2005年4月の日記 2冊目

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2005年4月11日 (月曜日)

未来への一歩

新しい道を歩み始める人たちへ

 4月も11日になり、目指した進路に向かって歩み出している人も多いかと思います。たぶん、このサイトの読者の中にも今月、または先月から一人暮らしを始めた人もいるかと思います。私の周りも身近な友人で3人ほどが新天地へ旅立ちます。
 そんな皆さんに私からのメッセージ。このメッセージは学生を中心に今年初めて一人暮らしをする人に当てています。既に一人暮らしをしている人はあまり読む必要がありません。

  1. 食器洗いは大変だ。

     料理は意外と簡単に覚えることができます。私も一月ほどでなれました。でも一番億劫なのは皿洗いです。溜めておくのもありですが、一人暮らしではそれほど皿を持ってこない人も多いでしょう。ほぼ一日一回は皿を洗うことになります。
     料理を作るのは意外と苦労しません。メニューが一週間で一周してしまうようなレパートリーでも何とか生きていけますし、何よりも上達するので楽しくなってきます。しかし皿洗いは上達しても速度が上がるだけで後はほとんど変化しません。飽きます。飽きてきます。毎日洗う皿は本当に面倒です。ということで、皿洗いは覚悟してください。あっ、お金持ちは紙食器でも使ってください。きっと楽ですから。将来地球の環境が悪くなって住みづらくなっても私のせいにはしないでね。

  2. 買い出しは安い店を見つけろ

     貴方が通う学校(または職場)には地元出身の人が必ずいます。そんな人を見つけて、安いお店でも教えて貰いましょう。私はそのようにして一月の生活費を落としています。………買い物袋をもって自転車で片道5キロは意外とつらいですが(特に夏はね)。

  3. 始めの一ヶ月は死ぬ気で

     文化も違えば風景も違います。場合によっては言葉も違います。そして何より違うのは気候です。なれない土地は簡単に体をこわしてしまいます。授業も始まっていますし、4月の授業を休むと後半追いつくのがつらくなります。始めの一月は本当に大事な時期です。死ぬ気でと書いてありますが、体を大事にしてください。

  4. 親のありがたみを知ろう

     たぶん、一人になって一番わかることだと思います。思えば、小学、中学、高校と親は弁当を作ってくれました。気がつけば毎日ご飯を作ってくれました。もし貴方が今年大学一年生になるのなら、何もなければ18歳ぐらいになると思います。365日を18年、約19000回のご飯を貴方のために作ってあげています。
     学校から帰ってきて家で待っていればご飯が運ばれてくるそんな日は一人暮らしでは訪れません。毎日料理を作ってくれる賢明な彼女・彼氏がいるなら別ですが(ここでは寮母は含めない)、今のご時世、へたをすれば男より女の方が料理ができないことだってあります。
     学校からつかれて帰ってきて、鞄を投げ捨て、上着を脱いで床に座り込んでも誰も声をかけてくれません。人によっては電気代を節約するためにテレビもつけませんから音もありません。聞こえてくるのは隣の部屋のギシアンだけです(違います)。待っていればご飯が出てくる家ではありません。貴方は自分で料理をしなければいけません。
     テーブルの上を片づけ、料理を作り、料理を食べて、食器を洗って…気がつけば日付が変わっている…そんなこともあります。日曜日には洗濯物と買い出し…そんな毎日が貴方を待っています。
     貴方は親の努力を褒め称えるべきです。今まで18年間育ててきたであろう親を。

 家庭環境によると思いますが、親のありがたみを知るのは一人暮らしの時が一番だと思います。毎日の家事がつらいことを学んでください。意外と時間が無いことを悟ってください。始めの一月は本当に大変だと思います。何よりなれるのが大変だと思います。でもその一月を乗り越えられれば、後は軌道に乗るはずです(それでも大変ですが)。
 料理、がんばってください。………や、本当に、一週間でメニューが一周すると飽きてくるから料理は覚えた方がいいですよ。単一のメニューを作っていると材料費も高くなりますし。お米を買うのも結構面倒だったりしますしね。

大事なことを思い出しました。

  • 風邪には気をつける

     一人暮らしの時に風邪を引くと大変なことになります。体温計がなかったり、常備薬がなかったり、病院に行きたくとも移動手段が自転車しかなく一番酷い時に病院に行けなかったり………それでもご飯を作らないといけなくて、洗濯もしないといけなくて………風邪を引くと大変です。
     ちなみに、私の時は親に電話して風邪薬を送ってもらいました。アレは大変でした………。

 以上、メッセージでした。
 あっ、補足しますけど、風邪の時体温が上がるのは菌を殺すためなので、熱が上がってもそうそう簡単に解熱剤を飲まない方がいいですよ。私の場合、解熱剤を飲むのは39度を超えた時としています。困った時は電話してください。いつでも看病しにいきますから。あっ、でも、申込者は異性限定でね♪(散れ)。

鈴響的外交方法

竹島問題について
 どうやら峰が二つあるようなので、日本と韓国で一つずつ貰ってしまいましょう。

 …だめですか?
 まぁ、個人的な感情論ですけど、日本の場合漁師の収入を守るために竹島を取得しようとしているわけですから、竹島をあきらめて自分の海洋環境の整備をした方が最終的には有益だと思うんですよね。と言うことで、さっさと竹島はあきらめて、森の浄化から始めませんか?

運輸多目的衛星?

 すっかり忘れていた運輸多目的衛星新1号名称問題。どうやら“ひまわり6号”に決まったようです。…一月以上前の話ですが。
 この問題について超簡単に解説。

  1. 既存のひまわりが壊れそう。
  2. 新しいのを打ち上げなきゃ。
  3. じゃ、新しい衛星の名前は何にする?
  4. 一般公募で「みらい」に決定。
  5. 打ち上げ失敗。
  6. むぅ…衛星の開発費用が残ってないどうしよう(運輸多目的衛星1号の時もこんな感じだったような気がしますけどね)
  7. そうだ! お金持ち(特別予算枠がある)の国土交通省の作ってる衛星に気象衛星としての機能をつけてもらおうう。
  8. 【国土交通省】 「私達の衛星だぞ。“MTSAT-1R”という名前で打ち上げるんだ。」
    【気象庁】 「国民の財産だぞ。長く親しまれてる“ひまわり”でいいじゃないか。」
    【共通見解】 「と、とりあえず、打ち上げ失敗してる“みらい”は運が悪いから“みらい”は不採用で。」
  9. 打ち上げ成功
  10. 話し合いの結果、しょうがない…よく知られている名前と言うことで“ひまわり”にしよう。

 と言うことで、“ひまわり6号”になったようです。
 ………最新技術の世界でもジンクスとかげんかつぎは気にするんですね♪

 しかし…ひまわりの引き継ぎの様子を見ていると、5年単位で新しい衛星を打ち上げるんですね。

爆発はロマンだ

  1. 電解コンデンサーに対して正負逆の電流を流し、爆発させる
  2. 蛍光管をたたき割って爆発させる
  3. 卵を電子レンジに入れて爆発させる

 2番まではやったことがありますけど、3番は後かたづけがめんどくさそうなのでトライしたことがありません。………1番も匂いという意味では相当後かたづけが面倒ですが。
 私? 純然たる建築科出身の人間ですが、何か?

2005年4月12日 (火曜日)

人は活きるためにいる

今日という日を活きる

 思えば、色々なことがあった春休み。今期最大の喧嘩もしましたし、親しい友人と新しい刺激を与え合いましたし、本当に色々なことがあったような気がします(だからといって“100のお題”と“窓辺に座る小さな妖精”が遅れている理由にはなりません)。
 今日は前期の日程発表。いよいよ始まるわけですね。今年も忙しい一年になりそうです。

 忙しい一年になりそう、と言っても、それを悲観しているわけではありません。暇というものが嫌いなのです。時間が空いたらそこで何かをする、それがやはり私自身のやり方なのかな、と。暇があったらゲームをすることだってあります。でもそのゲームをする時も、『なんとなく』と言うよりは『ゲームをするぞ』という気持ちで挑むことの方が多いです。もっとも、休み期間中以外にゲームをやる事なんて皆無ですが。
 既に4月末には一曲締め切りもありますし、これがいい具合に私の日程を決めてくれるのでは、と思っています。他にも書きたい小説も沢山ありますし、今年は色々とがんばってみようかな、と思っています。

 思えば去年は忙しい年でした。授業日程を決めるのは自分ですから、忙しさの調節もある程度自分でできてしまいますけど、去年ぐらいのどたばた具合が心地いいですね。おかげさまで、恐ろしいように単位は取得できましたし。(去年だけで、卒業に必要な単位の半分は取ってしまいました。)
 今年も去年ほどではないですけど、単位は取りに行こうかなと思います。………今年取り損ねると進級できない単位がちらほら…全部数学系ですけどね(やっぱりか)。

 ある意味、同人活動に今までのように打ち込めるのも今年で最後。“窓辺に座る小さな妖精”もそろそろ軌道に乗ってきそうな感じがしていますし、100のお題はようやく1/10まで来ました。“ReSin-ens”もありますし、短編も一つ書き下ろしたいですし…。そろそろ音楽も作りたいですし…。
 やりたいことが沢山あることはいいことだと思います。時間に隙がないことはいいことだと思います。何もしないよりは何かしていた方が好きです。体を動かすことはそれほど得意ではありませんけど、何かしていないと落ち着きません。昼寝をしている暇があれば小説を書きたいですし、寝る前は小説を考える時間に割いています。

 私は暇をもてあましている人が大嫌いです。日常をただ『ぼけーっ』と生きている人が嫌いです。夢がないという人が嫌いです。貴方は「夢がない。やりたいことが見つからない。」と言えるほど、やりたいことや夢を探し回ったのでしょうか?
 日常生活を送りながら自分の好きなことをできると言うことはとても幸せなことだと思います。それによって時間が無くなっていっても、それはとても有意義なことだと思います。時間は止まってくれません。時間に身を任せては生きません。時間の上を歩いていかなければなりません。そうすることできっと新たな発見があるでしょう。幸せなことに出会えるかもしれません。
 少しも時間を無駄にしてはいけません。暇を作ってはいけません。“アクロス・ザ・タイム”でも書きましたけど、人間は一生の1/4の時間を寝て過ごします。80年の人生ならば20年間も寝て過ごすことになります。だからこそ活動できる時間は大切にしなくてはなりません。人は“生”きるのではなく“活”きなければなりません
 今年も忙しい一年になりそうです。

アホなニュースを書くのは朝日系列で十分だと思ったけど、毎日系列もか… (23:50)

 日の丸の国旗を裸足で踏みつけた状態でリポートするアナウンサーがいる朝日系列はともかく、毎日新聞もついにおかしな記事を書き始めました。毎日新聞がプレリリースの『ゲーム・書籍などで「ジャンル確立」880億円市場に』という記事におもしろい表記を発見しました。

「萌え」は芽生えを意味する「萌える」が語源で、読者が特定の登場人物に愛情を覚えることをいう。アニメなどに強いこだわりを持つ「おたく層」から派生した。ストーリーよりも登場人物の容姿や性格の描写が重視されるのが特徴だ。

<「萌え」市場>書籍や映像、ゲームで規模888億円に (Yahoo! ニュース)

 …ツッコミどころが2箇所ほどあるのですが………。まずは、「萌え」は芽生えを意味する「萌える」が語源、という部分ですね。語源って…「萌える」が語源でしたっけ? そもそも語源ってもっと前のことを指しません? さらに突っ込めば、「萌える」の品詞的変化にしかすぎないと思うのですが。「萌える」が動詞で、「萌え」は感動詞になるのかな? この単語って不思議ですよね。一般的な動詞は「る」などを取ってしまうと意味不明ですけど、「萌える」については「萌え」と言う単語になって、それも別の単語になり得ます。たぶん、言語的に分析すると「萌える」は感情の様子を表現し「萌え」はその理由になるのかな?
 それと、ストーリーよりも登場人物の容姿や性格の描写が重視されるのが特徴…って………特徴と言うほどの位置づけにありますかね、これは。
 著者は…安高晋氏…覚えておこう。

 私にも言えることでしょうけど、どうしてかマスコミって取材力が少ないのでしょうか。特にマスメディアって…情報媒体ですよね。こんな状態でいいのかと。インターネットを始めると、マスコミの言うことが単純に信じられないものだと悟ることができます。
 ちなみに、同人を含めると、四桁億円は簡単に超えてますよね。日本の印刷の収入の何割が同人で補われていることか…。

 ところで、Yahoo!ニュースが、毎日新聞ニュースより長く記事を載せているところが気になります。

蛍光灯が切れた

 前から怪しかったのですが、蛍光管が切れました。でも…蛍光灯を購入するだけのお金がありません…。

2005年4月13日 (水曜日)

貴方には水子の霊がとりついています。ご家族で流産された方はいますか? や…流産の確率って意外と高くて、5親等ぐらい遡れば流産した人に一人は出くわしますね。つまり、適当に水子の霊って言えばかなりの確率で該当すると言うことですね(笑)

暗いと不平を言うよりも進んで明かりをつけましょう (懐

 ………蛍光灯を買うためだけに貯金を下ろしたよ…_| ̄|○

激安…

 某サークルの本のタイトルではありません(笑)。
 本日、とある番組で『下着が8割引』というテロップが出てそのまま画面を眺めていたら…出てきたお店の名前が…“fande”…。や…店の名前はいいのです。問題はその店の名前を私が知っていることなのです。
 確か、大阪に本店があるお店なのですが、かねてよりの交流により、メーカーが社長を指名して商品を入れてくれるとか。下手な問屋業を通すより、メーカーと社長の信頼における商売というのもいいですよね。顔の見える取引は信用が得られると言うことですね。

 八甲田温泉スキー場のゲレンデの積雪が未だに350センチもある件について

アニメ、こみっくパーティー Revolution

 第一話から長谷部彩全開モード♪

 次回予告と一話を見た限りでは、一話で一人がメインになるという雰囲気ですね。いわゆるシスプリ方式(勝手に命名しないでください)。

アンチグローバルスタンダード

 ファイルの圧縮方法でもっともメジャーなのはたぶん zip 方式ですが、何故か日本では lzh が主流です。その影響もあるとおもうのですが、アメリカ発の OS である Windows は zip 方式のファイルを生成することはできますが、 lzh は標準では作成できず、各種ソフトをインストールする必要があります。
 しかし、今年の春から各国マイクロソフト支部でソフトの開発が比較的自由に行えるようになったようで、今月末に日本マイクロソフトから、 lzh 書庫を生成するアドオン(簡単に言えばプラグイン)を配布するようです。
 各種圧縮ソフトが沢山出た後ですから今更という感じもぬぐえないですが、 OS で標準対応というのは助かります。………たぶんアイコンは zip のように追加されるのでしょうけど、デザインセンスがない Windows のアイコンですから、期待はできないと思いますね。

 zip 、 lzh の話で思い出しましたけど、".doc"といえば、今でこそ、Wordファイルの拡張子ですけど、昔はプレーンテキストの拡張子でしたよね。 Microsoft が Word の主要拡張子を".doc"にすると発言した時は、企業による拡張子乗っ取りだと騒がれたものですけど、それも過去の話ですね。
 ただ、昔ダウンロードしたファイルの説明書は、"Readme.doc"となっていることが多く、今でもそれらのファイルを開くと懐かしく思います。 Word が立ち上がるのは面倒ですけど…。

身体測定

【みいな】 「体重…増えたそうですね。」
【雪冬】 「そうなのよ…。」
【みいな】 「それでいて、身長は変化無いのですね。」
【雪冬】 「そうなのよね…。」
【みいな】 「つまり、平たく言えば、太った、と言うことですよね?」
【雪冬】 「何を勘違いしているの、みいな。増えた重さは全部胸に行ったのよ。太ったんじゃないの。バストアップしたの。」
【みいな】 「胸囲なんて測定しないくせに…。」
【雪冬】 「はうっ…。」

 身体測定と書くととってもエッチな単語に見えますが(私だけ?)、普通の健康診断だったりします。

 相変わらず気になるのは、持病のことかと思われがちですが、これは風邪さえならなければそれほど心配することではありません。私的に最も重要なのは視力です。
 そして…その視力の結果ですが………去年と変化無く、1.5と1.2でした。ある意味…すごい結果ですね………。読書が趣味で、課題で製図を書いて、毎日パソコンをさわって………365日巡って視力変化無し。

2005年4月14日 (木曜日)

オタクの醍醐味

日記レス

 ついに UD に参加しましたか…。CPU値は一度提出するときちんとした値になります。参考までに Celeron 533 Mhz の場合、84をたたき出しています。533MHzだとキャンサー(癌)は48時間程度かかります。ちなみに、低スペックマシンでロゼッタを解析するようにしていると、メモリの消費が激しいのでつらいかもしれません。

 ちなみに、メンバーズページにログインして、 HDD の容量をデフォルトの 1GB から 10GB に設定すると、加算されるポイントが増えます。説明が面倒なので、【UD】自宅スタジオでがん解析@dtm【Track4】 (レスナンバー29) あたりを参照してください(笑)。知っていたら無視してくださいな。
 さらについでに、名前の最後に @dtm とつけて頂くと、“DTM板チーム”のメンバーが増えて個人的にはいい感じです(ここで勧誘するな)。

今日のリザルト

 上でちょうど UD の話題が出たので、久しぶりに。

miina@Cherry@dtm
  • 差分Res: +3(2073) /TeamRank ↑3(1949位)
  • 差分Pts: +748(436377) /TeamRank ↑3(1722位)
  • 差分CPU Time: +22h(2年153日18時間53分38秒) /TeamRank ↓1(2089位)

言語的に「萌え」と「萌える」を分析する

 「萌え萌え~」「萌える」と言った単語があることは既にこの日記を読んでいる方ならご存じかと思う。むしろ、生活の一部となっているはずだ。言葉とは常に進化し続け、新しい言葉を生み出すのは大抵は若者である。何故若者が新しい単語を作るのか。それは語彙に大きく関係する。
 たとえば何か目新しいことに遭遇したとする。このときの感動を人は誰かに伝えようとする。しかし、自分の知っている言葉では表現できない。そして、その感動を伝えるために必要な言葉を若者は自ら作り出すのである。若者言葉の代表格「超~」は、自分の感動を大げさに伝えたい時に使用する。つまり「可愛い」で示すならば、「可愛い」を遙かに超える「可愛さ」を表現するために彼らは「超」を先頭につけるのである。これが大人ならば(語彙が多い人ならば)違う単語を用いて表現しているかもしれない。しかし、若い人には語彙がない。だからこそ自分の知っている単語に他の単語を組み合わせ一つの言葉とするか、新しい言葉を作り出すか、そのどちらかに行動が及ぶのである。こうして新しい単語はできる。

 新しい言葉の代表格と言えば「超~」「マジ」「なにげに」等であろう。これは、若い人たちが自分の感情をより正確に伝えるために生み出した新しい言葉の形であり、新しい日本語なのである。大人はこれを見て「言葉が乱れる」と簡単に表現するが、自分たちも新しい言葉を生み出してきたことに気づいてほしい。
 たとえば今では標準的に用いられる「しかとする」はどのように生まれたのであろうか。花札をやる人ならわかると思うが、『鹿の10点』の札がある。この札の絵柄を見ると、『鹿がそっぽを向いている』。つまり、そっぽを向く → 無視をする、となり、『鹿の10点』の10を別の読み方である「とお」に変え『鹿のとお』とし、これを略して「しかと」となったのである。この言葉が流行語大賞に輝いたのは1979年。まだ26年しかたっていない新しい言葉である。この言葉をはやらせたのは誰かは不明だが、花札をやっている人に違いない。
 一度生まれた単語が変化することもある。一般的に外来語は語尾に「な」をつけることが多い。たとえば「ラッキーな」という言葉もその例の一つである。これはいわゆる形容動詞であり、このような例は他にもある。「ブルーな」「ビックな」等がその例である。しかし今では死語であるが「なうい」は微妙に違う。「なうい」はご存じの通り、英語の"now"に形容詞の形の代表である「い」を付加した形である。この「なうい」も生まれた当時は「なうな(形容動詞)」として用いられた。しかし、何時の日からか「なうい(形容詞)」として用いるようになった。品詞が変わることで使われ方も場面も変わる。つまりこの場合、「なうな」で表現するよりも「なうい」で表現した方がよりよいと誰かが判断し、「なうい」に変化したのである。

 このように言葉は常に変化し続ける。早熟な人は同年代の言葉遣いにいらだちを覚えるかもしれないが、自分たちも昔は同じような言葉を使ってきたことに気がついてほしい。また、そのような言葉を一度も使ったことがないのなら、自分が言葉を生み出すことができなかったことに気がつくべきである。感受性が多感な時代に新しい言葉を作り出すと言うことは、言語の発展に置いて必要不可欠なのである。

 さて、何時の頃からか「萌え」「萌える」という単語が生まれた。生まれた経緯については本当に数多くの説があるが、その辺はぐぐるたんに『萌え 語源』や『萌え 語源』と言った検索ワードで訪ねてほしい。ここでは「萌え」を私の貧弱な言語能力で分析していくことを目的とする。
 以下、非常にオタクよりな文章を記述する。そのため、使用する単語もオタク専門用語が飛び出してくる可能性がある。

「萌え」とは

 しばしば一般人に「萌えってなんですか?」と訪ねられる。しかし、それがわかったら我々も苦労しない。それは上で述べたとおり、自分のあやふやな感情を表現するために生み出された言葉であり、それを代替できる単語があるのならば「萌え」という単語はこの世に存在しなかったからである。つまり「萌え」の意味はよくわからないのである。
 しかし「萌え」という単語を言語的に位置づけることにより、多少なりとも理解が深まるのではないか。そういう意図を持ってこの文章を記述する。

 「萌え」とは何であるか。萌えの意味についてはオタクの間でも色々と議論されているが、管理人作成スクリプト公開及び運用実験、又、中規模ネットワークサーバーシステム構築及び負荷の実験を目的とするサイト“萌え連”で行われている『萌えとは!?』というアンケートで現在首位をひた走る『ギュッと抱きしめたくなる衝動だ!』と二位に食らいつく『かわいい』が最も近い意味ではないだろうか。
 抱きしめるとは『てへん』に『包む』と書く。物理的に示すと、側に置いておきたいという意味になる。一般的に嫌いな人を側に置くことはしたがらないため、ここで言う『抱きしめたい』とは『好きなものを側に置いておきたい』という感情に直結する。しかしオタクの話を聞いていると「萌えは好きとは違う感情である」という意見を多く聞く。好きもまた感情的な言葉であり、その意味は不明確だが、使っている本人が違うというのだから違うのであろう。つまりここで言う『抱きしめたい』という単語は、純粋に『抱きしめたい』のである。
 さて、2位の『かわいい』を見てみよう。これは見て時のごとく可愛いである。ところで、可愛いという単語の意味を紐解くと、どうやら『小さいものに対して使う言葉』であるように見受けられる。

かわいい
  1.  あわれで、人の同情をさそうようなさまである。かわいそうだ。ふびんだ。*史記抄‐八「一人か法を犯たとて罪もない父母や妻子や同産の兄弟まてつみせらるるはかわいい事ぞ」
  2.  人や動物に心がひかれて、大事にしたいという感じである。いとしい。*滑・浮世風呂‐前「可愛(カワイイ)坊に灸(あっつ)ウすえて」
  3.  幼い子どもの顔や姿、行動などが、思わずほほえみたくなるほど愛らしい。かわいらしい。「可愛い寝顔」
  4.  (品物が)小さくて、やさしく扱ってやりたい気持を起こさせるさまである。かわいらしい。「可愛い花が咲く」
    かわい‐が・る(他ラ五(四))/かわい‐げ(形動)/かわい‐さ(名)

国語大辞典(新装版)

 簡単に言ってしまえば「可愛い」は年下限定であり、年上に使うとすれば、ふと見せた仕草にたいして使う事になる。確かに年上の人に対して「可愛い」という単語を使うことは失礼であるという風潮を見ても、「可愛い」という単語は年下限定となる。

 以上のことをまとめると萌えの意味は「抱きしめたい」や「好き」というものが最も近いのではないだろうか。「可愛い」は年齢制限がついて回るため、不的確である。なぜならば「萌え」は年上に対しても用いることができる単語だからである。

 「萌え」の誕生した理由の説の中に「燃え」の誤変換であるというものがある。「燃え」は比喩として用いる。つまり「燃えるように高ぶる感情」という例である。この説だけを取り上げても自分の感情を強調する単語、つまり「超」と同じように「燃える」を使おうとして、「萌え」となってしまったのではないかという事も考えられる。やはり、意味は曖昧なままである。

 話を戻そう。「萌え」は感情を示すことから、基本的に「可愛い」などと同じように形容詞に属すると考えがちだが、形容詞は「く」や「けれ」で活用をすることができる。「可愛いく」「可愛ければ」等のような例である。しかし「萌え」という単語には形容詞の代表格とも言える「い」を語尾につけることができない「萌えい」…明らかにおかしい。
 さて、「萌え」を形容動詞として見てみよう。形容動詞の活用は「だ」「な」である。「萌えだ」「萌えな」…どうやら普段使っている言葉に一致しそうである。例文を作ると「あの子は萌えだなぁ」「あの子は萌えだ」一転すると人の名前のようにも見えてしまうが、違うことを宣言しておこう。例文を見てみると、我々が普段使っている文章に近い。

 以上のような流れをふまえ「萌え」は感情を示す『形容動詞』となる。

「萌える」とは

 さて、お気づきの方もいると思うが「萌え」と「萌える」を別の単語としてここでは扱っている。これはこれら2つの単語の意味が微妙に違うと考えられるからだ。前述した文章で「萌え」は感情を示す単語であるが、「萌える」はその形を見ただけで感情を示す単語と言うよりは、「萌え」という状態に陥った状態を示しているように思える。以下そのことについて触れていこう。

 「萌える」という単語は形だけを見ると動詞に分類される。さらに細かく分類すると、上一段、下一段活用を行う『一般動詞』である。ここで「萌える」は状態を示す単語であると考えられるため、自動詞となる。

 「萌える」という単語の意味は実に明快で「萌えという感情を抱く」事である。これは珍しい単語であると私は考える。
 たとえば「暑いという感情を抱く」という意味を持つ単語はあるだろうか。このような表現をするために「暑いと思う」と2つの単語を組み合わせなければならない。この場合、形容詞である「暑い」と他動詞である「思う」が組み合わさり、「暑いという感情を抱く」という意味を表す。また同じ形容動詞である「豊か」を見ても、「豊かな状態になる」という意味を示す単語は私の語彙では見つからず「豊かになる」とするだろう。
 しかし「萌える」の場合はどうだろうか。形容動詞である「萌え」に対して「思う」をつけ「萌えと思う」とすることや「萌えになる」とすることはまず無い。「萌えと思う」という単語を用いるよりは「萌える」という単語を使ってしまうのである。

 この事から一つのことを導くことができる。「萌える」は「萌え」の変化ではなく、ある意味では全く別の単語なのであると言うことを。しかも「萌える」という単語は『ある感情+なる』という形ではなく『ある感情になる』という一つの単語として扱うことができる珍しい単語である。「萌える」は状態を示す単語ではなく『状態になる』単語である。
 「感情+その状態になる」という単語は簡単に見つけることが得きる。たとえば「苛立つ」という単語である。しかし、「苛」という状態や「イライラ」という状態になるという意味では用いず、その意味は『(不快なことがあって)気持ちが高ぶる』という意味になる。「萌える」は、今の状態が単語の中に具体的に記述されているが、「苛立つ」は今の状態が単語の中に綺麗に現れていないのである。
 私の語彙の所為もあるかもしれないが、「萌える」は今までの日本語の中に例を探すことが比較的難しい特殊な動詞である可能性がある。

 このように「萌える」という単語を見てきたが、「萌える」という単語は「萌えという状態になる」という意味を示す動詞であり、通常なら「とある感情+なる」とすることが多いが、それを「とある感情になる」という一つの単語にまとめた言葉である。

まとめ

 長々と記述したが、上の話をまとめると以下のようになる。

 萌えの意味は感情を示す単語であり、その基準は人による。特に、暑い寒いと言った統計を取ることである一定の数を導き出す事ができる感情とは違い、好みによってその基準が大きく異なる単語である。萌えはそのような数多くの感情を一つにまとめることができるすばらしい単語であり、「好き」と同じような傾向がある。「萌え」が「好き」と似ていると言われるのはここに起因するかもしれない。なぜなら、「好き」は個人の好みに直結する感情的な単語であり、「萌え」もそれと同じだからである。
 つまり「萌え」が「好き」と似ている点は、実は、感情の事ではなく、単語の作りや形なのかもしれない

 どちらにせよ、「好き」も「萌え」も非常に曖昧な単語であることは間違いなく、普段からそれを用いない人にとっては非常に意味を理解しがたい単語であることは容易に想像できる。それに、使っている本人達も意味をはっきりと自覚してはいない。それは、もやもやとした気持ちを表現するために使っているからである。と言うことは、マスコミが「萌え」について生半端な知識で言及すると、非常に破綻的な文章ができあがったり、全く持って的を射ない文章になってしまうのである。今日のマスコミがかき立てる『オタク』や『萌え文化』と言った文章はもしかしたら全く信用できない…一言で言えば、個人の妄想によってかかれば文章が大部分なのかもしれない。

 以上、独断と偏見と知識の偏りによって書いた私なりの見解である。かなり独りよがりであるうえに、言語の分類についても怪しいところがあるので、参考程度におねがいされたし。しかし…こうして読み返してみるとすごく文章全体が破綻していますね。

 …結局、『萌え』等に関する文章で信頼できるのは『インプレス』のあたりの記事やオタク自身が記述する文章だけ、と言うことになりますね(笑)。

2005年4月15日 (金曜日)

報道トリック

細かいこと

 最近、『~という件について』と一言だけ話して会話を終わらせるのが好きだったりします。日記にもその傾向を取り入れてみるテスト。

単位の取りすぎで…

 単位の取りすぎで単位が取れないという状況に…。事情を説明するのは面倒なのですが、ちょっと行動が制限されている気分です。空いた時間は数学の勉強に使いなさいということですね。

どうやら私は変人さんらしい

 元々おかしい人ということはわかっているのですが、先日、衝撃の事実が発覚しました。
 私の変わり者具合は親も認識していたようです。しかも…「うん。子供の頃からおもしろい考えをする子だなって思ってたけどね。」…(;・`д・´)な、なんだってー!!(`・д´・(`・д´・;)ー

 ちなみに、「変な人」といわれると「それは最高のほめ言葉」と切り返すのですが、まんざらでもありません。変わっていることはその人の他の人と違う点だと思いますし…。

 一番大事なことは、私の変わり者具合がつい最近出てきたわけではなく、子供の頃からだったと言うことがわかり、一安心。素質はあったと言うことですね(笑)。

犯罪件数って…増えたの?

 犯罪件数が増えたように感じてしまいますけど、実際は増えたのでしょうか? 特に近年叫ばれている少年犯罪ですけど…実際昔からあったような気もします。ただ端にニュースで取り扱われなかっただけだと思いませんか?
 ニュース番組の怖いところは、イメージを作ることにあるんですよね。たとえばエルフ・ヨン(ヨン様ね)が人気と叫ばれていますけど、本当にそうでしょうか? ほんの極一部の人の間で流行っているだけのように思いませんか。

 話を戻すと、こういう衝撃的事件の報道が番組の中心になると、それを参考にする人たちが出てくるわけです。衝撃映像放送合戦となった報道番組ですから、殺害方法も事細かく説明しています。そして、それをまねする人たちが増える。結局、私達がテレビに影響されているわけですね。
 警察白書だったかは忘れましたけど、国の機関が出している白書と呼ばれる文献があります。国の政策などに関する統計情報がかなり事細かく載っている本ですが、そこには『検挙件数が増えた』という記載があります。しかしよく見てみると、今までただ『補導』しかしなかったのが『検挙』するようになったため、検挙件数が増えているようです。
 わかりやすく、オタクチックに文章を記述すると、『シスタープリンセス』により『妹属性』が増えたというのは大いなる勘違いで、元々存在していた妹属性の人達が今まで以上に活動を活発にしたから、増えたように見えているわけです。

 一般的に、報道番組を発端とする場合、『目立ちやすさ=事件件数×衝撃性×報道回数』と計算できるのではないでしょうか。件数や事件の内容が増えていなくても、報道回数が増えれば自然と目立つようになり、それを私達が誤認して『凶悪犯罪が増えた』と勘違いしてしまうのではないでしょうか。つい最近バラバラ殺人事件がありましたけど、十年ぐらい前にはもっと猟奇的な犯罪がありましたよね? 殺した後に死体をのこぎりで切断し、台所で体内に残っている血を洗い出し、ゴミ袋に入れて捨てる、という事件が。つまり、前から凶悪犯罪はあったのです。それは少年犯罪も同じだとおもわれます。
 実際、『酒鬼薔薇』事件以来、少年犯罪によって視聴率が稼げることがわかってしまいましたから、報道番組もこぞって放送するわけですね。

 確かに、凶悪的な事件は増えたかもしれません。でも、その増えた要因には報道番組による過激な放送が含まれているような気がします。何せ、テレビが人の殺し方を教えていますからね。テレビ脳は怖いですね。
 昔から社会のルールからはずれた人は何パーセントかいたはずです。そのパーセンテージはそれほど簡単に動くような物ではありません。(数学的にいうと、定常状態でしたっけ?) パーセンテージが固定ならば、何故増えたように感じるのでしょうか。それは報道回数が増えたり、報道の内容が過激になったからです。報道の実態を伝えるために何時もこの例を出しますけど、『貿易センタービルに飛行機突っ込んだ事件の時、台風が来ていましたけど、何処の局も台風情報を伝えませんでした』ね。
 報道は衝撃的事件を扱う傾向が強くなっています。または、本当は一部でしか流行っていないのに、それを全国津々浦々で流行っているように思わせるように放送する傾向が強くなっています。放送と一歩距離を置いて、冷静に判断してみると意外なことがわかるかもしれません。

 そういえば、非行少年に対して注意をできない大人が五割を超えたと言うニュースがありますけど、相手は集団で動いていることがほとんどですよ? 普通にナイフを持っていたりしますよ? 非行少年に対して注意をしたら逆襲された人の割合がどれだけ居るかも調べてほしい物です。それに、注意をしたらやめる人は非行には走らないと思うのですが…どうでしょうか。
 よしわかった。大人も集団をくもう。子供も大人も集団帰宅。これで万事解決。人間関係もよくなるしね♪

万博に関するマスコミの動き

 上の話に関連しますけど、『万博会場に弁当の持ち込み禁止』という話がありますが(今は解決したはず)、あれも放送による事故と言っても過言ではないと思いませんか?

  1. 【主催】 テロの危険性があるから万博会場には弁当を持ち込ませないようにしよう。
  2. 【報道】 万博が始まる。さぁパビリオンの紹介だ。後は会場への行き方を紹介すればOKかな。
  3. 【一般】 さて、万博が始まった。花見の季節だし、弁当を食べながらゆっくり見ようかな。
  4. 【主催】 弁当は持ち込みできないのです。
  5. 【一般】 そんなのしらねーよ。
  6. 【報道】 弁当持ち込み禁止で波紋が広がっています

 …弁当持ち込み禁止は万博が始まる前から決まっていたわけで、それを国民に周知させるべき報道機関が放送しなかったのが、波紋が広がった原因では?

 ちなみに、万博では、来場者数の多さで交通機関に問題が起こったりしていますけど………や…コミケの方が大変だよ、きっと。
 リニアモーターカーが重さに耐えきれず浮かばなかったと言う事件は一番笑えるんですけどね。

ゆとり教育でゆとりができたか

 授業時間数が多かった頃は、授業の進み具合が他のクラスより進んでいる時に、授業を休みにして外に連れて行ってくれましたよね。これがゆとりだった気がします。ゆとりと休みは違いますよ。

2005年4月16日 (土曜日)

縁の下の力持ち

子供の見本になる大人がねぇ………

 オークション系のサイトを巡っているとおもしろい事がありまして…。オークションの場合、顧客に商品をアピールする必要がありますから、商品の説明文を載せることになります。そしてこの説明文…パソコン系の部品になるととんでもない事象が発生します。それは…著作権の侵害(笑)。
 すごいですよ、これ。もうね、メーカーのサイトから全文引用した説明文がずらり…。個人の出品者ならまだしも(それでもよくないですけどね)、ショップが出品している場合もメーカーからの全文引用と言うところがすごいです。

 これはあれです。 blog などで、若年層の著作権侵害が目立つ、とかいう大人が居ますけど、子供の見本になる親世代がこれではねぇ…。日本全体で著作権に関する意識がかけているのも事実ですね。あれだ。小学生にパソコンを教える前に、国語を教えてくださいとか今まで言ってきましたけど、1教科追加しましょう。情報倫理という名の教科を(ぉ 。

 と言うことで、興味のある方はヤフーとか楽天とかのオークション(楽天はフリマ)を覗いてみてください。そして、パソコンの周辺機器部門を見てください。おもしろくなってきますから。プレスリリースの文章をそのまま引用しているところもあるので、例ですけど『NTT東日本はこの夏新しいADSLモデムを発表した』というような文章から始まるところもありますよ。

日報さんのお話

 グリッドシューティングによる抗ガン剤制作プロジェクト UD (以下UD)にはチームという制度があります。チームに加入することなくUDに参加することはできますが、同じような趣味趣向の人達が集まりチームを形成していますので、チームに加入した方がおもしろいこともあります。
 UD のチームの一つ、2ちゃんねるを中心にした"Team 2ch"があります。何度か書いているとおり、相変わらず世界1位です。

 簡単に UD について説明しますと、無駄にスペックが高くなってしまった今日のパソコン(インターネットや Word を使うぐらいでは CPU の利用率なんて 10% 行くか行かないかですからね)の余っている計算能力を利用して、抗ガン剤を作ってしまおうというプロジェクトです。原理を説明すると長くなるので簡単に言ってしまいますが、たくさんの鍵穴を持った物質に対して、どの物質の鍵が合致するかを永遠に求め続け、抗ガン剤になりうる物質を探っています。さらに平たく言えば、『癌に関係するタンパク質と、その働きを邪魔してくれそうな分子の相性をパソコンによってシミュレーションしているのです。
 確か UD が始まった当初はスパコンで2000年かかると言われていた計算ですが、既に2000年分以上の計算を終え、未だにその計算は続いています。

 さて、"Team 2ch"は他のチームと違いまして、板別チームと呼ばれるチームを組んでいます。これは参加者の名前(勿論アルファベッドなどなら何でもOKの名前)の後に“@+チームごとに定められたチーム名”を入力することにより、独自のスクリプトによりすべての参加者を内部チームごとに分類し計算すると言う途方もない技術によって、実現しています。
 板別チームですから、2ちゃんねるの中にある板を中心に、プリキュアなんて言うチームや、個人を応援するためのチームも存在しています。中には、2ちゃんねるの中で癌でなくなった方を追悼するチームもあります。

 その板別チームにはほとんどの場合『日報』と呼ばれるシステムがあります。日報はその日のチームの成績を該当板のスレッドに貼り付ける仕事を担っています。板別の日報が存在しますから勿論、"Team 2ch"全体の日報も存在しています。日報を制作し、貼り付ける人のことを愛称の意味を込めて『日報さん』と呼ぶところも多いようですね。

 さて、私もとある板の日報を担当しているわけですが、日報を作るための方法はだいたい以下に説明する一種類に限られます。
 まず、解析サイトと呼ばれるサイトに移動し、自分の板の成績データをすべて閲覧します。この解析サイトは UD の本部から"Team 2ch"の参加者の成績(およそ5万人分)をすべてダウンロードし、データベース化し、必要に応じて一つのチームだけの成績を取り出したりすることができるサーバーに負担をかけまくるけど、日報を作る人にとっては必要不可欠なサイトのことです。
 さて、自分の板の情報を表示したら、そこから特定のツールや手書きによって日報を作ります。自動生成スクリプトを使う場合は、そのスクリプトに合うように書式を変更する必要があります。

 ここで問題が発生します。自動生成スクリプトが読み込める形にデータを加工するのが意外と面倒でして、タブの計算もしなければならないので、私としては面倒でした。しかし…何時も使っている解析サイトのメニューをよく見ると………『互換HTML』等という謎のチェックボックスが…。とりあえず、チェックして成績を表示してみると………あれ? 今まで手動で作ってきた自動生成スクリプトで読み込める形式の日報が自動的に作られたではありませんか。
 ………今まで一年近くこのサイトを使ってきましたが、全く気がつきませんでした………。

 前振りが長いですが、言いたかったことは最後の文章だけです。

小説作法?

 小説を書く上で一番悩ましい場所は場面描写であると思います。風景があり、それを説明するか描写するかで雰囲気はがらりと変わります。主人公視点で進む物語ならばやはり描写を用いたい物ですね。
 描写をするためにはかなりの発想を必要とすることは、書いたことがある人ならわかると思います。発想を得るためには多くの刺激を脳に与える必要があります。つまり、脳を活性化させ、思考回路を繋いでいく必要があると言うことですね。

 この脳に刺激を与える方法にはいくつかあるのですが、もっとも単純な方法があります。それは、毎日通う学校や職場までの道を変えていくと言うことです。高速道路が直線ではなくカーブで連なっているのは、刺激を与え眠気を防ぐためと言うことは免許を持っている人ならば知っていて当然かと思いますが、それと同じ原理です。毎日同じ景色(季節で変化しますけどそこは目をつむって)を見ていると脳は同じ情報を得続けることになりますから、次第に飽きてしまい、脳の思考回路を使わなくなってしまいます。特に視覚からの情報は8割を担いますから、その視覚をつぶしてしまってはなかなか新しい刺激を得ることができません。これを打開するためには、日常を変化させる、つまり、通学通勤経路を変えていくと言うことがもっとも単純なのですね。
 ………新しい近道を見つけたりするかもしれませんよ?
 ちなみに、私の町は城下町でして、私の住む場所は古くからの住宅街なので、同じ町内で迷うこともあります(笑)。

 何時もと違う道というのは何時もと違う風景があります。朝ならば料理の匂いも違うかもしれません。道ばたに咲いている花も違うかもしれません。または、何時もと違う道を歩くことで、いつもの道のおもしろいところを見つけ出すことができるかもしれません。こうして新しい刺激を与えることで、脳は活性化されていくと思うのです。
 野球の選手やゴルフの選手、その他色々な人が、今まで使ってきたフォームを変え、新しいフォームに挑戦します。そうすると大抵は成績が落ちます。松井秀喜やタイガーウッズもフォームを変えた年は一気に成績が落ちましたけど、その次のシーズンはどうなりましたか?
 どこかで壁を越えなければいけません。その壁はまず一番身近なところ…日常生活に潜んでいると思いませんか?

冊子版 ReSin-ens 制作日記

衝撃の展開?

 ReSin-ens の表紙は今までとは違う路線で行こうと思っているので、色の再現がまた面倒になります。そこで、“光になりたい”での二の舞を演じないように前もってきちんとフォトショップの色設定をしておこうと思い、色々といじくったのですが…。私の使っているプリンターの開発元の EPSON が配布しているカラープロファイルが印刷用のプロファイルのくせにRGBカラーと言う素敵仕様でして、またもや問題発生。…たぶん、初心者向けという意図もあるのでしょうけど、CMYKで用意してくれないですかね。
 と、文句を言いながら色設定が完了しました。室内の光環境が昼光色と言うよりは、電球色なので、試し刷りしたものを窓辺に持って行って検証しなければなりませんでしたが、数十分ほどで終了。これで、印刷結果とほぼ同じ色がディスプレイに表示されるようになりました。ただし、ファイルを作る時は RGB カラーで作らなければならなくなりました。

 表紙のデザインは決まりかけているのですが、大いなる問題が…。素材は相変わらず写真から引っ張ろうと思っているのですが、自分の撮影していた写真も含め手持ちの素材のほぼすべてがカメラを横に構えて(正の位置に構えて)撮った写真でした。本は縦書きですから、よっぽどこったデザインにしない限り本全体も縦長になります。しかし、撮った写真は横。ここで起こる問題が想像できる方は鋭い方です。
 縦に長い長方形と横に長い長方形があります。それぞれ回転させることなく、縦に長い長方形をすべて埋め尽くすように横に長い長方形を配置するとしたらどうしますか? 答えは単純で、横に長い長方形の高さが縦に長い長方形の高さに一致するようになるまで引き延ばさなければなりません。始めから縦で撮っておけば引き延ばす必要はありませんが、横で撮っているので引き延ばす必要があります。
 先日実験した結果、B5サイズをすべて埋め尽くすためにはデジカメ的表現で言うと画素数が800万以上無いとつらいようです。勿論、そんな高機能なデジカメはありませんので、引き延ばす必要があるのですが、横で撮っているのでさらに引き延ばす必要があります。画質が悪くならなければいいのですが…。
 ちなみに、“光になりたい”の表紙に、雪のようなちらつきがあるのは、元の画像の画質の悪さを隠すためだったりもします。

 ………それにしても…何処のプリンタメーカーも B5 サイズの縁なし印刷に対応するつもりは無いんですね。

 …まぁ、こんな事を考えることができる暇ができたのも、授業時間を勘違いして2時間も早く学校に行ってしまったからなのですが………。切ない気持ちで帰ってきてプリンタを弄ってましたよ、えぇ。

 関係ないですけど、『二の舞を踏む』って『二の足を踏む』と『二の舞を演じる』を混同した間違った使い方なんですね。この辺が一番衝撃的な事実だったりします(笑)。

2005年4月17日 (日曜日)

大人が一番怪しい…

国語力が落ちていると発言している人が国語力が低下していると言う事実

 先日の日記で、若い人達の国語力が落ちているわけではなく、言葉が乱れているというのも大人の視点から見た発言であり、彼らの言葉自体は常に発展を続けている、と述べましたが、今度は大人に対して。

 だいたい「国語力が落ちている」というのは国語に関する学会の上層部だったりします。ちなみに、国語辞典のスペシャリスト金田一先生はそんなことは言っていません。
 で、その学会の上層部の人達は『外来語の言い換え』作業に携わることも多いわけです。そんな自称国語力に優れた人達が作り出した単語を一つ紹介しましょう。『ユニバーサルデザイン』=『万人向け設計』………これが国語力の優れた人達の導き出す最高の結論だそうです。
 どうやら彼らの頭の中は、今存在する単語で海外の言葉を直訳する事でいっぱいのようです。

 では昔はどうでしょうか。たとえば『歴史』という言葉。これは元々日本に存在した言葉ではありませんでした。『古事記(712年)』『日本書紀(720年)』『日本三代実録(901年)』等は歴史書の一種ですけど、『記』という単語や『実録』という単語が使われています。他にも『~伝記』『~来歴』などがありますね。昔の日本には『歴史』という単語は存在していませんでした。
 時は流れ1500年代後半、イエズス会がキリスト教を布教し始めると、辞書が必要になります。それは、羅日辞書だったり日葡辞書だったりします。ここには『故事』という単語も見受けられます。さて、1600年代を過ぎると中国から文章を輸入したりします。そして、そこで初めて日本に『歴史』という単語(当時の中国では歴史書は国が記すものだった。これは自分の王朝を正当化するため。つまり、前王朝からの引き継ぎの役目を果たしたのが歴史書)が持ち込まれます。その後しばらく、日本国内では『歴史』という単語と『他の単語(記、伝記、実録』が混在する、混乱期でした。
 その後、蘭学が発達し、1800年代中期には辞書が作られるようになります。いわゆる、蘭日辞典ですね。1848年、藤村泰助氏が"Gexhiedenis"を“旧話、記録”と翻訳(訳鍵)し、1856年、飯泉譲氏が"Geshiedenis"を“歴史”と翻訳(和蘭文典字引)しました。その後、1862年に堀達之助が記述した『英和対訳辞書』では"History"を“歴史”と翻訳しました
 歴史という単語は、辞書の作成過程で初めて広く認知された言葉であり、今までそのような単語は存在していても全く普及して居ませんでした。彼らは、今まで国内で広く使われていた単語を利用して外国語を直訳するのではなく、日本的意味訳で、全く普及していなかった単語を使ってあえて訳したのです。それは勿論、その単語がよりわかりやすかったからです。
 その後、1872年、学校に“史学”が設置されますが、1873年に“歴史”へ変更され、これにより、日本という国が“歴史”という単語を用いることがほぼ決定し、その後広く普及します。
 この話には後日談がありまして、辛亥革命により中国から人が日本へ移住するとき、“歴史”という単語を中国に持ち帰ります。そして中国で“歴史”という単語を庶民も用いるようになりました。

 つまり、“歴史”という単語は外来語を訳す過程で生まれた全く新しい日本語なのです。確かに元々中国で使われていましたが、それは使う階級が限定され、広く普及しているとは言い切れず、今日のように普及したのは日本の影響が大きいわけです。つまり、“歴史”という言葉を一般的に用いたのは日本が中国より先と言うことになりますね。

 それに比べて今日の某学会はどうでしょうか。新しい単語を作ることもできず、広く普及している単語でいかにして表現をしようかと躍起になっています。若い人達は次々と自分の感性に合う言葉を作り出し、学会の上層部は海外の言葉の直訳にとらわれ、新しい日本語を生み出すこともできない………。貴方はどちらが国語力があると思いますか?
 国語力が優れているかどうかの基準は『自分の伝えたいことを相手に正確に伝えることができるか』です。海外の言葉を直訳しかできない学会の人達より、自分たちの感情を素直に伝えられる単語を模索し続けている若者の方が実は国語力があったりする………そんなことも十分あり得るかもしれませんね。

2005年4月18日 (月曜日)

タイトル未決定

オタクの経済効果

 先日の話の続きというわけでもないですが、オタクがもたらす経済効果について触れたことがあります。あのときはニュースリリースを元にしましたが、今度は私なりに。

 先日、『萌え市場が888億円を突破した』といった記事が流れました。しかし、私なりに計算してみるともう少し多くなりそうです。その根拠を述べていようと思います。

 以前、近くのハンバーグを主力にしているレストランでハンバーグを食べました。席に着くとまずウェイトレスさんはお水を持ってきますが、その時に事件は発生しました。ウェイトレスの足がもつれたのでしょうか、席に着く直前に、持っていたコップが手を離れ、テーブルに置かれるはずだったコップは見事に宙を舞い、中に入っていた水が私の服にかかりました。すぐさまそのウェイトレスの上司に当たるマネージャーと思わしき人が走ってきて、ウェイトレスと一緒になってわびるという展開になりました。
 さて、その後の行動を分析してみましょう。

 このように見ると、オタクの行動のみが店の売り上げを上昇させる効果をもたらします。このような例を組み入れると、888億円ではすまないことは明らかです。
 また、制服でも売り上げが大幅に上昇する事もありますたとえば、青森県下田市イオンジャスコ内にあるそば屋さんの制服はかなり可愛く、私達の間では既に名物となりつつあります。馬車道やアンミラーズなども制服で売り上げが上昇しているお店とも言えます。
 つまり、オタクは日本経済を救うのです。

 さらに補足すれば、水をかけられた時のオタクの対処によってこのような流れも考えられます。

  1. 水をかけられたオタクがドジっ子ウェイトレスが居るお店としてネット上で紹介
  2. ニュースサイトで取り上げられ、爆発的に広がる
  3. そこのお店に訪れるお客さんが増える
  4. 来店客の増加により現在の従業員数で耐えきれなくなりアルバイトや正社員を雇う
  5. 確率的にドジっ子ウェイトレスの在籍数が上昇
  6. 3に戻る

 一度軌道に乗ることにより、店の売り上げは上昇し、雇用の人数も増えます。これにより、雇用問題が解決し、売り上げも上昇します。日本は瞬く間に GNP 成長率で再び世界2位の座に躍り出、やがて景気は回復します。オタクの増加により印刷業界も盛り上がり、出版不況による印刷業界の冷え込みも解消されます。そのことが新聞を通じて報道され、一般市民は明日に希望を抱くようになり、夢を持つようになり、それを実現するためにがんばるようになります。やがてそのエネルギーは日本全体に広がり、いつの間にか GNP 成長率で一位の座を獲得し、日本は世界一の国になるのです。
 とまぁ、ここまで来ると大げさですけど、オタクの経済効果は888億円程度ではないという事です。

 と言うことで、「オタクってきも~い」と言われたら、「オタクは日本経済の救世主だ」と言っておきましょう(笑)。

 と言う持論を経済系学部に通う人に言ったら「よくそんなことを考えられるね」と言われた鈴響です。

“ネット声優”

 ブロードバンド(高速通信網)が普及した今日では、音声データをやりとりすることも簡単に行うことができます。同人音楽の分野でも、ドラム、ギター、ベース等を各自で練習・録音し、一人のところに録音データをまとめてミックスダウンすると言うことも容易になりましたし、締め切り間際の作家が FTP で印刷用のデータを印刷所に入校することも簡単にできるようになりました。

 そんな今日、同人ゲーム制作やドラマCD制作という現場では、オンラインを通じた音声ファイルの提出という事も可能です。そして、そんなゲームやCDに声を吹き込む人の事を俗称的に“ネット声優”と言います。彼ら・彼女らはウェブサイトなどと言った場所に自分の音声サンプルを公開し、自分を売り込んだり自分を使ってくれる人が訪れるのを待っています。

 さて、そんな“ネット声優”ですが、この単語で一悶着もあります。代表的な例に“ネット声優”という単語は本物の声優に対して失礼ではないか、というものが上げられます。いわゆるネット声優は素人が趣味でやっていることがほとんどです(声優志望の人もいたり、実際にゲーム会社とタックを組む人も居ますが)。
 見方によっては素人と変わらない一般の人が声優という単語がついた言葉を使っていいのか…これが騒動の理由です。私もこの意見には賛成側でして、サイトで紹介する時は“ネット声優”という単語を用いず、『ネット上でアマチュア声優活動をしている人』(便宜的にここから先はアマチュア声優とします)としています。

 何故このようなことを日記で書くかと言いますと、音楽活動をしているとそれらの人達と関わる機会が多くなるからです。たとえば、以前ドラマCDに携わったことがありますが、その時もアマチュア声優の方々と話す機会がありました。どちらかというと今は、ボーカル曲のコピーを多く作っている関係から、コピー曲に自分の歌声を当てはめてサイトで公開させてほしいと言う話が多いのですが、その関係でもアマチュア声優と話す機会が多くあります。
 先日、メールで「今でもネット声優という単語が存在するのですか?」という事を聞いたのですがどうやら未だに“ネット声優”という単語は存在しているようです。お話しした相手は“ネット声優”という単語が嫌いな方でして、自分も積極的には用いないと言ったことを話していました。

 声優は職業として日本では広く認知されていますから、“ネット声優”という言葉は誤解を与えてしまいかねません。ですから私も“ネット声優”という単語を用いるのは否定派です。否定するとなると別の呼び方を考えなければなりませんが、それほど普及している単語は見受けられないようです。と言うことで私は便宜的ではありますけどもっとも意味合いが近い“アマチュア声優”と呼ぶようにしています。“ネット声優”はネット上で活動していると言うことを端的に示しているのでしょうけど、『ネット上で活動を展開する声優』と言う意味になってしまい、やはり声優という単語を用いてしまいます。
 職業に対するイメージという物は恐ろしい物で、声優はやはりプロフェッショナルです。勿論他の職業もプロフェッショナルです。ですから、それらの単語を安易に用いるのは誤解を生む元になります。ですから、自分はアマチュアであると言う事を自分自身に言い聞かせるためにも“アマチュア声優”と呼ぶようにすることを個人的にはお勧めします。
 ネット上で活動していると言う意味を示す単語は消えてしまいましたけど、アマチュアの声優として活動を展開できるのは芸能人とネット上で活動をしている方ぐらいでしょうから、“ネット”という単語が消えても特に問題はないように思えます。

 と言うことで、私自身は、“ネット声優”と言うよりは“アマチュア声優”がもっとも適した言葉だと思っています。

 関係ないですけど、私がジブリ作品をさほど好まない理由は芸能人を声優として起用するからなんですよね。彼らは体を使った演技は非常にうまい物がありますけど、彼らの演技は『声と表情と体』を用いることが主体ですから、『声だけでの演技』となるとやはり本職の声優には負けてしまいますね。

2005年4月19日 (火曜日)

おかち持ち検定準二級

畳一畳

 今まで数々の物を自転車に乗りながら運んでいました。A2の図面ケース、物干し竿、1000ピースの額………そして…私は伝説へ歩み出す。
 面積のA2図面ケース、長さの物干し竿、重さの1000ピースの額………それらすべてを複合した最強の物体を私は今日搬送することに成功した。それは………。
 畳一畳分の断熱材(厚さ25ミリ)。

 ふぅ…風にあおられる…。

2005年4月20日 (水曜日)

タイトル未決定

やっぱり一ヶ月…

 当初の予想通り…という事になるのですが、やはり、一回目の地震から一月後に最大の余震が発生しましたね…。前回の地震が3月20ですから、ぴったり一月になるのですが、予想とは怖いものです。
 地震が起こった場合、余震が発生することがありますが、だいたい一ヶ月がたった頃に大きな余震が来ることがあります。新潟の時もほぼ一ヶ月だったはずです。今回もその中の一つ、と言うことですね。

訃報! 鈴響家の“Windows Meたん”逝く

 私が手塩にかけて育ててきた“Windows Me たん”が、昨日の機能専用回線経由の親の電話により、訃報を告げられることとなりました。具体的症状は実際に見ていないので何とも言えないのですが、システムファイルの破損のようです。職場に詳しい人が居るとのことで、その方に相談したところ、リカバリーをすることになったようです。

 パソコンが壊れた時の最終奥義はリカバリーですけど、私はいささか反対派です。なぜなら、システムファイルが破損したぐらいなら、起動ディスクや"options/Cabs"から抽出できる可能性が高いからです。あくまで電話診断止まりですが、私はこの方法で復旧できると思っているのですが、職場にいる方はリカバリーをためそうとしているようです。
 私の手によって超劇的チューニングを行った“Windows Me”はそれこそトラブルウインドウズの様相を全く見せず、非常に快適な OS となりはてています。これがリカバリーによってまた振り出しに戻るとなると………。何より怖いのは修正パッチを当て直さなければいけない、と言うことですね。
 もし復旧に失敗した場合、私が復旧を担当することになりますが、リカバリーなんてされたら確実になおりますがな。どうやら私の出る幕無しです。

 Windows98 以降の OS なら2000とXPを除いて、復旧には比較的自信があります(あら? 98 98SE Me だけになった)。それこそ移動するサポートセンターと称された私。電話一本で家に伺って修復を担当してきました。今までリカバリーに至ったのは一件のみ。所持品には起動ディスクが必ず含まれ、リカバリーだけはさけて復旧業務を行ってきました。それに、 Windows98 は6年以上使い続けている OS ですから、レジストリの改変以外ならだいたいできます。ということで、比較的、修復は得意だったりします。
 それに比べて今回の職場の同僚は………いきなりリカバリーですか、あなた。どうやら一番詳しい人だそうですけど、いきなりファイルを消しに行くところだけは納得いかないのです………。とりあえず、最低限、上書きインストールで我慢してください…。

 ………ちょっと怖くなって、WindowsXPの起動ディスクをあわてて作ったのは内緒です(笑)。

ハーゲンダック

 昨日、コンビニで聞いた会話。

【子供】 「ハーゲンダッツ嫌だ~。飽きた~。」

 な、なんだってー(AA略)。
 この件について現役アイス店員から話を伺いました。

【記者】 「この件についてどう思いますか?」
【桜塚】 「まったく心外よね~。ハーゲンダッツなんて食べてるからよ。アイスはハーゲンダックのバニラ。バニラよ、バニラ!」
【記者】 「あっ…あの…。」
【桜塚】 「これだからわかっていない人は困るのよね~。チョコとか苺とかオレンジとか…。アイスはバニラよ、バニラ! いい? わかった??」
【記者】 「はっ…はい………。」

 たまにはこういうのりもいいかもしれないと思う今日この頃。

春休みの成果

 結局3本ですか………。しかも、みんな途中半端に攻略が終わっていた作品を終わらせただけ…。朱とかクリアしないといけないのに………。
 既に、夏まで予定が埋まり、コミケの移動日程もほぼ決定。むぅ…今年も無理なのでしょうか…。

 コミケは何とも言えないですけど、1日目は参加できないことは決定しました。授業が………。たぶん、これが最終予定になるのでしょうが、12日(1日目)の夜に帝都に出発、13日(2日目)参加、14日(3日目)参加、15日昼前に帰宅そのまま授業へ…。
 ………ハードだ…。今回は3泊4日になりそうですね。場合によっては2泊3日というところでしょうか。

日記レス

 HDD の 名門と言えば HGST ですね。よくわからないのですけど、旧IBMとHITACHIの合同出資会社のような気がします。それとも買収?
 主観的立場で言えば HGST は安定していると思います。私のメインマシンも HITACHI/IBM の HDD ですが、一年間24時間機動に耐えてくれています。でも… HGST に S-ATA 規格の HDD があるかどうかはわかりません…。
 …と思ったら、しっかり発売されているのですね。 HGST と言うよりは HITACHI(IBM) で名前が通っているような気がするので、そちらで検索した方が色々と便利かもしれません。店でも HITACHI と明記していますしね。

 ちなみに、 HITACHI のハードディスクは内部構造的に色々とおもしろい試みをしているらしく、それが発動した時に「にゃー」と鳴きます(笑)。夏は特に………。私は2匹ほど猫が住み着いています(笑)。

法規制に意味はあるのか

 行きすぎた法規制と言えば、オタクの間ではかなり騒がれます。国会が静かに通そうとしていた法案もどこかで露見してしまい、オタク達の間で反対運動が起きて先送りまで追い込む…そんな戦いが幾度となく繰り返されてきました。気がつけば映画での年齢制限は普通になり、ジャンプなどの少年誌での表現抑制も当たり前になりました。

 しかし、落ち着いて考えてみると、法律で縛るという行動は逆に悪くなる可能性もあります。その代表例が『法律で決められていないからいいじゃん』という考えが広がることです。
 どうあがいても法律には抜け道がありますから、その抜け道を縫って色々なことが発生しています。合法ドラッグ…いわゆる脱法ドラッグはその例の一つですね。

 結局、道徳的部分を法律で規制してしまうと、悪くなることも考えられると言うことです。

 しかし…喫煙者のマナーを含め、世の中すごい物がありますね。喫煙者と一つでくくってしまうとアレですけど、喫煙者の中の一部、なんですよね。でも、喫煙者には変わりなく、結局、全体的に規制を受けてしまい、その抜け道を探す人が増え…といういたちごっこが始まります。
 昔、ヤクザが地回りをしていた頃の方が治安がよかったりしますし、法規制がなかった時の方が雑誌での表現も緩やかでした。法規制というのも考え物ですね。

 子供は親の鏡、と言いますけど、子供の頃からの躾…具体的に言えば、道徳心のはぐくみが行われていないと、このような社会になってしまうわけですね。それに、少年・少女向け雑誌を作るのは大人ですから、大人が一番気をつけないといけないと言うことですね。
 子供は親の背中を見て育つ、と言う言葉でも明らかですけども、子供の行動は親やその他の大人の行動によって変化していきます。学校の先生や漫画の作者、映画監督等の表現をする側を一方的に批判する前に、まずは自分を批判することを覚えた方がいいですよ。

 結構、親って、自分の責任を認めないところがあるんですよね…。そして、出版社も売れればいいかなと言う考えに基づいて動くことが多いですよね。

よりよい言葉を追い求めて

 とある番組で、「微乳は普通なのか巨乳なのかというグレーゾーンにある乳(Cカップ前後)の事を差す」と言う発言がありましたけど、それは違うようなきがしませんか? どちらかというと、微乳って、『乳と言えるほどあるのか無いのか』と言うあたりの事を差すと思うのですが…どうでしょうか?
 ランク付けで言うと、『無乳 → 微乳 → 貧乳 → 普通 → 豊胸 → 巨乳 → 爆乳』と言う感じで並ぶと思います。微乳と貧乳の並びもまた微妙。逆かもしれませんね。

初出: 2005年4月11日
更新: 2005年4月20日
著作: 鈴響 雪冬
Copyright © 2005 Suzuhibiki Yuki

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