2006年5月の日記 -1冊目-

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2006年5月1日 (月曜日)

決断力に欠ける

『ReSin-ens 遼なる風、彩りの音』第一巻制作日記
「A → B → S」

 最大9連休というマスコミの報道を見ながら、そんなのは高嶺の花だよ、と思っている皆様こんにちは。私も同じ気持ちです。六日だって問答無用で学校です。毎年のように、ゴールデンウィークではなく、ゴールデンデイズだと思って見守っています。

 一通り、執筆が完了し、そろそろアルファリリースからアルファリリースに格上げしたいところなのですが、今までにないぐらい長い話なので、怖くてベータに移行できません。アルファまではテキストエディッタで、ベータからは一太郎で、と言うのが大体の目安なのですが、一太郎に持ち込むと大々的な変更をしづらくなるので、ベータに移行した瞬間、物語がほぼ固まったと私が追いつめられてしまいます。作品を扱うのにこんなに緊張したことはありませんね。
 それどころか、少しばかり疑心暗鬼な点も。果たしてこの物語は本当に面白いのか、読者に受け入れられる作品なのか、と思うと、もっと手直ししないと駄目なんじゃないかと思ってしまい、先に進めないでいます。
 結果的に一ヶ月にわたって修正作業をすることになったので、物語としては大分まとまったのですが、未だにこれでいいのかなあ、と自分でも思ってしまいます。うーん。

 見切りをつけるのも一つの能力ですし、これ以上筆を遅らせてしまっては予定に間に合わなくなるので、そろそろ決断を迫られている、と言う雰囲気です。連休中にがっちりと決めてしまわなくては。

国際コンペ

 コンペティション、略してコンペなどと言われ、ゴルフなどでなじみ深い言葉ではありますが、建築でのコンペと言えば専ら設計競技のことです。コンペの規模には幾つかありますが、国内を対象にした物と世界を対象にした物に大きく分けられるでしょう。国内コンペや国際コンペ、と言う形で呼ばれているかと思います。
 さて、なんかもう、勢いに流されるまま、と言う形ですが、国際コンペに応募することになってしまいました。全世界から作品が集まるんですよ、国際と言うことは(そのぐらい誰でも分かります)。私の作品が入賞する事なんて1億年と2000年前から無理と分かり切っているのですが、自然と緊張してしまいます。
 大会への応募履歴は過去二回。三回目にして国際大会となると………。
 とりあえず、出来るだけ頑張りたいですね。せめて一次選考を通過して、二次選考のファイナルプレゼンテーションまで持ち込みたいものです。

 でもまあ、現実的に考えて、私の作品が入賞すると言うことはあり得ないので、ひとまずそう言うことは目線から外しておいて、自分のやれる限りのことをしたいですね。

DMA転送

 なにやら懐かしい言葉ですが、これに関する話。

 ふと、Windowsに関する小ネタを集めたサイトを見ていたときのこと。
 仕様の話ですが、プリンタパラレルを通信ポートに使った印刷方法では、ハードウェア割り込みを使うことが出来ません。そのため、CPUには少しばかり負荷がかかってしまいます。
 それを回避する方法として、優先度を下げると言う方法が紹介されていました。

 ただ、こんな事を書くとお前は無知だとか言われそうですけど、DMA転送を有効にすれば解決するのではないでしょうか(もちろん、使える機種限定で)。ダイレクトメモリアクセス、すなわち、CPUを介さないでアクセスできるので、一気に不可を下げることが出来るような気がします。
 もしかしたら、USBは一般的に重いとされているので、CPU不可がUSBを下回るかも知れませんね。

 DMAで思い出した。間違ってセカンダリに接続したままのHDD達はどうしよう…。

さて、

 巷で話題をさらっている財団法人インターネット協会の『ネットの有害表現規制に関するホットライン運用ガイドライン』。一番始めに誤解の無いように書いておきますと、これは法律ではなく、ガイドラインです。プレイステーションのゲームで言う、CEROの様なものです。
 ただし、これを弾みに法規制に傾く可能性があるうえに、先々月か先月に別枠で会議も行われるようになりましたので、かなり危険な状況といえるでしょう。
 現実的なところ、ジポ法や各種規制法も、討議時間切れを狙ったりといった、議論を先送りする形で表現の場を保持してきたわけですが、そろそろそれも限界でしょう。もしかしたら今年は、オタクと偏見の全面戦争になるかも知れません。

 まずは何時もお世話になっているまとめサイトの紹介から。いざとなったときは本当にこれが便利なんです。ありがとうございます、有志の皆様。

 先日の日本テレビの偏見報道については、かなりの数の抗議が届いたようで、日本テレビ側も再取材を行うような動きを見せています。それに関する詳細は「日テレのオタク偏向報道に日テレで対抗しよう?」をどうぞ。
 どちらも、ゴールデンウィークが開ける前ぐらいまでがタイムリミットのようです。ところで、後者についてはあまり表に出てこないのは何故でしょう。

S-YXG50の次はVSTi

 「高品質ソフトウェア音源「S-YXG50」無料導入ガイドライン」にて、S-YXG50を合法的に無料インストールする方法が記述されていますが、それに対抗するように、VSTiをスタンドアロン動作させる方法でも書いてみようかと思います。比較的有名な手法なので、知っている方はスルーしてくださると幸いです。
 ただ、記述としてまとまっているページはそれほど多くないので、一応便利かと思います。こう御期待。

 上記リンク先の方法でもそうですが、このソフトにはアンインストールの時に致命的な問題がありますので、将来的に別のソフト音源を入れる予定がある方などは回避しておいた方が安全です。

2006年5月2日 (火曜日)

ReSin-ens

次は表紙だ

 来る製本作業、および、新装幀に向けて色々と用意をしている真っ最中です。取り合えず、本文用紙と遊び紙はほぼ決定という雰囲気です。後は表紙、ですね。
 何時もお世話になっている紙屋さんのインクジェット用マット紙はどうもインク量が70%を超えた辺りからてかりが出てきてしまいます。インクを綺麗に吸着できていないのかも知れません。これでは、4色印刷におけるインク量、300%なんて満足に使えません。
 ところが先日、別のお店で質の良さそうなマット紙を発見したので、購入してみたいと思います。

 個人的には光沢紙よりもマット紙の方が落ち着きのある発色が得られるので、マット紙の方がお気に入りなのですが、メーカー純正は光沢紙が主力なので、この辺が意識の違いですね。プレゼンテーションを行うときも、光沢紙の方が人気があるのですが、私は専らマット紙でプレゼンテーションパネルを作ってます。
 あと、独占禁止法の絡みなのでしょうけど、メーカーはB系の紙を発売しないので、どうしても第三の会社(サードパーティ)から商品を購入しなければなりません。EPSONのプリンターは「純正紙以外の紙を使うと画質がかなり落ちる」と言われているので、紙選びには慎重にならざるを得ません。

 ひとまず、紙に関することは殆ど揃った、と言う雰囲気です。あとは、製本に必要な道具の調達ですね。

その一行が大切だ

 ReSin-ensの標準装幀制作に取りかかっているのですが、1ページ内の行数で行き詰まりました。たった1行の違いなのですが、読みやすさが桁違いに違います。まるで、CDの規格を決めるときに、SONYと何処かの会社が争った構図を再現しているような気分です。コンパクト路線か、大容量路線か。まさにそんな雰囲気。
 印刷をしながらどちらがいいか試していたのですが、一つ気が付きました。
「最終的なページ数にどれだけ影響が出るのかで決めてしまおう」

 行数は基本的にページ数と密接な関わりがあります。1ページに収まる行数を増やすとページ数は減少し、その逆は逆になります。今回の構図を簡単にすると、読みやすさを優先する替わりにページ数の増大を無視するか、読みやすさを無視する替わりにページ数を抑えるか、となります。
 このとき、仮説「1ページ当たりの行数を変更してもページ数にはさほど影響がない」が当てはまるとしたら、読みやすさを優先すべきと言う結果が出ます。
 早速、書式メニューから行間を調整し、エンター。
 …。
 ……。
 ………。
 最終的なページ数は5ページしか変わりませんでした。はい、見やすさ優先に決定。

 既に現時点で、今までの冊子より行間が狭まっているので、これ以上狭くするのは、と思っていたのですが、狭くしなくてもいい結果になったので、よしとしましょう。

 こうやって細かい検討を繰り返しながら行数と文字数が決定するのです。同人誌って奥が深いですね。ただ、一般的に読みやすいと言われる値があるので、それを踏襲する形が普通です。ですから、今回のように行数や文字数を事細かく決定するのは本当の出だしだけで、移行の同人誌は基本的に全開の書式をそのまま流用することになるでしょう。
 苦労するのは始めだけ。

2006年5月3日 (水曜日)

ワンパターンな日本の音楽業界を

●●を1位にしよう

 アニメ『ハルヒ』の事を、アニメ『桜蘭高校ホスト部』に登場する主人公の名前が、「はるひ」だったことから、『ハルヒ』=『桜蘭高校ホスト部』だと、放送開始から二週間ほど勘違いしていた鈴響です。こんにちは。

 出だしの文章で何を言いたいか分かった人は、「日記常連」と言う称号を差し上げます(いりません)。

 ともかく、京都アニメーション、動きすぎ。

 さて、歌い手に、後藤邑子さんがいるので、『みずいろ』のファンもとりあえず購入しておくように。
 こまかいことは、朝になったら書きます。

2006年5月4日 (木曜日)

俺の右手が真っ赤に燃える

『ReSin-ens 遼なる風、彩りの音』制作日記

 物語に生命を与える、とでも言うのでしょうか。一旦書きつづった物語に味を加える作業をしています。もしかしたら、一種の、踏ん切りをつけるとでも言えるかもしれません。
 通し読みをしながら、描写が余計な部分や足りない部分に手を入れています。普通の文章を伏線として使えるように改造する、と言うのが主な作業ですね。現時点であまりにも物語の構造が弱いので、これをどうやって改善していくかが目下の課題のようです。
 ひとまず、ゴールデンウィーク中にこの作業を終わらせて、第二巻の執筆へと作業をシフトしていきたいところですね。

デフラグ真っ赤

 デフラグユーティリティーを起動して、分析。
 衝撃の赤画面。

 たぶん、WAVEファイルをCDImageに格納して、TTAに変換、後に、WAVEファイルを削除、と言った、一連の圧縮作業の影響で、ファイルがずたずたに切り裂かれたのが影響かも知れません。Cドライブも作業ドライブとして使用していたので、こちらも凄いことになっていました。120GBと言う容量から溢れたマイドキュメント関連ファイルをCドライブに預けていたのですが、その影響もあって、Cドライブも一気に容量が切迫してしまいました。その影響でしょうね。
 と言いつつ、最大の元凶はEドライブというなの、メディア格納ドライブの容量が限界に近づいているからだったりします。
 Eドライブに動画が保存できない。Dドライブに緊急退避。Dドライブに保存できなくなる。Cドライブへ緊急退避。と言った流れで、全ドライブの容量が(以下略)
 もっともっと事細かく分析すると、真実は何時も一つ。

  1. CD-Rメディアは太陽誘電の700MB、セラミックコートのみを使用。もちろん、10ミリケース仕様。
  2. 何時もCD-Rを購入している電気店の在庫が無くなり、10ミリケースのCD-Rが手に入らなくなる。
  3. 10ミリケースのCD-Rを入荷するまで待機
  4. Eドライブに溜まっていく数ギガのファイル達
  5. 以下、前述の通り

 ということで、ドライブの容量が切迫しているのは全てヤマダ電機のせいです(責任転嫁もいいところだ)。
 一応、CD-Rからそろそろ脱却しようということで、DVD-Rへ書き込みが出来るドライブの購入も決定していて、メーカーも型番も決まっているのですが、夏コミ対策もかねて購入金銭を捻出できないという状態。あと数ヶ月はこの調子が続きそうな予感です。

 このままでは、トラックの演奏結果をWAVEに書き出せないので、作曲もままなりませんね。曲にもよるでしょうけど、一曲作るのに数ギガを消費しますし。

 ただ、こういう状態にあっても、かつての記憶、全ドライブ残量1GB以下を体験しているだけあって、比較的余裕なのは仕様です。

2006年5月5日 (金曜日)

下着は正義

『ReSin-ens 遼なる風、彩りの音』制作日記

 毎年恒例の親が遊びに来ると言う、親族襲来も終わり、異様に部屋が綺麗になったことに驚く鈴響雪冬です。
 なんか、「電話したときにあまりに声が暗くて自殺しそうな勢いだったから、今年は絶対行かなきゃ」と思っていたそうです。いくら落ち込んでも、死のうと思うことは有りませんので、ご安心くださいませ。>All

 ここのところ、今まで書いた原稿を通し読みしながら、この物語は本当に面白いのかと疑心暗鬼に陥る日々が続いています。面白い面白いと信じつつも、本当にこれでいいのかな、と思います。思いついたギャグがあまりに面白くて、何時の日かそれを使おうと思っていて、しばらく経つと、本当に面白いのかな、と疑ってしまうのと同じですね。こういうときに、原稿を読んでくれる人が居ると心強いものですが、そんな人は居るはずもなく。
 つまりまあ、自分の感性に全てがかかっているわけです。

 そのような作業から現実逃避するかのように、一太郎に原稿を流し、行間や文字の大きさ、見出しのフォントを考える日々。原稿執筆は遅々と進まず、まずいなまずいな、と思いつつも、ここ数日、アルファがベータに移行する素振りを見せません。
 ただ、それも数日で終了。今やっている、最終調整が終わったら、いよいよ一太郎に原稿を流し、見出しなどを割り振っていきます。区切りをつけるのも一つの能力。

あれ? 意外と時間がかかるぞ

 ここまで書き上がったReSin-ensの原稿を始めから読み返しているのですが、予想外に時間がかかっています。もちろん、読むだけではなく、読点の位置などを調節しながらですので、時間がかかって当然と言えばそれまでですけど、それでも時間がかかりすぎているような気がします。既に、作業を初めて10時間近く経とうとしていますし。
 プレーンテキストで350KBほど。文字数に置き換えると、17万文字と言うところでしょうか。その物語を追いかけるだけでも一苦労です。

 こんな調子では、最終的に物語を始めから読んだとき、どれだけの時間がかかるか想像できませんね。ここのところかなりナーバスですけど、やはり、大切なのは、長くても中だるみすることなく最後まで読んでいただける作品を書くことでしょう。

 そう言えば先日、『もしも世界中が雨だったら』と言う作品を読んだのですが、この作品のテンポが凄い。むしろ、早く続きを読みたいと思わせるような文章、すなわち、テンポを速くして読まざるを得ないような作品でした。
 うーん。こんな作品を書いてみたいものです。
 一つ残念なことがあると言えば、やはり商業誌。カバーの謳い文句が邪魔でしょうがないです。
 人にお勧め作品を伝えるときは、「期待は失望を常に自乗する」に従って、お勧めと言うことを強調しない方が正解であると言えます。過度の期待は、それだけで危険な要素ですからね。

スリップ

 今日の金曜ロードショウ。始まって三分の経った直後の感想。

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 スリップ! スリップ!
 ⊂彡

 上の日記を書いてから数分しか経っていないとは思えない。

 で、ウインドウを切り替えて、ReSin-ensの原稿を表示したら、カレント行、および、カレントカーソルが『スリップ』の所にあった件について。

劣等感

 先ほどReSin-ensに、劣等感が伴う会話は相手が言い出すまで待つ。これは最低限のマナーだ。という文章を加えて、はたと気が付きました。
 劣等感というよりは、もうすこし広義の解釈、負の感情とでもするべきでしょうか。とにかく、この事は、人と付き合うことにおいて最低限のマナーだと思います。と言うより、マナーだと私が感じているからこそ、作品中に上のような言葉が出てくるのですが。

 人は誰しも影や闇と呼ばれる部分を持っていて、それは私も貴方も同じはずです。もっと大胆な言い方をしてしまえば、人類全体における共通認識だと思います。その深さは大きさは測り知れませんが、そう言った部分を根掘り葉掘り聞かれるという行為を好む人はまず居ないでしょう。
 日本語には、「自分が嫌だと思うことは相手にもするな」と言う言葉が有りますが、まさにその通りだと思います。自分に闇の部分があってそれを聞かれることが嫌なら、相手にもそれを聞いてはいけない、と言うのは、先ほど紹介した文にも表れているとおり、最低限のマナーなのでしょう。
 だからこそ、親族の死に関する話題になってしまったときは「申し訳ありません」と謝る描写が多くの作品で為されていますし、皆さんもそのように行動しているかと思います。

 数は忘れてしまいましたが、たまに(私から見て)無粋な人にあたると、こういったことを遠慮無く聞かれたことがあります。基本的に発言内容に遠慮がない性格なので、
「そう言うことは本人が言うまで待てよ」
 等という言葉と共に、そう言う話題は断固拒否してきました。
 ただ、断り方に差違はあるにしろ、多くの人が口にしたくない話題は断るでしょう。それは、言いたくないことであり、別のとらえ方をすれば、その人にとっての闇だからに他なりません。
 日本人は転校生に対する質問攻めなどを無意識のうちにしてしまいがちですが、少しだけ距離を置くことも大切でしょうね。

 時として、このようなことは恋仲にも当てはまってくることだと私は思います。諺を引用すれば、「親しき仲にも礼儀あり」。例え恋人だとしても、立ち入っては行けない領域があると私は思います。そう言った領域を判断する能力と言うのも、人間には必要なのでしょう。
 マナーは相手を不快にさせないためのものですから、例え恋人だとしても、マナーは有ると思います。

2006年5月6日 (土曜日)

恥丘に優しい

浴衣ロック

 京都出身のアーティストで、浴衣で活動をするロックバンドがあるらしい。
 一度も曲を聴いたことがないことを理由に、勝手に紹介文を考える。

 話題沸騰の浴衣ロックバンド。その伝統と様式美に乗っ取って、7月の浴衣の日から、浴衣の季節が終わるまでか活動をしません。これは、浴衣の日が浴衣の解禁日だからです。
 何とも紳士的な彼ら。これからの活動が楽しみです。夏限定ユニット、浴衣ロックバンドをお楽しみください。

 なんか、事実上の広瀬香美という雰囲気ですね。

記事の数

 日本のウィキペディアが20万記事を突破したそうです。Wikiと言う編集形態は記事の信頼性を落とす可能性がありますが、記事の量を豊富にすることが出来ます。
 ただ、そう言うことがあったとしても、20万記事というのは莫大な数。良く耳に聞く辞典の類でも、収録語数は一桁万だったりするので、その多さには驚きを隠せません。

 さて、そんな話題がチャットで上がったとき、私は一つのことを考えました。このサイトは一体幾つの記事で成り立っているのだろうと。

 過去の日記ページはともかく、一応、論理マークアップで作られているこのサイト。記事の見出しに該当する要素を検索すれば、記事の数が大体分かります。
 記事の見出しとなるのは、ページの見出しの<h1>や、大見出し<h2>の次に属する<h3>。つまり、サイトの中に登場する<h3>の数を数えれば、記事の数が分かると言うことなのです。

 早速、置換ソフトを起動、検索文字列に<h3>を入力し、実行。
 実行をして、数秒、大変なことに気が付きました。簡易実行を選択したため、置換に対する許可を尋ねることなく、問答無用で置換されてしまうのです。
 もしこれが簡易実行でないのなら、まず置換をしたらどうなるか、その対象となる数はどれだけあるのか、と言った結果がダイアログとして表示されます。私はその表示されたダイアログを元に、記事の数を判別しようとしたのです。
 しかし、これは簡易実行モード。検索文字列に文字を入力し、検索語の文字列に何も入力しなければ、自動的にその文字は全て削除されてしまいます。

 被害にあったファイル数、およそ40。仕方が無く変換されてしまったファイルを探しながら、サーバーからファイルをダウンロードし、上書きしました。
 その作業をやっているうちに、記事を探そうという好奇心も消え失せ、結局、このサイトを構成する記事の数は分からないままに終わりました。

 リベンジは………するかも。

以下、『武勇伝』のノリで。

 前略。

 一度着けた下着をブルセラショップでリサイクル。
 エコと言うよりエロに貢献。

 後略。

 素晴らしい循環型社会ですね。

自業自得

 ドラマCDを聞いていて、「左右の音が反対になったらどうなるんだろう」と思い立ち、ミキサーのパンを入れ替えて、左右の音を入れ替えてみました。
 結果、あまり変化無し。
 そんな調子で数時間が過ぎ、クラシックのCDを再生したら、ピッコロが右、フルートが左、ヴァイオリンが右で鳴っているという、真逆のセッティング。安物のCDはLRを間違えて収録しているのか、と勘違い。溜息が出ました。

 しばらくして、自分がパンを弄っていたことに気が付きました。もうね…馬鹿かと。

我ながら恥ずかしい

 第一巻の原稿も一通り全てチェックし、いよいよアルファリリースからベータリリースへ移行開始。
 ここまで来てプロットの大切さを思い知り、頭の中に思い描いているプロットを、きちんと文章の形に置き換えようと思いました。

 そこで、第二巻のプロットを原作を元に抽出していたのですが、この原作が酷い。作品とすれば数年前の作品ですけど、もうとにかく、基礎の基礎すら成り立っていない物語で、読んでいる自分が辛くなってきました。第一巻だけ見ても結構な場所を書き下ろしで作っているのですが、第二巻に至っては殆ど全て書き下ろしにしなければ行けないような雰囲気も漂ってきました。
 文章として破綻しているというのもそうですが、物語として破綻しています。これはもう…新規にプロットを作って、そこに肉付けした方が良さそうな雰囲気ですね。

2006年5月7日 (日曜日)

致命的な脆弱性

マリオのピクロス

 外部リンクであることを示す画像(地球の画像)を、新しい画像(四角から矢印が飛び出ている画像)に差し替えました。ようやく、本来予定していたデザイン、矢印を使った外部リンク表記に差し替えることに成功しました。
 前回の画像もそうですが、全てドットを1pxずつフォトショップで打ち込んで作成しています。地球の完成度はかなりお気に入りだったり。
 ただ、地球といっても、それが直接外部リンクであるとイメージされないので、デザイン的にはアウト。何時か差し替えようと思っていたのですが、今回ようやく実現しました。

 一応、地球を使ったのにもきちんと理由があって、元々地球には矢印がついていたのです。ですがその矢印の出来があまりにもまずくて直ぐに地球だけにしてしまったのです。
 地球に向かって赤い矢印が伸びている画像
 こんなの、分かりづらい極みですからね。

 ブラックな話、外部リンクについても同一ウインドウで展開するようになったので、何処かの新聞会社(Y新聞とかね)が、「このリンク方法ではリンクされた記事も同じ作者が書いた記事と勘違いする。著作権違反だ、訴えてやる!」とか、きちがいな台詞を言いかねないので、こういう画像で権利関係の問題を回避するのです。
 ただ、こういった画像があるだけで、サイト内かサイト外かを直観的に判断できるので、あった方が便利と言うことには変わり有りませんよね。私自身も助かっていますし。


 ちなみに、CSSはこんな雰囲気。

a[href*="http://"]:after,
a[href*="https://"]:after {
        content: url("picture/out-link.gif")" ";
}
a[href*="http://whitesnow.parfe.jp/"]:after,
a[href*="http://www.ismusic.ne.jp/sky-wing/"]:after {
        content: no-open-quote;
}

 一旦全てのリンクに対して、画像を追加して、その後、サイト内のリンクに対しては画像を出力しない、と言う手順を踏んでいます。これなら、外部リンクだけに画像を追加できますね。

家庭でゴールドディスク?

 デジタルデータの寿命は永遠、等と言われていますが、それを保存するメディアは永遠にその記録信頼性を保てるはずもなく、この世の中にCDが登場した頃のCDは既にカビが生えてしまっていることもあるとか。
 データ部分はともかく、メディアの寿命はかなり短く、メーカーの当初の発表である100年は何処吹く風、実際はCDは20年、CD-Rは5年等と言われています。この高温多湿で四季の温度変化が著しい日本という環境ではかなり厳しいのでしょう。
 そもそも、CDと言うメディアに至ってはCDのレーベル(ディスクの印刷されている部分)の真裏にデータが記述してあるのですから、爪でこすったりしたら直接データにダメージを与えることになります。(ちなみに、私の場合は、CD-Rを破棄するときは、読み取り面ではなく、レーベル面に傷を付けてから破棄しています。)
 一応、DVDは表面から0.3ミリ(だったような気がする)の部分に記録層があるのでまだマシですが、それでも接着剤の劣化によるカビの侵入などによってデータが劣化することは十分にあります。
 そもそも、データの記録層には化学物質を使っているのですから、必ず変質してしまいます。

 それでも一つのメディアを長持ちさせたい、数年に一度、別のメディアに書き換えるのが面倒という貴方には次の商品をお勧めします。

 こちらの商品、いわゆる、ゴールドディスク。すなわち、記録層に純金を使用しているという超豪華仕様のCD-R、DVD-Rです。電子顕微鏡を使って金を見たときも原子配列が綺麗に並んでいるのが印象的すね。これからも分かるとおり、金は非常に安定した物質です。
 純度が高ければ高いほど柔らかくなるので、他の物質と混ぜて使うのが一般的ですが、この場合は24金。つまり18金のものよりも純度が高い金を使用しているようです。
 メーカーが予想する寿命は300年。これだけの月日が経てばもはやCD-RやDVD-Rなんて言うメディアはなくなっていそうですけど、そう言うツッコミを抜きにしても300年持つそうです。
 さあ、家族の大切な思い出に、貴方も一枚。


 これさえあれば、同人音楽CDでも、ゴールドディスクが使えるんだなあ、と変な妄想をしてみたり。

 へんな嫌がらせですけど、最近のプレイヤーの一部には、エンファシスのかかったCDを処理できないものがあるらしいので、あえてプリエンファシスの状態で出力するのもありかも。

トップページ、画像差し替え

 予定より一週間遅れですが、トップ画像を今月バージョンに差し替えました。

 遅れた理由を言い訳がてらここに書いておきましょう。
 このシリーズは5ヶ月にわたってReSin-ensを広告する目的で行っています。毎月写真と文字が入れ替わっていくのですが、それぞれ意味があるようになっています。その意味は既に決まっているので、後はそれに見合う写真を探すだけなのですが、今回の写真は苦労しました。
 『意味』とすべきものに形がないので、極めて抽象的なイメージでの選出です。そもそも抽象画が苦手というのは高校生の時に嫌と言うほど思い知ったのですが、今回もそれを発揮。結局、一週間近く写真を選ぶのに手間取りました。
 とりあえず、このたび、ようやく脳内の構想に見合う写真を選ぶことが出来たので、公開となりました。残すところはあと二回ですので、期待してください…とは………言えないかな。適当に忘れて、来月一日に更新されたときに、「そう言えばあんなことを言っていたような」と思い出すぐらいの気持ちで見守っていてください。

 利用価値は低いでしょうけど、今回の画像を含めて、今までの三つへリンクを張っておきますね。

  1. 認知することから「物語」は始まる
  2. 望んだ「帰趨」と願わなかった終焉
  3. 過去の過ちがある故に「惑乱」する

大掃除マジック

大掃除マジック
 大掃除を始めると必ず出てくる本。気が付いたらその本を読んでいた
パソコン掃除マジック
 ファイルの整理をすると必ず出てくる謎のファイル。興味本位で開くと―――。

D:\My Documents\OFFISE\-The Earth keeper-.doc

 とか、マジで勘弁。英語の部分が大文字の時点でもはや電波。

えっ、ちょっとまって、なにこれ

 えっ、ちょっと待って。何これ?

 なんて言うかもう…MSNの検索における脆弱性とか馬鹿に出来なくなってきましたよ。
 『雪解け水』というキーワードに反応するサイトがあまりにも多いので、一応それなりの検索エンジン対策を行っているのですが、変なところで効果が出ている様子です。

 たぶん、こういうのに主だったコツというのはさほど無いのでしょうけど、移転の回数が少ないということは関わってきそうです。あと、広告がないと言うのも、余計な文面で検索優先度が下がることを押さえられる要因の一つだと思います。

2006年5月8日 (月曜日)

文字のデザイン

一太郎が凄い

 まだまだ未完成という雰囲気がありますけど、一太郎は本当に凄い。縦書きの文章やタブの扱いにたいしてここまで柔軟な対応をしてくれるのは予想外です。
 市販のPCに添付されるソフトは、かつてはWordか一太郎かで選ぶことが出来ましたが、今日的には殆どWord限定になっています。その時から、一太郎はワードプロセッサという立場を改め、文章を考えるためのソフトになったと言われています。
 ですが、それだけではないと感じました。文章の整形能力に至っては完全にWordを凌駕しています。特に特筆するべきところは、スタイル機能。Wordにも同じような機能がありますが、Wordのスタイル機能は文章に対して直接行った編集の方が優先されてしまうので、スタイルを定めたとしても、文章レイアウトを変更すると、スタイルが更新されてしまいます。ですが、一太郎は完全にスタイル優先。スタイルを設定した文章に対して変更を施しても、元となるスタイルは一切崩れません。有る意味、頑固なソフトといえるでしょう。その頑固さがパソコンとしてはいい仕事しています。
 個人的に自動制御のたぐいは苦手です。人が許可を与える前に勝手に処理をするなと何時も思っています。Wordの機能である空白のタブへの置き換えや、行頭文字の自動補完などは、とにかく邪魔。オプションで排除することも可能ですけど、元が自動補完なのでどうしても不完全です。それに比べて一太郎は実に素直。やれと指示を与えるまで勝手な動作はしません。

 Windowsを始めとするマイクロソフト社製品は、バックグラウンドで何をやっているかが分からなくてよく嫌われます。WindowsXPの裏で走る大量のサービスも、おおよそ必要のないものばかり。それらが勝手に起動され、勝手にシステムリソースを食いつぶしています。
 有益で安全な設定ですら隠し設定になりますし、テーマに至ってはMSの公式製品しか使えないようにいつの間にか改悪されました(SP1のあたりで、公式テーマ以外を使えなくなった)。
 そう言った裏処理がされない、と言う点では実に安心できるソフトウェアだと思います。時々意味不明のエラーが出るのは納得できませんが。
 もうすこし一太郎の全容が分かるようになったら、サポートセンターなりにフィードバックしていきたいと思います。


 ReSin-ensがらみで、地味に凄いスクリーンショットを公開しておきますね。

CSS更新

 ローカルで試していたCSSに更に手を加えたものをアップしました。小説に関するページは色調が大幅に変わっているはずです。

 さて、ローカルで試していたといっても、自分のサイトに対して実際にCSSを適応したわけではなく、いわゆる2ちゃんねるブラウザに設定を適応した状態でテストしていました。常時100スレ以上を更新チェック対象にしているので、比較的早く読んだとしても、全部チェックするには30分以上かかります。30分有れば、私の小説だったら長さにもよりますが2~3章読める時間です。
 毎日30分の時間を掛けて二週間近くテストしてきたのですが、これでも大丈夫と言うことを確認し、サイトに適応しました。一応、今までの緑もグレーを混ぜた緑だったのですが、やはり無彩色の方が見やすいですね。

座禅しながらデザインを考える

 電車の中吊り広告も、書籍も、文章を主体に扱っているという事に変わりないのに、どうしてあれだけデザインが異なるのでしょうか。雑誌と書籍を見比べてみても同じような疑問が浮かび上がってきますね。
 簡単にいうと、その文章に触れる期間の違いです。
 中吊り広告も雑誌も、一週間や一ヶ月と言った単位で切り捨てられていきます。つまり、消費期限があるわけですね。それと異なり、書籍は普通本棚に収納され、何年も保存され、何度も読み返されます。だからこそ、雑誌の中古市場は成り立たず、書籍の中古市場は成り立つのです。(オタク向けの付録が付いた雑誌は例外。)

 服飾には一般的に流行があります。ここ最近で目立ったと言えば、ゴスロリやちょいわるに代表されるファッション形態。そして、それの対極として、普遍的な存在があります。例えば、無地の服や、チェックの服というのは何時の時代も存在しています。
 過激なファションはその過激さ故に、長続きしませんが、もの凄く目立ちます。
 普遍的なファッションは目立たない替わりに、非常に長い間親しまれる傾向があります。

 雑誌がもし、普遍的なデザインを採用したとしたら、それはきっと意味がないでしょう。まず、目立ちません。しかも、元々数ヶ月で捨てられる運命を背負っています。身近な言葉で表現すれば、「細く短く」ですね。これでは意味がありません。
 雑誌たるもの、目立って目立ってとにかく発行部数を伸ばす、すなわち、「太く短く」を実現しなければなりません。それと上手くマッチするのが、あの奇抜な中吊り広告や、原色を多彩に用いた表紙なのです。

 書籍に関しては全く逆のことが言えます。もし書籍が奇抜なデザイン、流行性のあるデザインを取り入れたとしたらどうでしょう。長い間本棚に収納されているうちに、その流行が終わってしまい、とたんにダサイ本となり得ます。
 もちろん、流行を取り入れることが絶対的に悪いとは言えません。その時代の流れを上手く反映しているからです。

 こういう事をふまえた上で、今度の同人誌の装幀を考えています。何処まで流行を取り入れ、どこからはひたすら普遍的なデザインを採用するのか。その境目を考えることに必死になっています。
 同人誌即売会で創作文芸の小説を売ると言うことは、漫画本コーナーに小説を置くような雰囲気に似ていると思います。コミケのように創作サークルが100近く集まって一つの島を形成できるならまだしも、普通の即売会では、良くて数サークル。これではまさに、漫画本コーナーに小説を置いているのと全く同じなのです。場合によっては、アクセサリーショップ(つまり、グッズサークル)の中に本を置くような雰囲気になるかも知れません。
 書籍の原点を貫いて、出来るだけ簡素で長い間親しまれる装幀を用いるのか、それとも、多少なりとも目立つような細工をするのか。原稿を書くという以外の部分でも戦いは始まっています。

 そして、装幀の最大の要素となる表紙は、何時でも私を悩ませます。表紙によって売り上げが左右されるといっても過言ではありません、なんて言う表現は間違っています。表紙によって売り上げが左右されます。最終的には本の中身だとは思います。でも、最低でも一人の人に作品を読んでもらわなければ話にならないのです。
 表紙で何を表現するのか。作品の雰囲気か、それとも作品で言いたいことなのか、それとももっと別のことなのか。そう言ったことを考え、ただひたすらに表紙のデザイン案を頭の中でグルグルと回し続けるのです。

2006年5月9日 (火曜日)

萌えるスパム投稿。略して、『萌えスパ』。来週発売!

超絶技巧的拡大解釈

 掲示板に投稿される広告を消す日々の中で、一つのことに気が付きました。
 アイコン付き掲示板なので、全てのスパムが、そのキャラが喋っている台詞に見えてきた。

 Windのひなたが「good site」とか、ちょっといい感じ。つくづく便利な生き物だと思いますよ。

 それでも、消すんですけどね。

架空チーム希望風

 いつものようにシグマリザルトで並び替えてみました。

架空チーム「希望風」 5月7日の日報
順位 変動 名前 ΣR ΔR ΣP ΔP ΣT ΔT
1 miina@Cherry 3180 3 773,423 357 4:017:17:59:56 10h
2 aotaki 1332 3 238,405 284 1:065:01:01:36 19h
4 utautai 380 0 36,132 0 0:046:08:47:46 0h
3 genmu@SaoriGoto 301 0 34,779 0 0:051:20:34:17 0h

 "utautai"が"genmu@SaoriGoto"を怒濤の勢いで再び追い越し、前回のランキングを無効にした形になりました。このランキングが安定形態となる可能性が出てきましたね。
 あと、大台の達成関連では、"miina@Cherry"が解析時間4年を突破。現在、ぞろ目ポイントを目指して邁進中。

 今回は少し、合計リザルトの差分を出してみました。差分対象は、前回の日報、すなわち、4月10日からの変動量です。

4月10日からのリザルト差分
名前 前回 今回 差分
miina@Cherry 3049 3180 131
aotaki 1267 1332 65
utautai 295 380 85
genmu@SaoriGoto 281 301 20

 こうやってみると、"utautai"がもの凄い勢いで迫ってきているのが分かりますね。ただし、今月はどうなるかは分かりません。

 さて、この架空チームが存在するチームとなった場合の合計リザルト数は、7176となり、ランキングは179位、@anti-soka以上、@offmatrix以下となります。

2006年5月10日 (水曜日)

二次元のメーテルまつげを三次元に持ってきてもキモイだけ。やっていることはオタク全く同じ

なんていうか、現場の人は凄いね

 たった一つの設計をするだけで精一杯なのに、中規模の工務店は一年間で20近くの物件を扱うらしい。同時に10以上の設計が進んでいると聞くと更に驚く。

 うーん、自分のやっていることなんて、本当に小さな事なんですよね。

21世紀は最も情報の残らない世紀になるでしょう

 いざ核戦争が起こったとき、最後に残る記録媒体は結局石であって、電子情報ではない。フォーマットが違えば閲覧すら出来ないし、物理的に違うのなら入出力装置に挿入することも出来やしない。

 私がインターネットの世界に顔を出してから、これまで、『私』個人のメールボックスに溜まったメールは1万通。鈴響を含めて他のメールボックスを合わせればその数五つではあるが、やはりこのメールボックスに一番メールが溜まる。
 そもそも、鮮度が命のバーゲン情報なんかも『全て』残っているからである。こつこつと削除するのは、私の琴線に触れなかった(いいかえて、スパムにマジレスで取り扱うまでもない)スパムメールぐらいだ。

 気が付けばメールボックスは200MBまで肥大化。全てのメールをバックアップすると、250MBを優に超える。流石にこれはまずいと思い、メールの削除を決行。
 Thunderbird-子は単一ファイルに保存されているからか、メールの検索が異様に早い。結局の所30分程度で必要ないメールを全て削除することに成功。その数およそ、3000通。うーん、塵も積もれば山となるは本当だった。

【Thunderbird-子】 「これで、メール保管庫の容量も圧縮できるというもの。もうすこしこまめに削除してください。」
【雪冬】 「枯れ木も山の賑わい、って言うじゃない。」
【ATOK】 「確か、脳ある鳥は枯れ木に住まない、と言うような格言があったような気がします。」
【雪冬】 「別にメールを溜め込んだぐらいで、なにか減るものが有るわけでもないんだから、そんなに神経質にならなくても。」
【みいな】 「突発的な大掃除に伴う、体力と時間の消費量は増えますね。普段からやっていないぶん」
【雪冬】 「………………………。」

Cherry拡張パッチ開発完了のアナウンス

 Cherryの拡張パッチ…と言うよりも、事実上の修正パッチの開発を終了するというアナウンスが為されました。

 ふみぃ氏の今後の開発に関する展望も聞けたことですし、Cherryに関する第一次復活祭(?)はこれで一段落という感じになるかも知れませんね。
 今日現在、ふみぃ氏のサイトでは、まもなくCherryの最新バージョン(リビルド?)が配布の見込み、と言う状態にあります。修正パッチ、4年ぶりの更新、今後の対応予定、ここ最近あわただしかったCherryに対する動きですけど、一連の動きでなんかまた音楽を作りたくなってきた、と言う雰囲気です。
 前期は忙しいので、ほぼ不可能ですけど、後期に関しては時間があったら曲を作りたいですね。鳥の詩の英語版と貴方への花束はまだ満足できる出来ではないので、いっそのこと作り直そうかと思っている気分ですし。新曲のアイディアもちょこちょこ出ているので。

 そう言う意味では、最後の最後に、4→4の修正パッチはいいオチになりました(笑)。

化粧で男の気を引け!

 あくまでも、今現在、付き合っている人が居ると言う前提の話。

 今日もファッション誌は面白い。
「マスカラを使ってまつげを長く見せると、女の子らしく」
「グロスをぬって、ぷるぷるの唇にして『ちゅー』したくなるような唇を」
 なんて言う言葉が飛び交う。これでいて、『デート必勝メイク!』なんて言う特集を組まれたら、もはやそれは笑い話。もう、そんな化粧で彼の気を引いたつもりになってください。

 確かに、化粧というのは気を引く効果があるだろう。デートで何時もより彼女が可愛く見えたら、きっと男は喜ぶ。
 しかし、忘れてはいけない。我々には「見た目に騙されるな」と言う格言がある。

 ここで貴方が女だとしよう。
 デートも次第に盛り上がり、ちょっと二人の距離を狭めてみたいと思ったその時、
(思いっきり肌をスリスリしたいのにファンンデが…。)
(思いっきりキスしたいのにグロスが…。)
 なんて言う場面に必ず出くわす。男も女の化粧が自分の肌にうつることが大好き! と言う人はあまりいないだろう。キスマーク(この場合は、口紅ではなく、内出血によるキスマーク)と言った彼女によって作られたものならまだしも、何でわざわざデートをしたときに、カネボウとか資生堂と肌を合わせないといけないのか、キスをしないといけないのか。

 グロスを塗りたぐってぷるぷるに見える唇は確かに気を引く。男だってキスがしたいと思うかも知れない。しかし、それによって、実際に行動に移す確率が低くなることがある。
 そう、ばっちり決めたメイクというのは、いざスキンシップと言うときに邪魔になる。

 同じ事がバストのボリュームアップにも言える。パットやよせてあげてのたぐいで作られた胸というのは、いざ服を脱いだときにすぐにばれる。人間の感情というのは基本的に相対的だから、変化が訪れたときに何らかの感情を与える可能性があるが、減ると言う事象に対してどのような感情を抱くかは…まあ、想像するにたやすい。
 普段から自然体で。やはりこれが大切なのだろう。
 彼との距離感を近づけるということは、巣の自分を見せると言うこと。すなわち、変な化粧や変なボディメイクをやっている暇があったら、巣の自分を磨く練習を姿見の前でやりなさいと。
 いざと言ったとき、男が落ちるのは仕草や言葉だ。見た目ではない。

 もちろん、難攻不落な女を演じるのも間違いではない。しかし、いざ攻略が完了したとき、攻略すべき価値が本当にあったのだろうかと言う問いが生じてくる。そう、最終的に武器になるのは、見た目ではないのだ。
 恋に駆け引きはいらないと私は思う。もし、駆け引きをするなら、目の前のことではなく、もうすこし長期的な目線で物事を判断するべきだろう。

 おっぱいが
 無いのに寄せた
 ごめんなさい

プレゼント

 まあ、何となく思い立ったこと。

 以前、とあるくじ引きで二等を当てて、携帯電話を貰えることになった。当時、私はPHSを持っていたので、今更携帯電話なんて言うのはただの二重契約だ。それに、PHSから携帯電話となると、契約の書き換えも当然必要になる。そう言った事も生じて、そのプレゼントは辞退した。ちなみに今でもあの判断は正しいと思っている。今になって冷静に考えれば、どうせ貰えるのは型落ちモデルだろう。
 ただ、あのとき思ったのは、「景品というのは多くの人が喜べるものでなければならない」と言うこと。

 お祭りの屋台のようにジャンル毎にくじ引きを作って、自分の好きなくじを引けるならまだしも、そう言った選択制のないくじというのは時として異様に迷惑になる。
 これがまだ割引券と言ったものなら理解できるが、携帯電話などと言う超抽象的な商品を景品にされても少しばかり迷惑だ。今日、結婚式ですら引き出物はカタログを配って好きなものを当事者に選ばせているのに。
 景品類というのは熟考してもらいたいものだ。


 さて、おなじプレゼント系で言うならば、特定の人物にあげるプレゼントは多少事情が異なる。先ほどに比べればずいぶんと選びやすいというのが個人的な感想だろうか。ようは、一人の人を満足させればいいのだから、その人が好きなものをあげればいい。
 例えば、私にはファッションセンスが欠如していると自覚しているから、他人から見て私に似合う服装をコーディネートして貰えると嬉しい。
 本をプレゼントして貰えるのも、過去に前例があるから問題ない。(このときは一緒に買いに行って、私が好きな本を選んでお金は相手が出すという方式だった。)

 ただ、先に選びやすいと書いたが、多くの人を対象にするプレゼントと違って、消費というよりは保存という観点が関わってくるので、そう言う面では非常に選びづらくなるかも知れない。場合によっては一生のこり続けるものだからこそ、慎重に選びたいものだ。
 困ったときは自分の首にリボンを付けてそのまま相手の家に押しかけるしかない。

 避妊具はお忘れ無く。


 ちなみに、オリコンが行ったアンケートを簡単に紹介。
 これは10~40代の独身男女へ行った『彼氏・彼女から貰いたいクリスマスプレゼント』と言う調査。
 女性の1位はアクセサリーとなり、男性の1位は時計。流石、実用派と言ったところ。アクセサリーは男性で3位。
 ちなみに、男性で8位にランクインした『愛情』は、女性ではランク外。

 女は愛より物なのか、はたまた、愛が前提にあったのかは定かではない。でもまあ、数人の男に向かって「ブランド物のバッグが欲しい」といい、同じバッグを複数人に買ってもらい、一つを残して全部売り払う、なんて言う行動をするぐらいだからもしかしたら―――。

そもそもの計画がおかしい (22:58)

 ふと気が付いた。そもそも計画の時点で間違っている、と言うことに。

 数人で共同作品を作り上げ、その上で、木曜日に成果を発表するとする。その時、最終的な打ち合わせが水曜日の夜だとする。
 で、打ち合わせの開始時刻が21時。打ち合わせの終了が22時30分。帰ってくるのが23時だとすると、結果的に、事実上発表をするための資料が23時に揃い、そこから発表の準備をすることになる。

 いくら私がパソコンの操作にこなれているからと言って、23時から寝るまでの間にプレゼンテーションをするためのファイルなんて言うのは到底作れない。つまり、どうあがいても水曜日は徹夜ということになる。

 これはおかしい。話し合いを火曜日にすれば、水曜日にじっくりと発表内容を作り上げることが出来る。と言うことは、私の睡眠時間も、制作物にかけられる時間も増え、最終的に、発表の品質が高まる。

 これだけの利点があるのにも拘わらず、なぜ水曜日に最終的な打ち合わせをしているのだろうか。
 結局。
 複数人で行動すると言うことは、こういう制約がつくと言うことである。
 複数人で作業をやることによる、多角的な見解を求めるのか、一人でやることによる時間の融通性を取るのか。つまりはそう言うことだ。

初出: 2006年5月1日
更新: 2006年5月26日
著作: 鈴響 雪冬
Copyright © 2006 Suzuhibiki Yuki

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