文字書きさんに100のお題 -1~20-

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001 クレヨン

 色が付いたぼうをにぎるとなんか楽しくなっちゃう。なんだか軽くなって、おやつの前みたい。だから今日もこうしてお絵かきするんだ♪
 でも…なんか…お母さんがこわい…。どうしてなんだろ…。そしてね…あやのかいた絵を消しちゃうの。そのときのお母さん、とってもこわくて話しかけても聞いてくれないの。だまってろって。あっちにいってろって。
 でもね、でもね、きいてよ。こんなに大きくてまっ白な紙があったら、みんなも絵がかきたくなっちゃうよ。これなら立ったままでもかけるんだよ。おうちのぜんぶがまっ白い紙。あやのおえかきちょう。だから今日もこうしてお絵かきするんだ♪
 お母さんのおこったかお、見たくないから…いつかか絵がうまくなったら、あや、お母さんのかおをかくの♪ おもいっきりわらったかおをかくの。そうすれば、お母さんだってよろこんでくれるよ、きっと。きっとおかあさんは、あやの絵がへただからおこってるんだ。うまくなればおこらないよね? お母さん。
 だから今日もれんしゅう。めのまえにある大きな紙に絵をかくの。たくさん色をつかって…たくさんのクレヨンをつかって♪
 うん、今日のはじしんさく。これならほめてくれるよ。はやくお母さんかえってきてくれないかな。家にはいるとおおきな絵がお母さんをおでむかえ。へやじゅうにいろがたくさん♪
 でも…ねぇ…おしえて? お母さん…『かべ』って…なに?

002 階段

 『それでは最後の曲になりました。鹿児島県の、ラジオネーム妻が怖いさん、他多数の方から頂きましたリクエストです。H2Oで“思い出がいっぱい”です。どうぞ!』
 何気なく付けたラジオから聞こえてきた第一声は、渋い男の人だった。すぐに男の声はとぎれ、懐かしい旋律が耳に届いた。この曲を初めて聴いたときは、きっと王子様が迎えに来てくれるなんて信じたものだ。ビルの合間を縫って首都高を走る車に届く電波はとぎれとぎれで、頼りなかったけど、その旋律だけは耳に残り続けた。
 川の上を走る道路は、高速とは思えないほどのスピードしか出せないけど、いまはそれで良かった。ラジオのかすれ具合にこのスピードはちょうどいい。

 階段を上るとすぐに大人になるんだろうと思っていた。でも違った。階段は何処までも続いて…時々落ちてしまいそうになる…。階段なのに…分かれ道がいっぱいあって…踊り場で立ち止まってしまう。会社のビルは一本道しかないのに…人生の階段は複雑な迷路のよう…。何時の日かそんな迷路から私を連れ去ってくれる人がいると思っていたのに…。みんな自分の階段をただひたすら上っていた。沢山の階段が交わり、時々別の人に出会う。一緒に並んで登ることもあれば、すれ違うだけの人もいた。挨拶をしてくれた人もいるし、そうでない人もいた。怖くて登れないのだろうか…階段の途中で座っている人も見かけた。

 私はこうして階段を登り続ける。多くの人の道を交錯しながら…。

「はぁ…何時になったら楽になれるのかしら…。」
 ラジオの音量を上げるためにスイッチを探る。久しぶりだから感覚がつかめない。目線を動かしてパネルを見ると目的のスイッチは見つかった。つまみを右に回し満足する音量まで持ち上げる。

 最後に視界に映ったのは、中央分離帯だったのだろか…。

003 荒野

 一つ汗をぬぐうと俺は空を見上げた。今日も晴れ。明日も晴れ。明後日も…弥明後日も…ずっと晴れ。はるか地平線まで広がるやせた大地に俺は木を植えている。こうすることで少しでも緑を残すことが目的だそうだ。おむつの吸水材にも使われる吸水性ポリマーはこの沙漠でも有効である。木を植えても沙漠には保水能力がない。だからこそ水があっという間に引いてしまう。海水を生水に戻す装置を使っても…地下水をくみ上げても水は足りない。吸水性ポリマーを土に混ぜれば保水性が生まれる。それを利用して土地を改善していくのだ。
「ったく…熱いなぁ。」
「あぁ…。」
 直射日光に当たるのを避けるため長袖を着ている俺達は作業をするとすぐに汗が噴き出してくる。
「俺達がここで木を植えている間に、他の人たちは戦争か? まったくいい気なもんだぜ。たかだか生まれて数百年の国に指図されたくないな。」
「かもな。」
「荒れ果てた荒野の復興…なんて聞けば響きはいいけど、作業内容はじみだよなぁ。」
「まぁ、なんだってそんなものだよ。がんばればプロジェクトXも夢じゃないかもな。」
「そいつはいい。風の中の昴~ってな。」
「あぁ。」
 熱く乾いた風が通り抜けた。砂が舞い上がり、大地を黄色く染める。水がしみこんだこの土地は土らしい色を保っている。
「まるで飛び地だな。」
「まったくだ。でもまぁ…ここから範囲を広げていけば占領も夢じゃないかもな。」
「だな。沙漠が勝つか…植林が勝つか………戦争だな。」
「あぁ。」
 意義のある戦争と意義のない戦争が世の中には存在していた。

004 マルボロ

「お客さん…たばこが好きなのかい?」
「あぁ。」
 予想外に気さくに話しかけてきた運転手に私はたじろぎながらも答えた。
「銘柄は?」
「マルボロ。」
「へぇ~。そいつは珍しい。」

 自販機でマルボロを見るたびに思い出す事だ。当時のロシアでは外国製のたばこはとても貴重で、マルボロ一箱でタクシーに乗れるなんていう話があった。今では珍しくもなく、町中の至る所で見ることができるが………。
 日本とは違って、タクシーの料金は運転手との交渉次第。ロシア語がわからない日本人は沢山の金を巻き上げられるという。何時の時代でも、何処の国でも詐欺とは存在するものだ。
 一つ面白い話があるんだが、マルボロの偽物がある。ロシアで作られたパロディーだ。すった気分を味わうためなのかどうかは知らないが、ロゴマークが微妙に違う。

「ほら、マルボロだよ。おまえにやる。」
「ほぉ、こいつは珍しいな。」
 ロシアで買ったパロディーマルボロを同僚に渡すと俺は会社を後にした。身近にも詐欺師はいるものだ。問題は、楽しませるか、落ち込ませるか…ただそれだけだ。

005 釣りをする人

 あっちに振り回され、こっちにふりまわされ…。気が付けば私はあなたの手玉に取られている。でも…それが心地いい。

 もしかして…私…。あなたにおぼれているのかしら?

 あなたは釣り人、私は魚。あなたに釣られることを望んでいる。早くあなたの元に私を連れて行って。食べてしまってもいいから。

006 ポラロイドカメラ

「笑って笑って~。はい、行きますよ~。」
 二人並んで映る写真。手を組み合ったり、首に抱きついたり…。その表情はたくさんある。写真は時間を止めることができる唯一の存在。三次元+時間軸という世界を平面上に収めてしまう。カップルは何時だって笑っている。少なくとも僕の前では。できあがった写真を渡すと、二人は喜んで帰って行く。二度と作ることができない…複製することができない写真を持って。

 一つの写真に二人が写る。それは、二人の歩んできた道が一つに交わるとき。そして、一緒に歩き出すとき。だから僕は写真を撮り続ける。この公園で。カップル達を。

 自分が何時、写真に収まるのかわからないままで。

007 毀れた弓

 ぴん…と張りつめられた弦が切れる。押さえつけられていた力を爆発させるように…。

 でも…壊れたのか…壊されたのかわからない………。

 限界だったの? ただの劣化?

 ねぇ…どうして何も言わないの? お願い…言ってよ。 これは何? お願い………だから…。白い紙を…テーブルの上に突きつけて…私に何をしろっていうの? はんこを押せば終わり? 私達はこれでおしまいなの?

 ねぇ…新しく…弦を張り直すことは…できないの………。

008 パチンコ

 沢山の人に邪魔をされて…僕は自分の知らないところへ転がっていく…。パチンコの玉も…同じなのだろうか。沢山の釘に邪魔されて…自分の知らないところへ転がっていく。可哀想だな…おまえも…。

 でも…そんな玉を見て…僕は笑っている。

「よし! 確変や!」

 僕は卑劣な人間だ。他人の不幸を喜ぶなんて。

009 かみなり

「きゃっ!」
「雷ぐらいで驚くなよ。」
「だってぇ~…。」
 雷なんて大嫌い。だって…怖いもん。それに、彼にだって怖がるなって怒られるし…。雷なんて無ければいいのに。
「ったく…しょうがねぇな。」
 立ち止まった彼が手を伸ばす。
「こうすれば、少しは落ち着くだろ?」
「うん。」
 制服越しに伝わってくる彼の温かさ。彼の鼓動。いつもより近くに聞こえる彼の声。
 やっぱり、雷大好き♪

010 トランキライザー (抗鬱剤、精神安定剤)

 天井を見上げる。そこにあるのは暗闇だけで、別に何かが見えるって訳じゃない。枕元の時計は夜中の2時を指している。眠れない…。あなたのことを思うと…眠れない。でも…あなたには…付き合っている人がいる。

 ねぇ、お医者さん。恋の病を抑える安定剤って…無いですか?

011 柔らかい殻

 柔らかい殻を探して…暖かい殻を探して…私は旅をする。

 何時の日か…きっと見つかる。

 ただ…ただ…人より遅いか…早いか…ただそれだけ。

 自分の人生…どうやって生きようが、私の勝って。

 だから私は自分にふさわしい…柔らかい殻を探す。

 ………。

 ううん…違う。

 ふさわしいんじゃない…。

 心惹かれる…心惹かれ会う…そんな暖かい殻を探し求めている。

 何時の日かきっと見つかる…。

 私を優しく包んでくれる…未だ見ぬ貴方を。

012 ガードレール

 退屈…。そう言い残して彼は飛び立った。切り立った崖に作られた道路のガードレールを越えて。道が一本しか無ければ自分で引けばいい。崖があったら橋を架ければいい。いざとなったら、ハングライダーだ。彼は人生を何時もそうたとえていた。そして、また一本、ガードレールを無視して…思いっきり助走を付けて…大空に飛び立った。

「何の策も用意しないで飛び降りる奴は考えが甘い。パラシュートぐらい背負っておけば、地上に降り立てる。そうすれば、また違う道を歩けるだろ? それと同じさ。行くところまで行って駄目だったら戻ればいい。戻ることができるのも一つの勇気だ。」
 彼はそう言って豪快に笑っていっていた。
「例えば、欲しいジュースが二本あって、どちらか一方を選ぶとき、二つ同時に自販機のボタンを押すだろう?」
「あぁ。」
「たとえ数ミリ秒の狂いもなく二つ同時に押しても、自動販売機には優先度があるから、それに従ってジュースが落ちてくる。そいつは気にくわないな。自分で決めた訳じゃないからな。いざとなったら、レバーをひねってお金を戻し、隣の自販機に入れて目をつぶってボタンを押してみる。出てきたジュースが、欲しかったジュースより美味しかったら大発見だろ。それと同じだ。」
 彼は笑いながら言っていたけど、いまいちぴんと来なかった。でも、これが彼の生き方なんだろう。

 さて…僕も行こう。準備は整った。後は…飛び出すだけ。他人の歩いた道なんて…くそ食らえだっ!

013 深夜番組

「なんと、これら七点セットで、15000円。どうですか!?」
 今日も陽気に男の人が言う。こんな真夜中に何時も元気だな、って思う。これが一端の販売員だったら普通だけど、社長自ら出演しているところに力強さを感じてしまう。うちの会社の社長なんて…ただ椅子に座ってるだけ。部長だって、経費節減のために、なんて言って、電子メールを活用しようという…と分厚い紙の資料を渡した。結局、何にもわかっていない。頭でっかち。よりにもよってパソコンすらさわれない部長に、指図される覚えはない………と叫んでしまいたいのだが、流石に首が飛ぶからやめておこう。エリート街道まっしぐらの彼らに、したの事情なんてわかりゃしない。その点、織田裕二は格好いいなって思ってしまう。
 男女の関係によく似ていた。わかっているようでわかっていないお互い。些細なことで勝手に傷ついて…知らないところで落ち込んで…。それがお互いだと言うことも知っているはずなのに、いざというときに忘れてしまう。僕は何を知っていて何を知らないんだろう。
「このパソコン本体に、プリンターとデジタルカメラ、スキャナーもおつけして…なんと12万3000円です!」
 自分の直上の部長よりも…誰よりも身近にいるブランドものをねだる彼女より、何処の誰だか知らない遠い存在のたかた社長のほうが、僕の財布の事情を知っていた。

014 ビデオショップ

「何にしようかな。」
 頬に人差し指を当てて考えるカラフルな箱の前。シュワちゃんもいいし、ジャッキーも格好いい。あっ、でも、最近は、ウィルスミスなんかもお気に入り。とにかくすかっとする。
「そんな今日の私には、アイロボット。」
 田舎のビデオショップ。DVD なんて誰も借りていない。レンタルが始まったばかりの DVD を手に取り、カウンターへ。

 …でも…何時か…彼と一緒に映画が見たいな。一緒にソファーに座って、ぴったりと寄り添って…電気も消して…一緒に映画が見たいな。思いっきりこてこてのラブロマンスを。それでね、いいシーンになったら自然と肩を抱き合って―――。
「2本で500円になります。」
 男の無愛想な声で私の妄想は中断されてしまった。ねぇ…ウィルスミス…とりあえず、この目の前の男、叩きつぶして。

015 ニューロン

 心…。何時の世の中でも解き明かされることのない存在。手を動けと言う命令を受けて手が動く。その信号が伝ってきた道をたどってみると、まずは筋肉に行き着く。そして、神経を伝って、脊髄へ、脳の中へ………。伝わってきたニューロン達を逆にさかのぼって、最後の一つのニューロンに辿り着く。そのニューロンに手を動かせと指令を与えたのは…いったい誰なのだろうか。心なのだろうか。それならば心は何処にあるのだろうか。
「………。」
 何も考えたくなかった。自分の腕の中に彼女がいる。この想いはただの電気信号なんかじゃない。この世の何処かにある僕自身の心が彼女を抱き寄せている。愛している。体全体で…。心から愛している。

016 シャム双生児

 どっちを捨てるかなんて…僕にはできない。一度でも親になったのなら彼らは必ずこういうだろう。シャム双生児…。臓器が完全に一対あるならば、分離も可能だが、共有されている臓器があったとしたら…分離手術は無理と言っても過言ではない。希に分離手術をしないまま、一心同体で生きるという方法がとられることもある。それはとても大変なことかも知れないけど…多くの困難が待ち受けていることもあるけど…生きていることには…変わらないんだろうね。体の数じゃ人間ははかれない。人間は…魂ある存在だから。

017 ルート

 参考書を片手にああでもない、こうでもない。直角に交わる二線の間の長さがどう、とか、素数がどうとか。数学ばっかり勉強して…何時も何時も数字数字数字数字………。そんなの勉強したって何になるか私にはわからない。でも、彼は何時も熱心。私のことを忘れてしまうぐらい…。でもね…今日はちょっと違う。
「そろそろご飯にしよう♪」
「あぁ、そうだな。何処がいい? 行く当てがなければ美味しい店知ってるからそこにしよう。」
「うん。お願い。」
「OK。こっちだよ。」
 手を繋いで街を歩いて…一緒にデート。このときばかりは彼の頭の中から数字は消えてるみたい。私のことだけを思っているみたい。
「そうだ。ねぇ、数字で測り得ないもの…ってなんだと思う?」
「数字で測り得ないもの? ………無限小数のたぐいなら円周率とかの辺りかな?」
「頭硬いわね。数学者ってこれだから困るのよ。」
「おいおい…俺に対する当てつけか?」
「違うわよ。ちなみに、答えは乙女心♪」
「ずるいな…。」
「いい、覚えておくこと。既に西洋数学は限界なの。これからは和算の時代よ。ルートなんていう割り切れない数字なんか作っちゃって。ますます混乱してるだけじゃないの。」
「和算なら、乙女心がわかるかもね♪」
「………ちょっと勉強してみようかな…。」
 数字もいいけど…私のこと………ちょっとは気にかけてよね。

018 ハーモニカ

風に想いを乗せて…音に想いを乗せて………。

空気の振動に自分の心を表現して…。

僕はハーモニカを吹き続ける。

君が振り向く…その瞬間を願って。

019 ナンバリング

 一番…二番…三番…。今までの自分の恋に番号を振り続ける。あの彼は…あまり好みじゃなかったな。あの人は…顔はかっこよかったね。
 ………叶わなかった一番目の恋…初恋…。何時だって…誰だってそういう。初恋は実らないって…。本当にそうだと知ったとき…私はちょっとだけ落ち込んだ。…本当のことを言うとかなり落ち込んだ。何時だって引っ張って…未練残して引きずっていく。あぁ…いい人だったのに…。あんなのいい人だったのに…。
 忘れられない初恋の人。叶わない恋の象徴。永久欠番の…一番目の恋…。

 …でも何時か…忘れるときが来るのかも知れない…。違う…思い出としてアルバムにしまうときが来るのかも知れない。その時が来ることを…その時を…私は待っている。運命の人を…。一人しかいない…運命の人を…。一番以外が全て永久欠番の…運命の恋を…。

 …そっか…。足してちょうどいいのかな。一番がない恋。一番しかない運命の恋。足して…初めて…全ての数字が揃うのだから。

020 合わせ鏡

 合わせ鏡は無限の世界。終わりがない世界。光はその二枚に挟まれた場所に入ってしまうと永遠に往復し続ける。何時までも…何時までも。でも…昔の科学者が実現出来なかったように、永久機関なんて作り出せない。鏡だって100パーセント全ての光を反射することはできない。合わせ鏡に映る景色は何時だって遠くなるほど暗くなっていく。そして…終わりが来る。

 始まりがあって終わりが来る。何時だって普通のことなのに…人間はそれを受け入れられない。記憶を引き継ぐことができない人間。何時だって歴史を繰り返してしまう惨めな人間。同じ過ちを繰り返して…そして何時か滅びの道を歩いていく。永久機関なんて存在しない…。

 出会いと別れ。常に表裏一体。でも終わりは何時だって始まりの予感。

 電気を消して私は洗面所から出た。何時もと雰囲気を変えてあたらしい装い。今日からまた新学期が始まる。別れと出会い同時に訪れる春。

 今年こそは彼氏を見つけちゃる!

初出: 2004年11月20日
更新: 2004年12月3日
原作: 鈴響 雪冬
著者: 鈴響 雪冬
Copyright © 2004 Suzuhibiki Yuki

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