2024年2月の日記

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2024年2月1日(木曜日)

明けましておめでとうございます


RX100III(DSC-RX100M3)(24-70mm F1.8-2.8)

 忙しさにかまけてというか完全に寝落ちしてスルーしてしまったので、4日に撮った写真を1日に撮ったものとして扱っています。これは酷い。

2024年2月4日(日曜日)

遊んでいるわけではありません


VIRTUAL COWORKING SPACE "co-bow"(By 縛(ふぅ_FU))

 VRChatにはコワーキングスペースのように使うことを想定しているワールドがあるのですが、最近はここに引きこもって作業をしていました。頻度が増したのは先々週の土日ぐらいからでしょうか。
 ここ数日は平日の夜も潜っています。なんとなく周りに人がいる緊張感って原稿に向いていてお気に入りです。

2024年2月7日(水曜日)

Bluesky

 Blueskyが招待制ではなくなったということなのでアカウントを取得しました。招待コードも持っていたのですが結局使わずじまいでしたね。
 今のところROM専用で、基本的にはXとMisskey.ioに居ると思います。

 さて、Xのフォロイーの多くがBlueskyでアカウントを取得したようですが、Xと同じアメリカのサービスですので、BANの基準は概ね同じで、望みがあるとすれば、BANの理由がXよりは明確に教えてもらえる可能性がある、という事ぐらいだと思います。
 そもそも論として、R18やNSFWの基準は宗教や文化に根ざしてるので、そもそもわかり合えないので、相変わらずBANは発生するでしょう。特に未成年に見えるイラストへの風圧は相変わらずだと思います。

 BlueskyはXの共同創業者のジャック・ドーシーが立ち上げたSNSですが、すでに氏は運営から離れているという話もあって、創業当時の理念が失われる可能性は否定できません。海外による運営ですので、日本語圏ユーザーとのやりとりがちゃんとできるかも不透明。それって今のXと何が違うんだろう、なんて思ってしまいます。
 いずれにせよ、SNSで大事なのは「続くこと」だと思いますので、ひとまずは続いてもらう事と、Xと同じ轍を踏まないで欲しい、ということでしょうか。

2024年2月10日(土曜日)

新作「(仮称)夜空の灯台に導かれて」制作日記

 これの制作日記を書くのって久しぶりっていうレベルじゃないようです(2年ぶりっぽい)。
 久しぶりに完全オリジナルで小説を書くので、ペースが読めずにだいぶ時間がかかってしまいましたが、1月下旬からのペースアップが半端なくて、なんとかこの連休中に初稿ができそうというところまでたどり着きました。XやMisskeyでも「原稿」と言わずに「作業」と書いていたので、新作を書いていることすらあまり表に出していなかったのですが、書き上げられる自信がなさ過ぎて原稿と言えなかった、というのが本音です。

 初稿が完成といっても、未来の私に託した部分がかなり残っているので、ここから二週間で発行まで持っていくのはなかなか大変だとは思いますが、引き続き頑張ろうと思います。この連休(といっても今日は仕事があるのですが…)中に初稿を書き上げて、作品紹介ページを作ろうと思います。あとCOMITIAの告知もちゃんと出します。
 ここ数回は当選したと同時にお品書きをアップするぐらいの感じでしたけど、それは使い回しで間に合っていたからこそできたのであって、今回はお品書きを出すタイミングをあえてずらしました。こういうあたり、もしかしたら間に合うかもしれない、という気持ちの表れなんですが、それを表に出せないあたりが自信のなさの現れのように感じます。

 さて、過去の日記や告知では「(仮称)今夜、星を見に行こう」というタイトルを使っていましたが、現時点では「夜空の灯台に導かれて」というタイトルが最有力候補です。作品紹介ページを作る頃には表紙の案を軽く練りつつタイトルを決めたいと思いますので、この三日間楽しみに待っていただければ幸いです。

2024年2月12日(月曜日・振替休日)

新作「(仮称)夜空の灯台に誘われて」制作日記

 無事に初稿が完成しましたので、作品紹介ページとイベントの告知ページを上げました。タイトルは「夜空の灯台に導かれて」改め「夜空の灯台に誘われて」になると思います。まだ予定ですが、ほぼこれで確定だと思います。

 初稿が完成したといっても途中途中先送りにしていたり、書き始めてから年単位で時間が経っているので、序盤と後半で文体が違ったり、そもそも作品の方向性が若干変わったりなど、いろいろ整合性がまずいのでそういった部分を直しながらなので、もう少し時間がかかると思います。
 ひとまず来週の日曜日までかけてこのあたりお筋をちゃんと取り直すことになりそうです。多分大規模な書き直しもあるはずなので、予断を許さないのは相変わらずです。

 ちなみに本文だけをこの後紹介する新しい長編用レイアウトに流し込んだところ、113ページになりました。この後かなりの改稿をすることになると思いますが、大きくページ数が増えたり減ったりということはないと思いますので、見出しページなどを含めると大体120~130ページぐらいかなという予想です。
 個人的に長編小説のページ数の増減は誤差だと思っているので、長編小説の場合、章見出しだけで1ページを使いつつ、さらに奇数ページから始まるように誌面を調整するので、本文以外のページ数が増えやすいんですよね。
 逆に言うと、短編や中編ではページ数が少ないので、そういうページが増えるとページ数稼ぎに見えてしまうというリスクもあるので、短編や中編では章見出しでも改ページをせずに、3行取りや4行取りで本文の中に入れ込むようにしています。

 頒布価格は未定ですし、遊び紙や表紙の仕様でも変わってくると思いますが、通常どおりなら120ページなら500円、130ページなら600円になるので、作品紹介ページでは600円を仮の値段に設定しています。ただ、今の値段設定は2020年に改訂した算定式で算定しているのですが、これが昨今の原材料費高騰に追いついているかはあとで検証したいと思います。
 注文する度に紙の値段が上がっている恐ろしさ…。

一太郎2024

 毎年2月は一太郎の発売日ですが、今回6年ぶりに一太郎を入れ替えました。
 この6年の間にレイアウトで行取り(3合分の幅を取る、など、行単位で指定できる)のと、付属のPDF作成ソフトがようやくようやくようやくようやくようやく右綴じに対応したので、そのあたりが個人的にはメインです。PDFは本当に酷いというか、あれほどまでに縦書きだとか同人活動(印刷所への入稿)を押してる割に、もっとも肝心な部分ができてなかったという酷い有様でしたが、ようやく対応ですね。
 あとはヒラギノフォント。

 一太郎を買うとATOKプレミアムも1年分ついてくるのですが、こっちは使いません。プレミアムでの継続利用は予定していない(スタンダードは使ってる)ので、中途半端に1年だけプレミアムになってもいろいろ面倒なので。

新刊のレイアウト

 さて、今回の新刊は今の基準では「長編」に該当するので、書籍のレイアウトも長編用のレイアウトになりますが、長編用レイアウトもようやく改訂となります。

 雪待終夜の小説は実は作品の文字数によってレイアウトが3種類に分かれてました。それぞれ短編、中編、長編という具合で、長くなるほど文字サイズや行間が狭くなり、1ページに入る文字数が多くなるようになっています。短編、中編、長編とそれぞれ1割ぐらいずつ文字が増えていく(ページ数が1割ぐらいずつ減っていく)関係になっていました。
 しかし、細かく分けても仕方がないというのと、文字が大きい方が好まれる時代ですので、微調整を行って、短編と中編は「短編・中編」に統合し、長編については長編を作るときに再構成する予定でした。しばらく長編を作ってなかったので、レイアウトの改訂もだいぶほったらかしでしたが、今回ようやく長編用を改訂しました。
 今までよりちょっとだけ文字数が大きくなって、行間も広がっているので読みやすくなっていると思います。

旧規格のレイアウト
レイアウト 旧短編 旧中編 旧長編
文字サイズ 9.5point 9.0point 8.8pt
文字数 53文字 55文字 56文字
行数 20行 21行 22行
余白(縦の合計) 32mm 35mm 35mm
余白(横の合計) 37mm 38mm 38mm
新規格のレイアウト
レイアウト 新短編・中編 新長編
文字サイズ 9.5point 9.0point
文字数 53文字 56文字
行数 20行 21行
余白(縦の合計) 32mm 31mm
余白(横の合計) 37mm 37mm
2段組の余白 11mm 7mm

 文庫本のサイズにはしたいけどページ数は増やしたくないし、文字は大きくしたいから行間を狭く…という趣旨(かどうかはわかりませんが)のレイアウトを時々見かけますけど、書籍のレイアウトは全体のバランスだと思うので、文字を大きくしたのであればその分行間を広げるべきですし、行間を広げたのであればページ数は増えるものでしょう。
 一行の文字数が増えたらやはり行間は広げなければなりません。
 日本語ワードプロセッサは文字数や余白の調整の結果、行間が決まるという、結果で勝負なところがあるので、あまり注目されていない設定のような気がしますが、行間はメチャクチャ大事だと思っています。文字サイズ、余白、文字数、行数はよく触れられますが、行間単体で触れることはあまりないですからね。

 この行間ですが、私の場合は1.5~1.6倍は取りたいと考えています。ちなみにこのサイトの行間は220%です。横長なのでちょっと広めです。
 短編・中編レイアウトの行間(日本語ワードプロセッサでいうと「行送り」に相当)は、15.7ptになっているので、15.7÷9.5=1.65倍。
 長編レイアウトの行間は15ptになっているので、15÷9=1.66倍。
 概ね理想通りの行間になっていますね。

 わざわざ「日本語ワードプロセッサで言うと」と書いたとおり、同じ行間という言葉でも、DTPと日本語ワードプロセッサでどこを指すかが違うので悩ましいですね。私はCSSも触るので、DTP的な意味合いでの行間の方が直感的です。(CSSはline-height、行全体の高さで指定する)
 ちなみにWordはページ設定では「行送り」と書いてますが、段落設定では「行間」と書いてあります。

2024年2月18日(日曜日)

新作「(仮称)夜空の灯台に誘われて」制作日記

 過去の私に託された部分を書き直していて、なんとか半分まで来た、という段階です。後半はそういう要素が少ないのでなんとか巻き返していきたいところ。
 それにしても、序盤と終盤では一人称も口調も違うしで、直しても直してもミスが出てきそうで怖いです…。

 さて、再構成の最中ですが、ネタの取りこぼしがないかと古いメモを見返しているのですが、2018年3月のメモに次のようなことが書いてあってびっくりしました。

「新海誠が描いた夜空を現実に、とかどうよ」
「それ、聖地巡礼の方が強いから。ファンなら飛騨高山とか鹿児島にいっちゃうでしょ」
「そっかー」
「岩手ならやっぱり宮沢賢治か? 銀河鉄道の夜とか」

 作中に登場するある事にキャッチコピーをつけるシーンなのです。
 なんとなくお察しの方も居るかと思いますが、新刊の舞台は三陸沿岸の街を舞台にしています。そうです、「すずめの戸締まり」の舞台となった場所です。
 「すずめの戸締まり」は2023年の作品ですからこの時点ではまだ存在していなくて、飛騨高山は「君の名は。」、鹿児島は「秒速5センチメートル」を指していて、そっちに行ってしまうというネタになっています。
 ですが、2024年の今となっては「すずめの戸締まり」が公開されており、作中には三陸の星空(といっていいかはあれですが)も登場します。

 まさか時代が後から追いついてくるなんて。(言ってみたかっただけ)

 そんな与太話はともかく、新刊紹介ページを更新しました。
 具体的な変更箇所は表紙と本文用紙、見返し用紙の更新です。表紙は「仮」とついていますが、多分このままで確定だと思います。本文用紙と見返し用紙は確定です。星物語はReSin-ensでも使いましたが色違いですのでお楽しみに。

 再構成も佳境で、「これ本当に面白いのか病」を発症しているので、早く突破したいです。

2024年2月24日(土曜日)

新作「夜空の灯台に誘われて」制作日記

 新刊、脱稿しました!!

 これより、製本、印刷フェーズに突入します!!!!

 ということで、ただいま午前1時32分、本文の印刷中です。13時の新幹線なので、一度寝て起きたら製本できるだけ製本して持っていく流れを想定しています。寝坊したら終わりです。
 結局、表紙4ページ込みで144ページとなりましたが、1冊刷り上がるのに15分ぐらいかかっています。目標の15冊刷り上がるまであと1時間半はかかりそうです。

 まだ予断を許さない状態なので、いまいち感傷に浸ってることもできないのですが、無事に発行できそうです。コミティア前の日記の更新はこれが最後の予定です。当日イベント会場でお目にかかりましょう!

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