コラム

小説サイトへ贈る。これだけはやめてほしいこと

世の中には沢山のWebページがあり、そして沢山の小説を書いたりエッセイを書いたりしているサイトがあります。
私も極たまにそういったサイトを回りますが、たまにデザイン重視のサイトに出会うことがあります。
決して問題のあることではありません。
ですが、デザインを重視するあまり、見にくいサイトを作ってはいけません。
今回はそのことのコラムをお送りいたします。 

ページを作るにあたり、沢山の方法があります。
そしてそれは、今現在、どのような人でもページを簡単に作ることが出来る…と言うことに結びつきます。
ですが、あまりにも構成に問題があるサイトが多いことも事実です。

今回は、小説サイトにやって欲しくないことをまとめてみました。

小説サイトへ贈る これだはやめて欲しいこと

用語の定義

インデックス>
いわゆるホームページのこと。
サイト全体の一番始めに表示するページ
トップページ(セカンドページ)>
インデックスページの次のページに当たるところ
メニューなどはここに置くのが基本である
ホームページ>
勘違いしている人が多いが、本来はインデックスページを示す
つまりホームページアドレスとはインデックスページのアドレスのことである
「私、ホームページ持ってるんだよ」という会話は間違いです。気をつけましょう。
Webページ>
インデックスページから内部のコンテンツまで含めたページの総称
Webサイトということもある

インデックスページがわかりにくい

すべてのサイトにおいてそうですが、インデックスからお客さんは入ってきます。
インデックスを軽くする…と言うのは常識のはずでした…。
ですが、最近はインデックスページにフラッシュを用いたり、BGMを用いたり、そこがいきなりトップだったり…。
世の中には変なサイトが沢山あります。
別にやめろという事はありません。
ですが…遠慮して欲しい物はあります。

この3つだけは私は許せません。

まず、インデックスから入りにくい。
それすなわち、玄関から中に入れないということです。
意味がありませんね?
私はよくこの時点で諦め、他のサイトに飛びます。
出来るだけインデックスはわかりやすくお願いします。
ただし、『ENTER』だけの文字を使うのはやめてください。
勘違いする人も多いです。
それと、18禁などの表現がある場合は必ずインデックスに明記しましょう。
最近では同人的表現やボーイズラブ、ガールズラブの表現を嫌う人も多いです。
あまり神経質になることはないと思うのですが、書きたい人は注意書きを書きましょう。
また、BGMをトップで流す人は、そのことを予告しておいたほうがいいといわれます。

インデックスからフラッシュを使うサイト
…えぇと…入るなといっているようなものです(ぉ)
せめて、スキップボタンなどを設置しましょう。
1時期かなり流行り、全ページフラッシュと言うサイトが乱立されましたが、あれは…もう常識ハズレですね。
何故嫌われるかわかりますか?
理由は単純。
重いから。
それに、初心者がフラッシュプレーヤーダウンロードのお知らせを見た瞬間、
キャンセルして他のページに跳ぶ可能性もありますね?
特にアナログ回線ユザーにとってはフラッシュは最悪のページです。
ちなみに私はフラッシュのあるページはよほどの理由がない限り、ADSLになったいまでも入りません。
せめて、インデックスページからフラッシュを使うのはやめてください
小説サイトでフラッシュを使っているページはまだ見たことがありませんが…(汗)

インデックスページがトップページ
これはまぁある意味問題になる可能性もあります。
特にカウンター関連がいたいですね。
カウンターの中には更新『F5キー』で重複カウントをするものがよくあります。
そして、そのようなカウンターを使うページほど、フレームをわけていないので、何回もトップに戻ってきて
カウントされてしまうという傾向が…。
私はインデックス以外にカウンターがあり、
フレーム分割されていないサイトは必ず更新して(リロード)重複を調べています(爆)
インデックスページからメニューを使われると心の準備が出来てないということもあるのです。
メニューをつかうなら私のサイトのように、二つのサイトを選ぶとき…ぐらいにしましょう。

小説の場所がわかりにくい

これ、小説サイトにとっては致命的なのですが、何故か多いですね。
小説サイトはどうしても文字だけの表現になってしまうので何かとデザインをこだわる人が多いです。
恋愛小説においては管理人が殆ど女性と言うこともあり、なかなかこったデザインが見られ楽しいのですが
肝心の小説が見れなくては意味がありません。
せめて、わかりやすいメニューの名前を使うなど対処をお願いします。
ちなみに『Novel』といった英語のメニューを少し使うのは問題がないのですが、
大量のメニューがあるサイトは全部英語にするのは本当に勘弁です。
やはり訳すのに時間がかかりますから…。
10を超えたら要注意です。
日本語のメニューを使いましょう。
ちなみに私のサイトのメニューが全部英語だったら………………………もう見るのも嫌ですね(苦笑)

小説のあらすじ(作品概要がない)

これ、最近は減ってきましたが…まだまだあるように思えますね。
せめて、ジャンル(恋愛・ファンタジーなど)ぐらいは書いて欲しいです。
また、18、BL表現を含む場合は書いておいたほうが便利です

小説が見づらい

はい、意外と多いのがこれです。
原因としては、

がメインでしょうか?

フォントの種類…

DTP業界では既に常識なのですが…
明朝体は出来るだけ避けましょう。
もし使うなら大きめ、または太字にして下さい。
えっと…機種依存フォント(金文体、DTPゴシック、などあまり名前を聞かないフォント)は使わないようにして下さい。
フォントは年賀状ソフトがインストールされると自動的に増えています。
デザインが気に入ったフォントがあり、それを使ってもお客さんがのPCにそのフォントが入っていない場合、
結局はMSPゴシック(このページと同じ)フォントになってしまいます。
あと、楷書体、行書体は本当に使わないで下さい。
使うならフォントサイズを大きく…。
もうこれは見にくくてしょうがないです。
斜めもやめましょう。
英語なら問題ないですが、日本語は元々水平に書くのが見やすくなります。
見にくくてしょうがありません。
斜め文字はフォントを大きくして使ってください(どちらにしても見にくいけど…)

フォントの大きさ

たまに、このサイト、人に読ませる気あるのか?というサイトがかなりあります。
このコラムは文字の小さいサイトをみて書こうと思いました(笑)
…だってさ…見にくくてしょうがないよ…。
ディスプレイサイズにもよりますが、大体12PT(3)ぐらいを使ってください。
それ以下の文字は…メニューなどに使うようにしましょう。
間違っても本文には使わないように。
あっ、大きすぎても見にくいのでやめてくださいね。
まぁ、どれが見やすいかは貴方次第ですね。
行間をつめて書く人は、スタイルシートなどを使って行間を調整することをお奨めします。

背景の組み合わせ

まず、遠くから見て文字が見えなかった場合は考え直してください。
黒字に赤、白地に薄い色、などは小説ページではタブーです。
こういったページも私は見た瞬間逃げます。
同系色を使うなら、明度の差を大きくして使いましょう。
ちなみに、白地に黒も目がつかれます(液晶ならなおさら)
背景は薄いグリーンを使うなどちょっとだけ色を与えてやることをお奨めします。
余裕がある場合は、色覚シミュレーターを使い、色盲の場合どうやって見えるのか、と言った調査が出来るといいですね。

右寄せ・真中寄せ

さて、意外と多いこの二つ。
意外とかっこよく見えてしまうのですが、実は非常に読みづらい構成です。
巧みに使う人は非常に綺麗なレイアウトになるのですが、安易に使うとただ読みづらいだけです。
かっこよくもありません。
デザインはそもそも、使いやすいことが大前提で、その上で、かっこいい、と言うものがあります。
そのことは肝に銘じて下さい。

そもそも、私達は左寄せの文章になれています。
一般的に目線の動きが激しくなったり、非秩序になると目は疲労しやすくなり、精神的にも疲れてしまいます。
右寄せや真ん中揃えは行の頭が一定の位置にないのでこの状態に陥ります。

誤字脱字が尋常じゃなく多いページ

…えっと…読みなおして直してください。
2〜3ぐらいなら問題無しです

当て字を使っているのにルビ(読み仮名)がないページ

出来るだけつけるようにして下さい。
読みにくいハンドルネームにルビを振るのと同じです。
ルビの表現方法は沢山ありますが、文章中にルビを入れるなら

その人、鈴響雪冬(すずひびき ゆき)は突如として叫び、間合いを急激に詰めた
その人、“鈴響雪冬(すずひびき ゆき)”は突如として叫び、間合いを急激に詰めた

どちらでもいいですが、下のほうがわかりやすいかもしれません。
他の所で強調文として“”を使っている場合はほかの記号に置き換えるなどの対処が必要です。

javascript を使い、とにかく動くサイト

メニューが javascript で動く…よくありますね。
まぁ、ここまでは問題なしです。
ページ全体が横にスライドしたりするのは非常に迷惑です。
スペック弱いPCだとモタります。
ネットマシンとしてPCを分けている人にとっては天敵です。
セキュリティーの都合で javascript を使わないようにしている人には見ることすら出来ません。
javascript を使っているサイトの管理人さん? たまにはブラウザの javascript をきって、自分のサイトが動作するか確認してみましょう。
見ることが出来なかった場合は、今すぐ javascript を使わないか、工夫してください。
そもそも、ネットワークプログラミング言語である javascript はその動作が全てブラウザに託されるので、ブラウザによって動作が変わってくる危険性があります。

画面端の向こうまで文字が伸びているサイト

今現在、ほとんどの場合の画面解像度は1024*768です。
そのことを踏まえてページを作ってください。
ページの中に表を埋めこみ、その中に文字を書いているサイトに多く見られる傾向です。
また、画面解像度が1024*768以上の人がよくやる傾向です。
世の中には800*600の解像度もあります。
1600*1200の解像度の方? 要注意ですよ。
私ぐらいの世代なら、全角 40 文字改行とよく言った物ですが…ねぇ…。
 (昔のパソコンは240*320 文字のドット数は全角で16ドット。つまり16*40=320 画面内に収まる限界と言われていた)

まとめ

初めにも書いていますが、小説サイトはどうしても文字主体になります。
それゆえ、デザインをこだわる理由もわかります。
ですが、文字が主体ということは文字を見せなくてはいけません。
デザインによって文字が見にくくなってしまうなら、もはやそれは小説ページとして間違っている可能性もあります。
Webには沢山のページがあると共に、沢山のお客さんがいます。
すべての人に見やすいページとは不可能ですが、出来るだけ多くの人に見やすいページを作るようにして下さい。
そうすれば、自然とデザインも整ってくるはずですね?
だって…見やすいページが、一番デザインがいいということですから…。

昔から言われています。

『単純な物ほどシステムとして完成されている』

そのことを肝に銘じてサイトを作ってください。
きっと、そうすれば、見にくいページではなくなります。
そうすれば、自然とお客さんも増えるかもしれません。

最も身近で、だからこそわすれてしまう、デザイン、そして日本語文字の魅力をなくしてしまわないように…、文字を扱う私達が気をつけるところはそこにあるように思います。

初出: 2003年6月4日
修正: 2004年8月3日
鈴響雪冬