2005年8月の日記 -2冊目-

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2005年8月11日 (木曜日)

戦いの日・前夜祭

コミケ前日

 あまり触れてきませんでしたけど、コミケに一般参加します。っていうか、コミケに参加する為に引っ越しt(以下自粛)。しばらく日記はお休みいたしますね。
 ではみなさん。聖地でお会いしましょう。

DAICON4

 ちまたで話題のドラマ版“電車男”のオープニングムービー初めて見ました。オープニングの前奏が流れて早速懐かしい気分になりました…。まさに、24年前のDAICON4のムービーでした。
 かつての表現をそのまま現代にもう一度復活させる事に議論の余地はありますけど、分かる人は分かるようなとてもコアなネタでしたね。

2005年8月12日 (金曜日)

戦いの日への移行

東京入り

 集合時間は21時ですが、一足先に風月淋雪さんと私とで東京にはいる事に。上野に着いたのは午後でしたが、そのまま秋葉原散策へ移行します。
 秋葉原に行く前に、池袋に赴き、池袋のサンシャインのプラネタリウムの目録をチェックしたり、タイピングオブザデッドを一回プレイして、「三面のボスがむかつく」と言い合いながら、秋葉原に向かいます。
 秋葉原で、ガチャポンを大量に置いてある店を見つけたので、とりあえず、“まほろまてぃっく”のガチャポンを2回やってみたところ、さっそく“まほろ”さんと、“みなさ”さんをゲット。しかし、このガチャポンが後々オタクの意地をかけた戦いになる事は当時の私には予想できなかったのです。
 他のメンバーと集合する時間になったので、東京駅へ向かう事にしました。

コミケ一日目

 コミケ一日目ですが、今年は企業スペースに行く予定も無いので、一日目は会場にすら行きませんでした。それ以前に、帝都への集合時間が21時という時点で参加する事は不可能です。
 東京駅にある集合場所、“銀の鈴”で、私、詩唄い、幻霧無名、風月淋雪の四人が集合し、ひとまず夕食を食べて明日の集合時間を決め、それぞれが止まるべき場所へ移動しました。

 私と、詩唄いさん、幻霧さんは同じホテルの同じ部屋で暑い夜を共にすることになっていますので、さっそくホテルへ向かう事にしました。去年は蒲田駅近郊のホテルに宿泊したのですが、三人部屋が取れるという事で水道橋近くのホテルを選びました。移動時間から考えるとあまり影響がないと判断したからです。
 途中、ローソンで買い物をして一日目はあっという間に終了しました。

2005年8月13日 (土曜日)

コミケ二日目

 コミケレビューはコミケレビューとしてアップします。

戦地へ

 三人がセットした目覚ましが同時になると言うギャグを狙っていたかも知れませんが、私の携帯電話の事前アラームにより全員起床。そのまま秋葉原に向かい、松屋で朝ご飯です。吉野家と松屋と言えば、私は松屋を取ります。これは、Nwmedi+さんに教えて頂いたのですが、最終的に松屋の方がお買い得なのです。
 朝食を終え、いよいよ戦いへと行きました。

秋葉散策

 聖地巡礼を終え、とりあえず行くべき場所は秋葉原。今回も秋葉原案内を任されているので、適当に店を紹介しました。12日の段階で見つけた“ガチャポン”が大量に置いてある店を、途中恋の修羅場がありながらも見つけ、自称勝利の女神である、“風月淋雪神”の力を借りて、まほろまてぃっくのガチャポンをやると、一度もかぶることなく、式条先生以外をコンプリート。目的が達成されたので私はガチャポンを終了。しかし、幻霧さんが私に触発されたのか、ガチャポンを回し続けています。
 詩唄いさんと私と風月さんで、そんな幻霧を外で待っていた頃、幻霧さんが外に出てきて、「私の代わりに回してください」と懇願。二人を残して、ガチャポンをやりに店内に戻ります。
 けっきょく、式条先生が乱舞すると言う結果になりつつも、何とか目的のキャラクターを登場させ、私の役目は終わりました。

 本来の目的である、秋葉散策や商品購入を終え、夕ご飯を食べる為に、品川駅へと向かうのでした。

品川のいつものお店

 品川駅は通い慣れた駅です。風月さんと集合する時や、創作畑に参加する時は品川駅を拠点にするので、品川駅にあるスターバックスも常連です。いつものように、“キャラメルフラペチーノ”をグランデサイズで注文し、シナモントーストも注文。四人が席に戻ると、それぞれがどれだけ甘党なのかはっきりするような商品が並びました。
 甘いのが苦手な詩唄いさんは、普通のコーヒーに、スコーン、甘いものをごくごく普通に食べられる風月さんは、ホワイトクリームフラペチーノ(?)と、ドーナツのようなもの。ここからが問題です。激甘党な私と幻霧さんは、スターバックス最強メニューである“キャラメルフラペチーノ”をチェキ。“キャラメルフラペチーノ”は、後々甘さ控えめの“フラペチーノライト”が登場するぐらい激甘な商品です。誰かの発案の影響により、フラペチーノを回し飲みすることになったのですが、詩唄いさんと風月さんが撃沈。それを見て、私と幻霧さんは首をひねります。「何故飲めないのか」と………。

盛り上がるカラオケ

 風月さんがカラオケに行きたいと言い始め、全員がそれに賛同。早速カラオケボックスをチェキチェキ娘にお願いして探して貰ったところ、どうやら新町に“ハイパージョイV2”をおいたお店があるようなので(機種限定はオタクの基本)、早速新町に移動。夜料金という事もあり、値段が異様に高いので、二時間をセレクトし、部屋に入ります。
 一曲目は一番初めに曲を見つけた幻霧さんが一人で歌い、次の曲を選ぶ為の時間稼ぎに使います。その間に残りの三人で曲を選んでいきます。
 カラオケをやったので、いつものリストを公開しておきますね。

  1. 不明
  2. 不明
  3. 不明
  4. まぼろし (91点)
  5. 檄!帝国華撃団(改) (88点)
  6. ぺちゃぱい (88点)
  7. 君のいた物語 (86点)
  8. シュガーベイビーラブ (75点)
  9. 永遠にともに (89点)
  10. ムーンライト伝説 (88点)
  11. KOIBUMI (84点)
  12. 譲れない願い (88点)
  13. 刻印 (91点)
  14. Shangri-La (83点)
  15. Song for … (85点)
  16. As time gose by (86点)
  17. おジャ魔女カーニバル (89点)
  18. shooting Star (86点)
  19. 息もできない (85点)
  20. 桜 (87点)
  21. 白い花
  22. DANZEN! ふたりはプリキュア (91点)
  23. ムーンプリンセス (89点)
  24. 静かな夜に (82点)
  25. Life Gose On (75点)
  26. まばたき (90点)
  27. 在りし日の微傷 (91点)
  28. ? (89点)

 AKIBA-Pop含有率は9割程度でしょうか。J-Popも混ざっていますが、平均点で見ると、AKIBA-Popの方が点数が高いのは………流石というところでしょうか。
 今回のカラオケは、二つのグループに分かれていたのですが、歌い方はこちらのグループの歌い方である、全員参加方式を採用。マイクを持つ人以外も歌いたかったら歌う、マイクを奪いたかったら奪うと言う、私にとってはいつものルールで歌っています。

 結果、風月さんの歌が上手いという特技が発覚し、三人の歌声を聞いてみたいと言った風月さんも、三人のテンションと歌のうまさに驚いていたようです。

ガチャポン

 風月さんと別れ、三人でホテルに戻ると、早速ガチャポンの開封と組み立て作業が行われます。そして…これが更なる悲劇を(以下略)。

2005年8月14日 (日曜日)

コミケ三日目

 コミケレビューはコミケレビューとしてアップします。

戦地へ

 本日はヒューマンエラーが多発。秋葉原駅で降りる出口を間違えたり、店員がメニューを運んでくるのが遅かったり、間違えて逆方向の京浜東北線に乗りそうになる、と言う三つのエラーにより、集合時間に遅刻。先についていた風月さんの目が痛い日でした。

未練

 幻霧さんが、秋葉原のガチャポンに未練があるとの発言をした為、コミケが終わった後、秋葉原へ。三日目が終わった後という事もあり荷物も大量で、膝も笑いそうな勢いですが、そこはオタクの持つべきパワーで乗り切ります。
 ガチャポンを心ゆくまで堪能した後、打ち上げをする為にホテルへと向かうことになりましたが、その途中で一つの写真を。二ヶ月にわたる超大作です。

 前者は、前回帝都に行った時、“窓辺に座る小さな妖精”の資料として撮影した一枚。後者は、たぶん、秋葉原の人口が一番増える三日目のコミケ終了後の写真です。コミケ入り口の、まさに“人がゴミのようだ”と言う写真はぐぐれば簡単にヒットすると思うので、ここではあえて変化球として秋葉原の写真を公開しておきますね。

 ちなみに、コミケット会場入り口を正面にとらえた写真は数多くありますが、あれでは人の多さが表現できません。そこで、コミケットに押し寄せる人の数を的確に捉えたすばらしい(自画自賛モード)写真を公開しておきますね。

みんなに叩かれる

 作曲経験者、鈴響雪冬。音響専門職、幻霧無名。バンド経験者、詩唄い。音楽大好き、風月淋雪。この四人が、コミケを終え、大井町の駅に降り立った時、路上ライブを行っている人が居ました。そして、そのバンドの演奏を聴いて、前の三人が………落ち込みました。あまりにレベルが低いと………。
 スピーカーのセッティングや、マイキングに対してツッコミを入れる幻霧無名。バランスの悪さにツッコミを入れる鈴響雪冬。そもそもやる気が感じられないとツッコミを入れる詩唄い。この三人が揃ったら………。

 その後秋葉原に移動すると、民族楽器を主体にしたバンドが演奏をしていました。思わず全員立ち止まり、一曲丸ごと聞いてしまいました。そして全員の共通見解。「大井町の奴らと比べものにならないぐらい上手い。」

 あぁ…音楽のプロって…怖いなぁ…。

ガチャポンの果てに

 部屋に戻り、四人で収穫物の閲覧を始めます。収穫したものを帰りの電車や会場で閲覧する人が居ますけど、家に着くまでがコミケですよ、大きなお兄ちゃん。
 一通り、まったりしたところで、罰ゲーム付きのUNOが始まります。この罰ゲームシリーズ、罰ゲームが恐怖です。前回の例を挙げると、甘いものが苦手な詩唄いさんに、激甘なジュースを一気飲みさせると言ったものをふくめ、相手の弱点をつくようなものが殆どです。
 ひとたび勝負を始めると、自称勝利の女神である風月さんが連勝連勝。それはもう、怖いぐらい運に恵まれています。策を巡らす詩唄いさんがおおかた二位に居座り、大穴と言われた私が三位という微妙な位置をキープ。そして、幻霧さんがひたすら罰ゲームの餌食に。途中、風月さんが幻霧さんから罰ゲームによって杏仁豆腐を奪ったところ、幻霧さんの心に火がついたようで、ものすごい気迫を見せますが、順位にたいした変化はありません(苦笑)。
 結果的に、私も恥ずかしい罰ゲームを2回もさせられるという屈辱を味わったわけですが、その罰ゲームについては墓場まで持って行く事にします。

 風月さんが家に戻った後、サイトのネタにする為の写真を撮影。何度か謳ってきましたが、例のガチャポンです。初めは少なかったのに、日が経てば経つほど増えていくフィギュア達…。あぁ、オタククォリティー。

 三日目の背景である、屏風型に展開された“ハッピーマテリアル”は、幻霧さんの購入した品です。
 ちなみに、まほろまてぃっくのガチャポンは、コンプリートしました。

2005年8月15日 (月曜日)

惰性

プリクラ、プリクラ

 ロッカーに荷物を預け、お別れ会、と言うより、おみやげ買い出しタイム。
 ひとまず秋葉原に移動して、クレーンゲームをやりたいと幻霧さんが言うので、全員でクレーンゲームをやりに。CCさくらの黄色い飛行物体(声優:久川綾)を手に入れた幻霧氏は、友達のおみやげにすると言い出しました。
 そして…矛先は何故か私に………。ひとまず持ってみてと言われて持ってみたら………orz。どうやら、一瞬にしてオタク臭が………。その後、幻霧氏のめがねをかけてみると………orz。放送禁止級に何故か似合う………。その後、東京駅で………みんなに………「目線下さ~い」って………。
 あぁ………。

 途中で属性の話になったのですが、ちょっと勢い余って「こうやるんだよ」と言って、「行きましょう、●●さん」と腕に抱きつきながら言ったら………あっ…あれ、同性を…落とした?

2005年8月16日 (火曜日)

聖地巡礼を終えて

戦いの日々から平穏の日々へ (00:28)

 まずは、コミケへ参加された皆様、お疲れ様でした。現地に赴く事が無くても、ビックサイトの方向に向かって毎日一回の祈りを捧げた方もお疲れ様でした(ぉ 。
 コミケ、日記の停止、お盆、と言う三つの状況を併せ持ったこのサイトも、アクセスカウンターを見てびっくりの鈴響です。14日に帰ってくるかと思っていた方も多いかと思いますが、実は、15日に帰ってくることになっていました。コミケ期間中のメールや日記については順次タスクをクリアしていく予定ですのでお待ち下さいませ。
 ………それにしても…ログ容量が半分とは…。

関東、東北 (11:54)

 ベッドの上で揺れを感じました。寝ぼけた眼も一気にさめるというもの。体感震度は4ぐらい。ついに関東大震災が来たか、と思いましたが、どうやら震源は宮城の方だそうで…。幸い、宮城にいる私の友人は帰省中のはずなので、揺れを免れたかと思います。
 日本中何処にいても地震を体験する事になりますが、やはり東北地方というのは地震が多い地域になるでしょう。特に宮城県沖というのは数十年周期で大きな地震が起こると言われていますが、実際は5年に一度は震度6弱以上の大地震が起こっているのではないのでしょうか。

 幸い、東北人は調査結果でも明らかになっているとおり、地震が起こるという事に対して非常に警戒心を持っているので、下手な東京都内の人よりも備えはきちんとしているかとおもいますので、その点は安心ですが。
 さて、震源南下の法則、今回はどのようになるのでしょうか。

 ちなみに、私は無傷。部屋も無傷。震度4ぐらいで被害が出たり驚くようなら、東北人としての名が廃れます。宮城には私の友人が比較的多数いるのですが、皆さん帰省中でしたので、大丈夫だと思います。………二人ほど生存確認をしていませんが………。
 地震の予兆の研究の一つとして、電磁波に関する研究がありますが、今日は妙に携帯電話態の電波が不安定です…。関係があるとは言えませんけどね(なら書くな)。

人生を変えたい (16:29)

 同人のジャンルの中に、創作文芸と言うジャンルがあります。同人に限った事ではないですが、創作文系には、“ストーリー重視”と“キャラクター重視”の二種類があります。もう少しオタクっぽい書き方をするならば、“シチュエーション萌え”か“キャラクター萌え”のどちらかに分けられる、と言う事になるでしょう。
 私の小説は、前半期には、キャラクター萌えを重視していましたが、最近は、シチュエーション萌えを目指しています。もう少し詳しい書き方をすれば、キャラクターに萌えつつも、ストーリーもしっかりしている、と言う事になるかと思います。

 インターネットが発達し、自分の作品を手軽に公開できるようになった時代ですから、沢山の作者がいます。そして、その殆どの作者の原動力は、“萌え”にあるといっても過言ではないでしょう。例えば、美坂栞のSSを書くならば、「栞たん、(;´Д`)ハァハァ。もっと栞たんの可愛いところを見せてくれYO!」と言うのが、動機に当たると思います。このような場合、“美坂栞”と言うキャラクターにこだわって書かれる事が殆どなので、キャラクター重視の小説になります。これが、キャラクター萌えに当たります。
 このような作者が沢山いるわけですから、創作文芸でも同じように、キャラクター重視の小説というのが多く存在しています。そして、かつての私もそうでした。

 “丘の上の物語”や“アクロス・ザ・タイム”は、キャラクター重視の小説です。普通の人間に、萌えを添加した典型的美少女を描いています。黒髪ロングの清楚な少女と、猪突猛進の明るい少女、そんな二人が物語の中心です。
 それらに対して、“ReSin-ens”と“光になりたい”のヒロインには必ず欠点があります。そして、その欠点が、ストーリーに大きく関わってきます。物語の流れが登場人物の性格に影響する、すなわち、二つが結びついていると言う事です。その人物無くしてその物語が存在しない、すなわち、ストーリー重視の小説になります。

 何時も引っ張ってくる言葉ですが、『小説を書くのは誰でも出来る。しかし、人の心をふるわせる小説は万人に出来るとは限らない』。キャラクター萌えの小説というのは、作者自身がキャラクターにとりつかれている為、物語が置き去りにされ、その結果、読者すらも置き去りにしてしまいます。しかし、ストーリーを重視した小説は、読者と作者そして登場人物の距離が適正に配置され、読みやすく、それでいて、物語の主題がわかりやすくなります。そこに気がついた時、私は小説の路線を大きく変更しました。その実験的作品が、“ReSin-ens”。そして、その当時の集大成に当たる作品が“光になりたい”となります。
 結論から言えば、より多くの読者に受け入れられたのは後者の2作品です。これが何を意味するか、それは簡単に分かります。

 キャラクター重視の小説は、ある意味では非常にわかりやすく、手軽に読まれる傾向があります。しかし、着飾った装飾により自由度が少なく、ゆっくりと読めば、ごてごてして動きが鈍い小説になりがちです。それに対して、ストーリー重視の小説は、ある意味では非常に分かりづらいですが、読めば読むほど味が出てきます。ちょうど、見た目は簡素だけど噛めば噛むほど味が出る“鮭とば”に似ているかも知れません。
 噛めば噛むほど味が出るからこそ、取っつきづらいですが、何度か読んでも飽きが来ない小説になりうると私は思います。

 ですが、硬派なストーリー重視の小説というものを私は書きたくありません。私が小説を書くようになった理由に、ゲームとアニメがあるからです。だからこそ、一般論とすればストーリーが大事ですが、私個人としては、やはり“萌え”と言う要素を入れたいのです。なぜなら、そのような小説は、私自身が読んだり書いたりするのが楽しくなるからです。

 よく、作り手は、プロとアマチュアに別れると言います。そして、その境目は、誰かの為に作りそれを生活の糧にするのがプロであり、自己満足の為に作るのがアマチュアであると思います。相手の為を思って自分の採算を度外視して作品を作るプロもいるかと思いますが、それを仕事にしている以上、自分が生きる為の金銭を得なければなりません。どれだけ綺麗事を並べても、最終的には、自分に利益が出るようにしなければならないのです。
 しかし、よくよく物事を考えてみると、プロとアマチュアだけに別れるのかな、と思います。そして、その中間領域にあるのが、“同人”だと思います。なぜなら、同人は、相手の事を考えつつも、利益を度外視した活動だからです。相手の事を考えると言う点では、プロ。利益を考えないという点ではアマチュアです。すなわち、両者の特徴を組み込んだ創作活動が、同人活動になると思います。

 私は、同人作家として、読者が喜ぶような小説が書きたいと常に思っています。それに加えて、自分の好きな小説が書きたいと思っています。現在の私の文章の書き方である、『萌えを追求しつつ、ストーリーも良質なものを』と言う理念は、自分では間違っていないと思います。なぜなら、読者も自分も楽しいからです。
 相手の事を考えるという事が同人には求められています。だからこそ、読み手の考え方や人生に影響を与えたとしたら、同人作家として最高の喜びなのです。

準備

 何時しかコミケットにサークル参加する身としては、都内のホテルやその近郊にあるコンビニはチェックしておかなければならないのですが、今回のホテルはすばらしい立地でした。ゼロックスコピー機をおいているローソンとセブンイレブンが100メートル圏内にあるほか、吉野家が隣接し、近いうちに松屋がその隣に出来るとのこと。これは完璧すぎて何も言えません。蒲田にもすばらしいホテルがありますが、そちらには、流石にセブンイレブンはありませんでした。キンコーンズ(?)というコピー専門店を利用する同人作家も多いようですが、そのような有名店では人が並ぶのは分かり切っています。だからこそ、ビックサイトからある程度離れた場所にあるコンビニのコピー機というものは重宝します。
 ある程度離れていると言っても、アクセスが悪ければ話になりません。今回のホテルも前回のホテルも、ビックサイトまでは余裕の45分圏内。最高の立地条件です。

 コミケットにサークル参加する時が来るならば、どちらかのホテルを使う事になりそうですね。今回のホテルは畳もあったので、本を折るのも楽かも知れません(笑)。

2005年8月17日 (水曜日)

外見だけで判断できないのは、パソコンも同じ?

外付けHDDの復旧………というよりは、総取り替え?

 外付けHDDが死亡してからしばらくが経ちましたが、先日の聖地巡礼にて秋葉原で中付け用のHDDを購入してきたので、早速修復に取りかかりました。
 まずは、30時間かけてUSB1.1経由で、ドライブを物理フォーマット。その後、Windows98SEを使って、FAT32形式でフォーマットしました。98SEを使ったのは、WinXPでFAT32フォーマットを行おうとした場合、32GBまでしかサポートされていないからです。
 今現在、WindowsXP環境に繋ぎ直し(USB2.0を使う為)、クラスタエラーをチェックしている最中です。

 外付けHDDの内部を取り替えたので、ケースに表記されている容量60GBより大きなディスクが内部に搭載されています。必要なのは、基盤だけなのです。
 もちろん、IDEディスクをUSBディスクに変換する為のケースは様々なメーカーから発売されていますが、使用した事がないメーカーばかりで、怖いものがあります。それこそ、オウルテックは名前ぐらいは知っていますが、使った事はありませんし、それ以外のメーカーは名前すら知りません。そのようなパーツを使って、パソコンを不安定にするぐらいなら、とりあえず、今まで使ってこれて、メーカーとしての実績もそこそこあるメルコの変換ケースを使っておいた方が良いのです。

 肝心の、HDDですが、7200rpmの割には音が静かで大満足しています。むしろ、今までのHDDより音が静かなのには驚きます。ディスクメーカーはもちろん、日立です。最近、合資会社からIBMが抜けだし、日立だけになりましたが、その程度で品質が崩れるのはあり得ないでしょうから、私の中では未だに最優良ブランドですね。

 どういう名前で認識されるのかなと思っていたのですが、どうやら、“[HDDの名前] + USB Device”と言う形で認識されるようです。

ご要望にお応えして

 課題進行中に公開した写真だけでいいかなと思っていたのですが、先日、プレゼンテーションに使用したパネルを詳しく見たいと言うご要望がありましたので、撮影し直したプレゼンテーションパネルの写真を公開したいと思います。分割撮影してそれらを結合したものですので、ひずみや色の不一致などがありますが、そのあたりは脳内補正フィルターで補正してください。

設計3課題『フィルムフォーラム』

課題趣旨(抜粋)
 今日の映画館は、端に映画を見る為だけの施設という感が否めず、映画鑑賞前後の高まりや余韻に伴う我々の気持ちや行為を受け止めるに十分な用意が成されているものは少ない。そこで、本課題では、人々が集い、映像文化の共有・発信の場として、都市文化の一役を担うべく新しい映画館をデザインして欲しい。

 パネルの文字まで読み取れる巨大サイズも用意していたのですが、JPEGに圧縮してもものすごい容量になったので省略しておきます。雰囲気重視という事で。

 模型の写真や、パネルの制作過程も公開して欲しいという要望でしたので、準備が整い次第順次公開していく予定です。

2005年8月18日 (木曜日)

士気

課題をやろうとすると別の作業をしたくなってしまう法則

 前期最後の課題である、“建築構造特論”のレポートを書こうと思って、Wordを立ち上げたのはいいのですが、その時点で気力が無くなってしまったので、何を思ったのか、かねてから計画していた、“アクロス・ザ・タイム”の表紙を作り直す事にしました。

 冊子版“アクロス・ザ・タイム”の表紙は、『白を活かす』と言うテーマをたて、全面青色の“光になりたい”とは対極を行く表紙になりました。白を使った表紙は、青空の写真と相まって、私としてもお気に入りなのですが、他の商品と並べた時にどうも映えないのです。
 そもそも、白を基調とした表紙は短編小説によく用いているのですが、その影響で“アクロス・ザ・タイム”も、見た目では、短編小説扱いされてしまいます。すなわち、シンプルすぎて、安っぽく見えてしまうのです。そこで、それを打開する為に、冊子を発行した当初から表紙を作り直す事を検討していました。
 しかし、なかなか良い素材が集まらず、いつの間にか第二版まで発行しています。いい加減、新しい表紙を作らなければと思っていたところに、コミケにてすばらしい写真を撮影する事が出来ました。そこで、このたび表紙を作り替えようと思ったのです。

 日付が変わる直前から作業を初めて、三時間程度。新しい表紙が完成いたしました。早速、日記の読者さんに先行公開したいと思います
 右下の時計の部分は、後で、針の位置を変更したものに差し替える可能性があります。

 一度発表した冊子に対して大規模な改変を加えるのは、先に買ってくださった読者に対して非常に心苦しいものがありますが、質の向上の為だとおもってご容赦してくださると助かります。もちろん、新しい表紙を作る事に関しては半年以上悩んでいました。現に、冊子を公開してから間もなく一年になるのですから、その期間中ずっと悩んでいた事になります。しかし、様々な取捨選択や、損得を考えた結果、表紙を作り直した方がよいと言う事になり、今回のように新しい表紙を作る事になりました。
 なお、今回公開した表紙は、“アクロス・ザ・タイム”の第三版から使用する事となります。

いつの間にか三年

 UDプロジェクトに参加してから二年ぐらいが経つかと思いますが、CPUタイムがいつの間にか三年を超えていました。“ポール”氏がいなくなってからトラブル続きで士気も落ち気味なUDですけど、もうしばらく頑張っていきたいと思います。

課題をやろうとすると別の作業をしたくなってしまう法則2 (19:56)

 どうにもやる気が起きないので、Eドライブに封印していると言っても過言ではない“朱 -Aka-”の".exe"ファイルをクリックしたのが最後でした。気が付いたら、六時間もプレイを………。
 と…とりあえず、二章と三章が終わって四章の前半に突入したのでよしとしましょう(よくありません)。

 当時、あまり評判の良くなかった“朱”ですけど、個人的には結構お好みです。何より、古い言い回しが多いので、語彙の修練に………これも…癖でしょうか………? 上手いと思った表現をメモしたくなったりするところや、見慣れない漢字を見るとワクワクするところなんかは、ゲーム中でも変わりませんね。
 それにしても、“薬師”と書いて“くすし”と読ませたり、“了解”を“諒解”とするところなんかは、徹底しているかなと思ってしまいます。両者とも古い表記ですからね。

 “朱”をプレイする上で何より助かるのは、IMEに辞書を拡張インストールしているところです。意味の分からない言葉が出てきたら、偏と旁やボイスを利用して読みを把握した後、日本語入力を有効に切り替え、その文字を入力すれば後はATOKが意味を教えてくれるという便利さ。辞書を取りに行かなくてもパソコンの上で意味が分かってしまうのですから、凄い時代が来たものです。

 ………さて、明日提出のレポートでも書きましょうか。

2005年8月19日 (金曜日)

一つ突破

今年の被害者は…

 …先ほどのメールで、また一人、しばらくネットの世界でお会いできなくなる方が増えました。今年に入って三人目。何か節目の年なのでしょうか。

 小説を書いている事も音楽を作っている事も殆どの人に教えていない私としては、この地での仲間はインターネットを通して会える人達だけになります。もちろん、サークルの仲間などを含めて、作り手の友人も多いですが、彼らは私の側にいません。
 さして、管理人さんを含め、インターネット上の友人が多いというわけではありませんが、それでもこうして一人、また一人と抜け落ちていくのは寂しいものがあります。幸い全ての方が、離脱ではなく休息ですので、どこかで再会する可能性が高いと言う事だけが救いでしょうか。

 元々、黙々と作品を公開する為のサイトでしたが、いつの間にか管理人同士や閲覧者の方と交流をしていたからこそ、今回のような結果が導き出されるのだと思います。

 ………うわ…このサイトにシリアスが似合う雰囲気というのがだんだんと無くなってきたような気がします…。

思い出した。

 身内ネタですが、思い出しました。疑似円筒凹多面体です。

朱 -Aka-

 朱、good job! 超good job!!

 一気にクリアして良かったと思えるような銀色より更に複雑になったシナリオでしたけど、かなり楽しませて頂きました。朱、good job! 超good job!!

 前期最後の課題も終了し、気分的にも夏休み突入を果たした初日、私が成した事は、2003年に発売されたゲーム、“朱 -Aka-”をクリアした事ですけど、それに見合うだけの内容だったかと思います。流石にセーブした最後の日付が、2003年の5月だった事には驚きましたけど…(放置しすぎだ)。
 少し心残りがあると言えば、エピローグが蛇足のように感じた事でしょうか。ただ、著者が必要と思ったのならば、それも一つの表現でしょうし、それを否定する事はしません。“光になりたい”のエピローグも後から思えば蛇足だったなと後悔する事もありますしね(苦笑)。まぁ、当時の私にとって必要な表現だったのでしょうから、自己反省するのはやめておきましょう。
 ただ、シナリオのテイストなんかは相変わらず、ねこねこソフトらしいと思います。個人的には、“みずいろ”と言った学園もの作品よりも、“銀色”や“朱”に代表されるシリアスなシナリオと、おまけの馬鹿馬鹿しいシナリオの方が好きです。
 とにかく、後半は涙ぼろぼろというわけではなく、背筋ぞくぞくでしたので、いいものをやらせて頂いたなと思った次第です。

100のお題

 小説形の話題を出すのも久しいですが、夏休み突入スペシャルという事で。

 夏コミ以来、小説を書きたい病にうなされています。課題が残っていた影響でそれもかなっていませんでしたが、ようやく、100のお題を進める事が出来そうです。
 100のお題の最後の課題である“貴方という人”ですが、長い期間をかけただけあって、私自身、洗練された言葉を選び抜いていると思っています。特に、最後の一文は自分でも満足の出来です。久しぶりに最後から書き始めると言う突拍子のないことをしていますが、それも、物語が頭の中で全て出来上がっているからこそ出来るわざと言えるでしょう。
 進捗率を数字で示すと、大体、25%ぐらいだと思います。ただし、現時点で、10KBを超えていますから、完成する頃には、長編小説で言うと、2章分ぐらいの長さになるかも知れません。しかし、分割公開、と言う事は考えておらず、もし仮にページを分ける事になったとしても、全て同時に公開する事になります。
 少しばかり長い作品になりそうなので、完成まで今しばらくお待ち下さい。

2005年8月20日 (土曜日)

リニューアル再侵攻

小説ページ全ページリニューアル完了!!

 ………残されていた“丘の上の物語”のページについても、全てリニューアルが完了しました。130ファイル程度編集したのですが………体力が………。これで、全ページリニューアル(推定400ファイル)するとなると、もっと体力を消費する事に………。

 今回のリニューアルは、メニューもリニューアルしたので、全てのお客さんに影響が出るかと思います。鋭い読者さんは気が付いたかと思いますが、メニューの項目分けを変更しました。音楽・小説共に、“創作作品”と言う新設した項目に入れ、サークル関連のコンテンツは独立させました。
 今までのメニューでは、小説の中にサークルも入っていたので、多少なりとも分かりづらかったのも事実です。そこを改造する為にリニューアルをしたら、テンションがあがってきて小説ページもリニューアルしてしまいました。
 また、音楽においても、“外注”作品は“オリジナル”の項目の中に入れました。どちらにしてもオリジナル作品ですので、問題がないと見ました。

 とりあえずこれにて、一段落。小説を書き始めるとします。まずは、100のお題ですね。

か…雷…ありえない… (15:18)

 隣町に強力な雷雲が発生して、雷が落ちまくっているようです。流石に所在地がばれるので雷情報のキャプチャー画面は公開できないのですが………なんかもう…隣町の市域が真っ赤(12分以内に落雷が観測された地点は赤色表示)になってます………。ここまで強力なのは………見た事がないです…。
 天気は西から東へ変わる法則に則って、雷雲はたぶん、後十数分のうちに我が町にたどり着くでしょう………。とりあえず…コンセント…抜いておきますか…。アデュー。

初出: 2005年8月10日
更新: 2005年8月21日
著作: 鈴響 雪冬
Copyright © 2005 Suzuhibiki Yuki

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