2006年11月の日記 -1冊目-

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2006年12月1日 (金曜日)

今日から巫女駆

巫女駆

 今月は巫女駆~。
 と、去年と同じネタを掘り起こしてみました。

ATOK

 プレステ3にATOKが搭載されているのは結構有名ですが、WiiにもATOKが搭載されていることが先日明らかになりました。この辺りの戦略が、ブラウザのOperaに共通するところがあるなあ、と思ってみたり。
 日本国内の出荷台数で見れば、MS-IMEをATOKが追い越す日もそう遠くないかも知れません。携帯電話、プレステ3、Wiiとパソコンよりも供給数を増やせる可能性のあるハードですから、ATOKの動向にこれからも注目ですね。

 こういったことを見ていると、OSやソフトなんかは、Windowsのようなスーパースターと、TRONの様な縁の下の力持ちに完全に二分されている雰囲気ですね。

年賀状作成の季節ですが

 ちょっとしたリストを作っておいたので、何かの参考にでも。

相手によって賀詞を使い分けよう
文字数 言葉(賀詞) 目下 目上
一文字 ×
×
寿 ×
二文字 賀正・賀春 ×
迎春 ×
新春・初春 ×
四文字 謹賀新年
恭賀新年
敬寿瑞春
春風献上

 一言で言えば、一文字・二文字の賀詞は目下の人に(丁寧さに欠けるから)、四文字の賀詞は目上の人に使う、ということ。
 それにしても、賀詞って調べてみると結構沢山あるんですね。

一方任天堂は

 PS3でPS2とPSのゲームの一部(200/8000)に互換動作の不具合があるといった発表が成されて久しいですね。
 PS3は当初、PSとPS2のソフトについてはソフトウェアでエミュレーションする予定でした。しかし、開発期間が足りず、PSについてはソフト、PS2ではハードでエミュレーションしています。PS3に組み込まれているPS2を動かすための互換チップは、薄型PS2で使われたチップの改良版になっているはずです。
 もちろん、PS2チップを搭載することは、消費電力や内部スペースの問題が出てくることになり、SONYとしては最終的に全てソフトウェアでエミュレーションする予定にしていたようです。そのPS2のエミュレーションソフトも9割以上開発が終わっている段階で、PS3の発売となったのですが、その結果が、不具合の連続です。
 この流れを見る限り、PS3からPS2互換チップが取り外されるまではしばらく時間が掛かりそうです。互換チップですら、PS2との互換性を取り除けなかったのですし。

 ちなみに、PS2のときはPSのチップをそのまま搭載し、互換性を取りました。この時にも互換性の不具合が起こったのですが、SONY側の公式見解では、PSの規格に準拠していないソフトが動かなくなっているだけ、といった見解を示していたような記憶があります。

 いわゆるコピペを元ネタに、互換性についての流れをまとめてみました。

  1. Xbox360がXboxとの上位互換を取ると発表

    Xbox 360はXboxのベストセラー ゲームタイトルと下位互換性を保持していることも合わせて発表された。どういったタイトルが「ベストセラー ゲームタイトル」に属するのかは明らかにされていないが、Xboxと完全互換ではないことは明らかにされている

  2. 久夛良木氏、Xbox360が完全互換を取らないことを批判的に見る

    Xboxは、新世代が今年の11月に来ると、現行のXboxは旧世代になる。そうすると、Xboxは自分で自分を殺してしまうことになる。それを救う唯一の方法は100%の互換性を初日から取ること。でも(Microsoftは)それをコミットできないだろう、技術的にも苦しい

  3. PS3、PS2とPSとの互換性を保てず

    音が聞こえない程度であれば、我慢すれば遊べるので問題ないと思う人もいるだろう。ハードの進化による非互換の問題は他社(のゲーム機メーカー)を含めて業界として知られていること。当初から互換率は100%ではないと考えていた。

 一方任天堂は、全品チェックしていた。

それは、いままでに発売されたゲームボーイ用ソフトが動くかどうかを確認する作業。なんといっても、サードパーティの作品も含めて、1600本もプレイしなければならないんですからね。私とスーパーマリオクラブとで8人のチームを組んで、なるべく短期間のうちになんとか終わらせようとがんばりましたが、もう、限界を超えていました。もちろん、8人で全部をチェックできるワケもなく、半分くらいは宇治工場のスタッフに手伝ってもらいましたが。

 元々、ソフトやハードで互換性を取るのは非常に難しいことでしょう。USBやIEEE1394は多くの製品と通信規格を共有するという点で、互換性がある規格ですが、同じUSBなのに、メーカー毎に動いたり動かなかったりするといったことが起こっています。一時期、DellのパソコンでのUSB互換問題も賑わった記憶がありますし。
 いわゆるPSシリーズは、沢山の型番違いを出すので、それぞれの互換性も騒がれる傾向があります。聖剣伝説3聖剣伝説 LEGEND OF MANAが、SCPH-15000番以下のPS2では動かない、といった問題は、結構有名ですね。
 PS3でPS2とPSの互換性を100%取れないことは承知ですが、PS3内部の型番違い程度で、動かないソフトが出てくると言うことが、今回は起こらないように祈るばかりです。

 それにしても、任天堂の執念はすごいなあ…。
 ゲームボーイ(?)が完成したときに、社長に本体を持たせたら、その場で落下させ、そのあと拾い上げてから電源が付いたことを確認して、発売を決定とか、そんなエピソードもあった気がしますし。
 海外では、ゲームキューブの取っ手と車をロープで結びつけ、走り回った上で、電源を入れるとディスクを読み込んで駆動したとかそんな実験もありますし。

リモコンのストラップが切れるのは

 米国で先行販売をしているわけですが、リモコンのストラップが切れ、リモコンがテレビを直撃して―――といった事件が幾つか起こっているようです。
 幾つか原因が考えられるのですが、

 でも、テレビを大破するコントローラーそのものは、壊れない。

 任天堂側は、新品のストラップを供給すると言った対応を現時点では行っていますが、コントローラーのバリ取りや、ストラップの強化に努める方針を打ち出すといった動きをしてくるでしょう。製造物責任法で集団訴訟される可能性もありますし、初期不良は早めに対処しておくのが吉ですから。

貴方もWiiが欲しくなる

 もっと早めに紹介する予定でしたが、明日発売と言うことで、今日取り上げます。

 任天堂が9月14日に行ったWiiのプレゼンの模様を全編閲覧できるページです。Wiiの機能や開発理念が手に取るように分かるプレゼンです。Wiiに対する見方を変えてくれたといったも良いでしょう。
 自信ありげにとまでは言いませんが、信念を持って開発したことが分かるプレゼンです。DSやDSLiteの売り上げが伸びた理由もドライに観察していたりと、好感の持てる形に仕上がっています。
 なお、非常にわかりやすいプレゼンですので、学校でプレゼンをする機会がある方や、プレゼンに馴染みがない方も、参考にするために閲覧することをお勧めします。

 あ、あと、ウェブで繰り広げられる、動画とスライドを同時に制御する技術を刮目して見るのですよ。

なにこの超使える検索エンジン

 1カップっていくらだっけ、と思いつつも、何時も、「茶碗一杯分ぐらい?」と勝手に1カップの容量を決めていた私。流石にそろそろ調べた方がいいかと思い、ぐぐってみたら………。
 google電卓で答えが出た。何この超使える検索エンジン。

 でも、何時も使っている「1カップ=茶碗一杯」も、数量的には近似的答えだったということに。

 ちなみに、200ccの容量を量りたいときは、標準的なコップに八分目ほど注ぎ込むと、近い値をはじき出してくれます。

【雪冬】 「ところで、みいなは何カップ?」
【みいな】 「人生そのものをローレベルフォーマットされたいのですか?」
【雪冬】 「遠慮しておきます。」
【マージン】 「始めから私に聞けばいいのに。」

2006年12月2日 (土曜日)

職人の目

KIDが……… (01:00)

ゲームソフト会社のキッド(資本金1億6090万円、東京都大田区、市川久祥社長)が11月30日に営業を停止し、12月1日に東京地裁へ自己破産の申請を申し立てたことが分かった。民間の信用調査会社、帝国データバンクによると、負債総額は約5億3000万円。

 個人的感覚から言えば、「ありえる」ということ。メモオフ3rdを発売した頃から変な挙動が目立っていましたが、それがそのまま形に表れたとも言えるでしょう。KIDといえば、メモオフやEver17・Never7、(個人的な偏見で)My Marry May辺りが思い浮かびますが、ここ最近、名作といえる作品に恵まれていなかった感があります。
 PCゲーム移植も、ここ最近ではアルケミスト(minori作品やバルドフォースなど)あたりが頭を出し始めていて、移植といったらKIDという面影も薄くなっていました。それに加え、自社オリジナル作品も目立っていたとは言えないのではないでしょうか。

 でも、声優さんも豪華(これも素因の一つか?)でしたし、音楽も申し分なく、クォリティーも比較的安定していて、一つのゲームとして見て面白いソフトも供給していたメーカーだけあって、残念ですね。メモオフ2ndは私をこちら側の世界に引きずり込んだ一つの要因でもありますし。

 さて、KIDの勇姿をたたえてそろそろメモオフ2ndの完全攻略を―――。


 ただ、PS3のソフト開発費(開発キットの値段などを含めて)は今までに比べてかなり高騰しそうですから、中小規模のゲーム会社が潰れていく可能性は今後もないとは言えません。
 いわゆるギャルゲー系ゲームの移植は開発費や必要スペックとの兼ね合いでXbox360を中心に(Wiiはギャルゲー駄目らしい)展開できそうですし、移植作品が減るとは言い切りませんが、ゲーム機戦争と呼ばれている裏側で、ソフトハウスの生き残りをかけた戦いも勃発しそうです。

 Xboxはゴマエーも供給するようですし、WindowsベースだからPCゲームの移植もしやすい、と。
 でも、本当、『アイドルマスター』のプロモーション映像のあのフルアニメーションムービーのクォリティーの高さ(除く振り付け)には驚かされます。

リアリティー

 ゲームの画質がリアルになればリアルになるほど、ゲームとのギャップに苦しむ、そんなことがある人は多いかと思います。
 本物と勘違いしそうなほどに画面がリアルになった格闘ゲーム。ダメージを受けて痛そうにしていても、も次のラウンドにはぴんぴんしている。背景も観客も緻密に描写されるレースゲーム。どれだけぶつかっても、多少凹みはするものの、車自体が大破することはない。
 そんな、本物らしさとゲームらしさの溝が深まれば深まるほど、一つのゲームとしての一体感はどんどん薄れていくのだと私は思います。

 中途半端に本物らしく、その一方でゲームらしさがあるため、「画面が綺麗だね」「動きが滑らかだね」などと思っていても、ゲーム的な部分によって現実に引き戻されてしまうため、感情がそがれてしまうこと、あるかと思います。
 そう言った意味で、SONYが言うところの、「ゲームの画面は綺麗な方がいい」というのは、全ての点において真理であるかと問われたら、違うと答えるでしょう。

 閑話休題。
 アニメや漫画などを見ていて気になることといえば、『魔法少女リリカルなのは』で思い出される、柱のない学校を始めとした、現実世界とのギャップ。
 もちろん、アニメ等は虚実の世界で構成されているため、全ての点で現実世界を当てはめることそのものが間違っていると言えます。ただ、物語自体は地球に似たような世界を中心に展開されることが多いため、私達が住む地球との違いのギャップによって、「ああ、この物語は仮想現実でしかないのか」などと、急激に現実に突き戻されてしまいます。
 一言で表現してしまうと、詰めが甘いため感情移入が損なわれる、ということになるでしょう。

 満月が綺麗だねと見上げた二週間後、三日月が綺麗だね等と言い始めたら、それだけでもやもやした気持ちになります。何故なら、満月の二週間後は新月で、月が見えるはずもないからです。
 満月が南中している表現をしているのにも拘わらず、時刻が22時や26時になっていたりしてても、変な気分になります。何故なら満月が南中するのは、0時だからです。

 こういった感情を抱くのは、私が物語の展開に現実や必然性を求めている部分があるからです。もっと踏み込んでみれば、作品を観客の目で捉えているのではなく、作品を作り手の目で捉えているからです。
 ReSin-ensで朝日を描写したり、夜の空の様子を描写していますが、実際に日出没や月出没の時刻を調べたり、星座版を使って星空の位置を把握した上で描写しています。満月が必要なシーンでも、その日付に満月になり得ないと分かってしまった場合、それ相応の月にしてシチュエーションを若干変更してしまったりもしています。

 こういった書き方は私が一つの手法として用いているだけですから、必ずしも作品として良い方向に向かうとは限りません。ただ、時としてそれが物語に伏線を与える要素にもなり得ます。
 ReSin-ensなんかは日付を小見出しとして使っているので、あまり関係がありませんが、作品によっては星座の位置関係で日付と時間を暗示するといった事をしているときがあります。

 基本的に、一つの作品において一箇所以上実験をしている箇所があります。つまり、私が作る作品は実験台なのです。この表現を使ったらどうなるか、この表現はどんな効果が出るんだろう、そんな実験を繰り返しているのです。
 『光になりたい』で使った泣いている時の台詞の表現は、その実験を元にしてその後の作品で使うようになりました。『リバースバレンタイン』で使った、句点を使わずに読点だけで文章を句切っていくという表現も、今後、何処かの作品で使うことになるでしょう。
 そう言った中に、現在私が使っている方法として、天体の動きを物語中に極めて現実的に描写する、と言うものが含まれているのです。

 さて、現実性と虚実性が同時に描かれると萎えるという話。
 アニメで抜粋すると気になるのは、パースの狂いや、建築物の物理的問題点。その他、茶碗の配置(『貧乏姉妹物語』で、いつもは間違っていないのにある場面だけ、味噌汁とご飯の位置関係が逆になっていたことが…)を含めた、一般的(または常識的)な部分等。
 先に挙げたとおり、アニメで描かれる世界は基本的にフィクションですから、私達の生活の常識をそのまま当てはめることは出来ません。しかし、私達の生活そのものは現実世界で行われていて、それが身に付いているのは事実です。そう言った身に付いていることと、虚実世界で描かれていることに若干の違いが出てくると、「何でこうなんだろう」という疑問点が浮かんでしまい、物語に集中できなくなります。
 もちろん、その違いが明示的に説明されていれば話は別ですが。
 極端な見方をすれば、現実をモチーフにしているアニメで、現実と違う部分が出てしまうと、その違いは制作者側が意図している、と認識してしまう可能性があります。最終的に、その違いが単なるミスであったとき、物語の世界観から引き離される要因の一つになると言えるのではないでしょうか。

 『魔法少女リリカルなのは』では、高町なのはは左利きなのに、時々右メインで動いていたり(これは本当のミスでしょう)、闇の書は横書きなのに冊子自体は右綴じになっている場面があったりと、ツッコミどころが出てきてしまいます。
 こういったツッコミどころは、時として酒の肴(最近だとキャベツとか)になりますが、非常に重要な場面であった場合、「詰めが甘い」と評される原因になります。
 現実性を追求することが正しいというわけではありませんが、人によっては、気になってしまうんだよ、というお話でした。


 尤も、人には必ず専門分野があって、作品を書く人自身は全ての分野に精通している訳ではありません。だからこそ、多くの人が平均的に納得できるような部分で妥協するのが筋と言えるでしょう。(ネットワークを舞台にした作品なのに、ネットワーク知識がぼろぼろというのは大問題ですが。)
 ですから、作品を捉える人によってツッコミどころが変わってしまい、作者が全ての点において突っ込まれないようにする、というのはほとんど不可能ですし、それを目指す必要性はまず無いでしょう。
 そう言ったことを考えると、私が「こんな建物現実的にあり得ない!」と突っ込むのは至極当然の結果で、わざわざ文章化する必要も無いのです。
 ただ、納得できないのは、小中学校で習う基本的な物理法則や天体法則なんかを、明確な理由がないのにねじ曲げられるということですね。


 というか、こういったことを書き手は深層心理で気が付いているのでは、と思います。学校を舞台にした作品は多くの人が体験しているでしょうから書こうと思えば書けてしまいます。
 しかし、職業ものと呼ばれるジャンルは、その職業における知識を得る必要がありますし、生半可な知識で書くと何処かでぼろが出てしまいます。そう言った馬脚を現す(露わす)のを避けようとすると、自然と学園ものの作品は増え、職業ものの作品が減ってしまうのでしょう。
 もっとも、人口比率から考えれば、それも自然な姿と言えるでしょう。

 落ちが中々付かないのですが、これで最後。
 ここまで書いておいてあれですが、アニメや漫画・小説はまだマシです。論理的な意味で現実世界と接点がある作品は少ないですから。しかし、刑事ドラマなどを含めた実際の人間が演じる作品で、明らかに何かを勘違いしている場面が出てきたりすると、萎えますね。簡単なものでは、慣用句や諺の使い方を含めた言葉遣い。ちょっと込み入ったところでは、警察や弁護士などの行動(越権行為や、法廷の中で歩き回ること等)が目に付きます。
 水戸黄門は実際には全国を歩いていない? ああ、あれは、水戸黄門が地図を作ったという現実を元に作ったファンタジーだから許されるのです。

 こういった、あり得ないものを素直に受け止められない、というのは、作り手の特性の一つでしょうね。

2006年12月3日 (日曜日)

イベント準備

雪待終夜、初サークル参加

 雪待終夜の初イベントは、来週の日曜日、高崎でのイベントです。サークル名を変えたわけではなく、明らかな新サークルですから、本当の意味で、初めてのイベント参加、となるでしょう。今年の夏コミは希望風ですから、サークルとして出るのは今回が初めてです。

ペーパー
 同人誌即売会でサークルが配る情報紙。普通は無料配布され、サークルの傾向や新刊説明、サークルによっては通販のお知らせや、次回イベントの予告などが行われる。

 そんな初めての参加をするに当たって、今回の強化目標はペーパーになりました。
 昔から製本作業がイベント寸前だったりして、ペーパーは前日に仕上げた手抜き作品。テンプレートなんて存在しませんでしたから、その場その場の気分でレイアウトが決まるお気楽なものでした。一時期、三回ほどペーパーのデザインが安定したこともありましたが、それももう過去の話です。

 そう言った経緯もあり、ペーパーを真面目に考えてみようかな、と思っています。
 幸い、今回のイベントは新刊を印刷すると言うこともないため(夏コミやその後に既に印刷済み)、イベント準備期間としては、今までに例を見ないぐらい余裕です。そう言った時間的余裕も手伝って、今回は真面目にペーパーを作ってみようと思います。
 今回のデザインがよければ、今後、雪待終夜のペーパーのデザインとして固定されるでしょう。

2006年12月4日 (月曜日)

タイトル未決定

日記でメールレス

> 聖剣伝説3が、SCPH-15000番以下のPS2では動かない、といった問題は、結構有名ですね。

  _, ._
(;゚ Д゚) 聖剣伝説3!?

 あーっ!

 動いたらまずい、動いたらまずい。
 聖剣伝説3はSFCのソフトでした。正しくはこっちですね『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』。

それと、「名前自体を匿名で送信する (名前欄は初期値のまま送信してください)。」は要らないような気がするのですが。
匿名希望の意思表示は「『日記でメールレス』の方法 【必須】」で出来るわけですし二度手間になりませんか?

いや、正直に話しましょう。

  •  

 ・ 投稿者名を公開してもいい (名前自体を匿名にした場合は、匿名扱いです)
 ・匿名ならOKです (名前を入力しても扱いは匿名でという場合)

匿名希望の場合にどちらを選択すれば良いのか混乱しました。
普通なら匿名希望なので「匿名ならOKです」にする所ですが、「投稿者名を公開してもいい」の括弧書きに「名前自体を匿名にした場合は、匿名扱いです」とあるため「名前自体を匿名で送信する」にチェックを入れた場合はこっちにするべきなのか? とも思えて来ます。
というか、わざわざ書いてるくらいなのでこっちなんでしょうね。
括弧書きを見ると「匿名ならOKです (名前を入力しても扱いは匿名でという場合)」は名前を入力した人専用という感じがしますし。

しかし、匿名を希望するのに「匿名ならOKです」を選ばないというのは、違和を感じるというやつでしょうか、何となく引っかかります。

 この事なんですけど、私自身も違和感があります。というより、あのような形式に変えたときにその違和感に気づいているのですが、どういう文章を組み立てればいいのかな、と未だに悩んでいるところです。
 今分析すれば、この違和感の正体は、匿名に関する項目が二つある事に起因するのだと思います。ということは、今現在、

この三項目になっているのを、

シンプルにこうすれば、匿名希望の人は素直に二番目を選んでくれるでしょう。また、デフォルトの一番目を選んだとしても、匿名で扱うことになるので、特に問題がないと思います。

 さて、肝心の、「名前自体を匿名で送信する (名前欄は初期値のまま送信してください)。」は要らないような気がするのですがについてです。
 そもそも、この項目が出来たのは、名前入力欄のデフォルトを、今まで「匿名希望」にしていたのを、「お名前」に差し替えたからです。利便性から言えば、匿名希望にしておいた方が良いのですが、最終的にHTMLということを優先してしまいました。
 なので、チェックボックスそのものは存続することになります。

だからその報道の仕方が―――

 交通事故で死亡した児童を紹介するウェブサイト関連のニュースが飛び交っていますが、サイトまで紹介する必要が一体何処にあるのでしょうか。
 今頃、アクセス数が一時的に増加しているんだろうなあ、と思ってみた次第。報道のクォリティーも、週刊誌レベルまで低下してきている感じがしますね。やっていることもほとんど同じですし。

 苛めの報道について触れたときには紹介しませんでしたけど、WHOは自殺に関わる報道のありかたについて勧告を2000年に行っています。日本国内の自作関連ニュースを思い出しながら、以下に示すWHO勧告の概略を読んでみてください。

 何処の局も9割以上は引っかかっているような気がしますね。真面目に守っているのはNHKぐらいですか?
 同文章では、メディアでの不適切な取り上げ方が、自殺行動を増加させる」という研究結果を提示した上で、どうやって扱うべきかを紹介しています。それをふまえると、日本の報道って、「国民の知る権利」を隠れ蓑にした「マスコミの報道する権利」の職権乱用だと思えてきますね。
 もちろん、個人のウェブサイトを除いた多くの報道メディアは広告収入で成り立っていますから、煽情的な表現になるのは仕方がありません。そう言う点では、こういったウェブサイトというのは、個々さえ気をつけて情報配信を行えば、最強のメディアになり得ますね。

2006年12月5日 (火曜日)

エプロンは制服なんですっ!

あっあの、どうしてこんなに準備がスムーズに

 あっあの、どうしてこんなに準備がスムーズに…どうして私こんなにてきぱきとしてるんですか?

 上の文章は、みくるボイスでお願いします。
 そんなこんなで、イベント準備が今までにないぐらいスムーズです。どのぐらいスムーズかというと、このぐらいスムーズ。

イベント準備進捗状況の比較
項目 夏コミ 今回
新刊の印製本 出発当日に完成 一ヶ月以上前に完成
ペーパー 出発当日に完成 五日前に完成
お品書き 出発当日に完成 五日前に完成
POP 出発当日に完成 今日から作成

 この展開絶対危ない。後半に何かが起こる。骨折するとか(笑)。

 さて、最近のイベント参加では、何か一枚の写真をスペースの中心にしていることが多くなってきました。前回の前橋のイベントでは桜の写真でしたし、夏コミは木漏れ日の写真でした。そして今回のイベントは、田園風景の写真です
 本来なら、紅葉の写真が一番良いのでしょうけど、実は紅葉の写真を殆ど持っていないのです。ですので今回の写真は、秋は秋でも夏から秋に移り変わったぐらいの瞬間に撮影したものです。具体的日付をあげれば、9月15日ですね。
 こうやって撮影した写真を、お品書きの背景として使ったりするわけです。

 あー、そういえば、この間紹介したツリーの写真でもいいのか…。どうしよう…。でも、黒基調でインクを使いそうだから止めておこう。


 先日、日記に使った画像を見ていたら、雪待終夜になってからの栞の画像を公開していないことが分かったので、この機会に紹介しておきます。

 なお、ローマ字表記は、外務省や英語系の団体が独自に制定したヘボン式ではなく、国際規格(ISO 3602)として制定された訓令式(内閣告示式)を採用しています。

制服着たら戦闘準備完了です

 お部屋が沢山あるお館でメイドとして働いている鈴響雪冬です(ぉ 。こんにちは。

 メイドの制服といえばエプロンですけど、新しいエプロンを、セレクトショップのFCSで買ってきました。これで明日からの仕事も頑張れそうです。

あのお姉ちゃんの詩が詩集になって帰ってくる

 今年、局所的にインターネットを騒がせた、『姉ちゃんの自作詩集発見した』が詩集になって、講談社から発売されるようです。発売日は12月20日。
 独特の語りぐさと、柔らかい文体が私好みで、三角形のことを「三かっ形」と書いたりしている辺りが、実に現実的なのです。肩肘張らないとはこういう事なのではないでしょうか。

 よし、私も、雪冬姐として、詩集を発売………出来るほど、詩を書くことが出来たらどれだけ楽なことか。でも、こういった、物語性を求めないで書き上げた短編小説、というのも面白そうですよね。ちょっと考えてみようかな。

 2ちゃんねる関連の書籍で他にもお勧めなのは、『泣ける2ちゃんねる』シリーズ。今のところ二巻まで発売されています。

バグフィックス

 以前から気になっていた、Firefoxを含むGecko系ブラウザで、PageUpキーや、PageDownキーを使ったスクロールが上手く行かない問題が、最新版で修正されていたようです。
 これで、今現在、Gecko系ブラウザでこのサイトを閲覧する上での問題は、全て解消されました。

ああ、またも誤報がまことしやかに語られる

 日本テレビで髪結いの話をドラマ化、今現在リアルタイムで放送されていますが、その一場面。
 白木屋の火災で、和装姿の女性が下着が見えることを気にして救助を拒み、死亡した、というようなナレーションが入っていました。
 しかしこれは、「アメリカで、ペットを乾かすために電子レンジに入れた」と同じように、都市伝説とされています。

 この事については、Wikipediaの白木屋の項でも、

このことに関して「当時の女子従業員は和服で、下着を着けていなかった。このため、裾の乱れを気にしてロープによる救助に躊躇したことで犠牲者を増やした」という説が流布され、その後広く信じられるに至った。しかし記録によると1人を除いて犠牲者は全て飛び降りや帯・避雷針などで降りようとして失敗したことによる転落死だったことに加え、多くの従業員が消防士の救助で助かっているなどこの説には疑問符が多い

のように記述され、現在では事実無根とされています。

 私の記憶が正しければ、白木屋のこの火事を元に、白木屋の専務が「羞恥心が災いして死亡した」という事をでっち上げ、洋装をアピールした事があり、それが噂として一人歩きした結果になっていたと思います。

 ただし、この「羞恥心が元で死亡した」という説も、それを否定する説にも、明確な根拠はなく、どちらも信じるに足らない事象であるといえます。つまり、例え、「白木屋が下着普及のために一手を打ったというのが嘘」というのが間違いであっても、「羞恥心が元で死亡した」という事自体に根拠がないため、下着が普及した理由を白木屋の火災に結びつけるのは、今現在不可能です。
 ということは、今は無き『トリビアの泉』や今日の日テレのドラマで、「羞恥心が元で死亡したため、下着が普及した」というように語っていたのは、いささか早計であるといえます。

 ただ、羞恥心が元で救助を拒んだのだとしたら、事実に裏打ちされている死亡者14人というのは、あまりにも少なすぎると言えるでしょう。しかも、東京消防庁によると、通称「白木屋火事」における死者14人の内訳は、火災による死者が1人、墜落による死者が13人となっています。

 ところで、屋内で火事や地震が発生したときに、多くの人はそのビルから飛び降りて死亡してしまいます。これは研究などで明らかになっているのですが、そう言った緊急事態に遭うと、高いところにいたとしても地面までそんなに距離がないと認識してしまい、これなら飛び降りられると判断してしまうために起こってしまうことです。
 ニュース映像なんかで、「どうしてこんなに高いところから飛び降りるんだろう」と、私達のような非当事者は思ってしまうのですが、当人にとっては地面まで距離があるように見えていないのですから、仕方がありません。

 また、そう言った緊急事態時に、下着を気にする人がどれだけ居るか不明です。
 現在の建築基準法で屋外に通じる非常扉は外開きにするように規定されいます。これは過去のビル火災で非常扉に人が殺到し、外に扉を開こうとしたのにかかわらず、扉が開かず非常扉の前で死亡していたという事件に起因しています。
 実はそのビルで非常扉が内開きになっていたのです。押しても駄目なら引いてみろという言葉がありますけど、彼らは避難することにとらわれ、内側にしか開かない扉を永遠と外側に押し続けていたのです。
 そう言った緊急時の人間の心理で、下着を着けていないことを気にしている余裕が本当にあるでしょうか。

2006年12月6日 (水曜日)

適当? それとも、適当?

デフォルト

Cherryのコード/スケールアシストウインドウのスクリーンショット。タイトルバーのすぐ下に、Group1という文字列が見えるが、この文字列は………。 CherryWikiを編集するためにCherryのスクリーンショットを幾つか取っていたのですが、その中で気が付いたことがありました。
 この画像は、『コード/スケールアシスト』ウインドウのスクリーンショットの一部を切り取ったものです。ウインドウタイトルのすぐ下に注目してください。
 『Group1』という文字が見えます。えっと、これって、開発キットのデフォルト値そのままですよね、ふみぃさん。

 こんな細かいところからでも、Cherryが開発途上であり、今後の開発が望まれるソフトであるということが見えてきそうな雰囲気です。というより、今後の開発を期待しています。

そして、司馬懿は伝説へ

 三国無双2・猛将伝、司馬懿の第五の武器取得完了………。
 アクションが苦手なのに、三国無双だけは頑張る。それが三国志好きクォリティー。

男男と男女と女女

 男女の間に友情は成立しない、と、いつぞやの心理学者が言ったような気がします。伝聞が事実ならば、男女間には「尊敬」や「軽蔑」、「信頼」、「恋愛」などは成立しても、「友情」は存在しないとのこと。
 そんなことをふまえて、女同士の間に友情は成立するのでしょうか。

 一般的に女性は陰険であると言われます。うわさ話が好きで、陰口が好きというのは、女性の特徴の一つですね。
 人類進化の過程を紐解けば、男が狩りに出掛け村にいなかったときにその村でコミュニティーを形成する必要があった時代がありますから、女性が本心を隠して他人と接するのはさも当然といえるでしょう。なぜなら、本心を隠して表面上でうなずいておけば、その場は丸く収まるのです。
 その代わり、女性には陰口の文化が生まれたと言えます。大勢のいる前で話せないことを、小さな派閥を作ってそこで話す。ストレスという言語が当時にあったかどうかは不明ですが、イライラが募れば、それを解消する場所も必要なのです。

 女性の陰口は一つのコミュニケーションツールで、陰口を叩き合うことによって派閥を形成し、そのどれかに所属することを強要します。そして、その派閥に上手く所属できなかった人が、表面上では仲良くやっているのに裏では仲間はずれにされる、といった、いわゆる苛めに遭遇するのです。
 ちなみに、裏切りをすることによって、別の派閥に移動することもありますが、移動先の派閥で逆に裏切られ、孤立する可能性もあります。

 女性の特徴である、「嘘を見抜く(女の勘)」や「細かいところに良く気が付く」というのは、相手の本心を探ろうとする、よく見れば神経が細やか、悪く見れば揚げ足を取ろうとする女性の特徴が表面に現れた形になっているかも知れません。

 こういった習性を考えると、女性同士の友情関係は非常に築きづらく、また、築いたとしてもすぐに崩壊する可能性を秘めていると言えます。

 一方、男性同士の友情は比較的簡単に成立し、また、崩壊しにくいことで有名です。
 先と同じように進化の過程を紐解けば、狩りにおいてお互いに協力・信頼し合う必要があるのですから、友情、状況にあった言葉で表現すれば仲間を沢山作る必要があったのでしょう。

 ちなみに、男性同士の友情は、女性が思っているよりも強く、男性感情内部では、男女間(恋人同士)の約束事より男同士の約束事が優先されることが多々あります。

2006年12月7日 (木曜日)

タイトル未決定

携帯電話の殺し方

 今のように携帯電話が台頭する前、経験則に基づいた読む人によっては微妙な感情を抱くであろう表現をすれば、私が携帯電話に類するものを持ち始めた7年前と、今とでは大分状況が変わっています。

 わかりやすく90年代と現代、という表記をすると、現代は連絡が取り易すぎるのです。
 相手から掛かってきた電話やメールへの応答速度に比例して友情度が薄れていくと感じる人や、携帯電話で常に連絡を取っていないと不安になってしまうような、私からすればちょっと変な人については、副産物の『携帯電話依存症』に譲るとして、今の世の中は連絡が取りやすすぎます。

 例えば、恋愛小説なんかで待ち合わせの場面を描写するとしましょう。
 想像してください。今貴方は友人(または恋人)を待ち合わせ場所で待っています。しかし、待ち合わせ時間を10分ほど過ぎても相手が来ません。この時、どちらの行動を取りますか?

 今の世の中からすれば、多くの人が前者を取るでしょう。後者を選ぶような場面は、相手か自分が電話を持っていないときや、待ち合わせ場所が地下であるとき、といった時以外はまず無いでしょう。
 少し古くさい、つまりは先に挙げた90年代、男女間における待ち合わせの場面を想像すると、時間が過ぎても相手が来ない時、そわそわしながら相手のことを待っています。「何かあったのかな?」、「電車が遅れているのかな?」、「約束のことを覚えているのかな?」等と考えながら、相手を信じて待ち続ける、そんな描写が可能でした。
 それが今となっては、ピポパで全てが解決ですから、こういった古くさい描写をするのがずいぶんと難しくなりました。

 相手のことを思い焦がれてそわそわする場面を描きたいのに、携帯電話を使って連絡を取らないなんて行動を描写したら、読者からすれば「ケータイ使えよ、バカ」などと思われてしまうかも知れません。
 でも、そわそわした場面を描きたいんだ、という貴方に贈る、某所にインスパイアして繰り広げる、連絡手段としての携帯電話の殺し方。

 現代の恋愛を扱うときに、携帯電話などの新しいコミュニケーションツールの存在は非常に重要です。特に、高校を卒業した人が高校生の恋愛を描くといった、自分より年下の人間を書くときは特に注意が必要です。
 これは、自分の体験談を元に時代考証をしてしまうため、出来上がった小説が、現代と銘打っていても、実際には自分の回想を元にした過去の小説になっている可能性があるからです。
 連絡手段としての携帯電話は急激に発展しましたから、そう言ったところに気をつけるべきでしょう。

 ちなみに、電話を切ったときに聞こえる「プツッ」という音は、中継局との接続を切断したときになる音なので、「プツッ」という音の回数だけ、電話が中継されていることになります。
 身元を隠すために複数回電話番号の転送サービスを利用している場合、この「プツッ」という音の回数が異様に多くなるときがあります。

メイリオ対応

 CSSの記述を変え、最優先フォントをメイリオにしました。たしかに、ちょっと見やすいかも。Clear Typeが有効になっていないと使い物にならないフォントではありますが。

日記でメールレス

リソースエディタでCherryの実行ファイルを閲覧すると、いろいろと使われていないダイアログボックスが埋まっていておもしろいですよ!

 おお…『ピッチベンドアシスト』ウインドウとか、歌詞表示を編集するウインドウとか、エクスルシーブを細かく編集するためのウインドウがざくざくと。どれもこれも確かに見たことがないです。
 これは確かに、面白いですね。

政治にも呆れるけど、給食料金を支払わない親はそれを非難する権限を持たない

 給食料未納の問題を私が初めて知ったのは、二年ほど前、仙台市が例として取り上げられたときでした。
 東北六県で宮城県は未納率が1.11%と、最も高く、性根の腐れぶりが明らかになっています。ちなみに、沖縄、北海道に次ぎ、全国三位。

 こういった給食料金未納ですが、困窮家庭はともかく、経済的に余裕がありながらも、支払わないというケースは大問題でしょう。
 そう言った家庭でよく見られる支払わない理由は、「義務教育だから」と言ったものが主なものだそうです。とりあえず、こんな事を主張する親は、今すぐ中学生辺りから再教育が必要なのかも知れません。
 中学校の公民の授業で教わる国民に科せられた三つ義務は、「納税の義務」と「勤労の義務」と、「教育を受けさせる義務」です。三つ並べたときは、「納税の義務」、「勤労の義務」、「教育の義務」と省略しがちなので、「教育を受けさせる義務」であることを忘れがちですが、日本国憲法第二十六条の二にも、子女に普通教育を受けさせる義務を負ふと表記されています。
 それに、テストでも、「教育を受けさせる義務」と表記しないと、三角になったような記憶があります。

 つまり、「義務教育」とは、国が子供達を教育する制度ではなく、親が子供に教育を受けさせる義務を負う制度なのです。入力していて、中学生を相手にした授業をやっている気分になる文章ですが、この程度のことを親が理解していないので、仕方がありません。
 中学生でも一食250円を切る食費を払わないなんて、ずいぶんけちな親だ事。

 なお、同じ二十六条の二には、義務教育は、これを無償とすると書いてあります。ここだけ解釈すれば、義務教育に掛かる全てのお金が無償になりそうですが、そうでもありません。給食は教育ではなく、栄養供給だからです。
 食にまつわる教育は普通、「生活」の授業で行われるでしょう。教育に必要不可欠な教科書代は無償でも、栄養補給に必要な食事代はきちっと支払っていただきたいものです。
 それでも「食事だって教育の一つだ」と主張する親には、次の言葉を進呈します。「食事の教育ぐらい、自身の家庭で行ってください」。

 ちなみに、給食費をわざと払わない親は、どんな理由を付けても裁判で確実に負けます。なぜなら、学校給食法で給食費は保護者が支払うと定められているからです。(困窮家庭は自治体が全額補助すると言うことも同法で定められています。)

今度は代々木アニメーション

(株)代々木ライブ・アニメイション(資本金4000万円、東京都渋谷区代々木1-57-3、代表石川良一氏、従業員40名)は、12月6日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

 ただし、民事再生法の適用を申請して保全命令を受けているようなので、KIDと同じように、今すぐ倒産、というわけでもないようです。楽太郎さん、どうするんだろう………。

近年では少子化の影響や競合業者がアニメ科、コミック科を設置するなど生徒獲得競争が激化し、2005年4月期の年収入高は約50億円に減少。新規校開設や就職率向上、授業料の値下げなどによる生徒数の増加を目指していたが、生徒数は横ばいで推移していた。

 漫画の制作現場なんかでは未だに暗黙の師弟制度が成り立っているような感じもしていますが、学校で漫画を習う人が増えつつあるのもまた事実でしょう。また、そう言った人が増えていることもあり、代々木学院以外の養成校も増えてきているのでしょう。
 病院ですら倒産する時代ですから、学校が倒産しても何ら不思議はありません。財布の紐が堅くなっている現代で、いかにして自分の魅力をアピールし、人を取り込んでいくかが大切なようです。一時期の、施設の充実を前面にアピールしたやり方はもう古いのかも知れませんね。
 行政なんかは、未だに箱物しか頭にないようですが。

2006年12月8日 (金曜日)

その時歴史が動いた

イベント準備は奇跡的に進捗中

 新しい帯の印刷も終わり、あとは当日使うPOPを作ったりするだけとなりました。夏コミの反省点の一つですね。副産物のページで、サークルのジャンルが端から見て分かりづらいと言ったことを書いた覚えがありますが、このPOPはそれを改善するための方法です。
 コミケなんかではスタッフ側から「スペースナンバーとサークル名をスペース表示表記してください」といったことをお願いされますが、このスペース表記の改造版です。サークル名だけではなく、取り扱っているジャンルをも書いてしまおうという作戦なのです。

 『特殊趣向あります』と見やすく書いて、近づいてみると確かに特殊性向だったりする、という事例がありますが、これはサークル主の頭の良さには脱帽します。もちろん、特殊性向の中身をでかでかと書いてアピールすることも可能ですが、それではそれを好まない人にとってあまり嬉しい情報ではありません。
 特に、人が行き交うジャンルの中に一つそう言うサークルがあった場合、そのスペースの前左右に人が行き交わなくなってしまう場合があります。そう言ったことを防ぐために、少し曖昧に「特殊趣向あります」や「特殊性向あります」と記述し、気になる人だけが近寄れるようにすると、直接書くよりは近寄りやすいでしょうし、興味がないひとも、隣のスペースなどにお邪魔しやすくなると言うもの。
 極端な例を作ると、スタジオYOUのイベントで「触手・断面あります」なんて書いたら、絶対引かれますものね。

 とまあ、そう言うことを考慮した上で、スペースに近寄って冊子紹介を読むまで何をやっているか分からないという問題を解決するために作るのが、今回のスペース表記改良版なのです。
 創価学会系の会社、大創産業から買ってきたPOPスタンド。70ミリ×120ミリのなかに、思いの丈をぶつけるとしましょう。
 縦書きしても違和感のないジャンルというのはありがたいですね。

部屋のコンセントの模様替え

 大掃除をしつつ、部屋の配線を変更。

 パソコンや音源がある関係上アースを取らないと行けない家電が沢山あり、しかもそれらの全てが2ピン+アースというコネクタになっているため、普通の電源タップを使って給電している環境では、配線が中々難しいのです。
 そのため、現在は2P+アースのコネクタに対しては、アース線を延長およびたこ足配線して、5メートル先の台所にあるアース付きコンセントに突っ込んであります。

 とまあ、そんな無茶な配線をしているため、今年の夏に導入したレーザープリンタのアースが今まで取れていませんでした。パソコン回りの家電の中で消費電力は最大級の900W。簡単に計算しても9Aの電流が流れるわけですから、最優先でアースを取らなくてはなりません。
 しかし、そのプラグもまた、2P+アースというプラグ。仮に3P対応の電源タップを使っていたとしても、アースが宙に浮いてしまいます。今のところ、アースを延長して台所のアースに繋いでありますが、問題があることは認識しています。

 そこで、2P+アースというプラグを繋げる電源タップを探す旅に。
 案の定ですが、見つかりませんでした。3P対応の電源タップは腐るほどあるのですが、2P+アースのプラグを差し込めるタップは見つかりません。
 しかし、辿り着いたのです。2P+アースを、3Pに変換するためのコネクタが。一個あたり、1000円というべらぼうな値段で。逆のコネクタは500円も出せば買えるのですが、これもまた需要と供給の差なのでしょう。必要な個数は最低でも3個。およそ3000円の出費です。3000円あれば、雷サージ付きの電源タップが買えるとか、一週間の食費に充てられるとか、色々なことが頭を巡りますが、感電するのは嫌なので、脳内購入予定リストに加えようとしたその瞬間―――。

 3P→3Pの電源ケーブルを丸ごと買えばいいじゃん。

 時代はJIS規格。本体に直接繋がっているタイプではない限り、付属の電源ケーブルを取り外して新しいケーブルを射してしまえばいいのです。しかも、お値段は2メートルで600円ほど。先ほどの変換コネクタを買うより遥かにお買い得です。
 このケーブルを購入した上で、3P対応の電源タップを買えば………ほら、全てが解決。

 3P対応の電源タップ自体のアースを延長するのには変わり有りませんが………。

 さっそく、125V・15Aの3P電源ケーブルを探す旅に出るとしましょう。

2006年12月9日 (土曜日)

タイトル未決定

帯が出来上がったよ

 高崎のイベントに持ち込む全6冊の帯が完成し、TMNのBe Togetherを一曲リピートで再生しながら、裁断→封入という作業を繰り返し、無事に見本誌が完成。あとは、何冊搬入するかを考えるだけですね。全て5冊ずつでも8種類あるので40冊になってしまうのが、悩みどころ。

 さて、帯に話を戻しましょう。
 私のサークルには見本誌というシステムがあり、販売する冊子そのものを見本誌にするのではなく、見本誌として一冊別に確保しています。書店で最近見かけるようになった見本誌と置き換えても構いません。
 その見本誌には透明なカバーを掛けてあり、冊子紹介をする役目を担う帯は、カバーと本の間に挟む形で封入してあります。
 そして、その作業を30分ほどかけて行っていたときのこと。

 ReSin-ensの帯を入れ終わり、何の気無しにその帯を見つめていたのですが、そこで脳内に落雷。1.21ジゴワットの電力が体に流れ、時速140キロに達してタイムスリップしたかどうかは不明ですが、帯のデザイン改良案が浮かんでしまったのです。
 技能的に今から作り直すことは可能ですけど、そんなことをしてしまっては6冊分も作った帯に対する処遇があまりにも可哀想です。高崎のイベントは、以前紹介した帯で挑みますが、次のイベントにはもう、新しい帯に替わっている可能性がありそうです。


 ちなみに、DVDで明らかになりましたけどジゴワットというのは、脚本家のミスらしいですね。

不信任案が猪突猛進で可決 (23:11)

 前橋のイベントで一度隣になったサークルが創作ジャンルでして、今回の高崎にも参加するようです。そのサークルのウェブサイトで発表されている参加スペースナンバーと、私の参加するスペースナンバーに若干開きがあることが分かりました。
 つまり、私のそのサークルの間に幾つかの創作サークルが入ることになるのですが、ここで疑念が。

 スタジオYOUでのスペース配置には所々疑念がありまして、以前なんて、創作ジャンルなのにSEEDの同人誌を並べているサークルが隣に来たり、ガンダムのグッズを売っているサークルが創作ジャンルとして配置されたという経験があります。まるで、神話でのチリの扱いのようです(神は陸地を作ったときあまった土でチリを作り上げた)。
 もっとも、スタジオYOUの配置が悪いのか、申込者の申請したジャンルが問題なのかは不明ですが、前者も後者も問題には違いありません。極端なことを言えば、スタジオYOUでは申し込み必着に間に合わなかった場合の対応として、「パンフレットに載らないことや希望のジャンルに配置されない可能性があります」としているだけであって、明確にイベントに参加できませんとしていません。つまり、既に配置が終わったジャンルに対しての追加申し込みのしわ寄せが創作に来ているんじゃないかと疑ってしまったりもします。

 そう言ったことを考えると、隣に来るサークルが気になって仕方がありません。あと10時間もすればそれも明らかになるのですが、それまでしばらく悶々とした気持ちになるでしょう。
 ただ、二年ほど前高崎のイベントに一般参加したときに出会った創作サークルが来てくれていることを少し期待している節もありますし、そう言った意味では、期待を抱けるイベントになっています。
 素敵な創作サークルに出会えるといいな。

 そんな高崎のイベントに向けて、準備はいよいよ佳境です。殆ど全ての荷物を鞄に詰め込んで、後は巫女本のPOPを作って印刷するだけとなりました。


 以前悩んでいた搬入については、鞄一つで搬入ということになりました。たぶん全種合わせて50冊ぐらいあるけど、背中に背負って搬入します。

2006年12月10日 (日曜日)

タイトル未決定

POPが出来上がったよ (00:33)

 夏コミから採用した新ディスプレイでは、2冊の平積み冊子が存在することになりました。片方はReSin-ensですが、もう片方は夏コミとは違い、『巫女のスヽメ』を平積み冊子として採用します。
 このの平積み、同時に、POPを作らないとその効果がないので、もちろんPOPを作ります。それが、昨日の日記のお話ですね。

 ReSin-ensに関してはもう出来上がっているからいいや、と思い、心にだけゆとりを持って作業していたのですが、肝心のPOPを印刷しようと思ったらそのPOPを印刷のファイルがない! どうやら、別のファイルで上書きしたか、ファイルが破損してしまったらしく、それっぽいファイル名は存在したのですが、中身が微妙に変わっていたのです。
 結局、ReSin-ensのポップを印刷したもの(夏コミで使ったのが残っていた)を見ながら新しく作り直しました。
 そんなこんなで、『巫女のスヽメ』のPOPを作る時間が減ってしまいましたが、何とか一時間ほどで完成。

 予定より若干遅れましたが、これにてイベント準備のほぼ全てが完成。後は明日の朝起きてから、POPを印刷をを印刷して鞄に詰め込むだけです。

最終準備

 イベントに必要なものが全て出そろい、最後の確認をこれからするところです。一つ悩んでいるのは、ペーパーの枚数を増やしてペーパー置き場に置いてみようかな、ということ。今まで自分のペーパーをペーパー置き場に置くというのは一度しかやったことがないのですが、やってみる価値はあるかな、と思っています。丁度、表面だけを作りすぎたペーパーもいくらかあることですし、メモ用紙にするぐらいなら…と。
 ただ、ペーパー置き場にペーパーを置くという習慣そのものがないので、どうも二の足を踏んでしまいます。出発まで若干時間もあることですし、もうすこしばかり悩んでみるとしましょう。

初出: 2006年12月1日
更新: 2006年12月11日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2006 Suzuhibiki Yuki

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