文章修行家さんに40の短文描写お題

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 ここでは「文章修行家さんに40の短文描写お題」で配布している『文章修行家さんに40の短文描写お題』を元にした短編の小説を掲載しています。

作品紹介

 どんなに小さくて、短くて、弱々しい言葉にも、ちゃんと言霊はあるんだよ。


 お題の趣旨に添って、連作にはせず65文字以内で、場面の描写をすることとします。
 気分転換にのんびりと書いていければと考えています。

文章修行家さんに40の短文描写お題

01. 告白(64文字)

 無秩序で、誇りもなく、はしたない様相で、他愛のない暴露話を聞こうと記者が会見場に詰めかける。別に世界が変わるわけでもないのに。

02. 嘘(51文字)

「可憐で、愛らしくて、端麗で、しおらしくて、清楚だね」
 彼女が笑った。
「ごめん、うそ」
 彼女が笑った。

03. 卒業(61文字)新規

 膝が抜けるという意味を初めて知った。立ち上がることすら困難な自室のドアの前。空虚な部屋と一枚の手紙。それが僕の卒業だった。

04. 旅(52字)新規

 猫を追いかけていたら知らない街にたどり着いていた。猫を見失ったのは残念だけど、今度は僕が猫になる番だ。

05. 学ぶ(57文字)

 森羅万象は学び終えた。ノーベル賞も最年少で二つも手にした。
 そんな僕が今一番欲しい知識は、君が怒っている理由だ。

06. 電車

07. ペット

08. 癖

09. おとな

10. 食事(65文字)

 ズルズル。
「ごちそうさま」
 コリコリ。
「またくるよ」
 シャキシャキ。
「いらっしゃい!」
 西暦8653年。ここは木星のレストラン。

11. 本(65文字)

 彼女がいつもため息をつく私の書斎。
 一言で言うと、雑然、奔放、自由。
 一言で言えないぐらい汚い。でも「らしいね」と言ってくれる。

12. 夢

13. 女と女

14. 手紙

15. 信仰

16. 遊び

17. 初体験

18. 仕事

19. 化粧

20. 怒り

21. 神秘

22. 噂

23. 彼と彼女

24. 悲しみ

25. 生

26. 死

27. 芝居

28. 体

29. 感謝

30. イベント

31. やわらかさ(65文字)

 人以外なにもないような電車の中、節電のためと言って開けられた窓から風が入り込む。頬を撫でるそれは、正面の高校生より柔らかかった。

32. 痛み

33. 好き

34. 今昔

35. 渇き

36. 浪漫

37. 季節

38. 別れ

39. 欲

40. 贈り物

初出: 2011年5月30日
更新: 2012年9月28日
著作: 鈴響雪冬
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