2004年9月の日記 4冊目

2004年9月24日 (金曜日)

0点チャンピオン!

鳥の詩

鳥の詩の英語…すなわち、『鳥の詩 Xmas Season Edition Ver-2004 [English-Style]』の歌詞を見ていると、格好いい英訳だよ、と思ってしまいます。
テキストにもあるとおり、Maureen Ai さんにやって頂いたわけですが…本場で覚えた英語とは凄いものです。
この鳥の詩の訳詞ですけど…三つほどバージョンがありまして、一つは私が訳したヘタレ英語バージョン、もう一つは英語の先生に頼んだバージョン、そして、最後に Maureen Ai さんに頼んだバージョンです。
この訳詞は、Maureen Ai さんの訳です(ダウンロードファイルのテキスト参照)。

We gazed above at the fading jet tail.
Hiding form the light.
We were always so weak.
Since that day, we could not remain the same.
So full of regret, we can no longer stay together.

The bird flutters, still learning to fly, yeah.
But knows with command of the wind, there are places a far waiting to be reached.
So full of hope to get there one day.

Children walking on train tracks with bare feet,summer winds brushing against them.
Far behind, memories of days passed, and carrying with them hopes to flight away.

We chased after, following the fading jet trail.
Soaring over the hill.
Since that day we remain, unchanged forever,looking straight ahead, keeping our bearing.
Like that of the sea god, we will keep our strength.
I'm sure.

これを日本語に訳すと、原曲とは違った…ある意味、詩的な歌詞ができあがります。

私達は消えゆく飛行機雲の跡を見つめた。
見上げた空、太陽の光によって視界は覆い尽くされる。
私達はとても弱かった。
その日以来、私達は変わらずにいることができなかったからだ。
もはや一緒にとどまることができないから、私は、悔しい気持ちで心が満ちてしまった。

あの鳥は、まだ、羽根を羽ばたかせて空を舞うことを知らない。
でも、風の声と、遠くに存在する行くべき場所があることを知っている。
彼らは、何時の日か、その場所にたどり着こうという希望に満ちている。

線路の上を歩く子供達の足下を、夏の風が撫でていく。
彼らは歩いていく。遥かなる向こうに、日々の記憶と、羽ばたくための希望を持ちながら。

私達は、消えてゆく飛行機雲の後を追った。
丘の上を越えよう。
その日から、私達は不変永久に、真っ直ぐ歩き続け、この関係を壊さずにいるだろう。
海神の心のように、私達は私達の強さを保ち続ける。
それだけは確実に言えることだ。

Maureen Ai さんは、殆ど機械的に英語に訳された歌詞を捨て去り、原曲を聞き、日本語の歌詞を見て、曲にあわせた歌詞を作り上げてくれました。
その上でこの曲が成り立っているのです。
多くの人に支えられていることを私は感謝します。

まじヤバ!? 捨て身の数学。

タイトルはプリキュア風です。

「たっだいまぁ~。」
「お帰りなさい、雪冬さn………。」
「ひゃっほー、みいな~。ただいまぁ~。」
「わわわ…。」
「ん~♪」
「雪冬さん………重い…。」
「もう、失礼ね。」
「で、どうしたのですか?」
「ふふふ…。」
「わ…昼間からお酒? しかも、学校に行く前に買ってきた…梅酒…。」
「さぁ、みいな。乾杯よ~。」
「えっ…ぇ?」
「ん~♪ やっぱり、時代は梅酒よ♪」
「あの…お楽しみのところ悪いのですが…。」
「どうしたの?」
「何かいいことでもありましたか?」
「ふふふ。よくぞ聞いてくれました。いいことも何も、人生変わるわよ。」
「?」
「再テスト、100点確定!」
「わ…おめでとうございます。数学系の教科を全て落としている雪冬さんが数学系の教科で100点を取るなんて…。」
「…全て落としている、というのは間違いよ。構造力学1は落としてないわよ。」
「………ぎりぎりだったくせに…。」
「…むぅ…。」
「でも、とりあえずおめでとうございます。どんな問題が出たのですか?」
「それがね…あの先生らしいわ…。二問。」
「…。」
「一問50点だとして合格ラインは60点。すなわち、両方正解しないと失格。」
「………厳しい世界ですね。」
「一問40分掛けて解いてきたわ。」
「………それは掛けすぎでは?」
「おかげで100点は頂きよ!」
「…あの…どこからその自信が………。」
「友達とテストが終わった後、答え合わせしたら、二問とも正解♪」
「わ…それは確実ですね。」
「でしょ? これが飲まずにいられますかぁ~?」
「あの…そのマイクとミラーボールとスポットライトと回転式お立ち台はどこから用意したのですか?」
「乙女の武器だもん。」
「………最近、そのネタ好きですね。」

やおいですね…。

アレの続き

【画像】 Officeアシスタントに『おまえを消す方法は何だ?』と聞いたら、おまえには無理だと言われた。

…あまり面白くない罠…。

越えよう。そして行こう。さらなるたかなみへ!

今日気が付きました。
昔私が運営していたサイトは1061日目にして閉鎖。
そして…このサイト、今日をもって、運営開始から、1074日目。
越えました…ね。
これで一つ、けじめが付いたかな、と個人的には思います。
何らかの形で関わったウェブサイトも先日の希望風のリニューアルで、6つ目。
ネットワークというものを感じます。

ReSin-ens の伏線

サイトにあがっているのはゲーム版のシナリオです。
5人全員のヒロインが登場して初めて一本のシナリオになるのです。
すなわち、スタンダードアローンではないため、彩音シナリオを全て読んでも裏に隠された伏線を知ることは全くできないのです。
ということで、来年の夏辺りまでに新たに書き直した ReSin-ens を同人誌という形で公開出来ればいいかなとおもい、シナリオを書き直しているところですが…。
想像以上に長くなりそうな予感です(ぇ 。
…まさか、プロローグだけで、丘の上の物語の一人分の物語になるなんて、口が裂けたら言えませんよ、あはは。

もっと考えて欲しい (20:50)

さっきまで画像の整理をやっていました。
出てくる出てくる画像画像………。
もうね、右クリックでフォルダのプロパティーを出して見ることができるファイル数が 28,000 なんて行っても全然気にならなくなりました。
しかし、これを全て整理し直すとなると死活問題。
爆発的な作業量になるのです。
私のフォルダは

MyPicture
    ├ ゲーム ─ 会社 ┬ オフィシャル ─ 作品 ─ キャラ名
    │                └ 二次創作     ─ 作品 ─ キャラ名
    └ アニメ ─ 作品 ┬ オフィシャル ─ 作品 ─ キャラ名
                      └ 二次創作     ─ 作品 ─ キャラ名

という雰囲気になっているのです。
まず、ゲームとアニメを分けて、会社名でわけ、作品の著作で分け、作品、キャラクターと続きます。
もちろん、カテゴリに分類されるべき画像の枚数が少なければ、キャラ名まで区別されないこともありますが…。
で、私の目で分類出来なかった画像は、服装等といった容姿で分けていきます。
この作業の時間のかかることかかること…。
画像掲示板に行って、片っ端から落としていったん一つのフォルダに保存したあと、分けているのですが、その作業を次の機会に…なんて言ってしまうと大変なことに…。
本腰を入れて作業をしないといけなくなってしまいます。

ここで、一つの考えに行き着くわけです。
本来、OS とは、人間の行う単調な動作を変わりにやってくれるという機能も兼ねているはずです。
多少の作業は我々人間がやるとして、データベースの構築なんて言うのは個人的に OS のタスクになるべきものだと思うのです。
そこで、提案。

【画像】 右クリックメニューを表示したところ。 右クリックメニューで出てくる『アイコンの整列』の次のサブメニューに、名前毎に並び替えとかいう機能があるのですから、『ゲーム会社毎に並び替え』とか『作者毎に並び替え』、はたまた『キャラクター毎に並び替え』、『服装毎に』…『装備毎に』…『身長毎に』………なんていう機能を付ければいいのです。
もちろん、学習能力があるので、段々と利用者の趣向を覚えて、フォルダを開くと並び替えが終わってるという状態になります。
これはきっと、とても気分がいいですよ。

これなら、画像整理作業から解放されて、貴方のパソコンライフがより快適になるはずです♪
まったく…未だにこの機能を搭載してないなんて…。
もっと利用者のことを考えて欲しいものですね。

気になる作業

グラフィックと Windows とメモリの限界に挑戦

【画像】 三次元透過 [JPEG:1024*768*99KB]

ソフトを二つ駆使して、透過と3Dを実現してみました。
メモリを大量に消費するので、お勧め出来ません。

JPEG 圧縮エンジンにフォトショップを使っているのですが、フォトショップも透過したら編集がしづらくなりました(当たり前田のクラッカー(ぉ))。

アクセスログより

検索ワード: "日記 音楽 恋愛"

…恋愛と音楽までは何となく理解出来るのですが…日記って…。
………………………。
日記で引っかかるのですか…_| ̄|○

2004年9月25日 (土曜日)

You make me 夢中

日記レス

…最近、いきなり日記レスから始まることが多いような気がしますが、あまり気にしていない鈴響雪冬です(挨拶)。

…ということは、『やおい検定』一級所持者…なんていうのができてしまうのですか…。
文章中に『やおい』という単語を効果的に用いることによって、文章に非常に高次元な意味を与えることができる、と言うことにしておきましょう(ぉ 。

BGM: Every Day Every Time
出典: [Triangle] いもうと観察日記

そういえば、この曲…『You make me 夢中』という歌詞がありますけど…これって、アレですよね………。
………………………(20秒経過)。
と、とにかく、英語の発音と日本語の発音をもじらせて、二つの意味を持たせる技です。
『You make me 夢中』を若干(「わかせん」とは読みません)言い換えると『夢に夢中』になりますね。
意図しているかどうかは不明ですけど、気が付いた、ということで。
………歌詞が電波なので、ねらっているとは考えられないような気もしますけど…(苦笑)。
関係ないですけど、パソコンのスペックがあがると、歌詞表示もなめらかになりますね(ぉ 。

思考回路なんて、とっくの昔にショートして熱を帯びていますが、何か?

…突発的に浮かんだ台詞。

【音瀬】 「彩ちゃんを襲うんですか?」
【居元】 「どこからその情報を…。」
【音瀬】 「私も混ぜて♪」

………あの日以来、元から狂っている思考回路が更に狂い始めた予感…。

ところで、全く関係なくて申し訳ないのですが、新型 PS2 はどうして、あんなにも重力に逆らおうとするのですか?

M@D

…久しぶりに凄い M@D を見ました。
まぁ、長さもありますし、画面も大きいですし、画質もいいので、それ相応の容量なのですが…。
『こもれびに揺れる魂のこえ』を知っている人は見る価値があるかと。
………私は知らないんですけどね(笑)。

【外部リンク】 G2 ~Graceful Gloria's MAD room~

それにしても…世界観がよく伝わってくる MAD です。

SP2

Windows XP SP2 のインストール CD-ROM が届きました。
何時インストールしようかな…。

可愛い…。

【外部直リンク】 [pya!] すいません チョットCDドライブ入替えますよ

猫の手も借りたい…。

ネタ?

彩音 * 直哉

「わっ、重いから駄目です。わ、きゃっ…。」
「大人しくしろ。」
「わわ、止めてください………。駄目ですよぉ。」
「んっ、と。」
「…………。」
「ずいぶん大人しいな…。ほら、目あわせてみろよ。」
「あ…ぅ…。」
「?」
「あの…重くないですか?」
「あのな、抱っこってのは、体だけじゃなくて、心ごと抱っこするものなんだよ。軽いもんだぜ?」

悩みどころ………

とっても面白いスパムメールが届いたのですが………。
これ…紹介してしまうと18禁ギリギリになりそうな予感です…。
まぁ、中身としては AV の広告なのですが…あっ、音楽サイトだからと言って、オーディオビジュアルではないですよ?
しかしまぁ………はっきり言ってしまえば、全部私の趣味からはずれている(w 。
とりあえず、公開は見送ります。

あっ、そう言えば、皆さんの手元にこんなスパムメールが届いているかもしれません。
無料チャンネルはもちろんWOWOW・スターチャンネル・グリーンチャンネル・アダルト等の有料チャンネルもケーブルテレビ会社と契約せずに無料で視聴できる魔法のようなチューナーをご存知ですか?この万能CATVチューナーがあれば永久に月々の料金を支払う必要はありません!
これですけど、電波法だったか独占禁止法だったかに記載されている、『研究目的での~』とかいうもので、実際にこういったチューナーは存在していますし、違法でもありません。
ただし…電波や映像の研究目的で使うのなら、ですけど。
普通の目的で使う場合は違法になりますので、きちんと料金を支払ってくださいね。

新曲… (22:52)

新曲…とまでは行かないのですが、二曲公開しました。
一つは、みずいろのフルバージョン。もう一つはDays 漢のMIDIファイルです。
Days 漢は…ただ単にギターの打ち込みがやりたいだけで作ったというデータですから、アレンジの質は問わないでください(笑)。

2004年9月26日 (日曜日)

男の手料理

日記レス (00:11)

確かに、この歌声は独特ですね…。
耳にまとわりついてくる曲というか…。
こういう曲は小説を書くときには適さないので、ネットを彷徨っているときぐらいでしょう。
私の場合、テレビは見なくてもずっと付いているので、それが BGM になっているときも多いですが、小説や、サイトの更新をするときはパソコンから曲を引っ張ってきます。
2000曲、50GBのライブラリを探してくるのは大変で、未だに聴いていない曲があったりするのですが………。
そう言った曲から、『ピピーン』と○ゲーのヒロインの電波な髪の毛が反応するような曲を見つけると、うれしいものがありますね。

BGM: PAPAPAPAPANTSU~だってパンツだもんっ!
歌: 高野真由子 & いちごパンツ隊
出典: [Cadath] DA・パンツ!!

日記と小説の天秤

人間のタイピング能力…というよりも、私のタイピング能力にも限界は存在するもので、2年前なら、一日 30KB が限界でした。
これだけの量を書くためにはそれ相応の体力も使いますし、何より、文章を考えるには非常に頭を使います。
30KB となると、15000 文字。原稿用紙にして 37 枚の量になります。
流石にこれだけの量を書くとなると、他のことは手を付けるわけにはいきません。
特に、文章…。

例えば、小説を書くと、その日の日記の量が減ります。
小説を書かない日は、日記の量が減ります。
方程式に当てはまりそうですが、X+Y=Z なのです。そして、Z=30KB 。
どれだけがんばっても、この枠組みを抜けることは無理でしょう。
疲れてしまいますから。

どれだけがんばっても、越えられない壁があるとしたら、この壁でしょう。
しかし、何度もその壁に挑むことによって、30KB を 40KB に動かすことは可能でしょう。
それを成長と言います。
正直、私のタイピング速度はそろそろ限界だと思います。
ここ数年、変化がないですから。
となると、他の部分にスピードアップの鍵があるのです。
例えば、『ミスタイプ』や『変換精度』、『小説を考える思考能力』などでしょう。
変換精度は ATOK17 と 雪解け水辞書 でかなり高くなっています。
残りの二つは私に起因するものですね。
ミスタイプは意外と多いものです。
私は、通常の文字…すなわち、ローマ字で平仮名を打つために使うキーと、BackSpaceShiftCtrl のあたりは完全に覚えていますので、楽に撃つ(←漢字がおかしい)ことができます。
また、N88-BASIC で培ったアルファベッド入力も健在ですから、英文混じりも比較的早く入力出来ます。
ここまで来ると、問題がないように見えるのですが、一つだけ私にある致命的欠陥が…。
私はローマ字が苦手です。
パソコンを使うためにローマ字を覚えた口です。
そのため、『にょ』のあたりはまだましですが、それ以外の文字は…特に、第二表…『イェ(ye)、ウィ(wi)、ウェ(we)、ウォ(wo)、クァ(kwa)、クィ(kwi)、クェ(kwe)、クォ(kwo)、ツィ(tsi)、トゥ(twu)、グァ(gwa)、ドゥ(dwu)』、になるととたんに入力速度が落ちます。
それを回避するため、私は、先頭の文字を打ち、小さい文字は別途入力しています。
これがなければ、大分早くなりそうですね。

ただ、やはり最大の壁というものは、思考能力でしょう。
場合にもよりますが、小説を書くという作業はリアルタイムのように感じます。
いったんノートに書いてあったとしても、それを見ながら、更に言葉を付け加えていきます。
その付け加える作業はその場その場で行っています。
前後の文章を見比べて、そこにあった言葉を差し入れていく。
この作業が意外と大変です。
なにせ、過去の自分の思考と今の自分の思考が入り交じるわけですから、文章に統一感やなめらかさを出すためには何度も見直す必要が出てきてしまいます。
また、語彙も問われてきます。
小説を書く速度を上げるためには、この部分の修練が必要なのでしょう。

そのためには多くの文章に目を通す必要もあるでしょう。
一時期は、一ヶ月で二万円近く小説に出していたお金も最近では減ってきています。
単純に、生活にをするためにお金が必要になった(課題を出すためにお金が必要)というのもあるのですが、微妙に無駄遣いが増えたような気がします。
これから ReSin-ens を書くためにはもう少し無駄遣いを押さえた方が良さそうです。

結局、自分専用の辞書を作り上げ、その中から素早く言葉を呼び出す能力が必要なのでしょう。
そうすれば、考えていることがすぐに文章に置き換えることができるとおもうのです。
伊奈かっぺいの台詞の中で、『人間は考えたことの 1/10 しか文章にできない。書いた文章の 1/10 しかしゃべることができない』という言葉が非常に頭に残っていて離れません。

BGM: そらのいろ、みずのいろ
作曲: 菊田裕樹
作詞: rie kito
歌: rie kito
出典: [Ciel] そらのいろ、みずのいろ

食生活

やつれた?

と、一言で表現してもいいのですが…。
起きる時間が遅くなると、自然と朝ご飯(昼ご飯)も遅くなります。
となると、夕ご飯の時間が遅くなります。
段々と作るのが面倒になって、夕ご飯を食べないことにすると、一日一食になって体に悪いです。
かといって、作るとなると、寝る直前ぐらいの時間に…これまた体に悪いです。
………生活改善、再び?

BGM: 夢冒険
歌: 酒井 法子
出典: [アニメ] 三銃士

…ところで、この曲…。
アニメで流れていた時の方が元気があって好きなのですが…。
アニメの OP は、流れたときに発売されていない曲、つまり、仮ミックスで流すパターンもあります。
個人的には、きちんとミックスされた方が嫌いになることが多いです。
この曲もその曲の一つです。
後一つ、代表的なものは、『名探偵コナン』の OP テーマになったガーネット・クロウの『Mysterious Eyes』もそれに当てはまります。
何であんなに元気の無い曲に仕上がってしまったのかと、CDを買って存した気分になりました。
ちなみに、成功したと思うのは、『[minori] 春の足音』のOPテーマになった『春 -feel coming spring-』ですね。
初めてフルバージョンを聞いたときは違和感がありましたが、数回聞いている間にこっちの方がお気に入りに…。
天門さんやドンマッコウさんは、コンプレッサーの効きが弱めなので、好感も持てますしね。
厳密に言えば、Two-Five の雇っている、マスタリングエンジニアに好感を持てます、とするべきですか?

BGM: 春 -feel coming spring-
歌: 原田 ひとみ
作曲: 天門
出典: [minori] 春のあしおと

我々の科学力

よく、幼なじみは恋愛になり得ないという話を聞く。
何故だろうか。
考えてみると、単純だ。
人間はある時、ふっ、と、その人に魅力を感じるという。
では、そのタイミングとは何だろうか。
女性と男性では反応する内容は違うとは思うが、私が考察するに『ギャップ』や『単純な仕草』だと思う。

幼なじみとはいかなる存在だろうか。
幼馴染みの一般的な定義は『子供の頃に仲良くしていた人』である。
すなわち、自分の幼少期を知っている人物である。
成長を共にする幼馴染みにたいして、ギャップなどを感じることはないだろう。
側にいすぎるためにその人の変化を全て受け入れてしまい、ギャップを感じることがないのである。
単純な仕草だってそうだ。
幼馴染みがする単純な仕草はもはや『癖』として受け入れられてしまう。
近すぎる存在とはこういうものなのだろう。
表も裏も、全て見てしまったが故に、魅力を感じないのである。

ちょっと面白い例があるので、取り上げてみようと思う。
ゲーム『Wind』で、みなもが主人公を問いつめるシーンがある。
エンディング間近のあのシーンだ。
あのような切迫した表情を今まで主人公は見たことがないのだろう。
まくし立てるみなもに対して、主人公は何も言い返すことができないからである。
自分の知っている幼馴染みであるみなもの見たことがない表情、すなわちギャップを主人公は目にした。
シナリオ中でも、そのシーンの前後では主人公の態度が大分変わっている。
ここから得られる結論は、主人公は M だった…というものではなく、今まで見たことがないみなもの別の一面に主人公は気が付いてしまったと言うことである。

Kanon の名雪もそうだ。主人公は名雪のあそこまで落ち込んだところを見たことがない。
すなわち、ギャップなのである。
今まで単なる従姉妹だった名雪が、一気に弱いものに見えてしまい、その結果、守ってあげたいという心が芽生えたことになる。

しかし、ここに一つの共通点がある。
この二人は、一定期間離れて過ごしている。特に、精神的に最も成長する時間である、中学校時代を。
もし、この時代を一緒に生きていたなら二人の未来はもしかしたら変わっていたのかも知れない。

さて、ここまでのことに対してもう一つ提案してみるとしよう。
それは、二人がずっと一緒だった場合である。
私が思うに、これはきわめて希な例だと思う。
成長するに従い、お互いは距離を置くのが自然であるからである。
そこをねじ伏せ、あえて、距離を近くに置いた場合はどうなるであろうか。

一般的に、男性よりも女性の方が2次性徴が始まるタイミングが早い。
2次性徴とは、より男性らしく、より女性らしくなるための成長である。
この時期、男性も女性もホルモンバランスが変わっていく。

男性は一般的に、女性の胸に心引かれるという。
人間に最も近いと言われる、類人猿(オランウータン・チンパンジー・猿など)は雌のおしりに気を引かれる。
この違いは何であろうか。
歩行の違いに現れてくる。
四本足歩行をした場合、視界にはいるのは何であろうか。
それは、胸ではなく、おしりである。
そのため、おしりが発達し、また、雄はそれに対して魅力を感じるようになったのである。
人間の場合、直立歩行をする。
おしりは見えない。
そのため、女性は考えたのである。
その結果、自分の体の強調する部分を、男性の視界に入りやすい胸に持ってきた。
そして、男性も胸に引かれるようになっていった。

2次性徴は、大きく外見も変化する。
目の前で刻々と変わっていく女性に対して、男性はギャップを感じるようになり、ある日突然、恋心を描くのであろう。
しかし、女性は成長をしない男性…すなわち、ギャップを生み出さない男性に対してあくまで普通の友人として付き合ってしまう。
やがて、男性の成長が女性を追い越すとき、女性は男性の魅力に気がつき始める。
しかし、魅力と恋愛感情は必ずしも、イコールではないと思われる。
この公式が成立してしまった場合、世の中の幼馴染みはみんな付き合っているだろうからだ。

このように幼馴染み同士の恋愛には何かと複雑な点が多い。
しかし、一言でまとめると、以下のようになる。

恋は盲目。
すなわち、何時始まるかわからないのが恋なのである。
一部では、繁殖スピードを抑えるために人間が密から付けたリミッターであるという説もあったりするようだが、結果的に、よくわかっていないのである。
単なる電気の信号で動いている人間なのに、現在の技術を持ってしてもその動きを解明出来ない。
一電子記録媒体(一つの電子で (+ -) すなわち 01 を作りだし、1ビットの記録容量を作る。それを複数億個作り、一つの記録媒体にしたもの)を作ることができるほど、我々は電子を含めた微粒子の世界に踏み込んでいるにもかかわらず、である。
これは、我々の科学力がいかに劣っているかを示していると共に、我々の手に触れられないことであることを示しているように見える。

とまぁ、書いてみたものの、私が恋愛ネタを書くと妙に説得力が皆無になるのは何故でしょうね(苦笑)。

恋は盲目
 ギリシャ神話における恋心と性愛を司る神『エロス』が持つ黄金でできた矢が刺さると恋に落ちると言われている。しかし、エロスは目を瞑っているため、何処に落ちるかわからない。転じて、恋は何時何処で誰に対して始まるかわからないことを指す。周りが見えなることではない。小説を書くときには是非とも注意したい点である。

BGM: 夢の人
歌: 武田鉄矢 一座
出典: [映画] ドラえもんのび太と夢幻三剣士

この人に ぴんと来たら 110番

○○の秋、にたとえられるように、私はその中に、恋の秋というものがあっていいと思う。
おおよそ繁殖行動は春に行われることが多いが、人間には季節感が欠如しているらしく、年から年中繁殖しようと思えば繁殖出来るのである。
まぁ、私にとっては秋とは『読書』や『食欲』の秋である(何時も食べているくせに、というツッコミは余計だ)。

さて、食欲を満たすためには食べるというプロセスが必要になり、その前には料理というプロセスがある。
料理を行うための食材の確保も食欲を満たすためには必要だ。
幸い、我々人間社会では、生産と消費という項目が別れているため、一般消費者は農家の方が作ってくださった作物を買い取り手軽に調達することができる。
何とも便利な世の中になったものだ。

料理と言えば、一つ思い当たることがある。
よく、『趣味は料理です』なんて言う人がいるが、これは危険人物だ。
もう、110番を掛ける用意した方がいいだろう。
特に、顔もけっこう美味しく頂けそうな、好青年だったら、危険度は測定出来ない。

クラスの中に三国志にやたらと詳しい人が必ず一人いるように(私もカウントされる)、クラスの中や職場の中で、必ずこういう男がいる。
『あっ、趣味は料理なんですよ。仏蘭西料理とか作れますよ。』
っていうやつだ。
これを聞いただけで、辺りの女性陣はその人に対して一気にラブラブ光線(死語?)を放ち始める。
それを満面の笑みで受け取る男性。
まぁ、この女性陣の中にいるかどうかは計り知れないが、この男は一人の女性と結婚するだろう。
端から見れば、夫婦円満だ。

さて、この男がなぜ危険なのかを未だ説明していなかった。
前述したとおり、料理は人間が生活をする上で必要な衣食住の食を担っている。
こんな重要な『食』を趣味で片づけられては困る。勘違い甚だしい。
まぁ、ここまでなら許せるだろう。
問題はこの後だ。

自炊生活や家族のために料理を作る人ならわかると思うが、料理とは冷蔵庫の中の残り物との格闘である。
一週間分の献立を考え、それに見合う食材を買ってくるにもかかわらず、必ず週の終わり頃には余り物が出てくる。
そう、真の料理の姿とは、この残り物をいかにして衛生的に調理し、食べられる状態にした上で、残りもとわからせないことなのである。
日々台所に立つ人たちは、この大きな難題を毎日こなしているのだ。
そのことに敬意を表する。
「茶碗に一粒ご飯を残せば片目が見えなくなる」なんていう言葉に形容されるほど、食材は重要なものだ。
自分のために死んでしまった植物や動物に我々は感謝すると同時に、最後の全うさせてやるのが我々の使命である。

しかし、この男はどうだろう。
ひとたびこいつが包丁を握ったら最後、台所は燦々たる有様だ。
「よし、俺がおまえのために料理を作ってやる」なんて言い出したら逃げ出した方がいい。または、素直に台所を明け渡してはいけない。
こいつは危険だ。
この男、料理をするためには香辛料が足りないとか、赤ピーマンと黄ピーマンが無いとか言い始めて買い物に行ったあげく、大量の食材を買い込んで帰ってくる。
この時点で家計を圧迫してしまう。
しかし、男はお構いなしだ。
さて、料理を始めたとしよう。
野菜を炒める音や包丁のリズムが聞こえてくる。
そのリズムが地獄へのカウントダウンに聞こえてしまってしょうがない。
数時間後、「おまたせ」なんて言ったあげく、いつの間にかテーブルの上にはクロスとランチョンマットがひかれ、真ん中にはローソクが立っている。
ムード満点のこの雰囲気、男は大満足だ。

「さぁ、料理を食べようじゃないか」なんていう男の誘い文句に女性は乗り、男の手料理を食べ始める。
流石、自分から言うほどだけあって、その味は完璧だ。
そこらのシェフと言っても間違いはないかも知れない。
二人で楽しい時間を過ごし、後かたづけが終わると男は手を振って玄関を出た。その顔は満面の笑みだ。
男の脳味噌の中だって「今日は完璧だ」なんて思っているはずだ。
しかし、それは男の妄想。現実はもっと厳しい。いや、一番辛い現実を味わうのは、料理を食べさせてもらった方の人だ。

次の日の朝ベッドから目覚めて、さわやか気分。
さて、朝ご飯をつくらなきゃ、と立った先は台所。彼女は冷蔵庫を開けて絶句する。
そこにあるのは見たこともない食材。
昨日の料理で使い余したであろう、おおよそ使い回しのできそうにない食材がごろごろ転がっているのである。
なんだか知らない細長いネギみたいなやつとか、ピーマンだけどピーマンじゃない物体。
これを食べるために浮かぶ手段は『佃煮』しか無いんじゃないかと思わせる食材が転がっている。
気が付けば、シンク周りに見たことがない小さい瓶が置いてある。
手に取ってみると、どうやら香辛料のようだ。
そういえば、昨日の料理に緑色の粉が降りかかっていたっけ、なんて気が付いてももう遅い。
手に負えない食材なのである。

数日が経ち、冷蔵庫の中もいい具合に減り始めた頃、男の残していった使い道がわからない食材だけが冷蔵庫の隙間を埋めている光景にため息をつくだろう。
手に取ってみると所々変色し、食べられそうにもない。
普段ならこんなことはないのだが、自分の知らない食材を料理すると言う怖さを彼女は知っているし、悪くなった食材がどんな悪さをしでかすかも彼女は知っている。
彼女はそれらの食材を手に取り、生ゴミとして処理してしまう。
この時初めて女はあの男に対して険悪感を覚えるのである。

男は二週間に一度、彼女の家に来ては仏蘭西料理を作る。
それを美味しく頂いた後は、地獄が待っている。
悪くなった食材をすて、自分の知らない食材を冷蔵庫に入れられる…そのサイクルがしばらく続いた後、別れを告げられた男は、彼女の家には来なくなる。
彼女は平和を取り戻したのである。
冷蔵庫は家の鏡。他人に侵される領域ではないのである。

一方、あの男はというと、相変わらず非生産的な行動を何処かで繰り返しているのであろう。
食材を買い込んでは残った食材の処理を他人に任せる。
彼はいったい毎週どれだけの食材を使い切れずに捨てていくのであろうか。
『料理は趣味なんです』と言う男、特に、数週間に一度しか料理をしない男にろくな人はいない。
気をつけてくれたまえ。

今宵も

100KB 越えそう。

冊子版 ReSin-ens 制作日記

彩音を守る

「さて…まずは上からだな」
 そう言った男の手が彩音のタートルネックシャツに伸び―――一気にまくり上げた。目を瞑っている彩音。さっきまでは胸元にあった腕も、もはや地面に着いている。男の指が彩音の体をなぞり、そのたびに彩音は手を強く握る。
「なんだかんだ言って感じてるのか? 服の上からでもわかるぜ」
 そんな男の言葉に彩音は何も言わず、ただ寝そべっていた。口はきつく結ばれ、目を瞑る。その姿は…今から起こること…恐怖を予測しているように見えた。
「さっきに比べて随分と静かなもんだな。それじゃあ、さっさと続き、やらせてもらうぜ」
 男の手が再び彩音に伸びる。
 …。
 急激に胃液が逆流し、はき出しそうになった。口の中が苦い…。鼓動が…早くなっていく。知らない間に手を握りしめている自分がいた。
 …こいつら…。
 ………。
 殺す。
 彩音に………彩音に何をしているんだっ!
 沸々と怒りがわき上がってくる。体全体から感じる熱。腕が震える。
 だけど…。
 喧嘩なんてしたこともない。やりたくもない………。
 ………………………だけど…こいつら…まとめて………。
 手のひらから血がしたたる。爪で切ってしまったらしい。だが、痛みはなかった。ただ…苦しかった。
 「助けてっ…」
 そう叫ばれたような気がする。彩音が…俺に向かって叫んだような気がする。もう…理由なんて無い。こいつら…。
 ぴんと張りつめられたピアノ線が切れた。
「やめろっ!」
 気がついたら俺は茂みを飛び出していた。広場に陰が一つ増える。
「んぁ?」
 示し合わせたかように三人の男が俺をにらみつける。遅れて残りの一人が立ち上がった。
「だれだ、てめぇ「直哉先輩っ!?「逃がさねぇよ。」。」。」
 事態の展開に追いついた彩音が走ろうとして、男に押さえつけられる。後ろに立っていた男が彩音を羽交い締めにする。
「もう一度聞く。おまえは誰だ」
 彩音に手をかけていたやつが聞く。
「答える必要は…無い。この場でおまえらは死ぬ」
「ふざけんじゃねぇ」
「それはこっちの台詞だっ」
 …光が舞った。少なくとも俺にはそう見えた。風の流れが変わる。さっきまで吹いていた風はやみ、俺を中心に空気が流れ始める。体中にみなぎる力…。さっきより強い怒りと…憎悪。そして…それとは別の感覚。怖いのに…何処か懐かしい気がした。この感じ…。
 真っ白だ…何もかもが真っ白だ。音がやみ、鼓動が消えた。色が失せ、世界は白と黒に染まる。体からわき上がってくるこの感覚…。まさか…。
………
………………
………………………
「直哉! 直哉!」
「母さん………こっちに来ちゃ駄目!」
………………………
………………
………
 あのときの出来事が瞬時に頭を駆け抜けた。早送りのフィルムのように像ははっきりしなかった。でも、俺の記憶に…それは鮮烈に残っていた。もう一度…俺は…人を殺してしまうんだろうか。
 でも…恐怖はなかった。ただ…繰り返すだけだから。
「彩音から手を離せっ!」
 まだ自分の意識はあった。俺はかろうじてそう叫ぶ。
「おぉ~っと、彼氏の登場かぁ?」
 名前を呼んだことでそう判断したんだろう。一人の男が俺を挑発する。今時はやらないモヒカン頭野郎だ。
「そいつは好都合だ。おまえの前でこいつを犯してやるよ。」
「こんな可愛い子はなかなか居ないからなぁ。」
 背の高い男が彩音を羽交い締めにし、憎むべき彩音をこんな姿にした本人が彩音の体を触る。
「うっ…。」
 力なく…男に羽交い締めにされていなければ立つことすらままならない彩音の表情…そして、足…。男はそんな彩音に対して自分の行為を進める。
 いつの間にか彩音の上着は全てはがされ、かろうじて下着を着ているという状態にまで陥っている。月明かりに彩音の白い肌が反射し、俺は僅かに目を細めた。
「やめないと、貴様らまとめて葬ってやる」
 自分にこんな声が出せるとは思っていなかった。その声は大地を這うように空気の流れとなって、周囲にこだました。
「へぇ~、カッコイイこと言ってくれんじゃぁん?」
 モヒカンがつぶやく。
「それなら、まずは、お前からだな。その後で、このあやねちゃんとやらと好きにさせてもらうとするよ」
 男はゆっくりと笑った。その笑いがまた俺の心を狩り立てる。
 …今のこの俺の状況………この精神的不安定が自分でもわかる。そして、このまま戦うと、どうなるかも予想できる。怒りに任せた行動は、周りを傷つける事を俺はよく知っている。そして…本当に守らなければならないものまで失ってしまう。俺は…何を守るべきなんだ? その守る方法は? そして…守ったら…? 守るべき価値のあるものは?
 …彩音。
 ただ一つ。その単語…その名前…その人…俺の恋人にその答えは全て行き着いた。彩音だけは…守らなければいけない。かつて…俺が守れなかった…母親や…あの子のためにも…俺は…守らなきゃいけない。
 だから…。
「彩音は、影に隠れてろ」
 わかっていた。わかっていたはずだった。俺がこの先犯す罪の重さ。そして、結果。きっとそう…あのときと同じ…。光に包まれた男達は全て死に、そして…俺だけは生き残る…。突然死として男達は…扱われる。俺のこの力で…また人を殺してしまう………。でも…それはそれでいいような気がした。彩音を守る…ただそれだけで十分だ。
 だが…。
「先輩、逃げて下さい!」
 彩音の言葉は俺の思考を完全に停止させた。
「先輩、先輩が…それ以上………。心を落ち着かせて!」
 落ち着けだって…? そんなの無理だ…。もう止められない。だから………彩音…逃げてくれ…お願いだから。俺は彩音を殺したくない。自分の目で彩音が死ぬところなんて見たくない。自分の力で彩音を殺したくないっ!
「あたしは、彼らの言いなりになりますから…先輩っ! 逃げてくださいっ!! 先輩はそれ以上…罪を負う必要はありませんっ! 私が彼らを受け入れれば全てが解決するからっ! それ以上…苦しまないでください」
 …俺の力が暴走すれば…彼らを殺す事なんて容易だろう。村一つの人間を死に追いやることだって出来る…この力…。この力さえあれば…俺は彩音を救うことが出来る。
 ………でも………彩音のためなのに…彩音が苦しんでいる。俺のやろうとしていることは…ただの人殺し。過去と同じ過ちの繰り返し。それで…いいのか? もしかしたら…彩音の言うとおり…ここはいったん引いて警察を呼んだ方がいいのかもしれない。確実性は遙かに高い。三分…三分あれば…近所の家に駆け込んで、電話を借りて警察に電話が出来る。そして、ここに戻ってこれる。そうすれば警察が来る間までの時間だったら…俺だって止められるかも知れない。俺がここで飛び込んでも…負けてしまうかも知れない。ならば…警察の方が…いいのかも知れない…。
 だけど…。
 もし…その数分の間に………彩音に何かあったら? ………………………殺されてしまったら?
 俺は………また、大切なものを失ってしまう。好きな人を失ってしまう。彩音にこんな事をする奴らを逃がしてしまっていいのか? 犯されようとしていたんだ…。一人の弱い人間を…集団で襲うような………こんな卑劣で卑猥な男どもに嬲られ………最悪の場合………。そんな状況を目の前で見せつけられても…俺はっ!
 信じろ………。
 信じるんだ………。
 何を………。
 力か…それとも………自分か。
 ………。
 誰も苦しめたくない。誰も傷つけたくない。誰も殺したくない。後悔なんてしたくない。彩音を悲しませたくない。
 ならば…信じろ………。
 ………………………自分自身を…。
「彩音の頼みでも………、それは出来ない!」
「かっこいいねぇ…。しかし、そこまでだな」
 力が体を包み込んでいく感覚。暴走…させてたまるかよっ! 彩音のためにも―――!
 空気の流れが再び変わる。上昇気流が巻き起こり、草が宙に舞う。全ての力を…神経を…手に集中させる。
 目の前には四人の男。そして…背の高い男が俺に向かってくる。
 視点の上から繰り出された拳を何とかかわす。すぐさま男は体制を立て直し、二激目を繰り出し、立て続けに回し蹴りを俺にプレゼントしてくれる。体を後ろに滑らせ、相手の出方をうかがう。左利き。それだけで十分だった。
 予想道理に繰り出された単調な攻撃を、俺は集中力を増した手で押さえ込み、手首を掴む。
「ふざけんじゃねぇ」
 とたんに苦肉にゆがんだ相手の顔。目を瞑り、更に力を込めた。
「っ!」
 焦げ臭い匂いが舞い、風がそれを上に吹き上げ、そして、周囲にまき散らす。肌が焦げるような匂いが辺りに充満する。彩音を…返せっ!
「はぁぁあああっ!」
 もう一度…光が舞った。でも…何も起こらなかった。何も…。突風も吹かなかった。俺を包む光もなかった。ただ…音も…光も戻ってきただけだった。三人の男が後ろに見える。待ってろよ…こいつが終わったらおまえらだ。
 全ての感覚がとぎすまされていた。1キロ先の内緒話が聞こえそうなほどに…。僅かに頬をかすめる空気や、月明かりすら届かないはずの広場の隅の気配を感じた。相手の動きが…手に取るようにわかる。微かなエネルギーの流れを感じる。
「わぁっつっ!」
 手を強引に振り払われ、直後、手首を押さえ込むようにして男が倒れる。微かに煙が立ち上る。残りは…三人。
「こいつ!」
 …彩音を嬲った事…許さないっ! グループの中心と思われる男が飛び込んでくる。左、左、上、右…。
 全く予想通りの攻撃を相手は仕掛けてくる。
「貴様…」
 上段蹴り、左からのラリアット、上方かかと落とし、下段キック、可変中断回し蹴り、左ストレート、右アッパー、左ストレート、右からのラリアット…。
 わかる…。全てがわかる。操り人形のようにこれから相手がやろうとしていることがわかる。次は…。
「………」
 僅かな間。男はいったん後ろに下がり、何を思ったのかポケットに手を突っ込む。脳裏を冷たい空気がかすめる。これは…。
 刹那
 月明かりに反射する金属片。
 ナイフ………。
 本当に…彩音を殺そうととでもしていたのか!?
「消え失せろ!」
 ナイフを中段の位置に構え、走ってくる。一瞬、怖いと言う感情がよぎったが、彩音を助けるという考えがそれを勝り、押さえ込んだ。彩音は…俺が守る!
 ギリギリまで間合いが詰まるのを待ち、一気に後ろに下がる。男ナイフが俺の腹を切り裂く。でも…痛みはない。血も…流れていない。
「ちょこまか動きやがって!」
 男の更なる一撃。後ろに飛びつつ、それを避ける。バランスを崩し地面に倒れこむが、受身を取り、転がりながら立ちあがる。
 …作戦変更。もう…どうにでもなれ。
 実戦経験なんて無い。萌さん達みたいに戦いを職業にしているわけでもない。全て机の上だけの知識。映画…ドラマ…本…雑誌…全ての知識だけが俺の次の行動を決める。
「お前の実力はそんなもんか? ほら、かかって来いよ。おまえらのような田舎の不良は、夜のコンビニの駐車場がお似合いなんだよ。」
 頼む…単純な奴であってくれ。俺は祈るように言葉を吐いた。
「言ってくれるな………貴様…。これで最後だっ!」
 ナイフを高く上げ、俺に向かってくる。下段が…がら空きだ。自分の感覚なのに…自分の感覚じゃないような気がした。この世の全てを操る絶対神になった気分だ。1秒の数分の一の世界までが見えるような気がした。相手の動きが…ゆっくりと流れる。
 体を横に滑らせ、足払いを掛ける。
「!」
 とたんにバランスをくずす男。すぐさま後ろに回りこみ、手に力をこめる。左手で後ろから腕を掴み、右手を相手の背中に叩きこむ。急激に熱が膨れあがり、男の服から煙が漂い、発火する。ポリエステル繊維の服の表面を炎がなめるように進むと、男は断末魔をあげ地面に倒れ、転がっていく。やがて火が消えると、周囲に独特の刺激臭が漂った。男のうめき声も混ざる。
 ナイフを拾い上げ、相手の目線の高さに掲げ、力を込める。冷たい刃は銀色からオレンジ色へと変化し、やがて、ぐにゃりとその形を変えた。周囲の空気が暖まり、舞い上がり、陽炎が発生し、相手の顔がゆがんで見える。内部から暖められたナイフ…。柄の部分にももうすぐ熱が伝わってくるだろう。
 このナイフは今相当の熱を持っているはずだ。オレンジ色に光るナイフを男たちにちらつかせる。
「こいつ…」
 倒れた男を横目に見ながら俺は正面に向き直る。彩音は…ただ…俺をじっと見つめていた。
「お前らには学習能力ぐらいあるだろう! それでもまだやるか!」
 それだけじゃない。俺が二人を倒したことは明白な事実。そして、いまあいつ等の目の前には無気味に光るナイフ。それだけでも十分だ。二人がお互いを見つめ合う。主犯格は後ろでうめき声を上げている。
「喋る事が出来ないぐらい低脳な奴なら、身を持って、叩きこんでやる。」
 熱くなったナイフを相手の足下に向かって投げる。周囲の草から煙が上がり、やがて焦げ臭い匂いが漂う。
 戦意は無いようだ。こう言う時は、逃がし安くするのが得策。
「戦う気が無いなら、ここから立ち去れっ!」
「あいつ…化物だっ………!」
 恫喝すると、二人は倒れている二人を抱きかかえて、この場から立ち去った。
 ………ふぅ…。一気に熱が冷める。理性を持っていないかのように足が震える。腕の力が抜け、重力に逆らえなくなる。彩音が走ってくる。彩音…心配させて…悪かっ―――。
 瞬間、俺の視界は消え失せ、全ての神経が脳から切断された。

 目が覚めるとそこは見覚えのある風景だった。くすんだ壁。やや黄ばみがかった天井。温泉独特の匂い…。ちらつく蛍光灯。そして…ソファ…。
 ………夢?
「よぉ…目、さめたか?」
 懐かしい声を聞いてしまった。心の奥を羽根で撫でられたようだった。
「七夏…?」
「他に誰がいるって」
 ほら、と言って、七夏は牛乳を差し出す。
「ありがと…」
「深夜料金で350円な」
「まじか?」
「冗談だ」
 同時に渡された針でふたを開け、俺は一気にそれを飲み干す。
「七夏?」
 そうよんだ声はロビーにむなしく響いた。…七夏がいない。瓶を戻すために立ち上がる。
 っ!
 鋭い痛みが走り抜けた。手を…おなかに当てる。何かを巻き付けているような感覚…包帯…。夢じゃなかった。………。
「彩音っ!?」
「心配しなくてもここにいる。」
 七夏が手を握って連れてきた彩音は目をこすりつつ、ふらふらしながら歩いてきた。寝起き…かな?
「薫さんも真也さんもいる。」
「………直哉…さん…。」
「彩音。」
 七夏が手を離すと彩音は俺に向かって走ってきた。その勢いを支えきれずソファに俺は倒れ込んだ。
「直哉…さんっ…。」
 ふわりと石けんの匂いが舞い、少し遅れて、水明温泉独特の柔らかい匂いが漂う。微かにほてっている体が俺には心地よかった。彩音の顔が俺の胸元にある。少しだけためらって、俺は自分の腕を彩音に絡めた。
「………。」
「………ありがとう…ございます。」
 微かに揺らいだ声。その声を残して彩音は俺から離れた。紺色のTシャツ。七夏が着ているのを見たことがある。いつもの彩音とあまりに服装に違いがあって、俺は思わず笑ってしまった。
「…直哉さん?」
「…いや、なんでもない…。無事でよかった…。」
「直哉の馬鹿っ!」
「七夏…。」
「人に心配かけんじゃない。助けを呼びに来い! いざとなったら萌さんだっているだろっ!?」」
 ………結果的に誰も傷つかなくてすんだ。それだけで俺は十分だった。
「…すまない。」
 でも…俺は七夏に謝った。そして…彩音にも…。
「「こんばんは。」」
 二つの音色が会話に混ざる。入り口の方を見ると彩音の両親が立っていた。

原作にちょっと手を加えてみました。
直哉の心境が伝わればいいかな、と思います。

2004年9月27日 (月曜日)

ガクガクブルブル

容量 (07:17)

時に容量制限というものは非常にネックになります。
例えば、この日記が月に1ページだった頃からですが、1ページ当たりの容量は 100KB に押さえる、と言うのが目標でした。
なぜなら、表を使ったページでは、1ページ当たりの容量が 100KB を越えた辺りから、FrontPage Express では編集不可能になったのです(笑)。
どんなにスクロールしても、ある一定の容量から先を見ることができませんし、ソースを表示しても、色分けがおかしくなったものです。
ある時、ついに、一定の容量を超えてしまい、数日間タグうちで更新しましたが、それも面倒だと言うことに気が付きました。
日記を書くという行為にタグを入力する行為が混ざると、日記が上手く書けないのです。
そこで私はページを分割することにしました。
これが、1ページから2ページに増えた理由です。
ある一定の容量を超えると編集ができなくなると言うものは私に重くのしかかるものなのです。
幸い、リニューアルを行い、CSS を使うようになったため、日記の本文における表というものは全く使用しなくなりました。
おかげさまで、今では 110KB を越えることはできそうですが、実験はしていません。

今私がおびえているものは、3ページに分割しているのにもかかわらず、1ページの容量が 100KB を越えることです。
ある意味、この数字が限界だと思うのです。
例えば、アナログ回線で 100KB を読み込むとき、そのダウンロード速度は 33秒 になります。
CGI や PHP その他多くのプログラムを使って管理される、最新の日記が一番上に来るページならともかく、このサイトは一番下に最新の日記が来ます。
以前は、上に最新の日記がありましたが、ログを見るときそれは非常に見づらいのです。
一部の日記では、過去ログは昇順、進行形は降順としているようですが(これが最も良い)、流石に HTML ベースの日記を並べ替えるのは面倒ですし、何より量が多いのです。
100KB となると、タグを除いた推定文字数は、40000文字。
こんな日記を後から並び替えるなんて、書いた本人でも嫌です(笑)。
そんなこんなで、100KB を越えないように日夜努力しているのです。
この心境をたとえるならば、フロッピー一枚に綺麗に収まるように分割した 1,474,560Byte のファイルをフロッピーに書き込むときに、フロッピー本体にクラスタエラーがありませんように、と祈るときの心境や、テープ媒体にデータを記録するときに雑音が入らないように気をつけるときの心境に似ています。

このように、私は常に容量と戦いながら生きています。
こんな戦いを497日も連続でやっています。
まもなく 日記連続更新500日。
このページの日記もあと 18KB で 100KB 。
まだこの戦いは続きそうです。

ここまで 2.3KB 。

日記レス1 (7:37)

容量制限って何ですか?(挨拶)

30K HIT おめでとうございます(ペコリ)。
何かしら記念行事があると、音楽を作りたくなってしまうのは DTMer の性でしょうか。
………私はそんなものにはとらわれませんが…(曲作れ)。

おっと、話がそれました。
震えて待つ!(ぉ

Days

あっ、あれは本当に出来心だったのです。
むしゃくしゃしてやった。今は本当に後悔している。

…ただ単に、間奏のギターソロが打ちたかっただけなんですけどね(笑)。

手料理

完全に妄想で書いていますが、世の中にああいう人って必ずいますよね。
普段やらない料理を、女性の前では張り切ってやる人。

日記レス2 (7:42)

あそこまで書いておいて無責任ですが、私に幼馴染みはいません(ぉ 。
納得して頂いたなら幸いです…。

こみっくパ~ティ~ Music Festival -For SC 8850-

『バージョン アルファ 0.01』とりあえず、完成。
SC-8850 で最低限聞けるところまで持ってきました。
………所々、最低限を越えているところもあったりしますが(ぉ 。

今日が終わるまでの限定ダウンロード。
そーれ、にゃうーん♪

【MIDI】 ダウンロード (SC-8850:80KB)

あっ、タイトル通り、SC-8850 (SC-8820) 以外では聞けませんので、対象音源を持っていない方はあきらめてください(ぉ 。
今後の予定としては、まず、セットアップ関係を全て整えたら、アルファは終了して、ベータに移行します。
ベータステージでは、音色の調整などを行い、最終的に、リリースバージョンになります。
あと、1024KB を越えるとか越えないとか噂がありますが、たぶん、越えないと思います。
でも一つだけ…。
上の 80KB は圧縮したうえでの容量です(笑)。
大丈夫、80KB なんてあっという間ですよ。この日記をもう一ページ読み込むだけだと思ってください(嫌な比喩)。

アルファバージョンなので、何かと問題があります。
タイトルのところがタイプミスで [Music Fextival] になっているなんて突っ込まないでください。

個人的に、メドレーの一番好きなところは、曲の途中で何度と無くパラメータが変化するところです。
(だから、毎回、無意味にセットアップ小節の作りが手が込んでいるのですね。)

元々は XG 用のため、GS にするにはなかなか大変です。
例えば、ドラムキットの呼び出し方が全く違いますからね。
GS はエクスルシーブで呼び出しますが、XG は BANK で呼び出します。
しかも、呼び出し制限がないため、原本のメドレーには、ドラムパート3本同時使用なんていう部分も…。
GS の場合、最大で 2ch なので、何とか収めてあります。
ちなみに…『ドタバタでQ』に繋がる部分で、ちょっとエロいテクニックを…(笑)。
と言っても、たいしたこと無いんですけどね…1ポートに収めるためには必須でしょう。

XG 版の制作者である にゃお 氏の意向に沿うため、XG でやれなかった、と本人が発言している部分は、GS の方ではやらせて頂きました。
例えば、GS の名音色『いよぉ~』ですね(笑)。
変わりに花火が GS にはないので、ちょっと強引に花火の音を作ってあります…。
とりあえず、アルファの説明はこの辺で…。

アルファ 0.00 というバージョンがあるのですが、当時、にゃお 氏 本人が SC-8850 を使って再生したのにもかかわらず、音がならなかったという謎の問題があるので、お手持ちの音源で、0.01 がきちんと演奏されるか確認してくださると幸いです…。

あっ、無断でも独断でも、転載はおやめ下さい…。
原曲制作者。MAGI さん、亜図 さん、helthy さん、鈴響雪冬。
メドレー制作者。MAGI さん。
SC-8850バージョン。鈴響 雪冬。

BGM: 銀河鉄道999
歌: ゴダイゴ
出典: [アニメ] 銀河鉄道999

素朴な疑問2

もしも、『呪いのビデオ』がベータに記録されていたら、どれだけの被害が出たのだろうか。

化石?

DTM で、音が鳴っている途中にプログラムチェンジを入力するのは、化石的技なのでしょうか…。
素朴な疑問です…。
上で書いたエロい技とはそのことなのですが、今日とある場所で珍しいわざとして扱われていたので…。
個人的には普通だと思っていたのですが…。
確かに、64ものチャンネルをいじれてしまうこの時代、必要とされていないのかも知れませんね…。

同郷

とある掲示板で『おなご』という単語を見た。
何となく懐かしい気分になった…。

2004年9月28日 (火曜日)

EQ → COMP → EQ → Reverb = Exceeds the limit

ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ
ウ~ンウ~ンンンンンウ~ンウ~ンン・ン・ン
テ~ケテ~ケテケテケテン~テ~ケテ~ケテッテッテッ
ラヴィ!

…だめだ…レベルが違いすぎます………。
女瑛ボーカルバージョンも男性ボーカルバージョンも…どっちも電波…。っていうか…同じ………。

ICQ

一昔前はメッセンジャー(?)と言えば ICQ でしたが、今はそれも違うようですね。
そろそろアンインストールしようかな、と考えています…。
誰もオンラインにならないですし…。
………というより、使っている人がいないのでしょうか?
ICQ ナンバーというのがあるのですが、これ、若い数字から自動的に割り当てられていくようで、私は 1 から始まるのですが、今の世代は 3 とかから始まるようですね。
こういうのって、DION のメールアドレスみたいで、面白いです。
以前も触れましたが、DION のメールアドレスは、@ マークの後が、a から順番に割り当てられていきます。
私が入会した頃は、h でしたが、今では、s まであるようですね。
少し感慨深いものです。

今時、ICQ を使っている人なんているのでしょうか…。
一応、コンタクトリストには当時の面影があるのですが、たぶん、みんな、自分のアカウントを忘れていると思います(笑)。
しばらくログインしない状態が続くと、パスワードを尋ねられるのですが…もしかして、それを忘れているとか…。
と言うことで、近いうちに、ICQ には別れを告げるでしょう。
むしろ、今から消します…。

………ところで、どうやってアカウントを消すのですか? これ…。

みいなに調べてもらったところ、完全なデータ削除は不可能なようです(ぇー 。
………巨大になりすぎたと言うことですね。流石、3000万人…。
しかしながら、番号以外の全ての情報は消すことができるようですので、さようならしておきました。
データが無くなれば自然と消えていく方式だったはずなので、一月後には完全に消えるでしょう…。

限界

思えば、DTM 歴、7年目。
去年、一昨年と私にとってはターニングポイントになった年だ。
その二年間で私は、コピーを含め、44曲もの曲を作った。
そして、今。
一つのピークを過ぎたのであろうか、作曲のペースは目に見えて落ちた。
突発的に浮かんでくるのは小説の内容ばかりで、メロディーラインなんて言うものは皆無になってしまった。
ある種の、限界であろうか。
でも、それは違うと思う。
そうそうかんたんに限界なんて作られてしまった困る。
今の私がすべき事は、何か曲を作ることだろう。
もう一度、自分と、相棒である SC-8850 の限界に挑んでみるのも楽しいのかも知れない。
12BAND EQ を使わないといけないほど、内蔵音色のヴァイオリンは使い物にならないが、こいつはこいつで可愛いものだ。

撤退

Feel Sounds に続き、UNDER17 が撤退し、これからはどうなっていくのだろうか。
[Elements Garden] に期待してみようかと思う。

整理

ブックマークって、知らない間にリンクが重複していることがありますよね?
………そうですか、私だけですか………。
とまぁ、そんなわけでして、ブックマークを整理していました。
重複しているリンクを整理しつつ、名前が付いていない(アドレスのまま)のブックマークにもきちんと名前を付けたり、ジャンルをきちんとわけました。
なんでこんなところにブックマークをしているのかな、というサイトもちらほら。
そんなサイトは即刻削除です。

ブックマークに付けられる名前は HTML の <title></title> から自動的に読み込まれるのですが、この属性がないサイトはアドレスがそのままブックマーク名にされてしまいます。
意外とこういうサイトが多いので、びっくりしました。
仕方なく自分でサイト名を調べて名前を付けるのです。
しかし…このタイトル…なかなかくせ者でして、『Wellcome!』とか付けられると、逆に消さないといけません。
タイトルはあくまでタイトル。ウェルカムなどは本文でやって頂きたいものです。

で、お気に入りを整理しつつ、今度は自分のサイトのリンクを整理していました。
こちらは前回の更新から、新しい形にしているので、古いデザインと新しいデザインが混在しているページなのです。
古いデザインのページを新しいデザインに置き換えていったのですが、気力が尽きたので、いったん中断。
機会を見つけつつ、新しいデザインにしていきたいと思います。
…そう言えば、同人サークルというカテゴリを作って、分類をし直しました。
少しずつ増えてきていますね。

整理と言えば、『音瀬みいな属性チェック』のページを、ようやく新しいデザインに差し替え。
このページ、なかなか面倒でして、今までほったらかしでしたが、ようやく新しいデザインに入れ替えました。
やっぱり、表を使わないで、CSS だけでやるレイアウトは綺麗ですね。
何しろ、テーブルを組まなくていいぶん、編集がしやすいですし、軽いですからね。
過去の日記は…とりあえず、あのまま放置の方向で…。
アレを全部新しい形に移植するのは流石に私でも面倒です…。
………1日1ページペースで行けば、意外と早く片づきそうなのですが………。

CSS の勧め

何かと話題の CSS 。…と言うよりも、私が日記で話題にしているだけですが…。
とにかく、CSS は便利です。
それに、上手く使えば、サイトの見た目もかなりよくなります。
………と、ダサイサイトの管理人が言っても説得力は皆無ですが…。

とにかく、CSS は全てのページで読み込むことによって、簡単にサイト全体を統一出来ます。
その分、一つスペルを間違えれば、全ページに影響を及ぼします。
と言うわけで、私はローカルでその動作を確認するために、このサイトで使っている CSS を同時にチェックするページを作っているのですが、これは便利です。
CSS の動作確認ができますし、全体の挙動が見えてきます。
と言うことで、CSS を使っているサイトは、そのようなページを作ることをお勧め致します。

難しい

以下、激し『光になりたい』のネタバレ。

 そっと頬をかすめる日差しが温かい。きっと天気はいい。そう思うと、自然と体が動いた。体の上に載っている布団をめくる。少し汗が蒸発して寒気を誘った後には、また太陽の温かさが体を包んでくれる。
「んっ…。」
 大きく伸びをすると、私は体を3時の方向に回転させてベッドの縁に腰掛けた。全身を太陽の光が包み込む。ゆっくりと左手を九時の方向に伸ばすと、指先が何かに触れた。しっかりとした素材の感触。曲げようとしても簡単には曲がらないでしょうね。…昔、自転車のスポークに差し入れて折ってしまったことを思い出して私は小さく笑った。棒状のそれをしっかりと左手に握り、私は立ち上がった。
 静に棒を左右に振る。大丈夫、周りには何もない。真っ直ぐ進むと壁があることはわかっている。私は立ち上がってすぐに左に体の向きを変えると、ベッドの縁を白杖で探りながら、病室を出た。
 廊下に出る。左右から急に音が迫ってくる。外科病棟は何時も忙しそう。三時の方向からぱたぱたと音が迫ってくる。少しだけ体を後ろに下げると、その音は、そのまま私の前を通り過ぎ、九時の方に抜けた。看護師さん…かしら? 行こうかな。

 足下の素材は固めで、白杖の音がよく響いた。周りの音でかき消されつつある白杖の音に神経を集中させる。…そう言えば、こうして歩くのも久しぶり…ですね…。薫がいないことを実感する。大丈夫。薫は帰ってくる。河口さんが言ってくださった言葉…「田村さんがが信じないと駄目なんだ」って…。その言葉が私を勇気づけていてくれる。そして…今日の朝、看護師さんに教えてもらったことが更に私を勇気づけた。
 鈍い音が急激に鋭さを持った。白杖の響きが変わった。微かに耳に残る残響はいつもより長い。大きく響いたときは空間が急激に広がった証拠。階段が近くにあるのかな? えっと…テラスは…。人が歩いてくるのを待つ。幸い病院だけあって、歩いている人は多い。立ち止まってから一人目の人が私の近くを通り過ぎようとするところを、私は呼び止めた。
「あの、すいません。」
 「はい」と聞こえた声は男性の声だった。柔らかい声質。良かった…優しそうな人…。私と殆ど同じ身長なのでしょうか、声が聞き取りやすい位置にあった。
「テラスが何処にあるかわかりますか?」
 すっ、と、布がこすれる音が聞こえた。
「あっちだよ…。」
 指を指したのかしら。でも、その指は私には見えない。
「っと、案内するよ。手と肩、どっちがいいのかな?」
「それでは、肩でお願いします。」
「わかった。」
 指しだした腕をその男の人は優しく握り、自分の肩に掛けてくれた。触れた布地はさらさらとしている割に、少しだけ張りがある。のり付けされているのでしょうか…。
「それじゃあ、行くよ。」
 ゆっくりと男の人が歩き出すと、微かにアルコールの匂いが鼻をついた。消毒液…看護師さんですね。

 カラカラと乾いた音が響くと、空気の流れが私を包んだ。たとえようのない…一言で言うなら柔らかい香りが鼻をくすぐる。太陽の匂い…。外。
「ここだよ。今日は天気もいいから、気持ちがいいかもね。」
「はい。」
「それじゃあ、私はここで。」
 私が肩から手を離すと、その人は私の右側を抜け、立ち去っていった。
「…。」
 持っていた白杖を前に差し出す。歩き出す前にまず一振り。大丈夫。ゆっくりと歩き出すと、足の先から段々と温かくなっていくのを感じた。太陽の光が届いている。やがてそれが体全体を包み込むと、髪が引っ張られる。風が吹いている。床の素材は病院の中と同じみたいで、よく音が響いた。後ろ手にドアを閉じると、再び前に向かって歩き出す。
 先が何かに突き当たる。右手を前に出しながらゆっくりと進むと、何時しか白杖の先端と足の先が同じ位置にあった。右手を下げるとすぐに何かに当たる。冷たい感触のそれはきっとフェンスの上端なのでしょう。
 指先をフェンスの向こうに差し出す。指と指の間を風が通り抜ける。太陽の温かさと風の涼しさが絶妙なバランスで、とても気持ちよかった。下の方からは声が聞こえてくる。意識を向ける。子供達の幼い声。大きくてわかりやすい声は「お母さん、待ってよ」と叫んでいた。次に鼻を澄ますと、よくわからない匂いが漂っていた。ザッ! と大きな音がどこからともなく耳をつくと、風が吹き抜けた。さらさらと尾を引いて吹いていく風。きっと、木の葉がすれたのでしょう。
 胸の辺りに水平に走る金属の棒に腕を預ける。初めは冷たかったそれも徐々に体温で暖まっていくと、気持ちがいい物に変わっていった。
 カラカラと後ろから聞こえ、その後に続いて、足音が二歩分聞こえてくる。再びドアの音が聞こえると、足音は私の後ろで止まった。ちょうど、7時の方向。最後に聞こえた音は二メートルぐらい後ろからだった。ちょうど壁のある辺り。寄りかかっているのでしょうか?
 後ろの人に対する意識を打ち切ると、私はもう一度外の景色に体を預けた。

「何やってるの、田村さん」
 私の名前を呼ばれたことに少し驚いて、すぐにその驚きをかき消した。そっか…だからずっと外に…。男の人の声に私は振り返ると、「やはり、河口さんでしたか」と続けた。
「どうしてわかったの?」
「それは…このような場所でずっと動かずに体を預けているのは、河口さんぐらいですから。私の知るうちでは。」
 きっと驚いているのでしょう。その顔を想像すると、なんとなくおかしかった。自然と笑みがこぼれる。
「それじゃあ、俺も同じだな。こんな場所にずっといるのは田村さんぐらいだから。」
「おあいこ、ですね。」
「あぁ。」
 今度は声を出して笑う。河口さんも一緒に笑っている。その声の位置が近づく。何時も私と河口さんが話すときの距離。ちょうど、手が届きそうで届かない距離に河口さんは移動する。
「河口さん、いろいろありがとうございます。おかげで勇気がもてました。もう一度、やってみようかなと思います。」
「そうか。」
「薫も大丈夫だそうです。」
「よかった。」
 もう一度笑う。上手く笑えたかな?
「河口さん…私…以前に言いましたよね? 『普通の人と友達になってみたかった』と…。」
「うん…。俺が転校してきた理由を聞いた時だよね。」
「はい…。今思えば、私、酷い事を言っていたような気がします…。『普通の人』と言う言葉を使った時点で、私は知らない間に人を差別していたのですよね…。そう思うと…。篠原さんの言う通り、同じ『人間』ですから…差なんてないはずなのに…。」
「田村さんがそう思うようになったのは、一つの成長じゃないのかな。」
「成長…?」
「うん。前を見る事も大切だけど、過去の事を思い返して、それをこれからの未来に活かす事が出来る…そう言う事でしょ…。」
「はい…。」
「それなら、過去の事は反省すればいい…。人間何度だって転ぶんだ…。本当に大切なのは、転んでも立ち上がる事だから…。立ち上がる力をつける事だから…。一人で立ち上がれなければ、みんなに起こしてもらえばいいんだから…。」
「はい…。少なくとも、今はそう思います。何時だって皆さんが私を支えてくれたから…それに………河口さんのおかげで薫も………。」
「いや、それは違うよ…。薫が助かったのは治療をしてくれたお医者さんのおかげだし、薫自身が助かりたいと思ったから。そして、田村さんが薫を受け入れたからなんだ。俺は何もしてないよ。」
「でも…何かお礼をしないと…私の気持ちが………。」
「それじゃあ、一つお願いがあるんだけど………俺の長話につきあってくれるかな?」
「はい。」
 私が小さくうなずくと河口さんは歩き出し、私の右隣に立った。たぶん外に向けている体の向きにあわせて私も外の方に体を向ける。
「俺…今日、好きな人に告白する予定があったんだ、実は…。」
 予想通りの位置から聞こえてくる声に私は少しだけ狼狽してしまう。
「あっ…すみません…私の長話につきあって頂いて。」
「いや、大丈夫だよ。」
 左の耳に声がダイレクトに入ってくる。顔の向きを私の方に変えたのでしょう。私もそれにあわせて河口さんの方を向く。
「気にしなくてもいいさ。今、ここで言うから。」
「…ぇ…?」
「田村さん。俺は田村さんの事が好きだよ。ずっと好きでした。そして、いまも、これからも。だから…こんな俺でよかったらつきあってくれませんか?」
 …。
 言葉の意味がわからなかった。ううん…わからないんじゃない。いきなり難しい問題を出されたときのように、少し混乱してしまう。『田村さん』『俺は田村さんの事が』『好きだよ』『ずっと』『好きでした』『そして、いまも、これからも』『だから』『こんな俺でよかったら』『つきあって』『くれませんか?』。小さく分解して何度も頭の中で繰り返す。それらの言葉は一つの意味を持っていた。でも…そんなことは…。沢山の言葉が水面で何度かはね、余韻を残していく。沢山の波紋が重なり合い、やがて私を包み込んだ。
「嘘…。」
「嘘なんかじゃないさ…。」
 河口さんが続けた言葉は更に私を混乱させた。うそじゃない…私のことが…えっと…好きだと言うことは…嘘じゃない………。それは…つまり、私のことが好きだって言うことで…えっと…。
 すぅ、と息を吸い込む。体の中心から心臓の音が聞こえてくる。いつもより…強く。
 河口さんは…私のことが好き…。私も………河口さんのことが………好き…。
「片想いだと思っていました…。だって………だって…河口さんには…私なんかよりももっと素敵な人がいると思ってしましたから。」
「田村さんは十分に素敵だよ。」
 急に体全体を何かが包み込んだ。暖かくて…柔らかい。小さいでこぼこが…1…2…ちょうど4つ私の体に当たる。ボタン…かしら?
 えっ…これって…。
 背中に感じる一つの線。前に感じる暖かい何か…。
「あっ…。」
「だめ…かな?」
「いえ…。」
 腕を河口さんの背中に回して、唯一くっついていない顔を預ける。五つ目のボタンが頬に触れた。体を締め付けられる感覚。河口さんとの間にあった隙間が全部くっつく。
「これ以上無理ってぐらいそばにいるのに………もっともっとくっつきたい…近づきたいって………からだが邪魔に感じるよ。」
 河口さんのカラダ、田村さんのカラダ、匂い、鼓動…全部が伝わってくる。いつもの柑橘系の匂いと石けんの匂いを混ぜたような匂いに加えて、今まで感じたことがない感触が私を包む。
「ね、笑わないで聞いて。俺…田村さんの事しか見えない時ってあるんだよ。これが………"恋は盲目(Love is blind)"て言うものなのかな…。」
 河口さん、少しだけ、意味、間違ってますよ。
 とは口に出さずに、私は河口さんの顔を見上げる。こうしないと河口さんには私の顔が見えない。
「実を言うと私もなんです………。寝る前に河口さんの事を考えると…眠れなくなってしまって…入院してからはずっと…。だからたまにお昼寝をしたり…。ずっと胸が苦しくて…。誰かに握りしめられたようで………。でも…私には無理だと思っていたのに…。河口さんにはもっと素敵な人がいると思っていたのに…。」
「俺にとって、田村さんが一番なんだよ。」
「嬉しい…。」
 純粋にうれしかった。本当に…。私のことを好いてくれる人がいるだけでうれしいのに…こうして口に出して言ってくれる方が…そしてそれが…河口さんだと言うことが…。
「田村さん…俺、まだ田村さんの全てを見た事がないんだ。」
「えっ………それはあの時…。」
 病室の中でパジャマを脱いだことを思い出して私は少し俯いた。今思えばなんて大胆なことをしたのでしょうか…。
「いや…もう一つ………。」
 こくり、と音が聞こえ、さっきより少しだけ背中に回っている力が強くなった。緊張…しているのでしょうか…。
「ねぇ…俺に………田村さんの瞳を見せてくれないかな?」
 ピン…。そんな音が聞こえたような気がする。すっと、細い指先が私の中に入り込んで、ピアノ線を弾いたかのようにその音は響いていた。
「いい…かな?」
 ゆっくりと考える。河口さんなら…。
「河口さん…。」
 びゅぅ…と風の音が吹いた。自分の声が聞こえなかった。だけど…私は言葉を続けた。
「私…河口さんの声を聞くと安心出来るのです。前にも言いましたよね。どうしてかわかりますか? それは…河口さんが優しいから………でもそんな小さな事では無いような気がするのです。好きとか…嫌いとか…そう言う小さな事ではなくて………なんか…こう…カラダが勝手に反応しているのです。河口さんになら全てを教えてしまってもいいから…だから………。」
 体が震えていることがわかった。それは河口さんのではなくて私の体。それを押さえつけたくて、もしかすれば収まるかもしれないと、私は腕の力を強めた。
 大丈夫。怖くない。河口さんになら…。
「…。」
 何時も家でやっているようにするだけ。ただそれだけだから…。
 瞼に込めている力を少しずつ弱めていく。瞼の先端の神経が、お互いが離れていることを感じ取り、私に伝える。大丈夫。
 何処を見ていいかわからない私は河口さんの口がある辺りに目線を動かす。光を捉えることができない私の眼。
「キス…しても………いいかな?」
 目の前に顔がある。いつもなら…動いたことにわかるのに…。
 柔らかい声に私は小さくうなずいた。
「田村さん…目、瞑ってもらえるかな?」
「えっ、あっ、はい。」
 少しだけ乾いて痛くなった眼を閉じる。緊張して開きっぱなしだったのでしょう。
 今度は聞き取ることができた布ずれの音と同時に、河口さんの体が少しだけ動く。
 気がつくと唇の先端に柔らかいものが当たる。それが唇全体を包むまで何秒もあった。そして、その間の時間が気持ちよかった。
 風の音が消えていく。
 髪をさらっていく風の線が消えていく。
 体を包んでいる河口さんの腕の感覚が消えていく。
 足のしたの床の感覚が消えていく。
 石けんの匂いが消えていく。
 音と言う音が消えていく。
 全ての感覚がデクレシェンドになり、やがてpppを越え、何も私に届かなくなった。代わりに、全てがただ一点…私の唇にあった。
 光も音も感じない世界で…私に与えられた唯一の感覚。河口さんの…唇…。全ての神経をそこだけに集中する。暖かくて…柔らかい…。

 どちらからとも無く私達は唇を離した。
 自分でも驚くぐらいに顔が熱い。思わず頬に手を当てると、指先がひんやりとした何かに触れる。やがてそれは指の隙間を流れ、手のひらを流れ、消えていった。
「ぁ………ありがとう…ございます。」
「どういたしまして。」

ここまで書くのに、一時間半…。やはり、難しいです…。

2004年9月29日 (水曜日)

ニューヨークに行きたいか?

和の心 兼 日記レス

昨日は十五夜…と言うよりも、中秋の名月なのですが、曇り空で見ることができませんでした…。
今年は本当に台風が多いです。

制服

大丈夫です。制服のしたにジャージを着るようになると(いわゆるスカパン)世も末です…。

そう言えば、そろそろ群馬巻きが見られる季節ですね…。
毎年見るたびに笑ってしまいます。

群馬巻き
 マフラーの巻き方の一つ。群馬県民の殆どの女学生が同じ巻き方をしているところから、鈴響雪冬が勝手に名付ける。ロングマフラーを首で一回交差させて、両端を後ろに垂らす巻き方。
 鈴響雪冬曰く。後ろから引っ張りたい。

私信

<h1> は見出し…特に、そのページ全体のタイトルを付ける要素であって、本文ではありません。
基本的に本文は <p> の中に書きます。
一括での修正は大変ですから、次から作るページから修正した方がいいかと思います。
CSS を作るときに、ややこしくなります。

あともう一つ気になったので…。

<c></c> がよくわからないのですが…、もしかして、太文字にする <b></b> の勘違いでしょうか?
もし、わざと <c> を使うならば、<span class=="c"></span> が正しい使い方かと思われます。

サイト作り、応援してますので、がんばってくださいね♪

リンクのマウスオーバーによる色の変化は個人的に、good な色遣いですね。
見習いたいです…。
むしろ、このサイトの左メニューの CSS をどうにかしたい今日この頃…。
………?
もしかして、空の背景を読み込めば、少しはましになるのかな?

メニュー

と言うことで、変えてみたのですが…正直、あまり変化がないですね…。
ここはやはり、早急に新しいデザインを考えることにします。
今のメニューは以前より大分使いやすいので、あまり弄りたくないのですが、もっと改善の余地がありそうなので悩んでいます…。
IE が対応していたら、CSS で最強のメニューが作れるのですが…ちょっと無理なので…。
何かいいアイディアがある方は、どしどしご応募下さい(笑)。もしかして採用されるかも知れません。

あっ、ちなみに、カウンターのところに表示される文章が変わったことに気がついた方はいますか?

いわゆる、音当てクイズなのですが…

ちょっと意地悪なクイズを用意してみました…。
………まぁ、意地悪…と言うよりは、ある意味、挑戦状とでも言うのでしょうか…。

では早速参りましょう。
次にダウンロードできるのは『ねこねこソフト』さんの発売されたソフト『朱 -Aka-』のオープニングテーマ、『砂銀』の前奏部分のヴァイオリンだけを打ち込みでコピーしたものです。
(コピーと言っても、音色を似せるコピーではなく、譜面を利用するためだけのコピーです。)

【MP3】 砂銀 (Violin) [256Kbps:724KB]

答えの募集は終了しました

 さて、この音を鳴らしている音源またはシンセは、次のうちどれでしょうか。ただし、

  • リバーブ・ディレイは音源内蔵の物を一切使用せず、SOL にてオーディオ編集という形で付加。
  • 音源の出音を加工するために、外部 EQ を使用。
  • MIDI データには NRPN 等の特殊なパラメータを使用せず、モジュレーション、エキスプレション、ピッチベンドのみを使用。

以上の条件があることをふまえて、お答え下さい。

  1. SC-8850 [Roland]
     ローランドの開発したハードウェア音源。音色数は1600オーバー。ウェイブ系の音とベルの音だけは最強クラス?
  2. SD-90 [Roland]
     ローランドの開発した DTM 音源の中では最高クラスの音質を誇る。…ピアノの音は卑怯ですよ、ローランドさん…。
  3. SYXG 50 [YAMAHA]
     YAMAHAの開発したソフトウェア音源。TG音源により、実はGS規格のMIDIもこっちでならした方が音が良くなると言う場合も…。
  4. MU2000 EX [YAMAHA]
     ヤマハの開発したハードウェア音源。プラグインボードで何処までも拡張出来るところがヤマハらしい。ローランドのようにクリーニングされていないので、バランス調整が難しい。
  5. MOTIF 7 [YAMAHA]
     弱いと言われていた弦楽器が強化され、目に見えて進化したヤマハのキーボード。
  6. TRITON [KORG]
     餅 vs 鳥 と言われるほどのキーボード。ラック化されてますます人気が出てきた。

 以上六つの機材の中から一つを選び、回答を選択したら、送信をしてください。メールフォーム CGI 利用していますが、匿名で送信されます。選択肢の中には私の持っていない機材も含まれていますが、このぐらいの機材でしたら、数人の DTMer を集めれば揃うことぐらいは同職の人にはすぐにわかるかと思います。

個人的には、2,3個の機材の中で迷うのでは? と邪推しています。
正解は、今日か明日の日記にて発表いたします。

この問題って、結構卑怯な問題だと思います。
特に、条件の二つめ、外部 EQ の使用ですね。
正直、EQ を使えばどうにでもなってしまうものかと思いますが、音源のポテンシャルも馬鹿にはできません。
その辺りの駆け引きが、この問題を解くヒントになるかと思います。
ヴァイオリンの打ち込みについては、自分のできる範囲で最高クォリティーで打ち込んでみました。
たった数秒ですが、時間がかかるものです…。

もう、ビルダーに恋なんてしないと誓った

ねぇ…お願いだから、既にアップされているファイルのパーミッションを参照して、自動的にパーミッションを設定してください…。
気がついたら、メールフォームが使えなくなっているではないですか…。

BASIC?

ハードオフ某店、ジャンク商品売り場にて。

『Win 95起動、HDD無し』

…何時の間に、Windows は、メモリにインストールされるようになったのでしょうか…。
確かに、CD-ROM ブートはできるかも知れないですけど…。

ワンピース

Σ( ̄▽ ̄|||
「そらのいろ、みずのいろ」の制服が、ワンピースだと言うことに気がつきました。

BGM: そらのいろ、みずのいろ
歌: rie kito
作曲: 菊田 裕樹
出典: [Ciel] そらのいろ、みずのいろ

作曲者の 菊田裕樹さんは、聖剣伝説あたりでお馴染みですね。

…ついにやってしまいました。

えっと…すいません…やってしまいました、四分割………。
少しは軽くなるのではないかな、と思っています…。
悪気はないので許してください…。来月は少なくなることが目に見えていますので、ご安心を…。

2004年9月30日 (木曜日)

口調

建築基準法 (00:20)

自分でも原因がわからないのですが、文体が荒れていますね。
そろそろ、落ち着きを取り戻していきたいと思います。

建築法規というものがあるのですが、その名の通り、建築基準法に関して学ぶ教科です。
ただ、建築というものは、生活地盤に多大なる影響を与えるので、建築基準法だけではありません。
そもそも、建築基準法自体が多くの法律や施行令、規則、告示などに関係してきます。

ざっと上げるとこの程度ですが、建築に関わってくる法律となると、尋常ではありません。
その数を簡単に表現すると、法律の名前しか付けていない目次なのに、9ページも消費します…。
中には、電波法や河川法、消防法、下水道法、駐輪場法、地方住宅供給公社法なんていうものまで…。
とにかく、このむやみやたらに範囲が広いのを総合的に扱うものが、建築法規なのです。
そのテキスト(建築基準法関係法令集)、夏のコミックマーケットカタログ1.5冊分の厚さ(ぉ 。
テキストの前文に、一部を抜粋したものです、なんて書いてあるので更に凹みますね。
皆さんの住んでいる家はこの分厚い法律の上で成り立っています。
………………………実際、守られていない家も結構あるのですが…。
建築基準法(関係法令をまとめて建築基準法と呼ぶことにします)には、釘の仕様に関する文面もありますが、そもそも売っていない地域もありますし…。

さて、この基準法。何かと問題がありまして…。
本当に、厚化粧の定理の上に成り立っている法律です。
何か問題が起こると、それを補うように加筆されていくのですが、根本の悪いところは修正されていないのです。
何処かで書きましたけど、日本の今の木造住宅って、ドイツに負けてしまっているんですよね。
いったん全部見直した方がいいのではないかと思います。
ちなみに、そのつぎはぎだらけの文章が面白かったりするのですが…(笑)。
○○第二十条という言葉などはよくテレビなどでも耳にするかと思いますが、建築基準法の場合、○○第二十条の三なんて住所のようにつながっていますからね。

 建築基準法施行令(第二章、第一節の三)、第二十条の五の一項の一号、建築材料にクロルピリホスを添加しないこと。

七桁の郵便番号を入力すると、番地までは略せますか?(笑)
これは未だいいですけど、こういった文章の途中に、『基準法別表の2に定められた表を~』等というハイパーリンクを張られたら、探すのも面倒になってきます…。

BGM: ムーンライト伝説
歌: 不明
出典: [アニメ] 美少女戦士セーラームーン

音源当てクイズ (00:42)

昨日の音源当てクイズですが、回答が何件か届いています。
この様子を見る限り、まだ届きそうなので、昼頃まで見守ってみることにします。
ちなみに、今現在、MOTIF 派と SC-8850 派に綺麗にまっぷたつです。

私信 → 日記レス

大切なのは心です、お兄ちゃん。
CSS と会話をしながら作っていくことが大事なんです。

CSS

CSS と言えば、ここのところ、微調整を繰り返しています。
先日も、小説ページで呼び出す CSS の値を調整して、もう少し見やすく表示されるようにしてみました。
具体的に言えば、行間を少し広げました。
私が思うに、行間とはとても大切なことだと思います。
このサイトでは、文字の高さの半分を行間に当てるようにしています(小説ページでは文字の高さそのものを行間にしている)。
長い日記が比較的読みやすいのも、この行間のおかげかと思います。
後は、左のメニューをどうするか…ですね…。
なぜ皆さんはあれだけ格好いいデザインのメニューを作れるのか不思議でなりません…。

自己紹介

(一応)音楽サイトの管理人である私は、他の音楽サイトに行くとまずは自己紹介で機材を見てしまいます。
この話題についてはかなり前に触れた記憶がありますね。
DTM系音楽サイトと言えば、必ずと言っていいほどあるのが、作業スペースの写真ですね。
パソコンのキーボードの置き場所なんて何のその。
88鍵盤バランスドハンマー仕様のキーボードがごろごろと置いてある風景というのは非常に格好いいものがあります。
部屋がどんなに汚くても、キーボードやミキサーがあればすぐに音楽をやっている人とわかりますね。
写真とはそれほどまでに効果的なものだと私は思います。

さて、私の今の仕事場と言えば…相変わらずの打鍵専用のパソコンキーボードに寄り添うように音源が置いてあります。
その姿は、DTMer らしからぬ殺風景さが漂っています。
同じ写真でも、これだけ中身が違えば見栄えも全然変わってきます。
更に、片づいているならまだしも音源の上は荷物置き場に…。
以前みたいに、SC-8850の上にプリンター(問題発言)等という無謀なことは流石にしていませんが、エフェクターの上には、梅酒の空き缶やマイクのウインドカバー、電話なんて置いてあります。
むしろ、REV100 → SC-8850 → HR-MP5 と機材が重なっています…。
その HR-MP5 の上に、空き缶やら年賀状が置いてあるのを見ると、これは DTMer の部屋なのかな? と疑ってしまいます。
…夏コミの前のように、同人用の原稿が置いてないだけ少しはましかも知れませんが…。
ともかく、他の方のように、見た目で何をやっているかがわかる、と言うことは素晴らしいと思います。

…そう言えば、私の SC-8850 さんはよく頑張っていると思います。
今まで SC-8850 が体験した過酷な環境ベスト3。

第三位 サンドイッチ

パソコン本体、SC-8850、CD-R ドライブ、HD ドライブ、携帯電話スタンド、と、下から順番に重なっていた時期がありました。
熱が怖かったです…。

第二位 プリンターの下敷き

プリンターを新調したものの、置く場所がないため、とりあえず SC-8850 に直接ではありませんが、重ねていました。
期間にして数ヶ月ですが、その間よく耐えてくれたと思います。
やはり、熱が怖かったです。
本体に触ったとき、やけどしそうになりました…。

第一位 氷点下の部屋に放置。

これは実家にいたときですね。
ストーブを止めた状態で家を空けて、帰ってくると部屋の中は氷点下です。
部屋が暖まる前に電源を入れられる SC-8850 はよく耐えてくれました。
液晶画面が映らないのが印象的です(w 。

本当によく耐えてくれます………。

閑話休題。
自己紹介の写真は意外と印象に残るものだと私は思います。
それはいかに人間が視覚で情報を得ているのかを示しているかのように思います。

………さてと、デジカメを買うためのお金を貯めないと…。

結果発表

さて、昨日の音源テストですが、結果を発表致します。
結論から言えば、SC-8850 です。
それでは、音の作り方なんかを…。

ヴァイオリンは胴の部分で弦の音を増幅させる楽器で、アコギと同じですね。
ヴァイオリンには一般品と名器があることはご存じかと思います。
実は、名器と一般品ではこの増幅させるポイント、すなわち、共振周波数が違うのです。
これを抑えることによって、名器の音を再現することが可能になります。
まず、一般的ヴァイオリンの共振するポイントの中で、一番共振力が強い周波数は、2000~3000Hz にあります。このポイントが最も、共振力が強いです。
また、3500Hz 前後、4500Hz 前後も共振するポイントになっています。
これに対して名器は、最も強い共振ポイントは、3700Hz 前後にあります。名器と言われるヴァイオリンの法がより高次の倍音を捉えると言うことですね。
また、5000Hz 前後も強く共振しますし、反対に、一般品の共振力が強い 2000~3000Hz 付近では、共振しません。
これを EQ で再現すればいいのです。

私の場合、12BAND EQ を使います。全てシェルビング EQ で行います。
まず、最優先で持ち上げるポイントは、3.5KHz です。
そして、持ち上げた方がよいポイントは(もとの音がしっかり出ている場合は持ち上げる必要のない)、315Hz,500Hz,630Hz,1.25Khz,1.6Khz,5.0Khz の6ヶ所でしょう。
反対に、削るべきポイントは、2.0~3.0KHz , 3.0~3.2KHz , 4.2~4.7KHz ぐらいかと思います。
あくまで私の考え方ですので、これが絶対とは言えませんが、2000~3000Hz を削る(私の場合、20db)と、音ががらっと変わります。
個人的に、EQ は引き算であるべきと考えますので、まずは試しにこのポイントを引いてみましょう。

ヴァイオリンに EQ をかけると、高音がぎらぎらした聞くに堪えない音になってしまうのですが、それは、高音を強く持ち上げた場合です。
今回のように、中音域を削ることによって、高音が映えるようになり、わざわざ高音を持ち上げる必要が無くなるので、同じような音でも、音の違いは歴然です。
是非とも EQ を持っている方はお試し下さい。

【MP3】 SC-8850 のヴァイオリン [MONO:64Kbps:160KB]
【MP3】 EQ を通した後のヴァイオリン [MONO:64Kbps:160KB]

余談ですが、オーケストラのソリストは他の人よりピッチが高めになっていることが多いので、ソロ演奏があるデータを作るときは、その楽器のピッチを高めに奏でると、音が前に出てきて、埋もれなくなります。
録音して EQ で持ち上げる前に、録音する前の MIDI データの段階で、少し高めにしておくとちょうどいいでしょう。

ちなみに、正解確立は 60% 。
む、もしかして、簡単でしたか?

ついでに、

【MIDI】 実験で使ったヴァイオリン [10KB]

何かの機会がありましたら、どうぞ。

亜図さんがMOTIFに上のMIDIを通して、EQはこのサイトで紹介した設定で録音したファイルをくれました。MOTIFすごいね…。

夢が叶った?

約三日ほど前、ネットを巡回しているときに 創作文芸同人情報 というサイトを見つけました。
タイトル通り、創作サークルの情報やイベントを提供してくださっているサイトです。
その中に、サークル一覧というコンテンツがありまして、もちろん、雪解け水の名前なんて言うものはありません。
そして、リストの中には、創作畑でよく目にするサークルが沢山あります。
一瞬、メールを送って登録してもらおうかと思いましたが、もしここに捕捉という形で名前を入れてもらえたのなら、雪解け水も少しは名前が知れたサークルとして認められるのではないのかな? という個人的妄想によって、メールを送るのをやめました。

しかし、今日、アクセス解析にて、見たことがないリファラを見たので、試しに飛んでみたところ…見覚えのあるリストのページに辿り着きました。
まさかと思って、Mozilla の簡易検索機能(文字を入力するだけで自動的にヒットするキーワードに飛ぶ)を使って検索………。
下の方(五十音順)に、新着情報として 雪解け水 の名前が…。
希望風 と同時に登録された模様です。
うれしくなりました…。

………関係ないですが、下にある ゆらゆら屋 というサークルは個人的にお気に入りです。

新しいウインドウ

自分のサイトながら、新しいリンクで開かれるウインドウが嫌いです…。
………外部リンクは全部、全画面で開くようにしようかと本気で悩みます…。
3周年を迎えたときにまたアンケートを採る予定ですので、このサイトへ意見がある方は用意しておいてください。
………管理人ウザイだけは止めてください………ね?

初出: 2004年9月24日
更新: 2004年9月30日
Copyright © Suzuhibiki Yuki

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