2006年10月の日記 -3冊目-

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2006年10月21日 (土曜日)

S-ATAとS-ATA2の差って何よ

第一回 称号「UD専用マシン」争奪、ベンチマーク大会 [Rev 1.2 Final!]

Rev 1.0 [2006/10/20]
 とりあえずリリース。後にベータ版に降格
Rev 1.1 [2006/10/21]
 結城あきらさんのベンチマーク結果を反映
Rev 1.2 Beta [2006/10/21]
 結城あきらさんのパソコンの構成を反映
Rev 1.2 Final [2006/10/22]
 全員のデータが出そろったところで考察
CPU部門
CPU部門(ALU、FPU)
CPU ALU値(測定結果)
整数演算
FPU値(測定結果)
浮動小数点演算
詩唄い Athlon 64 3500+ 8397 9215
結城あきら Athlon 64 3000+ 6767 7565
蒼瀧紀綱 Athlon 64 3200+ 7570 8607
鈴響雪冬 Pentium4 2.6GHz 6902 6826

 CPU部門はAthlonとIntel、またAthlon内での性能の差がきれいに現れた形になりました。ということで、Athlon64 3500+を搭載した詩唄いさんのマシンが問答無用で1位を獲得しました。
 また、浮動小数点演算機能を高めるテクノロジ、3DNow!のパワーがきちんとした数字に表れていますね。
 Pentium4は、動作周波数は高いものの、それだけがスペックではないということを、Athlonに負けることで証明していますね。

メモリ部門
メモリ部門(MEN)
メモリ MEN値(測定結果)
詩唄い DDR400 PC3200 Dual 1GB 6749
結城あきら DDR400 PC3200 Single 1.75GB 3494
蒼瀧紀綱 DDR400 PC3200 Dual 3GB 6478
鈴響雪冬 DDR400 PC3200 Dual 2GB 8052

 全員DDR400、PC3200となると、IntelとAthlon、DualとSingleといったあたりで差が出てきました。

 結果的に、Intelマシンである私が優勝しましたが、AthlonとIntelといったところで明暗が分かれたようです。蒼瀧さんと詩唄いさんは殆ど同じ環境構成で、殆ど同じ結果をたたき出しています。
 しかし、詩唄いさんや蒼瀧さんと殆ど構成が同じで、CPUだけが違う私のマシンが優勝するというのは、CPUのアーキテクチャの差によるものが大きいと思われます。特にAthlon64では、ノースブリッジに搭載されるべきメモリインターフェイスが、CPUに搭載されているという、Pentium4機と明らかに異なるメモリ回りに関する仕様がありますから、その影響が強いと言えるでしょう。現時点で、Athlon64がとるその方法は、メモリへのアクセス速度という点では不利になるようです。

 DualとSingleの違いは、数値に見るように明らかで、Athlon内で比べると、Dualの方がSingleの2倍という綺麗な値になっています。メモリは同じ容量のものを2枚一組で使う方がいいというのは、ここで明らかになりましたね。

HDD部門
HDD部門(MEN)
HDD HDD値(測定結果)
詩唄い HGST製 S-ATA2 5409
結城あきら HGST製 P-ATA133 7358
蒼瀧紀綱 HGST製 S-ATA2 6643
鈴響雪冬 HGST製 S-ATA 7768

 転送速度を評の順番で書き出すと、3.0Gb/s、1.33Gb/s、3.0Gb/s、1.5Gb/sとなり、ランキングとしては、1位が同速度で詩唄いさんと蒼瀧さん、3位に鈴響雪冬、4位に結城あきらさんとなるべきでしょうが、今回のベンチマークではそのような結果になりませんでした。
 結果的に、

  1. 鈴響雪冬 1.5Gb/s
  2. 結城あきらさん 1.33Gb/s
  3. 蒼瀧紀綱さん 3.0Gb/s
  4. 詩唄いさん 3.0Gb/s

というランキングになってしまいました。
 詩唄いさんは後にデフラグをやってからこのベンチマークを行っていますが、ポイントとしては200しか増えず、ディスクのフラグメーションが結果に大きく影響を与えているというわけでもなさそうです。

 このような結果になったのは、サウスブリッジのバス速度や、HGSTのツールによる静穏動作設定など、物理的要因からソフト的要因に至るまで色々と考えられます。
 1.5Gb/sの私と、1.33Gb/sの結城さんがスコアとして似たような値をたたき出していることを考えると、この2名の数値はHDDの最大スペックに近い値をたたき出していると推測できます。CPUが違うのに、値が同じようになるということは、サウスブリッジの影響はほとんど無いとも考えられますし。
 となると、詩唄いさんと蒼瀧さんのHDDは、静穏動作設定がスコアに大きな影響を与えたと考えられます。

 静穏動作設定がどれだけアクセス速度に影響があるか後日調べてみたところ、私の環境でおよそ1000ポイント近くの差が出ました。

静穏動作設定の影響
設定 結果
静穏動作設定無し 7768
静穏動作設定有り(最大) 6981

 仮に、詩唄いさんや蒼瀧さんが、静穏動作設定を無しにしたとしたら、スコアとして1000ポイント向上することになると考えられます。

推定的なHDD部門(HDD)
HDD HDD値(測定結果)
詩唄い HGST製 S-ATA2 6409
結城あきら HGST製 P-ATA133 7358
蒼瀧紀綱 HGST製 S-ATA2 7643
鈴響雪冬 HGST製 S-ATA 7768

 しかし、こうなると今度は詩唄いさんの成績や、S-ATAとS-ATA2でさほど差が出てこないというところに疑問点が残ってしまいます。
 このベンチマークでは、HDDの成績はHDDへのアクセス速度や読み書きの速度が影響してくることになっています。S-ATAとS-ATA2は理論値で2倍の差がでなければ行けません。しかし、静穏動作設定が無かったとしての推定値を含めても、S-ATAとS-ATA2にそれほど大きな差が現れていません。
 こうなったばあい、考えられる要因としては筆頭としてマザーボードのチップセットの仕様といったところまで遡ってしまいます。

グラフィック部門
GDI(2D描画)
グラフィックカード 解像度 接続 GDI値(測定結果)
詩唄い GeForce6600 128MB 1280*1024 PCI-EX16 11428
結城あきら GeForce7600 256MB 1280*960 PCI-EX16 15680
蒼瀧紀綱 GeForce6600 256MB 1600*1200 PCI-EX16 8926
鈴響雪冬 GeForce5200 128MB 1280*960 AGB x8 5271

 大まかなランキングとしては、GeForceシリーズの単純なスペック差、詩唄いさんと蒼瀧さんの差は解像度という値に現れていそうな雰囲気です。

 優勝者はグラフィックを意図的に高性能にしている結城さんのマシンで、圧倒的なスコアです。ビリの私と比べるとその差は3倍ですね。グラボ本体が赤いかも知れません。
 同じGPUを搭載しているのに詩唄いさんと蒼瀧さんの差が出たのは、先に挙げたとおり解像度によるものでしょう。また、蒼瀧さんはディスプレイを2台繋いでいるので、ベンチマーク値に大きな影を落としている要因といえるでしょう。

 私のスコアについてはわざわざ触れるまでもないでしょう。一人だけGPUの世代がかなり前であること、2台のディスプレイを接続していること、接続方法が違うと言うことだけで十分説明が付くと思います。また、リフレッシュレートが液晶の標準値を上回る85Hzというのも影響しているかも知れません。(試しに60Hzで測定したところ、200程度の向上が見られました。)
 さらに、確認したところによると、詩唄いさんと蒼瀧さんのマザーボードにはグラフィック性能を高める機能(PEG Link Mode)が搭載されているので、そう言ったところも若干影響しているかも知れません。

D2D(DirectDrow)
D2D値(測定結果)
詩唄い 4526
結城あきら 8857
蒼瀧紀綱 4418
鈴響雪冬 2134

 これについても、同じような考察結果を導き出せそうですので省略します。

OGL(OpenGL)
D2D値(測定結果)
詩唄い 19403
結城あきら 13894
蒼瀧紀綱 14766
鈴響雪冬 5353

 OpenGLのテストにおいては、詩唄いさんが結城さんを追い越し、堂々の一位になりました。OpenGLについては設定を変更してスペック優先か精度優先かを選ぶことができますが、そう言ったところが要因になった可能性がありそうです。

総合
全部門
部門 ALU FPU MEM HDD CDI D2D OGL
詩唄い 8397 9215 6749 5409 11428 4526 19043
結城あきら 6767 7656 3494 7358 15580 8857 13894
蒼瀧紀綱 7570 8607 6478 6643 8926 4418 14766
鈴響雪冬 6902 6826 8052 7768 5271 2134 5353

 さて、全員の結果がここに出そろいました。各項目をもう一度おさらいすると、

ALU
CPUの演算速度。整数の計算。
フィボナッチ数列、自然対数eの低、エラトステネスのふるい、乱数の並べ替え。
FPU
CPUの演算速度。浮動小数点の計算。
FPU、乱数の発生→その平均値→その標準偏差→その分散、フーリエ変換、マンデルブロー集合。
(このテストと、ALUは、ベンチマークソフトの仕様によりFSBの差が出づらいとのこと)
MEM
メモリへのアクセス速度。
読み込み、書き込み、読み込み→変更→書き込み、キャッシュ速度。
HDD
HDDへのアクセス速度。
読み込み、書き込み、ランダムリード512KB、ランダムライト512KB、ランダムリード64K、ランダムライト64KB。
CDI
GPUの処理速度。二次元。
テキスト、正方形、円、拡大縮小&アルファブレンド。
D2D
GPUの処理速度。スプライトを使用。
OGL
GPUの処理速度。三次元。

以上のようになります。それでは、総合スコアの発表ですの。

総合スコア
総合(合計)スコア
詩唄い 64767
結城あきら 63606
蒼瀧紀綱 57408
鈴響雪冬 42306

 総合スコアを単純な数値比較で並べてみました。ああ…なんだろう、企画者なのに一番低スペックなこのむなしさ………。

 全7部門中、3部門において1位の成績を取った詩唄いさんが結城さんの追撃を退けて1位、グラフィック回りで圧倒的な強さを見せた結城さんが2位、部門優勝はないものの、全体的に安定した成績を取った蒼瀧さんが3位、SATA2じゃないのに何故かHDDが健闘する私のマシンが4位になりました。

 基本的に、普段の環境の設定を変えずにベンチをするというルールでしたので、普段全員が体感しているスペックがそのまま数字現れています。データシートでは語れないスペック結果というのも、面白いですね。

 雑多な称号としては、UD廃人一直線の詩唄い、PC版三国無双4をやってくださいの結城、それはまるでBカップのような平均値の蒼瀧、PCI-EXまだー?の鈴響、という感じでお願いします。
 また、1位の詩唄いさんマシン、「茜」には「UD専用マシン」という正式な称号を私の数値化できないほど微力な権限により授けます。

 サブマシン、彩音でテストしてみた。7621という値が出た。彩音(のスペック)かあいいよ、(;´Д`)ハァハァ。


 突発的なベンチマーク大会に、文句を言わず参加してくださった希望風の全てのメンバーと、蒼瀧さんには感謝いたします。

 また、結城さんの算出結果を挿入し忘れるという大ポカをやってしまったことを結城さんに、またそれによる不完全な結果をお届けしたことを閲覧者全てにお詫びします。

 完全な自己満足コンテンツですので、この日記を読んでいる方は同じソフト同じ条件でベンチマークをしてみて、自分のスペックと比べてみて下さい。将来のパソコン購入にも役立つかも………しれません。

昼間なんてどうでもいいの。ようは夜よ、夜!

 ReSin-ens第二巻でつかう表紙の構想が固まりつつある中、その素材となる写真を撮影してしまいたい今日この頃。しかし、天気が思うようになりません。
 今現在望んでいるのは雲一つ無い快晴。構図を決めてからの一週間、撮影を狙っている時間帯だけが曇り空になるので、中々うまくいきません。
 こんなに常日頃からいいことばかりしている私に対する愚弄な扱いにも程がありますわ!

2006年10月22日 (日曜日)

もうちょっとなんだよね…でも、そのもうちょっとが改善されるまでに、他のディバイスが貴方を追い越してしまうの

頑張れ一般向け液晶

 この記事を読んだ上で、以下の引用文について少しばかり考えてみましょう。
 なお、私はCRTユザーなので、もちろんCRTを支持しています。ですのでこの記事はCRT支持の文章です。

 重要なのは、現在ではCRT(ブラウン管)はほとんど生産されておらず、技術的な投資も行われていないことだ。一方の液晶ディスプレイは、現在でも画質面の改良が進められている進化の止まったCRTと現在の液晶ディスプレイを比べても、なおCRTのほうが高画質と言えるのだろうか。

 さて、この文章(この記事全体の)の趣旨は、液晶はすでにCRTを画質という面で上回ったのではないか、という結論に落ち着いているかと思います。
 しかし、この引用文を良く解釈すると、別の見方が見えてきます。

 液晶を画質面での改良が進められている、というふうに評価し、CRTを進化の止まったディバイスとして評価しています。しかし、文章の結論は、液晶はCRTを追い越した、という結論になっています。
 この三つの事柄を上手く融合すると、次のような文章が導き出せます。

 進化の止まったCRTを、進化し続ける液晶ディスプレイが追い越した。

 一文で見てしまうと、至極当たり前の結果であり、わざわざ文章化する意味がないほど当然の結果といえます。
 進化の止まったものを、進化し続けるものが追い越すのは日進月歩の理念にも上手くかなっていますし、逆に追い越せなかった方が問題があるといえるでしょう。
 卑屈な見方をすれば、CRTの開発部門を全て潰し、液晶という次世代ディバイスに大量の資金を投入してようやく液晶がCRTを追い越すという状況。よほど液晶という素材は扱いづらいのでしょう。それとも、伸び代が見えない、すでに煮詰まってしまったディバイスということでしょうか。

高画質指向のCRTと液晶ディスプレイとの比較では、色域は同等と考えてよい。最先端の液晶ディスプレイなら、CRTよりも広い色域を達成している。

 これも先ほどの、ようやく液晶がCRTを追い越した、という証明になりますね。最先端でようやくCRTの色域を超えることが出来たといっていると同じ意味です。
 また、最先端の液晶ディスプレイを比較対象として持ち出すなら、現時点での最先端のCRTディスプレイも引き合いに出さなければ行けません。この文章を作るに辺り協力しているNANAOは、ずいぶんと前にCRTの研究を止め液晶に時間とお金費やしたメーカーですが、CRTが有利になるような文章を作ってはいけませんから、当然といえば当然ですね。
 最先端の液晶ディスプレイとして、AdobeRGB対応を謳っていますけど、たしかNANAOさんって、AdobeRGB対応のCRTディスプレイも作っていましたよね…?

輝度とコントラストは液晶ディスプレイが有利だ。スペック上の数字だけを見ても、液晶ディスプレイの輝度は数百cd/m2、CRTは高輝度でもせいぜい200cd/m2程度である。

 コントラストはCRTの方が有利(黒は発色をしないため、バックライトの影響を受ける液晶とは再現率が雲泥の差)ですけど、輝度は液晶の方が高いと述べています。
 しかし、液晶の輝度が高すぎるため、その明るさを5割以上落とすための専用フィルターも発売されているぐらいですから、輝度が高いと言うことはそれほど有利に働きません。広角液晶を作ったがために、横にいる人から携帯の画面を除かれることを防ぐために作られたシールの様な雰囲気ですね。
 個人的な妄想ですが、液晶が輝度を高めようとするのは、コントラスト比を高くするためでは、などと疑っていたりもします。

 思うに、液晶の最大の利点というのはデジタル接続を行うことによって、1ドット1ピクセルという等倍表示を可能にするという点です。ビットマップで出力される映像をそのままデジタルで出力することが出来るというのは、エッヂの再現性において最大の力を発揮します。
 それが仇になって、他の解像度では表示がグダグダになるというのは仕方がないことですが…。

 この記事の一番怖い点は、液晶とCRTを比べておきながら、同じ条件ではないということです。CRTは普及モデルのT566と、S2410Wを比較しているという点。
 T566は17インチ製品の中で最後に発売されたディスプレイですが、T565の廉価版です。それに比べ、S2410は最新のディスプレイの一つですが、値段は14万を超える高級ディスプレイの一種です。(さらにEIZOのラインナップには、高級のColorEdgeシリーズがあります。)
 もし、EIZOがCRTの品質に液晶が追いついたと主張するならば、CRTの最新・高級モデルと、液晶の最新・高級モデルを比較しなければなりません。しかし、ここでの比較では廉価版と高級モデルを比較しています。この時点で、結果が恣意的であるということを否定できなくなります。

 発掘あるある大事典や、伊東家の食卓などで用いられる実験結果が、極めて非科学的であるのと同じで、今回の比較も、検証としては不十分であるとは言わざるを得ません。

 私個人は、液晶は静止画の面ではとうの昔にCRTを凌駕したと思っています。EIZOのCRTでAdobeRGB対応モデルは一種だけですが、液晶では多くのモデルでそれを達成しました。
 しかし、EIZOの液晶ディスプレイはともかく、多くのアマチュア向け液晶ディスプレイにおいて、24bit・32bitの色数(約1667万色)を表示することは出来ず、1600万色をつかって擬似的に表現しているにしか過ぎないと言うことを忘れてはいけません。
 BenQ、NEC、三菱、多くの液晶モニターを作る会社の、アマチュア向けモニターは未だに24bitの色数に完全対応できているわけではありません。いくら階調表現に優れていても、その利用出来る色の幅が少ないうちは、まだまだ色表現が完全とは言えないのです。
 デジカメの標準出力規格とも言えるJPEGの色を完全に表示できないうちは、一般的な液晶がCRTに追いついたとは言えません。
 現時点で高級液晶はCRTをようやく追い越したというのは事実でしょうけど、一般的な液晶は未だにCRTに追いついたとは言えないのかも知れませんね。

 推奨解像度の欄で、100Hzを勧めている辺りがCRTらしいというかなんというか。


 液晶………か…。適度な高輝度と、1667万色、応答速度2ms以下の商品がもっと手軽に手にはいるようになればいいのになあ…。現時点で、同じ性能を満たすという点では、中古でCRTを5000円ぐらい出して買った方が遥かに得ですからね。
 EIZOの液晶は(ほぼ?)全て1667万色表示ですけど、応答速度は速くて8msですからねえ…。

ある日突然浮かんだネタを思い出すのは少し恥ずかしい

 駄目ですか? 駄目ですよね。

お店に一言

 とあるお店のCDや本を売っているコーナーを見る機会があったのですが、そこに「話題の商品」というコーナーがありました。

 即座に「松本零士の『銀河鉄道999』と槇原敬之の『約束の場所』を並べて売ればいいのに」と思った。


 テレビの方では、「時間は夢を裏切らない」という部分が該当する等としていましたが、個人的には「約束の場所」も非常に危ういのでは、と思います。
 松本零士詞を含め、世間一般は『銀河鉄道999』を元に作詞したのでは?と考えているようですが、私は違うと思っています。銀河鉄道999には確かに「時間は夢を裏切らない」という台詞が何度か登場し、読者である私も名台詞の一つとして認識しています。
 しかし、銀河鉄道999では、槙原氏が作曲した楽曲のタイトル、『約束の場所』という言葉はさほど目立つ言葉ではありません。どちらかというと、「遠く運命の接するところで」、「時間や光を追い越すとき」などといった言葉の方が目立っています。
 そうなると、槙原氏が本当に銀河鉄道999を元に作詞したのか、という疑問がわき上がってきます。

 もう一つの考えとしては、『銀河鉄道999』ではなく『Brave Love~Galaxy Express 999』を元にしたのでは、という考えがありまして、万が一原典があるのなら、私はこちらではないかと思っています。

愛するために Bravely Fight!
あきらめないでDestiny
約束された場所が 心のUtopia
未来はけして君を裏切らない

 ね? 確かに似たような句があるでしょ?

 これなら槙原氏サイドの主張、「銀河鉄道999を読んだことはない」が正しかったとしても、THE ALFEE氏の楽曲、『Brave Love~Galaxy Express 999』の歌詞にも同様の言葉が存在していることから、あまり意味を成さない言葉になってしまいます。

 ただ、言葉面だけを追いかけていても仕方がないのが、漫画や文学作品の面白いところ。例えば同じ「ありがとう」でも、場面によって意味は全く違いますよね。声優などという職業は、「ありがとう」という台詞だけで、10種類以上の意味を発音などで表現するのだとか。
 さて、疑惑の歌詞を引用してみましょう。今更感のある弁解ですが、歌詞の引用については、リズムや音程を意識しなければ、JASRACの歌詞でも問題ないという見解を元に行っています。

夢は時間を裏切らない
時間も夢を決して裏切らない
その二つがちょうど交わる場所に
心が望む未来がある
夢を携えて目指すその場所に
僕が付けた名前は
『約束の場所』

 対する銀河鉄道999側の句は、

思い出もいっぱいあったし…これからの夢だっていっぱいある!!
時間は…時間は夢を裏切らない…時間は決して僕の夢を裏切らない…って…そう信じてたんだ。
だから僕の夢も時間を裏切ってはならない義務がある!! そう信じて何が何でも…

 超曖昧な記憶によると、この台詞は本作の主人公である星野鉄朗が呟いた台詞です。銀河鉄道999第15巻、第一話、一般的によく知られた機械伯爵の話が終わり、ロボットの体を諦めた鉄郎が地球に戻ってきて反逆罪で幽閉の刑に処されているときの台詞です。
 コミック版銀河鉄道999は15巻から新シリーズに突入しています。14巻まではロボットの体を求めて旅をする話ですが、15巻からは別の話になります。劇場で公開された『銀河鉄道999・エターナルファンタジー』と同じ話、ということになります。
 その新シリーズの序盤に語られる台詞ですから、見せ場とも言える場面です。そこで鉄郎は「時間は夢を裏切らない」、「だから僕の夢を裏切ってはならない義務がる」という信念をぶちまけます。
 義務を迫っていることもあり、非常に能動的で、力強い台詞です。

 しかし、槙原氏の歌詞は、淡々と語っているイメージがあります。たとえて言うなら、小高い丘の芝生に彼女と一緒に腰掛けて、星空を見上げながら女が男に対して語っているような台詞です。(僕少女(;´Д`)ハァハァ)
 信念と言うよりは理想論。世界がこんな風だったらいいのにな、というような希望。

 対して銀河鉄道999は作品のテーマの一つとして鋼鉄の信念がありますから、この台詞も似たようなものでしょう。後者の方に「裏切ってはならない」という、義務(脅迫)を感じさせる一文があることからもこの事は明らかです。
 信念か理想か。同じ字面の「時間は夢を裏切らない」ですが、意味としてはこれだけの違いがあります。

 私が思うに、盗作というのは、字面だけではなくその人の言いたいことまで自分のものにしてしまうところに罪があるのだと思います。ある詩を盗作することで、その詩で言いたいことも自分が言いたいこととして発表してしまう、そこに問題があるのだと思います。
 自分が相手に言いたいこと、自分が表現したいことと言うのは人それぞれです。それに対して句・成句というのは、しょせん言葉の組み合わせに過ぎず、運が悪ければ他人の発した言葉とぴったり重なってしまうことだってあります
 だからこそ言えるのです。もし仮に、槙原氏が銀河鉄道999を原典に「時間は夢を裏切らない」という歌詞を書いたとしても、そこに込められた想いやその言葉を使って私達に語りかけたいことが違うならば、それは盗作とは言えないのではないか、と。

 盗作の作は作品の作です。作品は芸術的な意図、言い換えて、作り手の言いたいことが形となって現れた存在です。だからこそ、作品は作者の言いたいことなのです。
 ならば『盗作』という言葉や行為は、作者の言いたいことまで盗まなくてはいけません。『約束の場所』と『銀河鉄道999』は、私の主観からすれば、言いたいことが異なります。槙原氏は理想を語り、松本氏は信念を語っています。この二人の作品に込めた想いが違う限り、例え言葉が同じでもそれは盗作ではないのでは。最終的にそう言う結論に至ります。

出力が弱くても私達には脳内補完がある

 GeForce5600だと思っていたの。だから、この間のスペック対決の時も、5600って紹介したの。
 そしたらね、ひょんな事からそれが間違いだと気づいたの。
 5200だったの、本当は。

 いえ…大差ないですけど。

2006年10月23日 (月曜日)

超絶料理人

「料理が出来る・作れる」の基準

 小学館の国語辞書で料理という単語を引くと次のような意味が出てくる。

  1. (―する)物事を整えおさめること。うまく処理すること。「国政を料理する」
  2. (―する)食物として口に合うように材料を整え加工すること。
  3. 調理した食物。また、その膳部。「一品料理」
  4. (―する)相手を制したり、やっつけたりすることをいう俗語。「相手チームを料理する」

 ここでは2番と3番の意味に合致する『料理』についてつらつらと思いを述べてみようかなと思います。

 料理が出来ない女の人をバカにすると、もれなく「お握りだって料理だもん!」と反撃されるかどうかは不明ですが、料理という単語は沢山の意味が込められていると私は考えます。
 仏蘭西料理も、和食も、握り飯も、疑問を唱えることなく料理です。しかし、料理を「料理が出来る」という成句としてみた場合はどうなるでしょうか。もっと正確に書きましょう。
 「料理が出来る」という定義を何処に持っていくべきでしょうか。

 国語的な「料理が出来る」という意味合いは、かなり単純で、調理することが出来る、ということでしょう。これならおにぎりでも料理です。ソーセージ工場だって料理をしている(2番の意味)といえます。
 しかし、私達が普段使っている「料理が出来る」という言葉は、そう言う意味ではないことが多々あります。

 私自身の認識としては、「料理が出来る」とは、真面目な書き方をすれば『一週間分の献立を栄養の配慮を含めて考え、実際にそれを調理することが出来る』という感じになります。調理とそうでない部分の境目は極めて曖昧ですが、お湯を注ぐだけ、電子レンジで温めるだけといったものは調理ではなく、油で揚げるといった加工は調理だと思います。
 こういう事を書くとパティシエールの芹沢雪花菜さんから、「お菓子作りだって大変なのよ!」などという台詞を言われながら、キャラメリゼをするときの火種として使われそうですがあえて書いてしまうと、お菓子作りはお菓子が作れるという分類にとどまってしまいます。

 だからこそ、アイドルなんかが(事務所の指示かどうかは知りませんけど)肉じゃがを作れます等と言ったりすると、そんなのは狭義の料理でも、広義の料理にはなり得ないなどと思ってしまいます。だって、肉じゃがで365日も過ごしたくないですよね。
 いやまあ…「そのアイドルの顔を夜のおやつにする!」という方ならそれはそれで止めませんけど、どちらにせよ出した分は食べなければなりませんし。

 焼き魚もプリンも、全ては料理ですけど、料理が出来る、という段階になるためには、それ相応の料理を作れるようになってからかな、と思います。
 締まりが悪いので何か適当に付け足すと、出来たと出来るは違うんですよ、と。

CRTのもう一つの利点が明らかに

 とあるサイトで、CRTの有利な点に解像度があるといったことが書かれていました。確かに、液晶の19インチといえば、1280*1024がいいところで、1600*1200を目指すなら、21インチ以上が必要になります。NANAOなんかのラインナップだと、21.3インチだったかな?
 確かに、私が使っているディスプレイは19インチで最大解像度1920*1440(75Hz)。これだけの解像度があれば、高精細度テレビジョン放送のうち、最大の解像度を消費する1125pや1080pも、リサンプリング(縮小)をすることなく閲覧できますね。

 2002年モデルなのにフルHDTV対応ですか…。いいディスプレイだ。

 現時点で新品のCRTを購入するためには、一度倒産してしまった飯山や、acer(エイサー)といったところが有名どころでしょうか。また、事業者にしか販売していませんが、TOTOKUのモニターも購入できます。TOTOKUのモニターは、NANAOのそれよりもクォリティーが高いことで有名ですから、会社なんかに所属している人は、上司を脅してでも購入してみては?
 また、中古という手段もありますが、こちらは残弾が少なくなっているのも事実。ただ、ハードオフなんかに伝説的なディスプレイが価格で売られているときがあるので、近くにある人は要チェックです。

2006年10月24日 (火曜日)

ようやく見られる

どうしてくれよう、この検索ワード

アニメ『うたわれるもの』世界観予想 ついに最終回

 いやー、もう、放送が終わってから一ヶ月近く経ちますけど、まだ最終回を見てません。だって、この文章を書いていないのですもの。

神話の矛盾

 なにやら神様的(ウィツァルネミテア)な存在が二人も登場しましたが、これがそのまま神話の矛盾に繋がりそうです。エンディングアニメーションでも、神様っぽい人が二人も登場しますから、ウィツァルネミテアが二人登場するぐらい、何ら問題ないのです。ようは、二人いる、二つの立場があるというのが重要なのです。
 二人ともウィツァルネミテアというのは、ムツミの台詞「同じ存在だからこそ分かり合えず憎しみ合う」という台詞からも簡単に推測できますね。

 さて、この世界で語られる神話は一つの出来事を二通りに解釈することによって存在します。

 上の神話はハクオロ側、下の神話はシャクココロ族側の神話です。この反旗を翻すのと、反逆行為はほぼ同じ行為ですが、その後の受け取り方が異なります。一方は解放、もう一方は忌むべきとしています。
 反旗を翻すのと反逆は同じ意味ですから、一つの事象を差しているとすると、その後の受け取り方が違うというのは立場が違うと言うことを意味しています。

 ここで25話までに描写された旧世界と今の世界の繋ぎ目にありそうな事象を探し出すと、やはりあの研究所が鍵になってきます。
 研究所では「人間」が「亜人種」を研究材料として用いていました。そしてそれぞれに管理番号を付け、管理していました。しかし、ハクオロと思われる人が研究所を開放し、亜人種を外に逃がします。
 ここまできてぴーんと来ませんか?

 ハクオロと思われる人が研究所を開放し、亜人種を外に逃がします。
 ハクオロが人間を裏切り、亜人種を解放。
 ハクオロが人間に反旗を翻し、亜人種を解放。
 ウィツァルネミテアがオンビタイカヤンに反旗を翻し、亜人種を解放。

 ほら(何が)。
 神話と全く同じ事が、実際に起こっているわけですよ、旧世界と新世界の境目で。
 ということは、シャクココロ族の神話というのは、反旗を翻された方、すなわち人間側の視点から見た神話で、ハクオロ側の神話というのは亜人種から見た神話ということになるのです。

あの赤い奴はなに?

 25話では研究所へ突入しましたが、そのときの感想が、「臭い」というもの。そして、赤いスライムのようなものが登場します。
 この赤いものですが、ハクオロが人間を滅ぼしたという推測が正しいのなら、人間のなれの果てと推測することが出来ます。臭いというのは死臭、読んで字のごとく死体の発する匂い。そして、赤いというのは命や血液の象徴ではないのでしょうか。
 根拠はほとんど無いのですが、このシーンで赤いスライムのハクオロ達に対しての攻撃が積極的とは言えません。ムツミの仲間のような素振りを見せておきながら、何故攻撃的ではないのか。ムツミに命令されないと攻撃を仕掛けなかったのか。それはハクオロを恐れている結果だと言えます。ということは、かつてハクオロによって今のような形にさせられたという恐怖感が残っていると考えるのが自然です。

 もっとも、何故ハクオロが人間を殺したのかはいまいち分析が出来ていないのが現状です。

カミュが自分の人格の一つだというムツミってだれ?

 たぶんこれ、ムツミというのは、「623番」という事でしょう。亜人種「3510番」に対してハクオロはミコトという名前を付けていますから、623番がムツミというのも全否定されるということはなさそうです。
 ということは、ムツミも元々研究材料として存在していた、ということになりますね。

契約

 契約については解釈が幾つかあるのですが、その中で一番当たっていそうなものを。
 神様にたいする私の考えというのは、とある作品にも込めたとおり、信じる人いるからこそ存在するものです。誰も神を信じなければ神なんて言う存在はありませんし、サンタクロースだって存在しません。現実世界に神がいなかったとしても、神の存在を信じていれば神は存在しているのです。

 ハクオロともう一人の男(ディーだったかな?)はいわば神ですが、彼らも同じ立場だとしたらどうでしょう。誰かが自分を信じない限りこの世に存在できない立場。
 そこで、契約が力を発揮するのです。契約とは契りを結ぶこと。見方を変えれば、誰かと契約することによって自分の存在をその誰かとの間に確立させる。つまり、他の誰もが信じなくても契約をした人は自分の存在を認めることになります。
 もう一人の男が契約に背いたゲンジマルを消滅させたのは、自分を信じない者を消した、という考えに変えてしまえば、意外と納得のいく流れになりそうです。

最終回大予想

 さて、これから26話を見るわけですが、その前に最終回の予想を。

 まず、ハクオロは殺されるか封印されるか眠りにつくかのどれかです。一つにまとめれば、眠りにつく、ですね。その形がどのように訪れるかは一切不明ですが、ハクオロは眠りにつくというのが妥当かと思います。
 一つはエルルゥとの契約を破棄したこと、もう一つはPS2版『うたわれるもの』のサブタイトルが、「散りゆく者への子守歌」であること、もう一つはPC版『うたわれるもの』のサウンドトラックの22曲目「神話の終わりに」の次の曲のタイトルが「子守唄 -ユカウラ-」であること。
 これらの要素を結合すると、ハクオロが眠るとしか解釈できないのですよ。
 いや、神話が終わる、二人とも契約を破棄しているということを考えれば、二人のウィツァルネミテアは両方とも眠りにつくとも考えられますね。

 とまあ、ここまでのことをPC版『うたわれるもの』をやったことがある人に話したら、エンディングの予想を含めて大体合ってる、とのこと。

 その他は不明。よし、目的は達成したから最終話見る。

特定のMIDIファイルを再生するとWindowsが落ちるバグ

 音源をMSGSに指定して、特定のMIDIファイルを再生すると、Windowsが落ちる(またはプレイヤーがエラーで固まる)現象が発生するという報告がありました。早速そのMIDIファイルを手に入れて、シーケンサーで開いてみた。
 うん、凄いデータ。
 G9ということは、一番高い音。その高い音をさらにPitchBendに8191と入力することで1オクターブ高い音が鳴るようにしています。音源を変えると落ちないとのことなので、MSGSに起因するバグと言うことでいいのかな?

 こんなデータ、パソコンが落ちる前に、耳が嫌がりますよ。

 でもまあ…とりあえず、ね。GM Resetを送信しろと小一時間。


 そういえばMSGSがバージョンアップしたという話を聞いたことがないのですが、もしかしてDirectX5.0に搭載された時代からバージョンアップしてないということですか、RolandさんとMSさん?
 でも、WindowsXPでは代理発音機能(YAMAHAの特許)が使えるということや、DirectX7.0と8.0で挙動が違う(コーラスが有効に、ドラムの音量が変更)ということは、微妙にバージョンアップしているのかな?

 こんな音源を使うよりだったら、YAMAHAの高性能音源、S-YXG50をただで導入しましょう(中級者向け)もっとグラフィカルに導入方法を教えてという方はこちら
 前者のページでは私もコメントをしていますが、安全確実なアンインストール方法はリカバリー以外存在していません。覚悟してインストールしてください。

非固定幅レイアウト(フレキシブルレイアウト)のガイドライン

HTMLソースが、メニュー→本体の順番の時
#hontai{ float: right; /*またはleft*/ width: 75%; /*floatする要素は幅を指定しなければならない*/ } #menu {margin: 0px 75% 0px 0px;}
HTMLソースが、本体→メニューの順番の時
#hontai{margin: 0px 25% 0px 0px;} #menu{ float: right; /*またはleft*/ width: 25%; /*floatする要素は幅を指定しなければならない*/ }
駄文

 ピクセル指定をパーセント指定にするだけで回り込み使用時の固定幅レイアウトを脱却できます。この解決方法を探すまで数時間かかったのは今ではいい思い出です。
 IE6.0非対応のCSS、max-widthだったかという命令を使うと、最大幅(ブラウザがウインドウを大きくしてもそれ以上広がらない)を指定できます。

2006年10月25日 (水曜日)

の…覗くなら…私にばれないように…しなさいよ?

もっと綺麗に、可憐に、そして―――

 オリコンの調査結果によると、入浴時間で最も多いのが「15分~20分未満」らしいです。調査方法が曖昧で、どうやら男性女性10歳毎の年齢別で調べているということまでは分かるのですが、それ以外は不明。ただ、この数値は全ての結果を合算したときに得られる平均的な値のようです。

入浴時間のランキング(男女合算)
順位 時間帯 割合
1位 15分~20分未満 21.9%
2位 10分~15分未満 16.2%
3位 25分~30分未満 15.7%
4位 20分~25分未満 15.0%
5位 30分~35分未満 10.1%

 記事を読んで推測できる限りでは、選択肢は「10分未満」、以後、5分刻みで60分未満まで項目を作り、最後の項目として「60分以上」を作っている様子。

 さて、1位になった15分~20分未満という時間帯ですが、男性表が多いのかと思ったら、女性票も多く、男女とも1位だそうです。
 ただ、60分以上という時間を選んだ方は女性に多く7位、しかし男性ではそれよりも低いようです。合計では9位にランクインし、割合は2.9%になるようです。意外と長風呂の人って少ないのですね。

 この表を見る限りでは、10分~30分という時間帯は多くの人に共通する入浴時間と捉えても良さそうです。上位4位までが10分~30分という時間帯に収まっていて、その割合は68.8%!
 確率統計的に言えば、X軸上の左側に「10分未満」、右側に「60分以上」を置いた、典型的なF分布の曲線を引くことが出来そうです。
 試しに、公開されているデータを元に、時間軸のグラフを作ってみました。

入浴時間を時間軸上に並べたグラフ
入浴時間帯 割合
10分未満 3.8%
10分~15分未満 16.2%
15分~20分未満 21.9%
20分~25分未満 15.0%
25分~30分未満 15.7%
30分~35分未満 10.1%
35分~40分未満 6.0%
40分~45分未満 4.0%
45分~50分未満 2.1%
50分~55分未満 0.8%
55分~60分未満 1.6%
60分以上 2.9%

 うん。やっぱりF分布っぽい。テストの点数とか、そんなグラフにもそっくり。

 私のようにお風呂場で本を読みながら、1時間以上過ごす、というのはかなり少数派のようで、意外です。あと、50分~60分のところで数値が極端に少なくなっているのは、実際に入浴している時間は55分程度でも、回答者が60分以上という認識(または無意識に数字を丸めている)をしてしまっている可能性がありますよね。
 この統計を見る限り、55分というのは長い方ですから、55分も入ったら、60分と認識していても全く問題ない範囲ですし。

 ちなみに、シャワーで全ての用意を済ます傾向がある私は、シャワーだけでも30分近く消費しますので、濡れ場関連は時間が掛かるようです。

日記でメールレス

画像を見るとピッチベンドセンシティビティが無いから
1オクターブじゃなくて
2半音じゃないのかな? という疑問。

そして、Data Entry MSB 65535 って何だろう?
-1ってこと?
どちらというと、これが原因ではないのかという疑問。
ちなみに、SSWではCC#6は0~127までしか入力出来ません。
(でも、保存できるってことは規格上はアリということか?)

 ピッチベンドセンシティビティがないという指摘はまさにその通りでした。普段使わないということに加え、使うとしたら1オクターブ変化させる目的で使う機会が多いので、もの凄い勘違いしました。デフォルトの幅は2音ですから、+8191だと、1音、ということになりますね。ね?
 ピッチベンドセンシティビティって、24で幅が2オクターブですから、デフォルトの2だと2音。8191だとその半分の1音だから1音で合っていると思うのですが。

 たぶん、DataEntry MSB 65535というのが直接的な原因と言うことになりそうです。
 もちろん、MSBは最大127ですので、規格上と言うよりも理論上アリということになりそう。MIDIで入力できる数字の最大値が65535だと思いましたので(音符の長さも65535が限界)。


 それにしても、みんな結構CC#n番とかって覚えているものなのでしょうか。Cherryを6年以上触っていると思うのですが、仮装コントロールチェンジの影響で、未だにCCの番号と内容が脳内で合致しません。だから、CC#nといわれても、ピンと来ないですね。

記憶の奥底から不死鳥のごとく

 連載中の漫画に興味を引かれる事がほとんど無い…というよりも、マンガに関する情報は殆ど仕入れないので、気に入ったマンガは大体連載が終わって全巻揃っていることが多い私。
 『三国志』も、『ガンバ!FlyHigh』も『こみっくパーティー』その他諸々、買い始めたときには連載が既に終わっていました。

 今からもう5年以上前の話。友人から借りた漫画本が面白くて、第一部を全部読み切った後、第二部を読もう…と思ったら、友人は持っていませんでした。かつての三国志と全く同じ展開(何故か三代に渡って受け継がれた三国志は私の手元に来た時点で、第一部までしか揃っていなかった)に苦笑しつつ、それ以来忘れていました。
 時々そんなマンガがあったなあと思い出すことはあっても、どうしてもタイトルを思い出すことが出来ず、買うことはおろか、探すことすら叶わなかったのです。

 そんなやきもきした気持ちを抱えたまま5年以上の月日が流れ、今日、ついさっき、「そういえば、たけるっていう名前だったような気がするなあ」とここまで思い出しました。
 そこで早速ぐぐるたんに聞いてみました。
 検索ワード、『たける 戦国 マンガ OR 漫画』

 結果、一発ヒット。正式なタイトルが『覇王伝説 驍』ということまで発覚。ここまで解れば後はクロネコヤマトのブックサービスを使って、今現在本がどうなっているかを調べれば全ての情報が揃います。
 構成は第一部第二部含めて全20巻。既に生産は打ち切っているようで、ワイド版とコミック版と文庫版が存在するようです。
 ここまで解れば、今度は楽天フリマで検索。全20巻を大体3000円程度で購入できるようです。
 あとは近所の古書店に行って値段を確かめた上、状態がいいことと安いことを基準に購入方法を決めれば完了といったところ。

 私の海馬良くやった。あとで糖分をプレゼントしてあげる。

日記でメールレス

> > デフォルトの幅は2音ですから、+8191だと、1音、ということになりますね。ね?
> >  ピッチベンドセンシティビティって、24で幅が2オクターブですから、デフォルトの2だと2音。8191だとその半分の1音だから1音で合っていると思うのですが。

違います。
ピッチベンドセンシティビティはピッチベンドが最大値(+8191 or -8192)の時の変化量(?)なので、デフォルト(2)の時は、+8191で+2半音となります。
端から端までを幅として考えれば、+の方向に2半音 + -の方向に2半音 の計4半音分の幅を動かせるということになります。

 8850のマニュアルの文章を誤解読していたようです。ピッチの最大変化幅を設定しますなんて言われたら、12=最大幅(-8192~8191)1オクターブ+0.5音だと勘違いしました。ここでの1オクターブ+0.5音というのは、変化無し(0)を起点とした、上下に1オクターブ+0.5音という意味ですね。

> >  それにしても、みんな結構CC#n番とかって覚えているものなのでしょうか。Cherryを6年以上触っていると思うのですが、仮装コントロールチェンジの影響で、未だにCCの番号と内容が脳内で合致しません。だから、CC#nといわれても、ピンと来ないですね。

この辺はCherryの欠点だろうなと感じます。
生まれ変わったCherryでは、是非ともCC#も表示して欲しい所。
たぶんですが、イベントリストでCC#が見えていれば、自然と覚えたのではないでしょうか?
ただ、VCCのナンバーで覚えられると困るから…すべきなのかどうかは難しいと言えば難しいですね。

 CC#No.は、もはやシーケンサによるとしか言えませんね。ソフトによっては、プログラムナンバーが0から始まるシーケンサもありますし、この辺りは規格統一して欲しいかなと思うところ。
 ただ、Cherryは確認こそしていないものの、CC#127ぐらいまでは、GM準拠の配列になっていると思います。CherryのVCCは255まであるので、128~255をユザー領域として割り当てるというコンセプトのようですし。

 もはや、Windowsが止まる、なんて言う話題は気にも留められない展開ですね。

2006年10月26日 (木曜日)

ウェブを取り戻せ

(便乗)IE7の苦悩

 IE7で最大の問題は、やっぱり見送られたXHTMLへの対応。
 厳密に記述すれば、「application/xhtml+xml」への対応がついに成されませんでした。ネットワーク関連の専門家でもないので、適当にぼかして書きますが、HTMLといったファイルをサーバーがパソコンに送信するときに、このファイルはテキスト形式で取り扱ってね、といった構文(取扱説明書)を送ります。
 この時、XHTMLは「application/xhtml+xml」を送信するようにと決められているのですが、IE7はこれを解釈できない(=対応していない)ため、ブラウザに表示するべきそのXHTMLファイルを、ダウンロードしたうえマイドキュメントに保存しようとします。

 もちろんIE6でも対応していないため、従来、XHTMLのページを作るときは、XHTMLのページを使うときには認められない「text/html」を使うようにしてきました。これは、HTMLを送信するときの取扱説明書です。
 ちなみに、XHTMLは「text/html」を使わないようにしてくださいと、2002年に勧告されたのですが、IE6があまりに無知なので、サイトの管理人は仕方が無く「text/html」を送信してきたのです。
 たとえ、XHTMLを表示出来たとしても、「application/xhtml+xml」に対応しない限りXHTMLに対応したと言えず、2001年に勧告されたXHTML1.0はおろか、もうすぐ2.0が出るというこの時代、未だにIEはお馬鹿ちゃんなようです。

 Firefoxがウェブ世界に震撼を巻き起こしたとき、そのテーマは「ウェブを取り戻せ」でした。これには一つの考えがあるのではないかと個人的に妄想しています。
 従来、ウェブ、いわばハイパーリンクの世界はIEを中心に回っているといっても過言ではありません。IEは一ブラウザでありながらその圧倒的シェアに幅を利かせ、自分が対応できない技術を事実上闇に葬り去ってきました。
 CSS、XHTML、ましてや、HTMLですら、IEが対応していない要素を出来るだけ使わないようにと、サイト制作者に無理強いしてきました。
 一言で表現するなら、「ブラウザを中心にウェブが回っている」状態だったのです。

 しかし、本来はウェブが親となるべき要素で、ブラウザはそれを閲覧するためのソフトでしかありません。IEが対応していないからと言って、ウェブを構築する要素であるサイトをIEに合わせる必要は全くありません。
 ウェブを取り戻せ、とは、IEに振り回されているその存在を、もう一度独立したウェブという存在そのものに取り戻そうという意味が込められているのではないのでしょうか。

 このサイトは技術的に難しいことをやっているわけでもありませんし、レイアウト面においては完全にCSSのみを利用しています。つまり、何時でもXHTMLに移行できる状態なのです。
 ウェブを構成するサイトを作るサイトの管理人にはそれなりの権限があると思います。少なくとも、IE6.0・7.0を切り捨てるだけの権限があると思います。
 IEはいわば砂上の楼閣。多くのサイト管理人の善意によってその存在が容認されているだけでしかありません。IEが正式にXHTMLに対応しない場合、IEはそろそろその身が危ないかも知れませんね。


 ちなみに、OperaもFirefoxも、5年前に規格化されたXHTML 1.0ぐらい、とっくの昔に対応しているのが現状です。
 いやもう正直、IE7.0は1からソースコードを起こすべきだったと思います。

 IE7.0はその再現性はともかく、CSSには比較的多くの点で対応したようです。以下全てIE6.0では使えなかったCSSの構文ですが、

これらが全て使えるようになっているようです。これでIEのためだけに書いたCSSを撤廃できる。他にも、

 他にも沢山のバグが潰れています。うん…良くやった。というか5年ぶりのアップデートですからこのぐらいやって貰わないと話になりません。使うことはないでしょうけど。

 さて、以上は改善点の話ですが、改善されていない部分も沢山あります。私の知っている範囲で、なおかつ、このサイトの閲覧に支障が出る部分だけを紹介してみます。なお、Beta2の段階ですので、正式リリースまでには治っている可能性があります。

 それでは…IE7.0RC1を入手して、このサイトの閲覧にどれだけ問題があるかを後でレポートしたいと思います。

最新検証レポート

 昨日発表されたFirefox2.0、IE7.0RC1、Opera9.02におけるサイト閲覧のレビュー。ブラウザのレビューも含む。

Opera9.02

 バージョンが上がる度に起動速度が改善していく期待の新星、Opera。レンダリング速度もIE6.0を上回っていると思います。
 ローカルのファイルを開く際、IE6.0は文字が左上から描画されていくのが目視できるほど遅いという問題があるのですが、Operaはそう言う部分のレンダリングもかなり高速です。設定によってはFirefoxよりも早いかも。なんだかんだ言って、かなり使えるブラウザになってきました。

 ただし、未だにテーブルとセットで使うキャプションのマージンの処理がおかしいのは改善されていません。これって、Opera6ぐらいから確認していたような気がします。

Firefox2.0

 元々このサイトの表示はGecko系ブラウザ(Firefox、Mozilla、Seamonkey)に最適化してあるので、問題が出たらそれはそれで困ってしまいます。
 もちろん、CSSもGecko系ブラウザで対応しているもののみを使っているので、CSSも完全に再現していますね。

IE7.0RC1

 レンダリング速度は全体的に高速化するものの、スクロールがモタル印象。CSSの解釈は所々おかしな所があるものの、このサイトの閲覧に関しては殆ど影響なし。
 Ctrl+ホイールの動作が変更になったようで、今までは文字の大きさだったのが、ページ全体の拡大縮小になったようです。ただし、CSSのレンダリングがグダグダになります。あと、文字サイズ「小」にしたときの動作は相変わらず改善されていない様子。というか、前より悪化してるかも…。

 インターフェイスは、MSお得意の「全てのメニューを表示しなければスタイリッシュに見えるという妄言」が具現化したようなインターフェイス。メニューバーがデフォルトでは表示されません。タブ回りの動作は、他のブラウザを参照したのか、他のタブブラウザと同じような動作をします。これは使いやすい。タブを1つ表示しているときと、2つ表示しているときのタブ幅が変わるのは賛否両論ありそうですけど、個人的にはOKというところ。

総評

 最新のブラウザはやっぱりいいですね。

日記でメールレス

> > CherryのVCCは255まであるので、128~255をユザー領域として割り当てるというコンセプトのようですし。

実質的にはそうなのですが、
マニュアルの「仮想コントロールチェンジ割り当て表」を見ると、
どうも ふみぃさんとしては 160 ~ 199、220 ~ 255 を想定しているようです。
「だから挿入メニューのテンプレートで入力される VCC が固定されているのか」
と納得しましたが、正直ちょっと足りないですね。
倍の 511 まで欲しいw

 ふみぃさんが作っているテンプレートはそうですけど、有志が作って公開しているVCC(音源ファイル)は128以降を自由に編集しているので、そっちの音源ファイルを使っていると、挿入メニューから選べるテンプレートはもの凄いことになります。
 ですので、個人的には十分足りているかな、という印象。255番に、作者情報を挿入している人も居ますし、けっこう何でもありなようです。互換性がないのだけが欠点ですね。

> >  もはや、Windowsが止まる、なんて言う話題は気にも留められない展開ですね。

ですね。
結論(直接の原因が何だったか)は知りませんが、あんなデータを作ることはないでしょうし。
ただ、もし 65535 が原因なら、それで保存できてしまう Cherry の問題になるので、wiki に「緊急」として書くべきかもしれません。
「Control Change ボックスで .vcc ファイルの value_min= 、value_max= が無効になっている」
な感じでしょうか。

 なにやら誤解があるようですけど、あれは公開されていたファイルをCherryで開いただけですので、Cherryで保存したわけではありませんし、保存の検証を行っているわけではないのです。

2006年10月27日 (金曜日)

三人の狩人

バナーで対決

 詩唄いさんのサイトで面白いことをやっていたので、こちらでもやってみることに。

ベニャパティン
  • 悩み事: キャラづくりに疲れてきている
  • 職業: 狩人
  • HP: 1757
  • MP: 117
  • 力: 40
  • 体力: 96
  • 魔力: 26
  • 素早さ: 54
  • 天性: 76
  • 運: 63
  • 技術力: 37
ヴァゾツリス
  • ポリシー: 土下座は1日1回まで
  • 職業: 狩人
  • HP: 2956
  • MP: 192
  • 力: 75
  • 体力: 63
  • 魔力: 83
  • 素早さ: 94
  • 天性: 16
  • 運: 46
  • 技術力: 36
ピンケティン
  • 隠し事: 実は幼女
  • 職業: 狩人
  • HP: 2718
  • MP: 288
  • 力: 95
  • 体力: 46
  • 魔力: 47
  • 素早さ: 47
  • 天性: 1
  • 運: 32
  • 技術力: 21

 主力メンバー全員が狩人ってどういう事ですか。教えてくださいお姉さん。でも、幼女たんが一人いるから許す。
 以下、古いバナーの中でも面白かった者達。

ブシィロン
  • 口癖: 『兄者ァァァァァァあ゛!』
  • 職業: 魔法使い
  • HP: 1983
  • MP: 192
  • 力: 43
  • 体力: 52
  • 魔力: 28
  • 素早さ: 56
  • 天性: 68
  • 運: 83
  • 技術力: 38
ルニィミン
  • ポリシー: 大人買いは1日3箱まで
  • 職業: 無職
  • HP: 3675
  • MP: 251
  • 力: 2
  • 体力: 44
  • 魔力: 3
  • 素早さ: 87
  • 天性: 10
  • 運: 61
  • 技術力: 61

 魔法使いなのにHPが異様に高いバナーと、HPとMPで天性の才能を見せてくれると思ったら無職のバナー………もう、このサイトはグダグダだね。

体力の限界を理由に引退します

 昨日は、お店巡りのために自転車を乗り回すこと2・3時間。今の待ちに引っ越してきてから言ったことがないほど遠いところまで自転車で行ってきました。
 家に帰ってきてからとてつもなく眠くなって、そのままアザラシを枕に寝てしまったようで。気が付いたら日付を超える直前というオチ。流石にその時間になってから夕食を作るのは面倒だったので、コンビニに行っておかずを買って炊いてあったご飯と一緒に夕ご飯。

 さて、私の場合、長い間自転車を漕いだり、行ったことがない場所まで行ったときは家に帰ってきてから必ず地図を広げて、走行距離や走行ルートを調べています。
 今回も、その夕ご飯を食べ終わった後、地図を広げて走行距離を調べてみました。
 その距離、僅か20キロ。

 20キロ走っただけで疲れて眠ってしまうということに何より驚きました。中学生の頃なんて、隣の隣町にあるジャスコ(片道20キロ)まで買い物とかに行っていたのに、総走行距離20キロ程度でへばるなんてずいぶんと弱くなったなあと実感。
 やはり、筋トレは必要でしょうか?
 せめてもの救いは、今のところ筋肉痛らしき症状は一切ないというのと、筋肉がだるくなるという表現が似合う独特の感覚が無いと言うことですね。

 でも体力的な問題もそうですが、環境もまずかったかな、と今頃になって思い出しています。その20キロですが、大通りばかりを通ってしまった上、時間帯が帰宅ラッシュの時にぶつかったので、もの凄い勢いで排ガスを肺に吸い込んでいる状態。片道だけで喉が痛くなって引き返そうかと思ったぐらいです。
 一人あたりの車の所有台数が日本最大級だけあって、流石にその時間帯に外に出るのは辛いものがあります。出掛ける頻度が高くて遠い場所にあるといえば、私にとっては「ヤマダ電機」があげられるのですが、そこは22時まで開いているので、何時も21時を過ぎてから買い物に行くといった防衛策をとれるのが救いなのですが、今回は流石に排ガスの真っ直中を走った気分でした。
 この街は夜景の写真を撮るときも、20時と22時前では光の色が全く違うぐらい空気が汚れているのが手に取るように分かるのですが、改めてそれを実感しました。

 自転車もバイクも風を切るのが楽しいとはいいますが、空気の環境がそれに伴っていればの話ですね。

 ちょっぴり蛇足ですが、体力作りのためにといいながら、朝早く街中をランニングする人が居ますけど、あれを見る度に思うのは、体に悪い空気を吸いながらランニングするのと、ある程度清潔な環境でだらだらするのとでは、どちらが体にいいのだろうか、ということ。

創作文芸の苦悩

 同人活動において誰もが通る道は申込書を書くことです。申込書を書かない限りイベントには参加できませんし、イベントに参加しない限り同人活動とは中々言いづらいですからね。
 始めて参加したときから創作ジャンルでしたが、そんな影響もあり今でもその申込用紙でドキドキするところがあります。
 それが、カップリング表記、という欄。

 同人誌即売会の申込用紙には配置の都合上、活動ジャンルと活動の概要を書く欄があります。
 例えば、Kanonだとしたら、「Kanonのシリアス長編小説、栞(攻め)×香里」などと書くわけです。この時、後者の「栞×香里」の部分はいわゆるカップリングとよばれている部分です。
 そして、二次創作同人誌の多くでこういったカップリングが存在するために、申込用紙にもカップリングを書く専用の欄があります。先ほどの画像もジャンルにKanon、カップリングに栞×香里などと記述していることが分かるかと思います。(なお、創作文芸以外の書式を知らないので、紹介した画像は間違っている可能性があります。)
 この画像はスタジオYOUの申込用紙ですのでそれほど厳密ではありませんが、コミケの申込用紙なんかはもうすこしきっちり書く必要もあるようです。

 さて、ドキドキする話に戻りましょう。
 この申込用紙を見て分かるとおり、カップリングという部分が私にとってのドキドキする部分です。創作文芸は完全一次創作の文章を発表するジャンルですから、カップリングという概念がありません。ですから、活動ジャンルには「創作文芸・学園恋愛」などと記述できるのですが、カップリング欄に書くことはありません。
 この申込用紙でも記述必須の部分であるカップリング欄を空白にすることの怖さは未だになれません。
 これって書かなくてもいいんだよね、カップリングなんて存在しないんだよね、などなど、作業の殆どをデジタルにした今でも悩んでしまうのです。

 こういったジャンルは他にもあると思います。評論や雑貨などといったジャンルはその代表といえるでしょう。
 しかし、何度もイベントに参加しながら、このカップリング欄を空白にするドキドキ感というのは未だになれませんね。

やっぱりIEはWindowsのシステムファイルの一つだった

 今日の早くからこのサイトの「Now BGM is...」の欄が文字化けするようになって、その原因を二時間近くに渡って復旧を試みていました。FoobarのDLLを入れ替えてみたり、CGIをアップロードし直したりと、思いつく限りの策を実行したものの、結局解決せず。
 そこで、一つ冷静になって正常に動作していたときとそうでないときの環境で何が違うかを辿ることにしました。

 結論。IE7.0RC1。

 マイクロソフトが、IEがなくてもシステムは動くなどと、IEとWindowsの分離宣言をしてはいますが、そんなのは嘘っぱち。フォルダで画像のサムネイルを表示したりするのはIEの仕事ですし、アクティブデスクトップもIEのお仕事。WindowsにとってIEというブラウザは切り捨てたくても切り捨てられないアプリなのです。
 そういった事情があるからこそ、Foobar2kから発信される情報にまでIEが絡んでくるのかと思いつつ、IE7.0を削除したら―――あっさり解決。

 RC1といっても、所詮ベータ版のようなものですし、システムが不安定になるのはうなずけますが、DLLの挙動を変えてしまうのだけはいかがなものか。
 しかも重要なことは、このNow BGM isを支えるDLL(foo_nowplaying.dll)を配布している人のサイトが既に閉鎖されているということ。今後何かあっても改善されることはないということですね。
 でもまあ、一番下でやっているこれはネタといえる上質なものではなく、完全な自己満足ですから、なければなくてもいいというのが個人的な感情だったりします。みいなの活躍の場所は一つ減りますが。

google Good Job!

 「お嬢様結び AND プリーツスカート」という組み合わせで検索された形跡が発見されました。見付けた瞬間は、「いい趣味している」と思わず褒め称えてしまいました。
 でも、個人的に最高の組み合わせは、「お嬢様結び AND ティアードスカート」なので、今度はこの検索ワードで引っかかるように頑張るぞ。

 と、日記を書いた来月辺りには、引っかかりそうな気配を感じますが。この日記の異様なまでの検索エンジンでの上位占拠率をどうにかして欲しいものです。

 なんて言うことを、先月の26日の日記に書いたわけですが、そのことを思い出してぐぐってみました
 いやなんて言うかもう…Google Good Job!!ってこういうときに使う台詞なのかなと思いました。

まとめ

 三冠達成!

2006年10月28日 (土曜日)

無題

唯一のTV

 深夜番組からゴールデンへ、番組の終了といった幾多の困難から、テレビを楽しめるのが土曜日だけになってしまいました。ただし、土曜日のとある番組がもの凄く精神的にダメージを与えてくれるのが複雑な心境。
 ひとまず、HDDの方は何とか空き容量を確保したので、今のクールはアニメで堪え忍ぼうかなと思っています。

2006年10月29日 (日曜日)

無題

なんか

 神奈川にいるらしいよ。

2006年10月30日 (月曜日)

Firefox2.0といわずに1.6でも十分な気がするんだ

日記でメールレス

> なにやら誤解があるようですけど、あれは公開されていたファイルをCherryで開いただけですので、Cherryで保存したわけではありませんし、保存の検証を行っているわけではないのです。

別に誤解ということでもないだろうと見ています。
私は最初のメールでSSWでは入力出来ないことを示しました。
(引用されていませんが、最初のメールの追記でSSWでは255になることも示しました)
SSWでは、0 ~ 127 以外の範囲では入力出来ない=保存出来ないのです。
Cherryでは、Control Change ボックスで -1(もしくは65535)を入力することで入力が可能で、しかも保存まで出来てしまいます。

中略

まあ、とりあえず「Control Change ボックスで .vcc ファイルの value_min= 、value_max= が無効になっている」という不具合ではあるので、wikiにはそのうち書こうと思っています。

 たしかにCherryは、イベントリストではそう言った値は入力できないものの、Control Changeボックスでは入力が可能になっていますね。ということは、VCCの設定ファイルで、value_min=maxを設定したとしても、それが有効になるのがイベントリストでのみ、ということになります。これはバグの一つになりそうですね。

ただ、これ「value_max=65535」とか書けばイベントリストでも入力出来るんですよね。
もし、65535が原因であれば、音源側(MSGSだけでしたっけ)に対策してもらわないとマズイことになりますね。

 これは確かに問題になりそうです。VCCの設定ファイルは仕様が完全にオープンになっていて、しかも簡単に作成できるので、誰でも編集可能な状態になってしまいますね。
 となると、Cherry側の対策もそうですけど、MSGS(MS)にも対策して貰わなくてはなりません。とりあえず、その問題が発覚した掲示板ではMSに報告した人も居るようなので、今後の動向に注目するべき点があると思います。

IE7の現実

 次世代ウェブと言っておきながら、XHTMLに対応していな(以下略)。

 IE7の現実。

 IEとFirefoxというブラウザは、多くの独自機能を保持するブラウザと、堅実なブラウザという印象。拡張するためには何処かを捨てなければならないのは事実ですから、そう言った意味でIEの進化の方向性は間違っていないと思います。
 ただ、本質的にはHTMLを閲覧するためのソフトなのですから、最低限HTMLやXHTMLには対応しておかないとまずいのでは、という印象。
 レイアウトが多少狂ってもいいですから、HTML文章を読み込めるようになればいいのに、と思います。

 国内外含めて、IE7.0がXHTMLに対応していないと言うことを理由に、XHTMLベースのサイトはIE7.0での閲覧を禁止(アクセス規制)するといった動きも出ているようです。
 また、そう言った規制をしていなくても、W3Cの唱えるXHTMLに厳格なサイトでは、IE7.0が知らない「application/xhtml+xml」を送信するので、IE7.0は自分が知らないことをいいことに「危険なサイトをシャットアウトしました」と得意げに報告してくれます

 デザイン重視の音楽サイトなんかは、XHTMLを使っているところも多いようですし、今後の動向が気になります。ちなみにこのサイトはしばらくHTML 4.01路線を維持するので、閲覧できない人がでてくる、ということはないでしょう。

敵ながら見事よのう…

 サイトの構造が複雑…というよりも、ファイル数という観念から見ればそこら辺の中小企業のサイトを上回っていると思われるこのサイトでは、サイトのローカル保存を推奨していません。
 というのも、ソフトによってはリンクの処理がうまくいかず、何度も同じファイルを請求したりするため、それはもう転送量もリクエストも凄いことになるからです。

 そういった動きはアクセスログを見ればすぐ分かるのですが、凄いソフトがありました。その名も『WeBoX』。2ちゃんねるにもスレが存在し、作者が降臨した状態で開発が進んでいるソフトです。そのWeBoXがサイトに来た形跡があり、ファイルをもの凄い勢いで保存していったのですが、もう、リクエストに重複が一切ない。
 一つのファイルには一度しかアクセスせず、かなり効率的にファイルを請求していることが分かります。このサイトは殆ど全てのページに、左側のメニューが付いているので下手なソフトだと何度も同じファイルをリクエストするのですが、このソフトは違うようです。
 敵ながら見事よのう…。

 結果的に、.30分の間におよそ1200アクセスが行われ、サイト内のファイルを殆ど回収された状態です。しかし、ユザーが途中でキャンセルしたのか、ソフトに問題があったかは不明ですが、回収されたのは殆ど全てであり、取りこぼしがあるのもまた事実。結果的に、全ファイルの回収には至らなかったというのが結論です。
 このサイトは今現在、1395ファイルのサイトですから、100ファイル近くは回収できなかったと言うことになります。それでもかなりの精度で、私が今まで見てきたサイトのダウンロードソフトの中では一番秀逸といっても過言ではないでしょう。今後の開発進行には期待します。

 今回のことでちょっと気をよくしたのは、これだけファイルのリンクを辿られてもなお、404エラーが5回しか登場しないという、デッドリンクの少なさには自分のサイトながら感動しています。


 でも………ダウンロードしたファイルの1/2が日記に関係するファイルだと知ったら、その人はどう思うのでしょうか…。

2006年10月31日 (火曜日)

日本って、ハロウィンに馴染みがないよね

それは鈴響雪冬の発するトリックorトリット
「なんか色合いもハロウィンっぽいからいいんじゃない?」

このサイトの日記は、過去に1000日連載したことがあります 日記の1000日連続更新って、難しいわけではないでしょうけど、楽とは言えないと思うのです。なので、こんな画像を作ってみた。あれのパロディーだと察してくだされば個人的には大満足です。
 さっそく、サイト紹介のページにでも貼り付けておきましょうか。

 一人だけだと寂しい(恥ずかしいとも言う)ので、姉妹品を作りました。過去一度でも達成したことがある方で、ネタに走りたい方はどうぞご利用ください。

 流石に1000日連載を達成したサイトがある中、10日連載程度でこんなバナーを使うのもなんか恥ずかしいなあ…でも、使ってみたいなあ、という方のために、見かけは凄い記録のバナーも作りましたので、そちらをご利用ください。

 見て分かるとおり、「1010」の部分は2進数ですので、10進数に直すと10日連載です。

 それにしても、「姉妹品」って言葉を作った人は天才だと思うよ。「兄弟品」なんて嫌だもん。「兄妹品」なら許せるかも知れないけど。

その他

 Another HTML lintで大体95点ぐらいは超えるんじゃない?
 些細なミスや意図的な文法違反をして少しは減点はされているけど、100点じゃないからって、マイナス数百点をたたき出す世界的大企業のサイトとか行政庁関係のサイトとは同列にされたくないなという人向け、画像。

秋といえば

 秋と言えば各種アンチウイルスソフトの更新が行われる季節です。少なくともマカフィーとシマンテックは秋の新バージョンを公開しましたし、たぶんトレンドマイクロも新バージョンを公開したと思います。
 多くのソフトは一年に一度更新が行われるので、人によっては毎年ある時期になるとソフトを総入れ替えするという方もいるかと思います。
 私の場合、一年に一度更新を考えるソフトとして、一太郎、ATOK、ウイルススキャン、Norton Personal Firewallの四つをあげます。また、これらのソフトは全て一月から四月にかけて購入しているので、年が明けたと同時に怒濤のごとくパソコンの更新が行われることになります。

 さて、今年も残り二ヶ月となり、信州のソフト購入に向けた画策をそろそろ始めています。
 まずは、一太郎。一太郎は今年発表されたバージョンで個人的に待ち望んだ部分が改善されたほか、内部エンジンの最適化により高速化など、かなり良質なバージョンアップでした。しかし、去年購入したばかりだったため見送ったという経緯があります。ですので、一太郎については特に問題がない限り新しいバージョンを購入することになりそうです。
 次はATOKですが、一太郎を買うと漏れなく付いてくるのでこれも同時に更新されます。ATOKに追加できる辞書も今年から広辞苑が加わったので、辞書セットも購入することになりそうです。
 ウイルススキャン(マカフィー)については、そろそろ離脱を考えています。動作が軽いといえど、表示部分にIEコンポを使っているという点や、ネームバリューの割に検出能力が低いと言う点がマイナス評価に繋がったほか、誤検出の問題もあるので、およそ7年お世話になったマカフィーは今年でさようならと言うことになりそうです。なお、次のアンチウイルスソフトはカスペルスキーを考えています。同ソフトは世界最強のソフトですが、回りに使っている人が居ないので人柱になろうかと思います。
 Norton Personal Firewallについては、インターフェイスが優れていないという問題点を除けば秀逸なソフトだと思うので、このまま更新することになりそうです。

 更新のタイミングとしては、Norton Personal Firewallが1月の上旬に今の契約が終わるはずなのでその時に。一太郎やATOKなどは去年と同じように2月辺りに発表されるはずなので、その時に。アンチウイルスソフトはマカフィーが不親切で、契約が切れる30日前にしか教えてくれないのでまだ時期が分かりません。

 それに、カスペルスキーは、日本国内ではジャストシステムが販売を担当していますし。

 ちょっとした蛇足ですけど、フリーのアンチウイルスソフトとしては、AVGよりも、Antivirの方がお勧めです。ウイルス検知率もAntivirのほうが圧倒的のはずですし。
 あと、『ウイルスセキュリティー』だけは間違っても購入しないように。有料なのに検知率が………。


 マカフィーの発表する「ウイルススキャン」については少しばかり思うところがあるのでそちらを少し。

 マカフィーのセキュリティ関連商品において、今年発表された最新バージョンで少しラインナップが変更されました。個人的に移動を考えるきっかけになったのが、従来『McAfee VirusScan』と呼ばれていたソフトが『McAfee VirusScan Plus』となり、ウイルス検知機能に加え、ファイヤウォール機能と、スパイウェア対策機能が追加されたことです。
 従来(インタフェイスが青かった時代)からマカフィーを利用していた私は、当時ウイルス対策機能しか持っていなかったそれを補うため、スパイウェアについては『Spybot』、ファイヤウォールについては『Norton Personal Firewall』で対応してきました。
 いい方を逆にすれば、マカフィーに求めているのは単純なウイルス対策であって、ファイヤウォールもスパイウェア対策もいらないのです。

 音楽再生機器、いわゆるコンポが単体で複数の機能を担うようになれば音質が悪くなるように、テレビデオの機能はテレビもビデオも中途半端になるように、巨大化した財閥がその不効率故業績悪化を招くように、一つのもので複数のことに対応しようというのは多くの場合で失敗を招きます。
 また、マカフィーは店頭の売り場面積の割にウイルス検知能力が高くないという事実もあります。ある調査では、世界に散らばるアンチウイルスソフトの中でも10位にすら入れず、フリーウェアに負けてしまうという結果も報告されています。シマンテックの類似ソフトと比べ、検知能力は20%も低く、1%はウイルス3000種に相当することを考えると、この結果は重く受け止める必要があります。
 マカフィーの最大の利点はその軽さにあると思います。しかし、動作が俊敏になるように改善されたがため、捨てられた機能も幾つか存在します(特定フォルダのスキャン除外など)。また、動作を俊敏にするため、インタフェイスは全てIEのコンポネートを使用、すなわち、HTMLベースのダイアログを利用しています。そのため、ActiveXを使用できないようにしていると、マカフィーはダイアログを表示することすら出来なくなってしまうのです。

 そう言った経緯もあり、今使っているバージョンを買うときから考えていた脱マカフィーですが、それもどうやら今年で決着が付きそうです。

初出: 2006年10月21日
更新: 2006年11月1日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2006 Suzuhibiki Yuki

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