道のバリアフリー 安心して歩くために

すべての人に読んでほしい。
そして、自分歩く…交通する道を見てほしい。

お風呂上がりの一冊

何気なく歩く道…そして、気がつかないことが多い。
この本を読んで少しでも道についてふれ、今の道が抱える問題、そして、行政方針にたいする考え方を改めて知ってほしい。
これが私からの一つ目のメッセージです。

タイトルからしていかにも専門書のような雰囲気が漂っています。
内容も専門的かもしれません。
しかし、読む価値はあります。
貴方は普段道を歩きますよね?
車で走り抜けますよね?
でも…道のこと…本当に知っていますか?
歩行者の危険…貴方は理解していますか?
どうして運転手は自分もあるいたことがあるのに…歩行者の危険を知っているに危険な運転をしてしまうのだろう。
どうしていつも歩く道はこんなに怖いんだろう。その原因って…なに?

あれ…点字ブロックが見えにくい…どうしてだろう…。
それはね…本来明度差を付けて色盲の方が区別できるようにするための意味もある点字ブロックの色を、デザインの観点から周りと同じにしてしまうことによって起こる弊害なんだよ。
じゃあ、それって、点字ブロックの意味が無いじゃない。
うん。

ね?
こんな事…貴方は知っていますか?
建築デザイン…環境デザインが叫ばれるこの世の中…デザインは使いやすさの上に立つもの…。
デザインを優先したものは…使いやすいはずがない。

他にもたくさんある。
貴方が普段歩く道の危険…。
貴方が普段走る道の危険…。

歩行者、自転車、自動車の順に立場が弱くなるのに…どうして車はあんなにも傲慢なの?
それはね…道の歴史を知らないからなんだよ。
じゃあ、どうすればいいの?
この本を読めばいいの。

道についての危険、そして、問題、歴史…これからが見えてくるこの本…。
色々な意味で、私はすべての人に読んで頂きたいです。

情報

著者名: 鈴木敏
出版社: 技報堂出版
タイトル: 道のバリアフリー 安心して歩くために
ISBN: ISBN4-7655-1638-5
価格: 定価:2800円+税
初出: 2002年8月10日

初出: 2004年2月18日
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