2006年6月の日記 -2冊目-

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2006年6月11日 (日曜日)

801 Edwin

兄妹愛?

 先日から一緒にくらしているお兄ちゃんと一緒に、ReSin-ensの装幀の調整作業。その作業の途中、データの質を確認するために、印刷を出したのですが………。

 ジョブを送信し、画像が出力されたのですが、何故か二枚目の紙を給紙。一枚しかジョブを送っていないはずなのにどうして? と思っていたところ、出てきた紙には次のような文字列が。

 600(1200dpi)で印刷するのに十分なメモリがありませんでしたので、解像度を下げて印刷しました。印刷結果に解像度が低下したページが含まれています。

 メモリを買えと………おっしゃいますか、お兄ちゃん。もとい、兄貴。

『ReSin-ens 遼なる風、彩りの音』制作日記
「表紙がもうすぐ」

 ここに来てようやく、表紙と裏表紙、そして本扉のデザインがほぼ決定。表紙においてはファイル自体ももうすぐ完成という所まで着ました。あとは、とある部分のフォントを明朝体にするかゴシック体にするか、だけなんです。
 この部分は本当に悩んでいて、未だに決着がつきません。ReSin-ens全体の雰囲気でいけば、明朝体にするべき場面なのですが、タイトルとして割り当てられるスペースがごく僅かなので、文字の大きさを小さくせざるを得ません。そうなると、明朝体では分かりづらくなってしまいますから、ゴシック体を選びたくなるのが心情というもの。その辺の駆け引きでほとほと困っています。
 太さに関してはW9という、ファミリーの中でももっとも太い明朝を使っているのですが、これでも求めている大きさには届かず…。かといってゴシック体では字面が明るすぎてしまって………。

 モトヤアポロフォントのライセンス体系が、同人活動への使用OKという内容だったら、アポロフォントという選択しもあったのですが…。

モトヤアポロ
 明朝体からうろこを取り除いた明朝とゴシックの中間的なフォント

天使

 掲示板に新しいスパム対策を施して、たぶん一週間ぐらい。スパム投稿数は0になり(実際には投稿されているが、途中で投稿を無効化している)、掲示板の保守が非常に楽になりました。
 我が軍の勝利。

2006年6月12日 (月曜日)

 本日の日記には、「甘党」および「ナローバンド」には不適切な表現があります。

これがゆっきークォリティー (鈴響雪冬 A.D.2006)

Happy Birthday to Me!

 僕達は、クォリティーという言葉を簡単に使いすぎていないか。

 私がインターネットに出た頃、今のように初心者が蠢いているような時代ではなかった頃、インターネットは殺伐としていた。初めてネットの海に飛び出したとき、私はもちろん初心者だった。しかし、既にインターネットの世界に飛び出していた先賢達は、そんな私達初心者に向かって、鋭い視線を送っていた。

「おまえらに何が分かる。」
「お前らがインターネットを始めるよりも先に、俺達はインターネットの世界にいたんだ。」
「草の根BBSも知らない奴が、インターネットを語るなよ。」

 そう、インターネットにも先住民はいたのだ。

 私がネットワークに類するものを見たのは、パソコン通信が初めてだった。モデムの音、なにかが繋がる瞬間、そして、ダウンロードされる電子メール。パソコンという物理的存在が、見知らぬ土地と非物理的な存在で繋がり合い、やり取りをする。それが私が見たネットワーク通信だった。
 そして、いざその世界に飛び出したとき、インターネットは殺伐としたインターネットだった。分からないことがあっても聞けるような雰囲気ではなかった。

 私は勉強した。ひたすらに勉強した。NEC・メルコ・DIONの三社に渡ってサポートが行われた、低速モデム事件も、今ではいい思い出だ。
 インターネットを初めて半年が経つ頃だろうか。私はすでにウェブサイトなるものを作っていた。Windows98付属の…厳密に言えば、IE4.0付属のFrontPageExpressをつかい、ジオシティーズにウェブスペースを持っていた。
 気が付けば、「空の彼方へ…」を、DIONのスペースに確保し、文章を書き始めて僅か一年で、創作文芸サークルを二重影と立ち上げていた。
 いつの間にかIsmusicのスペースも借り、気が付けば、有料サーバーに引っ越ししている。
 バカのようにがむしゃらだった。私は、こうすることで、先住民の中に溶け込もうとでもしていたのだろうか。越えられない壁があるというのにも拘わらず。

 私達は、インターネット上でネタを提供するひとに、敬意の念を持ち、時として、「クォリティーが高い」という賛美を送る。
 「神!」、「クォリティーたけぇ!」、「キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」、それらは全て、職人を褒め称える言葉だった。
 モデムの音がカリカリと発信され、パソコンは世界中に向けて解き放たれる。私はあのモデムの音が好きだ。モデムの音を聞く度に、心が躍る。インターネットには職人がいる。インターネットがあれば、職人の作品が手に入る。それだけでワクワクした。
 職人が作る壁紙を、フロッピーで持ち帰る事なんて苦にならなかった。いつの間にか、ZIPとLZH、RAR圧縮の知識を覚えていた。GCAの圧縮率に感動した。
 職人が作るM@Dムービーを、フロッピー20枚分割して持ち帰る事なんて苦にならなかった。いつの間にか、ファイルを分割する知識を得ていた。どのOSでも動くDOSコマンドから分割するソフトも楽に動かしていた。
 データを持ち帰るためにフロッピーを購入する事なんて苦にならなかった。そんなのは必要経費のうちだった。なぜ夢中になったのだろうか。それは、必ず素晴らしい作品があるからだ。もちろん、フロッピーは『ドライブスペース3』で圧縮していた。
 ゆっくりと進んでいくFlashGetの分割ダウンロード、プログレスバーがゆっくり進みカウントダウンされる残りダウンロード時間、宇宙一のリンク集からリンクをあさるドキドキや、モデムの発信音が何時もと違うことに気が付いて接続先を確認すると気づかぬうちに海外にすり替わっているというスリル………そんなエンターティメントがインターネットにはある。あったはずだ。

 しかし、先住民は駆逐される。それは世界中何処の歴史を紐解いても同じだ。インディアン、アボリジニー、そして、私達大和民族に駆逐されたアイヌ。今や日本に住む99%は大和民族となった。国会議事堂ではアイヌ語の使用が許されているが、実際に誰かがアイヌ語を使ったら、それを日本語に翻訳するシステムは即座に稼働できるのであろうか。
 閑話休題、その歴史はインターネットでも例外ではない。
 ダイヤルアップやテレホーダイという単語を知らぬ人がネットの大半を占め、ブロードバンド・常時接続前提に世の中が進んでいる。数メガのMP3やJPEG画像を問答無用で添付する輩や、メールは常に確認できるものだと勘違いするもの。
 やがて需要と供給のバランスが崩れ、少ない職人にイナゴのように初心者が群がっていく。職人がそれに業を煮やし、創作活動から撤退すると同時に、先住民は駆逐されたのだ。

 インターネットは双方向の世界だ。誰かがアップロードしなければ、誰もダウンロードできない。インターネットで愛をダウンロードできないのは、インターネットという空間に愛をアップロードしている人が居ないからだ。
 そう、インターネットは日常生活と何も変わらない。誰かがものを作り、そして消費者がそれを消費する。生産と消費の原理はインターネットでも受け継がれている。

 今、ここに問う
 クォリティーとは何だろうか。情報の発信者となるサイトの管理人はどのような存在なのだろうか。

 序盤から話が大幅にそれているが、今日は私の誕生日というものらしい。何時もの年なら、ジョージブッシュやら、アンネフランクやら、松井秀喜といった面々の誕生日として祝いつつ、自分のことをおまけのように祝うのだが、何を隠そう私、「鈴響雪冬 A.D.2006」は、この体勢に疑念を抱いた。
 そう、祝うのなら、もっと豪華にせねばと思った。

 とりあえず、何時ものあれ、いってみようか。

 本日、6月12日生まれの人達です。みなさん、誕生日おめでとうございます。段々増えているのは、このサイトの恒例行事です。

 さて、これだけだと本当に心がこもっているか分からないので、とりあえずプレゼントを用意することにした。

  1. 焼く!
  2. 焼く!!
  3. 焼く!!!
  4. とにかく焼く!
  5. ひたすら焼く!!
  6. 一心不乱に焼く!!
  7. ああ…なんだろう…何処かで見覚えのあるこの斜塔は…

 紹介が遅れましたが、この料理の材料紹介。

 一枚焼くのに2枚分使いますので、24枚分のホットケーキミックスで12枚焼けます。写真で11枚しかないのは、フライ返しでミスをしてオムライスのようになったので、試食用に回したためです。
 一枚分の直径はおよそ20センチ。カロリーは456kcalだそうです。これが12枚あるので………5472kcal…か………。

 カロリーなんて気にせず、盛りつけておきましょう。

  1. 通常装備
  2. 物足りないので、ホイップしてみた
  3. 非・日常的な光景

 イッタダキマース。

  1. 今日のベストショット
  2. 物足りないので、ホイップ追加

 食べながら、「そう言えば、ファミレスにノートパソコンを持ち込んで、ギャルゲーをやりながらホットケーキを食べているというネタ画像があったけど、これと比べたらどっちが非日常的なんだろう」と、やたらと冷静に考える。

 話が急ですが、以上、鈴響雪冬 A.D.2006がお送りいたしました。

 あっ、そういえば、コミケ当選しましたので。


 戦いの歴史

2006年6月13日 (火曜日)

タイトル未決定

大事な決断

 歳を取って一日目。ガラスの階段を上った私は、一つ大きな決断に至った。

 決断の内容はこのサイトにももちろん関わりのあることで、たぶん、次にサイトを更新すると同時に明らかにすると思います。問題は、そのサイトの更新が何時か、という話ですが(笑)。
 でも、夏コミの案内もありますから、夏コミ前に更新することは確実です。

 昨日電話をしていて気が付いたのですが、もう本当に、二ヶ月きっかりですから。

ひきこもり健康法

 「(中間)テスト → 課題提出 → コンペ参加作品制作 → テスト → 夏コミ」という、高橋名人もびっくりのコンボプレイが私を待ち受けているので、これからしばらく引きこもることにします。
 とりあえず、生存報告は日記で(笑)。

 なんだかんだ言って、幾度の修羅場を超えて、この日記は年中無休。よくやっているよ、本当に。
 特に見逃しがない限り、今日現在で934日連続日記更新中。今度こそ1000日連続更新目指すよ。

日記でメールレス

ホットケーキ>
 アンティークっ、まじかるアンティークじゃないですかっ!

 おお…これで悩まずにすみます(笑)。情報提供ありがとうございました。

これが「鈴響雪冬 A.D.2006」の真のクォリティー

 昨日のコンテンツには致命的欠陥がありました。

 本当のクォリティーが発揮されていない。

 自他共に認める強烈な甘党、鈴響雪冬が、あの程度では満足していませんでした。ということで、最後の一枚をどうやって盛りつけたかだけ紹介しておきます。
 以下、辛党にとってはグロ画像。

 いえ、まあ…ホイップも蜂蜜も中途半端に余ると処分に困るからと、全部使っただけなんですけどね。
 ホットケーキ自体はとても美味しく頂きました。

2006年6月14日 (水曜日)

今誰かがいいこと言った

応答速度良好

 ハルヒといえば、エンディングムービーがもの凄く機敏な動きを見せるのが特徴ですが、どうやら、秒間30フレームで作画しているそうです。通常のアニメが24フレームですから、秒間6フレームも多いわけですね。テレビは29.97fpsのはずですので、6フレーム水増しするのと、1フレームダウンサンプリングするのとでは、動きに違いが出て当然といったところでしょうか。

 さて、機敏な動きと一緒に話題に上るのは、やはり液晶。応答速度もようやく8msを切るところまで来ましたが、やはりまだまだでしょうか。
 将来的にハイビジョン放送が普及したのなら、応答速度の更なる高速化が望まれますし、階調表現の豊かさも望まれるでしょう。
 私は未だにCRTにしがみついている前世紀の人間ですが、やはりCRTの利点である、応答速度1ms以下は捨てられません。応答速度最速の液晶は8msですが、それの更に八分の一以上のスペックをたたき出すCRTを手放すのには相当勇気がいります。
 あと、CRTといえばマルチスキャンに、柔軟なアスペクト比対応が上げられます。例え愛用のCRTが20キログラムだろうが、捨てられない理由がここにあります。ついに、使用時間も2万時間を超え、平均的な寿命を超えていますが、何時まで生きながらえることが出来るでしょうか。

 クリエイターの中でも、おもにテクスチャといったグラフィック担当者は色視野角と階調性を重視し、3Dモーションなどの映像担当者は応答速度を重視する。しかし、色視野角、階調性、応答速度という3つの要素を、同社のクリエイターが求めるレベルで同時に満たす液晶ディスプレイは、今のところ存在しないという。

 これについては、私も非常に同感です。応答速度を取れば画質が、画質を取れば応答速度が、という帯に長し襷に短しというイメージがあるのはこれの影響ですね。
 多角的な使い方をするユザーが少ないからこそ不満が上がらないのかも知れませんが、個人的にそう言っていられない時代が来ると思っています。例えば、デジカメで撮影した写真編集はダイブ浸透してきた雰囲気がありますし、パソコンを使ったテレビ視聴や録画も浸透してきたイメージがあります。しかし、写真編集に望まれる画質と、テレビ視聴に望まれる応答速度に答える液晶はまだ存在しません。
 パソコンが身近になり、ユザーが高度な環境を求めるようになると、やがて液晶は岐路に立たされるかも知れませんね。

 現時点において、パソコンディスプレイ用のプラズマや、CRTからバトンを受け継ぐであろうSEDが開発されつつありますが、液晶はそれらが市場を拡大するまでのバトンといった扱いを受けるかも知れませんね。過渡期というのは、ユザーにとって面倒な存在です。
 プラズマもSEDも固定解像度ですから、CRTの持つアスペクト比への柔軟な対応を受け継ぐディスプレイは、現時点の展望においては存在しないのが唯一の難点ですが。

ジャスラック

 そもそも、2005年まで著作権に関してJASRACが一元管理しなければいけないという法体系だったことそのものが疑問ですが、その影響でJASRACは非常に大きな権利を有しています。そして、その管理を振りかざした行動に、邪スラック、カスラックなどと呼び親しまれています

 タイトルからすれば、録音補償金に関する話題に見えてしまいますが、中身はJASRACに関する話。中々面白いので、音楽関係の方は読んでみることをお勧めします。

 この中で、多くのミュージシャンがこの大事な著作権を、出版会社に譲渡してしまっていることである。つまりミュージシャンが著作権侵害を発見しても、作った本人には著作権がなくなっているという文章があるのですが、これは、アーティスト自身も把握していないことがあるようです。アーティスト自身が著作権に疎いという警鐘は、先に紹介した記事にも書かれていますが、その具体例として、次の話を取り上げておきます。
 以前、サイトの読者さんからメールで教えていただいたネタですが、

  • 316 268 2005/10/10(月) 02:19:06 ID:K6j+AmEt 逆参照

    ちなみにJASRACは、音楽家から著作権を譲り受けてもらって、
    自らが著作権者になって著作権を管理してます。

    著作権の侵害訴訟(差止請求訴訟、損害賠償請求訴訟)を提起できるのは
    原則として著作権者に限られますが、JASRACがその名において訴訟を起こせるのは、
    そのためですね。

    また、著作権をJASRACに移転した音楽家は、もはや著作権者ではないわけです。
    音楽家の自分の曲を利用する場合でも、JASRACの許諾を得なければならないのは
    そのためです。

  • 317 名無しの歌が聞こえてくるよ♪ sage 2005/10/10(月) 02:22:26 ID:??? 逆参照

    >>316
    そうなの?俺、JASRAC利用してるけど俺が著作権者だと思うのだが・・・。
    あくまで管理を委託してるだけだぞ。

    著作権もってかれたらたまらんよ。

  • 318 317 sage 2005/10/10(月) 02:26:01 ID:??? 逆参照

    >>316
    ちょっと怖いんで今、いろいろみてるんだが
    やっぱあくまで「委託」してるだけだと思うんだが・・・。

    俺は自分の著作権を放棄した記憶なんてカケラもないので
    もしJASRACを利用する=著作権を放棄している、っていうなら個人的には大問題だ。

    なので申し訳ないんだが貴方の認識をもうちょっと解説してもらえないだろうか?

  • 330 名無しの歌が聞こえてくるよ♪ sage 2005/10/10(月) 10:28:05 ID:??? 逆参照

    >>328
    横でスマンが、残念ながらあなたは「著作者」ではあっても「著作権者」ではない。

    JASRACは著作権管理事業法に基づく指定管理事業者なのだが、この管理事業法って
    のは、「一任管理」をする事業者を対象にしている。

    「一任管理」は、要するに預けた著作物の管理を、管理事業者に「一任」するので、
    管理事業者が定めて文化庁に届け出た「使用料規程」による許諾には逆らえない。
    委託契約を解除する以外にはね。結局、委託者は金をもらえるだけの存在にすぎな
    い。

    著作権の許諾を行使できない者は「著作者」とは呼んでも「著作権者」とは呼ばな
    い。

    もちろん「非一任」型の事業者ってのもあって、その場合はその都度、著作者の
    意志を尋ねることになる。値段も自由に決められる。この場合は著作者が著作権
    者と言える。でも、逆に言えば面倒だし、手間がかかるので、事業者としては小
    規模になる。JASRACみたいに全国の喫茶店や学校・幼稚園まで網羅して著作権使
    用料を巻き上げることは難しい。

    ちなみにJASRACは途中で契約を解除した委託者は、その本来の契約期間が終了する
    までは再契約できないこととしている。

 ここでの登場人物は、317さんと316さん。317さんが仮に作曲者だとして、JASRACと契約を結びました。すると、著作権は完全にJASRACに譲渡(委託ではなく譲渡)されるので、317さんは自分の作曲した曲についての著作権を有していないことになります。

 JASRACの運営には謎の部分が多く、支払われる報酬金の明細が分からない、JAZZ喫茶でJASRAC管理曲を殆ど利用していないのに著作権使用料を請求(料金明細は提出されず)される、といった問題が各地で発生しています。
 ただ、基本的に著作権の管理は繁雑で、全ての著作権に関して管理が可能な団体は現状JASRACしかないため、何も考えずJASRACに管理を任せる人が多いようです。もっとも厳密に言えば、個人とJASRACが契約を結ぶのではなく、個人が音楽出版社に著作権を渡し、音楽出版社がJASRACに著作権を預けるという構造になっています。

 うーん、著作権の問題は何時でも話題になりますね。映画だけ60年に延長とか、それは完全に金銭がらみというような話題もありますし。

貴方が今一番欲しいものは?

 「貴方が今一番欲しいものは?」と聞かれたとなら、間違いなく、「座ってテレビを見る時間が欲しい」と答えそうな勢いの鈴響雪冬です。
 座ってテレビを見る時間が生活から無くなった反動で、テレビを立ってみるようになりました。立つと言っても、所詮10数分程度しかテレビは見ないので、立ったままでも全く支障がないのです。

 たら、これが習慣化した影響で、先日の笑点を30分立ったままで見たいたことには流石に驚きましたが。

 次に欲しいのは、新聞をゆっくりと見る時間です。

コラム

 上記のJASRACに関する記事は、小寺信良氏が書いているようです。適当にリンクを遡ってみたら、この人の書く記事が中々面白い。
 適当に一つ、紹介しておきます。中々的を射ているように思えます。

2006年6月15日 (木曜日)

着信有り

水曜日の夜から木曜日といえば

 水曜日の夜から木曜日の朝といえば、今年度に入ってから一度も眠っていない間の時間帯なのですが、本日も例外無しのようです。
 うーむ…どうしても、CADは触りづらい………。

降臨? (09:26)

 何が凄いって、自分の作業進捗速度が凄い。作業を始めてから実質10時間程度。平面図3枚に断面図2枚をCADで仕上げて、スライド自体も図版を大量に織り交ぜたものを17ページ作成し、発表用原稿もA4横書き3枚、なおかつ、これから配布用資料を作る余裕があるという怒濤の展開。
 何が起こった、何が。

聞こえた、聞こえたよっ!

 加齢と共に可聴域が狭まり、音程が高い音を聞き取れなくなると言う減少を利用した着信音だそうです。これはずいぶんとまた面白い。
 で、結局のところ、16kHzあたりのようです。このぐらいの周波数だったら、結構多くの範囲の人が聞き取れそうですね。

2006年6月16日 (金曜日)

天然だろうが人工だろうが、この世の全ては化学物質

天然木

 カタログやお店でよく見かける『天然木』というキーワード。
「天板に天然木を採用」
「天然木だから、肌に優しい」
 とまあ、色々書いてあるわけですよ。

 ただ、この『天然木』が非常にくせ者。まず、一体何処までが天然木なのだろうか。個人的な主観で言えば、天然木と言えば、一切の無加工。板状に加工するときでも、直径の大きい木を直接切断、平らな木材に加工した場合が、天然木だと思います。
 しかし、見方を変えれば、天然木の範囲はとてつもなく広がります。

 まず、天然木を薄く切って、目の方向を互い違いに貼り付けた板、ベニヤ板。あれだって、天然木を薄く切って貼り付けただけですから、天然木といえるでしょう。
 切り方を変えるだけで、集成材と呼ばれる材にもなります。これだって立派な天然木仕様の材料。

 こうやって考えると、天然木って結構範囲が広いものです。
 接着剤を使っている時点で、それは天然なのかと言いたくても、天然木と書かれてしまえば、木の部分さえ天然なら何でもあり、という雰囲気ですよね。

 まあ、この程度の民の声は置いておいて、この『天然木』というキーワード、実に上手くできています。天然といえば、

 という言葉を連想するかと思います。

 ただ、この場合の、肌に優しい、がどういう意味での肌に優しいのかは不明です。丁寧にかんなをかけてあって、ささくれが一つもなくて肌に優しいのか、肌触りが柔らかくて肌に優しいのか………。
 後者に至っては、この世の全ては化学物質なのですから、相手が天然木でも病気になるときはなります、というお話。

 ちょっと、意図している方向と話がずれてきたので、閑話休題。
 消費者が天然木を追い求める意図はさっぱり分かりませんが、天然木が意味を成さないときがあります。それは、机がとても良い例でしょう。一般的に天然木を天板に使った机は、必ずと言っていいほどニスを引いてあります。つまり、天然木の上にニスの膜を作っている状態です。このような状態では、手が木材に直接触れることは皆無ですから、天然木を選ぶ理由が無くなってしまいます。
 なぜならそれは、例え下地材が何であろうとも、最終的に触れるのはニスだからです。

 本当に天然木の利点を生かしたいのなら、ニスを引いてない天然木素材を選びましょう。

長いなあ…

 来たるべく夏コミに備えて、在庫が無くなりつつある『光なりたい』の増刷準備を始めています。もちろん、増刷に当たって「第X版・Y刷」のYの部分を更新しなくてはならないので、ファイルに変更を加えるのですが―――。

 ファイルを開いてまず驚いたのが、発行年月日。2003年なんですね、今思えば。今年の12月で記念すべき3歳。私の基準では即座に廃盤になる本ですが、今でも増刷を繰り返しています。かつての本で、3年以上経っても増刷を繰り返したと言えば、『透明という色』ですね。こちらは2003年に初版、2004年に第4版を作って以来、今でも即売会に連れて行くスタメンの一つです。
 ただ、『透明という色』は、今持っている在庫2冊が無くなれば絶版にすると決まっていますので、歴史という面ではそろそろ終わりが近づいています。
 そう言う観点で見れば、『光になりたい』は異様にスペースに残り続ける冊子だなあ、と思います。


 団塊世代の人が退職を始めるのが、2007年問題だとしたら、2003年に作った沢山の同人誌が絶版になる2006年は、さながら2006年問題。
 今年の絶版対象作品には、『透明という色』の他にも、短編集や丘の上が含まれますから、今年だけで5冊の本が絶版になりました(なる予定です)。

 さて、これだけ絶版作品が多くなると、ラインナップが減少するのが悩みの種です。スペースに本を置きやすくなるという点は非常に利点ですが、幅が狭まるのは余り良くありません。
 ただ、短編作品については次回作が決定、短編集についても、来年の頭ぐらいには発行したいなと思っている節があるので、今の状況も長続きするというわけではありませんね。

2006年6月17日 (土曜日)

Yes or No

自画自賛 (09:39)

 何が偉いって、毎日ご飯を作っている自分が偉い(ぉ 。このぐらい、独り暮らしをしている人からすれば、超がつくほど当たり前のことではあるが。
 23時に帰ってきて、そこから30分ぼーっとして、日付が変わるか変わらないかのところでご飯を作り始めるこの『日常』とラベリングされる生活。いかにも修羅場という雰囲気がして、大好き(笑)。

 課題の締め切りもあと10日を残すあまりとなったことですし、ヒッキー生活準備期間から、ヒッキー生活に移行しようかなと。
 そろそろ、インスタント食品の買い出しの時期ですね。

 そう言えば、一般公開プレゼンテーションをやるとかやらないとかという話がきちんとまとまったようで、概要を聞いていたら、一般市民向けで、会場を一つ貸し切って、マスコミを呼んで………というレベルになるようです。そして、驚愕の一言。

「去年もこのぐらいだったから。」

 ………ああ、前例有りの、逃れられない現実ね。学校からすれば、『平常』としてラベリングされるのでしょう。


 このプレゼンテーションについては、背景がしっかりしているので、かなり緊張するのも事実。
 何処の街もそうですけど、基本的に中心部の商店街というのは衰退していますし、ドーナツ化現象も発生しています。そう言った状況において、課題のタイトルが「街中に住む」。
 行政も市民も、建築業界も注目している都心居住・街中居住。それらに対して、一端の私達のような人間が、「どうすれば中心部に人が帰ってくるのか」というテーマと戦わなければなりません。しかも、商店街を計画対象地区にしているので、街中に住むだけではなく、最終的に商店街を活性化しないといけないわけです。
 この「街中居住」と「商店街復興」に加えて、コンペの作品でもありますから、コンペのルールである、「既存建物のコンバージョン(改修・転生)」にも従わなくてはなりません。自由度が高いほど、または低いほど難易度が高くなっていきますけど、今回は後者。しかも、コンペのルールにはもう一つあって、「実現可能というリアリティーではなく、建築によって街を変える勢いのある作品を求める」なんて書かれたら、にっちもさっちもいきません。

 よりにもよって、公開プレゼンテーションの発表場所が、その中央商店街だと言うから、もはや末期。行政庁も近いですし、商店街が対象になっていて商店街のすぐ近くで発表なんて言ったら、それはもう、(以下、文学的な省略)。

 提出11日前で、未だに設計計画で行き詰まっている私達の班は、一体どうすればいいのでしょうか。

答え

「やる」または「やらない」

2006年6月18日 (日曜日)

迷わないように私が連れて行ってあげるよ

ごりごり

 少しばかりサイトのメンテナンスが必要になったので、ローカルファイルは大規模に工事中。サイトもずいぶんと肥大化しているなあ、と感じています。
 ただ、今回のメンテナンスで、微妙に規模を縮小できたので、それはそれでよしとしましょうか。

 更新したファイルをアップするのは来週になります。久しぶりに大きな更新と、大きな内容になりそうな雰囲気です。

新システム導入

 検索フォームがあるのに分かりづらい、そもそも『Go to page top』がダサイ、メニューにある『トップページ』がダサイ、等と言った諸々の問題を解決する新しいシステムの導入をいよいよスタート。
 手始めに、何時もと同じようにこの日記ページから導入することにします。Gecko系ブラウザの方は、ウインドウ内下端をご注目。
 暫定的なデザインなので何とも言えませんが、正式採用時も似たような雰囲気になると思います。

 また、新しいシステムというか、新しいナビゲーション方法は、今まで対応を無視してきたIEでのレンダリング問題も、少し考慮しています。

2006年6月19日 (月曜日)

お引っ越し

お食事中の方は (01:19)

 先日、とあるサイトの日記で『食事中の方、ごめんなさい』という表記を見かけた。しかし、この表記を見て、数秒後、私は一つの違和に辿り着いた。

 食事をしながらインターネットに興じている人は、それほど多くはないのではないか、と。

 テレビといったメディアならこういったネタは良くある。ゴールデンタイムのお笑い番組なんかでは、テロップとして、食事中の方ごめんなさい、等と表示されることがある。時間帯も時間帯だし、確かにそう言った配慮はありがたい。(そんな表示をするぐらいなら、始めから放送するなというツッコミは的確すぎるので受け付けません。)

 テレビを見ながら食事、というのは、家庭によっては当たり前の行為であろう。私も、テレビを見ながら食事をするのが当たり前の家庭に育った。
 何かをしながらものを食べると言うことは、当然、食べる以外の別の行為にも神経を割かなければならない。こういったとき、食べ物をこぼすと言った事が起こる。しかし、テレビを見ながら食事をするぐらいなら、食べ物がこぼれても所詮それはテーブルや絨緞が被害に遭うぐらいだ。
 しかし、パソコンは違う。ノートパソコンの近くでご飯を食べているしたら、こぼれたときの損害は大変なものになる。

 パソコンの前でご飯を食べるというリスクを冒す人はそれほど居るようには思えない。もちろん、書いた人も、そう感じているのだろう。しかし、何かしら食事に悪影響を与えるようなネタをやるときに、「食事中の方ごめんなさい」という言葉は、既に社交辞令になっているのだろう。
 たとえ、パソコンの前でご飯を食べる人が圧倒的に少数派だとしても。
 こうして考えると、考えられないかも知れないけど、一応書いておく、という書き手の心情も納得できる。世の中には色々な人が居る。パソコンをしながら汁物をすする人だって、いないとは限らない。

 以上、本日の夕飯、八宝菜をパジャマの上に割烹着を付けた状態で食べながら日記を書いている管理人がお送りしました。

目標

 小説を書く上で幾つか目標というものがあるのですが、それはまあ、伏せておくとして、それに似たような言葉を自分なりに幾つか。

 『文学』作品や、創作『文芸』に達するような崇高な活動をしているつもりはない。売れる作品が書きたいわけでも、万人に評価される作品が書きたいわけでもない。ただ、私の作品を読んで、数人の人がめちゃくちゃ面白いと感じてくれる小説が書きたい。

 『文章』が上手くなる必要は何処にもない。本当に上手くなるべき事は、『物語を伝える力』だと思う。

日記でメールレス

何か普通にMADムービーという言葉が使われていますが、
私の勘違いでなければMADムービーといえば
「(主にエロゲの)ゲームから抽出した画像や音楽を"無許可で"使用したもの」で、
確かKeyあたりだったかがメーカー自らが要請して配布を止めさせて
それなりに騒ぎになったような記憶があるのですが…。

「黒か白か?」で問われれば間違いなく「真っ黒」で、
昔だったら表の話題に出そうものなら
己の行動の意味を理解していない m9(^Д^)プギャー 認定されそうなものですが…。

一体いつの間に、表の話題に出せるような市民権(?)を獲得したのでしょうか…?

 比べるべきでないと思いつつも、アイコラも、肖像権が存在する画像を…写真によってはカメラマンの著作隣接権(あたりかな?)が存在しそうな画像を無断で加工しているのですから、M@Dムービーと全く同じ性質を持っています。となると、アイコラも本来アングラなネタですが、もはやテレビでも取り扱われるネタになっていますね。
 もっと、ブラックな路線を行けば、タモリのオールナイトニッポンでは、コーナーとして、音声M@D(今の言葉で言うと、M@Dニュース)を紹介していましたし、これも、完全にブラック。NHKから苦情が来て終了という経緯を持ち合わせています。

 もっと類似点を上げていけば、同人誌だって、ものによっては著作権的に見て完全ブラック。別の視点から見れば、中身も犯罪まがい。便宜上、「関係者禁止」という文字列を入れてあっても、虎の穴などで自由に購入できてしまいます。
 また、現代において、M@Dムービー出身の映像作家が存在することも事実。
 こうして考えると、表の話題に出せる市民権の基準なんて、非常に曖昧ですよね。

 ただ、あくまでブラックネタであるということに対する配慮が足りていなかったのと、ウェブという空間を考慮すれば、配慮できていないのは明らか。ページ内の表記は、お馴染みのM@Dに変更させていただきました。指摘していただいてありがとうございました。

深刻な問題

 気が付いたら、このサイトの音楽ファイルをアップロードしているサーバー、すなわち、ismusic.ne.jpの部分の容量が、限界になっていました。200MB使えるのですが、そのうち、190MBを使っているという深刻な状態。
 ismusicのファイルをwhitesnowに全て移動させることは可能ですが、そうなると、300MBという契約容量のなかに、240MBのファイルを押し込むことになります。余剰が60MBしかないとなると、数曲新曲を公開しただけで、すぐに限界が来てしまいます。

 となると、サイト管理人として視野に入ってくるのがサーバー領域の拡張です。音楽ファイルのビットレートを落とすことも考えられますが、この現代社会において、MP3の128kbpsで、リスナーの耳が許すかどうかは疑問です。私自身、MP3の128kbpsには満足できないたちです。
 また、160kbpsのファイルを128kbpsにしたとしても解決できるのは数割。活動を続けていけばいくほど、同じような状況がいつか訪れるでしょ。
 こうして、考えると、やはり、サーバー領域を拡張するのが術というものです。

 しかしながら、現在使用しているパルフェサーバーは、最大容量300MBで、これ以上の容量拡張は不可能です。すなわち、辿り着く答えは、使用するサーバーの変更。言い換えて、サイトのお引っ越しです。
 引っ越し先については「ここしかないだろう」というレンタルサーバー会社を知っているので、そこに引っ越すことになりますが、時期は未定です。本来なら、夏コミ前に引っ越しをしたいところですが、時間的制約を考えると、かなり難しいと言わざるを得ません。
 ただ、もし引っ越しをするとなると、このサーバーの契約更新時期が10月頃にあるので、今年の10月には新しいサイトに引っ越すことになるでしょう。


 現時点で、引っ越しをする可能性は濃厚といえます。引っ越しをするに当たって考えることは、アドレスを出来るだけ維持することなのですが、現在使用しているアドレス(http://whitesnow.parfe.jp/)の、whitesnowはそのバーバーにおいて既に使われているため、サイトのアドレスが大きく変更されることになるでしょう。

 現在のアドレスは、サイトのお客さんの投票によって決まったという経緯があります。その時の候補は、

の三つで、二番目の、『www.sky-wing.whitesnow.jp』が採用案として決まりました。ただ、このときは、採用眼が決まった後、レンタルサーバー会社を変更したため、決まった案を使うことが出来なくなりました。ですので、投票数が最も多く、変更後のレンタルサーバー会社で利用出来るアドレスを、ということで、『whitesnow.parfe.jp』に決まりました。
 このサーバーを採用する前は、ロリポップが候補だったような気がします。今思えば、ロリポップは賛否両論のサーバーだったので、パルフェを選んで正解だったと思っていますが………。

 さて、大分話がそれましたが、今回も幾つか候補を絞った上で、投票でアドレスを選んでしまおうかなと考えています。引っ越しを決意したら、投票をするかと思いますので、その時はどうぞよろしくお願いします。

 うーん…snowという単語は、絶対入れたいところですよねえ…。sound-of-snowとか。fragrance-of-snowとか…。
 でも、soundが入ると、音限定というイメージもありますし…。この辺は、幾つか候補を考えた上で、悩むとしましょう。
 あえてドイツ語とか(ぉ 。クランケンハウスと言う雰囲気で、ネタに走るのも有りですよね。

クランケンハウス
 病院

三つの願い

3つだけ自分が一生飽きない最高の音色を
与えられるとなると、あなたならどの音色を
求めますか?これは同時に、この楽器音に関しては、
譲れないってくらいに拘りを持っているものですね。

 hiro氏のブログに書かれていたこの質問に少しだけはっとしました。私もDTMerの端くれ。こだわりを持っている音色があるのですが、そもそも3つもあるのか、と。

 一つは、フルート。これだけは譲れない音色です。音楽環境が昔に比べて変わった今、SC-8850で、ユザー音色を作り、SONYのエフェクターを通して、自分の今の理想に近い音を奏でるようにしています。
 さて、後の二つ。これが問題です。元の楽曲の音を再現することが主たる音楽活動でしたから、定番という楽器を持っていない私としては、これについては中々簡単に浮かびません。

 ただ、そんな中、強引に選び出すとしたら、オルガンと、ベル(系)。
 前者はロータリーをかけて得られる柔らかい音が好きですし、ベルはディレイを使えば表情ががらりと変わるのでかなり好きな音だったりします。
 こうやって選び出すと、全てが入った楽曲が『貴方への花束』になるのは、きっと私の仕様です。

 ピアノと答える方も多いかも知れませんが、私自身、ピアノという音にはさほど興味がありません。自分が弾けないというのもあるのでしょうけど、たぶん、手あかが付きすぎているイメージがあるのでしょう。そもそも、ピアノの繊細な音が求められる楽曲を作ったことがない、というのも理由になるでしょうね。
 ピアノメインの音楽といえば、『The time which never stop』と、『決められた未来』、『先手必勝』、『二人へのブーケ』。『決められた未来』以外は、全て力強い音を求めていたので、結構ごまかしが利いている部分があるかと思います。ということは、ピアノは今の環境で大丈夫、という考えに辿り着き、これ以上のものを求めていないのでしょう。だからこそ、『決められた未来』の時は心底苦労しましたが。

 ということで、私の場合は、

ということになりそうです。

 最近では、以前のヴァイオリンの音作りの影響で、ヴァイオリンも使いこなしたい楽器の一つになりつつありますね。

2006年6月20日 (火曜日)

タイトル未決定

『ReSin-ens 遼なる風、彩りの音』制作日記
「全て縦書き」

 私の最新作になる『ReSin-ens 遼なる風、彩りの音』は、全て縦書きです。今までは、後書きや奥付が横書きでしたが、これも縦書きに統一。事実上、初めて横書きが混在しない小説になります。デザイン上の都合で、中扉だけは横書きですが。
 というのも、今回の本はとにかく硬派な作りにしたいのです。見る人が見たら、「気取りすぎなんじゃないか」と言いそうな雰囲気にしたいのです。
 そのけっか、今現在のファイルは、私が見ても笑ってしまうぐらい、気取っています。自分でも思います。同人誌のくせに生意気だと(笑)。

 ただ、装幀も物語を形作る、物語の印象を決める一つの要素には変わりないですから、こういったところも適当なデザインを求める必要がありますね。

最後の晩餐

 本日、19時30分頃より、修羅場レベル3.5に突入するため、最後の晩餐。いつもは一本のエビ天を、二本に増量したお昼ご飯が涙をそそります。関係ないですけど、エビ天は大好物なんですよ、私の。

 いつもは一週間が修羅場の目安なのですが、今回は16日程度続きそうなので、体力、および、気力、そして、栄養分が持つかどうかが鍵となりそうです。ちなみに、過去の事例としては、十日間続いた修羅場の時、微妙にプチ栄養失調で、頭がクラクラしたので、16日間はちょっとまずいかも。

 とりあえず、修羅場前の最後の買い出しは完了しました。いつものように、スパゲッティやらチャーハンの素やら、ひたすらインスタント系の食品を買いあさってきました。カゴ一つ買ったのに、冷蔵庫に入れるものが一つもないのがその証拠(苦笑)。
 栄養ドリンクは、その種類の中でも一番弱い方に分類される『リポビタンD』ですら、体質的に合わないことが発覚したので、更に弱いチオビタを購入。これで駄目なら次はファイブミニになってしまいます………。

 ひとまず、準備は整いました。後は死なない程度に全力投球するだけですね。

管理人の存在

 サイトの管理人というのは、言えば空虚な存在で、はっきりと言ってしまえば、居ても居なくてもそれほど私生活に影響が出るようには思えません。流石に、google規模のサイトの管理者となると、いなくなったときの損害は大きいですが、小さなサイトの管理人が一人や二人いなくなったとしても、生活に影響が出ると言うことはないでしょう。
 もっと別の表現をすれば、例えサイトが更新されていなかったとしても、殆どの閲覧者は「更新されていないのか」と思って、次のサイトに移動するまでで、「更新されていないけど、生きているのかな?」という所まで考える人は、管理人とリアルで知り合っている人以外は、殆どいないかと思います。

 いうなれば、きっとこれはウェブの顔が見えない、更に突き詰めていけば、三ヶ月で放置されるサイトが多いという現状において、サイトが更新されていない=管理人が死んだ、という配慮まで行き着かないのが原因でしょう。新聞のように毎日更新されるサイトなんて、ウェブの世界に一握りですから、一週間や一ヶ月、はたまた一年(某ゲーム会社など)更新された程度では、誰も驚きはしません。

 こうやって考えてみると、情報を受け取る閲覧者にとって大切なものは、管理人という情報発信者がもたらす情報であって、管理人そのものではないのです。

 もしこの考えが、同人活動にそっくりそのまま当てはまるのなら、実に味気ない世界だと私は感じます。読者にとって必要なものは、自分のターゲットとなるカップリングや、今晩のおかずになる存在であって、作者自身ではありません。
 それこそ、コミケでは3万以上のサークルが参加するのですから、一人の作者がいなくなれば、別の作者を捜せばいいわけです。いえ、表現が違いますね。一冊の本が見あたらなかったとしても、他の本を探せばいいわけです。

 そもそも、この大量生産大量消費の現代に、こういったことを考える事自体が当たり前すぎて無意味なのですが、それでも考えられずにいられないのが、今皆さんが閲覧しているサイトの管理人、鈴響雪冬なのです。

 私個人としては、別に何処かのブログで紹介されて、転送量が多すぎてサーバー管理者に止められるほどアクセス数が伸びることを期待しているわけでもなく、また、万人受けする話を書きたいわけでもないです。もっと贅沢なことを言えば、単なるネタ製造器や萌え製造器で終わるつもりも毛頭ございません。
 いえ、書き方を変えましょう。
 例え、多くの人から、単なるネタ製造器や萌え製造器、空虚な管理人としてみられたとしても、自分の活動によって、極々少数の人達がめちゃくちゃ面白いと感じられれば、それで十分だと思っています。


 ちょっと話は変わりますが、『管理人』と言う言葉を使いつつも、この言葉遣いはあまり正しいとは思っていません。サイトを管理していることには変わり有りませんが、主たる行動は別にあります。
 ですから、管理人というよりは、私の立場は、作者や著者のほうに近いのでは、と常々感じています。そのうち、管理人紹介とかは、著者紹介とかに書き換えてしまうかも知れませんね。

初出: 2006年6月11日
更新: 2006年6月21日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2006 Suzuhibiki Yuki

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