2007年1月の日記 -3冊目-

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2007年1月21日 (日曜日・おでかけライブ in 前橋 78)

Goodby

最後の一冊がなかなか

 最後の一つがなかなか売れないとか、残り一桁になると売れなくなるとは言いますが、なかなか言い当てていると思います。

 そんな状態で1年以上前から残り数冊となっていた、『透明という色』が本日のイベント付けで完売しました。絶版作品になるので、増刷は気が向くまでしません。
 奥付に記載してあるサイトのURLがDIONの頃なので、それだけでも歴史を感じます。

 イベントに関しては後日レポートをアップします。

2007年1月22日 (月曜日)

まあ、テレビの殆どはバラエティーだし、捏造もなんでもありでしょ

透明という色

 同人誌『透明という色』は、私にとって二冊目の同人誌です。(一冊目は短編集。)デビューが、2003年4月29日の八戸で開かれたイベントですから、実に4年近くお世話になった計算になります。重版に重版を繰り返し、最後は第4版。ページ数としてはたいしたこと無いかも知れませんが、同人活動を始めた頃の、まさに書き殴ったような文体には勢いがあって、今あのような文章を書けと言われても、少々戸惑うかも知れません。

 2003年に登場して以来、雪解け水の稼ぎ頭や橋頭堡として一定の成果、どころか、『光になりたい』が登場するまで売り上げでトップを独走。それでも、ブレーキが掛かっていることを感じ、最後の印刷は2003年だったりします。つまり、今までの『透明という色』は、2003年に印刷した在庫を崩していただけなのです。
 2004年に入ってからはその速度をゆるりと落としましたけど、おでかけライブといったイベントでは、試しに、という乗りで買って下さる方が結構いるようで、一回につき一冊だとか二冊といったテンポで消費されていきました。
 そして、2006年の時点で残り2冊となった『透明という色』は、夏コミで一冊と、今回のイベントで一冊消費され、無事に完売となりました。

 サークルを作った当初から、在庫を持って在庫が無くなるまで販売、というスタンスを持っていましたけど、実際に在庫が無くなるというのは、少し寂しくもあって、嬉しくもあります。
 唯一の短編、『透明という色』が完売したイベントは、新しい短編『洋菓子専門店(略)』がデビューしたイベントでもあります。本まで擬人化するのかと言われそうですけど、見事、バトンタッチを果たしたかな、と思います。
 実際に作るかどうかわからない、黒髪ロング同人誌だとか、こんな女を見たら110番だとか、そんな作品達がデビューするまで、『洋菓子専門店(略)』には、頑張っていただきたいですね。

トップページの画像を更新

 新刊を発行した場合、その表紙をトップ画像にするのが慣例でしたけど、今回はイベントで使ったPOPの改造バージョンを、トップ画像にしてみました。
 トップ画像もこれで21枚目。イラストサイトじゃないのに、トップ画像の更新頻度は恐ろしいものがあります。

発掘あるある大辞典

 情報リテラシーを身に着けている人ならば、『発掘あるある大事典』の情報の不正確さには気づいているでしょう。私からすれば、あれを見続けている人の気心が知れないのですが。

 テレビ番組では時々実験と称して色々なデータを見せますが、番組が行った実験というのは、実験といえるほど高度なものはありません。科学的に根拠もなく、その実験を鵜呑みにするほどの信用価値は一切ありません。
 一番わかりやすいのが、街頭で100人に聞きました、といったデータ。2000人に聞いて、その中の都合のいい100人分を作為的に選んだだけでも、100人には聞いているので、100人に聞きました、といったデータをして扱うことが出来ます。
 きちんとした信用できるデータならば、少なくとも、

といった項目が必要になります。
 もっと厳密な調査なら、回答の回収方法や、分析に使った計算方法なども提示されるべきです。

 お気楽番組として、100人に聞きましたといったデータを使うのは十分アリだと思いますけど、報道番組がこのような調査をするのは愚の骨頂と言えるでしょう。
 あれなんですよね。こういったデータを鵜呑みにしてしかもそれを国会だとか対策委員会に持ち出す人って、「朝食にご飯を食べると健康になる!」といわれて、すぐに信じる人なんですよね、きっと。
 本当にご飯とパンを比べてご飯の方が健康になるというなら、ご飯とパン以外のメニューを全て固定しないといけないのに。(だって、ご飯とパンは関係なく、実は味噌汁や焼き魚、ジャムやマーガリンに健康効果が隠れている可能性だってあるんですもの。)

 ちなみに、『発掘あるある大辞典』の場合は、スポンサーの商品を紹介するための番組ですから(「○○が健康に役立つ→○○に関連するCM→○○が健康に役立つ」という番組構成)、あの全てがまるまるCMだと思えば、それなりに楽しめるかも知れません。

 一番の被害者は、納豆を作っている会社かなあ…。

  1. 番組放送
  2. 品切れ続出!
  3. 大量生産開始
  4. 番組は捏造でした
  5. スーパーが入荷を絞り出す ←今ここ
  6. 過剰生産した納豆が余り出す

 でもまあ、ある程度の健康効果は納豆に望めるでしょう(鈴響の根拠のない和食過信)ね。やせると言うことは無いでしょうけど。納豆が健康増進に関係すると言われているので身近なものは、コレステロールかなあ…。
 それ以前に、「ダイエット=痩せること」と報道する番組そのものを(以下略)。

2007年1月23日 (火曜日)

雪待終夜がグッズサークルに!?

私信、件、日記

Light Seek の更新時刻取得について ArrangeStreamさんのアンテナにも最新の日付が供給されていません。 と書かれていましたが、そんなことはありませんよ。
http://snowysnow.sakura.ne.jp/ の meta タグを読んで更新日付を取得していますので、音楽更新の検知はばっちりなのです(  ̄ー ̄)

 さとみかん頭いいよ。(;´Д`)ハァハァ
 そうですよね。所詮HTMLも、テキストですもの。metaが読めずにbodyが読める、というのもおかしな話です。メンテナンス、お疲れ様です。

今気付いたけどタイトルが 日記 [2007年3月の日記 -1冊目-] <> 空の彼方へ…とかになっているので、 ちょっと2月の競馬の結果とか聞いていいですか?

 ええと、菊花賞(殆ど唯一知っているレース名)は、3-5-4の三連単(これも、殆ど唯一知っている用語)で間違いないです。
 あっ、皐月賞と凱旋門賞も知ってた。

希望風ウェブサイトリニューアル進行中

 新しい希望風ウェブサイトというのは、HTMLとしてのリンクの機能に特化したサイトなので、文章はあって無いようなもの。ということは、CSSさえ組んでしまえば、ページの構成なんて言うのは楽に出来るものです。
 このサイトのように、手抜きはせずに、きちんと画像を使うべき所は画像を使って処理しようと画策中。

次回イベント準備中

 身分柄、次回のイベント(2月11日)の前後には恐怖の考査期間というものが待ち受けているので、すでに次回のイベントに向けて準備中です。
 とりあえず、やっつけ仕事だった『洋菓子専門店(略)』のPOPを作り直し、お品書きも、『透明という色』を取り除いた版を作り、ディスプレイ関係はほぼ準備OK。見本誌に付ける帯も、若干の改良を施し、バージョン3に進化。

 当初は使う予定の無かった、線を使って可視性を高めることに成功。線の色のルールは、表紙の主調色にすることによって統一感を出そうとしています。縦の長さを0.7ミリほど伸ばすことによって、色々なところに調整を入れることが出来、紹介文の行間を1.2pt程広げることに成功しました。
 ペーパーの表紙に使う写真も選定が完了し、タイトル文字有り無しの二種類を作ってしまえば、完成といったところまで持ち込みました。

 いま、新しい栞のデザイン(といっても、紙に限りがあるので、期間限定になるかも)が脳内に降臨中なので、これもさっさとデータ化してしまいたいところ。出来上がった作品が気に入ったら、栞のラインナップとして正式に追加して、イベント会場で選べるようにしたいと思います。気合いが残っていたら、通販でも栞を選べるようにするかも。
 そして、三種類の栞が揃ったら、3枚50円で売って、グッズサークルになると(笑)。

2007年1月24日 (水曜日)

日本人

だから、何でもかんでも『萌え』を商品すれば売れるってものじゃないってことを、いい加減日本経済の商業主義は学んだ方がいいと思うよ

 「さすがにこれはまずいな」と思っていた、萌バーガーが一時休業らしいです。実際、このまま閉店するのではと思ってしまったり。

本日をもちまして、AkibaMaidDeli 萌バーガーの営業を一時、休業致します。
また、皆様に美味しいハンバーガーを提供出来る日を、楽しみにしております。
これまで、萌バーガーをご愛顧して頂き、本当にありがとう御座いました。

 熱海にオープンしていたメイドホテルも半年程度で閉店しましたし、これもそう言った事例に含まれるのではないでしょうか。
 私自身の持つオタクの定義というのは、好きなものに関して時間やお金を惜しみなく掛けられる人のことだと思います。消費者の左翼とでも言えるでしょうか。(ちなみに、コレクションを持つオタクというのは、コレクターとオタクの融合系であって、ものを集める=オタクではないことにご注意を。)
 金銭や時間を浪費するわけですけど、これらは非常に貴重品であると言え、それが故に、餞別にも厳しくなります。いわゆる「ネタ買い」や「人柱」などは例外ですけど、オタクは物事に対して厳しい評価をすると思われます。如何せん、こだわる、というのもオタクの一つの特徴でしょうし。
 そう言ったことをふまえると、少なくとも、「メイドさんがハンバーガーを用意する」だけの店では、競合店が腐るほどある秋葉原で順風満帆に行くとは普通、考えられません。『Cure Maid Cafe(前進は2000年オープン)』や『ひよこ屋(2001年オープン)』始めとした常連さんが多く居るであろう老舗店舗や、新進気鋭ながらも確実に人の心を掴むメイドカフェが、カオスの中に存在するという状態で、そこに新店舗を出店するというのは、メイドカフェの飽和・供給過多の現実を捕らえていない証拠であり、経営者としては上手い判断といえません。
 そもそもこの店、オープン当初、各ブログの体験談で「ぼったくり」とまで言われたぐらい値段が高く、出だしから転けていたイメージもありますが…。(メニュー一新で、高級感を前面に押し出す方針に後に変更。)

 私のように興味がない(それでも、シャッツキステには興味がある)人も秋葉原には訪れるわけで、メイドカフェを利用する人には絶対的限界があります。2006年に発売された『メイド喫茶制服コレクション』では、酒類を扱う以外の店42店舗を掲載していると書いてあるわけですから、秋葉原に40店舗以上のメイドカフェがあることが推測できます。
 さて、秋葉原駅の一日辺りの平均利用者数は約27万人。上りと下りに半分ずつ人が別れているとしたら、秋葉原駅を降りる人はおよそ13万人。そのうち半分がオタクだとしたら、その人数は7万人程度。
 C70における参加サークル3万3000のうち、メイドサークルは三日目東館レ列1~50、すなわち100SP程度。割合にすれば、0.3%。通常の三倍と言うことで、一応この割合を3倍にして、オタクの1%がメイド属性を持っているとしましょう。
 秋葉原駅から降りる人の半分がオタクだとしてその1%がメイド喫茶を使うとしたら、その人数、およそ700人。近頃は一般人もメイド喫茶を利用するらしいですから、オタクと同等数と仮定して700人。
 700+700=1400で、40店舗以上あるメイド喫茶は、1400人の客をそれぞれ分け合っていると考えることが出来ます。
 1400人を40店舗で別けた場合、1店舗辺り35人。営業時間を10時から20時と仮定した場合、10時間で35人しかお客さんが来ないわけです。実に、1時間あたり3.5人。店員さんの人数と同じぐらいかも知れません。
 超アバウトでツッコミどころ満載の計算ですけど、何となく、メイド喫茶を利用する人が少ないということが実感できると思います。
 土日なら何とかなるでしょうけど、平日の運営が厳しいというメイド喫茶も実際多いかも知れませんね。といいながらも、『メイド喫茶開業マニュアル』なんて言う本が売られているぐらいですから、暴走状態はまだ続くかも知れません。
 ただ、漠然とした店舗数から見ても、秋葉原に存在するメイド喫茶というのは絶対的に多いと思われます。基本スタイルは喫茶店の制服がメイド喫茶であること以外に普通の店と違ったところはないわけですから、バリエーションにも限界があります。だからこそ、店舗によってはマッサージサービスなどを展開して、差別化を図ろうとしているのです。
 そんな細かいところで差を付けていかなければならないメイド関連店舗で、新規店舗を構えると言うことがどれだけ難しいか、ということを理解しなければ、今後もこういったお店は廃れていくでしょう。

 オタクは消費者の中でも商品に五月蠅い人間の集まりです。そういったオタクにサービスを提供するならば、それなりに本気にならなくてはなりません。声優名を言うと作品名を返すオタク。音声ケーブル一本に命をかけるオタク。セーラー服のプリーツのひだの数にこだわるオタク。そんな端から見ればアホみたいでも、当人達の中では神格化されるオタクなのですから、神を迎えるつもりで、営業プランを考えて下さい。

 ………神は言い過ぎたか。

 ただ、逆を言えば、オタクの心を一度でも掴んでしまえば、後は勝手に散財してくれるので、これを一つの経験として、何が悪かったのかを科学的に分析して、次はより(オタクの)理想に近い店舗を展開して、カオスと化している秋葉原のメイド産業に一陣の風を巻き起こして貰いたいものです。
 「メイドだから売れるだろう」という予想や理想論ではなく、「なぜメイドだから売れるのだろうか」といったところから分析していけば、きっと上手くいくはずなのです。
 「メイド+ハンバーガー」という組み合わせについては、(昨年閉店の)秋葉原デパート内にあったマックは店員がコスプレをしていなかった(最終日は特別にマック店員による(メイド)コスプレが日本で初めて実施された)のですから需要もそれなりにあり、新たにメイド喫茶を開設するよりは遥かに現実的だと思うのですが。
 やはり、ハンバーガーは値段勝負なのか。
 でも、高級ハンバーガー+メイドという経営モデルが成立したのなら、同じ高級ハンバーガー路線を行くモスバーガーに続くことになるわけですから、それなりに凄いことだと言えます。というか、モスバーガーがいい見本になるのでは? よし、まずはモスバーガーの偵察ですね。


 ネタをネタで楽しむのが粋だというのに、ネタを実現してしまったら、その評価は極端に分かれるでしょう。この商品、吉と出るか、凶と出るか。

貴方は日本人ですか?

鈴さんのテスト結果です 67点 ふつうです

 さあ、私の屍を超えていくのです!

 私は、自分自身の日本語における欠点を「敬語が扱えないこと」としていたのですが、このテストを見る限りは、まんざらでもなさそう。というか、全問正解。もっとも、これを実践で生かせるかどうかは、また別のお話なのですが。
 そのかわり、語彙力が一番少ないと言うところに、字書きとしてショックを隠せません。もっとも、小説中で用いる私の語彙は、類義語辞典によるものが大きいですから、当たり前といってしまえば、それまでですね。
 でも、全国平均が、63.31点だから、ちょっと頑張ってる。

 日本語も使えないヒステリックな親に、「小学校での英語教育を必修化するザマス」と言う資格なんて無いのですよ。

 一番気になるのはこの結果ですね。

年代別ランキング
1位 : 30代 (64.77点)
2位 : 40代 (64.74点)
3位 : 50代 (64.11点)
4位 : 20代 (63.69点)
5位 : 60代以上 (61.17点)

 言葉が乱れているのは、高齢者か!?
 もっとも、60代以上、と纏められているわけですから、70歳80歳の方々もいるので、他のデータと安易に比較するのは難しいですよね。ということで、やっぱり20代頑張れ。
 もっとも、10代はランク外なのですが………。

 もし、テストの結果が悪くても大丈夫。小説でも読んで、日本語に触れる機会を増やせばいいのです。私のお薦め書籍は、

です。

 過去にもやったはずですけど、改めて第一回の方をやってみた。81点だった。

2007年1月25日 (木曜日)

申し込みが受理されたとも限らないのに

青色発光ダイオードは止めてね

 『本日のお品書き』と『帯』のデザインを引き続き改良中。
 『本日のお品書き』については、B5サイズでの試用が終わったので、A4サイズを今度は試してみることに。B5は少しばかり、小さすぎましたね。A4はそれなりに使い勝手のいいサイズで、実際作ってみると、可読性も悪くありません。
 また、それを収納するフレームも、ちょっとパワーアップさせて(いつもの店にそれしかなかったとも言う)、アルミフレームに。枠があるおかげで、デザイン全体が引き締まる反面、利用出来る面積が減ってしまいます。それでも横幅に助けられ、B5に比べて若干収容量を増やすことに成功。
 しばらく使ってみて、大きさに余裕がないと感じたらB4サイズになると思います。

 ただ、この辺りの大きさというのは結構駆け引き的な要素が強いです。というのも、イベントにおけるディスプレイというのはジャンルによって方向性が異なり、かたやA2ポスターが当たり前の男性向け18禁ジャンル、ポスターを設置するとそれだけで目立てる創作文芸、などなど、同じ同人なのに、と思う部分もあります。
 『スタジオYOU』のイベントで、『創作一般』で参加する場合、果たしてB4サイズのポップが受け入れられるか。推測の上ではなかなか難しいことだと思います。
 もっとも、地方のイベントはラミカタワーの恐怖があるので、ある程度高さを出さないと目立たないという特性がありますから、それなりに大きいのは受け入れやすいでしょうけど。

  1. 「なんか凄いポスターあるよ」
  2. 「行ってみよう!」
  3. 「なーんだ、(オリジナルの)小説か~」
    「なーんだ、グッズじゃないのか~」
    「なーんだ、漫画じゃないのか~」

 こういったパターンが、目に見えるのでやりたくないですよね、正直言って(苦笑)。

 領空侵犯の面から考えて、次に考えられるディスプレイ空間は前垂れの部分ですね。やろうと思えば、クリスマスツリーのあれでもぶら下げるんですけど(笑)。

 ちなみに、紙のサイズを大きくすれば、文字数を単純に増やせるか、といえばそうでもありません。おおよその場合、次の行為は一連の流れとなります。

  1. 紙の幅(高さ)を広げる
  2. 一行あたりの文字数が増える
  3. 可読性をあげるため、行間を広げる

 行の長さが長くなるほど、行間を広げないと文章は読みづらくなります。文庫本の行間と、A5サイズに近い文芸書籍の行間を見比べるだけでも、その辺りの感覚はつかめるはず。

2007年1月26日 (金曜日)

創作は無敵!?

まあ、私は創作文芸だから

 日本音楽著作権協会(JASRAC)や日本文芸家協会など17の著作権利者団体は、協力して著作権の集中管理に乗り出す。著作物の権利者や使用条件のデータベースを作成し、共通のポータルサイトで公開。各団体が個々の著作権者に代わり、使用許諾と使用料徴収も手掛ける。

 著作権の集中管理ということは、今までここの団体で管理していた著作権を、一つのデータベースとしてまとめ上げ、検索性や効率性をあげる、ということでいいのかな?
 ただ、各団体が個々の著作権者に代わり、使用許諾と使用料徴収という部分は、完全に著作権ビジネスですよね。著作権ビジネスの代表格、JASRACのやり方には新聞、雑誌、ネットを問わずさんざん批判が出ているというのに、それをそのまま模倣しようとしているとしたら、怖いものがあります。
 もっとも、こういった方法をとるためには、著作権管理会社が著作者と契約(というより、著作権の譲渡)をする必要があるので、全てが全て上手くいくとは思えません。まあ、音楽業界のように、レコード会社が「私に著作権を譲渡しないとお前のCDを発売しない」と脅しながら、著作者から著作権を吸い上げるというのら、話は別ですけど。

 そろそろ、独占禁止法の適応をしてもいいような気がします。著作権管理の自由化によって、JASRAC以外の会社が著作権ビジネスを展開できるようになりましたけど、それは著作権の中でも一部の権利であって、幾つかの権利はまだJASRACしか管理できないようになっていますし。

 少なくとも、私の活動ジャンルは創作文芸なので、漫画や小説がこういった管理方法をされたとしても、全く影響はないでしょう。とりあえず、各出版社などには、同人活動の項目を明確に作ってもらって、不用意な取り立てや裁判を減らすように心がけて欲しいな、と思います。
 グレーゾーンはへって、黒が増えるかも知れませんけど、白と黒に明確に区別されたら、黒の方に手を付けないように安心して活動できるわけですし。YAMAHAみたいなやり方も一応手段としては残されていますし。

 結局の所、著作権団体はこんなことを言いたいわけですよ。

立て前
 清く正しく著作権を活用しましょう!
本音
 手数料手数料、お金お金(;´Д`)ハァハァ 。
 (JASRACって、著作権使用料を2005年に1100億円以上稼いでいるんですよ。)

 日本国内の著作権も大切ですけど、中国や韓国による海賊版の大量生産を止めさせるよう、対外の政府にもっと強く交渉すると言うことも忘れないでくださいね。まあ、あまり著作権著作権と言ってると、中国政府から「漢字の著作権使用料を払ってください」とか言われるかも知れませんけど。

 まあ私としては、読売新聞なんかに代表される、著作権保護のために直リンク禁止、といった、謎の著作権保護方法の方を先にどうにかしていただきたい部分があるのですが。


 JASRACがこんなに嫌われるのは、お金の流れが不透明だからなんですよね。未払いだった著作権料も、普通はどの曲がどれだけ再生されていたかを調べてから徴収しなければならないのに、明細も見せずに数十万というお金を請求した、といった事例は腐るほどあります。再生した曲が殆ど自作曲なのに、法外な料金を請求されたとか。
 ほかにも、有名どころでは、大槻ケンヂさんの話とか。オーケン事件でぐぐるたんに聞くと、一発で出てきます。

 JASRACに著作権を信託しているわけではないので、どのような明細が来るかはわかりませんけど、もうすこし、お金の流れを透明にして欲しい部分があります。

過去に紹介した記事の再掲載
類似問題『巫女の日』の商標(4984850号)を取得

 当ウェブサイト内にて、一部実在する商品名や会社名などが使用されることがありますが、それらは一般的に登録商標(商標)です。当サイトではそれを示す記号である「®」、および、商標の明示は省略させていただいております。

という前置きをした上で。

(511)【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
 第41類 シンポジウムの企画・運営・開催
 第43類 軽食堂・喫茶店・簡易食堂における飲食物の提供

(編者中略)

(561)【称呼(参考情報)】ミコノヒ
【検索用文字商標(参考情報)】巫女の日

 少なくとも、サイトで使う分には問題なさそうですけど、『巫女の日』というイベントをメイド喫茶などで開いたら、アウトですね。
 ただ、一般的呼称「巫女」を用いていることから、有志によって取り消される日もそう遠くないと思います。取り消しには弁護士や印紙を含めて15万ぐらい掛かるそうですけど。すでに一部ニュースサイトでは話題になっているようですし。

 でも元々この方は「巫女の日」を記念日(カレンダーに入れるという意味で)にしようとか言っていた記憶があるのですが、いつの間にそれが商標になったのか………。

 以下、行間が読める人のために贈る一文。

 巫女の日®

さーて、来週の

 次回予告とまでは言いませんけど、何気なく2月11日に使うお品書きを先行公開。背景の写真が複雑な絵柄なのでちょっと重たいです。

 二つの画像はどちらも同じ縮尺で作っているので、そのまま大きさの比較に使えます。ちなみに、1月21日のお品書きには致命的欠陥があるのですが、それに気が付くことは出来るでしょうか。答えは、この文章の末尾で。

 作り直しを期に、レイアウトの微調整を施しています。

「お品書き」の書式変更

 お得意の「恋文ペン字」体から、雪待終夜のメインフォント「DF細楷書体」に変更しました。普通の楷書体より筆っぽくて好きなんです。
 えっ? 書道を習っていたんだったら、自分で書けって? スキャナがあってパソコンに取り込める環境があったらやります。

 今まで飾りを施していませんでしたけど、エフェクトを加えて見やすくしてみました。最近は枠よりも、このグラデーションの掛かる枠(フォトショップだと、光彩)がお気に入りです。『巫女のスヽメ』や洋菓子専門店のPOPでも使っていますね。

 行間を狭めるために、上にある線を除去して、下だけにしました。

紹介文

 紹介文の文字の大きさを1pt増やし、行間を4pt広げました。これで横に長くなっても可読性は失われず、逆に読みやすく。昨日紹介した、「行が長くなるときは行間を広げる」という理論に忠実な改良です。文字間隔は若干詰め気味です。

おまけ 「技術情報」

 背景の写真の模様が複雑で、上に乗った文字が見づらくなってしまったので、背景の写真から黒を除去しています。表紙フルカラー同人誌での、肌色のシアン抜きと同じ要領ですね。

おまけ2 「背景の写真について」

【写真・サムネイル】 葉が落ちた木に雪がしんしんと降り積もる。 自己紹介のページにある宿泊先リストで、私が最もお気に入りとしている「割烹旅館『さつき』」の客室から撮った写真です。写真だけは2005年3月29日の日記で紹介しているようです。
 枯れ木に雪が積もると、色が別れるようになり輪郭が強調されます。これが連なった風景は雪道の見所の一つだと思います。隣の木は雪囲いをしているのにこちらはしていないというのは、枝に葉があるか無いかを見比べれば、その理由ははっきりしますね。

撮影データ Exifより
  • 撮影日時: 2005年03月25日6時46分
  • シャッター速度: 1/60秒
  • ISO感度: 自動
  • 露出補正量(EV): 0.0
  • 測光方式: 分割測光
  • フラッシュ: 使用せず / オート
  • ホワイトバランス: 曇り

 ちなみに、2005年3月29日で紹介している写真と、こちらの写真では若干色味が違いますが、こちらの方がより正しい色合いになっています。YCCで記録された画像をを視覚的に自然見えるようにsRGBに変換した、と表現するのが一番正しいのでしょうか。

例のクイズの答え

 『光になりたい ~下巻~』の紹介が抜け落ちている。

 実はスペースの都合から『光になりたい ~上巻~・~下巻~』と紹介するつもりたっだのに、すっかりとその編集を施すのを忘れてしまい、気が付いたのは、イベントが終わった後…昨日のお話。
 上巻を買って下さった方がいて、その時に「上巻だけでよろしいですか?」と訪ねたのですが、お品書きを読んでいる人からすれば、上巻だけしかないのだからそれは当たり前だよ、と突っ込みたくなる心情。
 その場面を思い出すだけで、めちゃめちゃ恥ずかしいですね。

2007年1月27日 (土曜日)

本業

予定は未定

 テストはもうすこし後だけど、そろそろ勉強しようかな、と辞書の例文にしたいぐらい健全な学生らしい考えを持った矢先、今日言い渡された日程は、予想より一週間も早かった罠。
 あれ? どうしてだろう…。瞳からマーライオンが。

 式の答えは間違っている可能性があるので、この画像の所為で単位を落としたとか、受験に失敗したといったたぐいの詰問には応じませんので、ご了承下さい。
 ………ほかに難しい問題とかあったかなあ…。

 こんなのがあった。使う定理自体はそうでもないけど、途中計算がややこしくて、意外と時間が掛かる問題。
 あと、式の答えは間違っている可能性があるので―――。

 噂通り、一太郎の数式エディッタは使いづらい。雪冬覚えた。
 それに比べたらWordの本当数式エディッタの使いやすいこと、使いやすいこと。

バージョンアップ

 Firefox2.0準拠の機能が追加されたMozillaSuiteの直径の最新版、Seamonkey1.1をインストールしてみました。
 目立った変更点はないかなと思ってみたら、タブのサムネイルが出現するようになっているようです。

そして、もしかして初めて、このサイト上でMSを褒め称えるかも知れない

 WinXP Home サポート延長GJ、と。

 2014年までは安心ですね。

渋い

 私の学校を含め、どこの学校にも校内の落とし物を預かったり、それらを公開して落とした人に返したりするシステムがあると思います。私の学校の場合、それを担当するのは事務室で、落とし物を事務室に届ければよいことになっています。
 ただし、これにはもちろん例外があります。殆どの部屋にはOHPを収納する箱が置いてあり高さも腰ぐらい、置いてある場所もドアのすぐ近くという好条件の元、「その部屋に落ちていた落とし物はその台の上に置いておく」という暗黙のルールが存在します。

 授業も終わり、教室から出ようと思ったとき、自然にその箱が見えます。なるほど、ここに落とし物を置いておくと落とした人も気が付きやすい、というのがよくわかります。
 さて、金曜日の授業も無事終了し、講義室から出ようと思ったその時でした。なにやら台の上に落とし物が置いてあるようです。
 その落とし物に向けてピントを合わせると、吹き出しそうになってしまったものが置いてありました。

 『若きウェルテルの悩み』

 …ずいぶんと渋い本を読んでいますね。

2007年1月28日 (日曜日)

ツンデレ

脳内で犯す

 頭の中でReSin-ens第二巻の出だしの部分を何度もコロがしながら、どのパターンで始めると面白いかなあ、と考えている真っ最中です。
 ReSin-ens第二巻は状況の整理からクライマックスへ向けての繋ぎという部分が多く、野球で言うと中継ぎに渡す直前みたいな雰囲気です。つまり、まだ序盤なのですよ。そういった読者の心を惹きつける意味合いのある『序盤』の役目の更に序盤である出だしには悩まされます。
 第一巻の出だしの部分はそれほど面白い構成ではないですけど、あれはあれで後半重要な意味を持ってくるのです。

 極端なことを言ってしまえば、ReSin-ensはアクロスと同じで、サイトの読者に対するファンサービスという意味合いが強いと思います。つまりは、幅広く色々な方に読んで欲しいという小説ではなく、ReSin-ensが好きだとか、こういった話が好きだという人に読んで欲しい本なのです。
 何度も書いたとおりですけどね。
 なので、「めちゃめちゃ期待感を煽るような出だしにしよう!」というように考えているわけではなく、どうやれば物語が円滑に再開できるか、という部分がメインで、期待感を煽る~というのは、割り込みレベル3ぐらいなものです。

 それでも、出だしが重要であることに変わりはなく、頭の中で何度もコロがしているのです。出だしさえ出来上がれば後はスムーズ。
 出だしの部分って、自由度が高すぎるんですよね。だから悩む。出だしを書いて後の文章にある程度制約を付けることによって、物語を進めやすくしていくのです。

 ちなみに、第一巻では音瀬が脱ぎまくっていましたが、第二巻では彩音が―――。着替えシーンも増r―――。
 いや、まあ、体育の授業と言うことで、義明の上半身裸とか、そんな描写を入れてもよいのでしょうけど。

 義明×直哉。

 八甲田山はツンデレ。避雷針は誘い受け。

2007年1月29日 (月曜日)

日本式で言えば、ピタゴラスたん(;´Д`)ハァハァ

お役所仕事にしてはまともな出来じゃない?

 正しいHTMLに関連する文章というのは、どうもマークアップの方に重みが置かれがちですけど、こちらは、「段落」や「見だし」といった言葉を使って、日本語的にわかりやすい表記になっています。
 どちらかというと、アクセシビリティー方面に的を絞ったガイドラインかな?

 CSSそのものによるデザインが見づらい、といったことを無視すれば、それなりに使い勝手の良いガイドラインだとおもいます。
 機種依存文字のページで、機種依存文字について画像で説明している部分がありますけど、その画像のalt属性に、画面イメージ:Windows環境での機種依存文字一覧と書いてあって、「それってaltの意味がないんじゃあ…」と思っても、突っ込まない限り、使い勝手の良いガイドラインだと思います。

 でも、何が凄いって、役所のサイトのくせに、XHTML準拠ですよ。これはまた、珍しい。

 ざっと眺めた中で、ひとつばかり気になったところを。
 どうやらこのガイドライン、過去に意見を募集してその意見を元に改善を施してきたようなのですが、その過程で、「フレームは極力使用しない」という文章が「フレームは原則として使用しない」という言葉に変わったようです。極力は出来るだけ、原則は基本的に、という意味に置き換えられるでしょうから、よりフレームを使ってはならない、という方向性に向かったようです。
 さて、肝心の使ってはならない理由として、福井県は次の理由を挙げています。

  • お気に入り(ブックマーク)にうまく登録できない
  • 意図した部分をうまく印刷できない
  • 検索エンジンなどから、フレーム内のページに直接アクセスした場合、作成者が意図した表示がなされない場合や、他の情報にアクセスできない場合がある
  • 音声ブラウザやテキストブラウザなど、フレームを表示できない環境において、作成者が意図したとおりの情報が伝わりにくい

 非常にまともな意見で、どれも良くある事例です。ただ、若干HTMLの文法よりになりますけど、これにもう一つ加えることが出来ます。
 それは、「最新のHTML(XHTML)にはフレームが存在しない」または、「HTML4.01の時点でフレームは(ほぼ)規格外とされている」とうたぐいのこと。
 ちょっと本気を出してHTMLを勉強すれば、フレームが既に過去の遺産になっていることには気がつけるはずです。わざわざ別のDOCTYPE宣言をしなければなりませんし、制約も多くなっています。
 そう言った現状を考えれば、情報を長きにわたって提供し続ける公のページで、フレームを使うことは時代に取り残される意味合いが強くなります。そう言った点でも、フレームを使うことはあまり推奨されません。
 ちなみにW3Cでは、万が一フレームを使う場合は、フレームを使わなくても閲覧できるページをもう一つ作るという指針になっていて、その代替ページも本来のページと更新を同期させるように指示しています。これではフレームを使うことによる利点よりも、フレームを使ったことによる不利点の方が多すぎますから、やはりフレームを使うのは避けた方がいいのでしょう。

 でもじっさい、フレームってもの凄く便利で、このサイトのように全てのページにメニューを付け加えたければ、「気合い」か「SSI」か「フレーム」を使うぐらいしか方法がないんですよね。レンタルサーバーならまだしも、普通のサーバーでそんなことをやろうとするなら、フレームが一番手っ取り早いのです。このあたりも、フレームが普及している理由なのでしょう。
 そう言えばこのサイトって、いつからフレームを使うのを止めたのだろう。

なんていうか、ピタゴラス凄いね

 『貴方への花束』は、3番のサビから転調して、BbからBになります。演奏終了時は、Cの曲がCで締めると綺麗に終わるように、貴方への花束も最後のコードはBになっています。

 さて、この曲は最後の四小節はずっとコードがBなのですが、この最後の四小節に入る直前に、若干スケールチューニングを弄って、ピタゴラス式にしてみました。

 なにこの、綺麗な和音。

 調律についてはまったっきにしていなかった私ですけど、最後の締めだけでも調律を合わせる、というのも面白いかも知れません。

 というか、そろそろ技術的に、MIDIデータを先読みして、予め指定したチャンネルの和音を分析、自動的にスケールチューニングを設定するとか、普通の楽器ではあり得ないことをやってのけてもいいような気がします。
 この「普通の楽器ではあり得ない」という部分が、DTMの醍醐味なのですし。
 もっとも、そのコードを奏でる直前に一小節ごとにスケールチューニングを設定すれば、物理的には可能ですけれども。
 もう、ローランドさんには、「マスタースケールチューニング」というSysEXを作ってもらって、いちいち12音階分設定しなくても済むようにしていただきたいものです。

女性蔑視は流石に飛躍しているような

 話題の「産む機械」問題ですけど、たかが比喩表現ごときにそこまで突っかかる必要がどこにあるのかなあ、と、日本語を使う人間として考えてしまいます。
 それはもちろん、女性から見れば、機械だなんてとヒステリックになりがちですけど、そんなことをいっていたら、「犬も歩けば棒に当たる」なんて、動物虐待てきな表現ですし、「井の中の蛙大海を知らず」なんて、蛙をバカにしているとしか思えません。
 他の動物は良くて、ホモサピエンスは駄目なんですね。ああ、人間の思考回路って怖い。

 とまあ、こんなことを書くと、ネット回線を媒介にして罵詈雑言が飛んできそうですね。

 さて、読書の時間の減少に影響されているかはわかりませんが、教科書をすらすら読めない小学生はおろか大学生までもが世の中をはびこっていますけど、教科書をすらすら読めないのは先読みが出来ないからです。
 一般的に、文章を読み上げるときは発音するより先の所に視点を置くことによって、発音と読み取りの間にタイムラグを作り、そのタイムラグの間に発音すべき内容をキャッシュ、発音するべきタイミングになったらキャッシュを放出する、という手順を取ります。手っ取り早く言うと、先読みですね。
 ところが、この先読みが出来ない場合、出てきた文字をそのまま追っていくので、「は」の発音を間違ったり、単語の区切りを間違えたりと、滑らかに文章を読み上げられない問題が発生します。

 読み上げに拘わらず、普通は自分の発音するべきことに対して一定の時間、脳の中で単語を模索する作業が行われます。この時、普通は危ない表現に対して気が付くのです。
 しかし、全ての言葉が、そう言った思考の中で生まれてくるとは限りません。私達は手よりも早く言葉が出てきたり、言った後に後悔することが多々あります。
 そう言ったことを考えると、アナウンサーが「機械という言葉を使う意味はあるのですか」と問うのは、人間の発する言葉のメカニズムに対してよく考えていればすぐに「問う事自体に意味がない」と気が付くはずなのですが………。
 つまり、思慮が足りなかったのはもちろんですけれども、足を掬って辞任に追い込もうとするのは、少々行き過ぎた話のような気がします。また、この言葉一つで「女性蔑視」だなんて言うのは、論点の飛躍どころか、ヒステリックなだけでしょう。

 こういったヒステリックな対応、というのも俗語的な「脊髄反射」ですし、自分が普段言葉を発するときにどうやって発しているのだろうと考えることなく「あの言葉を発した意図は?」と訪ねるのも、脊髄反射でしょう。
 つまりみんな、思考が足りていないのです。
 もっと落ち着いて物事を考えるようにしましょう。


 こういうとき、女に対して「お前は産む機械だ」だというとヒステリックな反応が返ってきそうですけど、男に対して「お前は子種を発射する機械だ」といっても、ヒステリックにはならないんだろうな、という考えに辿り着き、男と女の違いを実感するのです。
 最もこの場合、出産と射精では話に違いがありすぎるのですが。

 部屋の掃除で、男が女の部屋を掃除すると軽蔑されますけど、女が男の部屋を掃除しても何もいわれない、とか、こういう例の方がわかりやすいのかな。

2007年1月30日 (火曜日)

和菓子専門店「甘党」

スタバで買えるワッフルって、触感がもそもそしててあまり私好みじゃない。

【写真・サムネイル】 5枚のワッフルを近くから写した写真 既に幾人かの方がお気づきかと思いますけど、トップページの画像、すなわちトップ画像をショコラ(今度から略語はこれか?)の広告画像に差し替えています。この広告画像、公開当初は背景にケーキの写真を使っていたのですが、最近になってワッフルに差し替えました。
 じつはあのケーキの写真、無料素材集から拝借した素材で、商用から非営利に渡って無許可で利用出来るライセンスなのですが、あまり気持ちのいいものでもないので、自作の写真にしたのです。

 このサイトのトップ画像というのは同人誌の表紙や写真を背景にした広告が多いですけど、実は、半分近くは他の方の協力があって出来た素材です。
 他の方の作品を素材や母体として使ったのは、0代目(+初代)、2代目8代目11代目13代目14代目17代目21代目の8種類。
 もちろん、素材として利用、という形なので、他の人が作った画像(フリー素材を含めて)をそのままトップ画像として、使ったのは初代と二代目、巫女のスヽメの広告を出した11・13代目の四種類だけで、後は必ず私が加工しています。

 普段なら、今までのようにフリー素材を使ったものでもいいのですが、今回は同じ画像をイベントのPOPとして使っているというのが影響しました。
 同人誌は出来るだけ自分の手でという考えの下、挿絵も特別なことがない限り利用せず、全て自分の手で作り上げるのが、私です。しかし、この考えに、あのケーキの画像、すなわち、他の方が作った画像を素材として使っているというのが、干渉してきました。また、フリー素材で許可を取る必要がないとはいえ、なぜか無断で使っているという意識が強く出てくるのです。(『光になりたい』の表紙は、上下巻ともねこやなぎ氏からお借りした画像ですけど、この時は許可を取って使用しています。)
 これら、「出来るだけ自分で」、「無断で使っているような気分」に加え、素材集は他の人とネタが被る可能性がある、という三つ目の要素が、私の心を動かしたのです。ただでさえ、ニュース番組でゲームのBGMが流れるときにする私ですから、他の人と同じものになる可能性というのは潜在的に嫌っているのでしょう。

 そこで早速、撮影に必要なワッフルをいつもの洋菓子店から購入。ついでにシュークリーム5個と、完全に食べる用のワッフルをもう一袋(一袋五個入り)買ってきて撮影開始。わざわざワッフルを入れるための袋を自作したり、撮影用のセットを作ったりと、さながらプロのオークション出品者気分。
 課題で作った模型の撮影で磨いた技術を無駄に駆使して、ワッフルを撮影。そして出来上がった写真をいつものように加工してサイトのトップ画像に仕立て上げたのです。

 ちなみに、18代目の原稿用紙の線は、Wordの原稿用紙エディッタで出力した原稿用紙のスクリーンショットだったりします。

概念的にはWikipedia

 インターネット上のリソースというのは誰かが提供しなければ、供給されることはありません。
 普通、こういったことは野菜や酒を含め、衣食住、人間が現在のような文明的な生活を行うためには当たり前すぎて、意識することもないでしょう。インターネットというのはその中でも(少なくとも一般に普及したというレベルで)比較的新しい存在ですが、この原則に変化はありません。
 しかし、先に述べたとおり、これの流れが一般化しすぎると、そこにあることが当たり前になってしまい、人は感謝することを忘れるのでしょう。「頂きますを止めさせろ」と声高らかに叫ぶバカ親もこの部類でしょうか。

 さて、インターネット上のリソースの中には、Wikipediaと呼ばれる百科事典があります。これは、私達一般人をライターにすることによって、辞書のような専門性や正確性という価値観ではなく、純粋に掲載できる記事の多さを優先したリソースといえるでしょう。ここからもわかるとおり、Wikipediaというのは私達が作っていくリソースなのです
 ただの消費者に甘んじている人には理解できないかも知れませんが、消費者がいる裏に、生産者がいるのです。そして、Wikipediaは一般的な消費者に対しても、生産者になる機会を与えてくれる共有リソースといえるでしょう。
 こういったたぐいのものは比較的沢山あって、知的コンテンツの集約として役に立つ「教えてgoo」や「2ちゃんねる」、大規模な音楽データベース「CDDB」、そして縦横無尽に情報を検索するときに使う検索エンジン「Google」などが代表例でしょう。
 Googleは私達が干渉していないと感じてしまうかも知れませんが、リンク数によって検索結果がソートされていくのですから、私のような管理人がサイトにリンクを張り、それが集約されることによってGoogleのデータベースが構築されていきます。こういった意味では、間接的に私達もインターネットのリソースを構築するお手伝いをしていると考えることが出来ます。

 今日は少し面白い記事を発見しました。とあるCDに対するAmazonのカスタマーレビューの中に、CDDBにデータがなかったせいで手動で入力した、という趣旨の、だれがどう見てもCDに対するレビューじゃないだろと突っ込みたくなるような書き込みがありました。
 上に書いたとおり、CDDBは提供されるリソースであると同時に私達が作り上げていくリソースです。CDDBを受信して自動的にタイトルなどを補完してくれるソフトは沢山存在していますが、一般の人というのは、CDDBは絶対的データベースで、常に最新のCD情報を提供している勘違いしているのかも知れません。それどころか、CDDBのことを知らず、ソフトウェアが勝手にタイトルを入力していると思っているのかも知れません。

 CDDBに干渉できるソフトで有名なところと言えば、CDexやExactAudioCopyがありますが(後者は2Byte文字を不正な文字列と判断して送信してくれない)、こういったソフトを使うことによって、私達はCDDBに未登録のデータを追加することが出来ます。
 それこそ昔ならCDPLAYER.INIにCD情報を自分一人で追加していくしかなかったのですが、パソコンをネットワークに接続し、CDDBという存在を知ってからは、タイトルなどの情報を手軽に受信し、わざわざ入力する手間も大分軽減されました。
 しかし、それは軽減されたというレベルであり、CDDBに登録されていないCDは沢山存在しています。とくに、発売されたばかりのCDというのはだれもそのデータをCDDBに送信していないのですから、データが存在しなくて当たり前なのです。

 CDDBは商用データベースではありませんし、メーカーがCD情報を率先して提供しているというわけでもないでしょう。ですから、CDDBにデータが登録されていないと短絡的に考えるのではなく、世界で最初にCDDBに新しいCD情報を追加できるチャンスを手に入れたと思えば、幸せになれるのです。


 ちなみに私の場合、CDDBにデータを登録できるチャンスが来ると喜び勇んでデータを登録します。べ、別に感謝して欲しくて言っている訳じゃ(以下テンプレ)。

2007年1月31日 (水曜日)

すぐに呼びましょ陰陽師 Let's Go!

昨日のワッフルの写真をネガポジ反転すると恐ろしいことに

 例のものを買ってきました。これで今年も準備完了。

PC-Successが破産申し立て

 安い、けど、商品が希に届かない、苦情対応が悪い、という、某アマゾンの予約商品を彷彿させるサクセスが破産を申し立てた様子です。民事再生法の手続きではなく破産手続き、ということはこのまま倒産するのでしょう。

 秋葉原からパソコン店の撤退が相次ぐ中、今度はサクセスが撤退。秋葉原がゲームとアニメの街に移行しつつある現在、当然という流れかも知れませんが、それ相応の店が減っていくというのも悲しいものがあります。国内で真空管を常時入手できるというカオスっぷりが秋葉原の特徴なのに、専門店が減るというのは切ないですね。

 困ったときはドーマンセーマン2の陰陽師を呼べば解決するかな。

初出: 2007年1月21日
更新: 2007年2月1日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2007 Suzuhibiki Yuki

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