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コミックマーケット74

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 サークル入場開始時間に会場に着くようにという、例年通りのスケジュールのために、少しばかり早起き。しかし、イベント当日に5時おきだなんて、やろうと思えば当日東京入りのできそうな時間帯です。
 いつものように駅前の松屋で朝食を取り、大井町で蒼瀧さんと合流、一路、今回の日程で二回目となる東京ビッグサイトへ。
 駅は相も変わらず混雑しており、「国際展示場前」駅を走り去る電車の車内の人数とホームの人数の比率が、1:500を超えそうな勢いです。

 毎度のことですが、徹夜組、始発組、早朝組が陣取る待機列を横目にすいすいサークル参加者専用の通路を進みます。これは本当に快感。特に今回は二日目で列に並んでいるのでそれも相まって快感フレ(以下自主規制)。

【サムネイル】 暗い、狭い、人来ない、で有名な西館。人はまだまばら。 西館に入ると、待ち合わせ時刻を全員そろってオーバーした影響で到着そのものも遅れているためか、今までより若干人が多いように思えました。それでも、入場開始から30分ですから、なかなか集まりがいいようです。
 今回もディスプレイ担当は私なので、二人を買い出しに差し向けて一人ディスプレイの準備を開始。13種類の本を並べながら、「やっぱりB5はじゃまだなあ」と再認識。全部A5に統一するという詩唄いの発言(コミケの後統一完了)に納得してしまいます。

 ディスプレイがあらかた終わった頃、ampmに行っていた二人が帰還。代わりに今度は挨拶回りと言うことで、東館のもっとも奥に配置されているこねこねこさんに新刊の「百合はじめ」を持参しました。出会った瞬間に「西館の人じゃないですか」と言われるあたり、三日目における西館の立場を再認識。やっぱり二日目配置がいいよー。
 「無事に新刊間に合いました」と言うと日記を読んでくださっていたらしく、「進捗率80%ぐらいのところで更新が止まったので無理だと思ってました」と言われたので、すかさず、「そこをどうにかするのが同人作家としての意地ですから」と答えておきました。やっぱり、新刊があるイベントは気持ちいいですものね。お互いに新刊を交換しあって、いざ西館へ。一般入場開始30分前のシャッター閉鎖のアナウンスを聞きながら、無事に西館に戻ってきました。


 そしていよいよ………(故)米やんの奥さん(だったはず!)の時間に正確無比なアナウンス(ただし拍手で聞こえない)によって、コミケの最終日が幕を開けます。アナウンスと同時に詩唄いと蒼瀧が東に買い出しに行くのを「逝ってらっしゃい」と見送りつつ、店番を始めます。

 イベント途中のことを書こうと思っても時間が長いのでおおざっぱに割愛。
 今回のコミケ、NAVI TIMEのコスプレをしたスタッフさんがエスカレーターのところに行き先を指さしながら立っていたのですが、なぜかその人がサークルの近くまで接近。ものすごく印象に残るコスプレという意味では、数年前の、長身美凪(AIR)を彷彿させますね。

 午後になっても三日目配置の影響かエリア全体に人が来る気配はほとんどなく、あまりにもまったりモードだったので、私も買い出しに。高崎のアニメイトがイベント一週間前の時点でカタログを切らしていたので当日購入の私には、どこにどのサークルがあるのかもさっぱりわからず、久しぶりにグルグル回ってみました。

 さて、イベントも後半戦にさしかかったときに、懐かしい方がご来場。なんと、うろたがいさんです(コミケ70の時に本を委託してます)。なんというか、記憶の中の像と全く違っていました。人間って、成長するんだね。コミケが同窓会、あながち嘘でもなさそうです。


 普通の拍手と、鉄道・ミリタリーあたりでの3・3・7拍子で一つの夏が終わりました。海とか山とか、そんなところに行くのだけが夏じゃないよね。

 雨が降る中荷物を持って本日最後尾の列(サークル名「国際展示場駅改札前」)に並ぶのに嫌気がさしたので、颯爽と現れたバスに乗り込み、新木場方面へ(逆方向)。一駅手前からりんかい線に乗って一路、秋葉原へ。ロッカーへ荷物を預けたら………
【サムネイル】 飲み会全景。お通しとビールしかまだない。 飲み会だー。
 デジカメをこともあろうにロッカーに入れてしまったので、ここから先は携帯電話のカメラで。上座にいるのが詩唄い。ちょ、私を座らせなさい(笑)。

 新社会人、新学生人、長老の三人が、4月から今まであった苦労話を愚痴りあいます。他の人の愚痴って、楽しいねっ。小説のネタになるよ。あー、そう言えば、飲み会の風景を描写したことってまだないなあ。食事シーンと同じで、少し高度なことかもしれないですけど、後でトライしてみましょう。

 さんざん飲んだくれて、蒼瀧と別れ、ホテルへ。
 いつかのようにぐでんぐでんというわけではないので、お互いの在庫をすべて取り出して、双方向に委託するために再配分(普段のイベントでは、詩唄いは私の、私は詩唄いの作品をそれぞれ委託販売という形で取り扱っているので、時折こういったほんの再配分を行う必要があります)を開始。
【サムネイル】 ホテルベッドの上にすべての同人誌を並べてみたところ。全13種類の同人誌。 それにしても、種類、増えましたね。これが今の希望風のラインナップです。大分B5の同人誌が減り、A5へシフトしていることがわかります。このイベントを最後に詩唄いのAtoZ(B5)が姿を消すことになっていますから、また一つ、B5が消えることに。またこのレポートを書いている今現在(10月半ば)、私のAtoZも10月26日の高崎を最後にラインナップから除去しますし、「光になりたい」もA5版に変更しようかと考えているので、案外、今年中にすべてA5になるかもしれません。「光になりたい」に関しては処遇そのものをまだ決めかねていますが。

 あとはいつも通り、お互いの来年夏までの活動スケジュールを相互に交換して、一年間にわたる大まかな計画を策定し、サークル参加の全日程を終えます………。

 最後になりましたが、サークル、並びに、読者、スタッフに、「お疲れ様でした。またよろしくお願いいたします」、という言葉に感謝の気持ちを詰めて、結びといたします。

初出: 2008年10月21日
更新: 2008年10月21日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2008 SUZUHIBIKI Yuki

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