翼 cry for the moon

恋で思いっきり泣いてみたい貴方へ…

お風呂上がりの一冊

どうしてこんなに苦しいのだろう。
どうしてこんなにも心に残り続けるのだろう。
どうして、こんなに動揺するんだろう…。
読み終わったときの私の感想です。
ようやく落ち着いて本の事を考えられるようになったので、このコンテンツですね。

今回読んだ本は、『翼cry for the moon』です。恋愛小説で有名な、村山由佳さんの小説ですね。
この作品ですが、たぶん、今までで、一番動揺した作品でしょうか…。
ページ数も550ページと多いのですが、それ以上の攻撃力を秘めています…。
アメリカを舞台にして展開される、民族を超えた恋愛、時代を超えた考え方は非常に壮大なものがあります。
主人公は女性です。
不幸な人生から、幸せな人生、そして、またもや突き落とされて、また立ち直る。
大きな流れの中に、人の心が揺れ、時間も流れていきます。
主人公、『真冬』は傷つきながら、成長していきます。
過去の自分にとらわれ、それに縛られながらも新しい世界で生きていきます。

読み終わった瞬間、手が震え、胸が苦しくなってその場にうずくまってしまった恋愛小説…読んでみてはいかがでしょうか?

村山さんの作品は人間描写が非常に繊細で、私が小説を書くに当たり、影響を受けた人の一人ですが、その繊細さが全面に出ています。村山さん自身が、長い間暖めていたとおっしゃるこの小説は、きっと貴方に何かをもたらします。
気軽な気持ちで読み始めても、いつしか物語にはまりこんで、最後にはたとえようの無い感情におそわれるでしょう。
自称読書家の鈴響雪冬が、過去最大にお勧めする恋愛小説、『翼cry for the moon』。
是非手にとって読んでみてください。
実は、今でも、この本を手に持っただけで指が震えて、背筋に走る感覚があるんですよ…。

作品紹介(引用)
父の自殺、学校での苛め、母には徹底的に拒まれて…。
N.Y.大学の学生、篠崎真冬は心に深い傷を抱えて生きてきた。
恋人、ラリーの幼い息子ティムも、実の母親から虐待を受けて育った子供だった。
自分の居場所を求めて模索し幸せを掴みかけたその時、真冬にさらなる過酷な運命が襲いかかる。
舞台は広大なアリゾナの地へ。
傷ついた魂は再び羽ばたくことができるのか。
自由と再生を求める感動長編。
上記文章、該当冊子より引用。引用元は、下記に明記。

この作品を読んで、『真冬』という名前が好きになりました(笑)
もしかしたら、将来、やってしまうかもしれませんね♪

参考リンク:村山由佳公式サイト

情報

著者名: 村山由佳
出版社: 集英社
タイトル: 翼 -cry for the moon-
ISBN: ISBN4-08-747453-4
価格: 定価:782円+税

初出: 2003年11月8日
Copyright © Suzuhibiki Yuki