作品紹介 -透明という色-

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透明という色

【サムネイル】表紙見本 季節は梅雨から夏にかけての物語。季節は春から夏に変わろうとしています。そして、その変化の中、彼は何を自分に見出すのでしょうか。ただ、家と大学の道を繰り返す日々。いつもと同じ踏切を通り、大学へ向かう日々。そんな日々がある人の自殺の現場を見たことから変わり始めます。
 大学に通う主人公、優はある日夢を見た。少女が電車に引かれる夢。いや、正確に言えば、少女が自ら飛び込んで自殺する夢。そしてその日の夕方…少年は夢で見た少女とそっくりの人に出会う。彼女は自らを『みすい』と名乗った。

 ちょっとだけ、ファンタジーなお話。御伽噺のようで…もしかしたらありえるかもしれないお話。『透明』という色について考えさせられます…。

 (1万3000文字相当)。

立ち読み

「優さん、一つ面白い質問していいですか?」
「面白い質問?」
「色……ありますよね…。水は何色だと思いますか?」
「水…か…。透明…としか言えない…な…」
「色の定義を知っていますか?」
「色の定義…。物に当たって反射した光線が、その波長の違いで、視覚によって区別されて感じとられるもの。色相以外にも、明度や彩度によっても異なって感じられる。かな…」
「そうです。では透明とは…」


 優は彼女の眸を見つめた。
 その眸はかすかに青みがかっている。
 …。
 綺麗だ…優は純粋にそんな事を思った。
 眸の魔法にかかった優はどうする事もできない。そして、それと同時に掛けられた言葉の魔法にも…優にはなす術を持っているはずがなかった。

作品について

作者
  • 原作: 鈴響雪冬
  • 著作: 鈴響雪冬
冊子
  • 企画: B5サイズ、22ページ
  • 価格: 150円
  • 印刷: コピー (表紙のみインクジェット)
    • 表紙: 総天然色
    • 本文: 白黒・上下二段
  • 発行: 2003年4月19日
  • 重量: 80グラム
備考
  • 自由利用マーク
  • EYEマーク
初出: 200*年**月**日
更新: 2005年2月25日
著作: 鈴響 雪冬
Copyright © 2005 Suzuhibiki Yuki