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下着と性格の関係

1. 女性の服の基礎知識

 女性と男性の服の最大の違いは服を選ぶときに必要な体の寸法である。男性の場合、胸囲(チェスト)、ウエスト、ヒップ、身長である。女性の場合は、トップバスト、アンダーバスト、ウエスト、ヒップが必要になる。ここで注意すべき点はウエストの測る場所の違いである。男性の場合ウエストは腰骨のすぐうえを測るが、女性の場合、体の中で一番くびれている部分(おおよそおへそのうえ)を測ることになる。男性のパンツ(ズボンのこと)はウエストで調整するが、女性の場合、ヒップとウエストで調整する。これは女性の方が男性に比べてウエストとヒップの差が大きいことに起因する。つまり、男性のパンツは腰の位置にベルトがあるが、女性のパンツはウエストの所にベルトがあるのである。これがワンピースを着用したとき女性の方が足が長く見える秘密の答えである。
 このように男性と女性では服のサイズが違う。それに加え、女性の方が服選びの条件が多くなるため、自然とサイズのバリエーションが増えるのである。例えば、男性の服のサイズと言えば、S・M・L といったサイズ体系が有名だが、女性の場合は、数字で書いてある場合が多い。62-85といったたぐいである。これはウエストのサイズとヒップのサイズを示している。つまり、比較的寸胴な体系である男性に比べ、女性は体にでこぼこが多いためサイズ体系が多彩なのである。
 このように人によってサイズの差が大きく現れる女性の場合、より多くの人に服を着てもらうためには心地よい被服環境を作ることが必要であり、女性のようにサイズがバラバラになりやすいとより多くの要素を検討する必要がある。つまりその分だけ多くの研究が必要になるのである。これが女性と男性の服飾の根本的な違いに繋がる。男性の場合研究しつくされている服と言えばスーツ程度であるが、女性の場合は身につける物全てと言っていいほどに研究が進んでいる。これにより、男性と女性の服の質が全く変わると言った事態が巻き起こるのである。
 ここでは主に下着について論じると共に、下着と性格の関係まで話を展開していこうと思う。しばらくおつきあいい頂こう。

2. 下着の種類

 女性の下着は“ファンデーション”と“ランジェリー”の二種類に分類される。これらの違いについて説明しようと思う。

ファンデーション

 ファンデーションは肌に直接身につける下着のことで、主に体の形を整えたり強制させたりする効果のある下着のことを指す。胸を支えるブラジャー、おしりを支えるショーツ、そして、補正するための下着である補整下着がファンデーションに分類される。
 特に胸を支えるブラジャーの役目は大きい。我々人間が直立歩行する際、剣道の達人でもない限り体は縦に上下する。女性の胸は重力とそれに対抗しようとする脚力の影響をうけ、常に上下に揺れることになる。しかし上下に揺れると言うことは、皮膚を伸ばすことに繋がっていく。皮膚が伸びるような状態が続けばやがてその形が癖になり、最後は支えきれなくなり下に垂れてしまう。それを支えるのがブラジャーである。陸上の選手がスポーツタイプのブラジャーを着けているのは、サポート力が強く、胸を押さえつけることができるからである。また、胸が大きい人ほどブラジャーのストラップが太かったり、胸を覆う面積が大きくなる(この点は後で説明する)するのもこのためである。
 ショーツについても同じ事が言えるであろう。脂肪のかたまりとも言えるおしりの部分をショーツはしっかりと支えているのである。男性に比べ脂肪量が多い女性のヒップの部分はより強いサポート力を必要とするのである。男性のトランクスが伸びない素材でできていることが多い反面、女性のショーツが伸縮性の強い素材でできていることが多いのはこのためである。すなわち、女性のショーツは、隠すと言う他にも、支えるという効果を持っているのである。

 このように、ファンデーションは体の形を整え、また、よりよい形に癖を付けることで、女性の体をより美しく見せるための物なのである。

ランジェリー

 ランジェリーとは、“ファンデーション”のうえから身につける。すなわち、肌と服の間に着るための服である。服と肌の間に着ることにより、汗などから上着を守り、服を長持ちさせたり、上着が肌にべたつくのを防ぐ物である。種類ごとに分けると、上半身を覆うキャミソール、ミニスリップ。下半身を覆うフレアパンティーとペチコート。全身を包むスリップなどがある。日本ほら猪木物にもランジェリーの効果を持つ物があり、着物下として着用する“襦袢”である。一部の方にわかりやすく説明すると、巫女装束で一枚服を脱がすと白い布にぶつかるが、これが襦袢である。近年では下着の色が透けないための効果も持ち合わせているようである。
 これだけの機能を持っているのにもかかわらず、近年、ランジェリーの使用割合が減りつつある。ランジェリーを使用しない服装は、アウターの寿命を縮め、せっかく購入した服も回数を着ることが出来ないまま、捨てられてしまったりする。汚れがアウターに付きにくくなるなら、洗濯の頻度を落とすことが出来、繊維の弱まりを押させることが出来る。自分のお気に入りの服を長く着るためにもランジェリーは身につけたいものである。
 ランジェリーには体の部品を支えると言った機能はないが、服の滑りをよくすることでまとわりつきを防ぐなど、被服環境の向上に一役買っているほか、服を長持ちさせる効果を持っているのである。

3. それぞれの特性

 ここから先はうえで紹介した下着の細かい特性について論じてみようと思う。

ショーツ

 前述したとおり、女性のショーツはおしりを支えるための物である。女性のショーツは様々な種類があるためここでは用途と形ごとに分けて説明しよう。

用途別

 用途ごとに分けた場合、普段着用するショーツと生理用のショーツ(サニタリーショーツ)がある。後者は普通のショーツに比べ、繊維が化学繊維でできていることが多い。これは汚れが付着したときも簡単に汚れが落ちることを考慮してあるからである。また上着を汚さないように防水加工されている。羽根が付いたナプキン(ショーツに羽根の部分を貼り付けることによりずれを防ぐことができる)の羽根の部分をショーツの中に収納できたりできるほか、小学生は何かとこういったことを気にする傾向があるため、女児用のサニタリーショーツはナプキンを入れるための小さいポケットが付いていることがある。他人との違いを気にする次期のうえそれが苛めに発展することが多い年代ならではの配慮である。

形別

 ショーツを形ごとに分類すると、スタンダード、ビキニ、タンガ、ヒップハング、ボクサーなどに別れる。
 スタンダードは標準的形であり、おしりをすっぽりと包み込み、おへその辺りまで届く。スタンダードと言っても、着用率は若い人ほど低いと思われる。誰でも吐きやすいことが特徴で、使いやすい。
 ビキニタイプと呼ばれるショーツは最も普及率が高いと思われる。脇の丈が短く、腰骨の辺りまで届く。デザインのバリエーションが豊富で、色やデザインを加味するとその種類は数え切れないほどである。いわゆるギャルゲーのヒロインが穿いているショーツは殆どここに分類される。
 タンガというのは、いわゆる“Tバック”だと思っても構わないだろう。後ろの形がTの形になっているのが最大の特徴である。本来の目的の一つであるヒップを支えるという機能は全くない。しかし、その形状の特性上、通常のショーツではかがんだときにパンツの表面にショーツのラインが見えてしまうが、タンガの場合はおしりのくぼみの部分に収まってしまうため、ショーツのラインが見えることは無い。
 ヒップハングとは、ローライズのボトムを穿くときに非常に重宝する物である。ジーンズの中にもローライズという物があり、穿き込みが浅いのが特徴であるが、穿き込みが浅いため、しゃがんだときにショーツのラインがトップとボトムの間に空いた隙間から見えてしまうことがある。ヒップハングはまた履きを短くし、このようなことが起こることを防いでくれるのである。全体的に丈が短いため、おしりを支える機能は少なく、場合によっては、食い込んでしまうため、スタイルが良くないとあまり使えない可能性がある。 
 ボクサータイプは簡単に説明すると、男性のトランクスの女性バージョンである。スタンダードタイプよりもヒップを覆う面積が多いため、安定感とフィット感は抜群である。しかし、柄に偏りがあり(ヒョウ柄など)、万人に好まれるデザインでもないようだ。

ブラジャー

 さて、男性お待ちかねのブラジャーのお話である。ブラジャーも先述したとおり胸を支える機構を持つ非常に重要な存在である。基本的に胸を支える部分、ストラップ、ホックなどと言った部品で構成されるが、胸が横に流れるのを防ぐサイドボーンなど細かい部品が存在し、ブラジャー一つを作るためには数十種類のパーツが必要になる。それほどまでに複雑な形をしているのである。こちらも種類が多いため、形ごとに分類して話を進める。

形状別

 ブラジャーの形状には、覆う面積が最も多い“フルカップ”、次に多い“3/4カップ”、“1/2カップ”があり、特殊な物には“シームレス”という物が存在する。ヌーブラはこのサイトの趣旨上論外なので省かせていただく。

 フルカップはその名の通り、胸の全てを覆う物である。安定感が最も高いため、胸の大きい人を目的としたサイズ展開がなされている。Eカップを越えるととたんにフルカップが多いのは、その安定感故である。フルカップの特徴としては、胸を支えることに重点が置かれるため、ストラップレス(ストラップをはずすことができる機構)であることはまず無い。ストラップをはずすと言うことは、ブラジャーを支えるための土台が一つ減ることになり、不安定になるからである。
 3/4カップはその名の通り、覆う面積がフルカップの3/4である。ストラップの位置が脇に近い部分に付いているため、胸を脇から支えて持ち上げる効果を持っている。すなわち、寄せてあげる効果である。この形状は、胸が大きい人にとっては支える力が適度で使いやすく、胸が小さい人にはリフトアップ効果があるため、非常に多くの人が利用していると思われる。特に3/4カップの場合、バストトップを持ち上げる効果のあるパットを埋め込み易いため、AAやAAA等と言ったサイズも比較的簡単に見つかるのが特徴である。(補足すると、厚さ30ミリといったパットも存在する)。ストラップは取り外せたり取り外せなかったりとまちまちである。
 1/2カップはその名の通り(略)である。胸を整えながら軽く持ち上げる効果を持っている。その名の通り軽く持ち上げるだけですむため、ストラップをはずせるタイプが圧倒的である。効果が中途半端なため、サイズも狭い範囲で展開されている。私の主観だと、B〜Cに多いと思われる。
 シームレスは普通のブラジャーのように布を縫い合わせた物ではなく、熱整形によって作られたブラジャーのことである。熱整形と言うことは、布のように縫い目が現れないため、Tシャツをブラジャーのうえから着用しても、ブラジャーのラインがTシャツに浮きでないのが特徴である。(もちろん、バックのホックは浮き出るが。)

ホックの形

 男性の趣向の中でもマニアックな部類に入るホックの形である。ホックは、X軸・Y軸に対して、X軸方向の金具の数を“列”で数え、Y軸方向の金具の数を“段”で数える。最も多いのは2段3列と言う形である。段が増えると基本的には大きい胸を支えるブラジャーに多く、段が少なくなると小さい胸を支えるブラジャーになる。列については、2列と3列があり、3列が最も多い。3列の場合、約1.5センチ刻みでサイズを調節でき、真ん中が製品サイズ、前後が±1.5センチとなる。2列の場合は、外側で止めたときが製品のサイズで、内側で止めると、一段階きつくなる。しかしこのホック、僅か1.5センチしか動かせない。直径に直すと数ミリの世界である。これでは調節機構を持っているとはおおよそ言えないで有ろう。

ストラップの形

 話をわかりやすくするため、ストラップの形としたが、いわゆるバックスタイルである。バックスタイルとは文字通り後ろから見た形のことであり、標準タイプとU字型がある。一部のマニアックな男性の中ではU字型が好きという人がいるようだが、現在ではその存在も風前の灯火である。U字型の特徴は、ストラップの向きを多少なりとも固定することができるため、ストラップが肩からずり落ちにくいという効果を持つ。しかしスタンダードタイプも最近は機能性が向上し、通常のストラップを取り付ける位置の他にもう一回り内側にストラップが取り付けられるようになっていたり、背中でストラップを交差させる機能を持っている物がある。これもストラップがずり落ちるのを防ぐ効果があるのである。
 ストラップの形を見ただけでこれだけのパターンがあるのである。

 本来ならば、ワイヤーが内側か外側かと言った細かいところまで話を展開できるのだが、ここは HTMLファイルの容量と皆さんの気力を考え、省かせていただく。

ランジェリー

 ランジェリーは大体形が同じなので一括で紹介しよう。まず、上半身を覆う物として、長い順に並べると、スリップ、ミニスリップ、キャミソールとなる。スリップは吊り丈が90センチ前後の場一般的でが、120センチ程度まで長い物もある。主にワンピースなどの下に着用することが多い。
 ミニスリップは長さ60センチ前後である。裾の短いワンピースなどを着るときに用いる。
 キャミソールとは言うが、近年上着として用いるキャミソールとは若干意味合いが異なる。通常の服やスーツなどの時に用いる。
 ランジェリーには単なるインナーとして機能する物と、ネックの部分からレースの部分を見せて飾りとして機能する物がある。

 下半身を覆うもには、フレアパンティーとペチコートがある。フレアパンティーは表現は問題有るがトランクスのような形をしている。これは主に汗を吸収することが目的である。
 ペチコートはスカートのような形をしている。ロングスカートなどの下に着用する。

 イラストなどで制服を着た女の子がいるとして、スカートの内側に僅かに覗くレース素材の物はランジェリーである。ただ、ペチコートであることは少なく、基本的にはスリップである。スリップの中には上と下で素材が切り替わる物がある。汗をすわせるために上半身の部分は綿素材を使い、スカートがまとわりつかないように下半身の部分はナイロンやトリコットを使っている物などである。
 表現は古いが、このようなランジェリーがスカートの裾から見えることを、『しみちょろ』という。これはかつてスリップがシュミーズと呼ばれていた頃、シュミーズがはみ出していると言うことを縮めた結果『しみちょろ』という言葉が生まれたのである。

 前述したとおり、ランジェリーを身につける人が減ってしまっているが、大切な服を長持ちさせるためにもランジェリーは重要なアイテムである。特に、夏場は服を着込むことで外の気温の影響を受けにくくなり、涼しく感じることになる。ランジェリー選びの重要なポイントは、むやみに大きな物を選ばないことである。ドレスなどは特に影響を受けやすいので注意したい。また、薄地の素材の服を着るときは透けないように(それが狙いならそれはそれで大歓迎(死))明るい部屋で透け具合をチェックしたいところである。

4. 本題

 さて、下着についてあらかた全員の知識が揃ったところで話の本題に入ろうと思う。今回のテーマは下着の精神面への影響である。まず物理的要素から説明した後、精神面への影響を紐解いていこう。

色の効果

 赤色は興奮色、青色は沈静色と言ったように、色には様々な特性がある。色とは光の波長のことであり、波長としての情報が目に入り込むと電気信号に変換され、脳に到達し、色を読み取る。色が人の人体にどのようにして影響を与えているかは未だに不明ではあるが、うえで紹介したとおり色々なことが言われる。黄色は膨張色であり警戒色、といったこともそれに当てはまる。
 下着という物は体に最も近い部分に身につける物であり、色を身につけることになる。すなわち、色の持っている特性をも身につけることになるのである。このような点から考察すると、下着の色選びというのは非常に重要な要素である。
 男女の性の営みを思い浮かべて欲しい。通常、服を脱がしていくと最後に残るのは下着である。変な表現方法を用いると最後の砦である。最後まで残ると言うことは、その人が身にまとっている最後の人間以外の物理的情報要素であり、人間以外の物によってその人の印象を決める最後の物である。つまり、服といった装飾を取り除いた結果残るのが、人間と下着であり、このように情報が少なくなったとき、その人の性格を印象づける要素は言葉や仕草の他に下着が大きな影響を与える。
 例えば、男性的一方的思考で考えると、大人しい少女が赤い下着や黒い下着を身につけていることには大きな違和感を覚える。これは赤が持つ元気や興奮と言ったイメージ、黒が持つ怪しげなイメージと本人の本来持っているイメージである大人しいという要素が真っ向から対立することによって起こるギャップである。体という地の部分の殆どを隠している服を取り除いた結果、残るのは本人そのものである体と本人のイメージとかけ離れた下着であった場合、大きく肩すかしを食らうことになる。水戸黄門で印籠を取り出したら家紋がないと言う状態や、遠山の金さんが着物を脱いでも入れ墨がなかった時の状態によく似ている。一言で表現すると、期待を裏切る結果となってしまうのである。あくまでこれは男性的視点に立った意見であるので、女性的視点に立って話を進めよう。
 3枚1000円と言ったバーゲンは非常に魅力的であり、低価格で沢山の下着が手にはいるのならば生活面でも助かる物がある。女性の生殖器は胎児の育つ子宮内にウイルスや異物が入ってこないように基本的にはそれらを押し出す構造になっている。つまり、女性の体にとっての異物が押し出されてくるところであり、それをふさぐのがショーツであることを考えると、清潔に保つことは非常に重要である。取り替えることによって清潔に保つという方向に活路を見出すのならば、ショーツの枚数は多い方が理想的である。そう言った現状をふまえてもバーゲンはありがたい。しかしこのバーゲンというものは余り物の製品を集めてパックに詰めていることもあるため、おおよそ色が揃うことはない。ニッセンやセシールのような女性の利用者が多い通販ならば、色毎に10枚パック等という商品が存在するが、一般の店にそれは望めない。つまり自分の好みではない色が混ざり込んでくることが多くなる。そしてよりにもよってベージュだったりしてしまったら、苦手な人にとっては良い迷惑である。本来自分が好きな色とは自分にとって良い効果を多く与えてくれる。好きな色を身につけている事による満足感に端を発し、精神的安定感を得る人もいるであろう。つまり、その日一日を良い気分で過ごすことができるのである。どれだけ表面の服を自分好みに彩っても体に一番近い下着は理想通りにならないという微妙な心境を貴方はほったらかしにできるであろうか。
 好きなブランドの物を身につけたくなるように、好きな色を身につけることは本人にとって大事な事であり、重要な要素である。一般的にブルーデーと言われる生理の日に身につけるサニタリーショーツに明るい色柄の物や可愛い柄の物が多いのは、沈んだ気持ちを向上させるためであると思われる。体の直に身につける物こそ自分の好きな色を選んでは見ないか?

レースの効果

 一般的にアダルトの象徴と言えば何故かレースであるが、レースは別の効果を持っている。服を作ったり裁縫をする人はお分かりかと思うが、服の端、すなわち、布の端はほつれないように三つ折りにする。もちろん三つ折りにした分だけ布はふくらんでしまい、他の部分とは厚さが異なってしまう。これはショーツなどにも言えることで、結果的にかがみ込んだときにボトムにショーツのラインが浮き出てしまう原因を作っている。
 しかしレースはどうだろうか。レースは布を折ることなくほつれを防止することができるのである。しかもレースの部分はストレッチ性に優れているため、おなかや太ももに食い込むことを防ぐ効果がある。
 レースは非常に優れた効果を持っているのである。単なる音なっぽさを演出するためだけの装備ではない。

綿か綿混かそれが問題だ

 こんな使われ方をしてしまうとはシェイクスピアもびっくりですがあまり気にせず。
 ショーツの素材には綿が中心の製品とナイロンなどの化学繊維に加えて綿が混ざっている製品の二つに分けられる。(トリコットとかマイクロ繊維とかは説明が面倒なので省略)。綿はご存じの通り汗を吸い取る能力に優れるが、伸縮性がない。化学繊維が加わっていると伸縮性が加わる代わりに、汗を吸い取る能力は落ちる。これが綿か綿混かの問題である。
 綿の肌触りはさらさらしているため、この肌触りを不快に感じる人はまずいない。何より、体に優しい天然素材である(最近は漂白剤とかの影響で一概にも良いとは言えないけど)。肌に直接身につける下着にとってこれほどまでに便利な素材はない。対する綿混は吸水性に劣るものの、伸縮性は綿の比ではない。つまり、それだけ肌にほどよくフィットするのである。また、綿より耐久性に優れるため、持ちも良い。綿か綿混か…ただそれだけの違いなのに、大きな違いを生み出してしまうのである。

5. 下着と精神面の繋がり

 波動という概念が世の中には存在している。水を入れたペットボトルにマジックで『おいしい』と『まずい』と書いた状態でしばらく放置し、飲んでみると『おいしい』と書いた方が実際に味がまろやかになると言う研究結果が存在している。もちろん、書いた文字は被験者には見えないようになっているため、プラシーボ効果ではない。光を粒子と波という概念で捉えるのならば、マジックの描いた文字によって光に微妙な変化が起こり、物質に何らかの影響を与えるという考えも一概に間違っているとも言えないが、正しいとも言い切れない。つまり、波動は未だ科学的には解明されていない非常に謎がある要素である。もしこの世に波動が存在するのならば、我々自身を含め我々の身につける全ての物、視点を変えれば、世の中全ての物に波動が存在することになる。波動が電磁波のような特性を持つのならば、その強さは距離の二乗に反比例して弱くなっていく。つまり、最も身近にある物に対して我々は波動の影響を受けることになる。ここまで書けばもうお分かりであろう。これは仮説でしかないが、肌に最も近い位置にある下着はその人の体に何らかの影響を与えることだって可能なのである。今まで書いてきた物理的要素や視覚的要素に加え、未知の要素である波動が我々の心と体に影響を与えるとなれば、下着選びも慎重になってくる。もし、波動という概念が存在しなくとも、好きな色や形、機能を持った物を身につけることは本人が望むことであり、それを純粋にかなえることができる。つまり、喜びの瞬間なのである。人生のほぼ100%を下着や服と一緒に過ごす我々は、人生の良きパートナーとなるそれらの物を大切に扱わなければならない。そして、慎重に選んでいかなければならない。そうすれば安いと言った安易な理由から、さらなる上級の理由を見つけ、物選びの基準とする。これは今まで適当に選んできた物を自分できちんと選び出すという事である。自分が好きになってしまった物を手に入れたいという欲求を持つ人間にとってこれは至極当たり前のことで、ないがしろにする理由が理解できない。

 下着を選ぶ、身につけると言ったプロセスにはその人の性格が無意識・意識を関係なく影響し、身につけた下着によってその人の精神面や体に大きな影響を与える。普段は隠れて見えない功労者に対して我々はもっと丁重に扱うべきだし、大切に扱うべきだし、慎重になるべきである。普段、側に有りすぎて見失ってしまいそうな大切な下着に着目して生きてみないか? そうすれば今まで気が付かなかったことが見えてくるだろう。そして、何かに気が付いた瞬間、貴方の考え方に小さいながらも影響を与えるだろう。そうすれば貴方の心が変わり、それによって表情が変わり、人生が変わってくるのかも知れない。下着は我々と長く歩むだけ有り、我々に与える影響も大きい。まさに名前の通り『下着』であり、下に着るだけではなく、人間を形成する下地その物である。下着は我々の人間の活動に大きな影響を与える不思議な存在なのである。

原文: 2005年1月31日
初出: 2005年2月22日
更新: 2005年2月22日
著作: 鈴響 雪冬
制作: 鈴響 雪冬
Copyright © 2005 Suzuhibiki Yuki