する人は?」と問われて、特定の人物をあげることは、私にとって難しいことの一つだと言えます。
 と、とある先生に向かっていったら、「尊敬する人を聞くって、結構変な質問だよね」と言っていました。

 閑話休題。いや、うん。本当に良かった。
 先週の今日の日記の「オワタ」を「終わったー」に修正します。


 殆どの事柄において、生まれよりも育ちなんですけどね。そう言った意味では、二世議員が多い国会って言うのは人間的に矛盾だらけ。
 女性が「産む機械」なら、男性は「会社の歯車」で、機械というレベルですらない。そんなツッコミを入れておきます。

年齢の数だけ

 年齢の数だけロウソクを立てるとか、年齢の数だけ豆を食べるとか、そんな風習が日本にはありますけど、年齢の数だけ同人誌が売れればいいのにとか思った私は、長期的に見れば非常に向上心のない人間と言うことで、よろしかったでしょうか。

写真の神

 現在、そのフォトショップの腕を見込まれて、二つの卒業制作の画像加工を手伝っています。他の人の写真を弄るって、緊張しますね。この辺りは、素材の加工にはない緊張感です。

2007年2月17日 (土曜日)

タイトル未決定

着々と進行中

 希望風の新しいウェブサイトの構築が着々と進行しています。いやもう、本当に軽いサイトです。殆ど完成というレベルなのにまだ容量は41kB。ナローバンドにも優しいですね。
 片や、340MBのサイトを運営している人が作っているとは思えません。

2007年2月18日 (日曜日)

奏でよ

字幕版と日本語訳版

 映画館で洋画を見るときは専ら字幕版を見るようにしています。この手の話題をするといつも『Independence Day』の大統領による演説シーンの話を思い出します。
 『Independence Day』の演説シーンは、物語のクライマックスですが、台詞の最後に「Independence Day!」と大統領が叫ぶことによって完成します。しかし、これを日本語訳版で見ると、「今日が人類の独立記念日だ!」とか言い始めるわけですね。この台詞のかっこ悪さと言ったら、筆舌に尽くしがたい感じ。
 金曜ロードショーなんかでは日本語訳版を採用するので、いつもこのシーンでそれまでの盛り上がりが一気に冷めてしまいます。

 かといって、自宅で映画を見るときにも字幕版を見るとなると、どっしりと腰を据えてみないと(字幕を一字一句追いかけないと)何が起こっているか理解できません。ですから、自宅で映画を見るときは専ら日本語訳版なのです。
 これなら少し作業をしながら映画を見られるというもの。
 おおよそ、大きなテレビやホームシアターに必要性を感じない私は、映画を一種のBGMとして楽しんでいる節があるからでしょう。

 多少脱線しますが、『ホームアローン』や『裸の銃を持つ男』、『ホットショット』といったコメディーは日本語訳じゃないとつまらない映画ですね。

 さて、先日、映画を見ながら掃除をしようと思い、『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』のLDをプレイヤーにセット。再生ボタンを押し、「さあ掃除だ!」と気合いを入れたのですが、これがまた大誤算。このLD、字幕版なんですよ。
 案の定、クライマックスの残り二十分。掃除機をほっぽり出して正座をしながらまじまじと映画を見る私。

 雰囲気が伝わってくるのは撮影時に使われた言語ですけど、家で見る分には日本語訳の方にやはり分がありそうです。
 最も、DVDなら全て解決なのでしょうけど。

マウス検定何級ですか?

 作って以来、別の意味で人気な『みずいろ』のOPテーマ、『みずいろ』のmp3。アマチュア声優さんの手によって歌われたり、アマチュア声優さんの手によって歌われたり、アマチュア声優さんの手によって歌われたり。
 一時期GDAにも移植されたりと大人気ですが、今度はサリングという音ゲーにSasaさんの手によって移植されました。

 サリングという音ゲーはこの機会に初めて知ったのですが、PARAFLANOIAというサイトで基本プログラムが配布されているようです。
 BM98やGDAやDDRが迫ってくる記号を見ながらタイミング良くキーを叩く受動的ゲームなら、これは出現する円を追いかけて行く能動的ゲームといえるでしょう。
 線形上に記号が迫ってくる先の三つに比べて、二次元平面上に円が出現するので、見た目にも美しい音ゲーといえるでしょう。

 『みずいろ』はテンポもゆっくり目で比較的プレイしやすいので、レベル1は初心者向け。レベル4は中級者へのステップアップとして楽しめそうな位置に『みずいろ』はあります。是非プレイしてみてください。
 マウス操作が苦手な人は、そこいらのマウス練習サイトよりも、音ゲーで遊びながらマウス操作の練習を。この際、クリックとダブルクリックは無かったことにしておきましょう。


 Sasaさんの作るサリングの中でお気に入りなのは、あの有名な403氏の作った楽曲『夜雲流 ~闇風~』を元にしたもの。まだこの曲をクリアできる領域ではないのですが、とにかくリングの出方が格好いいんです。鑑賞モードで楽しむのが吉。
 ちなみに、マウス検定一級の私は今現在『路上のギリジン -Shou+rt Mix-』の攻略が完了したばかりです。こちらも有名な楽曲ですね。

2007年2月19日 (月曜日)

水深327m

運命の選択とまでは言わないけど

 別に、運命の選択とは言わないのですけど、少しばかり悩んでいることが。あることを実行するか否か、といった、二者択一のジレンマ。
 でも、展望を広げるためには実行した方がいいでしょうし、それによって打ちのめさせる可能性も若干あったり。まさに、パンドラの箱。

 切りもいいし、やってみることに害はないのでしょうけど。

終わった

 一応、卒業制作のお手伝いが終了。これで手伝った相手が卒業できなかったら十和田湖の中湖に沈めます。

2007年2月20日 (火曜日)

いやあ、今年の国会はネタにしやすいね

予定では

 ReSin-ensの第二巻が出来上がっている頃だったりしますが、実は先日執筆を再開したばかりだったり。今年中に二巻の発行という目標を達成するためにも、気合いを入れて春のうちにある程度進めておきたいところです。

メールフォームシステム差し替え

 使っていたバージョンにセキュリティーホール(たぶん、入力した構文によってファイルを添付されてしまうといったたぐいの問題)があったらしく、最新のものに差し替えました。
 これと言って特記するほどのものはありませんが、通常メールフォームにタイトルを入力する欄を付けておきました。これで、通常メールフォームを使う人の悩みが一つ消えるかも知れません。
 今まで、本文にタイトルを書かせてしまって申し訳ないです。

今頃告知

 本文の修正程度の更新内容は更新記録としてすら残さないのですが、今月の11日に、雪待終夜の紹介ページの文章を8割方差し替えていたりします。去年の夏コミに合わせて色々と変わった部分があってそれを反映させたという表現が正しいのかも。
 一応、「お品書き」、「帯」、「見本誌」といった、雪待終夜主力物品の説明をきちんと書いてみました。

 ちなみに、『雪待終夜』のロゴマークって、まだ決まっていないんですよね。既成事実として、サイトで紹介してある画像を二冊の同人誌に使っているのですが、あまり納得がいっていないのも事実。
 まあ、同人誌の背に使うのはロゴマークというよりは、同人サークル名紹介程度の意味合いしかないので、まだ既成事実とも言えないのかな?

国会議事堂内、挨拶推進運動

 私の国会に関する持ちネタといえば、

と言ったものが浮かぶのですが、今日は新しくネタのレパートリーを加えたいと思います。

 国会議事堂内、挨拶推進運動。

号令 「起立! 礼! これから閣議を始めます!」
閣僚 「はじめます!」
総理 「みなさんおはよう。」
閣僚 「おはようございます。」

 美しい国作りのために、態度の悪い国会議員は、小学校レベルの挨拶から勉強していただくことにしましょう。
 登山の愛好家なんて、見知らぬ人でも山道ですれ違ったら挨拶をするというのに。いっそ、国会議員全員で富士山美化運動とか、面白いかも。挨拶もするようになるし、富士山も綺麗になるし、一石二鳥。

2007年2月21日 (水曜日)

それでも私は青森が好き

反平和的に解決

 青森県にはご存じ、十和田湖という湖が存在していますが、秋田県との県境にある上に、その境目はまだ決定していません。

 さて、日本に存在する祭りを漁ってみますと、その中に境界を争う祭りが存在していることがわかります。二つの町(村?)同士で戦い、勝った方がある土地を得ることが出来る、という祭りです。

 ということで毎年青森県と秋田県にはこういったケンカ祭りのようなものを開いていただいて、勝った方がその年の十和田湖を占有する、ということでどうでしょうか。毎年といわず、閏年だけでもいいですし、子の年にやる、といった類でもいいですし。
 それにほら、毎年青森・秋田・岩手の三県合同で行われる国境祭りなんて言うのもありますし、これを上手く利用すればいいんですよ。


 夏から秋にかけて東北六県は祭りの季節になりますが、それらを全て回るというのはあまり効率的ではないと思います。ということで、国境祭りをお勧めしておきます。三県合同とあって、

このように数々のお祭りを開催期間二日間の間で全てを見ることが出来るのです。
 ね? もの凄いお得感。
 ちなみに、ねぶたやねぷたの様な大きな山車をどうやって運んでいるかというと、あれ、分解できるんですよ。

 更にちなみに、ねぶたの事例しか知らないので対象をねぶたとますが、あの山車は祭りが終わったら海に送られる運命なのですが、場所と運搬料金さえ用意すれば、貰うことが出来るはずです。
 某ホテルなんかは、使わなくなったねぶたの山車を買い取って、ロビーに飾っていますから。一家に一台、ねぶたの台車はいかがですかー?

 も~っと! ちなみに、関東圏にお住まいの方は、毎年東京ドームで開かれる青森県の出張祭り『活彩あおもり大祭典in東京ドーム』に参加するのも有りです。高さ数十メートルを超える復刻版立倭武多(たちねぷた)を見ることが出来ますし、青森県の名物を買うことが出来ます。

 いい加減止めろと言われそうですが、さらにもう一つ。DTMerをはじめ、音楽をたしなむ人は、津軽三味線の演奏を一度聴いておくと良い経験になると思います。

 と、ここまで書いて思うのは、私はやっぱり青森県のことが好きなんだなあと。条例で定められた最低賃金が時給610円だとしても。これでも608円から610円にパワーアップしたんだからね。

日記でメールレス

 日記に黒髪の描写についての苦労について書かれていましたが、私も実は今、それでつまずいています。
 私の場合、挿絵も自分で描くので、もしかしたら読者が文章を見て感じたイメージと、私が描いたイラストのイメージにズレが生じているのかもしれない、と考えてしまいました。

 この辺りの理由は、私が小説に挿絵を挿入しない理由と似ているのかなと思ってみたり。
 私自身は絵を描かないので、私が挿絵を入れると言うことは無理ですが、挿し絵を入れるという行為そのものに不可能はありません。例えば、絵師を募集して描いて貰う、ということでもいいはずです。
 しかし、この場合、私が抱いている像と、絵師が結ぶ像というのにはどうあがいてもギャップが発生してしまいます。この辺りが、読者と作者のイメージのずれに似ていますね。
 そのギャップが私は両手を挙げて喜ぶべきことではないと考えていますし、手作り製本と言うこともあって、「ここまで来たら全て自分の手で」という目標の下、基本的に挿絵無しで勝負しています。
 嫌な表現をすれば、挿絵のあるなしで売り上げは大きく変わってしまうのでしょうけど、それでも私は挿絵無しという方針を貫いています。

 対象者がより大きくなってしまいますが、ReSin-ensなんかでは挿し絵を入れていますけど、挿絵に描いてあることは本文中で描写しない、という形をある程度持たせています。絵と文から得られるイメージのずれを解消するのでは、という妄想の元に。

 こういった悩みというのは、絵と文をたしなむ人独特の悩みでしょうね。

綺麗な髪の人って、女性・男性を含めて好きです。その気持ちを素直に伝えていけたらいいなと思ってます。実際の黒髪を触りながら書けたらどんなにいいことか!と思いながら書いてるときも多々ありますが、それでも、物を書くときは私が一番贅沢を感じるひと時でもあります。

 最近、私は即売会の存在に感謝するようになってきました。別のサイトの掲示板に書き込んだのですが、自分の表現した作品を他の人に見て貰える場所があるということは素晴らしいと思うのです。

 黒髪に関しては、流石に、実際に触りながら描写するわけにはいかないので、頭の中に超高性能な描画装置を設置した上で、それを元に描写している次第。

 ちなみに、一番贅沢を感じる一時は、おやつを食べながら小説を書くときです(笑)。

 というか、甘いものさえあれば、幸せを感じられるんじゃないかと、自分の単純さに惚れそうです。

春と言えば

 桜餅の季節。
 菱餅の季節。
 春闘の季節。

 桜餅も菱餅も春闘も、俳句の季語にはもってこいですね。

 春闘で
 あげろと叫ぶ
 給料を

ディレクトリの移動

 副産物の下にある即売会報告を、即売会情報の下に動かすために、色々とリンクを調整中。同時に、欠番だった『そうさく畑 東京18』の情報も、当日の販売物やスペース番号だけながらもHTMLとして作成しました。
 これで、サークル参加したイベントの全てに、当日の発行作品を付け加えたことになるはずです。

 五周年という区切りの意味もあるのですが、希望風ウェブサイトの再構築に当たって、きちんとデータを整理しようという目標があるのも理由の一つ。
 情報として残るウェブサイト、そんなウェブサイトってあこがれますね。

 肝心の更新は、明日辺り、一つのサプライズと共にお送りいたします。

2007年2月22日 (木曜日)

臆病者と罵れ…ハァハァ…もっと罵って

いつから私達は臆病になったんだろう (02:29)

 がむしゃらにイベントに出ていた同人活動初期。参加したことがないイベントにいきなりサークル参加することだって、恐れることがなかった同人活動初期。
 気が付けば、一度は一般参加してから、サークル参加をするようになった現在。私はいつから臆病になったんだろう。

 「場の空気を読む」、「慎重に」そう書いてしまえば理に適った行動とも取れる。でも、ドキドキ・ハラハラ感はなくなってしまう。
 前橋だって高崎だって、過去に一度は一般参加してからサークル参加をしている。高崎に至っては、五回も一般参加した上で、二年以上の時間を空けてのサークル参加だ。
 私はいつから臆病になったんだろう。

 場の空気を読むことは大切だ。サークルのディスプレイを見ながら、自分がどんなディスプレイをすれば良い意味でアピールすることが出来るかがすぐにわかる。
 でも、それだって、幾つかのパターンを想定してディスプレイの用具を持っていけば、初見でも十分対応できる。荷物が増えることなんて、同人誌の重みに比べたら微々たるものだ。

 高崎に初サークル参加するとき、私はとても緊張した。同時に、ドキドキした。同時にワクワクした。高崎への最後の一般参加は三年前。三年も経てばジャンルだってイベントの雰囲気だって参加サークル数だって大きく変わる。
 そんな、現状を知らずにイベントに参加する、という緊張感、そして、期待。これは、ここ最近のイベントではまず見られなかった。

 同人活動も五周年。たまには、初心に返ると言うことも大切なのかも知れない。

ということで、 (16:06)

 同じ金額と同じ時間さえかければ東京のイベントに参加できるという状況で、あえて他県のスタジオYOUイベントに申し込んでみるという暴挙。男性向けが強めらしいので、そう言った方に読んで貰いたいものです。

2007年2月23日 (金曜日)

本当におまけなんだってばっ!

所信表明演説

 私が住まうとことから宇都宮まで電車を使うと、往復で4000円程度かかります。そして、その移動時間は二時間程度です。同様の金額と、同様の時間を消費すると、私は都内で行われるイベントに悠々と参加することが出来ます。
 例えば、蒲田駅の近くにある、大田区Pioで行われる即売会なんて言うのは、当日の朝に出発しても、設営から参加することが出来るぐらいのゆとりがあります。
 都内には、最近は息を潜めましたが『そうさく畑』を始め、『コミティア』、『文学フリマ』等と言った、創作のためのイベントが複数あります。それなのになぜ、今、同じ料金と時間を消費して、あえて宇都宮の、しかも『おでかけライブ』なのか。

 元々、12月から2月にかけての即売会への積極的な参加は、今年一年私が忙しくなり、即売会に参加する機械が激減することに起因します。つまり、時間にゆとりがあり、参加できるうちに参加してしまおう、という魂胆だったのです。
 裏のことを書けば、「新しく出会った創作サークルに顔を覚えて貰おう」という考えもあったりするのですが。
 こういった行動も、今月の高崎で一旦終了する予定でした。なぜなら、年度末は時間の調整がしづらいからです。その上、4月からは本格的に忙しくなるのですから、ますます参加は困難になります。
 そう言った点で、積極的な即売会への参加は2月で終わる予定だったのです。

 しかし、久しぶりにイベントに積極的に参加してみると、「やっぱり同人誌即売会っていいな」という感情が沸いてきました。
 一定の金額を支払うことによって、ウェブ空間とは別の自由な空間で、自分の作ったものを発信できる環境がある。これはとても素晴らしいことですし、同人誌即売会の本質の一つだと思います。
 そういった恵まれた環境に直に触れ、エネルギーを貰い、なんかイベントに出たくなってきたなあ、という感情が芽生えたのです。

 それに、一応前橋のイベントに参加し始めて4年が経ちますが、「こなれてしまった」という感覚がでてきたのもあります。もしかしたら、連続でイベントに参加した、ということもこの感情を抱くきっかけになっているのかも知れません。

 そう言ったときでした。1月の前橋で、別のサークルが『おでかけライブ in 宇都宮』のことを話していることに気が付きました。カクテルパーティー効果を駆使して、その即売会の様子をある程度聞き取ることに成功し、「大きなイベントに参加するのも面白いかも」と思い始めたのです。
 全国各地でかつての盛り上がりはないといえど、宇都宮の募集数が1000で集まるサークルが半分に満たないという現状があったとしても、300SPを超えるスタジオYOUのイベントに、私は参加したことがありません。
 思い起こせば、『おでかけライブ in 前橋』は、募集SP数が300でしたけど、私が知っている範囲で言えば、それが満了することはありませんでした。募集SPが500だった、『おでかけライブ in 青森』には、直接参加をする機会がありませんでしたし、東北最大規模の仙台ライブなんて、行きたくても行ける領域ではありませんでした。

 そして、他のイベントの方向性が拍車をかけます。
 春と秋に開催されていた『そうさく畑 東京』は開催される気配がない、『コミティア』は基本的に創作漫画即売会である、『文学フリマ』は11月、『コミケ』は年に2回しかない。
 一言で言い換えると、興味がある即売会に参加する機会が、なかなか巡ってこないのです。
 この状態に、先ほど取り上げた、「こなれてしまった(倦怠感)」、「イベントに出たい」、「大きなイベントを見てみたい」が組み合わさり、最終的に、身近にある即売会で、今まで一度も参加したことが無く、しかも規模が大きい即売会、『おでかけライブ in 宇都宮』に白羽の矢が立ったのです。

 同人活動五周年を迎え、一種の節目とも捉えることが出来ます。5年の間に出来たことは僅かであり膨大でもありますが、最終的な結論は、まだまだ経験が足りないというところに帰着します。
 領分や見解、展望を広げる、すなわち、一皮むけた状態になるために、少しばかり勇気を出して、行ったことがないイベントにサークルとして参加することに決めたのです。

 前橋で知り合った創作サークルが一切参加しない領域でのイベント参加。でも、周りに知り合いがいない状態でのサークル参加は、身も蓋もない表現で言えば、慣れているのです(笑)。
 現時の人から見ても、一度も見たことがないサークルですから、お互い初めて同士の駆け引きなのです。
 私がどれだけの人の目を引くことが出来るディスプレイを作るか、どれだけの人に本を立ち読みして貰えるか、どれだけの人に本を買って貰えるか。
 自分の作品を発表するだけなら簡単です。でも、発表したものを閲覧して貰えるかは難しいことですし、それによって人の心を動かすことは更に難しいことです。でも、そう言った場所を提供してくれるのが、同人誌即売会なのです。
 『おでかけライブ in 宇都宮』だって、そんな即売会の一つ。いつも通りの私、雪待終夜本来の味を出すことが出来れば、それで十分だと思います。

歴史は繰り返される ~それは、人が学び進化していない証拠~

 あれ? なんだろう。このどこかで見たことがある光景は
 そして、予め買ってあって予備用の取っ手で修復。

新しい栞

 『洋菓子専門店ショコラ(略)』で表紙に使った紙のあまりを有効活用するために、新しい栞を作ってみました
 表紙に使う紙は210ミリ×420ミリという特殊なサイズで発注しています。しかし、実際に使うのは210ミリ×297ミリ+アルファぐらいなので、端の方が大きくあまってしまいます。そのあまった部分を取って置いて、有効活用してしまおう、というのがこの計画。

 元々は、手作り同人誌の作り方の指南書として公開されているサイトで見かけたアイディアなのですが、今回はそれを使ってみました。

 この手のものは予め本に挟んで配布してしまえばいいのですが、あの時は時間が無く栞を作ることが出来なかったため、時既に遅し。もう、何冊かは配布してしまった後ですからね。
 となると、後から配布した分にだけ栞を配布するというのはかなり不公平になってしまいますし。
 ということで、今度のおでかけライブのペーパーに挟んでみる、というアイディアが現在の配布方法に関する有力な案。一応、24枚あるはずなので、確実に足りるでしょうし。

 雪待終夜的にお馴染みの栞の方も、残り枚数が少なくなってきたので再版する時期なのですが、今までのものを量産するのか、新しいデザインを作るのかはまだ決めていません。ただ、前回は、これをきっかけに新しいデザインを作ったので、今回もそちらの線が濃厚です。
 ちなみにあの栞、一枚当たりの材料費は、紐やインク代を除いて約12円です。
 でも、家計簿上では同人活動費ではなく、PC経費として計算してあるので、同人誌の値段を決めるときには一切配慮していないという、正真正銘のおまけです。

2007年2月24日 (土曜日)

素早さ65535

こういうときだけは行動が早い

 新しい栞を早速作って、採用決定。これが完成品というわけではありませんが、それほど大きな修正を施すこともなく、このまま採用に至ると思います。
 この辺りの行動力は他人にお裾分けしてもいいぐらいかも。

元になった写真の紹介

 この辺りは日記の楽しみだと思うのですが、どうでしょうか。

雑木林を背景に、一本の枝からまさに今水滴が落ちそうな光景を収めた写真 撮影地は群馬県の奥草津。9月の撮影なのですが、場所柄、既に紅葉が始まりつつある時期の撮影です。同日に撮った写真で、神社を撮影したものがあるのですが、それは『巫女のスヽメ』のPOPに、背景として使ってあります。
 前日がどんちゃん騒ぎの宴会だったのですが、大部屋に一緒になって眠ったメンバーの中で最も早く起きた私。ログハウスの扉を開けると涼しい風と共にこの水滴が目に映りました。
 早速カメラを持って撮影。AFでのピント合わせがなかなか難しかった記憶がありますが、こうして写真に収めることに成功しました。
 今にも落ちそう、という儚さが強調されている構図になっているかな、と自分では思っていますが、どんな案配でしょうか。

撮影データ Exifより
  • 撮影日時: 2006年09月22日6時50分
  • シャッター速度: 1/40秒
  • ISO感度: 100
  • 露出補正量(EV): 0.0
  • 測光方式: 分割測光
  • フラッシュ: 使用せず / 常時OFF
  • ホワイトバランス: 屋外

CGI改造

 掲示板のCGIを結構まともに改造。左側のメニューに若干の変化が。
 バージョンも3.40になりましたけど、こうやってみると、結構頑張って触っているんだなあと思ってみたり。その殆どがHTMLの出力に対する改造で、プログラム的な部分は殆ど変わっていないのですが…。
 で、でも、今回はまともに自分でPerlの文法を調べて、新しい機能として追加したんだからね! 一応、ローカルでテストをしているので、暴走と言うことはないはずです。

2007年2月25日 (日曜日)

雑用作業要員のプロフェッショナル

出力低下

 なかなか『ReSin-ens』第二巻の執筆が進まず、数日。二月の間に10kB突破の目標も破れるかも知れません。
 そもそも、10kBを書くことに成功したとしても、200ページの同人誌にするためには300kB必要ですから、その割合としては5%にも満たないという展開。もちろん、二巻が一巻よりページ数が若干少なくなる予定ですけど、それでも夏までの完成というのは難しいかも知れません。
 三月末日までにどこまで行けるか、が、勝負ですね。三月末までに半分を超えていたら少しは望みが見えるかも知れません。少なくとも、今年の前半は去年のように忙しいと言うことはないでしょうし(設計5を既に受講済みのため)。

 ひととまず、四月末日の段階での進行状況を見て、夏までの完成としていたReSin-ensを書き進めるか、短編集に着手するかを決めたいと思います。短編集としては、黒髪本あたりのネタが若干ですがまとまりつつありますし。


 二巻の構想自体は結構まとまっていて、主要となる場面はやり取りまで完成していますし、そこだけ見れば結構な進捗率なのですけど、それらを繋ぐ日常シーンの描写には頭を悩まされます。
 基本的に茜と直哉という構図から、彩音と直哉という構図に移していく、というのがReSin-ensの彩音ストーリーにおける肝ですけど、その「徐々に移り変わる」という描写に関しては、私はまだ練習段階。
 参考資料としては、メモオフ2ndや、水月の辺りが丁度いいのですが(前者は二股、後者は幼馴染みから那波たんへ)、前者はレモンの人を未クリア、後者は、技量の違いに凹むので、もう一度攻略というのも非現実的な話です。
 ということで、自分の考えを直球勝負でぶつけていくことになるのですが、「本当にこれでいいのかな」という迷いも出てきてしまいます。

 こういったある物語を紡ぐ人の悩みというのは、他の同じ事をしている人ですら理解できないのですから、自分の力だけで解決していくしかありません。でも、「解決することが出来たらきっといい物語になる!」。そういった感情があるからこそ頑張れるものなのです。
 未だ見ぬ読者の笑顔のために。

まだまだいくよー!

 終わったと思っていた卒業制作の手伝いも、まだまだ続くようです。乗りかかった船、煮詰まりきらないおでん、そんな勢いで、最後までとことん付き合うよ。
 この辺りの、「中途半端が嫌い」という性格は、良いことなのか、悪いことなのか。

2007年2月26日 (月曜日)

代わり映えのないデスクトップ

え、えっと…趣味でよく使うんですよ!

 ひとまず、A1のパネルを作り直し含めて、3枚作成完了。一枚当たり二時間といったところでしょうか。正直、私の腕に、パソコンのスペックがついて行けません!
 この台詞言ってみたかった(笑)。

 とまあ、そんなこんなで、正確な色を表現したいので印刷は私に任せてください、と、自分で作業を増やして印刷までやってきました。これで一段落。
 かと思えば、あと一回だけかり出されてきます。
 そんな私を見て私の友人が、私を小間使いとして使っている片に一言。「使いすぎ。」

 ただ、自分一人で作業をしていれば絶対に使わないであろう色彩や、配置などを練習する機会になるので、この作業も結構面白かったりします。


 作業の途中、「どうしてそんなにフォトショップが得意なんですか」ということを二人の方に聞かれたのですが、事情をわかっている人には「同人誌の表紙をフォトショップで作っているんで」と答え、一般人には、「え、えっと…趣味でよく使うんですよ!」と答えておきました。
 「あー、写真とか良く撮るんですか?」と勝手に脳内補完してくれたので、助かりました。
 でもたしかに、写真は良く撮るようになったので、今度からこれを言い訳にしたいと思います。
 尤も、フォトショップでレイアウトというのは、普通に写真の編集をやっている人はまず手を染めない作業なのですが。

壁紙バトン 「それはまるでただの客として見ていて借り物競走で、借り物として蒐集された時の気分のように」

ルール

 これを見た人は、必ずデスクトップのスクリーンショットを日記に載せます。執行猶予はありません。あまりに名誉毀損だという場合には、アイコンやファイル名に修正を加えてかまいません。
 しかし、あまり修正しすぎるとおもしろくないのである程度自粛しましょう。(歴史は常に模造と偽造の歴史である、よって修正を加える)早速すべてのウィンドウを最小化しましょう。

あなたのデスクトップを晒して、一言どうぞ。

青を基調とした背景に、黒髪の美少女那波の後ろ姿が映える 三期連続那波たん(;´Д`)ハァハァ。でも、このスクリーンショット。何度となく日記で出した記憶があるので、新鮮みにかけますね。
 幅1024pxの時代から使っていたはずなので、2年以上はこの壁紙のままです。

OSは何?

 Microsoft Windows XP Professional Version 2002 Service Pack 2

これはあなた個人のパソコン? 職場や家族共有のパソコン?

 パソコンです。

この壁紙は何? どこで手に入れた?

 愛しき(お小)水月の那波様。「那波たん、那波たん」と連呼しているので、名字をはっきりと覚えていません。牧村?
 画像はどっかの画像掲示板の、壁紙板あたり。もう閉鎖しちゃったところだと思います。もともと幅1600pxだったものを、1280pxに変換して使っています。21インチになっても大丈夫。
 Javascript壁紙の母体となるスクリプトは、ウェブサイトの壁紙切り替えスクリプトとして紹介されていたスクリプトを、実用に耐えうる程度に軽量化したものです。

壁紙は頻繁に変える?

 ワンクリックで変えられるので、気分に応じて数時間で変更したり、一ヶ月以上変更しなかったり。でも、起動時はこの画像なので、基本的にこの画像のままです。犯人は現場に戻ってくる、みたいな?

デスクトップのアイコンの数はいくつ?

 可視化されたものは0。論理的には32個。アプリが勝手に作ったショートカットは、Windowsの機能を使ってフォルダに纏めてあったりします。

ファイルやショートカットがゴチャゴチャしているデスクトップ、許せる?

 自分のパソコンだったら殺意が芽生えるかも。
 ちなみに、ごちゃごちゃしているのよりも、WindowsXPで『マイコンピュータ』が、ショートカットとして作成されているのを見ると、今すぐに修正したくなります。

何かこだわりはある?

 最近は落ち着いた配色を好むかも。
 ただ、ウインドウを表示している時間の方が多いので、あまり気にならないといえばそれまでですが。

今回、このバトンが回ってきてからこっそりとデスクトップを整理した?

 全く持って。

バトンくれた人の壁紙の感想は?

 くれたと言うよりは押しつけられたような気がします(笑)。

 53度なんて、熱すぎるよぉぉおおっ!
 ………ごめんなさい。Pen4よりはましですね。

最後に『この人のデスクトップを覗きたい』人を挙げてね。

 任意たん。

 著作権に関する諸問題は、バトンの制作者が全て背負ってくれると信じてます!

安産

 無事に新しい栞のデザインが完成。印刷して色味を見た上での微調整が残っていますけど、四捨五入すれば十分完成の領域です。

 今使っている栞と含め、二種類の中から選んでいただく、という形を考えていますが、どうなるかはまだわかりません。今の栞は雪解け水時代から使っているデザインですし、これ以上再版しないでお眠り頂いて、今回新しく作った栞から選択の対象にする、という形を採用することになりそうです。
 たぶん、デザイン的に私が満足していないから、というのもあるのでしょうけど。
 絶対的評価を元にすれば、作った当時は最上級でも、今の私から見ればそうではない、ということは多々あるのですから、仕方がないといえばそれまで。
 現在の栞から新しい栞にバトンが渡り次第、新しいデザインを考えていくことにしましょうか。

 なお、完成したデザインの栞は、次回のイベント、宇都宮ライブの即売会報告当たりで発表することになります。いち早くみたい方は、宇都宮までお越し下さい(笑)。

2007年2月27日 (火曜日)

テレビ局の中の人の話だと、ボイスパーカッションを生業とする人には「マイマイク」の持参が望ましいそうです。スタジオで言うスネアドラムと似たような理由でしょうか? 

家庭の味が全国流出

 私が家で焼きそばを作るときは、水ではなく料理酒で麺をほぐしています。
 この方法をあみ出した後、バーベキューなんかではビールで焼きそばをほぐすという技を知り、私なりにあみ出した方法が、実はそれなりにメジャーだったと言うことが発覚しました。ある意味、私のあみ出した技が証明された瞬間でもあります。

 ちなみにこの方法。普段使っている加熱調理器具の火力が弱いため、水よりも沸点が低いアルコールで麺をほぐそう、という考えから生まれた技でした。同量の水よりもアルコールで麺をほぐした方が、蒸発するまでの時間が減るため、綿にしみこむ水分量を減らせるだろう、という、「料理は化学だ!」などと言えそうなアイディアでした。

 そして今日、伊東家の食卓で焼きそばの麺を料理酒でほぐすという技が紹介され、私のやり方が更に全国的に証明されたのはいいのですが、「インディーズの時から応援しているアーティストがメジャーデビューしたときの心境」に例えられる気分です。

そんなマイクの持ち方は、カラオケ館あたりでやってください

 ここ四年近く気になっていることがあります。皆さんも授業やプレゼンなどでマイクを使って発表する機会は沢山あるかと思いますが、そのマイクの持ち方について。
 どうにも、公の、しかもプレゼンテーションという場面で、カラオケで使うようなマイクの持ち方、明確に描写すれば、本来の持つ場所ではなく、マイクロフォンを包むネットの部分を持つような持ち方をしている人が、意外と多いと言うこと。
 スーツでどれだけ決めていても、そんなマイクの持ち方じゃあ…ね。

 音質的な面でも良い方向に働くとは思えませんし、お勧めできません。
 しかも、ああいった持ち方をする人は決まってマイクが口元によっていくものですから、吹かれ音や、ポップノイズをはじめとして、様々なノイズがマイクに集音され、著しく聞きづらくなってしまいます。

 学校の授業で先生に「そんなホストみたいなマイクの持ち方するな」と指摘された人を知っていますけど、私以外の人にも、だらしなく見えて居るんだなあと改めて実感します。


 色々と裏方的な仕事をする場面が多かった私ですけど、マイクに関する思い出が幾つか。

 ある時の生徒集会でのこと。ステージでは各部の部長が今年一年の活動を発表する場面にさしかかってしました。もちろん、普段はこういったことをする機会が少ない人達が集まるため、後ろから見ていると目に見えて緊張しているのがわかってしまいます。
 生徒はステージの下、遠いところからその様子を見ているため気が付いた人は少ないかと思うのですが、二メートルもない位置から見ると手に取るようにわかってしまいます。
 もちろん、マイクを通して聞こえる声が震えている人も居ますから、そう言った方は緊張の度合いが良く伝わるかと思います。

 ステージの上で発表すると言うことにたいして緊張しないという人はそれほど多くはないでしょう。比較的発表や視界といったことを多く経験している私も、ステージの上に立つまではかなり緊張します。(ただ、一度発表を始めるとミスもなく最後まですらすらと発表できてしまうのは、経験故でしょうか。)
 場慣れして居るであろう私でもこの状態ですから、ステージの上で発表する事自体初めてという人にとっては、とても緊張する行為の一つでしょう。

 さて、ステージの方での発表が終わり、その人がマイクを台の上に置き、ステージから降りたときのことでした。台の上に置かれたマイクには汗がびっしりと、それこそ濡れるという表現が当てはまるぐらいついていたのです。冷や水を入れたグラスという表現が近いかも知れません。
 気が付いたときには既に遅し。次の発表者がそのマイクを握ろうとして一瞬躊躇しました。その後、その濡れた部分を上手く回避するようにマイクを持ち、その人は発表を終えました。
 次の人にマイクが渡る前に一番近くにいた人がマイクをぬぐったため、その後は滞りなく進行しましたが、ハンドマイクに関わる一つの事柄として私の記憶に残っています。

 ちょっとした雑談。
 マイクを巡る場面を何度も見ていると、普段マイクを使い慣れている人とそうでないひとの違いが何となくわかったりするものです。
 ハウリングなんて言うのは一つの例で、持ち方や立ち位置を変更するとそれなりに改善できたりするのですが、そう言った感覚を持ち合わせてないと、ちょっと大変かも知れません。

2007年2月28日 (水曜日)

タイトル未決定

冊子『ReSin-ens 遼なる風、彩りの音、●●●●●●●●●●』執筆日記

 数ヶ月に及んで悩んでいた出だしの部分の解決方法をようやく見つけ出しました。そしてその肝心の出だし部分、1500文字の執筆をつい先ほど終えました。

 私の書く日記やウェブ公開を含んだ作品では、必ず何かを実験しています。洋菓子専門店でも今までやらなかったことに挑み、一定の成果がありました。そしてその成果を早速、ReSin-ens第二巻に活かしています。
 ReSin-ensは執筆完了まで年単位を見越す必要がありますけど、その間全く他の作品に手を付けないかと言ったらそれはあり得ないでしょう。事実、洋菓子専門店はReSin-ensの執筆中に書いた新作小説ですし、二巻を発行したら短編集の一つぐらい作ると思います。
 そしてその短編集で試したことを今度は第三巻に適応することになるのです。

 私は「一作品でもいいから完成させた作品を書け」と周りに言うのは、確実に身に付くことがあるからです。未完の大作は完結した駄作に劣る。まずは完成させなければ始まらない。そんなことが世の中には存在すると思います。
 完成したときに見えてくる自分の欠点。構成の甘さだとか、スケジュール配分だとか、ネタを書き出している段階では見えてこない問題がわかってくるのです。例としてあげたうちの後者なんかは、最初から最後まで書いて初めて明らかになる部分ですね。
 冊子版のReSin-ensだって、第一巻を仕上げてみないと、一冊の執筆に掛かる時間を推定することは出来ません。ある程度の経験を元に予測することは可能ですけど、ReSin-ensのように他の作品と構成が根本的に違っていたりすると、信頼していい値かと言われると疑問形になってしまいますし。

 とまあ、こうしてつまみ食いのように幾つかの作品を完成させながら歩むことによって、多少時間は掛かりますけど、モチベーションの維持や、単純な技術力、魅せる話の展開などが身に付き、物語の佳境をより理想の形で表現できるようになると思うのです。
 もちろん、こうした書き方をすることによって、前半と後半で文体が違うという懸念事項も生まれるでしょうけど、ある程度文体が固まった私にとってそれは極微少でしょうし。

 詩唄いさんにReSin-ens冊子化の話を持ち出したときも、「ReSin-ensを書ききるだけの技量がついただろうし」といった理由があります。これには、ある程度自分の書く文章を理解した、すなわち、活動初期に比べて文体が安定した、という要因も含まれますからね。
 ちなみに、ある程度場数を踏んで鍛えた精神力を持って、最後までReSin-ensを書ききるだけの体力や自信がついた、というのも重要な要因だったりします。

タスクスケジューラ (20:05)

 諸々の理由と宇都宮への参戦をふまえ、今までのディスプレイを見直してみました。そして、スタジオYOU専用のディスプレイを作ろうと決意。早速百均に行って…と思ったのですが、かつて使っていたグッズをある程度改造すれば、新しいものを買う費用が飛躍的に減らせることに気が付きました。
 以前は、本を立てかけるためにネットを使っていたのですが、この金網、持ち運びを楽にするために、折りたたみ式に改造していました。新しいディスプレイになってからはこのネットを使うことはなかったのですが、今回更に改造を施し、より小型化してみました。
 今までより四センチ近く短くなって、イベントへの持ち込みが楽になりそうです。

 あと、安いが故の角度を調節できないイーゼルも、金ノコで足を切断して角度を調整。使い勝手のいい形に生まれ変わりました。

 理想の形が売られていないのなら、改造すればいいじゃない(マリアン.bat)

初出: 2007年2月15日
更新: 2007年3月1日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2007 Suzuhibiki Yuki

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